天国の祖母への「詫び状」
H20(2008)年 作成

天国のおさん
あなたが天国へ召されたのは、僕が親不幸の真っ最中でしたね、、
あなたの口癖を、今でも覚えていますよ、
  細々でいいから、家を継いでくれ、、
何度この言葉を聞いたことか、、
息子に次を譲る歳になった今、貴女の気持ちが判ります
不幸の極みでした、、

晩年、貴女は耳が遠くなってしまいました、、
  わしにだけ、何も話して呉れない、、
隠し事など何もして居ませんでしたよ、
聴力が衰えて、、そのように思われたんでしょう?
皮肉なもので、古希近くなった現在、、、
私が同じセリフを口にするように成り苦笑しています
矢張り、私は貴女の孫です、、

満足して頂けるか否か、判りませんが、細々ですが、
家を継いで頑張っています、、
子供も二人、、男と、女が、、
あなたの曾孫です、、

もう暫く、此方で頑張ります、、
でも、其方へ逝くのもそれ程、遠くはないと思います
もう少し、待っていて下さい、、