2024.11.22(金) ビジターセンター周辺生情報
〇 観察した野鳥 〇 ≪ 本日のトップテン ≫ |
〇 観察した主な植物 〇 【葉を観察した植物】 アカハナワラビ(栄養葉と胞子嚢穂)、イロハモミジ(紅葉・日陰部の葉は緑色、一部枯葉)、オオシマザクラ(黄葉・緑色の葉・一部落葉)、オオハナワラビ(栄養葉と胞子嚢穂)、オオモミジ(紅葉・日陰部の葉は緑色、一部枯葉)、クロモジ(黄葉と緑の葉)、ケヤキ(黄葉と褐色の葉・一部落葉)、ケヤマハンノキ(緑色で落葉する葉)、コクサギ(黄葉と緑の葉)、コシアブラ(淡い黄色の黄葉・一部落葉)、サンカクヅル(紅葉・異形の葉)、シモツケ(特定の株が紫紅色に紅葉)、ネムノキ(緑色のままの落葉)、ヒノキ(一部の葉が薄茶色に変色)、ヒメシャラ(黄葉・部分的に緑の葉)、ブナ(黄葉から褐葉へ・一部落葉)、ホオノキ(枯草色の落葉)、マユミ(黄葉と黄緑色の葉)、ミズキ(葉裏が灰色の落葉)、ミズナラ(黄葉から褐葉へ)、ミツバツツジ(紫紅色の紅葉)、モクレン(枯草色の落葉)、ヤマボウシ(紅葉・日陰部の葉は緑色・一部落葉) 【越冬芽を観察した植物】 アブラチャン、イロハモミジ、オオモミジ、ケヤマハンノキ 【 蕾を観察した植物 】 オニシバリ、ツルシキミ 【 花を観察した植物 】 コウゾリナ、シロヨメナ、タイアザミ、タニソバ、ヤマラッキョウ、リンドウ 【 果実を観察した植物 】 イヌツゲ、オオモミジ、カジカエデ、ガマズミ、カマツカ、クサギ、ケヤマハンノキ、コシアブラ、サルトリイバラ、シロヨメナ、タイアザミ、ツルウメモドキ、ツルシキミ、ツルマサキ、ツルリンドウ、ネムノキ、ヒノキ、ベニシタン、マユミ、ミツバツツジ、ムラサキシキブ、リョウブ |
2024.11.08(金) ビジターセンター周辺生情報 ○ 観察した野鳥 ○ ≪ 本日のトップテン ≫ |
〇 観察した主な植物 〇 【花を観察した植物】 アキノキリンソウ、アキノタムラソウ、シラヤマギク、シロヨメナ、センブリ、タイアザミ、ノコンギク、リンドウ、リュウノウギク、ヤブツバキ 【蕾を観察した植物】 アセビ、センブリ、ヨモギ、ヤブツバキ 【果実を観察した植物】 アオキ、アオツヅラフジ、アキノタムラソウ、イヌツゲ、ウド、イヌザンショウ、オニドコロ、オオバウマノスズクサ、カマツカ、ガマズミ、キヅタ、キッコウハグマ、キンエノコロ、ゲンノショウコ、ゴマギ、コバギボウシ、コボタンヅル、サルトリイバラ、サワフタギ、シラヤマギク、スイカズラ、センニンソウ、タイアザミ、チカラシバ、ツルシキミ、ツルリンドウ、ナギナタコウジュ、ノブドウ、ノコンギク、テンニンソウ、ニシキギ、ノコンギク、ミツバウツギ、ミズヒキ、ミヤマガマズミ、ヒヨドリバナ、ヒメハギ、ヘクソカズラ、ホトトギス、マツムシソウ、マユミ、モミジガサ、ヨモギ、ヤマノイモ、リョウブ 【紅葉を観察した植物】 ウリカエデ、ウリハダカエデ、カキノキ、カジカエデ、ケヤキ、クロモジ、サンカクヅル、サラサドウダン、シロヤシオ、ニシキギ、ヤマノイモ、ヤマボウシ 【その他観察した植物】 オオハナワラビ(胞子葉)、フユノハナワラビ(胞子葉)、バッコヤナギ(冬芽)、ヤマノイモ(零余子または珠芽) |
2024.10.25(金) ビジターセンター周辺生情報
〇 観察した野鳥 〇 ≪ 本日のトップテン ≫ |
〇 観察した主な植物 〇 【花を観察した植物】 アキノキリンソウ、イヌタデ、キッコウハグマ、キツネノマゴ、シラヤマギク、シロヨメナ、センブリ、タイアザミ、ツリガネニンジン、ツルリンドウ、ノコンギク、ハキダメギク、マツムシソウ、ヤマハッカ、ヤマラッキョウ、ヤブタバコ、リンドウ、リュウノウギク 【蕾を観察した植物】 イヌタデ、ツルシキミ 【果実を観察した植物】 アオキ、アオツヅラフジ、アブラチャン、イタドリ、イヌタデ、イヌトウバナ、ウバユリ、ウリハダカエデ、オオモミジ、オトコヨモギ、カキノキ、ガマズミ、キッコウハグマ、コバギボウシ、サルトリイバラ、サワヒヨドリ、シロバナイナモリソウ、センニンソウ、タイアザミ、ツリガネニンジン、ツリバナ、ツルボ、ツルシキミ、ツルリンドウ、テンニンソウ、ニシキギ、ヒノキ、ヒメジソ、ヒヨドリバナ、ヘクソカズラ、ホオノキ、マツムシソウ、ミズナラ、ミズヒキ、ムラサキシキブ、ヨモギ、ワレモコウ 【その他観察した植物】 アブラチャン(花芽)、フユノハナワラビ(胞子葉)、ケヤキ(紅葉)、シロヤシ オ(紅葉)、ヤマノイモ(黄葉と零余子) |
2024.10.11(金) ビジターセンター周辺生情報
〇 観察した主な昆虫 〇 ≪ 本日のトップテン ≫ |
〇 観察した主な植物 〇 【蕾を観察した植物】 アセビ、キブシ、キヅタ、センブリ、ツリガネニンジン、ツルリンドウ、テンニンソウ、ヒサカキ 【果実を観察した植物】 アカネ、アキノタムラソウ、イノコヅチ、イヌタデ、ウツギ、ウバユリ、ウメモドキ、ウリハダカエデ、エゴノキ、オオバコ、オオバヤシャブシ、オオモミジ、オミナエシ、カキノキ、ガマズミ、キブシ、キンエノコロ、クサギ、クロモジ、ゲンノショウコ、コブナグサ、コボタンヅル、ゴンズイ、サルナシ、サワヒヨドリ、サワフタギ、サンショウ、スイカズラ、ススキ、ズミ、センニンソウ、タイアザミ、チカラシバ、ツリガネニンジン、ツルシキミ、トダシバ、ヒメキンミズヒキ、ツルボ、ニシキギ、ヌカキビ、ネムノキ、ハナタデ、ヒサカキ、ヒメジソ、ヒメシャラ、ホソバテンナンショウ、ボタンヅル、マツムシソウ、ミズキ、ミズヒキ、ミヤマガマズミ、ムラサキシキブ、ヤマハッカ、ヤマボウシ、リョウブ、ワレモコウ 【花を観察した植物】 アカネ、アキノキリンソウ、アキノタムラソウ、イヌタデ、オミナエシ、ガンクビソウ、キントキヒゴタイ、クサコアカソ、ゲンノショウコ、サワヒヨドリ、シラヤマギク、シロヨメナ、ススキ、タイアザミ、ツルリンドウ、ツリガネニンジン、テンニンソウ、ノコンギク、ハナゾノツクバネウツギ、ハナタデ、ヒメキンミズヒキ、ホトトギス、マツムシソウ、マルバハギ、モミジガサ、ヤクシソウ、ヤマハッカ 【その他観察した植物】 フユノハナワラビ〈胞子葉〉、オニシバリ〈葉〉 〇 観察した主な鳥類 〇 エナガ、カケス、キビタキ、シジュウカラ、トビ、ハシブトガラス、ヒヨドリ、メジロ、モズ、ヤマガラ |
2024.09.27(金) ビジターセンター周辺生情報
○ 観察した昆虫 ○ ≪ 本日のトップテン ≫ |
〇 観察した主な植物 〇 【蕾を観察した植物】 アセビ、キヅタ、テンニンソウ 【花を観察した植物】 アカネ、アキノキリンソウ、アキノタムラソウ、イタドリ、イヌガラシ、イヌタデ、 イヌトウバナ、キツネノマゴ、キンミズヒキ、ゲンノショウコ、コウゾリナ、シモツケ、シラヤマギク、シロヨメナ、タイアザミ、タンポポ(雑種)、チヂミザサ、ツユクサ、ツリガネニンジン、ツリフネソウ、ツルボ、テンニンソウ、ノコンギク、ヒメキンミズヒキ、ヒメジソ、ホトトギス、マルバハギ、メドハギ、ヨモギ 【果実を観察した植物】 アオハダ、アカネ、アキノタムラソウ、アセビ、イヌザンショウ、イヌツゲ、ウツギ、ウバユリ、エゴノキ、オオバノキハダ、オオモミジ、カキノキ、ガマズミ、キブシ、キンエノコロ、キンミズヒキ、コブシ、コブナグサ、コボタンヅル、ゴマギ、コマユミ、ゴンズイ、サルトリイバラ、サルナシ、サワヒヨドリ、サワフタギ、サンショウ、シキミ、シモツケ、ススキ、センニンソウ、タケニグサ、チカラシバ、ツリガネニンジン、ツルボ、トダシバ、 ニシキウツギ、ヌカキビ、ヌスビトハギ、ネムノキ、ヒメキンミズヒキ、ヒメクグ、ヒメシャラ、ヒメハギ、ヘクソカズラ、 ホオノキ、ミズキ、ミズヒキ、ムラサキシキブ、ヤブデマリ、ヤブハギ、ヤマイ、ヤマボウシ、リョウブ、ワレモコウ 【その他観察した植物】 スミレ(閉鎖花)、フユノハナワラビ(栄養葉と胞子葉) ○ 観察した野鳥 ○ トビ、ハシブトガラス、ヒヨドリ |
2024.09.13(金) ビジターセンター周辺生情報
〇 観察した主な昆虫 〇 ≪ 本日のトップテン ≫ |
〇 観察した主な植物 〇 【蕾を観察した植物】 アセビ、キッコウハグマ、ツルリンドウ、テンニンソウ、ノコンギク、ヨモギ 【花を観察した植物】 アカネ、アキノタムラソウ、アレチヌスビトハギ、イヌコウジュ、イヌトウバナ、エゴノキ、オニドコロ、ガンクビソウ、キツネノマゴ、キハギ、キンエノコロ、ゲンノショウコ、コウゾリナ、コバギボウシ、コブナグサ、サワヒヨドリ、シュウブンソウ、シラヤマギク、シロバナイナモリソウ、シロヨメナ、ススキ、センニンソウ、タイアザミ、ダイコンソウ、タマアジサイ、ツユクサ、ツリガネニンジン、ツリフネソウ、ツルボ、トンボソウ、ネコハギ、ハイメドハギ、ヒメキンミズヒキ、ヒヨドリバナ、ホツツジ、ボントクタデ、マツカゼソウ、マツムシソウ、モミジガサ、ヤブデマリ、ヤブマメ、ヤマツツジ、ヤマニガナ、ヤマホタルブクロ 【果実を観察した植物】 アオツヅラフジ、アオハダ、アキノタムラソウ、アセビ、アレチヌスビトハギ、イヌザンショウ、イヌツゲ、ウバユリ、エゴノキ、オニドコロ、カキノキ、ガマズミ、ギンミズヒキ、クサギ、コバギボウシ、コボタンヅル、コマユミ、サラサドウダン、サルナシ、サンカクイ、サンショウ、ダイコンソウ、チカラシバ、ツルシキミ、ツルボ、ツルマメ、ネムノキ、ヒメキンミズヒキ、ホウチャクソウ、ホオノキ、ミズタマソウ、ミズナラ、ミズヒキ、ミヤマイボタ、ムラサキシキブ、ヤブデマリ、ヤブハギ、ヤマニガナ、ヤマノイモ(ムカゴも)、ヤマボウシ、リョウブ 〇 観察した主な野鳥 〇 カケス、コゲラ、サンショウクイ、シジュウカラ、トビ、ハシブトガラス、ハシボソガラス、ヒヨドリ、メジロ |
2024.08.23(金) ビジターセンター周辺生情報
≪ 本日のトップテン ≫ |
〇 観察した主な植物 〇 【蕾を観察した植物】 アセビ、ウド、オオヒナノウスツボ、タイアザミ、タマアジサイ、ツリガネニンジン、ヒヨドリバナ 【花を観察した植物】 アキノタムラソウ、アキノノゲシ、イヌトウバナ、ウド、オオヒナノウスツボ、オニドコロ、ガクアジサイ、キツネノマゴ、キンミズヒキ、ギンミズヒキ、クサギ、クサボケ、ゲンノショウコ、コウゾリナ、コケオトギリ、コバギボウシ、コボタンヅル、サワヒヨドリ、シシウド、シモツケ、シラヤマギク、ススキ、センニンソウ、ダイコンソウ、タマアジサイ、ツユクサ、ツリガネニンジン、ツルボ、ヌスビトハギ、ヒヨドリバナ、マツカゼソウ、マツムシソウ、マルバハギ、ミズタマソウ、ムカゴイラクサ、モミジガサ、ヤマノイモ、ワレモコウ 【実を観察した植物】 アキノタムラソウ、イヌザンショウ、イノコヅチ、ウツギ、ウバユリ、エゴノキ、オニドコロ、ガマズミ、ケヤマハンノキ、ゴマギ、ゴンズイ、サンカクヅル、サンショウ、サンショウバラ、シシウド、ダイコンソウ、タカトウダイ、タニタデ、ネムノキ、ヌスビトハギ、ホオノキ、ミズタマソウ、ミズヒキ、ミツバウツギ、ムラサキシキブ、ヤブデマリ、ヤマボウシ 【その他観察した植物】 イヌザンショウ(葉)、サンショウ(葉)クロモジ(葉、枝) 〇 観察した主な鳥 〇 アオゲラ、サンショウクイ、シジュウカラ、ツバメ、ヒガラ、ヒヨドリ、ホオジロ、メジロ 〇 観察した昆虫 〇 アカスジカメムシ、ウスバキトンボ、キイロスズメバチ、キタキチョウ、クロシタアオイラガ( 幼虫)、コミスジ、ツクツクボウシ、ツマグロオオヨコバイ、トラマルハナバチ、ハラナガツチバチ、ヒナバッタ、ヒメウラナミジャノメ、ミンミンゼミ 〇 その他観察したもの 〇 シカの食痕、モグラ塚 |
2024.08.09(金) ビジターセンター周辺生情報
≪ 本日のトップテン ≫ |
〇 観察した主な植物 〇 【蕾を観察した植物】 オカトラノオ、ウド、サワヒヨドリ、タマアジサイ、ヌスビトハギ、ノコンギク 【花を観察した植物】 アキノタムラソウ、イヌタデ、ウド、ウバユリ、オカトラノオ、オトギリソウ、ガクアジサイ、キツネノボタン、キンミズヒキ、ギンミズヒキ、クサギ、ゲンノショウコ、コウゾリナ、コバギボウシ、コボタンヅル、コマツナギ、シロバナイナモリソウ、センニンソウ、タマアジサイ、ダイコンソウ、ツユクサ、トンボソウ、ヌスビトハギ、ネムノキ、ノコンギク、ノリウツギ、ヤブハギ、ヘクソカズラ、ホタルブクロ、ミズタマソウ、ミズヒキ、ミツバ、マツムシソウ、マツカゼソウ、モミジガサ、ヤマユリ 【果実を観察した植物】 アオキ、イヌザンショウ、イワガラミ、ウバユリ、ウツギ、エゴノキ、オオバウマノスズクサ、オオバヤシャブシ、オオバノキハダ、ガクアジサイ、ガマズミ、キツネノボタン、クロモジ、ゴマギ、サルナシ、サンカクヅル、サンショウバラ、シロバナイナモリソウ、タケニグサ、ツチアケビ、ニシキウツギ、バライチゴ、ホオノキ、ミツバウツギ、ミズタマソウ、ムラサキシキブ、ヤマボウシ 【葉などを観察した植物】 サンショウ、ドクダミ ○ 観察した野鳥 ○ アオゲラ、ウグイス、ツバメ、シジュウカラ、ハシボソガラス、メジロ、ヒヨドリ ○ 観察した昆虫 ○ アオバハゴロモ、ウスバキトンボ、カナブン、キイロスズメバチ、キマワリ、キタキチョウ、オオヒラタシデムシ、ジャコウアゲハ、スジグロシロチョウ、ツクツクボウシ、ナツアカネ、シオヤアブ、ヤンマの仲間 ○ 観察した虫えい ○ ウツギメタマフシ、ヘクソカズラツボミマルフシ、ノリウツギミフクレフシ ○ その他観察したもの ○ ヒグラシの抜け殻、ヤマアカガエル |
2024.07.26(金) ビジターセンター周辺生情報
≪ 本日のトップテン ≫ |
〇 観察した主な植物 〇 【蕾を観察した植物】 ウバユリ、タマアジサイ 【花を観察した植物】 ウバユリ、ガクアジサイ、サンカクイ(小穂)、シシウド、ダイコンソウ、ドクダミ、ネムノキ、ノリウツギ、ヒメジョオン、ヘクソカズラ、マツカゼソウ、ミツバ、ヤマキツネノボタン、ヤマユリ 【果実を観察した植物】 アオキ、アセビ、イロハモミジ、ウツギ、ウリハダカエデ、エゴノキ、オオバウマノスズクサ、オオバノキハダ、ガマズミ、キブシ、クロモジ、ゴマギ、サルナシ、サンカクヅル、サンショウバラ、ツチアケビ、ナナカマド、ハナイカダ、バライチゴ、ホオノキ、ミズキ、ミツバアケビ、ムラサキシキブ、ヤブデマリ、ヤマボウシ 【その他観察した植物】 サンショウ( 葉) ○ 観察した野鳥 ○ ガビチョウ、シジュウカラ、ツバメ、トビ、ヒガラ、ヒヨドリ、メジロ ○ 観察した昆虫 ○ アオイトトンボ、エゾゼミ、オオシオカラトンボ( 雄)、オオヒラタシデムシの幼虫、オオマルハナバチ、オニヤンマ、カナブン、カブトムシ( 雌)、キマワリ、ジガバチの仲間、ジャコウアゲハの幼虫、スジクワガタ、スジコガネ、ヒグラシ、マメコガネ、ミヤマクワガタ( 雌)、ヨツボシケシキスイ ○観察した虫えい○ ウツギメタマフシ、エゴノネコアシ、ヘクソカズラツボミマルフシ ○その他観察したもの○ ヤブヤンマの抜け殻、ヒグラシの抜け殻、オオシオカラトンボの抜け殻 |
2024.07.12(金) ビジターセンター周辺生情報 西日本では豪雨が続き、自然災害が発生しています。関東地方では6/下旬に強い雨を経験したものの、晴天・酷暑が居座っていました。ただ、本日は終日やや強い雨に見舞 ≪ 本日のトップテン ≫ |
〇 観察した主な植物 〇 【蕾を観察した植物】 タマアジサイ、ネムノキ、ヤマユリ、リョウブ 【花を観察した植物】 アリノトウグサ、イワガラミ、オオバジャノヒゲ、オカトラノオ、オトギリソウ、カキラン、ガクアジサイ、コウゾリナ、コバギボウシ、コマツナギ、シロツメクサ、チダケサシ、ツチアケビ、ツクバネウツギ、ナガエコナスビ、ネジバナ、ヒメヤブラン、ドクダミ、ネムノキ、ノリウツギ、ヒメシャラ、ヒメジョオン、ヘクソカズラ、ホソバコガク、ホタルブクロ、ムラサキシキブ、ムラサキツメクサ、ヤマキツネノボタン、ヤマホタルブクロ、リョウブ 【果実を観察した植物】 アオキ、エゴノキ、オオバコ、ガマズミ、キブシ、ゴマギ、ゴンズイ、サンカクヅル、サンショウバラ、バライチゴ、ヒメシャラ、ヤブデマリ、ヤマキツネノボタン、ヤマグワ、ヤマボウシ【葉を観察した植物】 シシウド 〇 観察した野鳥 ○ ウグイス、ハシブトガラス、ヒヨドリ、ホオジロ、メジロ 〇 観察した昆虫 ○ イナゴモドキ、キタキチョウ、ササキリの幼虫、コガネムシ、チュウレンジバチの幼虫( カマツカの葉を食い尽くし)、ヒグラシ( 鳴き声) コモリグモの仲間、ザトウムシの仲間 〇 観察した虫えい 〇 アオキミフクレフシ、ケヤキハフクロフシ |
2024.06.28(金) ビジターセンター周辺生情報 朝から風雨が強くミニ観察会へ参加されるビジターさんもなく、パークボランティア6名でのミニ観察会となりました。 〇 観察した昆虫 〇 ≪ 本日のトップテン ≫ |
〇 観察した主な植物 〇 【蕾を観察した植物 】 イワガラミ、ガクアジサイ、ネムノキ、ノリウツギ、ヒメシャラ、リョウブ 【 花を観察した植物 】 イヌツゲ、コウゾリナ、シモツケ、シロツメクサ、ドクダミ、ヒメシャラ、ヒメジョオン、ホタルブクロ、ミヤマイボタ、ヤマボウシ 【 果実を観察した植物 】 アオキ、アブラチャン、ウツギ、エゴノキ、オオシマザクラ、オオバノキハダ、サンショウバラ、シキミ、バライチゴ、マユミ、ヤブデマリ、ヤマグワ 〇 観察した虫えい ○ アオキミフクレフシ、アカネメフクレフシ、アケビハオレフシ、イヌツゲメタマフシ、ウコギハグキツトフシ、ウツギハコブフシ、ウツギメタマフシ、ウツギメナガトジフシ、エゴノキハヒラタマルフシ、エゴノキメフクレフシ、エゴノネコアシ、オオバノキハダハグキコブフシ、オオモミジハヒメイボフシ、カツラハマキフシ、ケヤキハフクロフシ、サクラハチヂミフシ、サンショウバラハオレフシ、サンショウバラハタマフシ、タンポポハククレフシ、バッコヤナギハウラケタマフシ、ヒメシャラハグキコブフシ、フジハフクレフシ |
2024.06.14(金) ビジターセンター周辺生情報 梅雨入り前の蒸し暑い日です。 〇 その他観察したもの ○ ≪ 本日のトップテン ≫ |
〇 観察した主な植物 〇 【花を観察した植物】 イワニガナ、ウツギ、エゴノキ、オッタチカタバミ、オニタビラコ、カキノキ、カタバミ、ガマズミ、コアジサイ、コウゾリナ、ゴンズイ、サルナシ、スイカズラ、ドクダミ、ナガエコナスビ、ナワシロイチゴ、ニガナ、ニシキウツギ、ハコネウツギ、バライチゴ、ホオノキ、ムラサキサギゴケ、ミヤマイボタ、ヨツバムグラ、ヤマボウシ 【蕾を観察した植物】 ガクアジサイ、クリ、ゴンズイ、サンカクヅル、ムラサキシキブ、ヤマボウシ 【果実を観察した植物】 イロハモミジ、イワニガナ、オオバウマノスズクサ、ガマズミ、キブシ、クロモジ、ゴマギ、サルナシ、サンショウバラ、シナサワグルミ、チチコグサ、ナガエコナスビ、ナワシロイチゴ、ニワトコ、ハナイカダ、ヘビイチゴ、ホオノキ、マメザクラ、ミズキ、ムラサキサギゴケ、モミジイチゴ、ヤブデマリ、ヤマグワ、ヤマザクラ 【その他 観察した植物】 ハコネグミ( 葉) 〇 観察した野鳥 ○ ウグイス、ガビチョウ、キビタキ、コゲラ、シジュウカラ、ハシブトガラス、ハシボソガラス、ヒガラ、ヒヨドリ、ホトトギス、メジロ、ヤマガラ ○ 観察した昆虫 ○ アオハナムグリ、アサマイチモンジ、アシブトハナバチ、オオシオカラトンボ、オオヒラタシデムシ、オオボシオオスガ(蛹、幼虫)、キタキチョウ、コアシナガバチ、コミスジ、ジャコウアゲハ、スジグロシロチョウ、ツマキシロナミシャク、テングチョウ、ヒメアカハネムシ、ヒメアシナガコガネ、ヒメウラナミジャノメ、ヒメキマダラセセリ、ベニボタル、ヨウロウヒラクチハバチ、ヨツボシケシキスイ |
2024.05.24(金) ビジターセンター周辺生情報 朝から晴れて絶好の観察会日和です。ビジターセンター周辺は初夏の花に変わりつつあります。ホオノキ、サンショウバラ、サワフタギ、ミツバウツギ、ハンショウヅルなど見頃の花がいっぱいです。満開の花には多くの昆虫が訪れています。 ○ 観察した昆虫 ○ ≪ 本日のトップテン ≫ |
〇 観察した主な植物 〇 【蕾を観察した植物】 イワガラミ、ウツギ、エゴノキ、カキノキ、ガマズミ、コゴメウツギ、サルナシ、サンショウバラ、ニシキウツギ、ネズミモチ、ノイバラ、ミヤマイボタ、ヤマボウシ、ヨツバムグラ、リョウブ 【花を観察した植物】 イワニガナ、ウマノアシガタ、オオイヌノフグリ、オオバウマノスズクサ、オニタビラコ、オランダミミナグサ、カタバミ、 コウゾリナ、コゴメウツギ、コマユミ、コメツブツメクサ、サラサドウダン、サルナシ、サワフタギ、サンショウバラ、シロツメクサ、スノキ、チチコグサ、ナガエコナスビ、ニガナ、ニシキウツギ、ニシキギ、ニョイスミレ、ニワゼキショウ、ノイバラ、ハナイカダ、ハルジオン、ハンショウヅル、ヘビイチゴ、ホウチャクソウ、ホオノキ、ミズキ、ミツバウツギ、ムラサキケマン、ムラサキサギゴケ、ヤブタビラコ、ヤブデマリ、ヤマボウシ、ヨツバムグラ 【果実を観察した植物】 アセビ、イロハモミジ、ウリハダカエデ、エンコウカエデ、オオシマザクラ、オオモミジ、キヅタ、ゴマギ、サンショウ、スイバ、ハナイカダ、ヘビイチゴ、マメザクラ、ミツバウツギ、ミヤマザクラ、ムラサキケマン、モミジイチゴ、ヤマグワ 【葉を観察した植物】 ゴマギ、サンショウ ○ 観察した野鳥 ○ アオバト、イカル、ウグイス、エナガ、カケス、ガビチョウ、キジ、キビタキ、コジュケイ、サンショウクイ、シジュウカラ、ソウシチョウ、ツバメ、トビ、ノスリ、ハシブトガラス、ハシボソガラス、ヒガラ、ヒヨドリ、ホオジロ、ホトトギス、メジロ、ヤブサメ、ヤマガラ |
2024.05.10(金) ビジターセンター周辺生情報 前日の雨が空を掃除してくれたのでしょう、今日は雲ひとつなく、暑くもなく、寒くもない絶好の観察日和でした。本日のテーマは 「鳥の恋愛と結婚( プロポーズ大作戦)」です。鳥の世界も普通は雌が雄を選びます。では雌は何を基準に雄を選ぶのでしょうか。容姿端麗、囀りのレパートリーの多さ、縄張の広さとプレゼント( 求愛給餌)と思われます。男は辛いのです。そう思うのは、人が鳥を観察すると人の目になり、人間と同じと思うのかも知れません。キジの求愛、キビタキの縄張、ウグイスの一夫多妻を学習後に観察を始めました。姿を見ることは出来ませんでしたが、囀りを確認することができました。普通に見られるムクドリですが、子育て中でしょうか、芝生で盛んに虫を啄んでいました。植物はヤブデマリ、サラサドウダン、ヤマツツジが満開で楽しませてくれました。ウマノアシガタもテカテカした黄色の花を誇らしげに咲いていました野鳥と花に楽しんだ観察会でした。
≪ 本日のトップテン ≫ |
〇 観察した主な植物 〇 【蕾を観察した植物】 ウツギ、エゴノキ、オオモミジ、ガマズミ、ノアザミ、ホウチャクソウ、マユミ、ミズキ、ミツバウツギ、 【花を観察した植物】 イワニガナ、ウマノアシガタ、オオアマナ、オオイヌノフグリ、オオモミジ、オニタビラコ、カキドオシ、カタバミ、カマツカ、カントウタンポポ、キランソウ、コウゾリナ、コクサギ、サラサドウダン、シキミ、シロツメクサ、スイバ、セイヨウタンポポ、タチイヌノフグリ、ニガナ、ニシキギ、ニョイスミレ、ハナイカダ、ハルジオン、ヒメハギ、ヘビイチゴ、ホウチャクソウ、ホソバテンナンショウ、ミツバウツギ、ミツバツチグリ、ミミナグサ、ムラサキケマン、ムラサキサギゴケ、メギ、ヤブタビラコ、ヤブデマリ、ヤマツツジ 【果実を観察した植物】 オオシマザクラ、カラスノエンドウ、カントウタンポポ、シキミ、スズメノヤリ、セイヨウタンポポ、セントウソウ、ハナイカダ、ヘビイチゴ、マメザクラ、ムラサキケマン、ヤマグワ 【その他観察した植物】 ホオノキ( 展開中の葉) ○ 観察した野鳥 ○ アオゲラ、アオバト、イカル、ウグイス、エナガ、カケス、カワラヒワ、キジ、キセキレイ、キビタキ、コゲラ、コサメビタキ、サンショウクイ、シジュウカラ、セグロセキレイ、ソウシチョウ、トビ、ハシブトガラス、ハシボソガラス、ヒガラ、ヒヨドリ、ホオジロ、ムクドリ、メジロ、ヤマガラ ○ 観察した昆虫 ○ エゴツルクビオトシブミ、オオセンチコガネ、キアゲハ、クマバチ、ジャコウアゲハ、スジグロシロチョウ、ヒメアシナガコガネ、ヒメウラナミジャノメ、ヒメクロオトシブミ、ヒラズネヒゲボソゾウムシ、ベニシジミ、ヤマトシリアゲ、ユウマダラエダシャク |
2024.04.26(金) ビジターセンター周辺生情報 気温が上がり汗ばむくらいの天気の中、VC周辺を一周しながら春の花々を観察しました。スミレの生態を説明した後、数種類のスミレを見て回りました。他にもハナイカダの花の咲く様子、スプリングエフェメラルと呼ばれるジロボウエンゴサクやムラサキケマン、チゴユリの花々の可憐な様子を観察しました。ニワトコには小さな花の中央に赤い点のような雌蕊があり、ルーペを使って観察しました。こどもの広場ではキジの番( つがい )が、近づいても逃げずにのんびり歩いている姿に出会いました。一周してVCに戻ってきたところ、大きなジムグリが道を堂々と横切っていく姿に遭遇しました。最後に、羽化した直後のオオミズアオが緑色の翅を伸ばしていました。その美しい姿に魅入ってしまいました。長い距離を歩き、多くの花や昆虫、生き物に出会えた観察会でした。 〇 観察した主な昆虫 〇 ≪ 本日のトップテン ≫ |
〇 観察した主な植物 〇 【蕾を観察した植物 】 アケビ、ガマズミ、ゴマギ、サラサドウダン、ズミ、チゴユリ、ニシキギ、ハナイカダ、ハルジオン、マユミ、ミツバウツギ、メギ 【 花を観察した植物 】 アオキ、アセビ、アメリカスミレサイシン、イロハモミジ、イワニガナ、ウリハダカエデ、オオシマザクラ、オカオグルマ、オトコヨウゾメ、オニタビラコ、オランダミミナグサ、カキドオシ、カタバミ、ガマズミ、カラスノエンドウ、カントウタンポポ、キュウリグサ、キランソウ、クサボケ、クロモジ、コウボウ、ジロボウエンゴサク、シロヤシオ、スイバ、スズメノヤリ、ズミ、スミレ、セイヨウタンポポ、タチツボスミレ、チゴユリ、ツルカノコソウ、トキワハゼ、ニョイスミレ、ニワトコ、ハコネグミ、ハナイカダ、ハルザキヤマガラシ、ヒメハギ、ヘビイチゴ、ホウチャクソウ、ホソバテンナンショウ、マルバスミレ、ミツバウツギ、ミツバツチグリ、ミツバツツジ、ミミナグサ、ミョウジンスミレ、ムラサキケマン、ムラサキサギゴケ、メギ、モミジイチゴ、ヤマグワ、ヤブタビラコ、ヤマザクラ、ヤマツツジ、ヤマナシ、ヤマブキ 【 実を観察した植物 】 アオイスミレ、アオキ、アブラチャン、ウリカエデ、カジカエデ、キブシ、ニワトコ、ハナイカダ、マメザクラ、ケヤマハンノキ 〇 観察した主な鳥 〇 ウグイス、オオルリ、カワラヒワ、キジ、キジバト、キビタキ、コゲラ、コサメビタキ、シジュウカラ、センダイムシクイ、ソウシチョウ、ツバメ、トビ、ハシボソガラス、ヒヨドリ、ホオジロ、モズ、ヤマガラ |
2024.04.12(金) ビジターセンター周辺生情報 今回は、令和6年度最初のミニ観察会です。箱根は冷たい雨が降る寒い日となりましたが、たくさんのビジターにご参加いただきました。満開のオオシマザクラ、ヤマザクラ、マメザクラ、ミツバツツジ、コブシは、雨の中で華やかに咲いていました。今回は、昆虫が少ない時期に咲く花の色や形、蜜標、香りなど、昆虫を呼ぶための多様な作戦も観察しました。雌雄異株のアオキは、暗い紅色の小さな雄花が咲き始めで、後から咲くという雌花も皆で見つけました。フシギな香りのヒサカキも雌雄異株で、枝に並んだ白い小さな雌花は、花弁に薄い紫色の模様がありツボ型でした。ミツバツツジの花弁の斑点もよう、シナレンギョウのぼんやり赤いスジ、キランソウのくっきり青く目立つスジなど、様々な蜜標も観察しました。鳥媒花のヤブツバキの大きな赤い花弁とたくさんのおしべ、風媒花のヒノキのたくさんの雄花や地味で見つけにくい雌花も観察しました。時々見つかるツクシの緑色の胞子も観察しました。 ≪ 本日のトップテン ≫ |
〇 観察した主な植物 〇 【花を観察した植物 】 アオキ、アセビ、イヌシデ、イロハモミジ、エイザンスミレ、オオイヌノフグリ、オオシマザクラ、オトメスミレ、オランダミミナグサ、カキドオシ、カタバミ、カラスノエンドウ、カントウタンポポ、キブシ、キランソウ、クサボケ、クロモジ、コブシ、シキミ、シナレンギョウ、スズメノヤリ、スミレ、タチツボスミレ、タネツケバナ、ツルシキミ、ヒサカキ、ヒノキ、ヒメオドリコソウ、ヘビイチゴ、マメザクラ、ミチタネツケバナ、ミツバツチグリ、ミツバツツジ、モミジイチゴ、ヤブツバキ、ヤマザクラ 【 蕾を観察した植物 】 アケビ、オランダミミナグサ、コクサギ、スイバ 【 新葉を観察した植物 】 カツラ 【 果実を観察した植物 】 ヒノキ 【 その他観察した植物 】 スギナの胞子茎(ツクシ)とその胞子 〇 観察した鳥類 〇 キジ、キジバト、コジュケイ、シジュウカラ、ツグミ、ハシボソガラス、ヒヨドリ、メジロ、ヤマガラ 〇 観察した昆虫類 〇 カマドウマの仲間、モミジニタイケアブラムシの幹母 (幼虫、成虫) 〇 その他観察したもの 〇 シカの足跡、糞 |
2024.03.22(金) ビジターセンター周辺生情報 朝の気温は低かったものの、風のない良い天気で観察会日和となりました。3月に入り雪が降るなどして足踏みをしていた花たちも、ようやく咲き始めました。そのような早春の花を中心に観察しました。ビジターセンター近くのシキミやアセビをルーペで観察した後、レイクアリーナまで足を伸ばし、咲き始めたばかりのコケリンドウをじっくりと見ました。今年は蕾をつけた株が多くあり、これから楽しめそうです。再び訪ねてみたくなりました。自然学習路ではアオイスミレが花を咲かせていました。皆で屈んでの観察です。その後、野鳥の森へ回り、数日前は蕾だったウグイスカグラの花を、そして最後に見頃のフサザクラを双眼鏡で観察しました。あちらこちらで春を感じられる観察会となりました。 ≪ 本日のトップテン ≫ |
〇 観察した主な植物 〇 【蕾を観察した植物 】 アオキ、ウグイスカグラ、キブシ、コケリンドウ、ツルシキミ、ニワトコ、バッコヤナギ、ヒサカキ、ボケ、モミジイチゴ 【 花を観察した植物 】 アオイスミレ、アセビ、ウグイスカグラ、オオイヌノフグリ、オニシバリ、コケリンドウ、コハコベ、キュウリグサ、シキミ、スギ、ヒイラギナンテン、ヒサカキ、ヒメオドリコソウ、フキ、フサザクラ、ボケ、ミチタネツケバナ、モミジイチゴ、ヤブツバキ 【 実を観察した植物 】 アオキ、キヅタ 【 その他観察した植物 】 ムラサキシキブ( 冬芽)、スギナ( 胞子茎、ツクシ)、エゾスナゴケ( コケ) 〇 観察した主な鳥 〇 アオゲラ、アトリ、ウグイス、ウソ、エナガ、オオタカ、カワラヒワ、コゲラ、ジョウビタキ、シジュウカラ、ツグミ、トビ、ハシボソガラス、ヒヨドリ、ホオジロ、メジロ、ムクドリ、ヤマガラ、ルリビタキ 〇 観察した主な昆虫 〇 ニワトコヒゲナガアブラムシ、ビロウドツリアブ 〇 観察した虫えい 〇 アオキミフクレフシ、イヌツゲメタマフシ、キヅタツボミフクレフシ、シキミハコブフシ 〇 その他観察したもの 〇 ヤマアカガエルの幼生(オタマジャクシ)、ウスタビガの空繭、ヤママユの空繭、シカの食痕、モグラ塚、霜柱 |
2024.03.08(金) ビジターセンター周辺生情報 前夜の雪が積もり薄い白銀の世界でした。雪は地面の煩雑さを隠し、綺麗にしていました。樹木にかかっている雪は葉を落とした枝を白くしていました。ディズニー映画の「アナと雪の女王」の様な別世界でした。本日のテーマは小さな春を探そうですが、草花は雪に埋もれているので樹木の花などで春を見つけることにしました。が、木立の陰でヒメオドリコソウが花を咲かせていました。樹木に目を向けるとアセビが可憐に下向きで小さな花を咲かせていました。緑の葉に乗った白い雪がアセビの花の可憐さを引き立てていました。シキミの白い花も同じように雪が引き立てていました。ヒイラギナンテンも黄色い花が咲いていました。雄しべに刺激を与えると、雄しべが雌しべの方に動くことを皆で楽しく観察しました。雪のためか沢山の野鳥を見ることが出来ました。イカルが数十羽に集って雪の積もってない木陰で何かを啄んでいました。木の下にいる虫を探していたのかも知れません。春先に咲く樹木の花と野鳥に楽しんだ観察会でした。 ≪ 本日のトップテン ≫ |
〇 観察した主な植物 〇 【蕾を観察した植物 】 アオキ、ケヤマハンノキ、シキミ、フサザクラ 【 花を観察した植物 】 アセビ、アケボノアセビ、オニシバリ、シキミ、ヒイラギナンテン、ヒメオドリコソウ、ヤブツバキ 【 果実を観察した植物 】 アオキ、ウツギ、ケヤマハンノキ ○ 観察した野鳥 ○ アトリ、イカル、ウソ、エナガ、カケス、カワラヒワ、コゲラ、シジュウカラ、シロハラ、ツグミ、トビ、ハシブトガラス、ハシボソガラス、ヒヨドリ、ヤマガラ、リュウキュウサンショウクイ ○ その他観察したもの ○ イヌツゲメタマフシ( 虫えい)、シカの食痕( アオキ)、モグラ塚、ヤマアカガエルの卵塊 |
2024.02.23(金) ビジターセンター周辺生情報 春の訪れが年々早くなっています。2月15日、昨年より2週間早く「春一番」が吹きました。VC周辺 の雪も解けて生き物たちの動きも活発になってきました。でも、油断は禁物です。観察会当日は朝から冷たい雨が降っていました。寒さと雨の対策を万全にして歩き始めると、雨が雪に変わるタイミングで「雨氷」というとても美しい風景(現象)を見ることができました。冷たい氷の世界で懸命に頑張っている沢山の生き物にも出会いました。自然の素晴らしさに心も震える観察会でした。 ≪ 本日のトップテン ≫ |
〇 観察した主な植物 〇 【果実を観察した植物】 アオキ、ウツギ、シキミ 【花を観察した植物】 アセビ、オニシバリ(雄花)、オオバヤシャブシ(雄花)、ケヤマハンノキ(雄花)、シキミ、ヒイラギナンテン、ヒメオドリコソウ、フキ、フサザクラ、ヤブツバキ 【蕾を観察した植物】 アオキ(雄花)、キブシ、スギ(雄花)、フサザクラ 【冬芽を観察した植物】 アブラチャン、イロハモミジ、クロモジ、ニワトコ、マメザクラ 【ドライフラワー(果実の殻)を観察した植物植物】 ガクアジサイ 【ロゼットを観察した植物】 アザミ 【観察した菌類】 キクラゲ、シロキクラゲ 〇 観察した野鳥 ○ アトリ(群れ)、イカル(群れ)、ウソ、キジ、キジバト、シジュウカラ、シロハラ、ツグミ、トラツグミ、ハシボソガラス、ホオジロ、ヤマガラ 〇 観察した両生類 ○ ヤマアカガエルの卵塊と声 〇 観察した昆虫類 ○ カマドウマの仲間(VC館内) 〇 観察した動物の痕跡 ○ ニホンジカ食痕(アオキ_イヌツゲ)、テンの糞 〇 その他観察したもの ○ 雨氷(過冷却状態の雨が物体に付着することをきっかけに凍って形成される硬く透明な氷のこと)ほとんどの植物、クモの糸に見られた。 浚渫してきれいになった小鳥の池。 |
2024.02.09(金) ビジターセンター周辺生情報 2月5日( 月)に降ったばかりの雪原の中、健脚なビジターさん3名を迎え、箱根の自然の中で営みを続ける生き物たちをテーマにキツツキの仲間に焦点をあてて観察会を行う。 ≪ 本日のトップテン ≫ |
〇 観察した主な植物 〇 【冬芽を観察した植物】 ミズキ 【蕾を観察した植物】 アセビ、キブシ、ケヤマハンノキ 【花を観察した植物】 オニシバリ、ヒイラギナンテン、ヤブツバキ 【果実を観察した植物】 アオキ、オオバノキハダ、キヅタ、ケヤマハンノキ、ヤドリギ 〇観察した昆虫〇 ムモンホソアシナガバチ( 越冬から目覚めた成虫) 〇その他の観察物○ キツツキの仲間の掘った穴( 営巣のための穴、採餌のための穴、ねぐら用の穴、中断された営巣穴)、雪上の足跡( キジ、シカ、タヌキ、ノウサギ)、カラスの古巣 |
2024.01.26(金) ビジターセンター周辺生情報 常緑針葉樹をテーマとした。ヒノキやスギは葉と茎の境界があいまいに見えたので、その部分に注目した。両方とも葉は枝を包み込む構造をしているのが確認できた。枝先で緑色だった葉は、茎が成長して行くにつれて茶色になり、見た目も茎そのものになる様子が分かった。スギの雄花が梢に見えたが花粉はまだ飛ばしていないようだった。ジョウビタキが長い時間、日の当たる小枝に停まってくれていたのでじっくり観察できて良かった。 ≪ 本日のトップテン ≫ |
〇 観察した主な植物 〇 【蕾を観察した植物】 アセビ、オニシバリ、キブシ、スギ、ツルシキミ、ヒイラギナンテン、ヒサカキ 【果実を観察した植物】 アオキ、オオバヤシャブシ、カラスザンショウ、キヅタ、リョウブ 【葉ほかを観察した植物】 クロマツ、シキミ、スギ、ヒノキ、イワガラミ(乾いた花) 〇 観察した主な野鳥 〇 アオゲラ、アトリ、シジュウカラ、ジョウビタキ、シロハラ、トビ、ヒヨドリ、メジロ、ヤマガラ 〇 そのほか観察した生きものなど 〇 イノシシの糞、ウスタビガの繭、オオカマキリの卵鞘、霜柱、ニホンジカの糞と食痕 |
2024.01.12(金) ビジターセンター周辺生情報 冬になって葉っぱが落ちて辺りが明るくなると、今まで隠れていた宝物がたくさん見つかります。防寒着と双眼鏡を準備して、みんなで宝探しに出かけました。今季は冬鳥も多く、ニシキウツギの果実を啄むウソや小鳥の池で水浴びをするアトリ、カサカサと落ち葉を掻きわけてエサ探しに忙しいシロハラやアカハラにも出会うことができました。 ≪ 本日のトップテン ≫ |
〇 観察した主な植物 〇 【果実を観察した植物】 オオバノキハダ、ガマズミ、ススキ、ズミ、ヤドリギ 【蕾を観察した植物】 オニシバリ 【冬芽を観察した植物】 コブシ、トチノキ 【ドライフラワー(果実の殻)を観察した植物】 イワガラミ、ガクアジサイ、タマアジサイ、タムラソウ、ツルボ、テンニンソウ、ノリウツギ 〇観察した野鳥○ アカハラ、アトリ、ウソ、オオバン、カシラダ カ、カワラヒワ、カンムリカイツブリ、キジバト、 キンクロハジロ、コゲラ、シジュウカラ、ジョウ ビタキ♂、シロハラ、ツグミ、トビ、ハシブトガ ラス、ハシボソガラス、ハジロカイツブリ、ヒヨドリ、ホシハジロ、マヒワ、メジロ、モズ、ヤマガラ 【観察した野鳥の古巣】 ヒヨドリ、ホオジロ 〇観察した昆虫類○ ウスタビガの繭と卵、クワコの繭、キイロスズメバチの古巣、カミキリムシの仲間(伐採されたバッコヤナギの中)、オオセンチコガネの死骸 【観察した動物の痕跡】 カヤネズミの巣、モグラ塚、糞(イタチ、テン、ノウサギ)ニホンジカ糞・食痕(アオキ多数)、獣 道、角擦り跡 〇その他観察したもの○ 霜柱 |
2023.12.22(金) ビジターセンター周辺生情報 年末のミニ観察会です。寒波が来てとても寒い日でしたが、風はなく快晴となりました。冬は多くの樹木が葉を落として、木の形を見せてくれます。そこで今回は樹形を観察しました。 ≪ 本日のトップテン ≫ |
〇 観察した主な植物 〇 【樹形を観察した植物 】 アセビ、アブラチャン、オオシマザクラ、オオバノキハダ、カツラ、ケヤキ、コブシ、シキミ、ネムノキ、ヒノキ、ヒメシャラ、ホオノキ、ミズキ、ヤブツバキ、リョウブ 【 蕾を観察した植物 】 アセビ、オニシバリ、ヤブツバキ 【 冬芽を観察した植物 】 カツラ、コブシ、シキミ、ホオノキ、リョウブ 【 果実を観察した植物 】 オオバノキハダ、センニンソウ、ツルマサキ、ネムノキ、ヒノキ、ヘクソカズラ 【その他観察した植物】 アカハナワラビの栄養葉、オオハナワラビの胞子葉、カツラの葉痕、オニドコロの果実の殻、ヤマノイモの果実の殻、スイカズラの葉 〇 観察した鳥類 〇 アトリ、ウソ、エナガ、キジ、キジバト、コゲラ、シジュウカラ、シメ、ジョウビタキ、シロハラ、トビ、ノスリ、ハシブトガラス、ハシボソガラス、ヒヨドリ、マヒワ、メジロ、ヤマガラ、ルリビタキ 〇 観察した昆虫類 〇 ミノガ幼虫 (ミノムシ) 〇その他・観察したもの〇 霜柱、ケヤキの枝にシカの角とぎ跡、アオキにシカの食痕、モグラ塚、イノシシの糞 |
2023.12.08(金) ビジターセンター周辺生情報 今年で7回目となる芦ノ湖キャンプ場での水鳥観察会。熱心なビジターさん4名を迎えPV7名とVC職員1名とともに芦ノ湖へ向かう。湖岸は無風状態で暖かく釣り人が目立ち、湖面には釣り船が多い。そのためにか昼間に湖面で休息する水面採餌のカモの仲間が全く見られず、潜水採餌のカモの仲間やカイツブリの仲間、そしてオオバンなどが目に留まる。 ≪ 本日のトップテン ≫ |
〇 観察した主な植物 〇 【 水辺の鳥 】 |
2023.11.24(金) ビジターセンター周辺生情報 今回のミニ観察会は紅葉( もみじ)狩りに行きました。VC周辺を13名、そぞろ歩きながら、赤や黄に染まる晩秋の芦ノ湖キャンプ村の紅葉を楽しみました。因みに今回ミニ観察会は500回目でした。 ≪ 本日のトップテン ≫ |
〇 観察した主な植物 〇 【紅葉を観察した植物 】 イロハモミジ、イタヤカエデ、ウコギの仲間、ウツギ、イワガラミ、エンコウカエデ、オオモミジ、カマツカ、カナウツギ、カキドオシ、ガマズミ、キブシ、クロモジ、クサギ、ケヤキ、ゲンノショウコ、コシアブラ、コブシ、サンカクヅル、サラサドウダン、タカトウダイ、ナワシロイチゴ、ニシキウツギ、ブナ、ホソエカエデ、ミツバツツジ、ミズキ、ミズナラ、ヤマボウシ、ヤマグワ 【 果実を観察した植物 】 アオキ、アオツヅラフジ、アキノキリンソウ、イタドリ、イヌツゲ、ウツギ、オオバノキハダ、カマツカ、ガマズミ、キヅタ、クサギ、コブシ、サラサドウダン、シロヨメナ、センニンソウ、タイアザミ、ツルリンドウ、ツルマサキ、テンニンソウ、トダシバ、ネムノキ、ノコンギク、ノブドウ、ノリウツギ、マユミ、モミジガサ、モチノキ、リョウブ 【 花を観察した植物 】 シロヨメナ、タイアザミ、ノコンギク、ハキダメギク、リンドウ 【 冬芽を観察した植物 】 クロモジ、コブシ、ミズキ、ヒメシャラ 【 蕾を観察した植物 】 キブシ、シキミ 【 葉を観察した植物 】 グミの仲間、ツルマサキ、ユズリハ 【 その他観察した植物 】 オオハナワラビ( 胞子葉)、ノリウツギ( ドライフラワー) 〇 観察した主な野鳥 〇 アオゲラ、オオバン、キンクロハジロ、シジュウカラ、トビ、ハシボソガラス、ヒヨドリ、ヒドリガモ、ホシハジロ、ヤマガラ 〇 観察した主な昆虫 〇 アオバシャチホコの幼虫、アザミオオヒゲナガアブラムシ、キンケハラナガツチバチ、サシガメの仲間、ツマグロヒョウモン( オス)、モミジニタイケアブラムシ 〇 その他観察した物 〇 ガマズミミケフシ( 虫えい)、ワカバグモ、モグラ塚 |
2023.11.10(金) ビジターセンター周辺生情報 今年は真夏日が11月にあったりして夏が長く、今年の紅葉は少し違った感じがします。それでもビジターセンター周辺の木々は秋を感じるのでしょうか深紅の色に変化しているもの、黄色くなったものがあり、秋を彩っていました。今日はあいにくの雨です。風は吹いてなく小雨ですので思い切って外に出ました。樹木の葉っぱに着目して「秋の樹木観察」として樹木ウォッチングをスタートしました。時々、クイズ形式で「この木はなーに」と質問しました。なかなか分らないものです。葉っぱだけでなく樹木全体 ( 樹形、樹皮の色、樹皮の模様など沢山 )を見る必要があるのでしょう。また五感を働かせて楽しむことも樹木ウォッチングには大切なことでしょう。ビジターセンター周辺の観察会はミニ観察会として毎回資料を作って説明しています。その資料に通し番号があります。今回は499でした。もう1回で500になります。ミニ観察会は、今は亡き大澤ご夫妻が始められ、諸先輩に引き継いで、今があります。そんな事で、PVを辞められた先輩に声を掛けて観察会に数名参加して頂きました。観察会後は先輩を交えて皆でランチに行き、思い出など語り、楽しい時を過ごしました。 ≪ 本日のトップテン ≫ |
〇 観察した主な植物 〇 【蕾を観察した植物 】 アセビ、オニシバリ 【 花を観察した植物 】 アキノキリンソウ、キッコウハグマ、シロヨメナ、タイアザミ、ノコンギク、リンドウ 【 果実を観察した植物 】 アオキ、アオツヅラフジ、イタドリ、イヌザンショウ、イヌツゲ、ウツギ、ウメモドキ、ウリハダカエデ、エゴノキ、エノキ、ガマズミ、ケヤキ、サラサドウダン、サルトリイバラ、スイカズラ、センニンソウ、チカラシバ、ツルウメモドキ、ニシキウツギ、ネムノキ、ヒメシャラ、メギ、ヤマノイモ、リョウブ 【 冬芽を観察した植物 】 サラサドウダン、コブシ、トチノキ 【 葉を観察した植物 】 アブラチャン( 黄葉)、イタドリ( 黄葉)、イヌブナ( 黄葉)、イロハモミジ( 紅葉)、ウリカエデ( 紅葉)、ウリハダカエデ( 紅葉)、エノキ( 黄葉)、オオシマザクラ( 紅葉)、オオモミジ( 紅葉)、カジカエデ( 紅葉)、ガマズミ( 紅葉)、ケヤキ( 黄葉)、コブシ、サラサドウダン( 紅葉)、シロヤシオ( 紅葉)、トチノキ( 紅葉)、ホオノキ、マユミ、ミズキ、ミズナラ( 黄葉)、ミツバツツジ( 紅葉)、メギ( 紅葉)、ヤマグワ、ヤマノイモ( 黄葉)、ヤマボウシ( 紅葉) 【 その他観察した植物 】 ヒメシャラ( 樹皮)、マユミ( 樹皮)、ミズキ( 樹形)、オオハナワラビ( 胞子葉) 〇 観察した主な野鳥 〇 アオサギ、エナガ、オオタカ、キジバト、サンショウクイ、シジュウカラ、トビ、ハシボソガラス、ヒヨドリ、メジロ、ヤマガラ 〇 観察した主な昆虫 〇 カマドウマの仲間、チャバネセセリ 〇 その他観察した物 〇 ケヤキハフクロフシ( 虫えい)、ナガコガネグモ( クモ目) |
2023.10.27(金) ビジターセンター周辺生情報 ミニ観察会のテーマは 「色付く生きものたち」。種名にアカやクロなど色名が付くものや果実や翅などが色彩に富む生きものを中心に観察を行った。種名に色名を含む生きものは、キタキチョウやノコンギクなど19種が観察できた。そのほか、木本や草本の紅葉や黄葉などを観察した。 ≪ 本日のトップテン ≫ |
〇 観察した主な植物 〇 【花を観察した植物 】 アキノキリンソウ、イヌガラシ、イヌコウジュ、ガンクビソウ、ゲンノショウコ、シロヨメナ、スミレ、センブリ、タイアザミ、ノコンギク、マツムシソウ 【 果実を観察した植物 】 アオキ、イタドリ、イヌコウジュ、イヌタデ、ウリハダカエデ、エゴノキ、オオバノキハダ、オニドコロ、カキノキ、ガマズミ、カマツカ、キンエノコロ、ケヤキ、ゲンノショウコ、コボタンヅル、ゴンズイ、サラサドウダン、スイカズラ、センニンソウ、チカラシバ、ツリガネニンジン、ツルウメモドキ、ツルシキミ、ツルボ、テンニンソウ、トダシバ、ニシキギ、ヌカキビ、ネコハギ、ネムノキ、ヒメジソ、ヒメハギ、ヘクソカズラ、ホツツジ、マツムシソウ、ミズキ、ミツバウツギ、ムラサキシキブ、ヤマノイモ、ヨモギ、リョウブ、ワレモコウ 【 紅葉を観察した植物 】 アブラチャン、イタドリ、ウリハダカエデ、オオモミジ、ガマズミ、ケヤキ、コクサギ(黄葉)、サラサドウダン、サンカクヅル、ニシキギ、ヤマノイモ(黄葉)、リョウブ 【 葉ほかを観察した植物 】 アカガシ(葉)、ウラジロガシ(葉)、オニシバリ(蕾 )、クロモジ(冬芽)、センブリ(蕾)、ホオノキ(葉) 、ヤマノイモ(むかご) 〇 観察した主な野鳥 〇 キジ、シジュウカラ、ジョウビタキ、ハシボソガラス、ヒヨドリ、メジロ、ヤマガラ 〇 観察した主な昆虫 〇 アカタテハ、アキアカネ、アザミオオヒゲナガアブラムシ、ウラナミシジミ、オナガバチの仲間、キタキチョウ、キタテハ、キンケハラナガツチバチ、クロコノマチョウ、ツマグロヒョウモン、ハラナガツチバチ、ベニシジミ、ヤマトシジミ 〇 その他観察した生物 〇 キジの羽根、クロモジメフクレフシ(虫えい)、スギタケ(菌類) |
2023.10.13(金) ビジターセンター周辺生情報 9月になっても暑い日が続きましたが、10月に入って漸く爽やかな秋晴れの日が訪れ、箱根では四季の移ろいを日増しに感じられます。木々の色づきが始まっており,VC向かいのケヤキの色が紅葉へ変化しています。秋は木々や草花の実りを得られる時季で、ガマズミ、ヒメシャラ、ヤマボウシ、コブシ、ヤマノイモ、及びヒノキなどの実を観察できました。 ○ 観察した主な昆虫類 ○ ≪ 本日のトップテン ≫ |
〇 観察した主な植物 〇 【実を観察した植物 】 アカネ、アキノタムラソウ、イタドリ、イヌザンショウ、ウド、ウバユリ、ウリハダカエデ、エゴノキ、オオバヤシャブシ、オニドコロ、カキ、カマツカ、ガマズミ、ガンクビソウ、キンエノコロ、ギンミズヒキ、クサギ、ゲンノショウコ、ゴショミズヒキ、コブシ、コボタンヅル、コマユミ、ゴンズイ、サラサドウダン、サンショウ、シキミ、ズミ、セイバンモロコシ、センニンソウ、タマアジサイ、チカラシバ、ツチアケビ、ツリガネニンジン、ツルシキミ、ネムノキ、ヒサカキ、ヒノキ、ヒメシャラ、ミズキ、ミズヒキ、ミツバアケビ、ムラサキシキブ、ヤマノイモ、ヤマボウシ、ヨモギ 【 花を観察した植物 】 アキノキリンソウ、アメリカセンダングサ、イタドリ、イヌタデ、キッコウハグマ〈閉鎖花〉、ゲンノショウコ、コブナグサ、シロヨメナ、タイアザミ、タマアジサイ、ツリガネニンジン、ノコンギク、ハナタデ、モミジガサ 【 蕾を観察した植物 】 アセビ 【 その他 観察した植物 】 ウリカエデ〈紅葉〉、オオハナワラビ〈胞子嚢穂〉、オニシバリ〈葉〉、クロモジ〈冬芽〉、ケヤキ〈紅葉〉、コナラ〈カミキリムシに開けられたと見られる穴〉、ツタウルシ〈紅葉〉、トチノキ〈実を観察できず、葉のみ〉、ヤマノイモ〈ムカゴ〉 ○ 観察した主な野鳥類 ○ エナガ、カケス、キビタキ、サンショウクイ、シジュウカラ、ソウシチョウ、トビ、ハシボソガラス、ヒヨドリ、ホオジロ、メジロ、 |
2023.09.22(金) ビジターセンター周辺生情報 暑かった夏がやっと終わろうとしています。ビジターセンターを一歩出ればガマズミが真っ赤に実り、ノコンギク、アカネ、ヤブマメ、ネコハギ等満開ですっかり秋の気配です。県道を渡るとマツムシソウも満開で、小さな花野を作っています。そして、来年の株もロゼット状になり準備をしています。学習路に入るとゴマギ、エゴノキ、ヤマボウシなども果実をつけています。最後に子供の広場に出て、今日のテーマ「秋の七草」の中のススキ、ハギの類( ネコハギ、ハイメドハギ、マルバハギ)、オミナエシの観察です。また、普段あまり目に止めないオオバコ、スズメノヒエの小さな花の咲き方などじっくり見てまわり、本日の観察会を終了しました。 〇 観察した虫えい 〇 ≪ 本日のトップテン ≫ |
〇 観察した主な植物 〇 【花を観察した植物 】 アカネ、イタドリ、イワニガナ、オオバコ、オトギリソウ、オミナエシ、キンミズヒキ、ゲンノショウコ、サワヒヨドリ、シラヤマギク、シロヨメナ、スズメノヒエ、タイアザミ、タカクマヒキオトシ、タマアジサイ、ツユクサ、ツリガネニンジン、ツリフネソウ、ネコハギ、ノコンギク、ハイメドハギ、ハシカグサ、ヒメジソ、ヒヨドリバナ、ヘクソカズラ、ホトトギス、マツムシソウ、マルバハギ、ミズヒキ、ヤブマメ、ヤマノイモ、ヨモギ、ワレモコウ 【 蕾を観察した植物 】 センブリ、ホトトギス 【 果実を観察した植物 】 アオハダ、アカネ、イヌザンショウ、エゴノキ、エノキグサ、カキ、カマツカ、ガマズミ、キンエノコロ、ゲンノショウコ、コバギボウシ、コボタンヅル、ゴマギ、コマユミ、サルナシ、ススキ、タマアジサイ、チカラシバ、チヂミザサ、ツユクサ、ツルボ、ツリフネソウ、ヌスビトハギ、ネコハギ、ハシカグサ、ヘクソカズラ、ミツバウツギ、ミヤマガマズミ、ヤマボウシ、ヨツバムグラ 【 その他観察した植物 】 オオハナワラビ( 胞子葉)、メリケンカルガヤ( 葉)、ヤマノイモ( 零余子) 〇 観察した主な野鳥 〇 ハシボソガラス、ヒヨドリ、ホオジロ 〇 観察した主な昆虫 〇 アキアカネ、イチモンジセセリ、ウスバキトンボ、エンマコオロギ、オオセンチコガネ、オオヒラタシデムシ、オオモンクロクモバチ、キタキチョウ、キンケハラナガツチバチ、クワコの繭、コイチャコガネ、シダクロスズメバチ、スジグロシロチョウ、セモンジンガサハムシ、チャイロスズメバチ、チャバネアオカメムシ幼虫、ツクツクボウシ、ツマグロヒョウモン、トラマルハナバチ、ナミハナアブ、ハラナガツチバチ、ヨツボシケシキスイ |
2023.08.25(金) ビジターセンター周辺生情報 リクエストなどもあり、「 野鳥の森の池の生きもの 」と「 クモの網 」の2つをテーマに観察を行った。野鳥の森に着くまでの道のりでは、ここ数年実施しているクモの網の張り方・形を手掛かりにしてクモを観察した。ビジターさんに霧吹きをお渡しして、自らクモの網に霧を吹きかけて網の形状を確認して頂いた。野鳥の森の池では捕獲用の網をお渡しした。周囲を飛翔するトンボの仲間や水中の生きものを網ですくったりして観察した。捕獲できたルリボシヤンマは皆でじっくり観察出来た。 〇 観察した主なクモ類 〇 ≪ 本日のトップテン ≫ |
〇 観察した主な植物 〇 【 蕾を観察した植物 】 ススキ、ツルボ、モミジガサ、ヤブガラシ、ヨモギ 【 花を観察した植物 】 イヌガラシ、イヌトウバナ、オニドコロ、キツネノマゴ、キバナガンクビソウ、キンミズヒキ、ギンミズヒキ、クサギ、ゲンノショウコ、コウゾリナ、コバギボウシ、コボタンヅル、シュウブンソウ、シロヨメナ、センニンソウ、ダイコンソウ、タマアジサイ、ツユクサ、ツリガネニンジン、ツルボ、トンボソウ、ヌスビトハギ、ノブキ、ハシカグサ、ヒメキンミズヒキ、マツカゼソウ、ミズヒキ、ムカゴイラクサ、モミジガサ 【 果実を観察した植物 】 イヌガラシ、イヌトウバナ、ウバユリ、エノコログサ、オオバノキハダ、カマツカ、クサギ、サラサドウダン、サンカクイ、ダイコンソウ、チヂミザサ、ツチアケビ、ヌスビトハギ、ハシカグサ、ヒカゲイノコヅチ、ミズキ、ヤマイ、ヤマホタルブクロ、ヤマユリ 〇 観察した主な野鳥 〇 アオゲラ、ウグイス、エナガ、オオタカ、カケス、キジ、コゲラ、シジュウカラ、ソウシチョウ、トビ、ハシボソガラス、ヒヨドリ、ホオジロ、メジロ 〇 そのほか観察した生きものなど 〇 アマガエル幼体 (両生類)、サカマキガイ (貝類)、ブナハオモテカイガラフシ (虫えい) 、モグラ塚、ヤマアカガエル (両生類) |
2023.08.11(金) ビジターセンター周辺生情報 連日、猛暑が続いています。強い陽射しが照り付ける中、VC周辺をボランティア4名、ビジター5名、計9名で少し早い秋を探して歩きました。保全センター辺りで、沢山のミズタマソウが迎えてくれました。アキノタムラソウ、マツムシソウ、サワヒヨドリも咲きはじめていました。白百合台からお手植えのヒノキ辺りまで、時々、細かく観察する方々と、初めて参加したビジターさん組と、別れたりしながらも。それぞれ楽しく観察出来ました。珍しいオオヒナノウスツボやトンボソウも見られ、花だと思ったのはなんとヘクソカズラツボミマルフシという虫こぶでした。サルナシも熟れつつありますし、白玉団子の様な蕾のタマアジサイがあちこちで咲きはじめました。今回はとても沢山の植物を観察する事が出来ました。箱根、VC周辺、まさに”らんまん”でありました。 ≪ 本日のトップテン ≫ |
〇 観察した主な植物 〇 【 花を観察した植物 】 アキノタムラソウ、イヌトウバナ、イヌタデ、ウマノミツバ、オトギリソウ、オオヒナノウスツボ、オニドコロ、キバナガンクビソウ、ガクアジサイ、キツネノマゴ、キンミズヒキ、ゲンノショウコ、コウゾリナ、コバギボウシ、コボタンヅル、コマツナギ、サワヒヨドリ、シロヨメナ、タマアジサイ、チヂミザサ、ツユクサ、ツルボ、トンボソウ、ナガバハエドクソウ、ヌマトラノオ、ヌスビトハギ、ネムノキ、ハゼノキ、ハシカグサ、ヒヨドリバナ、ヘクソカズラ、ホタルブクロ、マツカゼソウ、マツムシソウ、ミズタマソウ、ミズヒキ、ミツバ、ヤマホタルブクロ 【 果実を観察した植物 】 イヌザンショウ、エゴノキ、ウマノミツバ、オオバウマノスズクサ、オオバノキハダ、ガマズミ、キブシ、キツネノボタン、クロモジ、ゴマギ、サルナシ、ツチアケビ、ナガバハエドクソウ、ナワシロイチゴ、ヌスビトハギ、ハシカグサ、ハンショウヅル、バライチゴ、ヒメチドメ、ヘクソカズラ、ミズキ、ミズタマソウ、ミツバ、ヤマキツネノボタン、ヤマホタルブクロ、ヤマボウシ 【 蕾を観察した植物 】 ウド、ツリガネニンジン、ヘクソカズラ、ヌルデ、モミジガサ 葉を観察した植物 センブリ ○ 観察した主な野鳥類 ○ アオゲラ、キビタキ、コゲラ、コジュケイ、シジュウカラ、ツバメ、キジ、トビ、ヒヨドリ、メジロ ○ 観察した主な昆虫類 ○ アサギマダラ、アブラゼミ、イチモンジチョウ、ウスバキトンボ、オオシオカラトンボ、オオヒラタシデムシ、カナブン、カラスアゲハ、キタキチョウ、クマゼミ、クビキリギリスの仲間の幼虫、ダイミョウセセリ、チャイロスズメバチ、ジガバチの仲間、スジグロシロチョウ、ツクツクボウシ、ヒメウラナミジャノメ、ミスジチョウ、ミヤマアカネ、ユキヤナギアブラムシ ○ 観察した虫えい ○ エゴノネコアシ、コアカソツボミトゲフシ、ヘクソカズラツボミマルフシ 〇その他観察したもの ○ 鹿の角のとぎ痕 |
2023.07.28(金) ビジターセンター周辺生情報 猛暑の続く日々、箱根でも30度を超える暑さとなり、熱中症に気をつけながら歩き始めました。 ≪ 本日のトップテン ≫ |
〇 観察した主な植物 〇 【 蕾を観察した植物 】 イノコヅチ、ウバユリ、オニドコロ、シラヤマギク、タマアジサイ、ツルボ、トンボソウ、モミジガサ 【 花を観察した植物 】 アキノタムラソウ、イタドリ、イヌザンショウ、イノコヅチ、ウバユリ、ウマノミツバ、オオバコ、オカトラノオ、ガクアジサイ、クルマバナ、コウゾリナ、コバギボウシ、シオデ、シシウド、シラヤマギク、シロバナイナモリソウ、スズサイコ、セイヨウタンポポ、ダイコンソウ、タカトウダイ、タニタデ、タマアジサイ、チダケサシ、ドクダミ、ネムノキ、ハキダメギク、ハシカグサ、ヒメキンミズヒキ、ヒメジョオン、ヒメヤブラン、ヘクソカズラ、マツカゼソウ、ミズヒキ、ミツバ、ムカゴイラクサ、ヤマキツネノボタン、ヤマニガナ、ヤマホタルブクロ、ヤマユリ、リョウブ 【 実を観察した植物 】 アブラチャン、ウツギ、ウマノミツバ、エゴノキ、オオバウマノスズクサ、カワラマツバ、ガクアジサイ、キブシ、クロモジ、ゴンズイ、サルナシ、サンショウ、シロバナイナモリソウ、サンショウバラ、ダイコンソウ、タカトウダイ、タニタデ、ツチアケビ、ナワシロイチゴ、バライチゴ、ヤブデマリ、ヤマキツネノボタン 【 葉を観察した植物 】 サンショウ 〇 観察した主な鳥 〇 アオゲラ、ガビチョウ、キビタキ、シジュウカラ、ソウシチョウ、ツバメ、トビ、ハシボソガラス、ヒヨドリ、メジロ、ヤマガラ 〇 観察した主な昆虫 〇 ウスバキトンボ、オオシオカラトンボ、オオヒラタシデムシ、カナブン、キタキチョウ、キマワリ、キンモンガ、クロオオアリ、ジャコウアゲハ(幼虫)、スジグロシロチョウ、ヒグラシ、ヒメスジカミキリ、ベニキジラミ、ヨツボシケシキスイ 〇 その他観察したもの 〇 エゴノネコアシ( 虫えい) |
2023.07.14(金) ビジターセンター周辺生情報 九州から中国、北陸方面では厳しい梅雨が続いています。ここ箱根では、前夜に少し雨が降りましたが、曇り空の下、ミニ観察会を実行できました。花が最上部付近まで咲いて梅雨明け間近を知らせるネジバナ、通常昼間は閉花し夕方から開花する紅色刷毛状の美しい花のネムノキを観ることが出来ました。また、美しい白い花が豊かなリョウブ、季節を代表するガクアジサイなども観ました。他に、6月第4金曜時では花が咲いていたエゴノキやサルナシで実が形成されていました。読合せ時に、ふじのくに地球環境史ミュージアムの早川准教授らが新発見した旨、3月に発表されたハチジョウネジバナについて話題が上がりました。 ≪ 本日のトップテン ≫ |
〇 観察した主な植物 〇 【 果実を観察した植物 】 アブラチャン、ウシハコベ、ウツギ、ウマノミツバ、ウリハダカエデ、エゴノキ、オオニワゼキショウ、オオモミジ、カキノキ、カマツカ、クサボケ、クロモジ、コブシ、サラサドウダン、サルナシ、サンショウバラ、サンショウ、タニタデ、ナワシロイチゴ、ハナイカダ、バライチゴ、ハンショウヅル、ヒサカキ、ヒメシャラ、ミズキ、ヤブデマリ、ヤマグワ、ヤマボウシ 【 花を観察した植物 】 イワガラミ、イタドリ、イヌガラシ、ウツボグサ、ウマノミツバ、オオニワゼキショウ、オカトラノオ、カキラン、ガクアジサイ、カワラマツバ、キツネノボタン、コウゾリナ、シロツメクサ、シロバナイナモリソウ、スズサイコ、ダイコンソウ、タカトウダイ、タケニグサ、タニタデ、タマアジサイ、チダケサシ、ツチアケビ、ツルマサキ、ツユクサ、ドクダミ、ナガバノハエドクソウ、ネジバナ、ネムノキ、ノリウツギ、ヒメシャラ、ヒメジョオン、ホソバコガク、ミミナグサ、ミツバ、ヤマホタルブクロ、リョウブ 【 蕾を観察した植物 】 アキノタムラソウ、ウバユリ、オトギリソウ、クサギ、サワヒヨドリ、タケニグサ、タマアジサイ、ヘクソカズラ、モミジガサ、ヤマユリ ○ 観察した主な野鳥類 ○ イカル、キジ、キビタキ、コゲラ、シジュウカラ、トビ、ハシブトガラス、ヒヨドリ、メジロ ○ 観察した主な庫中類 ○ イナゴモドキ、ウスバキトンボ、オオツノカメムシ、オオヒラタシデムシ、オオメキバネハムシダマシ、オナガアゲハ、カブトムシ、カワトンボ、キタキチョウ、キベリシロナミシャク、スカシノメイガ、スジモンヒトリの幼虫、タケカレハの幼虫、トゲカメムシ、ナツアカネ、ヒグラシ( +抜け殻も含む)、ヒメギス、ヒメヤママユの幼虫、ヘリグロツユムシの幼虫、ホソクビツユムシ、マメコガネ、ミドリバエ、モンシロチョウ、ヤマトシリアゲ ○ その他観察したもの ○ アカスジハシリグモ、ギンメッキゴミグモ、ニホントカゲ、ヤマアカガエル、ヘクソカズラツボミマルフシ( 虫えい ) |
2023.06.23(金) ビジターセンター周辺生情報 久しぶりの参加者2名、初めての参加者3名、そして常連の参加者5名に加えて、「箱根町の花 サンショウバラで新種のタマバチを発見」で取材に訪れた神静民報社の記者1名を迎えて、総勢20名のミニ観察会。本日の観察テーマは
「サンショウバラハタマフシ」。冒頭に多目的ホールで、絶滅危惧種のサンショウバラにピンクで光沢がある美しい虫えいサンショウバラハタマフシを形成する新種のタマバチと、そのハチに寄生する2種類のハチの発見および論文掲載に至る活動を紹介。絶滅危惧種のサンショウバラに依存する新種のタマバチと二種類の寄生バチの連鎖的な絶滅の可能性について知って戴き、花の広場から自然学習路の目的となる虫えいを目指して園地へ向う。花が終わったサンショウバラに到着すると、早速参加者全員で緑の葉をじっと見つめてサンショウバラハタマフシを探す。まもなく萼片には直径約3cm
の赤くて光沢のある奇麗な虫えい、葉表では出来始めたばかりで直径約1cm のピンクの可愛い虫えいを初めて見つけて皆で大喜び。梅雨空だが雨上がりの天候。緑一色に見える草木の葉や茎に目を集中させると、新種のタマバチが形成したサンショウバラハタマフシの他に、タマバエ、キジラミ、アブラムシたちが形成した様々な構造で色彩のある虫えいが見つかり、合計18種類の虫えいを観察することができた。 ≪ 本日のトップテン ≫ |
〇 観察した主な植物 〇 【蕾を観察した植物 】 ウバユリ、オカトラノオ、ネムノキ、ノリウツギ、ヒメシャラ、ホタルブクロ、リョウブ 【 花を観察した植物 】 イヌガラシ、イヌツゲ、イワガラミ、ウシハコベ、ウツギ、エゴノキ、オオニワゼキショウ、カキノキ、カワラマツバ、コアジサイ、コウゾリナ、サラサウツギ、シモツケ、シロツメクサ、スイカズラ、ドクダミ、ナワシロイチゴ、ニガナ、ニシキウツギ、ニワゼキショウ、ネジキ、ノアザミ、ノリウツギ、バライチゴ、ヒメシャラ、ヒメジョオン、ホオノキ、ホタルブクロ、ミツバ、ミヤマイボタ、ヤマキツネノボタン、ヤマボウシ 【 果実を観察した植物 】 アオイスミレ、イロハモミジ、ウツギ、エゴノキ、オオシマザクラ、オオニワゼキショウ、オオモミジ、オニシバリ、ガマズミ、クロモジ、コアジサイ、ゴマギ、サラサドウダン、サンショウバラ、チチコグサ、ニシキウツギ、ニシキギ、ニワゼキショウ、ニワトコ、ヒメハギ、ヘビイチゴ、ミズキ、ミツバアケビ、モミジイチゴ、ヤブデマリ、ヤマキツネノボタン、ヨツバムグラ ○ 観察した野鳥 ○ ウグイス、キビタキ、シジュウカラ、ソウシチョウ、ツバメ、トビ、ヒガラ、ヒヨドリ、ホトトギス、メジロ、ヤマガラ ○ 観察した昆虫 ○ エゴツルクビオトシブミ、オオヒラタシデムシ、カノコガ、キシタエダシャク、キタキチョウ、クロスジホソサジヨコバイ、クロボシツツハムシ、コアオハナムグリ、コメツキムシの1種、シモツケマルハバチ( 幼虫)、ジャコウアゲハ、チュウレンジバチ(幼虫)、プライアンシリアゲ、ホソオビヒゲナガ、マガリケムシヒキ、ヨツボシケシキスイ ○ その他観察したもの ○ ウロコアシナガグモ( クモ目)、クサグモ( クモ目)、エゴツルクビオトシブミの揺籃、テンの糞○ 観察した虫えい ○ アオキミフクレフシ、アケビハオレフシ、イヌツゲメタマフシ、ウコギハグキツトフシ、ウツギハコブフシ、ウツギメタマフシ、エゴノキメフクレフシ、エゴノキツボミフクレフシ、エゴノキハヒラタマルフシ、オオモミジハミャクフクロフシ、キヅタツボミフクレフシ、ケヤキハフクロフシ、サンショウバラハタマフシ、タンポポハフクレフシ、バッコヤナギハウラケタマフシ、ヒメシャラハミャクコブフシ、ヨモギクキワタフシ、ヨモギハエボシフシ |
2023.06.09(金) ビジターセンター周辺生情報 この季節にビジターセンター周辺園地で見られる、初夏の花々や木の実を観察しました。関東甲信地方が梅雨入りしたと発表がありましたが、ビジターセンター周辺は、それほどの大雨ではありませんでした。雨の日でも、緑の葉っぱは生き生きと輝き、花も雨粒で光り、晴れの時とは違った美しさがあります。エゴノキの白い花は、今年は特に見事です。ヤマボウシ、サルナシ、ウツギなど初夏の白い花も満開でよく目立ちます。ハコネグミが黄色や赤の果実を付けていました。モミジイチゴも沢山の果実を付けていました。 ≪ 本日のトップテン ≫ |
〇 観察した主な植物 〇 【花を観察した植物 】 ウツギ、エゴノキ、オオバウマノスズクサ、カキノキ、ガマズミ、コアジサイ、コウゾリナ、サルナシ、スイカズラ、ドクダミ、ニシキウツギ、ノイバラ、ハコネウツギ、ハルジオン、ハンショウヅル、ヒメウツギ、ヒメジョオン、ホオノキ、ミヤマイボタ、ヤマボウシ、ヤマホタルブクロ、リョウブ 【 果実を観察した植物 】 オオバウマノスズクサ、オオバヤシャブシ、カマツカ、キブシ、ゴマギ、ニワトコ、ハコネグミ、ハナイカダ、ハンショウヅル、マメザクラ、ミズキ、ムラサキシキブ、モミジイチゴ、ヤマグワ 【 蕾を観察した植物 】 イワガラミ、サンカクヅル、ツチアケビ 【 葉を観察した植物 】 イタドリ、ゴマギ、サンショウ、ネムノキ、モミジガサ 〇 観察した野鳥 〇 アオゲラ、キビタキ、シジュウカラ、ハシボソガラス、ヒヨドリ、メジロ、ヤマガラ 〇 観察した虫えい 〇 ウツギメタマフシ 〇 その他観察したもの 〇 モリアオガエルの卵塊 |
2023.05.26(金) ビジターセンター周辺生情報 4月から5月にかけてVC周辺には南の方から鳥が渡ってきて囀ります。今日のテーマは「野鳥の聞きなし」です。鳥の鳴き声を意味のある人間の言葉にするのが「聞きなし」です。「聞きなし」は名詞で、動詞にすれば「聞きなす」ですが、この「なす」には、「見なす」「思いなす」といった言葉で意識してそのように考えると言う意味があります。従って強引で「聞きなし」のように聞こえないものも沢山あります。が、楽しくてユーモアのあるものも沢山あります。キビタキが囀っていました。聞きなしは「ちょと来い、ちょっと来い、観察会にちょと来い」です。これはある観察会のリーダーが考えたもので、こじつけに見えます。とてもそのように聞こえるとは思えません。ハシブトガラスが鳴いていました。聞きなしは「阿呆、阿呆」です。なんとなくそのような感じに聞こえます。良い言葉ではないですが、ユーモアを感じます。遠くでキジが「ケンケン」と鳴いていました。聞きなしは「健康、健康」です。これもそのようには聞こえないです。今日は野鳥の鳴き声を聞きその「聞きなし」をどう感じるかを楽しみました。花はNHKの朝ドラ「らんまん」で今週の花のシロツメクサを観察しました。その他ミズキ、ヤブデマリ、サンショウバラが満開で見頃でした。 ≪ 本日のトップテン ≫ |
〇 観察した主な植物 〇 【 蕾を観察した植物 】 ウツギ、エゴノキ、サルナシ、リョウブ 【 花を観察した植物 】 イヌガラシ、ウマノアシガタ、オオイヌノフグリ、オオニワゼキショウ、オオバウマノスズクサ、カマツカ、ケキツネノボタン、コウゾリナ、コウボウ、コゴメウツギ、コマユミ、サラサドウダン、サワフタギ、サンショウバラ、シロツメクサ、ナガエコナスビ、ニガナ、ニシキウツギ、ニワゼキショウ、ハコネウツギ、ハルジオン、ハンショウヅル、ホウチャクソウ、ミズキ、ムラサキケマン、ムラサキサギゴケ、ヤブデマリ、ヤマボウシ、リョウブ 【 果実を観察した植物 】 アオイスミレ、オオシマザクラ、オオバヤシャブシ、キブシ、ゴマギ、ツルシキミ、ハナイカダ、ヘビイチゴ、マメザクラ、ムラサキケマン、ヤマグワ、ヤマスズメノヒエ ○ 観察した野鳥類 ○ アオゲラ、アカゲラ、ウグイス、ガビチョウ、キジ、キビタキ、コゲラ、シジュウカラ、ソウシチョウツバメ、トビ、ハシブトガラス、ハシボソガラス、ヒガラ、ヒヨドリ、ホオジロ、メジロ ○ 観察した昆虫類 ○ アワフキムシの仲間、オオセンチコガネ、コガネムシの仲間、ジャコウアゲハ、スジグロシロチョウ、ニワハンミョウ、ヒメウラナミジャノメ、ヒメキマダラセセリ、マルハナバチの仲間、モンシロチョウ ○ その他観察したもの ○ ゴツルクビオトシブミの揺籃、シカの食痕( アオキ)、テンの糞、モリアオガエルの卵塊 |
2023.05.12(金) ビジターセンター周辺生情報 ゴールデンウイーク明けのちょっぴり静かなビジターセンター周辺です。カマツカ、ナナカマド、ゴマギ等、秋に真っ赤な実をつける木々が小さな白い花をつけています。また、淡緑色の花をつけているニシキギ、管楽器のサキソフォンのような形の花をつけるオオバウマノスズクサも観察。そして、日の光が林の中まで入り込んでくるこの時期、花期( 3月末)の早いアオイスミレは葉を大きくして光を浴びています。このアオイスミレの果実は地表に横たわり裂開して種子をこぼします。直径3〜4ミリ程の果実がこの大きな葉の下に育っており、牧野富太郎スタイルに地面に這いつくばって観察しました。野鳥の森では、池の上の木に今年もモリアオガエルの卵塊を見ることが出来ました。 ≪ 本日のトップテン ≫ |
〇 観察した主な植物 〇 【花を観察した植物】 イワニガナ、オオアマナ、オオバウマノスズクサ、カマツカ、キランソウ、ゴマギ、サラサドウダン、ジロボウエンゴサク、スノキ、ナナカマド、ニシキギ、ニョイスミレ、ハナイカダ、ハルジオン、フジ、ホウチャクソウ、ホソバテンナンショウ、ミズキ、ミツバウツギ、ミツバツチグリ、ムラサキケマン、ムラサキサギゴケ、ヤブデマリ、ヤマツツジ 【 蕾を観察した植物 】 ウツギ、エゴノキ、カキ、カマツカ、コゴメウツギ、コマユミ、サワフタギ、サンショウ、サンショウバラ、ハンショウヅル、ミズキ、ミツバウツギ、ヤマカシュウ、ヤマボウシ 【 果実を観察した植物 】 アオイスミレ、イロハモミジ、ウグイスカグラ、ウリカエデ、オオバヤシャブシ、キブシ、サルトリイバラ、ジロボウエンゴサク、ニワトコ、ネコノメソウの仲間、ハナイカダ、マメザクラ、ミツバツチグリ、ムラサキケマン、ヤマグワ 【 葉を観察した植物 】 アオイスミレ、アワブキ、イヌシデ ○ 観察した野鳥類 ○ アオゲラ、イカル、ウグイス、エナガ、ガビチョウ、キジ、キビタキ、コゲラ、コジュケイ、シジュウカラ、ハシブトガラス、ハシボソガラス、ヒガラ、ヒヨドリ、ホオジロ、メジロ、ヤマガラ ○ 観察した昆虫類 ○ アワフキムシの仲間、コンボウケンヒメバチ、コンボウハバチの仲間、スジグロシロチョウ、ニワハンミョウ ○ その他観察したもの ○ シュレーゲルアオガエル( 鳴き声)、モリアオガエルの卵塊 |
2023.04.28(金) ビジターセンター周辺生情報 ビジターセンター周辺園地では、今、春を彩る花々が次々に咲き始めています。フォッサマグナ要素のハコネグミの花、白く清楚な満開のシロヤシオ、紅色の蕾から白い花に変化していくズミ、花序を垂れたオトコヨゾメウ、初夏の箱根の山を飾る満開のヤマツツジ、托葉(托葉芽鱗)と葉が交互に展開中のホオノキの芽吹きなど、この時期しか見られない見頃の花がいっぱいでした。 ≪ 本日のトップテン ≫ |
〇 観察した主な植物 〇 【花を観察した植物】 アオキ(実)、アケビ、アセビ、ウリハダカエデ、オオアマナ、オオモミジ、オトコヨウゾメ、カキドオシ、カジカエデ、カタバミ、ガマズミ、キクザキイチゲ、キクムグラ、キランソウ、クサイチゴ、クサボケ、クロモジ、コウボウ、シロヤシオ、スズメノヤリ(実)、ズミ(蕾)、スミレ、タチツボスミレ、ニョイスミレ、ニワトコ(実)、ハコネグミ、ハルジオン、ホソバテンナンショウ、ミツバウツギ、ミツバツチグリ、ムラサキケマン、ムラサキサギゴケ、ヤマスズメノヒエ、ヤマツツジ 【 果実を観察した植物】 ウリカエデ、キブシ、マメザクラ、モミジイチゴ 【 蕾を観察した植物】 オオバウマノスズクサ、サラサドウダン、ニシキギ、ホオノキ(葉と托葉展開)、ユキザサ 【 葉を観察した植物】 アオイスミレ 〇 観察した主な野鳥類 〇 イカル、ウグイス、カケス、キジ、キビタキ、コゲラ、シジュウカラ、ツバメ、トビ、ハシブトガラス、ヒヨドリ、ヒレンジャク、ホオジロ、メジロ、ヤマガラ 〇 観察した主な昆虫類 〇 アオハムシダマシ、アカタテハ、アワフキムシの仲間、キタテハ、ケヤキヒトスジワタムシ、コマルハナバチ、ナミテントウ、ニワハンミョウ、ビロードツリアブ、ベニシジミ、マルカメムシ、モミジニタイケアブラムシ 〇 観察した虫えい 〇 ウツギメタマフシ、ケヤキハフクロフシ |
2023.04.14(金) ビジターセンター周辺生情報 令和5年度最初のミニ観察会です。たくさんのビジターにご参加いただき、穏やかな春の観察会となりました。今回はルーペを片手に、まだ昆虫が少ない時期に咲く花の色や形、蜜標などを中心に、展開したばかりの新葉の様子なども観察しました。VC前のイロハモミジは、小さな赤い花が満開で、明るい緑色の新葉とともに、青空に映えてとてもきれいです。咲き始めのシロヤシオの花弁の緑色の斑点、満開のシナレンギョウのぼんやり赤いスジ、ムラサキサギゴケの紫と黄色の複雑な模様、広場で点々と咲くスミレの紫色のスジ等の蜜標を肉眼とルーペで観察しました。花の形や色から、やってくる昆虫を想像しながら皆で色々観察していると、足元に咲くチゴユリも発見しました。鳥媒花のヤブツバキの花は、ご存知のように赤く大きく目立つ花で、丈夫な厚い花びらとたっぷりの花粉も観察し、落ちていた花を使って花弁がサポニンをもつこともミニ実験しました。一方で広場の足元に広がるアスパラのような形のイタドリは、赤い色素で新葉や茎を紫外線から守っているようです。ヒノキの葉の先端に付けた赤っぽい雄花と地味で見つけにくい雌花も観察できました。この季節ならではの植物を観察しながら、ビジターやPVの皆様からも色々なお話や質問も出て、大変賑やかな観察会となりました。 ≪ 本日のトップテン ≫ |
〇 観察した主な植物 〇 【花を観察した植物】 アオキ(実)、アセビ、アブラチャン、イロハモミジ(蕾)、オオイヌノフグリ、オオシマザクラ、オランダミミナグサ、オニタビラコ、キランソウ、クサボケ、コブシ、シキミ、シナレンギョウ、シロヤシオ、スズメノカタビラ、スズメノヤリ、スミレ、セイヨウタンポポ、タチイヌノフグリ、タチツボスミレ、タネツケバナ、チゴユリ(蕾)、ニョイスミレ、ハナイバナ、ヒノキ(蕾・実)、ヒメオドリコソウ、ヘビイチゴ、マメザクラ、ミツバツチグリ、ミツバツツジ、ムラサキサギゴケ、モミジイチゴ、ヤブツバキ、ヤマザクラ 【蕾を観察した植物】 エゴノキ、スイバ、ハルジオン、ヤブデマリ 【 新葉や茎を観察した植物】 イタドリ、トチノキ、ホウチャクソウ、リョウブ 【 その他観察した植物】 スギナの胞子茎(ツクシ) 〇 観察した主な野鳥類 〇 ウグイス、キジ、クロツグミ、コゲラ、サンショウクイ、シジュウカラ、シロハラ、ソウシチョウ、ツグミ、トビ、ハシブトガラス、ヒヨドリ、ムクドリ、メジロ、ヤマガラ 〇 観察した主な昆虫類 〇 キシタトゲシリアゲ、キンケハラナガツチバチ、クロオオアリ、ニワハンミョウ、ビロードツリアブ、フジハムシ 〇 その他観察したもの 〇 アミガサタケ、ウヅキコモリグモ、アナグマの堀跡、モグラ塚、シカの糞 |
2023.03.24(金) ビジターセンター周辺生情報 ビジターセンター周辺園地では、多くの樹木が芽吹き、マメザクラやアブラチャン、スミレ、コブシなどが咲き始めました。春一番に咲くヒナスミレ、アオイスミレ、樹木の芽吹き、箱根に春を告げる花々などを観察、見どころ一杯の観察会でした。昨年に比べて、植物の芽生えや開花、一部の昆虫たちの出現もとても早いと感じました。 ≪ 本日のトップテン ≫ |
〇 観察した主な植物 〇 【花を観察した植物】 アオイスミレ、アセビ、アブラチャン、オオイヌノフグリ、オオバヤシャブシ、オニシバリ、カタバミ、キブシ、コハコベ、コブシ、シキミ、スズメノヤリ、タチツボスミレ、バッコヤナギ、ヒイラギナンテン、ヒサカキ、ヒナスミレ、ヒメオドリコソウ、フキ、マメザクラ、ミチタネツケバナ、ミヤマカンスゲ、モミジイチゴ、ヤブツバキ 【 果実を観察した植物】 アオキ、キヅタ、フサザクラ 【 蕾を観察した植物】 アオキ、オオシマザクラ、クロモジ、ゴマギ、ツルシキミ、ニワトコ、マメザクラ、モミジイチゴ、ヤブデマリ、ヤマザクラ 【 冬芽を観察した植物】 コクサギ 【 その他観察した植物】 スギナの胞子茎( ツクシ) 〇 観察した主な野鳥類 〇 ウグイス、カケス、キジ、クロツグミ、シジュウカラ、シロハラ、ツグミ、トビ、ハシボソガラス、ヒヨドリ、ホオジロ、ムクドリ、ヤマガラ 〇 観察した主な昆虫類 〇 キタテハ、コツバメ、シロジュウシホシテントウ、ニワハンミョウ、ヒオドシチョウ、ヒシバッタの仲間、ビロウドツリアブ 〇 その他観察したもの 〇 カナヘビ( 爬虫類)、ツチグリ( 菌類)、モグラ塚 |
2023.03.10(金) ビジターセンター周辺生情報 テーマは「 ヒレンジャクの当たり年」。今年は、多くのヒレンジャクが各地で観察されている。箱根でも2月末から連日、目撃情報が寄せられ3/8には50羽を超える群れが仙石原で確認された。ビジターセンター周辺にはヒレンジャクの好物のヤドリギが少ないので、キヅタの実をポイントに探したが残念ながら出会えなかった。途中、開いたばかりのアオイスミレの花や、アセビやオニシバリの花の香り、ヤマアカガエルの可愛らしい鳴声やウグイスの囀りなど、沢山の春に出会えた観察会だった。 ≪ 本日のトップテン ≫ |
〇 観察した主な植物 〇 【冬芽を観察した植物】 モミジイチゴ 【 蕾を観察した植物】 アオイスミレ、アオキ、オオバヤシャブシ、キブシ、ニワトコ、バッコヤナギ、ヒイラギナンテン、ヒサカキ、フサザクラ 【 花を観察した植物】 アオイスミレ、アセビ、オオイヌノフグリ、オニシバリ、フキ、ミチタネツケバナ、ヒイラギナンテン、フサザクラ、ヤマハンノキ 【 果実を観察した植物】 アオキ、ガマズミ、キヅタ ○ 観察した野鳥類 ○ イカル、ウグイス、エナガ、コゲラ、シジュウカラ、ハシブトガラス、ハシボソガラス、ヒヨドリ、メジロ、ヤマガラ 〇 観察した菌類 〇 キクラゲ、ツチグリ 〇 哺乳類の痕跡 〇 イノシシの吐き戻しと土耕跡、キツネの糞、シカの角研ぎ痕と食痕( アオキ・イヌツゲ)、モグラ塚 ○ その他観察した生物 ○ 繭( ウスタビガ、ヤママユ )、ヤマアカガエル( 成体、幼生、卵塊、鳴き声) |
2023.02.22(金) ビジターセンター周辺生情報 前回テーマとして取り上げてから6年、シカの生息分布は急速に広がり、その影響は深刻化しています。ビジターセンター周辺でも一昨年の冬頃からシカによるアオキの食害が目立ち始め、野鳥の森周辺は下層植生の乏しい都市公園のような有様になってしまいました。今回は、シカのフィールドサインを観察しながらその影響の大きさを実感してもらいました。そして、シカを含む豊かな生態系を守るためには「シカ対策の強化」が急務であることを参加者全員で確認し合いました。 ≪ 本日のトップテン ≫ |
〇 観察した主な植物 〇 【 果実を観察した植物 】 アオキ、オオバヤシャブシ、ガマズミ、カラスザンショウ、キヅタ 【 蕾を観察した植物 】 アオキ、アセビ、オニシバリ、ツルシキミ、ヒイラギナンテン、ヒサカキ 【 冬芽を観察した植物 】 クロモジ、ニワトコ、フサザクラ 【 樹皮を観察した植物 】 ウリハダカエデ 〇 観察した主な野鳥 〇 アカゲラ、エナガ、カケス、カワラヒワ、キジ( VC駐車場に羽根が散乱 )、コゲラ、シジュウカラ、シロハラ、ハシボソガラス、ヒガラ、ヒヨドリ、ホオジロ、メジロ、ヤマガラ ※ 観察した古巣・・・ ウグイス、ホオジロ 〇 そのほか観察したもの 〇 ヤマアカガエルの卵塊50+、 ヤマアカガエル声、タゴガエル声、イノシシ土耕跡、モグラ塚 〇 観察したシカのフィールドサイン *新しいもの 〇 【 食痕 】アオキ、イヌツゲ、ガクアジサイ、キヅタ、スズタケ、ヒイラギナンテン、ミヤマカンスゲ 角擦り跡、毛、糞、足跡、獣道 |
2023.01.27(金) ビジターセンター周辺生情報 午後から雪の予報で寒い。本日のテーマは「照葉樹」。常緑広葉樹である照葉樹は落葉樹が葉を落とした冬の季節にこそ目立つ。落葉樹の葉は半年で落とす使い捨てだが照葉樹は冬を越して使い続ける。VC周辺で見られる15種類の照葉樹の観察をした。観察ポイントは@葉の付き方A葉の形B葉の寿命など。その結果@互生が多い(12種)、A全縁が多い(8種)、B2年が多い(6種)だった。Aは参考にした「葉っぱはなぜこんな形なのか?」(林将之著 講談社刊)の記述通りだった(当たり前か)。驚きだったのはシキミで、葉の寿命は4年以上。幹の直径が5cm位あっても幹に直接、葉が付いていることだった。ミニ観察会終了時には予報どおり雪が降ってきた。 ≪ 本日のトップテン ≫ |
◎観察した主な植物 ○ 【 【花を観察した植物 】 サザンカ 【 蕾を観察した植物 】 アセビ、オニシバリ、ヒイラギナンテン、ヒサカキ、ヤブツバキ 【 果実花を観察した植物 】 アオキ、ガマズミ、キヅタ、サルトリイバラ、ツルシキミ 【 葉を観察した植物 】 アオキ、アカガシ、アセビ、イヌツゲ、ウラジロガシ、キヅタ、サザンカ、シキミ、シロダモ、ツルシキミ、ネズミモチ、ヒイラギナンテン、ヒサカキ、ヤブツバキ 【 その他観察した植物 】 アオキ(実生)、ツルマサキ(葉)、モミジイチゴ(冬芽) 〇 観察した主な野鳥 〇 アカゲラ、ウグイス、エナガ、オオタカ、カケス、ガビチョウ、キジ、キジバト、コゲラ、シジュウカラ、シロハラ、トビ、ハシブトガラス、ハシボソガラス、ヒヨドリ、ホオジロ、ヤマガラ 〇 そのほか観察したもの 〇 シカの食痕、モグラ塚、ヤママユ(蛾)の繭 |
2023.01.13(金) ビジターセンター周辺生情報 果実が少ないためか今シーズンは冬の野鳥が少なく感じますが、今日のテーマは「 野鳥と果実」です。野鳥( 動物)と植物の間には食べる、食べられると言う相対する利害関係があり、ある植物は食べられては子孫が残らなくなるので困る、ある植物は食べてもらい子孫を残したい。そこには植物、野鳥(動物)との進化の長い歴史があり分りませんが、果実と野鳥を探すことにしました。自然学習路入口付近にシロハラがマユミに止まりじっとしていました。何をしているのでしょうか。皆で観察しました。その後ガマズミに移動して果実を啄みました。白百合台園地のヤドリギを観察しに行きました。以前よりかなり減少していました。何故減少したのかよく分りません。ヒレンジャクが果実を食べて糞を垂らしている光景を皆で観察したことが懐かしいです。メジロがマユミの果実を啄んでいました。今日は一月とは思えないポカポカ陽気の中での、野鳥と果実の観察会でした。 ≪ 本日のトップテン ≫ |
◎観察した主な植物 ○ 【 【 蕾を観察した植物
】 アセビ、オニシバリ、キブシ、ケヤマハンノキ、ツルシキミ、ヒイラギナンテン、ヒサカキ 【 果実を観察した植物 】 アオキ、アオツヅラフジ、オオバヤシャブシ、ガマズミ、カラスザンショウ、キヅタ、ケヤマハンノキ、コボタンヅル、シキミ、スイカズラ、ススキ、ツルウメモドキ、ツルシキミ、ニシキウツギ、ニシキギ、ヘクソカズラ、マユミ、ミヤマイボタ、ムラサキシキブ、ヤドリギ 【 冬芽を観察した植物 】 オオバヤシャブシ、クロモジ、コブシ、トチノキ、バッコヤナギ 【その他観察した植物 】 エゴノキ、ツルマサキ ○ 観察した主な野鳥類 ○ エナガ、コゲラ、シジュウカラ、ジョウビタキ、シロハラ、ツグミ、トビ、ハシブトガラス、ヒヨドリ、メジロ、ヤマガラ ○ その他観察したもの ○ キヅタツボミフクレフシ( 虫えい)、シカの食痕 (アオキ)、シカの糞、テンの糞 |
2022.12.23(金) ビジターセンター周辺生情報 この日は雲ひとつない冬の青空!でしたが、氷点下の気温で強風が吹いていました。そこで比較的日当りが良く風の少ない場所で、大きめの冬芽を中心に肉眼で観察することにしました。冬芽をテーマにした観察は何回目かになるのですが、今回は冬芽や葉痕、芽鱗痕が形成される場所や大きさ、形などから見える植物の樹形等も観察しました。冬芽には、春の芽生えに大切な芽を守るための作戦があり、自分にあった冬のコートを着ているように見えます。シロヤシオやサラサドウダンの赤い鱗芽、ヒヅメのようなオオモミジの鱗芽、星状毛があるヤブデマリの裸芽、フワフワのコブシ、ツバキの大きな花芽、三大美芽のコクサギ、必ず開芽するというホオノキの大きな頂芽とバラけた維管束の跡が見える大きな葉痕、ジグザグにつくケヤキの鱗芽、ねとねとで大きなトチノキの鱗芽と過去の成長が見える芽鱗痕、花芽より葉芽の方が大きいカジカエデ、スペアをもつエゴノキの裸芽、年数がわかるカツラの短枝の葉痕などを観察しました。寒くて風が強い日でしたが、熱心な皆様の笑顔に助けていただき、令和4年最後のミニ観察会となりました。 ≪ 本日のトップテン ≫ |
◎観察した主な植物 ○ 【 【 冬芽を観察した植物
】 エゴノキ、オオバノキハダ、オオモミジ、カジカエデ、カツラ、ケヤキ、コクサギ、コブシ、サラサドウダン、サンショウバラ、シキミ、シロヤシオ、トチノキ、ノリウツギ、ヒメシャラ、ホオノキ、ミズキ、ヤマザクラ、ヤマボウシ、ヤブツバキ、ヤブデマリ、リョウブ 【 蕾を観察した植物 】 アセビ 【 花を観察した植物 】 ヤブツバキ 【 果実を観察した植物 】 オオモミジ、カジカエデ、サルトリイバラ、スイカズラ、ツルウメモドキ、ツルマサキ、タイアザミ、ヘクソカズラ 〇 観察した主な鳥類 〇 アオゲラ、エナガ、キジ、コゲラ、シジュウカラ、シロハラ、ツグミ、トビ、ヒヨドリ、ホオジロ、ヤマガラ 〇 観察した昆虫類 〇 ナミテントウ (VC室内) 〇 その他観察したもの 〇 イオウゴケ、ジグモの巣、ウサギやシカの糞、霜柱 |
2022.11.25(金) ビジターセンター周辺生情報 青空が広がり穏やかな一日となりました。今日のテーマに沿って、いろいろな形をした実を見ながら、植物がどのようにタネを遠くへ運ぶ工夫をしているかを確認しました。 ≪ 本日のトップテン ≫ |
◎観察した主な植物 ○ 【 【 花を観察した植物
】 シロヨメナ、ノコンギク 【 実を観察した植物 】 アオツヅラフジ、イヌツゲ、イノコヅチ、ウツギ、オオモミジ、オニドコロ、カジカエデ、カマツカ、ガマズミ、ゲンノショウコ、コボタンヅル、コブシ、シラヤマギク、スイカズラ、ススキ、センニンソウ、タイアザミ、チヂミザサ、ツツジの仲間、ツルウメモドキ、ツルシキミ、ツルマサキ、テンニンソウ、ノコンギク、ヒノキ、ヒメシャラ、ヘクソカズラ、マユミ、ミズヒキ 【 冬芽を観察した植物 】 クロモジ、コブシ、シロヤシオ、トチノキ 【 その他観察した植物 】 イロハモミジ( 紅葉)、オオモミジ( 紅葉)、クロモジ( 黄葉)、ケヤキ( 葉と実をつけた枝)、ヒノキ( 蕾) 〇 観察した主な鳥 〇 エナガ、コゲラ、シジュウカラ、トビ、ハクセキレイ、ヒヨドリ、ヤマガラ 〇 観察した主な昆虫 〇 タンザワフキバッタ、ヤマトシジミ 〇 その他観察したもの 〇 イノシシの糞、イオウゴケ( 地衣類)、キイロスズメバチの巣、ザトウムシの仲間、ヨモギハシロケタマフシ(虫えい) |
2022.11.11(金) ビジターセンター周辺生情報 天高く、絶好の観察日和。本日の観察会は、紅葉狩りです。モミジ類はもとより、ケヤキ、ミズナラ、サンショウ、マユミ、サンカクヅル、メギ、コブシ…などなど赤や黄に見事に紅葉していました。空の青さと、お陽様の光は植物の紅葉をより美しく見せてくれました。吹く風もここち良く紅葉狩りを満喫しました。そして最後に大発見!御手植ヒノキ周辺でリンドウ、ツルリンドウ、キッコウハグマの群生です。キッコウハグマの花は終わっていましたが、来年は沢山見られる事でしょう。ツルリンドウの花実の観察も楽しみです。 《 本日のトップテン 》 @ツルリンドウAリンドウBキッコウハグマCイロハモミジDオオモミジEエンコウカエデFケヤキGミズナラHミツバツツジIツルマサキの実 |
◎観察した主な植物 ○ 【 果実を観察した植物 】 アオツヅラフジ、ウツギ、カジカエデ、カマツカ、ガマズミ、キツネノマゴ。クサギ、サルトリイバラ、ケヤキ、スイカズラ、ズミ、センニンソウ、タイアザミ、ツルウメモドキ、ツルシキミ、ツルマサキ、ツルリンドウ、テンニンソウ、ノコンギク、ヒノキ、ヘクソカズラ、マユミ、ムラサキシキブ、メギ、ヤマノイモ、リョウブ 【 花を観察した植物 】 キッコウハグマ、キヅタ、シロヨメナ、タイアザミ、ツルリンドウ、ノコンギク、ハキダメギク、ヒヨドリバナ、リュウノウギク、リンドウ 【 紅葉していた植物 】 アブラチャン、イヌザンショウ、イロハモミジ、エンコウカエデ、オオモミジ、ケヤキ、コクサギ、コブシ、サンカクヅル、サンショウ、マユミ、ミズナラ、ミツバツツジ 【 その他観察した植物 】 オオハナワラビ( 包よう)、コブシ( 冬芽)、ツルシキミ( 蕾)、ホオノキ( 冬芽) 〇 観察した野鳥類 〇 エナガ、コゲラ、ハシブトガラス、ヒヨドリ、メジロ 〇 観察した昆虫類 〇 キタキチョウ、キバラヘリカメムシ、タンザワフキバッタ、トホシカメムシ、ナミテントウ、ヒメツチハンミョウ |
2022.10.28(金) ビジターセンター周辺生情報 箱根では、今、秋の花々が咲き始めています。本日はこの季節にしか見ることのできない、秋の訪れを感じる秋の花々を観察しました。毎年、閉鎖花となることが多いキッコウハグマが、今年は多数開花していました。白百合台園地では、ヤマラッキョウ、リュウノウギク、リンドウの群生が見られました。 〇 観察した主な鳥類 〇 《 本日のトップテン 》 |
◎観察した主な植物 ○ 【 【 花を観察した植物
】 アキノキリンソウ、イヌタデ、キッコウハグマ、キツネノマゴ、キバナガンクビソウ、ゲンノショウコ、コウゾリナ、サラシナショウマ、サワヒヨドリ、シロヨメナ、センブリ、タイアザミ、ダイコンソウ、ツリガネニンジン、ノコンギク、マツムシソウ、モミジガサ、ヤマラッキョウ、リュウノウギク、リンドウ 【 果実を観察した植物 】 アキノキリンソウ、アキノタムラソウ、イタドリ、イヌザンショウ、ウバユリ、ウマノミツバ、オオバウマノスズクサ、カキ、ガマズミ、カラスザンショウ、ゲンノショウコ、コウゾリナ、コボタンヅル、コマユミ、サルナシ、サワヒヨドリ、サンショウ、シラヤマギク、スイカズラ、ズミ、センニンソウ、タイアザミ、ダイコンソウ、ツリガネニンジン、ツルウメモドキ、ツルシキミ、ツルリンドウ、テンニンソウ、ニシキギ、ノブキ、ハンショウヅル、ヒメジソ、ヘクソカズラ、ホトトギス、マツカゼソウ、マユミ、ミツバアケビ、ミツバウツギ、モミジガサ、ヤマハッカ、リョウブ、ワレモコウ 【 蕾を観察した植物 】 アセビ、オニシバリ、キッコウハグマ、キブシ、ツルリンドウ 【 紅葉 ・ 黄葉を観察した植物 】 オオモミジ( 紅葉)、ガマズミ( 紅葉)、サンカクヅル( 紅葉)、ツタウルシ( 紅葉)、ウリハダカエデ( 黄葉)、エノキ( 黄葉)、ケヤキ( 黄葉)、ヒメシャラ( 黄葉) 【 冬芽を観察した植物 】 クロモジ、コブシ、ノリウツギ 【 その他 観察した植物 】 フユノハナワラビ( 胞子葉) |
2022.10.14(金) ビジターセンター周辺生情報 前日の天気予報( 曇り後晴れ)が外れて、朝から霧雨が断続的に降る状況でしたが、VC前でひときわ美しく赤い実をたわわにつけたガマズミを筆頭に、赤い実のサンショウとその近くにある実をつけたイヌザンショウ、ミッキーマウスの頭に似た形状の実を有するゴンズイなど果実に着眼して楽しむことが出来ました。他に、実をつけた植物群中、ヒメシャラはVC前の一株、ヤマボウシは箱根高原ホテル入口道路沿いの一株のみを観察しました。自然学習路ではオニシバリが早くも葉をつけていました。 【 その他・観察した植物 】 《 本日のトップテン 》 |
◎観察した主な植物 ○ 【 【 果実を観察した植物
】 アオキ、アオツヅラフジ、イヌザンショウ、イロハモミジ、ウド、ウバユリ、ウリハダカエデ、オオバウマノスズクサ、オオバヤシャブシ、オオモミジ、カジカエデ、カキ、ガマズミ、カマツカ、キンミズヒキ、ゲンノショウコ、コブシ、ゴマギ、コマユミ、ゴンズイ、サルナシ、サンショウ、ズミ、ダイコンソウ、チカラシバ、ツルウメモドキ、ツルボ、ニシキギ、ノガリヤス、ノブキ、ハンショウヅル、ヒメジソ、ヒメシャラ、ミズヒキ、ミツバアケビ、ムラサキシキブ、ヤマボウシ、リョウブ 【 花を観察した植物 】 アキノキリンソウ、イヌタデ、キッコウハグマ( 閉鎖花)、キバナガンクビソウ、ゲンノショウコ、シロヨメナ、タイアザミ、ツルリンドウ、テンニンソウ、ナギナタコウジュ、ノコンギク、ホトトギス、モミジガサ 【 蕾を観察した植物 】 キッコウハグマ、サラシナショウマ、センブリ、ヒサカキ 【 紅葉を観察した植物 】 ガマズミ、サンカクヅル、シロヤシオ、ニシキギ |
2022.09.23(金) ビジターセンター周辺生情報 今までにない大きな台風が次々に上陸するなか、台風の進路の心配をよそに、PV4名、ビジター7名が集まりました。秋本番、沢山の植物の花が咲き、実をつけ、鳥も虫もとても賑やかでした。管理事務所付近では、マツムシソウの花やコブナグサが群生し、VC玄関の前のガマズミは、色鮮やかに熟していました。野鳥観察小屋からの坂を登りきった所の正面には、ミツバアケビの実がいっくつもぶら下がっていました。今まで気が付かなかったのが不思議です。高原ホテルの道では、エナガの群れが私達の前を先へ先へと、まるで道案内をしてくれている様でした。観察会を解散した数分後、急に大粒の雨が降ってきました。何ともラッキーな観察会でした。 《 本日のトップテン 》 |
◎観察した主な植物 ○ 【 【 蕾を観察した植物
】 センブリ 【 花を観察した植物 】 アキノキリンソウ、オオハナワラビ、キンミズヒキ、ゲンノショウコ、クサギ、コブナグサ、サワヒヨドリ、シロヨメナ、タイアザミ、タマアジサイ、ツリガネニンジン、ツリフネソウ、ツルニンジン、ツユクサ、テンニンソウ、ネジバナ、ヒヨドリバナ、ホトトギス、マツムシソウ、モミジグサ、ヤブマメ 【 実を観察した植物 】 イヌザンショウ、ウド、エゴノキ、オオバウマノスズクサ、ガマズミ、コボタンヅル、ゴマギ、サルナシ、ヌスビトハギ、ミズタマソウ、ミズヒキ、ミツバアケビ。ミツバウツギ、ミヤマガマズミ、ムラサキシキブ、ヤマボウシ 【 その他・観察した植物 】 クロモジ( 花芽・葉芽)、チジミザサ ○ 観察した主な野鳥類 ○ アカゲラ、アオゲラ、エナガ、カケス、コジュケイ、コゲラ、シジュウカラ、ソウシチョウ、ハクセキレイ、ハシブトガラス、ハシボソガラス、ヒトドリホオジロ、メジロ ○ 観察した主な昆虫類 ○ イナゴの仲間、エンマコオロギ、オオハナアブ、キンケイハラナガツチバチ、コアオノハナムグリ、ツクツクボウシ、トゲカメムシ、ヒラタアブの仲間、ヒメハラナガツチバチ、ヒナバッタ、マドガ、ヤマトシジミ |
2022.09.09(金) ビジターセンター周辺生情報 ミニ観察会としては3回目のクモの巣の観察。今回は昨年( 《 本日のトップテン 》 |
◎観察した主な植物 ○ 【 【 花を観察した植物
】 アカネ、イタドリ、イヌトウバナ、オトギリソウ、オニドコロ、キンミズヒキ、ゲンノショウコ、サワヒヨドリ、シュウブンソウ、シラヤマギク、シロヨメナ、ススキ、センニンソウ、タイアザミ、ダイコンソウ、タマアジサイ、チヂミザサ、ツリガネニンジン、ツルボ、ネジバナ、ノブキ、ハイメドハギ、ヒメジソ、マツカゼソウ、ミズタマソウ、ワレモコウ 【 蕾を観察した植物 】 シロヨメナ 【 果実を観察した植物 】 オニドコロ、カマツカ、キブシ、コバギボウシ、ダイコンソウ、ヘクソカズラ、ミズタマソウ、ミズヒキ、ヤマボウシ 〇 観察した主な野鳥 〇 キジ、ツバメ、トビ、ハシブトガラス、ヒヨドリ 〇 観察した主な昆虫 〇 イトトンボの仲間、ウスバキトンボ、エンマコオロギ、キイロスズメバチ、キタキチョウ、ササキリの仲間、トゲカメムシ、ハラナガツチバチの仲間、ヒナバッタ、ヒメウラナミジャノメ、ヒメギス 〇 観察した主なクモ 〇 アシナガサラグモ、オニグモの仲間の網、ギンメッキゴミグモ、クサグモ、コガネヒメグモ、ジグモの巣、ジョロウグモ、チュウガタシロカネグモ、ナガコガネグモ、ヒメグモ、ムネグロサラグモ 〇 その他観察した生物 〇 エリマキツチグリ( 菌類)、マムシ(爬虫類) |
2022.08.26(金) ビジターセンター周辺生情報 今日のテーマは「晩夏、初秋を五感で感じてみましょう」です。 〇 観察した昆虫類 〇 《 本日のトップテン 》 |
◎観察した主な植物 ○ 【 【 花を観察した植物
】 アオツヅラフジ、イヌトウバナ、ヒカゲイノコヅチ、ウド、オオヒナノウスツボ、オカトラノオ、オトギリソウ、オミナエシ、キバナガンクビソウ、ゲンノショウコ、コバギボウシ、コボタンヅル、サワヒヨドリ、シシウド、シラヤマギク、シロヨメナ、センニンソウ、ダイコンソウ、タマアジサイ、ツユクサ、ツルボ、トンボソウ、ヌスビトハギ、ネコハギ、ハシカグサ、バライチゴ、ヒメキンミズヒキ、ヒメジョオン、ヘクソカズラ、ホツツジ、マツカゼソウ、マルバハギ、ミズタマソウ、ミズヒキ、ムカゴイラクサ、モミジガサ、ワレモコウ 【 蕾を観察した植物 】 アセビ、イタドリ、シロヨメナ、ススキ、マルバハギ、モミジガサ、ワレモコウ 【 果実を観察した植物 】 アオツヅラフジ、アカソ、イヌザンショウ、ウツボグサ、ウバユリ、ウマノミツバ、オトギリソウ、ガマズミ、ゴマギ、サンショウ、ダイコンソウ、タニタデ、ツチアケビ、ヌスビトハギ、バライチゴ、ハンショウヅル、ヒメハギ、ホツツジ、ミズタマソウ、ミツバ、ミツバウツギ、ヤマボウシ 【 葉を観察した植物 】 センブリ 〇 観察した野鳥類 〇 イカル、イワツバメ、ウグイス、ガビチョウ、キジバト、シジュウカラ、ツバメ、ハシブトガラス、ハシボソガラス、ヒヨドリ、メジロ |
2022.08.12(金) ビジターセンター周辺生情報 植物の世界は、夏から秋に花を咲かせる花々へ変わりつつあります。本日は、ピークを迎えた夏の花々と咲き始めた秋の花を観察しました。あいにくの雨でしたが、森の中は涼しく静まり返っていました。ミズタマソウが雨に濡れて水玉のように輝いていました。コバギボウシが園地のあちらこちらで満開でした。ボタンヅル、コボタンヅル、センニンソウなどは、「マント群落」の名前の通り、ツルが分枝して他の植物の間を抜け、おおいかぶさり、四方に伸びていました。 《 本日のトップテン 》 |
◎観察した主な植物 ○ 【 【 蕾を観察した植物
】 ギンミズヒキ、サワヒヨドリ、センニンソウ、タマアジサイ、ツルリンドウ、マツムシソウ、モミジガサ 【 花を観察した植物 】 アキノタムラソウ、イヌトウバナ、オニドコロ、キツネノボタン、キンミズヒキ、クサギ、コウゾリナ、コバギボウシ、コボタンヅル、コマツナギ、ダイコンソウ、タマアジサイ、トンボソウ、ヌスビトハギ、ヘクソカズラ、ボタンヅル、マツムシソウ、ミズタマソウ 【 果実を観察した植物 】 アキノタムラソウ、アセビ、オオバノトンボソウ、キツネノボタン、ゴマギ、ズミ、ダイコンソウ、ツチアケビ、ヌスビトハギ、バライチゴ、ミズタマソウ、ムラサキシキブ、リョウブ 【 葉を観察した植物 】 センブリ、ネコハギ 〇 観察した野鳥類 〇 イカル、メジロ |
2022.07.22(金) ビジターセンター周辺生情報 今年は6月末早々と梅雨明け発表があり、その後戻り梅雨?とやら…安定しない不順な天気が続いています。でも今日は観察会が始まる頃には青空が広がり、お馴染みのビジターさん4人を迎えての観察会です。 〇 その他観察したもの 〇
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◎観察した主な植物 ○ 【 【 蕾を観察した植物
】 コバギボウシ、コボタンヅル、タマアジサイ、ヒヨドリバナ、モミジガサ 【 花を観察した植物 】 アオツヅラフジ、アキノタムラソウ、イヌザンショウ、イワガラミ、ウマノミツバ、オオバノトンボソウ、オカトラノオ、ガクアジサイ、シシウド、シロバナイナモリソウ、ダイコンソウ、タニタデ、タマアジサイ、チダケサシ、ツチアケビ、ドクダミ、ネムノキ、ノリウツギ、ヘクソカズラ、マツカゼソウ、ミツバ、ミヤマナミキ、ヤマキツネノボタン、リョウブ 【 果実を観察した植物 】 ウツギ、エゴノキ、オオバノキハダ、ガマズミ、カマツカ、クロモジ、ゴマギ、コブシ、コマユミ、サルナシ、サンカクヅル、サンショウバラ、スノキ、ツチアケビ、ツルウメモドキ、ナナカマド、ハナイカダ、ホオノキ、ミズナラ、ミツバアケビ、ミツバウツギ、ヤマグリ、ヤマボウシ 【 葉を観察した植物 】 コナラ、スノキ、ハコネグミ 〇 観察した野鳥類 〇 ウグイス、ガビチョウ、シジュウカラ、ソウシチョウ、ツバメ、トビ、ホオジロ、ヒヨドリ、メジロ 〇 観察した昆虫類 〇 アオカナブン、オオヒラタシデムシ(成虫、幼虫)、オニヤンマ、カナブン、カブトムシ、キタキチョウ、コゲチャツツゾウムシ、シオカラトンボ、シオヤアブ、ゼニガサミズメイガ、トホシカメムシ、ヒカゲチョウ、ヒグラシ、マダラアシゾウムシ、モンシロチョウ、ヤハズカミキリ、ヤブヤンマ、ヨツスジハナカミキリ、ヨツボシケシキスイ、ルリシジミ |
2022.07.08(金) ビジターセンター周辺生情報 梅雨明け後にふさわしく、アジサイ科(ガクアジサイ、ホソバコガク、イワガラミ)、ネジバナなど季節を感じる植物・花を多く観察できました。他、オカトラノオ、ヤマホタルブクロなどの花を見ることができました。9人と多めの方々に参加いただき、にぎやかに進行できました。 〇 観察した野鳥類 〇
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◎観察した主な植物 ○ 【 【 花を観察した植物
】 アキノタムラソウ、イタドリ、イワガラミ、イワニガナ、ウツギ、ウツボグサ、オカトラノオ、カキラン、ガクアジサイ、カワラマツバ、コウゾリナ、コマツナギ、シロバナイナモリソウ、スズサイコ、チダケサシ、ツチアケビ、ドクダミ、ナガエコナスビ、ニワゼキショウ、ネジバナ、ノアザミ、ノハナショウブ、ノリウツギ(含む花芽)、ヒメジョオン、ヒメヤブラン、ホタルブクロ、ホソバコガク、ミツバ、ムラサキシキブ、ヤマキツネノボタン、ヤマホタルブクロ 【 蕾を観察した植物 】 イヌザンショウ、ウツボグサ、ウバユリ、オトギリソウ、シシウド、タカトウダイ、チダケサシ 【 果実を観察した植物 】 アブラチャン、ウツギ、オオバウマノスズクサ、オオモミジ、カジカエデ、ガマズミ、コブシ、ゴマギ、サルナシ、サンショウ、サンショウバラ、ズミ、ナナカマド、ノアザミ、ハナイカダ、ハンショウヅル、ヘビイチゴ、マメザクラ、ミズキ、ミヤマイボタ、ヤマキツネノボタン、ヤマグワ、ヤマハタザオ、ヤマボウシ |
2022.06.24(金) ビジターセンター周辺生情報 梅雨の時期の草木は、葉っぱの緑が濃くなってきれいです。葉っぱをテーマにした観察は何回目かになります。今回は、光合成を行って栄養を作る器官である葉っぱが、植食性昆虫や病原菌等から守るための物理的・化学的・生物的防御方法を観察しました。ハコネグミやウツギの星状毛、ヤマグワの切れ込む葉の形、カタバミやネコハギのはっ水効果、コクサギの油点、カツラの甘い香りを出す腺点、オオシマザクラの花外蜜腺や枯れ葉の桜餅の香り、イタドリのシュウ酸など、その多様な作戦をルーペも使って観察しました。 《 本日のトップテン 》 |
◎観察した主な植物 ○ 【 【 蕾を観察した植物
】 オオバコ、タマアジサイ、ネコハギ、ノリウツギ、ムラサキシキブ、リョウブ 【 花を観察した植物 】 イヌツゲ、イワガラミ、ウツギ、ウマノアシガタ、エゴノキ、オオニワゼキショウ、ガクアジサイ、コウゾリナ、サラサウツギ、シモツケ、シロツメクサ、スイカズラ、ドクダミ、ニシキウツギ、ニワゼキショウ、ネジバナ、ノアザミ、ヒメシャラ、ヒメジョオン、ミヤマイボタ、ムラサキシキブ、ヤマボウシ 【 果実を観察した植物 】 ウツギ、エゴノキ、オオシマザクラ、オオニワゼキショウ、オオバノキハダ、オオモミジ、カジカエデ、ガマズミ、カマツカ、キブシ、クロモジ、ゴンズイ、サンショウバラ、チチコグサ、ツルウメモドキ、ニワゼキショウ、ヒメハギ、ミズキ、モミジイチゴ、ヤマグワ 【 葉を観察した植物 】 イタドリ、オオシマザクラ、オオバコ、オオモミジ、カタバミ、カツラ、クロモジ、コクサギ、サラサウツギ、ススキ、ネコハギ、ハコネグミ、ヤマグワ 〇 観察した野鳥 〇 【 鳴き声のみ 】 ウグイス、ガビチョウ、キジ、キビタキ、シジュウカラ、ヒヨドリ、ホトトギス、メジロ 〇 観察した昆虫類〇 アザミクロヒゲナガアブラムシ、カシルリオトシブミ、キタキチョウ、キンモンガ、ケヤキヒトスジワタムシ、ケンヒメバチの仲間、コマルハナバチ、ジャコウアゲハ、ダイミョウセセリ、テングアワフキ、ナミテントウ(成 虫、サナギ)、ヒメアシナガコガネ、ヒョウモンエダシャク、ヒラヤマカマガタアブラムシ、フチグロヤツボシカミキリ、ベニモンツノカメムシ、ホソオビヒゲナガ、マメコガネ、モンシロチョウ、ヤマトシリアゲ、ユキヤナギアブラムシ、ヨモギヒメヒゲナガアブラムシ 〇 観察した虫えい 〇 エゴノキハウラタマフシ、ケヤキハフクロフシ、サンショウバラハタマフシ 〇 その他観察したもの 〇 ザトウムシの仲間 |
2022.06.10(金) ビジターセンター周辺生情報 久しぶりに会う懐かしいビジターさん8名を迎えてのミニ観察会。本日の観察テーマは虫えいを探そうシリーズとして、「エゴノキの成長と昆虫の出現」と「ケヤキヒトスジワタムシによるケヤキハフクロフシの形成」。館内で簡単な虫えいの勉強会を実施後に目的となる虫えいを目指して園地で探索を行う。エゴノキでは色々な種類のタマバエが新葉や頂芽および腋芽、蕾など各々に形成した虫えいを5種類、ケヤキではケヤキヒトスジワタムシが葉に形成したケヤキハフクロフシ、サンショウバラではタマバチの一種が萼片に形成したサンショウバラハタマフシ、その他の植物でもタマバエの一種やキジラミの一種が形成した虫えいを8種類、合計15種類の虫えいを見つける。それぞれの虫えいを観察しながら、虫えい形成昆虫が寄主植物の成長に同期して、植物のどの部位に、どのような形状の虫えいを、どのように形成するのかなど昆虫目線で考える。そして不思議な方法で命を繋いでいる虫えい形成昆虫の姿を思い浮かべながら、植物や野鳥および昆虫の観察を含めて実施したミニ観察会は無事に終了した。 ○ 観察した虫えい ○ 《 本日のトップテン 》 【 植物 】 @オオバウマノスズクサ( 蕾・ 花)、Aガマズミ( 花)、Bサルナシ( 花・ 果実)、Cハコネウツギ( 花) |
◎観察した主な植物 ○ 【 【 蕾を観察した植物
】 ウツギ、エゴノキ、オオバウマノスズクサ、オオバノキハダ、サンカクヅル、シモツケ、ノリウツギ 【 花を観察した植物 】 ウツギ、エゴノキ、オオバウマノスズクサ、オオバノキハダ、イワニガナ、ウマノアシガタ、オオニワゼキショウ、ガマズミ、カモガヤ、キランソウ、コアジサイ、コウゾリナ、サルナシ、サンショウバラ、シロツメクサ、スイカズラ、ドクダミ、ナガエコナスビ、ニガナ、ニシキウツギ、ニワゼキショウ、ノアザミ、ノガリヤス、ハコネウツギ、ハナイカダ、ヒメハギ、ホオノキ、ミミナグサ、ヤマサギゴケ、ヤマボウシ、ヨツバムグラ 【 果実を観察した植物 】 ウマノアシガタ、オオシマザクラ、オオニワゼキショウ、オオモミジ、カジカエデ、カマツカ、キブシ、ゴマギ、サルナシ、サンショウバラ、ニワゼキショウ、ハコネグミ、ハナイカダ、マメザクラ、マユミ、モミジイチゴ、ヤブデマリ、ヤブヘビイチゴ、ヤマグワ、ヤマサギゴケ 〇 観察した野鳥 〇 ウグイス、ガビチョウ、カワラヒワ、キジ、キジバト、キビタキ、コゲラ、コジュケイ、シジュウカラ、ノスリ、ハシブトガラス、ハシボソガラス、ヒヨドリ、メジロ、ヤマガラ 〇 観察した昆虫 〇 オオチャタテ、オオヒラタシデムシ、カシルリオトシブミ、キタキチョウ、キマエクロホソバ、クロボシツツハムシ、コフキゾウムシ、スジグロシロチョウ、ツマグロオオヨコバイ、テントウムシの幼虫、ナシカメムシと思われる幼虫、ナナホシテントウ、ハイイロハネカクシ、ハサミツノカメムシ、ヒメウラナミジャノメ、ヒメキマダラセセリ、ヒモワタカイガラムシ、ビロウドコガネ、ホソオビヒゲナガ、マガリケムシヒキ、マドガ、モンキチョウ、ヤマトシリアゲ、ヨシカレハの幼虫、リンゴコフキゾウムシ 〇 その他観察したもの 〇 ニホントカゲ、ワカバグモ、エゴツルクビオトシブミの揺籃、カシルリオトシブミの揺籃 |
2022.05.27(金) ビジターセンター周辺生情報 雨が激しく降っていたので前半は室内で鳥の鳴き声の勉強会を行いました。鳥が出す鳴き声は、普通地鳴きと囀りに大きく分けられています。地鳴きは短くて単純な声で、年間を通じて雌雄両方によって出され仲間通しのコミュニケーション手段( 警戒、恐れ、威嚇、集合、喜び、存在の確認)と考えられています。囀りはより長くて複雑な構造をもつ声で繁殖期に雄によって出され、安全の確保のなわばり主張、また番となる雌を誘うために鳴くと考えられています。夏鳥のキビタキ、オオルリ、クロツグミ等の鳴き声を学習しました。また、シジュウカラの警戒音( 捕食者により地鳴きの鳴き方が異なる)について学習しました。後半は小雨になったので、花の広場周辺を歩きました。5月下旬になると春の花から夏の花に変る時期でしょうか、咲いている花の色は白が多い気がします。ヤブデマリは満開で見事でした。サンショウバラは例年より花が少ない気がしましたが、それなりに咲いていました。ホオノキも大きな花を咲かせていました。雨が上がるとキビタキが盛んに囀り始めました。時々地鳴きがあり、前半で学習したキビタキの囀りと地鳴きを確認しました。 《 本日のトップテン 》 |
◎観察した主な植物 ○ 【 【 花を観察した植物
】 ウマノアシガタ、オオイヌノフグリ、オオニワゼキショウ、コウゾリナ、コメツブツメクサ、サラサドウダン、サワフタギ、サンショウバラ、シロツメクサ、スイバ、ツルウメモドキ、ナガエコナスビ、ニガナ、ニシキウツギ、ハルジオン、ホオノキ、マユミ、ミズキ、ヤブデマリ、ヤマサギゴケ 【 蕾を観察した植物 】 ウツギ、エゴノキ、オオバノキハダ、ガマズミ、ツルウメモドキ、ニシキウツギ、ミズキ、ヤマボウシ 【 果実を観察した植物 】 アブラチャン、イロハモミジ、ウリハダカエデ、オオシマザクラ、オオモミジ、カマツカ、スイバ、チチコグサ、マメザクラ、ヤブタビラコ、ヤブヘビイチゴ、ヤマグワ、ヤマサギゴケ 【 葉を観察した植物 】 コクサギ ○ 観察した野鳥類 ○ アカゲラ、イカル、ウグイス、カケス、ガビチョウ、キビタキ、コゲラ、シジュウカラ、トビ、ハイタカ、ハシブトガラス、ハシボソガラス、ヒヨドリ、ホオジロ、メジロ ○ 観察した昆虫類 ○ カシルリオトシブミ、コガタルリハムシ、ジョウカイボン、スジグロシロチョウ、ナミテントウ、ニワトコヒゲナガアブラムシ、ヒメアシナガコガネ、マメコガネ、リンゴコフキゾウムシ ○ 観察した虫えい ○ エゴノキハヒラタマルフシ、エゴノキハウラタマフシ、エゴノキツボミフクレフシ、ウツギメタマフシ、ケヤキハフクロフシ ○ その他観察したもの ○ モグラ塚 |
2022.05.13(金) ビジターセンター周辺生情報 当日は大雨予想にもかかわらず、ビジター1名が参加してくれました。外を回る前に室内で簡単な資料の説明をしてから出かけました。ヘビイチゴ、ヤブヘビイチゴ、ミツバツチグリ、ウマノアシガタ、カントウタンポポ、ヤブタビラコ、ナガエコナスビなど、春の黄色の花がたくさん咲いています。 〇 観察した昆虫 〇 《 本日のトップテン 》 |
◎観察した主な植物 ○ 【 【 蕾を観察した植物
】 〇 観察した野鳥 〇 |
2022.04.22(金) ビジターセンター周辺生情報 近頃の天候は24節気「穀雨」によるものでしょうか。朝までの雨が美しく晴れ渡り植物も生き生きと私達を迎えてくれました。特に私にとってウバユリの大きなハート型の若葉は和名と正反対のHeartleaflily、そして花の広場一面のイタドリの芽出しの様子は春の訪れを感じさせてくれるものでした。 ○ 観察した主な昆虫類 ○ 《 本日のトップテン 》 |
◎観察した主な植物 ○ 【 【 花を観察した植物
】 アオキ、アセビ、イロハモミジ、ウリカエデ、ウリハダカエデ、エイザンスミレ、オオシマザクラ、オランダミミナグサ、カキドオシ、カントウタンポポ、カントウミヤマカタバミ、キクザキイチゲ、キブシ、キランソウ、クサボケ、クロモジ、コクサギ、ジロボウエンゴサク、シロヤシオ、スミレ、セイヨウタンポポ、タチツボスミレ、ツボスミレ、トウゴクミツバツツジ、ドウダンツツジ、ニワトコ、バッコヤナギ、マルバスミレ、ミツバアケビ、ミツバツチグリ、ミツバツツジ、ムラサキケマン、モミジイチゴ、ヤマサギゴケ、ヤマザクラ 【 葉を観察した植物 】 イタドリ、ウバユリ、トリカブト 【 蕾を観察した植物 】 アケビ、ウリカエデ、ウリハダカエデ、ガマズミ、スイバ、ズミ、ナナカマド、ニシキギ、ニワトコ、ハコネグミ、マユミ、ミズキ、ミツバアケビ、ヤマグワ、ヤマツツジ、ユキザサ 【 その他 観察した植物 】 ヒメノキシノブ ○ 観察した野鳥 ○ アオゲラ、アカゲラ、ウグイス、ガビチョウ、キクイタダキ、キジ、キビタキ、コゲラ、コジュケイ、シジュウカラ、トビ、ハクセキレイ、ハシブトガラス、ハシボソガラス、ヒガラ、ヒヨドリ、ホオジロ、ムクドリ、メジロ、ヤマガラ |
2022.04.08(金) ビジターセンター周辺生情報 ビジターセンター周辺園地では、多くの樹木が芽吹き、マメザクラやアブラチャン、スミレ、コブシなどが咲き始めました。本日は、約3か月ぶりのミニ観察会を開催しました。ビジターさん4名をお迎えして、パークボランティア8名、ビジターセンタースタッフ1名、合計13名で花の広場から自然学習路、野鳥の森をゆっくり歩きながら観察しました。 ○ 観察した昆虫類 ○ 《 本日のトップテン 》 |
◎観察した主な植物 ○ 【 花を観察した植物 】 アオイスミレ、アセビ、アブラチャン、ウリカエデ、オオイヌノフグリ、オオバヤシャブシ、オニシバリ、カントウタンポポ、キブシ、キランソウ、コクサギ、コブシ、シキミ、スズメノヤリ、セントウソウ、ソメイヨシノ、タチツボスミレ、バッコヤナギ、ヒイラギナンテン、ヒサカキ、ヒナスミレ、マメザクラ、ミチタネツケバナ、モミジイチゴ、ヤブツバキ 【 果実を観察した植物 】 アオキ、オオバノキハダ、キヅタ、ミチタネツケバナ 【 蕾を観察した植物 】 アオキ、ウリカエデ、オオシマザクラ、クロモジ、コクサギ、ゴマギ、シナレンギョウ、ソメイヨシノ、ニワトコ、ミツバツツジ、ミヤマガマズミ、ヤマザクラ 【 その他観察した植物 】 スギナの胞子茎( ツクシ) ○ 観察した鳥類 ○ アオゲラ、イカル、ウグイス、カケス、ガビチョウ、キジ、サンショウクイ、シジュウカラ、トビ、ハクセキレイ、ハシブトガラス、ハシボソガラス、ヒガラ、ヒヨドリ、ムクドリ、メジロ、ヤマガラ |
2022.03.25(金) ビジターセンター周辺生情報 3月21日でまん延防止等重点措置が解除されました。この日は第1ステップPVのみの活動となり、PVのお仲間の皆さん10名とVC周辺を、春を探して楽しく歩きました。 《 本日のトップテン 》 |
◎観察した主な植物 ○ 【 蕾を観察した植物 】 キブシ、クロモジ、スズメノヤリ、ツルシキミ、ニワトコ、マメザクラ 【 花を観察した植物 】 アセビ、オオイヌノフグリ、オオバヤシャブシ、オニシバリ、コハコベ、シキミ、タチツボスミレ、バッコヤナギ、ヒイラギナンテン、ヒサカキ、ヒメオドリコソウ、フキ、フサザクラ、ミチタネツケバナ、ヤマハンノキ 【 新芽を観察した植物 】 アブラチャン、イロハモミジ、ゴマキ、サラサドウダン、ミヤマガマズミ、モミジイチゴ、ヤブテマリ 【 その他 観察した植物 】 アワブキ(新芽)、スギ( 開花)、ツクシ( スギナ)胞子茎 〇 観察した主な野鳥類 〇 アオジ、ウウイス、エナガ、カワラヒワ、キジ、コゲラ、シジュウカラ、トビ、ハシブトガラス、ハシボソガラス、ヒヨドリ、ホオジロ、メジロ、ヤマガラ 〇 観察した主な昆虫類 〇 アカタテハ、キタテハ、テングチョウ、ナミテントウ、ヒオドシチョウ、ビロードツリアブ 〇 その他 観察したもの 〇 アオキのシカの食痕、シカの角とぎの跡?、ウサギとシカのフン、ヤマアカガエルの幼生(おたまじゃくし)、クワコの繭( まゆ) |
2022.01.14(金) ビジターセンター周辺生情報 今年初めてのミニ観察会です。日差しがあり、心配していた寒さは思ったほどではありませんでした。ヒメシャラ、サラサドウダン、ウツギ、ニシキウツギなどの木の上を向いている実には小さい種が入っていて、ルーペでのぞいたり、写真を拡大したりしてみると、風に飛ばされやすいように翼がついているのがわかります。そして普段はあまり注目しないリョウブやウリハダカエデ、サンショウ、サンショウバラなどの樹皮も観察しました。その他、常緑のキヅタやツルマサキのツルの絡まる様子を観察し、たくさんのアオキの実生を見ながら進むと、キジやシロハラ、シジュウカラが歩きながら食事をしている様子が見られました。ほとんど人がいない花の広場は静かで、ビジター3名とボランティア5名でじっくり冬の箱根の姿を観察することができました。 〇観察した主な野鳥類〇 《 本日のトップテン 》 |
◎観察した主な植物 ○ 【蕾を観察した植物】 アセビ、シキミ 【果実を観察した植物】 アオキ、アセビ、ウツギ、ウリハダカエデ、キヅタ、クマシデ、サラサドウダン、ツツジの仲間、ニシキウツギ、ノリウツギ、ヒメシャラ、ヘクソカズラ、リョウブ 【種を観察した植物】 ウツギ、ウリハダカエデ、クマシデ、サラサドウダン、ツツジの仲間、ニシキウツギ、ヒメシャラ 【葉を観察した植物】 キヅタ、スイカズラ、ツルマサキ、アカハナワラビ(シダ)、オオハナワラビ(シダ)、ベニシダ(シダ) 【樹皮を観察した植物】 ウリハダカエデ、エゴノキ、エノキ、カツラ、ケヤキ、サラサドウダン、サンショウ、サンショウバラ、ネムノキ、ノリウツギ、ヒメシャラ、ヤマザクラ、ヤマボウシ、リョウブ 【ツルを観察した植物】 キヅタ、ツルマサキ 【その他観察した植物】 アオキ(実生)、サラサドウダン(冬芽)、サンショウ(トゲ)、サンショウバラ(トゲ)、ヒメシャラ(冬芽) |
2021.12.24(金) ビジターセンター周辺生情報 よく晴れて風もなく、暖かな冬の日となりました。この時期の樹木は、葉っぱを落として葉痕や冬芽を見せてくれます。 《 本日のトップテン 》
【冬芽や葉痕 】 |
◎観察した主な植物 ○ 〇 観察した主な植物 〇 【 冬芽や葉痕を観察した植物 】 エゴノキ、オオシマザクラ、オオバノキハダ、オオモミジ、ガクアジサイ、カジカエデ、カツラ、クロモジ、ケヤキ、コブシ、サラサドウダン、ドウダンツツジ、トチノキ、ハルジオンロゼット)、ヒメシャラ、ホオノキ、ミズキ、ムラサキシキブ、ヤマザクラ、ヤマボウシ、ヤブデマリ、リョウブ 〇 観察した主な野鳥類 〇 アトリ、キジ、コゲラ、シジュウカラ、ツグミ、ノスリ、ハクセキレイ、ハシブトガラス、ハシボソガラス、ヒヨドリ、ヤマガラ 〇 観察した主な昆虫類 〇 シャクガの仲間の幼虫、クワコの繭 〇 その他観察したもの 〇 イノシシの糞、モグラ塚 |
2021.12.10(金) ビジターセンター周辺生情報 今年で5回目となる芦ノ湖キャンプ場での水鳥観察会。熱心なビジター6名を迎えPV8名とともに、防寒対策をして芦ノ湖へ向かう。花の広場遊歩道では2羽の雄キジが採餌中のため静かに迂回する。湖岸に着くと風も少なく波も小さく水辺の鳥たちの観察には最適だが、桃源台付近の湖岸は釣り人が多く、オオバンとカンムリカイツブリが湖尻水門方面へ泳いでいく。山野の鳥も探しながら同じ方向に歩を進めると、バーベキューガーデン付近の湖岸には釣り人たちから逃れてきたのかキンクロハジロやホシハジロ、オオバンの各々の群れに混ざって昨年未確認のオカヨシガモの雌雄も浮遊してきた。 《 本日のトップテン 》 @オオバン、オカヨシガモ、カワウ、カワセミ、カンムリカイツブリ、キンクロハジロ、ダイサギ、ホシハジロ、キジ、鳥の古巣(ウグイス、メジロ、カラス |
◎観察した主な植物 ○ 【 葉を観察した植物 】 ツルマサキ( 葉)、アカハナワラビ( 葉)、ヒメノキシノブ( 胞子嚢群)、オオハナワラビ(胞子葉) 【 蕾を観察した植物 】 アセビ 【 花を観察した植物 】 アキノキリンソウ、リュウノウギク、リンドウ 【 果実を観察した植物 】 アオキ、イヌザンショウ、イヌツゲ、サラサドウダン、シンテッポウユリ、スイカズラ、ツルシキミ、ツルリンドウ、ナギナタコウジュ、ヒメシャラ、ヤドリギ、ヤブラン ○ 観察した野鳥 ○ 【 水辺の鳥 】 オオバン、オカヨシガモ、カワウ、カワセミ、カンムリカイツブリ、キンクロハジロ、ダイサギ、ホシハジロ 【 山野の鳥 】 アオジ、アカゲラ、ウグイス、エナガ、カケス、キジ、キジバト、コゲラ、シジュウカラ、ジョウビタキ、セグロセキレイ、ツグミ、トビ、ハクセキレイ、ハシブトガラス、ハシボソガラス、ヒヨドリ、ホオジロ、メジロ、モズ、ヤマガラ、ルリビタキ 〇 その他観察したもの ○ 鳥の古巣ウグイス、メジロ、カラス |
2021.11.26(金) ビジターセンター周辺生情報 晩秋の箱根は葉を落として冬支度をする落葉樹が多い中、これからの寒い冬でも緑色の葉を保つ常緑樹も沢山あります。そこで今回はいつも青々している常緑樹に着目しました。 《 本日のトップテン 》 @ヒサカキ緑の葉)Aシキミ緑の葉)Bアカガシ( 緑の葉)Cウラジロガシ(緑の葉)Dシラカシ(緑の葉)Eイヌツゲ(緑の葉)Fスイカズラ( 果実)Gルリビタキ( カラスザンショウの実を啄む)Hヤママユの繭(カマツカの枝にぶら下がる)Iクロモジメウロコフシ虫えい |
◎観察した主な植物 ○ 【 花を観察した植物 】 コウゾリナ、シロヨメナ、タイアザミ、ハキダメギク 【 蕾を観察した植物( 冬芽含む) 】 アオキ、アセビ、オニシバリ、クロモジ、ヒサカキ、ヤブツバキ 【 果実を観察した植物 】 アオキ、イヌザンショウ、ウツギ、ウリカエデ、オオバウマノスズクサ、オトギリソウ、ガマズミ、ゲンノショウコ、サルトリイバラ、スイカズラ、センブリ、タマアジサイ、ツルウメモドキ、ツルシキミ、ネムノキ、ノイバラ、ヒサカキ、ムラサキシキブ、ヤマホトトギス 【 葉を観察した植物 】 アオキ、アカガシ、アセビ、イヌツゲ、ウラジロガシ、キヅタ、シキミ、シラカシ、ヒサカキ、ヒノキ、ヤブツバキ 【 その他観察した植物 】 ウリハダカエデ樹皮)、オオモミジ紅葉)、オトギリソウ紅葉)、クロモジ黄葉)、 コアジサイ黄葉)、サンカクヅル紅葉)、ヒメシャラ樹皮) 〇 観察した主な野鳥 〇 エナガ、カケス、ガビチョウ、カワラヒワ、コゲラ、ゴジュウカラ、シジュウカラ、シロハラ、 ハシブトガラス、ヒヨドリ、ホオジロ、メジロ、ヤマガラ、ルリビタキ 〇 観察した主な昆虫 〇 タンザワフキバッタ、ヤママユの繭 〇 観察した虫えい 〇 アカガシハイボケフシ、イヌツゲメタマフシ、クロモジメウロコフシ 〇 その他観察したもの 〇 シカの枝折り、シカの食痕( アオキ) |
2021.11.12(金) ビジターセンター周辺生情報 9月30日の緊急事態宣言解除後、新型コロナの諸データが好ましい方向に推移しており、ようやく従来通りのミニ観察会(事前の体温チェック、マスク着用など対策の条件付き)を実施できました。2名のビジターが参加され、秋晴れの中、清々しい気持ちでイロハモミジ、オオモミジ、及びカジカエデなど紅葉、ゲンノショウコやツルボなど足下の小さな草の変化、及び葉が落ちた木々の下での普段発見しがたい灌木を楽しめました。 〇 観察した主な野鳥 〇 《 本日のトップテン 》
【 植物 】イロハモミジ、ウリカエデ、ウリハダカエデ、オオモミジ、クロモジ、ケヤキ、ゲンノショウコ、コナラ、ムラサキシキブ |
◎観察した主な植物 ○ 【 紅葉を観察した植物 】 アカメガシワ、イタドリ、イヌザンショウ、イロハモミジ、ウリカエデ、ウリハダカエデ、エノキ、オオモミジ、オカトラノオ、オトギリソウ、オニドコロ、カジカエデ、ガマズミ、クロモジ、ケヤキ、コクサギ、コナラ、サンカクヅル、サンショウ、ニシキギ、ミズナラ、ヤマボウシ 【 花を観察した植物 】 キヅタ、シロヨメナ、タイアザミ、ノコンギク、リュウノウギク、リンドウ 【 果実を観察した植物 】 アオツヅラフジ、ウド、エノキ、オオバウマノスズクサ、オオバノキハダ、オオバヤシャブシ、オトギリソウ、カジカエデ、ガマズミ、キッコウハグマ、キヅタ、クマシデ、ゲンノショウコ、コブシ、サルトリイバラ、サンショウ、シロヨメナ、スイカズラ、ススキ、センブリ、ツリガネニンジン、ツルウメモドキ、ツルシキミ、ツルボ、ツルリンドウ、ナギナタコウジュ、ネムノキ、ヒサカキ、ヒメジソ、ムラサキシキブ、ヤブラン、ヨモギ、 【 蕾を観察した植物 】 オニシバリ、ヒサカキ、アセビ、 【 その他 観察した植物 】 オオハナワラビの胞子葉、カツラの葉の香り、ヒメシャラの冬芽 |
2021.10.22(金) ビジターセンター周辺生情報 当番の私(S)はクモをテーマにしたかったのですが、VC周辺のクモが少なかったのでキノコとしました。直近の10月15日は「 キノコ」の日でもあったので。キノコを勉強しながら自然情報調査しました。自然学習歩道ではクロスズメバチが巣穴を出入りしているのが見られました。昆虫食が盛んな長野県などではヘボやジバチなどと言って幼虫が食べられています。野鳥観察小屋を越えたところではスギタケが地面一面に出ており見事でした。雨天で肌寒いなかでしたがサラシナショウマやリュウノウギクなどの花たちが見られました。 《 本日のトップテン 》 @スギタケAサラシナショウマBキッコウハグマCムラサキシキブD混群( エナガ、コゲラ、シジュウカラ、ヤマガラ )Eクロスズメバチとその巣穴FガマズミGツルリンドウHリュウノウギクIホコリタケ |
◎観察した主な植物 ○ 【 花を観察した植物 】 アキノキリンソウ、ウド、キッコウハグマ、キバナガンクビソウ、キランソウ、サラシナショウマ、シロヨメナ、センブリ、タイアザミ、ナギナタコウジュ、ノコンギク、ハキダメギク、モミジガサ、リュウノウギク 【 果実を観察した植物 】 アオキ、イタドリ、イヌザンショウ、イヌタデ、ウド、エノコログサ、オオバウマノスズクサ、ガマズミ、カマツカ、ゲンノショウコ、コバギボウシ、コボタンヅル、サンカクヅル、スイカズラ、タイアザミ、チカラシバ、ツチアケビ、ツルリンドウ、ナギナタコウジュ、ノガリヤス、ノブキ、ヒサカキ、ヒメジソ、ヒヨドリバナ、ヘクソカズラ、ホトトギス、ミズナラ、ミズヒキ、ミツバ、ミヤマガマズミ、ムラサキシキブ、ヤマボウシ 【 そのほか観察した植物 】 キヅタ( 蕾)、クロモジ( 冬芽) 〇 観察した主な野鳥 〇 エナガ、ガビチョウ、キビタキ、コゲラ、シジュウカラ、ハシブトガラス、ヒヨドリ、ホオジロ、ヤマガラ 〇 観察した主な昆虫〇 クロスズメバチとその巣穴、シロスジカミキリの幼虫が出した木くず、トラマルハナバチ、ヒトリガの仲間の幼虫、ボクトウガの仲間の幼虫が出した虫糞 ○ 観察した主なキノコ ○ アシグロタケ、エゴノキタケ、カイガラタケの仲間、スギタケ、ツノフノリタケ、ハチノスタケ、ホコリタケ |
2021.10.08(金) ビジターセンター周辺生情報 コロナ禍で3か月中断していた自然情報収集を再開しました。季節はいつの間にか秋になっています。神奈川県保全センター付近から子供の広場を歩きました。ノコンギク、シロヨメナ、センブリ、ハナタデ、イヌタデ、マツムシソウなど、見頃を迎えた秋の植物や、花に飛来してくる昆虫などを観察しました。 〇 観察した主な昆虫 〇 《 本日のトップテン 》
【 植物 】ノコンギク( 花)、シロヨメナ( 花)、センブリ(
花)、キントキヒゴタイ( 花)、イヌタデ( 花)、ハナタデ( 花)、マツムシソウ( 花) |
◎観察した主な植物 ○ 【 花を観察した植物 】 アキノキリンソウ、アシボソ、アメリカセンダングサ、イタドリ、イヌタデ、イヌトウバナ、オミナエシ、キツネノマゴ、キバナガンクビソウ、キントキヒゴタイ、クサコアカソ、ゲンノショウコ、コウゾリナ、サワヒヨドリ、シラヤマギク、シロヨメナ、ススキ、センニンソウ、センブリ、タイアザミ、ツユクサ、ツリガネニンジン、テンニンソウ、ナギナタコウジュ、ノコンギク、ハナタデ、ヒメジソ、ヒヨドリバナ、ホトトギス、ボントクタデ、マツムシソウ、ミゾソバ、モミジガサ、ヤマラッキョウ、リンドウ 【 果実を観察した植物 】 アキノタムラソウ、アセビ、イヌガラシ、エゴノキ、オオバノキハダ、オトギリソウ、オニドコロ、キンミズヒキ、クサギ、ゲンノショウコ、コバギボウシ、コボタンヅル、コマユミ、センニンソウ、タラノキ、チカラシバ、ツルシキミ、テンニンソウ、ニシキギ、ノブキ、ヒナタイノコヅチ、ヒメジソ、ミズタマソウ、ミズヒキ、ミツバアケビ、ムラサキシキブ、ヤブマメ、ヤマノイモ、ヤマボウシ、ヨモギ、ワレモコウ 【 蕾を観察した植物 】 アキノウナギツカミ 【 紅葉を観察した植物 】 イヌタデ、シロヤシオ、ニシキギ 【 その他観察した植物 】 ヤマノイモの珠芽( ムカゴ) 〇 観察した主な野鳥 〇 ウグイス、ガビチョウ、シジュウカラ、ハシブトガラス、ヒガラ、ヒヨドリ、メジロ、モズ、ヤマガラ |
2021.07.09(金) ビジターセンター周辺生情報 小雨が降る中、パークボランティア五名が参加して、毎年この季節にビジターセンター周辺に咲く夏の花を観察しました。花の広場ではオカトラノオ、ヌマトラノオ、クサレダマの群生が見られました。毎年、この季節に咲くのを楽しみにしています。野鳥小屋の近くのムラサキシキブは、雨の中で薄紫色の繊細な花が群がるように咲いていました。久々にスズサイコの花を観察することもできました。 〇 観察した主な昆虫 〇 《 本日のトップテン 》
【 植物 】@スズサイコ( 花)、Aムラサキシキブ( 花)、Bオカトラノオ(
花)、Cヌマトラノオ( 花)、Dクサレダマ( 花)、Eノハナショウブ( 花)、Fチダケサシ( 花)、Gリョウブ( 花)、Hツチアケビ(
花) |
◎観察した主な植物 ○ 【 花を観察した植物 】 アオツヅラフジ、イヌザンショウ、イヌヌマトラノオ、イワガラミ、ウツギ、ウツボグサ、オオバジャノヒゲ、オカトラノオ、カキラン、ガクアジサイ、カワラマツバ、キツネノボタン、クサレダマ、コウゾリナ、コナスビ、コモチマンネングサ、シロバナイナモリソウ、スズサイコ、タケニグサ、タニタデ、チダケサシ、ツチアケビ、ツルマサキ、ドクダミ、ヌマトラノオ、ネジバナ、ノアザミ、ノハナショウブ、ヒメシャラ、ヒメジョオン、ホソバコガク、ホタルブクロ、ミツバ、ミヤマイボタ、ムラサキシキブ、ヤマボウシ、ヤマホタルブクロ、リョウブ 【 果実を観察した植物 】 アセビ、アブラチャン、イワガラミ、ウツギ、エゴノキ、オオバウマノスズクサ、オオバノキハダ、クサボケ、クロモジ、コアジサイ、コブシ、サルナシ、サンショウバラ、ツクバネウツギ、ナワシロイチゴ、ニシキウツギ、ハンショウヅル、ヒイラギナンテン、フタリシズカ、ミズキ、ミヤマガマズミ、ヤマオダマキ、ヤマグワ 【 蕾を観察した植物 】 アオツヅラフジ、イヌザンショウ、シシウド、タカトウダイ、タマアジサイ、ノブドウ、ノリウツギ、モミジガサ 〇 観察した野鳥類 〇 アオバト、ウグイス、ガビチョウ、キジ、シジュウカラ、ハクセキレイ、ハシブトガラス、ハシボソガラス、ヒヨドリ、ムクドリ、ヤマガラ |
2021.06.25(金) ビジターセンター周辺生情報 ビジターセンターより県道を渡るとすぐ柿の木があります。毎年あまり実がならないこともあり、素通りする事が多いのですが、カキは雌雄同株でちょうど今、花が雌雄とも咲いています。そして「フォッサマグナ要素の植物」の一つであるハコネグミには赤い実が二つだけ残っていました。子供の広場、学習歩道ではカキランの開花を確認、また箱根に自生するアジサイ十種のうち、コアジサイ、ホソバコガク、ガクアジサイ、イワガラミ、ヤマアジサイを観察する事が出来ました。昆虫類も梅雨空ながら、アサギマダラ、ジャコウアゲハが舞いオトシブミ類の観察も出来ました。そして、ミヤマイボタ、ヤマボウシは至る所で満開です。特にヤマボウシの白色は広場ではかがやき、樹林内ではふわっと語りかけてくれているようです。まさに箱根は日本一のヤマボウシの自生地だと改めて感じました。 《 本日のトップテン 》 @コアジサイ( 花と実)、Aニワトコ( 実)、Bオオバウマノスズクサ( 実)、Cカキラン( 花)、Dヤマボウシ( 花)、Eミヤマイボタ( 花)、Fシモツケ( 花)、Gエゴツルクビオトシブミ( エゴノキの葉の上)、Hジャコウアゲハの幼虫( オオバウマノスズクサの葉裏)、Iサンショウバラハタマフシ( 成熟途中) |
◎観察した主な植物 ○ 【 花を観察した植物 】 ウツギ、ウメモドキ、オオバウマノスズクサ、カキ、カキラン、ガクアジサイ、コアジサイ、コウゾリナ、コモチマンネングサ、シモツケ、スイカズラ、ツルマンネングサ、ドクダミ、ナガエコナスビ、ナワシロイチゴ、ニガナ、ニワゼキショウ、ネジバナ、バライチゴ、ヒメシャラ、ヒメジョオン、ホソバコガク、ホタルブクロ、ムラサキシキブ、ミヤマイボタ、ヤマアジサイ、ヤマボウシ、ヤマキツネノボタン 【 蕾を観察した植物 】 イワガラミ、オカトラノオ、ガクアジサイ、ツチアケビ、ムラサキシキブ、ヤマアジサイ 【 果実を観察した植物 】 アオキ、アヤメ、ウツギ、ウリカエデ、エゴノキ、オオバウマノスズクサ、カマツカ、キブシ、コアジサイ、ゴマギ、コマユミ、サルナシ、サンカクヅル、サンショウバラ、シロヤマブキ、ズミ、ナナカマド、ニワゼキショウ、ニワトコ、ハコネグミ、ハンショウヅル、ヒメハギ、マメザクラ、ヤブデマリ、ヤマキツネノボタン、ヤマグワ 【 葉を観察した植物 】 ネコハギ 〇 観察した野鳥類 〇 ウグイス、キビタキ、シジュウカラ、ツバメ、トビ、ヒヨドリ、ホオジロ、ホトトギス 〇 観察した主な昆虫 〇 アサギマダラ、アシナガムシヒキ、イチモンジチョウ、エゴツルクビオトシブミ、オオヒラタシデムシ( 成虫と幼虫)、オオマルハナバチ、カシルリオトシブミ、カノコガ、キタキチョウ、クロヒカゲ、ジャコウアゲハ( 成虫と幼虫)、スジグロシロチョウ、センチコガネ、トラマルハナバチ、ナナホシテントウ、ヒメウラナミジャノメ、ベニシジミ、マメコガネ、リンゴコフキゾウムシ 〇 観察した主な虫えい 〇 サンショウバラハタマフシ 〇 その他観察したもの 〇 オトシブミ類、シカの食痕( アオキ) |
2021.05.28(金) ビジターセンター周辺生情報 今回も神奈川県各地が蔓延防止等重点措置の実施区域となっているので、ビジターの参加なし、ボランティア6名で歩きました。まずホオノキの花の変化と葉の展開の様子を観察しました。ホオノキの雌性期の雌しべは花弁に隠れて見ることができませんでしたが、雄性期の雌しべと雄しべの様子は確認することができました。高いところに咲いているので香りを嗅げないのが残念です。さらに観察路にあるウツギの名の付くものを、花の咲いているものだけでなく順に確認しました。ウツギ、カナウツギは蕾を、ハコネウツギ、ニシキウツギ、コゴメウツギは花を、ノリウツギ、ミツバウツギは葉を観察しました。見ごろのはずのサンショウバラは、昨日の雨のため残念ながら美しさに欠けていました。オオバウマノスズクサの周りではジャコウアゲハのメスが飛び回り、しきりに産卵している様子が見られ、葉の裏に一つずつ産み付けられた卵を確認することができました。白百合台園地ではノアザミが、高原ホテル前ではニガナやコウゾリナの黄色い花が咲き誇っていました。そして、ビジターセンター周辺ではあまり見かけないハタザオが二株、その名の通り旗竿のようにまっすぐ立っているのを見ることができました。花の種類は少なかったですが、一つ一つの植物をじっくり観察することができました。 〇 観察した主な虫えい 〇 《 本日のトップテン 》 @ホオノキ( 花 )Aサンショウバラ( 花 )Bハンショウヅル( 花 )Cノアザミ( 花 )Dコウゾリナ( 花 )Eニガナ( 花 )Fツマキチョウ( 産卵 )Gジャコウアゲハ( 産卵)Hタンポポハフクレフシ( ほぼ成熟 )Iホトトギス( 飛びながらさえずり ) |
◎観察した主な植物 ○ 【蕾を観察した植物 】 イワガラミ、ウツギ、エゴノキ、カナウツギ、カワラマツバ、ガマズミ、サルナシ、サンカクヅル、ヒメシャラ、ホオノキ、ホソバコガク、ミヤマイボタ、ヤマボウシ 【 花を観察した植物 】 アヤメ、イヌガラシ、イワニガナ、ウマノアシガタ、オオニワゼキショウ、オオバウマノスズクサ、カタバミ、ガマズミ、コウゾリナ、コゴメウツギ、コマユミ、コメツブツメクサ、サワフタギ、サンショウバラ、シロツメクサ、ナガエコナスビ、ニガナ、ニシキウツギ、ニワゼキショウ、ノアザミ、ハコネウツギ、ハタザオ、ハルジオン、ハンショウヅル、フタリシズカ、ヘビイチゴ、ホオノキ、ミミナグサ、ムラサキケマン、ヤブタビラコ、ヤブデマリ、ヤマサギゴケ 【 果実を観察した植物 】 アオキ、ウリカエデ、オオシマザクラ、ナナカマド、ニワトコ、ハコネグミ、ハタザオ、ヒイラギナンテン、ヘビイチゴ、マメザクラ、ムラサキケマン、モミジイチゴ、ヤブタビラコ 【 葉を観察した植物 】 ノリウツギ、ホオノキ、ミツバウツギ 【 観察したシダ 】 ゼンマイ(栄養葉と胞子葉) 〇 観察した主な昆虫 〇 アオハムシダマシ、アワフキムシの仲間、イタドリハムシ、エゴツルクビオトシブミ、オオハナアブ、キタキチョウ、キマダラセセリ、クロアゲハ、クロヤマアリ、コメツキムシの仲間、ジャコウアゲハ(成虫・卵)、ジョウカイボン、シロジュウシホシテントウ、スジグロシロチョウ、センチコガネ、ツマキチョウ、ナミハナアブ、ヒトリガの仲間、ヒメアシナガコガネ、ヒメウラナミジャノメ、ヤブキリ( 幼虫 )、ヤマトシリアゲ、ユウマダラエダシャク 〇 観察した主な鳥 〇 アオバト、エナガ、オオタカ、コゲラ、コジュケイ、ウグイス、カケス、キジ、キビタキ、シジュウカラ、ハシブトガラス、ヒガラ、ヒヨドリ、ホオジロ、ホトトギス、ムクドリ、 メジロ、ヤマガラ |
2021.05.14(金) ビジターセンター周辺生情報 春の花は未だ咲いており、初夏の花が咲き始め沢山の花に出会いました。その中でサラサドウダン、ヤブデマリ、イワニガナ、ゴマギが目立ちました。ヒノキのてっぺんで「 日本三大鳴鳥」の一つであるオオルリが囀っていました。プロミナーで見ると頭から上面の瑠璃色と胸の白さとがハッキリと分りました。声も綺麗ですが姿も美しいので人気のある鳥です。昆虫においてはタマムシの次に綺麗な甲虫と言われているアオハムシダマシを見ることが出来ました。今日は風もない良い天気でしたので、昼食は花の広場で取り、その後読み合わせをしました。綺麗な花、鳥、虫に沢山出会った観察会でした。 〇 観察した虫えい 〇 《 本日のトップテン 》 @サラサドウダン( 満開)Aヤブデマリ( 花)Bイワニガナ( 花)Cオオバウマノスズクサ( 花)Dゴマギ( 花)Eオオルリ( ヒノキのてっぺんで囀る)Fヤマガラ( ヒノキのてっぺんで囀る)Gシジュウカラ( 子育て中)Hルリハムシ( ヤマハンンオキの葉の上)ヒゲナガオトシブミ( アブラチャンの葉の上) |
◎観察した主な植物 ○ 【 花を観察した植物 】 アケビ、イワニガナ、ウツギ、ウマノアシガタ、オオジシバリ、オオバウマノスズクサ、オニタビラコ、カタバミ、カマツカ、キュウリグサ、キランソウ、コウゾリナ、コウボウ、コナスビ、ゴマギ、サラサドウダン、シロツメクサ、スイバ、スノキ、ズミ、セイヨウタンポポ、ツクバネウツギ、ナナカマド、ニガナ、ニョイスミレ、ニシキギ、ニワゼキショウ、ノアザミ、ノゲシ、ハコネグミ、ハルジオン、ヒメハギ、ヘビイチゴ、ホウチャクソウ、ミズキ、ミツバツチグリ、ミミナグサ、ムラサキケマン、ヤブタビラコ、ヤブデマリ、ヤマサギゴケ、ヤマツツジ、ユキザサ 【 蕾を観察した植物 】 ウツギ、エゴノキ、カマツカ、ガマズミ、カモガヤ、サンショウバラ、サワフタギ、ニガナ、ハンショウヅル、ホウチャクソウ、ホオノキ、ホソエカエデ、マユミ、ミズキ、ヤマボウシ 【 果実を観察した植物 】 アオキ、アブラチャン、ウリカエデ、ウリハダカエデ、カジカエデ、キブシ、クロモジ、コブシ、ニワトコ、ホソエカエデ、マメザクラ、ミツバアケビ、ミヤマガマズミ、ヤマグワ、ヤマザクラ、ヤマスズメノヒエ 〇 観察した主な野鳥 〇 アオゲラ、ウグイス、エナガ、オオルリ、カケス、ガビチョウ、カワラヒワ、キジ、キビタキ、コゲラ、コジュケイ、シジュウカラ、ツバメ、トビ、ハシブトガラス、ハシボソガラス、ヒヨドリ、ホオジロ、ムクドリ、メジロ、ヤマガラ 〇 観察した主な昆虫 〇 アオハムシダマシ、アワフキムシの仲間、カスミカメムシの仲間、キンモンガ、クロヤマアリ、ケブカトゲアシヒゲボソゾウムシ、ジャコウアゲハ、ジョウカイボン、シロオビクロナミシャク、スズメバチの仲間、ソーンダースチビタマムシ、ヒゲナガオトシブミ、ヒメウラナミジャノメ、ビロウドコガネ、ビロウドツリアブ、プライアシリアゲ、ベニシジミ、マドガ、モンシロチョウ、ユウマダラエダシャク、ヨツキボシハムシ、ルリハムシ |
2021.04.23(金) ビジターセンター周辺生情報 ビジターセンター周辺園地は、多くの樹木が芽吹き、新緑がまぶしいぐらいです。次々にいろいろな花が咲き、キビタキ、オオルリなどの夏鳥も飛来し、観察していてとても楽しい季節を迎えました。シロヤシオは見頃を迎え、ムラサキケマン、ハコネグミ、アケビなど春を彩る花も咲き始めました
《 本日のトップテン 》
【 植物 】@シロヤシオ( 花)、Aヤマサギゴケ( 花)、Bムラサキケマン(
花)、Cハコネグミ( 花)、Dアケビ( 花)、Eズミ( 蕾)、Fジロボウエンゴサク( 花) |
◎観察した主な植物 ○ 【 花を観察した植物 】 アオキ、アケビ、アセビ、イワニガナ、オオイヌノフグリ、オニタビラコ、オランダミミナグサ、カキドオシ、カラスノエンドウ、キュウリグサ、キランソウ、クロモジ、サラサドウダン、サルトリイバラ、シナレンギョウ、ジロボウエンゴサク、シロヤシオ、スミレ、タチイヌノフグリ、タチツボスミレ、ツツジ、ツボスミレ、トウゴクミツバツツジ、ドウダンツツジ、ニオイタチツボスミレ、ニリンソウ、ニワトコ、ノアザミ、ハコネグミ、ハナイカダ、ハルジオン、ヒサカキ、ヘビイチゴ、ミツバアケビ、ミツバツチグリ、ミツバツツジ、ミヤマガマズミ、ムラサキケマン、モミジイチゴ、ヤブタビラコ、ヤブツバキ、ヤマグワ、ヤマサギゴケ 【 果実を観察した植物 】 アオキ、オオシマザクラ、カラスノエンドウ、キブシ、ケヤマハンノキ、コブシ、フキ、ヤマザクラ 【 蕾を観察した植物 】 オオモミジ、ガマズミ、カマツカ、サンショウバラ、ズミ、ツクバネウツギ、ナナカマド、ニシキギ、マユミ、ヤブデマリ ヤマボウシ 〇 観察した主な野鳥 〇 アオゲラ、アカハラ、ウグイス、エナガ、カケス、ガビチョウ、カワラヒワ、キジ、キビタキ、クロツグミ、コゲラ、コジュケイ、シジュウカラ、ソウシチョウ、ツバメ、トビ、ハクセキレイ、ハシボソガラス、ヒガラ、ヒヨドリ、ホオジロ、マヒワ、ムクドリ、メジロ |
2021.04.09(金) ビジターセンター周辺生情報 1年2か月ぶりのミニ観察会。コロナ渦のため密を考慮した運営を計画、感染予防の事前確認を行い、常連のビジターさん二人を迎えて観察会を実施する。本日の着眼点は、温暖化の影響か桜の開花が全国的に早まる傾向の中、VC周辺の植物の生育状況や昆虫たちや野鳥たちの出現に変化があるのか、参加者が分散して花の広場をくまなく観察する。
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◎観察した主な植物 ○ 【 蕾を観察した植物 】 ウラシマソウ、エゴノキ、コウゾリナ、スイバ、ドウダンツツジ、ニワトコ、ハルザキヤマガラシ、メギ、ヤブデマリ 【 花を観察した植物 】 アオキ、アセビ、アブラチャン、イロハモミジ、オオイヌノフグリ、オオシマザクラ、オトメツバキ、オニシバリ、オランダミミナグサ、カキドオシ、カタバミ、カラスノエンドウ、カントウタンポポ、カントウミヤマカタバミ、キブシ、キランソウ、クサイチゴ、クサボケ、クロモジ、コクサギ、コブシ、シキミ、シナレンギョウ、ジロボウエンゴサク、スズメノヤリ、スミレ、セイヨウタンポポ、タチイヌノフグリ、タチツボスミレ、タネツケバナ、ツボスミレ、ツルカノコソウ、ニガナ、ハルジオン、ヒイラギナンテン、ヒメオドリコソウ、ヘビイチゴ、マメザクラ、マルバスミレ、ミツバアケビ、ミツバツチグリ、ミツバツツジ、ミミナグサ、ムラサキケマン、モミジイチゴ、ヤブツバキ、ヤマサギゴケ、ヤマザクラ 【 果実を観察した植物 】 アオキ、キヅタ、コハコベ、コブシ、タチイヌノフグリ、フキ、ミチタネツケバナ 【 その他・ 観察した植物 】 オオバノキハダの芽吹き、カツラの新葉、サンショウバラの芽吹き ○ 観察した主な野鳥 ○ アオゲラ、アオジ、イカル、ウグイス、コゲラ、シジュウカラ、シロハラ、トビ、ハシブトガラス、ハシボソガラス、ヒガラ、ヒヨドリ、ホオジロ、マヒワ、メジロ、モズ、ヤマガラ ○ 観察した昆虫類 ○ アリの仲間、エダシャクの仲間、シリアゲムシの仲間、ビロウドツリアブ、ベニシジミ、モミジニタイケアブラムシ、モモブトカミキリモドキ ○ 観察した虫えい ○ アオキミフクレフシ、エゴノキハツボフシ、キヅタツボミフクレフシ ○ その他観察したもの ○ イノシシの糞、キツネの糞、ハシボソガラスの巣( 抱卵中か?) |
2021.03.26(金) ビジターセンター周辺生情報 3月22日に緊急事態宣言が解除され、PVメンバーだけで自然情報収集を行ないました。マメザクラ,コケリンドウ,及びヒナスミレなど晴天の下で春を満喫できる花々を観察できました。アブラチャンの雌花とその雌蕊を詳しく観察しました。冬季〜春に葉を付け春に花を咲かすオニシバリを見ました。星槎への道でシロハラが盛んに餌を探していました。ビロウドツリアブが吸蜜のためホバリングしていました。
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◎観察した主な植物 ○ 〇 観察した主な野鳥 〇 |
2020.12.25(金) ビジターセンター周辺生情報 よく晴れた暖かな冬の日となりました。小さな冬芽と葉痕をルーペでじっくり見るにはちょうど良いお天気です。
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◎観察した主な植物 ○ 【 花を観察した植物 】 アセビ 【 実を観察した植物 】 ニシキギ 【 冬芽や葉痕を観察した植物 】 アオキ、アセビ、エゴノキ、オオシマザクラ、オオバノキハダ、オオモミジ、カツラ、クロモジ、ケヤキ、コクサギ、コブシ、サラサドウダン、サンショウ、シロヤシオ、トウゴクミツバツツジ、トチノキ、ネムノキ、ノリウツギ、ホオノキ、ミズキ、ヤマザクラ、ヤマボウシ、ヤブツバキ、ヤブデマリ、リョウブ ○ 観察した野鳥類 ○ アトリ、イカル、ウグイス、ウソ、エナガ、オオバン、カンムリカイツブリ、キンクロハジロ、コゲラ、シジュウカラ、シロハラ、ツグミ、ハシボソガラス、ヒヨドリ、ホシハジロ、メジロ、モズ、ヤマガラ ○ 観察した昆虫類 ○ ケヤキヒトスジワタムシ( 死骸 )、ナミテントウ ○ その他観察したもの ○ イノシシの糞、ウスタビガの繭、クワコの繭 |
2020.12.11(金) ビジターセンター周辺生情報 2017年からこの時期に実施し、ビジターも楽しみにしていた芦ノ湖キャンプ場での水鳥観察は、今年はPV9名だけの自然情報収集活動として実施する。昨年と比べて日差しもあり気温も高く、水面に浮遊する多くの水鳥や水面及び水中採餌する水鳥の姿が明るくじっくりと観察できる。水鳥観察における昨年との相違点は、カモ目ではマガモの雄雌を確認することができたがオカヨシガモの姿は一羽も見つけられず、またカイツブリ目のカイツブリも湖上に姿を現さなかった。なお芦ノ湖キャンプ場への往路ではアトリが、復路ではイカル、カワラヒワが各々の木々で群がる姿を観察し、この日は水辺の鳥9種類、山野の鳥22種類、総勢31種類の野鳥が観察できた。 ○ 観察した主な昆虫 ○ 《 本日のトップテン 》 |
◎観察した主な植物 ○ 【 葉を観察した植物 】 オニシバリ、オオハナワラビ( 胞子葉)、フユノハナワラビ( 胞子葉) 【 蕾を観察した植物 】 キブシ、ツルシキミ 【 花を観察した植物 】 イワニガナ、オオイヌノフグリ、シロヨメナ、タイアザミ、ダイコンソウ、ノコンギク、ハキダメギク、リュウノウギク 【 果実を観察した植物 】 アオキ、イヌザンショウ、イヌツゲ、オオバジャノヒゲ、キヅタ、サルトリイバラ、スイカズラ、ツルウメモドキ、ツルシキミ、ツルマサキ、ツルリンドウ、ヘクソカズラ、マユミ、ミヤマイボタ、ヤドリギ ○ 観察した主な野鳥 ○ 【 水辺の鳥 】 アオサギ、オオバン、カワウ、カンムリカイツブリ、キンクロハジロ、ハジロカイツブリ、ヒドリガモ、ホシハジロ、マガモ 【 山野の鳥 】 アオジ、アトリ( 群れ)、イカル( 群れ)、ウソ、エナガ( 群れ)、カケス、カワラヒワ( 群れ)、キジ、コゲラ、シジュウカラ( 群れ)、シロハラ、ツグミ、トビ、ハクセキレイ、ハシボソガラス、ヒヨドリ、ホオジロ、ムクドリ、メジロ、モズ、ヤマガラ、ルリビタキ |
2020.11.27(金) ビジターセンター周辺生情報 何か月ぶりの箱根でしょうか?自粛している間に季節はすすみ、あっという間に秋も終わろうとしていました。観察する植物も少ないなか、私達を迎えてくれたのは、なんと「 マヒワ」と「 ツグミ」の大群でした。野鳥の森付近で大きくスラリと伸びたサワグルミの木から、他の木々へと行ったり来たり。それはそれは見事で賑やかな楽しいひとときでした。 〇 その他観察したもの 〇
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◎観察した主な植物 ○ 【 花を観察した植物 】 コウゾリナ、シロヨメナ、タイアザミ、ノコンギク、ハキダメギク、ヤマニガナ、リュウノウギク 【 蕾を観察した植物 】 アセビ、オニシバリ、キブシ、ヒイラギナンテン 【 冬芽を観察した植物 】 オトコヨウゾメ、クロモジ、ネジキ 【 紅葉を観察した植物 】 イロハモミジ、サンカクヅル 【 果実を観察した植物 】 アオキ、アケビ、イタドリ、イヌザンショウ、ウツギ、ウバユリ、オオバノキハダ、オオバヤシャブシ、オオモミジ、カマツカ、ガマズミ、キッコウハグマ、キヅタ、コマユミ、コボタンヅル、サラシナシュマ、サラシナショウマ、サルトリイバラ、スイカズラ、ツウルメモドキ、ツルシキミ、ツルマサキ、ツルリンドウ、ニシキウツギ、ニシキギ、ノイバラ、ヒサカキ、ヒヨドリバナ、ヘクソカズラ、ボタンヅル、ホツツジ、マユミ、ミヤマイボタ、ムラサキシキブ、モミジガサ 〇 確認した主な鳥 〇 【 鳴き声と姿を確認 】 エナガ、オオタカ、コゲラ、シジュウカラ、シロハラ、ツグミ、ハシブトガラス、ハシボソガラス、ヒヨドリ、マヒワ、メジロ 【 鳴き声を確認した鳥 】 アオジ、アカゲラ、ウグイス、ハクセキレイ、ホオジロ、ルリビタキ、ヤマガラ |
2020.11.13(金) ビジターセンター周辺生情報 ビジターセンター周辺、紅葉の真っ盛りです。まず花の広場のオオモミジを皆で眺めてから情報収集に出発です。 〇 観察した昆虫類 〇 |
◎観察した主な植物 ○ 【 紅葉・黄葉を観察した植物 】 アブラチャン、イロハモミジ、オオモミジ、ガマズミ、クロモジ、コナラ、チドリノキ、ニシキギ 【 花を観察した植物 】 アキノキリンソウ、オオイヌノフグリ、キッコウハグマ、キバナガンクビソウ、コウゾリナ、コナスビ、シロヨメナ、センブリ、タイアザミ、ノコンギク、ハキダメギク、マツムシソウ、リュウノウギク、リンドウ 【 蕾を観察した植物 】 アセビ、ツルリンドウ 【 実を観察した植物 】 アオキ、イヌタデ、ウド、オオバウマノスズクサ、ガマズミ、カマツカ、キッコウハグマ、クサギ、ゲンノショウコ、コボタンヅル、コマユミ、ゴンズイ、サルトリイバラ、スイカズラ、タイアザミ、ツルアジサイ、ツルウメモドキ、ツルシキミ、ツルリンドウ、テンニンソウ、ニシキギ、ネズミモチ、ヒサカキ、ヘクソカズラ、ホツツジ、ホトトギス、マユミ、ミツバウツギ、ムラサキシキブ、モミジガサ、ヤマノイモ 【 冬芽を観察した植物 】 アブラチャン、ネジキ 〇 観察した主な野鳥類 〇 エナガ、カシラダカ、キジ、シジュウカラ、シロハラ、ノスリ、ハクセキレイ、ハシブトガラス、ヒヨドリ、ホオジロ、メジロ |
2020.10.23(金) ビジターセンター周辺生情報 雨が強くなったり弱くなったり,雨の中の自然観察になりました。でも皆さん熱心に沢山の花や蕾、虫などを観察しました。今日はハナタデとイヌタデやフユノハナワラビとオオハナワラビなど似たものの比較観察をし、吾亦紅や亀甲白熊など普段カタカナで表記している花々について漢字表記による名前の由来などを勉強しながら歩きました。秋も終わり初冬のVC周辺はセンブリやキッコウハグマ等が咲きだし、シロヨメナやノコンギク、リュウノウギクなど菊が真っ盛りで、果実を結び始めたゲンノショウコやサワヒヨドリ、ツリガネニンジン等は花と果実を同時に観察することが出来ました。またイロハモミジやケヤキ、アブラチャンやクロモジ等は紅葉が始まり、そろそろ本格的な紅葉の季節が近いことを感じました。 ○ 確認した野鳥 ○
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◎観察した主な植物 ○ 【 蕾を観察した植物 】 アセビ、ツルシキミ 【 花を観察した植物 】 アオツヅラフジ、アキノキリンソウ、イヌタデ、キッコウハグマ、キバナガンクビソウ、ゲンノショウコ、コウゾリナ、コセンダングサ、コボタンヅル、サラシナショウマ、シモツケ、シラヤマギク、シロヨメナ、センニンソウ、センブリ、タイアザミ、ダイコンソウ、タムラソウ、ツリガネニンジン、テンニンソウ、ナギナタコウジュ、ノコンギク、ハキダメギク、ハナタデ、ヒメジソ、ヒヨドリバナ、ホトトギス、マツムシソウ、ユウガギク、ヨモギ、リュウノウギク、リンドウ 【 果実を観察した植物 】 アオキ、アカネ、アレチヌスビトハギ、イタドリ、イヌタデ、イヌツゲ、ウド、オオバジャノヒゲ、オオバノキハダ、オトギリソウ、オニドコロ、ガマズミ、カマツカ、キヅタ、キバナガンクビソウ、ゲンノショウコ、コバギボウシ、コマユミ、サラサドウダン、サワヒヨドリ、シキミ、シモツケ、シロバナイナモリソウ、センニンソウ、ダイコンソウ、タムラソウ、チカラシバ、ツチアケビ、ツリガネニンジン、ツルシキミ、ツルボ、テンニンソウ、ニシキギ、ネムノキ、ノイバラ、ノブドウ、ヘクソカズラ、ホトトギス、マユミ、ミズキ、ミズヒキ、ミツバアケビ、ヤブラン、ヤマノイモ、ヤマハッカ、ヨモギ、リョウブ、ワレモコウ 【 紅葉を観察した植物 】 アブラチャン、イロハモミジ、クロモジ、ケヤキ、サラサドウダン、ダンコウバイ 【 その他 観察した植物 】 ヤマノイモのムカゴ( 蕨 )、オオハナワラビ、コウヤワラビ、フユノハナワラビ( 苔、菌類)ユオウゴケと子器、ムラサキナギナタタケ 〇 観察した虫えい 〇 アカネミフクレフシ、アオキミフクレフシ、アキノキリンソウミフクレフシ、イヌツゲメタマフシ、キヅタツボミフクレフシ、テンニンソウクキコブフシ、ヨモギクキコブフシ、ヨモギハエボシフシ、ヨモギハシロケタマフシ |
2020.10.09(金) ビジターセンター周辺生情報 台風が近づいてきて雨の降る中、傘をさして歩きだしました。気温がグッと低くなり、ケヤキやニシキギなどの木々が色づき始めました。子供の広場への道では、ガマズミ、ウメモドキ、ニシキギ、カマツカ、コマユミなどの実が赤くなり、キラキラ輝いていました。そして子供の広場へ降りていくと、シラヤマギク、シロヨメナ、ノコンギクと、キクの仲間が花盛りです。テンニンソウは群生してまだきれいに咲いています。イタドリはよく見ると、おしべを突き出した雄花が真っ白で、とても可愛らしいです。白百合台園地の草原には、ワレモコウ、ツリガネニンジン、カワラマツバなどが咲き、サワヒヨドリやヤマハッカは雨空のもと、より色鮮やかに見えました。雨が激しくなってきたので、足早に戻り、観察を終了しました。
≪本日のトップ10≫ |
◎観察した主な植物 ○ 【 蕾を観察した植物 】 アセビ、キッコウハグマ、サラシナショウマ、ヒヨドリバナ、ホトトギス、ヤマラッキョウ 【 花を観察した植物 】 アキノキリンソウ、アキノタムラソウ、イタドリ、イヌタデ、ウド、オオミゾソバ、カワラマツバ、キツネノマゴ、キバナガンクビソウ、キントキヒゴタイ、ゲンノショウコ、コウゾリナ、サワヒヨドリ、シラヤマギク、シロヨメナ、タイアザミ、タカトウダイ、ツリガネニンジン、ツルボ、ツルリンドウ、テンニンソウ、ネジバナ、ノコンギク、ノブキ、ハイメドハギ、ハキダメギク、ハナタデ、ホトトギス、マツムシソウ、モミジガサ、ヤマハッカ、ヨモギ、ワレモコウ 【 果実を観察した植物 】 アオキ、アキノタムラソウ、イタドリ、イヌザンショウ、ウツギ、ウド、ウバユリ、ウメモドキ、オオバウマノスズクサ、オオバノキハダ、オオバヤシャブシ、オオモミジ、カマツカ、ガマズミ、キヅタ、ゲンノショウコ、コウゾリナ、コバギボウシ、コマユミ、サルナシ、サワフタギ、スイカズラ、ズミ、タイアザミ、タマアジサイ、ダイコンソウ、ツユクサ、ツリフネソウ、ツルボ、ツルリンドウ、テンニンソウ、ニシキギ、ネムノキ、ノブキ、ヘクソカズラ、ホトトギス、マツムシソウ、マユミ、ミズキ、ミズタマソウ、ミズヒキ、ミツバアケビ、ミツバウツギ、ミヤマイボタ、ミヤマガマズミ、ムラサキシキブ、ヤマボウシ 【 その他観察した植物 】 オオハナワラビ( シダ、胞子葉)、ガマズミ( 紅葉)、サンカクヅル( 紅葉)、ニシキギ( 紅葉)、ヤマノイモ( ムカゴ) 〇 見聞きした主な鳥 〇 イカル、エナガ、カケス、キジ、シジュウカラ、ハシブトガラス、ハシボソガラス、ヒヨドリ、メジロ、モズ、ヤマガラ |
2020.09.25(金) ビジターセンター周辺生情報 子供の広場から望む外輪山のナラ枯れの範囲が広がって心配です。子供の広場は秋の七草の薄、萩、女郎花が咲いて、広範囲にハイメドハギも咲いています。キントキヒゴタイが今年も何株か咲き始め。野鳥の数が少ないのが残念。 〇 観察した主な鳥類 〇
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◎観察した主な植物 ○ 【 花を観察した植物 】 アカネ、アキノキリンソウ、イタドリ、イヌタデ、イヌトウバナ、ウド、オミナエシ、カタバミ、キツネノマゴ、キントキヒゴタイ、ケツユクサ、ゲンノショウコ、コブナグサ、サワヒヨドリ、シシウド、シラヤマギク、シロヨメナ、ススキ、タイアザミ、ダイコンソウ、タマアジサイ、チカラシバ、ツリガネニンジン、ツルボ、テンニンソウ、ノコンギク、ノブキ、ハイメドハギ、ハキダメギク、ハシカグサ、ハナタデ、ヒメキンミズヒキ、ヒメジソ、ホトトギス、マツムシソウ、マルバハギ、ミズタマソウ、モミジガサ、ヤブマメ、ヤマゼリ、ヤマニガナ、ヨモギ 【 蕾を観察した植物 】 オオハナワラビ、キッコウハグマ、キントキヒゴタイ、シロヨメナ、ツルリンドウ、ミズヒキ、ムカゴイラクサ、ヤマホトトギス 【 果実を観察した植物 】 アケビ、イヌザンショウ、ウメモドキ、ガマズミ、カマツカ、ゲンノショウコ、コマユミ、サルナシ、ダイコンソウ、ニシシギ、ヌスビトハギ、ホウチャクソウ、マユミ、ミズタマソウ、ミツバアケビ、ミヤマイボタ、ヤマボウシ、ムラサキシキブ 【 ナラ枯れを観察した植物 】 ミズナラ 〇 その他観察した物 〇 【 菌類 】 エリマキツチグリ 【 クモ類 】 ナガコガネグモ 【 虫えい 】 アカネツバミフクロフシ、エゴノキハヒラタマルフシ、バッコヤナギハウラケタマフシ、ヨモギクキワタフシ、ヨモギハエボシフシ |
2020.09.11(金) ビジターセンター周辺生情報 秋の盛りなのでバッタの仲間の勉強を中心に自然情報収集を行いました。まずは公園管理事務所近くでクモの仲間を確認。網の中へ宙づりにした枯葉の中に隠れるヒメグモ、網に掛かった小枝にしか見えないオナガグモなどを観察しました。子供の広場では、お目当てのバッタの仲間を確認。捕まえたバッタを図鑑の検索表を使って種の特定をしました。イナゴモドキ、ササキリ、ツユムシ、クサヒバリなど7種を見つけることが出来ました。野鳥の森の池では、水面に腹端を打ち付けながら産卵するオオシオカラトンボの雌を近くでガードする雄の様子や、巡回飛行するヤブヤンマの青色の複眼などを観察しました。箱根レイクホテル前で花盛りのタムラソウ、ツリフネソウを見ながらビジターセンターへ戻りました。 〇 観察した主な野鳥類 〇 |
◎観察した主な植物 ○ 【 花を観察した植物 】 アカネ、アキノタムラソウ、イヌトウバナ、イタドリ、ウマノミツバ、オトギリソウ、オミナエシ、カタバミ、キツネノマゴ、キバナガンクビソウ、キンミズヒキ、ギンミズヒキ、ケツユクサ、ゲンノショウコ、コウゾリナ、コケオトギリ、サワヒヨドリ、シュウブンソウ、シラヤマギク、ススキ、セイヨウタンポポ、センニンソウ、タイアザミ、ダイコンソウ、タカトウダイ、タマアジサイ、タムラソウ、ツユクサ、ツリガネニンジン、ツリフネソウ、ツルボ、テンニンソウ、ネコハギ、ネジバナ、ノコンギク、ノブキ、ハイメドハギ、ハエドクソウ、ハキダメギク、ハシカグサ、ボントクタデ、マツカゼソウ、マツムシソウ、マルバハギ、ミズヒキ、メマツヨイグサ、モミジガサ、ヤブマメ、ヤブラン、ユウガギク、ワレモコウ 【 果実を観察した植物 】 アブラチャン、イヌザンショウ、イヌツゲ、キンミズヒキ、サンショウバラ、ダイコンソウ、タマアジサイ、ツチアケビ、トンボソウ、ニシキギ、ノブキ、ヒメハギ、マツカゼソウ、ミツバアケビ、ムラサキシキブ、ヤブラン、ヤマボウシ 〇 観察した主な昆虫 〇 アブラゼミ、イチモンジセセリ、イナゴモドキ、ウスバキトンボ、エンマコオロギ、オオシオカラトンボ、オオハナアブ、キタキチョウ、クサヒバリ、コセアカアメンボ、コバネイナゴ、ササキリ、シオカラトンボ、シロオビクロナミシャク、スジグロシロチョウ、ツクツクボウシ、ツヅレサセコオロギ、ツユムシ、トラマルハナバチ、ナキイナゴ、ハラナガツチバチの仲間、ヒトツメカギバ、ヒナバッタ、ヒメウラナミジャノメ、ヤブヤンマ、ヤマジガバチ、ルリタテハ |
2020.08.28(金) ビジターセンター周辺生情報 VC周辺では、学習路、野鳥小屋外周路、子供の広場、白百合台園地、三叉路付近と、ほぼ全体で、ミズナラとクリのナラ枯れが見られるようになっています。そこで今回は三叉路付近のナラ枯れの様子を観察しました。ここでは比較的若い木でもカシノナガキクイムシの穿入孔からフラスが出ている木を確認できましたが、まだ葉が枯れるなどの症状は確認できませんでした。季節の植物では、昨年はミニ観前日の午後に草刈りが行われ、すべてなくなってしまっていたマツムシソウが花盛りを迎えていました。ツリガネニンジンやユウガギク等、自然界では秋の訪れを感じました。今回の活動では環境省購入のハンズフリーマイクのテストが行われ、話す中身を用意していない中、約2時間参加メンバー相手に解説しながらの活動にもなりました。 ○ 観察した虫えい ○ |
◎観察した主な植物 ○ 【 蕾を観察した植物 】 シロヨメナ、タイアザミ、タムラソウ、ヤマノイモ 【 花を観察した植物】 アオツヅラフジ、アカネ、アキノタムラソウ、イヌトウバナ、イノコヅチ、ウド、キツネノマゴ、キバナガンクビソウ、キンミズヒキ、ギンミズヒキ、クサギ、ケツユクサ、ゲンノショウコ、コアカソ、コウゾリナ、コケオトギリ、ゴショミズヒキ、コマツナギ、サワヒヨドリ、シシウド、シモツケ、シラヤマギク、センニンソウ、タイアザミ、ダイコンソウ、タマアジサイ、タラノキ、チヂミザサ、ツユクサ、ツリガネニンジン、ツリフネソウ、ツルボ、テンニンソウ、トンボソウ、ハコネキンミズヒキ、ハシカグサ、バライチゴ、ヒヨドリバナ、マツムシソウ、ミズタマソウ、ミズヒキ、モミジガサ、ヤブラン、ヤマキツネノボタン、ヤマニガナ、ユウガギク、ワルナスビ、ワレモコウ 【 果実を観察した植物】 イヌザンショウ、イヌツゲ、ウマノミツバ、オオバノキハダ、オトギリソウ、コブシ、サンショウバラ、シキミ、シシウド、ツチアケビ、ツルウメモドキ、マユミ、ミズタマソウ、ミツバ、ミヤマイボタ、ヤマニガナ 【ナラ枯れを観察した樹木】ミズナラ ○ 観察した野鳥類 ○ イカル、キジバト、コゲラ、コジュケイ、シジュウカラ、ツバメ、トビ、ハシブトガラス、ハシボソガラス ○ 観察した昆虫類 ○ アオメアブ、アブラゼミ、イタドリオマルアブラムシ、イチモンジセセリ、エンマコオロギ、キイロシリアゲアリ、キタキチョウ、クロヤマアリ、ジャコウアゲハ、スジグロシロチョウ、ツクツクボウシ、トビイロケアリ、ヒメアカタテハ、ヒメウラナミジャノメ、ベニシジミ、マメコガネ、モンキアゲハ、ヤブキリ、ヤマイモハムシ、ヤマジガバチ、ヤマトシジミ、ユキヤナギアブラムシ、ヨモギヒメヒゲナガアブラムシ |
2020.08.14(金) ビジターセンター周辺生情報 猛暑の毎日ですが、コバギボウシ、ツルボ、コボタンヅル、トンボソウ、アキノタムラソウなど秋の花はしっかりと咲き始めていました。自然学習路では、ゴマギが鮮やかな赤色の果実をつけ、満開のクサギにはホシホウジャクが飛来し蜜を吸おうとホバリングをしていました。自然学習路のクリの木や花の広場のミズナラには、ナラ枯れ現象が発生していました。ナラ枯れは、カシノナガキクイムシが媒介するナラ菌によるもので、園地だけでなく外輪山にも広がっています。何らかの対策はされているようですが、とても深刻な状況です。
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◎観察した主な植物 ○ 〇 観察した昆虫類 〇 |
2020.07.24(金) ビジターセンター周辺生情報 どしゃ降りの梅雨入りから1か月半以上、今日もすっきりしない曇り空です。しかし、足元ではシロバナイナモリソウ、オトギリソウ、ウツボグサ等、白、黄、紫と輝いています。目を上げるとタマアジサイも咲き始め、ノリウツギは満開です。そして、ヒノキのてっぺんではホオジロがさえずっています。全国的に異例の長梅雨とは言え、確実に夏が来ていることを実感したビジターセンター周辺の情報収集でした。 〇 観察した昆虫類 〇 |
◎観察した主な植物 ○ 【 花を観察した植物 】 アカメガシワ、アキノタムラソウ、イヌザンショウ、イヌタデ、ウツボグサ、ウマノミツバ、オオバギボウシ、オカトラノオ、オトギリソウ、オミナエシ、ガクアジサイ、キツネノボタン、クサレダマ、ケツユクサ、コバギボウシ、コマツナギ、シシウド、シモツケ、シロバナイナモリソウ、タイアザミ、ダイコンソウ、タニタデ、タマアジサイ、チダケサシ、ツユクサ、ドクダミ、ノブドウ、ノリウツギ、ハエドクソウ、ヒメヤブラン、ヘクソカズラ、ホソバコガク、ミズヒキ、ミツバ、ヤブハギ、ヤマアジサイ、ヤマキツネノボタン、ヤマニガナ、ヤマユリ、リョウブ 【 つぼみを観察した植物 】 キヅタ、コボタンヅル、シオデ、シシウド、ダイコンソウ、タケニグサ、タマアジサイ、ノブドウ、ヘクソカズラ、モミジガサ 【 果実を観察した植物 】 アセビ、エゴノキ、オオバノキハダ、カキ、カキラン、カマツカ、コマユミ、スノキ、サラサドウダン、サルトリイバラ、サルナシ、サンショウ、タニタデ、ツルアジサイ、ナワシロイチゴ、ハエドクソウ、ハナイカダ、バライチゴ、ヒサカキ、ヒメシャラ、ホオノキ、マユミ、ミツバアケビ、ムラサキシキブ、ヤマボウシ 【 その他 観察した植物 】 シシガシラ、センブリ、ツルリンドウ 〇 観察した野鳥類 〇 ウグイス、エナガ、ガビチョウ、コジュケイ、シジュウカラ、ツバメ、トビ、ヒヨドリ、ホオジロ、メジロ、ヤマガラ |
2020.07.10(金) ビジターセンター周辺生情報 今年の梅雨は、日本各地で深刻な水害が起こるなど厳しい様相です。今回は、小雨が降る中でも美しさを愛でる花に着目して観察しました。花の広場のノリウツギやイワガラミの花が美しかったです。学習路の入り口の子供の広場では、ノハナショウブやカキランの花に感動しました。また、多くの野鳥,昆虫も観察できました。 〇 観察した主な昆虫 〇 《本日のトップテン》 |
◎観察した主な植物 【 花を観察した植物 】 イヌザンショウ、イヌツゲ、イワガラミ、ウツボグサ、ウマノミツバ、オカトラノオ、カキラン、ガクアジサイ、カワラマツバ、クサレダマ、コナスビ、コウゾリナ、コマツナギ、シモツケ、シロバナイナモリソウ、タカトウダイ、ツユクサ、ドクダミ、ヌマトラノオ、ネジバナ、ノアザミ、ノハナショウブ、ノブドウ、ノリウツギ、ヒメシャラ,ヒメヤブラン、ホタルブクロ、ミヤマイボタ、ムラサキシキブ、ヤマキツネノボタン、ヤマボウシ、ヤマホタルブクロ、リョウブ 【 果実を観察した植物 】 アオキ、アセビ、アブラチャン、ウツギ,エゴノキ、オオバノキハダ、コブシ、オオモミジ、カジカエデ、ガマズミ、クロモジ、サラサドウダン、サンショウ、サンショウバラ、ツルウメモドキ、ナワシロイチゴ、ニシキウツギ、ニシキギ、ニワゼキショウ、ホオノキ、マユミ、ミズキ、ヤマグワ、ヤマボウシ 【 蕾を観察した植物 】 イヌザンショウ、クサレダマ、シシウド、タマアジサイ、チダケサシ、ノリウツギ、ノブドウ、ネムノキ、ヤマユリ 【 観察した地衣類 】 イオウゴケ(子器) 〇 観察した主な野鳥 〇 イワツバメ、ウグイス、ガビチョウ、キジ、トビ、ハシボソガラス、ヒガラ、ヒヨドリ、ホトトギス、メジロ、ムクドリ |
2020.06.26(金) ビジターセンター周辺生情報 ミニ観察会から切り替えた梅雨の最中の自然情報収集活動。団体行動を防ぐため概略のコースを定め、各自が各々の得意分野で収集活動を行う。雨や霧が多いこの時期、ヤマボウシの白い花が特に際立つが、緑一色に見える樹々にも目を向けると、イヌツゲの白く可愛い花や昆虫達に人気のミヤマイボタの白い花々が懸命に咲いている姿も見えてくる。 〇 観察した虫えい 〇 《本日のトップテン》 |
◎観察した主な植物 【 蕾を観察した植物 】 コアジサイ、タケニグサ、ツチアケビ、ノリウツギ、ホオノキ、ムラサキシキブ 【 花を観察した植物 】 イヌガラシ、イヌツゲ、イワガラミ、ウツギ、ガクアジサイ、カナウツギ、キツネノボタン、コウゾリナ、コマユミ、サラサウツギ、サンカクヅル、シモツケ、シロツメクサ、スイカズラ、ダイコンソウ、ツルマンネングサ、ドクダミ、ニシキウツギ、ニワゼキショウ、ネジバナ、ノアザミ、バライチゴ、ホオノキ、ホソバコガク、ミヤマイボタ、ムラサキシキブ、ヤマオダマキ、ヤマボウシ 【 果実を観察した植物 】 アオキ、ウリカエデ、オオバウマノスズクサ、オオバヤシャブシ、カジカエデ、ガマズミ、カマツカ、キブシ、クロモジ、ゴマギ、コマユミ、サルナシ、サンショウバラ、ダイコンソウ、ナナカマド、ニシキウツギ、ニワゼキショウ、ニワトコ、ハナイカダ、マメザクラ、ヤマグワ、ヤマザクラ 〇 観察した主な野鳥 〇 アオゲラ、アカゲラ、ウグイス、ガビチョウ、キジ、キビタキ、ハクセキレイ、ハシブトガラス、ハシボソガラス、ヒヨドリ、ホオジロ、ホトトギス 〇 観察した主な昆虫 〇 オボシオオスガ(幼虫と蛹)、クサギカメムシ、ジャコウアゲハ(幼虫)、スジグロシロチョウ、ツマキシロナミシャク、テングアワフキ、ヒトツメカギバ、ホシベッコウカギバ、ホソオビヒゲナガ、マメコガネ、モンシロチョウ |
2020.01.24(金) ビジターセンター周辺生情報 昨夜の雨が上がり、箱根は曇で霧が立ち込めていた。今年は暖冬で、今日も気温6℃と真冬の箱根にしては比較的暖かい。今日のテーマにはちょっと拍子抜けか。昨日から天気が悪かったせいか、来られたビジターが3名といささか寂しい観察会となった。観察に出る前に30分くらい時間を使い、葉は凍らないように糖をためて凝固点降下を利用するとか、冬場の野菜が甘くなるのはこの糖が増えるからだとか、広葉樹は道管の水が凍り極寒地では生きてゆけないが針葉樹は仮道管なので凍っても解けたら復帰できるなど、越冬に備えて植物が行っている寒さに耐えるための知恵についてお話しした。今日観察するのは植物の知恵のなかで、地べたに葉を広げ、冷たい風を避けながら、太陽の光がいっぱい当たるよう工夫している草のロゼットや、春の芽吹きに備えてじっと寒さに耐えている木の冬芽などです。いたるところで見られるハルジオンやタネツケバナ等のロゼット、春は長い茎をのばしてその先に花を咲かせるのに冬は地べたにへばりついているノアザミのロゼット、日本三大美芽の一つと言われる美しいコクサギの冬芽や、冬芽に芽鱗を持たないムラサキシキブの裸芽などを観察した。観察を終えた昼頃には霧もすっかり晴れ空も明るくなっていた。 《本日のトップテン》 |
◎観察した主な植物 【 ロゼットを観察した植物 】 ウラジロチチコグサ、オオイヌノフグリ、オオバコ、オニタビラコ、オランダミミナグサ、ケキツネノボタン、スイバ、セイヨウタンポポ、ダイコンソウ、ノアザミ、ノゲシ、ハルジオン、ヒメオドリコソウ、ヒメジョオン、ミチタネツケバナ、ヨモギ 【 冬芽を観察した植物 】 アオキ、アセビ、ウリハダカエデ、オオバヤシャブシ、ガクアジサイ、クロモジ、ケヤマハンノキ、コクサギ、サラサドウダン、タマアジサイ、ナナカマド、ハナイカダ、ヒサカキ、ミズキ、ムラサキシキブ 【 蕾を観察した植物 】 アセビ、オオバヤシャブシ、オニシバリ、クロモジ、ケヤマハンノキ、セイヨウタンポポ、ツルシキミ、ヒイラギナンテン、ヒサカキ、ヤブツバキ 【 花を観察した植物 】 アセビ、セイヨウタンポポ、ヤブツバキ 【 果実を観察した植物 】 アオキ、オオバウマノスズクサ、ガマズミ、コオニユリ( 殻)、タマアジサイ( 殻)、ニシキウツギ( 殻)、ヒメシャラ( 殻) ○ 確認した野鳥 ○ 【 声を聞いた野鳥 】 アオバト、ジョウビタキ 【 姿を見た野鳥 】 ウソ、シジュウカラ、シロハラ、ハシブトガラス、ハシボソガラス、ヒヨドリ、ホオジロ、ヤマガラ ○ 確認した昆虫 ○ シロトゲエダシャク( 蛾) ○ その他観察したもの ○ アオキ・鹿の食痕、イノシシの土耕跡 |
2020.01.10(金) ビジターセンター周辺生情報 令和2年初の観察会。幸い風も無く静かでお陽様がやさしくふりそそぐなか、冬芽を探して歩きました。花の広場でアセビの白い小さな花がひとつ、ふたつ、みっつ…と頑張って咲いていました。赤く小さくて可愛いドウダンツツジの冬芽や大きくてキラキラ光っているトチノキの冬芽、「 こんなところにあったの? 」とたった一本だけ見つけた珍しいゴンズイの冬芽・・・などを観察しながら、新春のVC周辺、参加した皆さんが笑顔で回りました。笑門来福ですね。 《本日のトップテン》 |
◎観察した主な植物 【 花を観察した植物 】 アサビ 【 蕾を観察した植物 】 ツルシキミ 【 実を観察した植物 】 アオキ、ウリハダカエデ、ガマズミ、ヘクソカズラ 【 冬芽を観察した植物 】 アジサイ、オオバヤシャブシ、オオバキハダ、カマツカ、ガクアジサイ、カスミザクラ、カラスザンショウ、クロモジ、ゴンズイ、コブシ、サルトリイバラ、サンショウバラ、シロヤシオ、タマアジサイ、トチノキ、ネムノキ、ヒメシャラ、ホオノキ、マメザクラ、ヤマザクラ、ヤブツバキ 【 実のカラを観察した植物 】 ウバユイ、カラスザンショウ、ズミ、ツルウメモドキ、リョウブ ○ 観察した野鳥類 ○ ウソ、エナガ、カワラヒワ、シロハラ、シジュウカラ、ジョウビタキ、ツグミ、ハシブトガラス、ハシボソガラス、ヒヨドリ、ホオジロ、ムクドリ、ヤマガラ ○ その他観察した物 ○ イノシシの土耕跡、ウスタビガの繭、ノコンギクのがく毛、モグラ塚 |
2019.12.27(金) ビジターセンター周辺生情報 朝のくもり空がだんだん青空に変わり、風もなく気持ちのいい冬の日となりました。冬の箱根は多くの木が葉を落としていますが、きょうは冬でも緑色の葉っぱをつけて目立つ常緑樹に注目しました。落葉樹の葉は、薄くて表面積が大きいので効率良く光合成を行い、成長が速いと言われています。一方常緑樹は、長持ちする厚くて丈夫な葉を時間とコストをかけてゆっくり作ります。きょうは常緑樹の葉の形・厚さ・ 光沢・ 樹形・葉の付き方などについて観察しました。アセビ・ ヤブツバキ・ アオキ・ シキミ等は、いずれもクチクラ層(キューティクル)が発達して厚く、光沢があり、毛はありません。高木の下で目いっぱい光を活用するために、地表間際まで放射状に葉を展開し、葉を落とした落葉樹の下でモコモコと大きく膨れた樹形となっていました。一方で気温が低く積雪量が多い厳しい環境に育つヒノキのような針葉樹は、競争相手が少なく、日光もよく当たるので樹形は安定した円錐形となり、葉は丈夫で長持ちの立体型になっているようです。初めて参加されたご家族は、ツバキ等見慣れた常緑樹の厚くて光沢のある葉やイヌツゲの腺点、モコモコ樹形、イヌツゲやキヅタの虫こぶなどに驚きながら観察を楽しんでおられました。寒い冬の日の地味なテーマでしたが、皆様のおかげでたいへん賑やかな観察会となりました。 |
◎観察した主な植物 【 葉を観察した植物 】 アオキ、アカガシ、アセビ、イヌツゲ、キヅタ、シキミ、ヒノキ、ヤブツバキ 【 樹形を観察した植物 】 アオキ、アセビ、シキミ、ヒノキ、ヤブツバキ 【 蕾を観察した植物 】 アセビ、シキミ、ツルシキミ、ヒサカキ、ヒノキ、ヤブツバキ 【 花を観察した植物 】 ツバキの仲間、ヤブツバキ 【 果実を観察した植物 】 アオキ、オオバコ、ガマズミ、キヅタ、コバギボウシ、ヒサカキ、ヒノキ 【 冬芽を観察した植物 】 アオキ 【 その他観察した植物 】 アカハナワラビ・オオハナワラビの胞子葉 ○ 観察した虫えい ○ アオキミフクレフシ、イヌツゲメタマフシ、キヅタツボミフクレフシ ○ 観察した主な野鳥 ○ 【 姿を見た野鳥類 】 ガビチョウ、コゲラ、シジュウカラ、シロハラ、ツグミ、ハシブトガラス、ハシボソガラス、ヒヨドリ、ヤマガラ 【 鳴き声を聞いたや鳥類 】カケス、ジョウビタキ ○ 観察した食痕 ○ アオキの葉 (シカ)、アオキの実 (ヒヨドリ)、ツバキの仲間やヤブツバキの花 (ヒヨドリ) 《 本日のトップテン 》 @アセビ Aヤブツバキ Bシキミ Cイヌツゲ Dヒノキ Eアオキ Fアカガシ Gキヅタ Hツグミ Iキヅタツボミフクレフシ |
2019.12.13(金) ビジターセンター周辺生情報 毎冬、芦ノ湖にもカモ類などの水鳥が飛来する。ミニ観察会でこの時期に芦ノ湖キャンプ場から湖尻水門付近で飛来する水鳥を観察するのは今回で3回目になる。今朝の気温は2℃で天候は曇り、風が少なく水鳥の観察には適しているが、禁漁前なので釣り人の存在が気になる。日本野鳥の会神奈川支部の昨年度の芦ノ湖水鳥調査結果から、マガモやカルガモなどは夜行性のため日中は深良水門から亀ヶ崎付近に潜んでいる可能性が高いが、その他のカモ類を含めた水鳥たちは調査結果と同様に過去2回のミニ観察会でも観察されているために今回も期待できそうだ。桃源台から芦ノ湖キャンプ場へ向かう遊歩道で、イヌツゲに留まり逃げることを忘れて実を啄むシロハラを観察し、木立を渡るエナガ、シジュウカラ、ヤマガラの混群などの山野の鳥を観察して水鳥の観察場所に到着する。湖岸から少し沖に目を向けると休息中のホシハジロ、採食のために潜水を繰り返すキンクロハジロ、過去2回の観察会では見ることができなかったオカヨシガモが流れてきた水草を採食する姿が観察できた。湖岸近くではひょうきんな姿で泳ぐオオバンたちの間をカンムリカイツブリが潜水を繰り返しながらゆっくり通過する。双眼鏡やフィールドスコープで深良水門方向の沖合を探索するとカイツブリ、ハジロカイツブリが潜水を繰り返す姿を確認することができ、また椿の鼻付近に漂うヒドリガモも観察できた。約40分間の水鳥観察の時間はあっという間に過ぎ、湖尻水門からつどいの原っぱ・白百合台園地経由の帰路に向かうが、途中でキジやツルマサキの実を啄むコゲラなど多くの山野の鳥が観察できた。最後にビジターセンターの前で、本日観察した野鳥の名前の読み合わせを全員で行い、水鳥及び山野の鳥の合計28種を観察したことを確認し、無事に観察会を終了した。 |
◎観察した主な植物 ○ 観察した野鳥類 ○ 《 本日のトップテン 》 |
2019.11.22(金) ビジターセンター周辺生情報 ここ数日で箱根の山々の木々が一斉に色づき紅葉の真っ盛りになりました。今シーズン、まだ紅葉をテーマに観察会をやっていなかったので、晩秋の最後の紅葉をテーマにしました。ビジターセンター駐車場のイロハモミジは真っ赤に色づいています。ウリハダカエデはすでに落葉、オオモミジは紅葉・
黄葉の盛りです。その他、ミズナラ、クロモジ、ケヤキ、コシアブラ、ウリカエデなどが黄色く色づいてとても美しかったです。 ○ 観察した野鳥類 ○ |
◎観察した主な植物 【 花を観察した植物 】 アキノキリンソウ、ガンクビソウ、コウゾリナ、シロヨメナ、センニンソウ、センブリ、タイアザミ、ノコンギク、リュウノウギク、リンドウ、ミツバツツジ(返り咲き) 【 果実を観察した植物 】 アオキ、ガマズミ、サラサドウダン、サルトリイバラ、ジャノヒゲ、スイカズラ、ツリガネニンジン、ツルウメモドキ、ツルシキミ、ツルボ、ツルリンドウ、ノササゲ、ノブドウ、ヒサカキ、ヒメシャラ、ヘクソカズラ、マツムシソウ、リョウブ 【 蕾を観察した植物 】 アセビ、ヤブツバキ 【 葉を観察した植物 】 オニシバリ 【 紅葉・ 黄葉を観察した植物 】 アブラチャン、イタドリ、イロハモミジ、ウリカエデ、ウリハダカエデ、エンコウカエデ、オオモミジ、ガマズミ、クロモジ、ケヤキ、コクサギ、コシアブラ、サラサドウダン、ヒメシャラ、ホソエカエデ、マメザクラ、ミズナラ、ミツバツツジ、ヤマボウシ 【 冬芽を観察した植物 】 アブラチャン、クロモジ 【 胞子葉を観察した植物 】 アカハナワラビ、オオハナワラビ |
2019.11.08(金) ビジターセンター周辺生情報 絶好の観察日和に恵まれた。今頃紅葉の見頃を迎える年も多いのだが、今年はようやく色づき始めたところだ。葉を落とす前に、光合成した糖分やタンパク質・ミネラルなどを幹の方へ回収しているのが今の段階と思われる。そんな中でガマズミの真っ赤な果実が目を引く。古来より生活に密着し『神の実』として親しまれてきたとか。全国各地での呼び名は200を超えるそうだ。センブリとリンドウも見頃だ。どちらも健胃消化薬となるが、『苦い』 ことに意義があり、オブラートで包んで飲んだのでは効果が薄れるとのことだ。リュウノウギクやアキノキリンソウなど、晩秋の花々もまだ楽しめる。 |
◎観察した主な植物 【 実を観察した植物 】 アオキ、イヌザンショウ、ウバユリ、オオバウマノスズクサ、ガマズミ、キッコウハグマ、キンミズヒキ、サラシナショウマ、シキミ、スイカズラ、ツルウメモドキ、ツルシキミ、ツルマサキ、ツルリンドウ、ノイバラ、ノササゲ、ホトトギス、マツカゼソウ、ミズヒキ、ムラサキシキブ、モリイバラ、ヤブレガサ、ヤマノイモ、ワレモコウ 【 花を観察した植物 】 アキノキリンソウ、キッコウハグマ、シロヨメナ、センブリ、タイアザミ、ツリガネニンジン、ノコンギク、ハキダメギク、マツムシソウ、ヤマツツジ、リュウノウギク、リンドウ 【 葉を観察した植物 】 ウリカエデ(紅葉)、ウリハダカエデ(紅 葉)、オオミヤマガマズミ、ガマズミ、サンカクヅル(紅葉)、ミヤマガマズミ、ヤマボウシ(紅葉) 【 その他 観察した植物 】 クロモジ(冬芽)、ヤマノイモ(珠芽) 〇 観察した主な野鳥 〇 カケス、シジュウカラ、ジョウビタキ、ハシブトガラス、ハシボソガラス、ヒヨドリ、モズ、ヤマガラ 〇 観察した主な昆虫 〇 ウラナミシジミ、キタキチョウ、キタテハ、スジグロシロチョウ、タンザワフキバッタ、ツマグロオオヨコバイ |
2019.10.11(金) ビジターセンター周辺生情報 テーマは「巣(網)を見ればクモの種類が分かる」の2回目。雨天だったため、始めにVC屋内で、下見時に見られたクモとその網の写真で解説をしました。小雨時を見はからって屋外で実物の観察をしました。これをテーマにした理由は? 11月25日に予定していたVC周辺コースの自然情報取集活動は、台風19号の影響により、中止となりました。 |
◎観察した主な植物
〇 観察したクモと網 〇
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2019.09.27(金) ビジターセンター周辺生情報 絶好の観察会日和でビジターへの配布資料も用意されていたが、お当番がインフルエンザで来られない。急遽、準備されたテーマも考慮し、ビジターとPVとが双方向のやり取りをする観察会に進行を切り替え、各PVが得意分野で対応することにした。その結果、本日のテーマに関してもサンショウ(被食( 散布)、ヒノキ( 風散布)、ゲンノショウコ( 自動散布)、ダイコンソウ( 動物付着散布)など果実や種子の観察とビジターへの言葉の投げかけが効果的に働き、動けない植物の「タネの作戦」を知ってもらえたようだ。またこの時期ならでは見ごろの秋の草花や果実の観察、偶然性を伴う昆虫やその他の生き物などの出現に対する観察も含めて、ビジターから多くの言葉や感想も聞かれ、和気あいあいとした雰囲気の中での観察会は無事に終了した。 《 本日のトップテン 》 |
◎観察した主な植物 【 花を観察した植物 】 アカネ、アキノウナギツカミ、アキノキリンソウ、アキノタムラソウ、イタドリ、イヌコウジュ、イヌタデ、ウド、オオバコ、オオミゾソバ、オミナエシ、カタバミ、ガンクビソウ、キントキヒゴタイ、キンミズヒキ、ゲンノショウコ、サワヒヨドリ、シュウブンソウ、シラヤマギク、シロヨメナ、タイアザミ、ツリフネソウ、ツルニンジン、ツルリンドウ、テンニンソウ、ナガボハナタデ、ノコンギク、ノブキ、ヒメキンミズヒキ、ホトトギス、マツカゼソウ、マルバハギ、モミジガサ、ワレモコウ 【 果実を観察した植物 】 アケビ、アセビ、イヌザンショウ、ウド、エノコログサ、ガマズミ、キンミズヒキ、クサレダマ、ゲンノショウコ、コバギボウシ、サルナシ、サンショウ、シシウド、シュウブンソウ、スイカズラ、ススキ、ダイコンソウ、チカラシバ、テンニンソウ、ヌスビトハギ、ノブキ、ハンショウヅル、ヒノキ、ヒメキンミズヒキ、ヒメシャラ、ホオノキ、ミズヒキ、ミズタマソウ 【 蕾を観察した植物 】 キッコウハグマ、サラシナショウマ、センブリ 〇 観察した野鳥 ○ イカル、カケス、コゲラ、コジュケイ、シジュウカラ、トビ、ハシブトガラス、ハシボソガラス、ヒヨドリ、ホオジロ、メジロ 〇 観察した昆虫 ○ アザミオオヒゲナガアブラムシ、ウスバキトンボ、ウラナミシジミ、エサキモンキツノカメムシ、エンマコオロギ、キタキチョウ、キンケハラナガツチバチ、セアカツノカメムシ、チャバネアオカメムシ、ツクツクボウシ、ツマグロオオヨコバイ、ツマグロヒョウモン、トラマルハナバチ、ヒメクサキリ 〇 その他観察したもの ○ イヌツゲメタマフシ(虫えい)、ナガコガネグモ(クモ目)、ヤマアカガエル(カエル目) |
2019.09.13(金) ビジターセンター周辺生情報 記録的な猛暑の仲秋と強風台風15号の後、本日は暑くも寒くもなく、絶好の観察日和です。キントキヒゴタイやツルリンドウが咲き始め季節はしっかり秋です。子供の広場からの外輪山にナラ枯れが目視され、VC周辺でもナラ枯れによる猛毒カエンタケが観察されます。豊かな自然と触れ会えるVC周辺に一年を通じて癒されます。これからも箱根の自然をみんなで大事に見守りたい。
《 本日のトップテン 》 |
◎観察した主な植物 その他観察した物 〇 |
2019.08.23(金) ビジターセンター周辺生情報 当日の天候は生憎の雨でしたが、ビジター3名、PV5名と総勢8名で、見頃を迎えた植物を中心に花言葉や名前の由来の観点から解説しました。 〇 観察した主な野鳥 〇 《 本日のトップテン 》 @ツリガネニンジンAマツカゼソウBコオニユリCタマアジサイDツリフネソウEトラマルハナバチFオミナエシGワレモコウHサワヒヨドリIカケス |
◎観察した主な植物 【 蕾を観察した植物 】 |
2019.08.09(金) ビジターセンター周辺生情報 朝は霧が立ち込めて涼しかったのですが、ミニ観察会の始まるころにはまた暑い日差しに戻っていました。
《 本日のトップテン 》 |
◎観察した主な植物 【 花を観察した植物 】 アキノタムラソウ、オトギリソウ、ガクアジサイ、キカラスウリ、キツネノボタン、キンミズヒキ、クサギ、ゲンノショウコ、コバギボウシ、コボタンヅル、シシウド、ダイコンソウ、タマアジサイ、チダケサシ、ツユクサ、ツルニガクサ、トンボソウ、ナガエコナスビ、ヌスビトハギ、ネムノキ、ヒメキンミズヒキ、ヒメヤブラン、ヘクソカズラ、ボタンヅル、ミズヒキ、リョウブ 【 果実を観察した植物 】 アオキ、アセビ、アブラチャン、イヌザンショウ、ウコギ、ウツギ、ウマノミツバ、エゴノキ、オオバノキハダ、ガマズミ、キブシ、ゴマギ、サルナシ、サンショウ、サンショウバラ、ツルウメモドキ、ニシキウツギ、ハナイカダ、バライチゴ、ハンショウヅル、ヒノキ、ホオノキ、ミズナラ、ミツバアケビ、ヤブツバキ、ヤブデマリ 【 つぼみを観察した植物 】 キカラスウリ、タマアジサイ、ヒヨドリバナ、モミジガサ 【 その他 観察した植物 】 オニシバリ、サルトリイバラ、トチノキ 〇 観察した主な野鳥 〇 イカル、ガビチョウ、キジ、コジュケイ、シジュウカラ、ツバメ、ホオジロ 〇 観察した主な昆虫 〇 アゲハチョウの仲間、アザミオオヒゲナガアブラムシ、オオヒラタシデムシ、キイロスズメバチ、クマゼミの声、ゴマダラカミキリ、シオカラトンボ、ジガバチの仲間、ツマグロヒョウモン、ミヤマカラスアゲハ、ユウマダラエダシャク、ヨモギヒメヒゲナガアブラムシ |
2019.07.26(金) ビジターセンター周辺生情報 今年は近年になく長い梅雨でしたが、今日はやっと晴れて冠ヶ岳をきれいに見ることが出来ました。まずビジターセンター前のエゴノキにエゴノネコアシアブラムシが作った「エゴノネコアシ」という虫えいを観察。大きさ3センチ位で本当に猫の足先のようです。その後、今日のテーマの草原の花、チダケサシ、クサレダマ、オカトラノオ、ヌマトラノオをレイクホテルの南側の草原で、和名の謂れ等を話しながら観察しました。そして道路脇の石垣の中より1本のヤマユリを発見。さすがの猪も石垣の中では根を掘り起こすことが出来なかったのでしょう。白百合台園地内では、満開のリョウブと、直前の草刈りで大分少なくなってしまったとは言え、ウツボクサの群生を見ることが出来ました。帰り道の花の広場では、至る所に夏の花が咲き誇り、突然沸いてきた黒い雨雲、それを押しやる青空、VC周辺あちこちでの草刈りの様子等、この時期特有の光景を見ることが出来たのかも知れません。 《 本日のトップテン 》 |
◎観察した主な植物 【 花を観察した植物 】 イワガラミ、ウツボグサ、オカトラノオ、オオニワゼキショウ、ガクアジサイ、カワラマツバ、キツネノボタン、クサレダマ(果実も)、コウゾリナ、コマツナギ、シシウド、シロバナイナモリソウ、ダイコンソウ、チダケサシ、ツチアケビ、ドクダミ、ナガエコナスビ、ヌマトラノオ、ネムノキ、ノアザミ、ハキダメギク、ヒメヤブラン、ホソバコガク、ホタルブクロ、ムラサキシキブ(果実も)、ヤマホタルブクロ、ヤマユリ、ユウガギク、リョウブ 【 蕾を観察した植物 】 ウバユリ、タマアジサイ、テンニンソウ、ヘクソカズラ 【 果実を観察した植物 】 ウマノミツバ、エゴノキ、オオバノキハダ、サンショウ、ナワシロイチゴ、バライチゴ、ヤブデマリ 〇 観察した主な野鳥 〇 ウグイス、エナガ、オオルリ、ガビチョウ、シジュウカラ、ハクセキレイ、ヒヨドリ、ホオジロ 〇 観察した主な昆虫 〇 アカタテハ、イチモンジセセリ、ウスバキトンボ、オオウラギンスジヒョウモン、オオスカシバ、オオヒラタシデムシ、オオマルハナバチ、キマワリ、コオニヤンマ、コガネムシの仲間、コバネイナゴ、ザトウムシの仲間、ジガバチの仲間、スジグロシロチョウ、センチコガネ、タンザワフキバッタ、トラマルハナバチ、ナミハナアブ、ハムシの仲間、ヒグラシ、ミヤマカラスアゲハ 〇 観察した虫えい 〇: エゴノネコアシ、ヘクソカズラツボミマルフシ |
2019.07.12(金) ビジターセンター周辺生情報 梅雨空でその美しさが映える花として、アジサイとその仲間に焦点を当てて観察しました。花の広場のガクアジサイ、ノリウツギやイワガラミの花が咲き誇っており、下の芝生面には先端まで花が咲き進めば梅雨明けといわれるネジバナが多く咲いていました。学習歩道の下方ヘアピンカーブ部のイワガラミの花が群をなして咲いており、感動しました。また、多くの野鳥,昆虫、虫えいも観察できました。 〇 観察した主な昆虫蜘蛛など 〇 《 本日のトップテン 》 |
◎観察した主な植物 【 花を観察した植物 】 イワガラミ、ウツボグサ、ウマノミツバ、オオバジャノヒゲ、オカトラノオ、カキラン、ガクアジサイ、クサレダマ、コウゾリナ、シシウド、シモツケ、シロバナイナモリソウ、ツチアケビ、バライチゴ、ダイコンソウ、ツルマンネングサ、ツユクサ、ドクダミ、ナワシロイチゴ、ネジバナ、ノアザミ、ノハナショウブ、ノリウツギ、ヒメシャラ、ヒメジョオン、ホソバコガク、ミヤマイボタ、ムラサキシキブ、ヤマアジサイ、ヤマキツネノボタン、ヤマボウシ、ヤマホタルブクロ 【 果実を観察した植物 】 アオキ、エゴノキ、オオバノキハダ、サラサドウダン、サルナシ、サワフタギ、サンカクヅル、サンショウ、サンショウバラ、ツルウメモドキ、ニシキウツギ、ハンショウヅル、ヘビイチゴ、ホオノキ、ミツバウツギ、ヤマグワ 【 蕾を観察した植物 】 イヌザンショウ、タマアジサイ、モミジガサ 〇 観察した主な野鳥 〇 アオバト、アカゲラ、イカル、イワツバメ、ウグイス、ガビチョウ、カワラヒワ、キジバト、コゲラ、コジュケイ、シジュウカラ、ツバメ、ハシブトガラス、ヒヨドリ、ホオジロ、ホトトギス、メジロ |
2019.06.28(金) ビジターセンター周辺生情報 台風3号の通過にハラハラして迎えた観察会、雨も上がり、晴れ間も見える天気となってホッとする。「 虫えいを探そう」シリーズも今回で7回目。今日のテーマは虫えいについて一歩掘り下げ、「 虫えい形成昆虫の戦略と寄主植物との巧妙なせめぎあい」と「 虫えい形成昆虫の生活環」を自前の写真展示パネルを用いて約30分間の事前学習をする。ビジターたちからの多くの質問により興味の深さを感じ嬉しくなるが、気持ちを改めて現場の観察に向かう。歩き始めてすぐヤマグワの葉脈がこぶ状に膨れたクワハミャクコブフシ、イヌツゲの葉腋が球上に膨らんだイヌツゲメタマフシ、ミツバアケビの葉が二つに折れまがったアケビハオレフシと、そこから脱出した真っ赤なベニキジラミを観察する。次に初めて紹介するサンショウバラに形成される、ピンクの待ち針の頭のようで光沢のあるサンショウバラハタマフシを観察して花の広場周辺を巡る。アオキミタマフシの観察では、今年の幼果がアオキミタマバエの産卵により虫えいに形成されていくことを解説し、ケヤキハフクロフシの観察では、すでにケヤキヒトスジワタムシの有翅虫がササ類の根に向けて旅立った脱出孔のある虫えいを観察して学習内容のおさらいをする。さらに紫の烏帽子がヨモギの葉にのっかったようなヨモギハエボシフシ、未明の大雨で虫えいに傷みが見られたタンポポハフクレフシ、虫えい形成に失敗したウツギメタマフシ、花梗や葉柄に形成されるオオバノキハダハグキコブフシなどタマバエが形成する虫えいを含めて合計11種類の虫えいを観察して、虫えいをつくる昆虫の戦略を知ってもらった。花の広場では、ノリウツギに這い登ったイワガラミの真っ白い装飾花やシモツケの複散房花序についた小さな紫色の花たちが、緑一色の広場をひときわ明るくしていた。また昆虫たちも梅雨の晴れ間を惜しむように現れ、虫えい観察の合間に数多くの種類が出現して観察できた。オオバノキハダハグキコブフシの観察時には、ミズキで繁殖することが多いと図鑑に記載されているエサキモンキツノカメムシが恋の季節だったのか、多数のカップルや卵を産んだメスが卵の上にかぶさり我が子を守るような姿も見ることができた。最後に、今までの観察会で1度も見ることができなかったハコネグミの赤いルビーのような果実を探索する。ビジターと一緒に目を凝らして探し、合計5個の果実を見つけ、同時にハコネグミの特徴である波打つ葉と星状毛を観察して、無事に観察会を終了した。 《 本日のトップテン 》 |
◎観察した主な植物 〇観察した虫えい( )内は虫えい形成者 ○ |
2019.06.14(金) ビジターセンター周辺生情報 嬉しいことに梅雨の中休みで、良い観察会日和となりました。今日のテーマは「 植物の化学防衛」です。ドクダミとオオバウマノスズクサを例に取り、植物が外敵からどのように身を守っているか、またその防御策を捕食者である虫たちがいかにして打ち破り利用しているかについて話をしました。 《 本日のトップテン 》 |
◎観察した主な植物 【 蕾を観察した植物 】 イヌザンショウ、ウメモドキ、カナウツギ、カワラマツバ、サンカクヅル、ムラサキシキブ 【 花を観察した植物 】 ウツギ、ウマノアシガタ、エゴノキ、オオニワゼキショウ、オオバウマノスズクサ、ガマズミ、キランソウ、ケキツネノボタン、コアジサイ、コウゾリナ、コゴメウツギ、サラサウツギ、サルナシ、シロツメクサ、スイカズラ、ツルウメモドキ、ツルマンネングサ、ドクダミ、ナガエコナスビ、ナワシロイチゴ、ニガナ、ニシキウツギ、ニワゼキショウ、ネジキ、ノアザミ、ハコネウツギ、ハルジオン、フランスギク、ブタナ、ホオノキ、ヤマボウシ 【 果実を観察した植物 】 アセビ、イヌシデ、イワニガナ、オオシマザクラ、クマシデ、サンショウバラ、ハナイカダ、ヘビイチゴ、マメザクラ、モミジイチゴ、ヤマグワ、ヤマハタザオ 【 その他観察した植物 】 ツチアケビ(シュート) 〇 見聞きした主な鳥 〇 アオバト、イカル、ウグイス、オオルリ、カケス、ガビチョウ、キビタキ、シジュウカラ、ハシブトガラス、ヒヨドリ、ホオジロ、ホトトギス、ムクドリ、メジロ、ヤブサメ 〇 観察した昆虫 〇 ウスアカオトシブミ、エゴツルクビオトシブミ、カシルリオトシブミ、ジャコウアゲハ、スジグロシロチョウ、ダイミョウセセリ、ツマキシロナミシャク、テントウムシの仲間(幼虫と成虫)、ドロハマキチョッキリ、バラルリツツハムシ、ヒメウラナミジャノメ、ヒメキマダラセセリ、ホソヒラタアブ、ヨコバイの仲間 〇 その他観察したもの 〇 ケヤキハフクロフシ(虫こぶ)、エゴツルクビオトシブミの搖籃、ドロハマキチョッキリの搖籃、 |
2019.05.24(金) ビジターセンター周辺生情報 今日は観察前の気温が22℃と初夏のようでした。VC周辺は春の花が残っており、また夏の花が咲き始めました。 |
◎観察した主な植物 【花を観察した植物】イワニガナ、ウマノアシガタ、オオイヌノフグリ、オニタビラコ、キランソウ、コウゾリナ、ゴマギ、コマユミ、コメツブツメクサ、サラサドウダン、シロツメクサ、セイヨウタンポポ、ツクバネウツギ、ナナカマド、ニガナ、ニシキギ、ニョイスミレ、ニワゼキショウ、ノアザミ、ハルジオン、ヘビイチゴ、ホオノキ、ミズキ、ミツバウツギ、ムラサキケマン、ヤブデマリ、ヤマサギゴケ |
2019.05.10(金) ビジターセンター周辺生情報 絶好の観察日和に恵まれてPVを含む参加者は総勢32名。まばゆいばかりの新緑の中、花の広場からスタートした。 ○ 観察した主な昆虫 ○ |
◎観察した主な植物 【花を観察した植物】イワニガナ、ウマノアシガタ、ウラシマソウ、エンコウカエデ、オオイヌノフグリ、オオジシバリ、オオモミジ、オトコヨウゾメ、オニタビラコ、カキドオシ、キランソウ、クサボケ、ケヤキ、コクサギ、サルトリイバラ、シロヤシオ、スイバ、ズミ、セイヨウタンポポ、タチツボスミレ、ツクバネウツギ、トウゴクミツバツツジ、ニガイチゴ、ニョイスミレ、ハコネグミ、ハナイカダ、ハルザキヤマガラシ、ハルジオン、ヒラドツツジ、ベニドウダン、ヘビイチゴ、ホソバテンナンショウ、マルバアオダモ、ミズナラ、ミツバウツギ、ミツバツチグリ、ミミナグサ、ミヤマガマズミ、ムラサキケマン、モミジイチゴ、ヤマサギゴケ、ヤマツツジ、ユキザサ 【葉を観察した植物】 ○ 観察した鳥類 ○ |
2019.04.26(金) ビジターセンター周辺生情報 今回のテーマは「サクラ」です。箱根でも遅いのですが、紀伊半島で100年ぶりに新種の野生種が見つかったとの事で「サクラ」のおさらいをしました。日本の野生種は@カスミザクラAオオシマザクラBヤマザクラCタカネザクラDマメザクラEオオヤマザクラFエドヒガンGミヤマザクラHチョウジザクラ、そして今回見つかったIクマノザクラの10種類です。(カンヒザクラも野生種ですが、原産国が中国・台湾です。)これらの種との交雑品種が100種類以上あるといわれています。代表的なソメイヨシノは、オオシマザクラとエドヒガンの交雑品種である事は、皆様ご存知の通りです。おさらい後、小雨と幻想的な霧の中、春を探して歩き、花の広場でチゴユリとカキドオシの群生地を見つけました。まさに花畑の様でした。平成最後の観察会は、この日の天候の様にしっとりと静かに終わりました。 《 本日のトップテン 》 |
◎観察した主な植物 ○ 観察した鳥類 ○ |
2019.04.12(金) ビジターセンター周辺生情報 下の方では桜が満開で春本番というのに、箱根には季節外れの冬が訪れていました。VCの気温は1℃と真冬でもあまり経験しないような寒い日で、早朝から降り出した雪が積もって、あたり一面を真っ白に覆っていました。どうなる事かと心配してましたが、それでもビジターさんが12名も来てくださり、パークボランティア9名と合わせて総勢21名、いつもとあまり変わらない人数が集まりました。今日のテーマは「植物が子孫を残す工夫」です。自由に動き回れる動物と違い、相手を求めて動き回ることができない植物は、子孫を残すために色々な工夫を凝らしています。まず自家受粉による近親交配の危険を避ける工夫として、普通の草花で見られる両性花では雄しべと雌しべの熟す時をずらしています。木の花で良く見られる雌雄異株や雌雄異花は、雄しべだけの花と雌しべだけの花(単性花)を作り別々の所に咲かせることで自家受粉の確立を小さくしようとしています。今回はアブラチャンとヤドリギの雄花と雌花、アオキの雄花を観察しました。またスミレやホトケノザやオオイヌノフグリやアサガオのように、確実に受粉して子孫を残すよう、あえて自家受粉を選択した植物もあります。虫媒花では虫になるべく多くの花粉を運んでもらえるように、虫が来たら雄しべが動いて虫に花粉を押しつける動きをする花があり、ヒイラギナンテンの花でその様子を観察しました。歩き始めてすぐに雪は上がり、観察コースに沢山あるマメザクラが満開、ミツバツツジが咲き始めて、寒かったけれど美しい春の景色を楽しむことが出来ました。 |
◎観察した主な植物 【花を観察した植物】アオキ雄花、アセビ、アブラチャン、エイザンスミレ、オオイヌノフグリ、オオシマザクラ、カキドオシ、キブシ、キランソウ、クサボケ、コブシ、ソメイヨシノ、タチツボスミレ、バッコヤナギ、ヒイラギナンテン、ヒサカキ、ヒナスミレ、フキ、マメザクラ、マルバスミレ、ミツバツツジ、ムラサキケマン、モミジイチゴ、ヤドリギ、ヤブツバキ、ヤマザクラ ○ 観察した鳥類 ○ 《 本日のトップテン 》@アブラチャン、Aアオキ、Bヤドリギ、Cカキドオシ、Dマメザクラ、Eミツバツツジ、Fタチツボスミレ、Gヒイラギナンテン、Hイカル、Iシメ |
2019.03.22(金) ビジターセンター周辺生情報 本年度最後の観察会。3月にしては暖かい日差しの中、ビジターさん16名とご一緒に、ビジターセンター周辺に春の訪れを告げてくれる植物等をゆっくり観て回りました。学習路ではフキの花が満開です。今まであまり関心がなかった雌雄の違いをじっくり観察。ニワトコの蕾も大分大きくなってきました。野鳥観察小屋の下の池では、ヤマアカガエルのおたまじゃくしが前回観察会時より大きくなり、また数も増えているようでした。元気に育っています。最後はいつもこの時期、開花を楽しみにしている植物、バッコヤナギ、道を挟んだ所にあるフサザクラです。ヤナギは川べりに生えるイメージですが、このバッコヤナギは割合い乾燥した場所を好みます。今、葉芽に先立ち、花芽が芽鱗を割り大きく膨らんできたところです。フサザクラは葉先が長く伸びる他、鋸歯が所々でツノのように飛び出るのが特徴です。花は花弁、ガクがなく暗紅色の雄しべが房のように垂れて咲きます。この原始的な実用一点張りの花が、今日の観察会の締めくくりです。 《 本日のトップテン 》@フサザクラ、Aバッコヤナギ、Bフキ、Cアセビ、Dオオバヤシャブシ 野鳥Eニワトコ、Fウソ、Gキジ 昆虫Hビロードツリアブ、Iキタテハ |
◎観察した主な植物 【花を観察した植物】アセビ、オオイヌノフグリ、オオバヤシャブシ、キブシ、タチツボスミレ、タネツケバナ、バッコヤナギ、ヒイラギナンテン、ヒメオドリコソウ、フキ、フサザクラ 【果実を観察した植物】アオキ、オオバノキハダ 【新芽を観察した植物】ガマズミ、ゴマギ、ハナイカダ 【その他観察した植物】イワガラミ、クロモジ、スイカズラ、スギナ ○ 観察した鳥類 ○ ○ 観察した昆虫類○ アカタテハ、キタテハ、ビロードツリアブ ○ その他観察したもの○ ヤマアカガエル、タゴガエル、イヌツゲメタマフシ、キクラゲ |
2019.03.08(金) ビジターセンター周辺生情報 前半は、ビジターセンター館内で「箱根のカエル」についてレクチャーを行った。カエルの仲間は生態系維持のために重要な役割を果たしているが、生息環境の悪化から急激に数を減らしている。箱根では現在、8種類のカエルの生息が確認されていて、そのうち、カジカガエルを除いた7種類ものカエルがビジターセンター周辺で暮らしている。まだ寒さ厳しい2月、野鳥の森の小さな池にヤマアカガエルが産卵にやってくる。少しずつ暖かくなってくると色々なカエルが順序良くやってきてそれぞれに個性的な卵を産んでまた、森に帰って行く。後半は、昨日の雪が残る園地内を、春を探しながら歩いた。外皮を星型に開いたツチグリの胞子を飛ばしたり、凍りついたキクラゲやバッコヤナギの銀色の蕾を観察しながら野鳥の森まで歩いて行くと、池の中からヤマアカガエルやタゴガエルの声が聞こえてきた。ヤマアカガエルの卵塊と小さなオタマジャクシも見つけることができた。フサザクラの大きな蕾、良い香りのオニシバリの雄花、足元にはウソが食べたサクラの花芽も見られた。風はまだ冷たかったけれども沢山の春を見つけることができた観察会だった。 《 本日のトップテン 》@ヤマアカガエル(声・卵塊・幼生)、Aタゴガエル(声)、Bツチグリ、Cキクラゲ、Dオニシバリ(花)、Eバッコヤナギ(蕾)、Fフサザクラ(蕾)、Gアセビ(花)、Hツグミ、I動物の糞(イノシシ・シカ・ノウサギ) |
◎観察した主な植物 【花を観察した植物】アセビ、オニシバリ 【果実を観察した植物】アオキ、キヅタ 【冬芽を観察した植物】アジサイ、シロヤシオ 【その他観察した植物】イヌツゲ ○ 観察した菌類 ○ ○ 観察したカエル ○ ○ 観察した鳥類 ○ ○ その他観察したもの○ ウスタビガ(繭)、ウソの食痕(ソメイヨシノの蕾)、メジロの古巣、鳥の羽根(捕食された?もの)、動物の糞(イノシシ・シカ・ノウサギ) |
2019.02.22(金) ビジターセンター周辺生情報 当日は天候が良かったので、外で簡単な解説をした後に野鳥観察へ出発。ここ数日急に暖かくなってきたのでアトリ科の鳥がまだいるか心配でしたが、イカルの群れを観察することが出来ました。その他、シロハラ、ツグミ、カシラダカ、ジョウビタキ、キンクロハジロといった冬鳥も観察。鳥がテーマでしたので正直不安でしたが、2時間の散歩で終わらずに良かったです。オオイヌノフグリも咲き出し、春も間近だと感じた観察会でした。 ○ その他観察したもの○ イノシシの糞、ウスタビガの繭、カラス?の巣 《 本日のトップテン 》@イカル、Aツグミ、Bキンクロハジロ、Cムクドリ、Dオニシバリ、Eヒイラギナンテン、FヤドリギGフキ、Hキヅタツボミフクレフシ、Iアオキミフクレフシ |
◎観察した主な植物 【蕾を観察した植物】オニシバリ雌株、キブシ、フキ 【果実を観察した植物】アオキ、アカミヤドリギ、オオバノキハダ、カラスザンショウ、ヤドリギ ○ 観察した鳥類 ○ ○ 観察した虫えい○ アオキミフクレフシ、キヅタツボミフクレフシ |
2019.02.08(金) ビジターセンター周辺生情報 前半はビジターセンター館内で「箱根のクマ(ツキノワグマ)」についてレクチャーを行った。クマの目撃や痕跡の情報は以前から寄せられていたが、2017年6月白銀山周辺で初めてその姿がカメラに収められた。大学の演習林に設置された自動カメラにはその後もクマの姿が複数回写っていて、少なくとも3頭のクマが定着しているのではないかと報告されている。(哺乳類科学2018)「一度絶滅したとされる箱根のツキノワグマ・豊かな森の象徴とされるツキノワグマ」が、なぜ?箱根に戻ってきたのか、けっして豊かとはいえない箱根の森でツキノワグマをはじめとする野生動物と共存していくために私達に出来ることは何か、みんなで一緒に考える良い機会となった。後半は動物達の痕跡に注目しながら園地内をのんびり歩いた。枝先のウスタビガの繭、ヤマアカガエルの産みたての卵塊と可愛らしい声、驚くほどの勢いで食べられているアオキ(シカの食痕)、キツネやテンの糞など、直接姿を見ることの少ない動物達の確かな営みを感じる観察会となった。 |
◎観察した主な植物 【実を観察した植物】アオキ、オオバノキハダ、ガマズミ、カマツカ、タマアジサイ、ツルシキミ ○ 観察した鳥類 ○ ○ その他観察したもの○ ウスタビガの繭、キツツキの穴、シカの食痕(アオキ)、シカの角擦り跡(ブナ)、動物の糞(キツネ・シカ・テン)、モグラ塚、ヤマアカガエル(卵塊・声) 《 本日のトップテン 》@ヤマアカガエルの卵塊、Aシカの食痕(アオキ)、B動物達の糞(キツネ・シカ・テン)、Cコゲラ、Dタマアジサイのドライフラワー、Eアオキの実、Fアセビの蕾、Gシジュウカラの囀り、Hオニシバリの蕾、Iウスタビガの繭 |
2019.01.25(金) ビジターセンター周辺生情報 大寒のさなか、小雪のちらつく中での観察会となった。おまけに今日のテーマは刺・毒で、ちょっと物騒だ。植物は一度根を下したらそこから移動することはできない。また、生態系における唯一の生産者であり、あらゆる動物(消費者)は直接・間接的に植物を食べることなしには生きていけない。植物はその子孫を残すために、花粉の媒介・種子の散布などで動物と平和共存もするが、動物に食べられるために生きているわけではなく、必死に抵抗(自己防衛)する。その一例として刺(動物に痛い思いをさせて食べられるのを防ぐ)と毒(動物に食べられることから逃れるための化学物質を持つ)をとりあげ、「食べる・食べられる」の世界を垣間見た。 |
◎観察した主な植物 【花・蕾・葉を観察した植物】アセビ、オニシバリ、センニンソウ、ツルシキミ、 【果実を観察した植物】コボタンヅル、サルトリイバラ、シキミ、ニシキギ、ミヤマイボタ、メギ ○ 観察した鳥類 ○ アトリ、イカル、ウソ、ガビチョウ、カワラヒワ、コゲラ、シジュウカラ、ジョウビタキ、シロハラ、ツグミ、ハシボソガラス、ヒヨドリ、ホオジロ、メジロ、ヤマガラ ○ その他観察したもの○ シロハラの被食痕、メジロの巣、ヤママユの繭、イノシシの食痕・糞・土耕跡 |
2019.01.11(金) ビジターセンター周辺生情報 今日はキャンプ村より芦ノ湖のカモの状況を観察しました。カモにはマガモ、ヒドリガモ、カルガモ等水面の水草を食べる水面給餌カモと、潜水して貝、水草を食べるキンクロハジロ、ホシハジロ等の潜水給餌カモがいます。潜水給餌カモについてはキンクロハジロ、ホシハジロをそれなりに見ることが出来ましたが、水面給餌カモはヒドリガモ4羽のみでした。芦ノ湖では水面給餌カモの減少が目立ちます。このカモは、夜は御殿場や足柄平野の水田へ給餌に往復していると考えられています。明け方に外輪山を越えて芦ノ湖に来て休息し、夕方に御殿場、足柄平野に移動しています。御殿場や足柄平野の水田でモミや二番穂や草の芽を給餌していますが、近年、農業形態の変化で乾田化が進み、冬に水溜りのある水田がほとんどなくなっています。カモが給餌しやすい水田が減少したことが個体数の減少の原因と考えられています。芦ノ湖だけではなく全国でカモは減少傾向です。石川県の片野鴨池では、冬に田んぼに水を入れる冬田んぼの運動でカモの保護実績をあげています。芦ノ湖でもカモを保護する時期に来ています。「あしがら冬みず田んぼの会」では農家の方に冬に水を入れてもらう運動をしています。芦ノ湖にカモが少なくなった現実を見ていただき、保護について考えてみる観察会でした。 《本日のトップテン》 @アオキ、Aガマズミ、Bミサゴ、Cカンムリカイツブリ、Dキンクロハジロ、Eホシハジロ、Fヒドリガモ、Gエナガ、Hシメ、Iウスタビガの繭 |
◎観察した主な植物 【蕾を観察した植物】ヒイラギナンテン 【果実を観察した植物】アオキ、アカミヤドリギ、イヌツゲ、ガマズミ、キヅタ、コボタンヅル、サルトリイバラ、スイカズラ、ツルウメモドキ、ツルシキミ、ツルマサキ、ツルリンドウ、ノイバラ、ヘクソカズラ、マユミ、ミヤマイボタ、ヤマノイモ ○ 観察した鳥類 ○ ○ その他観察したもの○ ウスタビガの繭、キヅタツボミフクレフシ(虫えい) |
2018.12.14(金) ビジターセンター周辺生情報 寒くてよく晴れた気持ちのいい冬の日です。この季節は葉っぱが落ちて木の形がよく見えます。そこできょうのテーマは木の形です。冬の青い空にのびのびと扇を広げたようなケヤキの樹形はとてもキレイです。樹形はドーム形・円錐形・柱状形・杯経等あり、ケヤキは杯形と言われます。ヒノキはきれいな円錐形に見えました。これらの形は力学的な安定性や受光効率、繁殖効率等と関係が深いらしいです。テーブルツリーと言われるミズキは陽樹で光を多く必要とするため、1m間隔くらいで水平方向に枝を伸ばし、葉っぱが重ならないように工夫しているようです。アオキやアセビのような常緑樹は、高木の下で目いっぱい光を活用するために地表間隔まで葉っぱを展開して、たくさんの葉でモコモコしていました。葉が落ちたあとの冬の木々は地味なのですが、きょうは皆さんで冬のキレイな青空を見上げながら、枝の張出し角度などを比較したり、樹形全体の形を見たり、遠くからの観察を楽しんでいただけた様子でした。 《本日のトップテン》 @ケヤキ、Aヒノキ、Bネムノキ、Cカツラ、Dアセビ、Eヤブツバキ、Fオオハナワラビ、Gトラツグミ、Hツグミ、Iアカハラ |
◎観察した主な植物 【冬芽を観察した植物】オオシマザクラ、コブシ、シキミ、トチノキ、ホオノキ 【花・蕾を観察した植物】アセビ(蕾)、ヤブツバキ(蕾)、ノコンギク(花) 【果実を観察した植物】アオキ、イボタノキ、オオバノキハダ、オニドコロ、カジカエデ、ガマズミ、カマツカ、スイカズラ、ツルウメモドキ、ニシキギ、ネムノキ、マユミ、ミヤマイボタ、ヤマノイモ 【その他観察した植物】アカハナワラビ、オオハナワラビ、フユノハナワラビの胞子葉、ヒメノキシノブ ○ 観察した昆虫類 ○ アキアカネ、エサキモンキツノカメムシ、タンポポハフクレフシ(虫室にタマバエの仲間の幼虫生息) ○ 観察した鳥類 ○ ○ その他観察したもの○ アラゲキクラゲ、イノシシの糞 |
2018.11.23(金) ビジターセンター周辺生情報 連休初日、少し肌寒いながら気持のいいお天気となりました。今回のテーマは「ニシキギ科の植物」です。果実が裂けて橙赤色の種子が顔を出し、ニシキギ、マユミ、コマユミ、ツルウメモドキ、ツルマサキとVC周辺で見られるニシキギ科が勢ぞろい。それぞれの似ているところ、違うところを確認しながら観察しました。他にもムラサキシキブ、サルトリイバラ、ツルリンドウ、ウメモドキ、ミヤマイボタ、スイカズラなど、葉を落とした木々についた実はきれいで、良く観察できました。今年の紅葉は例年ほどではありませんが、赤や黄に色付いたオオモミジ、ウリカエデ、ミツバツツジの木々や、足元のナワシロイチゴ、ゼンマイなど、鮮やかな木の実と共に、モノトーンとなる冬景色前のフィナーレとして色とりどりの音楽を奏で、あたかも素敵なシンフォニーのようでした。また、夏前からずっと気になっていた、オオバウマノスズクサの実が裂開したのを観察しました。初めて見るその様子にみな興味津々でした。翌日式典があったせいか参加PVは5名でしたが、ビジター12名と共に晩秋の箱根を堪能しました。 《本日のトップテン》 @サルトリイバラ、Aスイカズラ、Bツルウメモドキ、Cツルマサキ、Dツルリンドウ、Eニシキギ、Fマユミ、Gムラサキシキブ、Hオオモミジ、Iコアジサイ |
◎観察した主な植物 【花芽・冬芽を観察した植物】キブシ、クロモジ 【花を観察した植物】アキノキリンソウ、コウゾリナ、シロヨメナ、ノコンギク、ハキダメギク 【果実を観察した植物】アオツヅラフジ、ウメモドキ、オオバウマノスズクサ、カマツカ、ガマズミ、キッコウハグマ、キハダ、コボタンヅル、コマユミ、ゴンズイ、サラサドウダン、サルトリイバラ、サンショウ、スイカズラ、ツルウメモドキ、ツルシキミ、ツルマサキ、ツルリンドウ、ニシキギ、ネムノキ、ノイバラ、ヘクソカズラ、マユミ、ミズキ、ミヤマイボタ、ムラサキシキブ 【その他観察した植物】ヒメシャラ(樹皮)、ヒメノキシノブ(胞子葉) ○ 観察した鳥類 ○ ○ その他観察したもの○ メジロの巣、モグラ塚 |
2018.11.09(金) ビジターセンター周辺生情報 クモはあまり好かれない生きものですが、生態は興味深い。そこでクモそのものより網をメインに観察することにしました。一般に「クモの巣」と言いますが、正確には「クモの網」。網は虫を捕るのを目的として張られたものだから。始めに「クモの巣辞典」を基にして作成した「クモの巣検索表」で大まかな網の分類を確認しました。円形、ドーム形、ハンモック形、シート形、不規則など。円形でも垂直に張られているか、水平か。切れ目や付属物の有無などの注目点も確認してからクモの網さがしに外へ出ました。幸い?天候は網を見るのには適している雨上がり。集合写真撮影の直後、後ろのガマズミの木に雫が光るクモの網を発見。円形→垂直→切れ目有→秋、で製作者を探したが見つからず。クモの特定には至りませんでした。VCの入口東側のガラス窓にはオオヒメグモの不規則網。餌食となったザトウムシの亡骸が残っていました。前にあるツツジの植え込みには製作途中の網があり、糸をたどると葉の上にヤエンオニグモが隠れていました。全部で見られたクモと網は9種でした。観察会の間、質問が多数出てきて、参加者の皆さんに興味を持ってもらえたと思います。最後に、クモは多くの虫を捕食してくれるので特に農業者には益虫であることをお伝えしました。 |
◎観察した主な植物 【蕾を観察した植物】アセビ 【花を観察した植物】シロヨメナ、センニンソウ、センブリ、ノコンギク、マツムシソウ、リンドウ 【果実を観察した植物】アオツヅラフジ、イヌツゲ、ガマズミ、カマツカ、タラノキ、ツルウメモドキ、ニシキギ、ネズミモチ、ネムノキ、ヘクソカズラ、ミヤマイボタ、ムラサキシキブ ○ 観察した鳥類 ○ ○ 観察したクモと網 ○ 《本日のトップテン》 @ギンメッキゴミグモ、Aオオヒメグモ、Bゴミグモ、Cジョロウグモ、Dムラサキシキブ、Eアオツヅラフジ、Fマツムシソウ、Gガマズミ、Hウリハダカエデ、Iイロハモミジ |
2018.10.26(金) ビジターセンター周辺生情報 雲が多いですが風もなく気持ちが良い秋の一日となりました。きょうはタネの不思議がテーマです。植物にとって、タネや実は都合の悪い環境に耐えて子孫を増やし、移動して生息域を広げる大事な役割があります。移動のための散布方法は色々ありますが、きょうは身近で意外な「ひっつきむし」(付着散布)等を中心に、その多様なひっつき方の不思議について皆さんと観察しました。最初に目に入るのは、フワフワした白い綿毛がたくさんついたセンニンソウです。綿毛をルーペで見ると細い糸のように見えました。これで風に乗って飛んでいくのですね。一方、チカラシバの小穂をルーペで見ると、ほうき状に生えた総苞毛には細かいトゲが、また小穂の柄には長いトゲと、さらに上下方向の細かいトゲが密生していて、くっついたらどんどん入り込むしくみなっています。動物の毛についたら取れそうにもない、念入りなひっつきむしのトゲに皆さん感心していました。イタドリのタネは、白い花びらみたいな翼に包まれて、風で飛ぶ風散布です。若芽は皮をむいて食べたり、まだ青々とした葉は天ぷらに、茎は炒め物にすると美味しいそうです。さて花の広場にたくさん見られるオオバコです。タネは動物や人の足にくっついて運ばれるので、山で迷子になったらオオバコをたどると人里に出る、とかよく聞きますね。ルーペで見ると、実はカプセル状になっていて、ちょっと押すとフタが開いて中から小さなタネが出てきました!これが濡れるとゼリー状になってくっつきやすくなります。皆さんからは、あった!小さい!見えた!など賑やかな声が聞こえました。道端は人にふまれたり、草刈りされたりと環境かく乱の頻度が高い場所ですが、オオバコは葉や茎も丈夫で、こんな環境に適応していると言えます。オオバノキハダにはまだ緑色の実がたくさんついていました。これから黒くなると鳥が食べます。黄色い樹皮が胃薬になるのは知られていますが、樹液を使ったキハダサイダーやボディソープも売られているようです。さて色とりどりの実がきれいなノブドウです。秋の虫こぶの代表的な植物とも言われ、大きめの実にはノブドウミタマバエが入っていることが多いそうです。白い実を割るとタネがあり、虫はいませんでした。どの色が成熟した実かは、諸説あるようです。近くのカマツカの葉には、テントウムシのサナギがいました。これから羽化して越冬するそうです。皆さんタネや実をルーペでじっくり観察して、その散布方法の工夫と多様さを楽しんでいただいた様子でした。 |
◎観察した主な植物 【蕾を観察した植物】アセビ 【花を観察した植物】アキノキリンソウイヌタデ、ゲンノショウコ、センニンソウ、シロヨメナ、タイアザミ、ノコンギク、リュウノウギク 【果実を観察した植物】イタドリ、イヌタデ、イヌツゲ、エゴノキ、オオバコ、オオバノキハダ、カマツカ、ガマズミ、コブシ、コボタンヅル、サラサドウダン、シキミ、スイカズラ、センニンソウ、チカラシバ、ツリガネニンジン、ツルウメモドキ、ツルボ、ツルリンドウ、ニシキギ、ノブドウ、ヘクソカズラ、ホトトギス、マユミ、ミズキ、ヤブマメ、ヤブラン、ヤマノイモ、 【その他観察した植物】ケヤキ、ヤマノイモのムカゴ、シキミ(冬芽)、トチノキ(冬芽) ○ 観察した鳥類 ○ ○ 観察した昆虫類 ○ ○ その他観察したもの○ アオダイショウの脱け殻、エゴシギゾウムシの脱出孔(エゴノキ果実) 《本日のトップテン》 @チカラシバ果実、Aセンニンソウ果実、Bオオバコ果実、Cオオバノキハダ果実、Dノブドウ果実、Eカマツカ果実、Fカケス、Gテントウムシのサナギ、Hエゴシギゾウムシの脱出孔、Iアオダイショウの脱け殻 |
2018.10.12(金) ビジターセンター周辺生情報 急に色づき始めた木々の葉、良い気候も相まって参加してくださったビジターの方々と一緒にのんびり歩きました。VC周辺で見られる秋の野菊5種をテーマにして皆様と楽しめたかなと思います。(最後に観察したリュウノウギク、VC周辺では3日前にやっと咲きました。間に合ってよかった!) ○ 観察した昆虫類 ○ ○ 観察した主な虫えい ○ 《本日のトップテン》 植物:@シラヤマギク、Aシロヨメナ、Bノコンギク、Cユウガギク、Dリュウノウギク、Eリンドウ、Fセンブリ、Gモズ、Hトラマルハナバチ、Iアキノキリンソウミフクレフシ |
◎観察した主な植物 【果実を観察した植物】アオツヅラフジ、カジカエデ、ガマズミ、カマツカ、カワラマツバ、キンエノコロ、コバギボウシ、コブシ、コマユミ、サラサドウダン、サンショウ、センニンソウ、チカラシバ、ツリフネソウ、ニシキギ、ホオノキ、マユミ、ミツバアケビ、ヤマボウシ、ワレモコウ 【果実と花を観察した植物】ゲンノショウコ、コブナグサ、タマアジサイ(蕾)、ツユクサ、ツルリンドウ、フジテンニンソウ、ホトトギス、ヤブラン 【その他観察】オオハナワラビ ○ 観察した鳥類 ○ |
2018.09.28(金) ビジターセンター周辺生情報 台風接近のニュースが流れる中、幸運にもこの日1日だけ好天気、清々しい秋晴れとなりました。観察対象の木の実はお日様に映えてピカピカ輝いて見えました。今回のテーマは「秋の木の実」、特に動物が運ぶ木の実についてです。鮮やかな赤い実をつけた花の広場入り口のサンショウから観察しました。緑色の葉に赤い実が良く目立ちます。次にヤマボウシの実を見ながら、北米産のハナミズキの実との違いを説明し、観察しました。こどもの広場への道では、ホオノキ、ニシキギ、コマユミ、クサギなどの実を観察しました。萼の赤と実の青の色の対比など、鳥の目にはどんなふうに映っているのでしょうか?ミズキの実は果軸の赤と黒い実のコントラストです。咲き始めのキントキヒゴタイを見ながら歩を進めていくと、ミツバアケビの実が、「どうぞ食べてください」と言わんばかりに、ぱっくりと口を開けています。思わず、みんな「おいしそう!」と一言。学習路に入って、サルナシ、クロモジ、ガマズミなどの木の実を観察しました。そこにコアカソミトゲフシを発見。虫えいという説明に、ビジターの方たちはきれいな形に驚いていました。野鳥の森では、エゴノキに可愛らしい青い実がぶら下がっていました。ここでは、水の入ったビンに傷つけた実を入れて思いきり振り、泡立つのを観察しました。かつてはこの泡で洗濯をしていたとか。泡立ちを見ると納得です。VCへの帰路では、オオミゾソバとハナタデが花盛りでした。そして、振り返るとツリフネソウが実をつけていました。思わず皆で触ってぱちぱちと実がはじけるのを楽しみました。最後にVC前に戻り、コブシの実を観察して終了しました。改めて木の実に注目してみると、沢山の植物が今の時期に実をならせているのがわかりました。まさに「実りの秋」でした。 ○ 観察した主な虫えい ○ 《本日のトップテン》 植物:@ヤマボウシ、Aエゴノキ、Bミツバアケビ、Cミズキ、Dクサギ、Eホトトギス、Fキントキヒゴタイ、Gカケス、Hアキアカネ、Iコアカソミトゲフシ |
◎観察した主な植物 【蕾を観察した植物】アズマヤマアザミ、キッコウハグマ、キントキヒゴタイサラシナショウマ、ナギナタコウジュ 【花芽を観察】キブシ、コブシ、ホオノキ 【果実を観察した植物】イヌザンショウ、ウバユリ、エゴノキ、オオバウマノスズクサ、カマツカ、ガマズミ、キンミズヒキ、クサギ、クロモジ、ゲンノショウコ、コブシ、コボタンヅル、コマユミ、サルナシ、サンカクヅル、サンショウ、ツリフネソウ、ツルシキミ、ツルニンジン、トンボソウ、ニシキギ、ヌスビトハギ、ノブキ、ヘクソカズラ、ホオノキ、マユミ、ミズキ、ミズタマソウ、ミツバアケビ、ミヤマガマズミ、ムラサキシキブ、ヤマボウシ、ワレモコウ ○ 観察した鳥類 ○ ○ 観察した昆虫類 ○ |
2018.09.14(金) ビジターセンター周辺生情報 外のトイレ前でシキミを見ていたところ、足下にピンク色のツユクサが登場してくれました。普段は青ばかりみているので、新鮮でした。オニシバリの新芽を見て夏の終わりを感じ、タムラソウとタイアザミが並んでいたので比較もでき、キャンプ場から湖尻水門にかけてもいろいろな植物を監察できました。見ていただきたかった、ツルニンジンの群落。蕾から果実まで3形態観察できました。帰りもツリフネソウの群落に感動して、最後にクサギの匂いを嗅いでもらい、雨の中の観察会を終了しました。 ○ 観察した昆虫類 ○ ○観察した虫えい○ コアカソミトゲフシ、ツリフネソウハオレタマゴフシ ○ その他観察した物 ○ 《本日のトップテン》 植物:@ツユクサ、Aツルニンジン、Bホトトギス、Cタムラソウ、Dシキミ、Eスズメウリ、Fキンモンガ、Gツリフネソウ、HオナガグモIハクセキレイ |
◎観察した主な植物 【蕾を観察した植物】ツルニンジン、ツルリンドウ、(新芽)オニシバリ 【果実を観察した植物】アオツヅラフジ、イチイ、イヌザンショウ、イヌツゲ、クサボケ、コブシ、サルナシ、サンショウ、シキミ、スズメウリ、ダイコンソウ、ツリバナ、ツルウメモドキ、ツルニンジン、トチバニンジン、ヒノキ、ヘクソカズラ、ミズキ、ミツバアケビ、ミズヒキ、ヤブツバキ、ヤマボウシ ○ 観察した鳥類 ○ |
2018.08.24(金) ビジターセンター周辺生情報 西日本を縦断した台風19号が箱根まで影響し、時々雨が落ちていました。そのためか本日の参加は、ビジターは2名、PVは4名、箱根VC1名の参加で総勢7名でした。雨が落ちていたので室内で本日のテーマの「花の形と工夫」について、花の形と昆虫の関係を学習しました。霧雨の様な状況になってきたので外で観察することにしました。上に向いて咲く花はマツムシソウ、横を向いて咲く花はツリフネソウ、下を向いて咲く花はツリガネニンジンを観察しました。マツムシソウにイチモンジセセリが吸蜜していました。このイチモンジセセリは台風に乗って南の方からやって来たのでしょう。皆で花の形(大きさ、長さ、雄しべ及び雌しべの位置、蜜の位置)と虫の関係で、如何にして虫に受粉させるのかの花の戦略を考えてみました。ミズタマソウに雨が降ったためか果実は水玉になっていました。これがまさに「水玉草」でした。秋の花が咲き始めていました。センニンソウは花盛りでユウガギク、シロヨメナ、ノコンギクの野菊が咲き始めていました。コボタンヅルも沢山咲いていました。ボタンヅルも観察できました。今日は生憎の天気で鳥もあまり飛ばず、また鳴き声も少なかったです。虫もあまり出て来ませんでした。参加人数はいつもより少なかったですが、和気藹々と楽しい観察会でした。 《本日のトップテン》 植物:@マツムシソウ、Aツリフネソウ、Bセンニンソウ、Cツリガネニンジン、Dユウガギク、Eミズタマソウ、Fシロヨメナ、Gワレモコウ 昆虫:Hイチモンジセセリ、Iオオミズアオ |
◎観察した主な植物 【蕾を観察した植物】タイアザミ 【果実を観察した植物】イヌザンショウ、エゴノキ、ノリウツギ、ミズキ、ヤマボウシ ○ 観察した鳥類 ○ ○ 観察した昆虫類 ○ ○ その他観察した物 ○ |
2018.07.27(金) ビジターセンター周辺生情報 猛暑が続く中、明晩襲来予報の迷走台風12号の嵐の前の静けさか、つかの間の涼しい1日でした。今の時期、花は少ないのですが、まさに満緑の箱根。昆虫類の活動が目に留まります。そしてサクラの木やコブシなどには冬芽がもうでき始めています。今日のテーマの一つは、春から夏にかけて咲く花々のトリを務めるタマアジサイ。箱根では10月頃まで花が見られます。県の保全事務所周辺では、コマツナギが満開、ヌスビトハギ、アキノタムラソウ等が咲き始め、コアカソには終齢近いフクラスズメの幼虫がへばりついていました。そして花の広場をゆっくり観察。ミツバアケビの青い実がたわわに実り、ツマグロヒョウモンが舞うVC周辺でした。最後に、VC前の植え込みの中で、今朝開花したというヤマユリが、輝きを放っていました。 ○その他観察したもの○ イノシシの土耕跡、キジの羽 《本日のトップテン》 植物:@ヤマユリ、Aタマアジサイ、Bコマツナギ、Cヌスビトハギ、Dヒメヤブラン、Eネムノキ(実)、Fミツバアケビ(実) 野鳥:Gホオジロ 昆虫:Hオオセンチコガネ(歩行)、Iツマグロヒョウモン(飛翔) |
◎観察した主な植物 【蕾を観察した植物】モミジガサ 【果実を観察した植物】アケビ、エゴノキ、コマユミ、サンショウ、チガヤ、ツクバネウツギ、ナワシロイチゴ、バライチゴ、ハンショウヅル、ホオノキ、ミツバアケビ、ヤブデマリ、ヤマボウシ 【冬芽を観察した植物】オオシマザクラ、コブシ、ヤマザクラ ○ 観察した鳥類 ○ ○ 観察した昆虫類 ○ |
2018.07.13(金) ビジターセンター周辺生情報 今回のミニ観察会のテーマは、前回の「虫えいを探そう(タマバエ編)」に引き続き、「虫えいを探そう(アブラムシ・キジラミ編)」とした。アブラムシは害虫としてのイメージが大きいが、食物連鎖の下位の部分を担っており、自然界での貢献が大きい昆虫である。またキジラミは、木の葉に居る幼虫の形や動きがシラミに似ているため木虱の名がついたが、成虫はセミを小型にしたような形態で意外と愛嬌のある姿をしている昆虫である。今の季節、子供の広場を散策するとノリウツギやネムノキを始め、オカトラノオやクサレダマ、チダケサシなどが開花し、それらの花々にはオオウラギンスジヒョウモンやカラスアゲハなどの蝶の仲間・アオハナムグリやヨツスジハナカミキリなどの甲虫の仲間・ハナバチやアブの仲間などが元気に飛翔する姿を見ることができる。またマメザクラなど木々の枝ではヒグラシたちが翅を震わさせて鳴く姿も見ることができる。そのような中で、同じ昆虫なのに普段はほとんど目にすることがないアブラムシやキジラミの仲間たちの一部の種は、木本の葉や葉柄・シュートの先端などにユニークな形の虫えいを一生懸命に形成し始めている。そしてこれらの昆虫たちが形成する虫えいの種類数は、虫えい全体種類数の約18%を占めている。今回は、そんな昆虫たちがつくる虫えいを探して、参加者全員でビジターセンター周辺を観察した。 〇観察をした虫えい〇()内は虫えい形成者 エゴノネコアシ(エゴノネコアシアブラムシ)、ケヤキハフクロフシ(ケヤキヒトスジワタムシ)、ヌルデミミフシ(ヌルデシロアブラムシ)、アケビハオレフシ(ベニキジラミ)、ウコギハグキツトフシ(ウコギトガリキジラミ) 〇その他が形成する虫えい〇 アオキミフクレフシ(アオキミタマバエ)、イヌツゲメタマフシ(イヌツゲタマバエ)、ウツギメタマフシ(ウツギメタマバエ)、エゴノキハヒラタマルフシ(タマバエの一種)、オオバノキハダハグキコブフシ(タマバエの一種)、ケヤキハスジタマフシ(タマバエの一種)、ヘクソカズラツボミマルフシ(ハリオタマバエの一種)、ヨモギハエボシフシ(ヨモギハエボシフシタマバエ) |
◎観察した主な植物 【果実を観察した植物】エゴノキ、オオバノキハダ、オオバヤシャブシ、キツネノボタン、キブシ、ケヤキ、ゴマギ、コマユミ、サルナシ、シキミ、ツクバネウツギ、ツルウメモドキ、ニワゼキショウ、ヒメシャラ ○ 観察した鳥類 ○ ○ 観察した昆虫類 ○ ○その他観察したもの○ アオキミタマバエの蛹殻、イヌツゲタマバエの蛹殻、ウツギメタマバエの蛹殻 《本日のトップテン》 虫えい@エゴノネコアシ、Aヌルデミミフシ、Bアケビハオレフシ、Cウコギハグキツトフシ 植物:Dオカトラノオ、Eクサレダマ、Fヌマトラノオ、Gノリウツギ 野鳥:Hウグイス 昆虫:Iヒグラシ |
2018.06.22(金) ビジターセンター周辺生情報 今回のミニ観察会のテーマは「虫えいを探そう(タマバエ編)」とした。しかしタマバエは、分厚い昆虫図鑑でもハチ目の片隅の頁に1〜2例ほど、しかも小さな写真しか載っていないような昆虫なので、タマバエを知っているかと訊ねてみると、ほとんどの人達は「タマバエ」ってなに?どんな形の虫?というほど知られていない昆虫である。しかしすべての虫えい形成昆虫の中でタマバエが占める割合は4〜5割と高いため、少しでもタマバエという昆虫を知ってもらおうと考え、開始時ミーティングで虫えいの基礎知識に加えてタマバエの生活史及びタマバエがつくる虫えいを観察するポイントを学習し、梅雨の晴れ間で緑輝くビジターセンター周辺で虫えいの観察を行った。今回の観察において、タマバエが形成する虫えい9種類、その他(クリタマバチ、コブハバチの1種、フシダニの1種)が形成する虫えい3種類、合計12種類を観察することができ、タマバエが草本や木本に幅広く虫えいを形成していることを知ってもらった。またイヌツゲタマバエ、ハナイカダミタマバエが羽化した後に虫えいに残した3mm程度の繭殻も観察することができ、このように小さな昆虫であるタマバエがユニークな形の虫えいを形成して、その中で成長する生態の不思議さを感じてもらいながら、「虫えいを探そう(タマバエ編)」の観察会を終了した。 【タマバエが形成する虫えい】()内は虫えい形成者 アオキミフクレフシ(アオキミタマバエ)、アカネメフクレフシ(タマバエの1種)、イヌツゲメタマフシ(イヌツゲタマバエ)、ウツギメタマフシ(ウツギメタマバエ)、エゴノキハイボフシ(エゴノキハイボタマバエ)、クワハミャクコブフシ(クワハコブタマバエ)、ハナイカダミフクレフシ(ハナイカダミタマバエ)、ヒメシャラハミャクコブフシ(タマバエの1種)、ヨモギハエボシフシ(ヨモギハエボシタマバエ) 〇その他が形成する虫えい〇 イタヤカエデハヒメイボフシ(フシダニの1種)、クリメコブズイフシ(クリタマバチ)、バッコヤナギハウラケタマフシ(コブハバチの1種) |
◎観察した主な植物 【蕾を観察した植物】タマアジサイ、ノブドウ 【果実を観察した植物】アオキ、アセビ、エンコウカエデ、カジカエデ、ガマズミ、クロモジ、コゴメウツギ、サルナシ、ニワトコ、ハナイカダ、フタリシズカ、ヘビイチゴ、マメザクラ、ミズキ、モミジイチゴ、ヤマグワ 【その他観察した植物】オオバウマノスズクサ、モミジガサ ○ 観察した鳥類 ○ ○ 観察した昆虫類 ○ ○その他観察したもの○ イヌツゲタマバエの繭殻、ハナイカダミタマバエの繭殻 《本日のトップテン》 虫えい@アオキミフクレフシ、Aイヌツゲメタマフシ、Bウツギメタマフシ、Cハナイカダミフクレフシ、Dヒメシャラハミャクコブフシ 植物:Eミヤマイボタ、Fニワトコ 野鳥:Gイカル、Hキビタキ 昆虫:Iルリタテハ |
2018.06.08(金) ビジターセンター周辺生情報 梅雨の晴れ間の絶好の観察日和です。団体の班とその他のビジターの2班に分けて観察会をスタートしました。6月初夏の花々が緑の中で溢れています。樹木では白の花が清々しく、特に今年はエゴノキの花は見事で、こんなに沢山の花がVC周辺に咲いたのは今まで見たことがありません。白百合台園地はノアザミのお花畑で、紫色の花を誇らしげに咲いています。足元に目を移すと黄色の小さな花たちも可愛いです。新しい命溢れるVC周辺で笑顔いっぱいの楽しい観察会でした。 ○その他観察したもの○ 【両生類】モリアオガエル(卵塊)、ヤマアカガエル(オタマジャクシ) 【哺乳類】アナグマ 《本日のトップテン》 @エゴノキ、Aヤマボウシ、Bハコネウツギ、Cヒコサンヒメシャラ、Dノアザミ、Eサルナシ、Fムクドリ、Gモリアオガエル、Hヤマアカガエル、Iジャコウアゲハ(卵)、イチモンジチョウ |
◎観察した主な植物 【蕾を観察した植物】カワラマツバ、サンカクヅル、ツチアケビ、ヒメシャラ、フタリシズカ、ヤマボウシ 【果実を観察した植物】アオキ、イロハモミジ、オオモミジ、コブシ、サンショウ、ニワトコ、ハナイカダ、ハンショウヅル、ヘビイチゴ、マメザクラ、モミジイチゴ、ヤマグワ 【その他観察した植物】カマツカ、ケヤキ、サンショウバラ(咲き終わり)、シシウド、テンニンソウ、ヤドリギ ○ 観察した鳥類 ○ ○ 観察した昆虫類 ○ |
2018.05.25(金) ビジターセンター周辺生情報 若葉の季節。配布資料も緑一色となった。前回のミニ観察からオトシブミやチョッキリの作った揺籃が見られ始めたので、これをテーマにした。揺籃を作る昆虫は小さいので、巻かれている葉に注目して自然学習歩道を歩き始めると、至る所で立ち止まって確認する羽目になり、予定したコースの半分ほどでVCに戻ることになった。多くはハマキガの幼虫が作ったものだったが、それでもお目当ての揺籃は問題無く見つけることが出来た。ビジター参加者にお願いし、どの植物にどの型の揺籃(オトシブミ型かチョッキリ型か)があったかを記録して頂いた。その結果、オトシブミ型の揺籃は7種の植物に、チョッキリ型は4種にあった。もちろん、製作者の昆虫も5種、観察することが出来た。その個性的な姿や葉をまく技に興味を持ってもらえたようだ。 《本日のトップテン》 @ドロハマキチョッキリ、Aエゴツルクビオトシブミ、Bカシルリオトシブミ、Cオトシブミ、Dヒゲナガオトシブミ、Eサンショウバラ、Fオオバウマノスズクサ、Gハンショウヅル、Hニシキウツギ、Iイカル |
◎観察した主な植物 【蕾を観察した植物】カナウツギ、コアジサイ 【果実を観察した植物】ウリカエデ、カジカエデ、ハナイカダ、マメザクラ、ヤマグワ 【揺籃を見た植物】 ≪オトシブミ型≫イタドリ、エゴノキ、エンコウカエデ、カマツカ、クロモジ、ケヤキ、ニシキウツギ ≪チョッキリ型≫イタドリ、ウリハダカエデ、エンコウカエデ、オオモミジ ○ 観察した鳥類 ○ ○ 観察した昆虫類 ○ ○観察した虫えい○ウツギメタマフシ |
2018.05.10(金) ビジターセンター周辺生情報 今年はVC周辺を含む箱根地域の生物季節の変化が早めに展開されています。一連のツツジ類の多くはそのピークを過ぎて、花弁を落としつつあります。そのような状況でも、サラサドウダン、ヤブデマリ、コケリンドウ、及びミヤマザクラなど5月らしい美しい花を見せてくれています。VC前の芝生築山にはオカオグルマを見つけることが出来ました。虫の世界ではオトシブミの活動が観られました。初参加ビジターの方々からのアンケートでは、「楽しかった」「PVの方々に感謝」の言葉がありました。 《本日のトップテン》 【植物】@オオバウマノスズクサ、Aオカオグルマ、Bコケリンドウ、Cサラサドウダン、Dジシバリ、Eヤブデマリ 【野鳥】Fアオゲラ、Gキビタキ、Hホオジロ 【虫】Iウスモンオトシブミ |
◎観察した主な植物 【蕾を観察したもの】エゴノキ、ガマズミ、コゴメウツギ、ハンショウヅル、ムラサキシキブ、ヤマボウシ 【その他観察したもの】アセビ、イタドリ、イヌザンショウ、オオバヤシャブシ(実)、オニシバリ(実)、カスミザクラ(実)、コマユミ、バッコヤナギ(実)、フサザクラ(実)、ミヤマハコベ ○ 観察した鳥類 ○ ○ 観察した昆虫類 ○ |
2018.04.27(金) ビジターセンター周辺生情報 まさに春本番のうららかな日でした。ビジターの方も14名も参加いただき、ボランティア10名を加えて24名という大勢で自然観察を行いました。例年なら今や各種スミレが満開の時期なので、スミレの観察を行おうと考えていましたが、今年は3月・4月に晴天と高温が続いたために全般に花の時期が早く、スミレに至っては殆どが咲き終わり、タチツボスミレ、ツボスミレ、マルバスミレ、スミレの4種類がなんとか咲き残っている状態だったので、今回はスミレの観察はやめて、単性花の観察を行いました。観察してみると単性花植物は意外に多く、特に木本やつる植物には多く見られます。アオキ、クロモジ、ハナイカダ、ウリハダカエデ、コクサギ等のように雌花と雄花が別々の木に着く「雌雄異株」と、アケビ、ミツバアケビ、オオバヤシャブシ、スギ、ヒノキなどのように雌花と雄花が同じ木に着く「雌雄同株」があることも勉強し、植物がいかにして子孫を残してゆくか、巧みに様々な知恵を絞って生きていることを知り驚きました。アオキやクロモジそしてアケビやミツバアケビはちょうど雌花と雄花が同時に満開で、普段あまり気にしていなかったアオキがこんなにも可憐な雌花と雄花を咲かせているのに気がつきました。その他両性花のジロボウエンゴサクやヤマサギゴケ、ミツバツチグリ、ムラサキケマンなど春の花が沢山咲いていましたし、どこからか紛れてきたのか八重咲きのキクザキイチゲやユキザサという、VC周辺では見かけない珍しい花も観察しました。VC周辺ではシロヤシオが満開で、純白の衣にすっぽり包まれたようなシロヤシオの姿に感動し、うっとり見とれながら今日の観察会はを終わりました。自然学習路を観察していた時には「ヒレンジャクがいるよ!」との情報が入り、半分くらいの人がヒレンジャクの姿を求めて走りまわるというハプニングもあり、大変楽しい観察会でした。 《本日のトップテン》 @アオキ、Aハナイカダ、Bクロモジ、Cアケビ、Dウリハダカエデ、Eコクサギ、Fジロボウエンゴサク、Gヒレンジャク、Hオオルリ、Iヒメツチハンミョウ |
◎観察した主な植物 【両性花を観察したもの】イロハモミジ、ウマノアシガタ、ウラシマソウ、オトコヨウゾメ、キクザキイチゲ、キランソウ、サラサドウダン、ジロボウエンゴサク、シロヤシオ、スミレ、タチツボスミレ、ツボスミレ、トウゴクミツバツツジ、ドウダンツツジ、ニワトコ、ハコネグミ、ベニドウダン、ミツバツチグリ、ミヤマガマズミ、ムラサキケマン、ヤマサギゴケ、ヤマブキ、ユキザサ 【蕾を観察したもの】エゴノキ、オオバウマノスズクサ、ガマズミ、ゴマギ、ズミ、ナナカマド、ニシキギ、ハナイカダ雄花、ミツバウツギ 【葉を観察したもの】イヌエンジュ、ツタウルシ、ホオノキ ○ 観察した鳥類 ○ ○ 観察した昆虫類 ○ 〇観察した虫えい〇 アオキミフクレフシ、エゴノキハウラタマフシ(仮称)、エゴノキハヒラタマルフシ |
2018.04.13(金) ビジターセンター周辺生情報 今年度最初のミニ観察会は少し肌寒い中で始まった。例年に比べるとこの季節に咲く花の開花が1〜2週間早いように思われる。しかも、あれもこれも一気に咲き出した感がある。今日は特にサクラ類とミツバツツジが見ごろだ。VC周辺のどちらかを向いてもサクラ、サクラで華やいでいる。マメザクラはこの地域で最も早く開花するが、花期は意外と長い。既に散ってしまった個体もあれば、まだ5分咲き程度の個体もある。自然交配か、人為的な品種改良かは分からないが、多様な交雑が起こっていると思われる。ミツバツツジはもう満開だ。とにかく早い。予想さえしていなかったスミレもたくさん咲いていて、ビジターには花々を楽しんでもらえたようだ。 |
◎観察した主な植物 【花を観察したもの】アオキ、アセビ、ウラシマソウ、オオイヌノフグリ、オオシマザクラ、オオヤマザクラ、カスミザクラ、カントウタンポポ、カントウミヤマカタバミ、キランソウ、クサボケ、クマシデ、コクサギ、コブシ、シキミ、シナレンギョウ、スズメノヤリ、スミレ、セイヨウタンポポ、、タチツボスミレ、ツボスミレ、ツルカノコソウ、ニオイタチツボスミレ、ハルザキヤマガラシ、ヒメオドリコソウ、フキ、マメザクラ、マルバスミレ、ミツバツチグリ、ミツバツツジ、ムラサキケマン、モミジイチゴ、ヤマサギゴケ、ヤマザクラ ○ 観察した鳥類 ○ ○ 観察した昆虫類 ○ 〇その他観察した主な虫えい〇 アセビツボミトジフシ |
2018.03.23(金) ビジターセンター周辺生情報 一昨日「春分の日」は季節外れの大雪で今年度最後の観察会は雪上の観察会となりました。VC周辺の観察路積雪は、まだ15p位あります。全員長靴に履き替えて準備します。子供の広場方面に向かうと、落ちたアオキの赤い果実にヒヨドリの食痕(嘴の痕)があります。雪上にはウサギの足跡があり、なんと、2m近くジャンプしています。クリーム色をした壷型の花を穂のように吊り下げるアセビの花は満開で見頃です。足元を考慮し、自然学習歩道からゆっくりと野鳥の森に向かいます。葉が出る前に花を咲かせますが、花には花びらも萼もなく、赤い葯の雄しべだけが目立つフサザクラも満開で青空に映えています。日差しは暖かく、やわらかい雪を踏みしめて春を探しました。VC周辺の春爛漫はすぐそこです。 《本日のトップテン》 【植物】@アセビ(花)、Aフサザクラ(花)、Bバッコヤナギ(花)、Cキブシ(管)、Dアオキ、Eオオバヤシャブシ、Fヒメシャラ(新芽) 【野鳥】Gヒヨドリ 【昆虫】Hナミテントウ、Iビロードツリアブ |
◎観察した主な植物 【花を観察したもの】アセビ、オニシバリ、バッコヤナギ、フサザクラ 【果実を観察したもの】アオキ、オオバヤシャブシ 【葉を観察したもの】スイカズラ、ヒメシャラ(新芽) 【その他観察したもの】サンショウバラ(胴葺) ○ 観察した鳥類 ○ ○ 観察した昆虫類 ○ 〇その他観察した物〇 雪上の足跡(キツネ・タヌキ・ノウサギ)、古巣(メジロ)、虫こぶ(イヌツゲメタマフシ)、キノコ・担子菌類(キクラゲ) |
2018.03.09(金) ビジターセンター周辺生情報 出発前までに風も霧もスタート時には晴れ、後ろ向きのムーミンも姿を現した。この悪天候の中、ビジターの方が2名もおいで頂き、9名で文字通り「春を探して」歩いた。落葉し、すっきりした木々の中を歩くとバッコヤナギがこんなに…など新しい発見があった。枯れそうなニシキウツギにはプョプョのキクラゲがビッシリと育っていた。足元には3〜4p程のフキノトウがあちこちに目を出していた。野鳥の森の池にはヤマアカガエルの卵塊が50個程浮かんでいた。池の底から微か(かすか)に「グワッ」と聞こえたカエルの鳴き声。アズマヒキガエルだ。池の畔に10個程のツチグリを見つけた。近くでキジの「ケンケン」という鳴き声を聞いた。緑の少ない中、オニシバリが目立ち、雄花が満開で徴かな香りを放っていた。ホテル近くでポツリポツリと雨が。観察会中、降られなかった事に感謝してVCへ急いだ。和気あいあい、とても楽しい、愉快な観察会だった。 《本日のトップテン》 @ヤマアカガエルの卵塊、Aバッコヤナギ、Bオオバヤシャブシ、Cニシキウツギにキクラゲ、Dフキノトウ、E胞子嚢(ノキシノブ、ヒメノキシノブ)、F繭(ヤママユ、ウスタビガ、クワコ)、Gオニシバリの雄花、Hキジの鳴き声、Iツチグリ |
◎観察した主な植物 【蕾を観察したもの】キブシ、バッコヤナギ、ヒイラギナンテン、ヒサカキ 【花を観察したもの】アセビ、オオイヌノフグリ、オニシバリ(雄花)、タネツケバナ、ヤブツバキ 【その他観察したもの】アオハダ、イヌザンショウ、キクラゲ、クラマゴケ、スイカズラ、スギゴケ、ツチグリ、ツルマサキ、ノキシノブとヒメノキシノブの胞子嚢 ○ 観察した鳥類 ○ ○ 観察した昆虫類 ○ 〇その他観察した物〇 ウスタビガ、クワコ、ヤママユ |
2018.02.23(金) ビジターセンター周辺生情報 風はまだ冷たいけれど陽射しには力強さが感じられるようになった。ビジターセンター周辺を覆っていた雪も漸く(ようやく)溶けて地面が顔を出した。穏やか晴れて観察会日和となったが、今回も前半はビジターセンター館内でレクチャーを行った。テーマは「自然に関わる決まり事 その2」として鳥獣保護管理法を取り上げた。野生鳥獣の保護と管理、狩猟の適正化を推進するために定められたこの法律は、私たちボランティアにとってもビジターにとっても是非知っておきたい大切な法律だと考える。後半は周辺を歩いて雪に隠れていた小さな春を観察した。 《本日のトップテン》 @オオイヌノフグリ(花)、Aタネツケバナ(花)、Bオニシバリ(蕾)、C雪上の足跡(キツネ・タヌキ・ノウサギ)、Dシカの食痕(アオキの葉)、Eモグラ塚とヒミズの坑道、F鳥の古巣(ホオジロ・メジロ)、Gエナガ、Hヤマガラ、Iツグミ |
◎観察した主な植物 【蕾を観察したもの】アセビ、オニシバリ、ヒイラギナンテン、 【花芽を観察したもの】コブシ 【花を観察したもの】アセビ、オオイヌノフグリ、タネツケバナ 【葉・実を観察したもの】ツルマサキ ○ 観察した鳥類 ○ 〇その他観察した物〇 雪上の足跡(キツネ・タヌキ・ノウサギ)、イノシシ(土耕跡・こすり木)、ウソの食痕(サクラの花芽)、シカの食痕(アオキの葉)、古巣(ホオジロ・メジロ)、繭(ウスタビガ)、モグラ塚とヒミズの坑道、ウメノキゴケ(地衣類) |
2018.02.09(金) ビジターセンター周辺生情報 この冬は記録的な寒さが続いている。ビジターセンター周辺にはかなりの残雪が見られ、観察路は所々で凍結していた。当日は穏やかに晴れて観察会日和となったが、念の為、前半はビジターセンター館内でレクチャーを行った。テーマは「自然に関わる決まり事その1」として自然公園法を取り上げた。国立公園等を指定し、自然環境の保護と利用を推進するために定められたこの法律は、私たちボランティアにとってもビジターにとっても是非知っておきたい大切な法律だと考える。次回は「その2」として鳥獣保護管理法を取り上げる予定。後半は安全なコースを選んで歩き、厳しい寒さの中頑張っている生き物たちの様子を観察した。 |
◎観察した主な植物 【蕾を観察したもの】アセビ 【実を観察したもの】キヅタ ○ 観察した鳥類 ○ 〇その他観察した物〇 足跡(キジ、タヌキ、ニホンリス?)、食痕(ウソ)、巣穴(タヌキ、アカゲラかアオゲラの古いもの)、抜け殻(ヘビ)、糞(鳥、ノウサギ)、虫こぶ(キズタツボミフクレフシ) 《本日のトップテン》 【植物】@雪上の足跡、A雪上の食痕、Bスイカズラ、Cノキシノブ、Dヒメノキシノブ、Eケヤマハンノキ、Fタヌキの巣穴、Gシロヨメナ、Hウソ、Iジョウビタキ、Jトラツグミ、Kルリビタキ |
2018.01.26(金) ビジターセンター周辺生情報 週明けの雪が多く残るVC周辺の季節を体感してもらい、「VC周辺で見られる薬用植物と季節の鳥たち」のテーマを逸脱することなく、時間と安全性を考慮したコース設定をした。まずは、VC内で安全性を考慮して案内から外れることになったオニシバリとシキミ、前日25日が東京の亀戸天神社で行われた、前年の凶事をウソとトリ替えて吉事とする「鶯替え神事」の話をしてスタートした。外へ出て花の広場でアセビとアオツヅラフジの果実を観察。アセビは今の季節、しかも雪の中で観察できる数少ない花。有毒植物ではあるが、皮膚病の効能と広辞苑に記載あり取り上げた。英名はギリシア神話のエチオピア王家の物語に登場するアンドロメダ姫由来のJapanese Andromeda花言葉もここから来ており、犠牲、献身、清純な心、二人で旅に出よう。昔は便所のウジ殺しに使われていたとのこと。この株を選んだのは前年の果実の残りから今年の開花間近かのスズランのような白いつぼ型の蕾まで観察できるからであつ。アオツヅラフジはアンモナイトに似ている特徴的な種を見ていただいた。主な効能は神経痛、リュウマチ、痛風等である。次に子供の広場へ向かう。途中で今回のメインテーマである季節の鳥、アオジとツグミが遊びに来てくれた。雪景色にアオジの緑は映える。その直後に本日の主役であるウソまで登場。参加者は至近距離から双眼鏡で花芽を食べる様子を観察していた。アセビの蕾を啄(ついば)んでいた個体もいたが大丈夫だろうか。この季節ウソの赤は美しい。野鳥の観察をもっとやりたいところではあるが時間も押しているので展望台へ移動し、長尾峠を眺めてクロモジの冬芽を観察。急性胃腸炎、止血、皮膚病、入浴剤、香料、香水等、多岐にわたる薬効成分の話をした。残雪20センチ以上はあるVC周辺、皆さんに体感してもらうべく白百合台園地へ向かい進む。途中にあった種類不明の鳥の巣を観察し、まだ残るサルトリイバラの赤い実、ヒイラギナンテンの開きかけの蕾を休憩兼ねて観察。サルトリイバラは解熱、消炎、利尿、清熱等に効能、ヒイラギナンテンは清熱、止咳作用等がある。その後、初参加の方もいらしたので、虫こぶのことを知ってもらおうとイヌツゲで果実を探してもらうも、常連さんにネタ晴らしされ、OPVに虫こぶ解説をお願いした。イヌツゲメタマフシの主、イヌツゲタマバエの大半を虫えい内で過ごす儚い話は興味深い。VC周辺でイヌツゲの果実がついているのは白百合台園地のこの株1本だけなのは何故だろう。ヤドリギとイヌツゲ等を合わせて鳥もちを作るので、セットでヤドリギ観察。双眼鏡で果実を観察していただいた。最後にアオキは火傷や止血剤、キハダと合わせて陀羅尼助という苦味健胃、整腸薬になる。この株を選んだのは赤くなりかけの虫こぶ付きの実やヒヨドリの食痕があったためだ。伏条更新の観察もしたかったのだが、積雪があり解説だけで断念した。果実にある虫こぶはOPV、ヒヨドリの食痕や被食散布についてはYPVに解説を依頼した。話に厚みがあるので皆様聞き入っていた。帰りは除雪された道を歩いて時間内にVCへ戻り、観察会を諸先輩方のご助力あり、デビュー戦となる観察会を無事に終了した。 |
◎観察した主な植物 【蕾を観察したもの】アセビ、ヒイラギナンテン 【果実を観察したもの】アオキ、アオツヅラフジ、イヌツゲ、オオバヤシャブシ、サルトリイバラ、ツルマサキ、ヤドリギ 【その他観察した植物】イワガラミ、ウメノキゴケ、オオバノキハダ、ソメイヨシノ(樹液) ○ 観察した鳥類 ○ アオジ、アカウソ、アカゲラ、ウソ、エナガ、オオバン、カイツブリ、カケス、カシラダカ、ガビチョウ、キジ、キジバト、キンクロハジロ、コゲラ、シジュウカラ、シメ、シロハラ、セグロセキレイ、ツグミ、トビ、ハシブトガラス、ハシボソガラス、ヒヨドリ、ホオジロ、メジロ、モズ、ヤマガラ、ルリビタキ 〇観察した虫えい〇 アオキミフクレフシ、イヌツゲメタマフシ 〇その他観察した物〇 雪景色、鳥の巣2つ 《本日のトップテン》 【植物】@クロモジ、Aアオツヅラフジ、Bアセビ、Cアオキ、Dアオキミフクレフシ、Eイヌツゲメタマフシ、Fウソ、Gアオジ、Hツグミ、I雪景色 |
2018.01.12(金) ビジターセンター周辺生情報 今年最初の観察会は気温がマイナス3℃で厳しい寒さでのスタートとなりました。今日のテーマは「冬芽を楽しもう」です。冬芽は休眠状態で冬を過ごし、春に再び芽吹き、活動を開始するために準備された「命のカプセル」です。そこで冬芽を観察する時に3つのことを考え、想像することにしました。寒い冬をしのぐための工夫、鳥や虫に食べられない工夫、そして人間の顔、ものに見えないか想像することにしました。ヒメシャラは重ね着で防寒します。一二単とよく言われますが、実際は5から6枚の着物(芽鱗)を着ています。イロハモミジとオオモミジの違いを確認しました。芽片の数とまつ毛の様に見える膜質鱗片の長さが違います。ヤマザクラとオオシマザクラの違いはヤマザクラの芽鱗の先が少し開いています。コブシは毛皮、トチノキは皮のジャンパーを着て寒さをしのぎます。トチノキを触って、この「ねばねば」では鳥も虫等に食べれないと思いました。エゴノキの「親亀(主芽)の背中に小亀(副芽)を乗せて」を観察しました。主芽が虫等に食べられた場合は副芽が育つようです。保険みたいなものでしょう。ケヤキにも副芽はありますが、エゴノキに比べれば副芽を持った冬芽は少なく、見つけるのが大変でした。ボクシングのファイティングポーズの様に見えるのはクロモジとアブラチャンです。クロモジとアブラチャンの違いは花芽の形の違いです。アブラチャンは球形でクロモジは先が尖ってタマネギの様に見えます。ノリウツギ、オオバノキハダ、アジサイは人間の顔に見えると言われます。芽鱗の先が割れているノリウツギは怒った顔に見えると言われていますが葉痕の状態によっては笑っているようにも見え、色々な表情の顔に見えると感じました。オオバノキハダはピエロと言われていますがコアラの様にも見えます。アジサイはおもちゃの兵隊、リョウブはナポレオンハットに見えます。個人個人違っても想像することは楽しいことです。最後に常緑樹のアカガシ、シキミの冬芽があること、冬芽が見えないネムノキを観察して今回の観察会を終了しました。 |
◎観察した主な植物 【蕾を観察したもの】アセビ、オニシバリ 【果実を観察したもの】ツルウメモドキ、ツルマサキ 【その他観察した植物】イヌツゲ ○ 観察した鳥類 ○ 〇観察した主な昆虫の繭〇 ウスタビガ、クワコ 〇観察した虫えい〇 アカガシハイボケフシ、イヌツゲメタマフシ 〇その他観察した物〇 霜柱、モグラ塚 《本日のトップテン》 【植物】@コブシ、トチノキ、ホオノキ、アブラチャン、アジサイ、エゴノキ、ケヤキ 【野鳥】キジ 【昆虫】クワコ【その他】霜柱 |
2017.12.22(金) ビジターセンター周辺生情報 気温は3℃と低いですが、風もなく青空がきれいな冬の日となりました。近隣のホテルからの参加者もあり、多くの方が参加下さり、賑やかな観察会となりました。今日はタネがテーマです。植物は動けないので、タネで移動して生きる場所を広げます。ほとんどのタネは環境変化に耐えられるように硬くて乾燥していますが、移動する方法は種類によって様々です。この日は主に空飛ぶタネ(風散布)と鳥が食べるタネ(被食散布)、ひっつきむし(付着散布)について皆さんと一緒にルーペを持って探しに行きました。当日の朝、VCからジョウビタキが外のトイレをねぐらにしているとの情報により、まず外トイレへ。洗面台には鳥による紫色のフンがたくさんあり、ツルウメモドキ等の果実や虫も落ちていました。ジョウビタキが夕べからここにいたとのことでした。夜寒いのできっと入り込んでいたのですね。さて広場で空飛ぶタネのオオモミジのプロペラ型のタネのプロペラ部分を観察しました。スジ模様があり、これはトンボの羽と同じように空気の流れを生み出す働きがあるそうです。高い木の上でキラキラ光っているヤマノイモやオニドコロの果実も観察しました。相撲の行司がもつ軍配のような3枚の翼の間にヤマノイモは円盤型、オニドコロはカエデのようなプロペラ型のタネがありました。ウツギのツボのような果実の中には小さなタネがたくさん入っており、これにも小さな翼がついていました。綿毛で飛ぶススキのタネには皆びっくりです。「ノギ」という毛がついていて、これがこより状にねじれており、乾湿によってドリルのようにくるくる動きタネを地面に埋めるらしい。おまけに「ノギ」はケイ酸質で固い上にトゲまでついていて、食べられないように工夫されています。さて、赤くてきれいなツルウメモドキの果実です。鳥による被食散布は先ほどトイレで見たので納得です。アオツヅラフジのアンモナイトみたいなタネも観察しました。すっかり葉を落としたケヤキには、きれいな黄緑色のウスタビガのマユがクリスマス飾りのように下がっていました。アオキの果実はまだ青くて、これから赤くなりますが、アオキミタマバエが入っていると植物ホルモンの作用で赤くならないように操作され、鳥に食べられないようになっているとのこと。青いままひょうたん型になっているようです。最後にひっつきむしを皆で探しながら帰りました。ルーペで見るとミズヒキのタネはフックの形、イノコズチはヘアピンの形をしていました。どれも目立たない色で動物の知らないうちに体につきます。VC近くの外トイレ付近に戻ってくると、ちょうどジョウビタキが出入りしているところでした。暖かな冬の日で、皆さんじっくりタネをルーペで観察しその散布方法の工夫と多様さに感心されていました。 |
◎観察した主な植物 【冬芽を観察したもの】キハダ、ホオノキ、コブシ、トチノキ 【果実を観察したもの】アオキ、アオツヅラフジ、イノコズチ、オオモミジ、オニドコロ、ウツギ、カジカエデ、キハダ、サラサドウダン、サルトリイバラ、ススキ、センニンソウ、ツルウメモドキ、ニシキウツギ、ノリウツギ、ホオノキ、ヘクソカズラ、ホトトギス、ミズヒキ、ヤマノイモ 【その他観察した植物】ケヤキ ○ 観察した鳥類 ○ 〇その他観察した物〇 ジョウビタキのねぐら(外トイレ)、メジロの巣、ウスタビガのマユ ≪本日のトップテン≫ 【植物】ヤマノイモ果実、ススキ果実、オニドコロ果実、ウツギ果実、アオツヅラフジ果実、ツルウメモドキ果実、キハダ果実、トチノキ冬芽【野鳥】ジョウビタキ 【その他】ジョウビタキのねぐら(外トイレ) |
2017.12.08(金) ビジターセンター周辺生情報 この時期、数少ないが芦ノ湖でも冬鳥として飛来した水鳥たちが観察できる。そしてこれらの水鳥たちの生態及び採食行動を知ることにより、芦ノ湖で見られる水鳥たちを容易に楽しく観察でき、さらに芦ノ湖へ飛来する水鳥たちの種類や数の移り変わりも見えてくる。観察会当日は、傘マークが付いた予報であったが、湖面の反射が少なく水鳥観察に適した薄曇りの天気となった。肌を刺すような寒さではあったが必需品の双眼鏡とフィールドスコープ2機を携え、芦ノ湖キャンプ場を目指す。途中、花の広場でケヤキの枝先にぶら下がる4つのウスタビガの繭と、近くのノリウツギに残ったメジロの巣の観察で寒さを忘れる。そして草刈りされた広場に残った草本の果実や落ち葉など観察しながら湖畔に到着する。水鳥たちは湖岸から双眼鏡で認識できる範囲にいるが、やはり数が少ない。湖面には昭和60年頃、稀にしか見られなかったというオオバンが、水草の根などを潜水採食する姿が目につく。湖畔を移動しながら観察を続けると、一生懸命に潜水採食している海ガモ類キンクロハジロ、ホシハジロが見え、フィールドスコープで観察すると湖面で休息中のホシハジロも見えてくる。さらに目が慣れてくるとカイツブリやハジロカイツブリも見つかる。しかし魚類など餌を捕るためなのか、すぐに水中に潜り、とんでもない方向の湖面から姿を現すので、双眼鏡での追跡に苦労する。他の水鳥も双眼鏡で探索中、上空を飛翔してきたミサゴの第一発見者が大声で知らせる。今まで湖面を見つめていた双眼鏡が一斉にミサゴに向けられ、感嘆の声も聞こえてくる。湖尻水門付近では、淡水ガモ類で唯一観察できたヒドリガモが水面に浮かぶ水草を夢中で採食している。落穂を腹いっぱい採食し、芦ノ湖で休息するマガモやカルガモなどの群れを思い浮かべ芦ノ湖を後にする。帰路は野鳥が観察できるコースを選び、カシラダカの群れやアオジ、カケスの姿を観察、そしてベニマシコの鳴き声を余韻に残して、予定どおり観察会が終了した。 《本日のトップテン》 【植物】ケヤマハンノキ(果実) 【野鳥】アオジ、オオバン、カシラダカ、キンクロハジロ、ハジロカイツブリ、ヒドリガモ、ホシハジロ、ミサゴ 【その他】ウスタビガの繭 |
◎観察した主な植物 【果実を観察したもの】ウリハダカエデ、ケヤマハンノキ、サルトリイバラ、シオデ、スイカズラ、センニンソウ、ツルウメモドキ、ツルマサキ、ツルリンドウ、ニシキギ、ノササゲ、ハリギリ、ミヤマイボタ、ヤドリギ、ヤマノイモ ○ 観察した鳥類 ○当日 (12/7)アカウソ、アカゲラ、イカル、ウグイス、ウソ、エナガ、オオバン、カイツブリ、カシラダカ、カワウ、カワセミ、カンムリカイツブリ、ガビチョウ、カワラヒワ、キジ、キジバト、キンクロハジロ、コガラ、コゲラ、シジュウカラ、ジョウビタキ、シロハラ、セグロセキレイ、ツグミ、トビ、ハクセキレイ、ハシブトガラス、ハシボソガラス、ハジロカイツブリ、ヒドリガモ、ヒヨドリ、フクロウ、ホオジロ、ホシハジロ、マガモ、マヒワ、ミミカイツブリ、ミサゴ、メジロ、ヤマガラ 〇その他観察したもの〇 ウスタビガの繭、クロモジメフクレフシ(虫えい)、メジロの巣 ★追記★当日、全員82歳という同窓会の団体が観察会へ参加されたが、スーツにコート姿で革靴履き。芦ノ湖での水鳥観察コースに耐えられないと判断、急遽VC周辺での野鳥観察会を設定してYPVに引率して戴いた。 |
2017.11.24(金) ビジターセンター周辺生情報 10月から12月は野鳥にとって移動の季節であります。移動の内容によってそれぞれ区分けされます。春に南から渡来し、箱根で繁殖して、秋に南へ移動するのは【夏鳥】。北方で繁殖して、秋に渡来して越冬し春に北に帰るのは【冬鳥】。北上または南下の途中で立ち寄るだけの鳥は【旅鳥】。一年を通して生息するが地域を移動する鳥は【漂鳥】。渡りの途中で迷って渡来した鳥は【迷鳥】。一年を通して生息する鳥は【留鳥】。運が良ければ、それぞれの野鳥がVC周辺で見られる時期ですが・・・?気配はするけど姿は見せず地鳴も警戒音も少ないのんびりした小春日和の2時間でした。 〇観察した虫こぶ〇イタヤカエデハツルフシ、オオモミジハヒメイボフシ、ヨモギハエボシフシ 《本日のトップテン》 【植物】@ツルウメモドキ(実)、Aツルリンドウ(実)、Bイロハモミジ(紅葉)、Cオオモミジ、Dオオハナワラビ、 【野鳥】Eウソ、Fエナガ、Gカシラダカ、Hヒヨドリ、 【昆虫】Iキンケハラナガツチバチ、 |
◎観察した主な植物 【紅葉・その他を観察したもの】イロハモミジ、オオモミジ、エンコウカエデ、 【実を観察したもの】アオツヅラフジ、イヌザンショウ、オニドコロ、ガマズミ、カラスザンショウゲンノショウコ、コバギボウシ、コボタンヅル、サルトリイバラ、シシウド、スイカズラ、センニンソウ、ツルウメモドキ、ツルシキミ、ツルマサキ、ツルリンドウ、ニシキギ、ノササゲ、ハナタデ、ハンショウヅル、ヘクソカズラ、ムラサキシキブ、ヤマノイモ、 【葉を観察した植物】アカハナワラビ、オオハナワラビ、フユノハナワラビ、マユミ、ヤドリギ 【花芽・冬芽・蕾を観察した植物】アセビ、コブシ、ヤドリギ、ケヤキの大木(枝分かれした窪みからイロハモミジが生えていて見事に紅葉していた) ○ 観察した鳥類 ○ 〇観察した主な昆虫〇 アキアカネ、キンケハラナガツチバチ、ヒメツチハンミョウ、ヤママユの繭 |
2017.11.10(金) ビジターセンター周辺生情報 ビジターセンター前のイロハモミジが真っ赤に紅葉するまであと一歩です。このイロハモミジの前で記録写真を撮影して、観察会に出発しました。自然学習歩道ではカエデ類(イロハモミジ、オオモミジ、ウリカエデ等)の紅葉、黄葉がちょうど見頃です。サンカクヅルは真っ赤、アオハダ、コシアブラは淡いクリーム色で木もれ日に透けて見えます。果実もガマズミの赤、ムラサキシキブの紫、他コボタンヅル、ミツバウツギ等それぞれの色、形で実っています。目を足元に向けると、ツルリンドウの赤い実、キッコウハグマも閉鎖花が多いと言われる中、今年はまだ白い小さな花を咲かせています。カワラヒワの鳴き声を遠くに、落ち葉の観察をしながら野鳥の森を回りVCに戻って来ました。落ち葉がやがて腐葉土となり木々の栄養になること、落ち葉が積もった森の多様な働き等も話題にしながら、箱根の森の往く秋を惜しみました。 《本日のトップテン》@アオハダ(黄葉)、Aイロハモミジ(紅葉)、Bウリカエデ(黄葉)、Cオオモミジ(紅葉)、Dサンカクヅル(紅葉)、Eツルリンドウ(実)、Fムラサキシキブ(実)、Gキッコウハグマ(花)、Hカワラヒワ、Iクワコの繭 |
◎観察した主な植物 【紅葉・その他を観察したもの】アオハダ、イロハモミジ、ウリカエデ、ウリハダカエデ、エンコウカエデ、オオモミジ、オトコヨウゾメ、クロモジ、コシアブラ、サンカクヅル、チドリノキ、ミツバツツジ、ヤマボウシ 【実を観察したもの】オオミヤマガマズミ、カマツカ、ガマズミ、コボタンヅル、コマユミ、サルトリイバラ、サラシナショウマ、サンカクヅル、サンショウ、シオデ、スイカズラ、ズミ、ツルウメモドキ、ツルマサキ、ツルリンドウ、ニシキギ、ハナタデ、マユミ、ミツバウツギ、ミヤマガマズミ、ムラサキシキブ、ヤマボウシ 【その他観察した植物】ハナイカダ、フユノハナワラビ(胞子葉) ○ 観察した鳥類 ○ 〇観察した主な昆虫〇 クワコの繭、クロモジメウロコフシ、ケヤキハフクロフシ、ヒメツチハンミョウ 〇その他観察したもの〇モグラ塚 |
2017.10.27(金) ビジターセンター周辺生情報 ”天高く馬肥える秋”雲一つないスカ天に恵まれましたが、気温は10.5℃と肌寒い日でした。ミニ観察会はビジター20名のうち初めて参加された方もまじり、和やかにスタートしました。身近にいつも見慣れた植物の薬効を探るという、視点を変えた観察を企画してみました。道路を横切ると、ヒメシャラ付近には「センブリ」の可憐な花。「これは苦味質ゲンチアニンを含み、苦味健胃薬として利用されていて、千回煎じても効能が抜けないのでだから千振(センブリ)なんです」と説明。名前の由来には納得された様子。次にキハダ(生薬名:黄柏)。木の皮が鮮やかな黄色で、成分のベリベリン他が内用で下痢止め、外用で骨折、捻挫の湿布薬、洗眼にも効果があり、ネットからコピーした御嶽山の『百草丸』カネボウ薬品の「ワカ末」のパッケージや奈良大峯山「陀羅尼助」のサンプルを披露しVCのIさんから頂いたキハダのチップを参加の皆様に噛んで頂いて、苦味を味わって頂いた。2時間のコースに8つの植物(他にゲンノショウコ、ヤマザクラ、クロモジ、クリ、ネムノキ、ニワトコ、リンドウ)と野鳥の観察小屋付近でナメコの仲間モエギタケ科のスギタケの群落を観察。従来食用とされてきたが、体質により胃腸系中毒の可能性あり、特に飲酒時は危険と説明(日本のキノコ262 ポケット図鑑より)。最後に天皇、皇后陛下お手植えヒノキ付近でたくさんのリンドウに感激!狂い咲きのミツバツツジも観察して無事終了した。 〇観察した虫こぶ〇アキノキリンソウミフクレフシ、バッコヤナギハウラケタマフシ、ヤマノイモツルフクレフシ 《本日のトップテン》@スギタケ、Aリンドウ、Bセンブリ、Cキハダ、Dヤマラッキョウ、Eサルナシ(実)、Fヒガラ(野鳥)、Gジョウビタキ(野鳥)、Hカケス(野鳥)、Iオオトビサシガメ |
◎観察した主な植物 【紅葉・その他を観察したもの】ウリハダカエデ、カジカエデ、サンカクヅル、ウリカエデ、ニワトコ、スギタケ(キノコ) 【実を観察したもの】アオハダ、イヌザンショウ、ウメモドキ、エゴノキ、ガマズミ、カマツカ、キハダ、クリ、ゲンノショウコ、コボタンヅル、サルトリイバラ、サルナシ、サンカクヅル、シオデ、スイカズラ、ズミ、センニンソウ、ツチアケビ、ツルウメモドキ、ツルシキミ、ツルリンドウ、ニシキギ、ハナイカダ、ムラサキシキブ 【冬芽・蕾を観察した植物】クロモジ、ツルリンドウ ○ 観察した鳥類 ○ 〇観察した主な昆虫〇 アキアカネ、ウラナミシジミ、オオトビサシガメ、キイロスズメバチ、キタキチョウ、キンケハラナガツチバチ、クサギカメムシ、トラメルハナバチ、ヒメツチハンミョウ |
2017.10.13(金) ビジターセンター周辺生情報 昨日まで夏を思わせる暑い晴天が続いていたのに、今日は一転11月並に気温が下がり、朝から冷たい雨が降る寒い1日でした。そのため参加者はボランティアが12人に、ビジターは2人だけという比較的小人数でした。ビジターの一人は、NHKの「小さな旅」担当のディレクターで、12月放映予定「箱根」の下調べということで参加されていました。今回は、9月におこなった「つる植物の観察」が雨のため中断になったので、その続きということで再度「つる植物の観察(続き)」を行いました。ひと月前には花を観察した「つる植物」ですが、もう花はすっかり終わってしまい、それぞれに可愛い美しい果実を付けていました。VC裏手の茂みはまさに「つる植物」の宝庫で、つるを巻き付けて伸びるヤブマメやヘクソカズラやアオツヅラフジ、葉柄を巻き付けて伸びるセンニンソウやコボタンヅル、棘で引っ掛かりながら伸びるアカネなど、つるの巻き方や棘の生え方などいろいろ観察できました。ヤブマメにはエンドウマメに似た小さな果実が、センニンソウやコボタンヅルには同じような白髭をはやした果実が実を結んでいて、詳しく観察しました。自然学習歩道ではサンカクヅルやヤマボウシが美味しい果実を付けている上に、もう美しく紅葉を始めているのを見て、秋の到来を実感しました。時折激しく降る冷たい雨の中でしたが、参加されたメンバーも熱心で昼前に予定通りの自然観察を終了しました。 《本日のトップテン》アカネ、ヤブマメ、スイカズラ、ヘクソカズラ、ツタウルシ、サンカクヅル、サラシナショウマ、ヤマボウシ、キジ、アカネツボミフクレフシ |
◎観察した主な植物 【紅葉を観察したもの】イワガラミ、エンコウカエデ、サンカクヅル、ツタウルシ、ヤマボウシ 【実を観察したもの】アオハダ、アカネ、アケビ、イヌザンショウ、オニドコロ、カキ、ガマズミ、クリ、コボタンヅル、ゴマギ、コマユミ、サルトリイバラ、サルナシ、サンカクヅル、、サンショウ、スイカズラ、センニンソウ、ツルウメモドキ、ツルシキミ、ツルマサキ、ノブドウ、ハナイカダ、ハンショウズル、ヘクソカズラ、ミツバアケビ、ムラサキシキブ、モミジガサ、ヤブマメ、ヤマノイモ、ヤマボウシ 【つるを観察した植物】アオツヅラフジ、アカネ、アケビ、イワガラミ、オオバウマノスズクサ、オニドコロ、クマヤナギ、コボタンヅル、サルトリイバラ、サルナシ、サンカクヅル、スイカズラ、センニンソウ、ツタウルシ、ツルウメモドキ、ツルマサキ、ノブドウ、ハンショウズル、ヘクソカズラ、ミツバアケビ、ヤブマメ、ヤマノイモ、ヤマフジ ○ 観察した鳥類 ○ 〇観察した主な昆虫〇 クヌルデシロアブラムシ、アザミオオヒゲナガアブラムシ、 (虫えい)アカネツボミフクレフシ、ヨモギハエボシフシ |
2017.09.22(金) ビジターセンター周辺生情報 今の季節、ヌルデの複葉翼部に形成される2種類の虫えいは、奇妙な形で興味を覚えるため「ヌルデで見られる虫えい」を主軸に虫えいの観察会を設定した。ところがVC周辺では遊歩道に隣接する樹木の過度な枝おろしが行われ、遊歩道から至近距離でヌルデの虫えいを観察できる場所が少なくなった。そこで双眼鏡を必需品として、ヌルデを巡る虫えい観察会としてスタートした。今日の見どころの1つは、色鮮やかで珊瑚のように形成される「ヌルデハベニサンゴフシ」。観察ポイントから虫えいを探して見上げると小さく目に映るが、双眼鏡を覗くと色づき始めた奇妙な形がはっきり観察できる。この虫えいの形成者は、体長数ミリの「ヤノハナフシアブラムシ」という移住性アブラムシ。なぜ珊瑚に似た虫えいを形成するのか不思議でならない。2つ目の見どころは古来より「五倍子」とよばれ、加熱乾燥して染色助剤、医薬として利用されてきた「ヌルデミミフシ」。この不定形だが黄緑色できれいな虫えいは、最後の観察ポイントで至近距離から観察できた。この虫えいも移住性アブラムシの仲間「ヌルデシロアブラムシ」が形成したものだ。これからの秋日和、これらの虫えいから数えきれないほどのアブラムシの有翅成虫が2次寄主へ移住するために飛び交う。これらの情景を思い浮かべて、ヌルデの虫えいと移住性アブラムシの不思議さや面白さが分かってもらえたようだ。またヌルデの木々を巡る道すがら、多くの種類の草本や木本の芽、葉、茎、果実に形成された虫えいも観察できた。中でもガマズミの赤い果実が肥大して白い毛で覆われた「ガマズミミケフシ」、あまり見向きもされないヨモギにも、葉裏に白い毛が密生した丸い球が形成された「ヨモギハシロケタマフシ、および茎がほぼ球形に肥大した「ヨモギクキマルズイフシ」、さらに茎がこぶ状に膨らんだテンニンソウを探し当て大喜びした「テンニンソウクキコブフシ」などの観察を通して、虫えいの形状や形成者の生活史にも興味を持ってもらえたようだ。昨年から春と秋に行ってきた虫えい観察会も今回で4回目、どうやら虫えいを対象にした観察会も少しずつ定着してきたようだ。 《本日のトップテン》 【虫えい】ヌルデハベニサンゴフシ、ヌルデミミフシ、ガマズミミケフシ、ヨモギクキマルズイフシ、ヨモギハシロケタマフ 【植物】アキノウナギツカミ、オオミゾソバ、ツリフネソウ 【鳥、他】カケス、アサギマダラ |
◎観察した主な植物 【観察した虫えい】アオキミフクレフシ、イヌツゲメタマフシ、エゴノキハイボフシ、ガマズミミケフシ、クリメコブズイフシ、ツリフネソウハオレタマゴフシ、テンニンソウクキコブフシ、ヌルデハベニサンゴフシ、ヌルデミミフシ、ノブドウミフクレフシ、ノリウツギミフクレフシ、バッコヤナギハウラケタマフシ、ヨモギクキマルズイフシ、ヨモギハシロケタマフシ 【実を観察したもの】アオハダ、アカメガシワ、ウメモドキ、エゴノキ、キカラスウリ、ギンミズヒキ、ゴマギ、ゴンズイ、サルナシ、サンカクヅル、サンショウ、シオデ、センニンソウ、ツチアケビ、ツルウメモドキ、ツルシキミ、ノブキ、ヌルデ、ヒカゲイノコヅチ、ホオノキ、ミズナラ、ミズヒキ、ヤマボウシ ○ 観察した鳥類 ○ 〇観察した主な昆虫〇 アサギマダラ、アザミオオヒゲナガアブラムシ、イタドリオマルアブラムシ、イチモンジセセリ、カマドウマ、カンタンの鳴き声、ザトウムシの仲間、スズメバチの仲間、ダイミョウセセリの幼虫、トラマルハナバチ、ニジオビベニアツバ、ハムシの仲間、ミドリヒョウモン、ユキヤナギアブラムシ |
2017.09.8(金) ビジターセンター周辺生情報 猛暑の夏も終わり初秋の清々しい季節、箱根も少しずつ秋の気配を感じるようになりました。今回は19名という大勢のビジターが参加してくださり、また8月末に新しく任命されたパークボランティアが参加したので総勢34名という大所帯となりました。そろそろ秋の花が咲き始め、果実はこれから色付く今の季節、花や果実が見られ生長の姿が面白い「つる性植物」を観察しました。10時に開始した時は晴れていて、秋空の下で楽しい観察会が出来ると期待したのですが、20分も経たないうちに天気が急変して雨がポツポツ降り出し、続いて雷雨の本降りとなったので急遽VCに退去、天候の回復を待ったのですが、雨は強くなるばかりで回復が望めないので、10時半過ぎに観察は中止を決定、大勢のビジターを迎えての観察会でしたが残念な結果になりました。それでも30分近くの時間でしたが、VC裏の茂みで沢山の「つる性植物」を、花の広場や道端でツリフネソウやツルボの花、珍しいゴンズイの真っ赤に実った果実などけっこういろいろな植物を観察しました。 《本日のトップテン》 ツリフネソウ、ツルボ、センニンソウ、ミズヒキ、ワレモコウ、ヤマノイモ、オニドコロ、ゴンズイ、ハネナシコロギス、ツリフネソウハオレタマゴフシ |
◎観察した主な植物 【蕾を観察したもの】ホトトギス 【実を観察したもの】オニドコロ、コボタンヅル、ゴンズイ、ツルウメモドキ、ヘクソカズラ、ヤマノイモ 【その他を観察した植物】サルトリイバラ (虫えい)ツリフネソウハオレタマゴフシ ○ 観察した鳥類 ○ 〇観察した主な昆虫〇 クツワムシ、ハネナシコロギス、ヒメウラナミジャノメ |
2017.08.25(金) ビジターセンター周辺生情報 箱根といえど、午前9時現在でも気温28℃。日中の暑さを予感させられました。下見がてら歩いたVC周辺では、ヘビに2度も出合い、ギャアーと奇声…。すみません。朝からお騒がせしました。幸い(!?)観察会中は出会うことはありませんでした。テーマのマツムシソウは公園事務所付近でたくさん見られ、足元にはコバノギボウシ、そして今まで気づかなかったコケオトギリやネコハギが見られました。アリーナ・パウエル・標本園では、サルナシ、サンカクヅルの実がたわわに実っていました。その他にも秋の花が咲き始め、実をつけて、これからの季節が楽しみな初秋の観察でした。 《本日のトップテン》 サルナシ、サンカクヅル、マツムシソウ、シラヤマギク、サワヒヨドリ、コバギボウシ、オトシブミの卵成中(ヤシャブシの葉)、カラスアゲハ、コジュケイ、ツルボ |
◎観察した主な植物 【実を観察したもの】イヌザンショウ、エゴノキ、ガマズミ、カラスザンショウ、クロモジ、コマユミ、ゴマギ、サルナシ、サルトリイバラ、サンカクヅル、ズミ、ハナイカダ、ハンショウズル、、ツルウメモドキ、ツタウルシ、ヌスビトハギ、ノブドウ、ヤブデマリ 【その他を観察した植物】(虫えい)コアカソトゲフシ、ナラハグキコブフシ、ノブドウミフクレフシ、ノリウツギミフクレフシ、ハナイカダミフクレフシ ○ 観察した鳥類 ○ 〇観察した主な昆虫〇 アブラゼミ、イチモンジセセリ、ウスバキトンボ、ウスモンオトシブミ、オトシブミ(ヤシャブシ)、カラスアゲハ、キタキチョウ、スジグロシロチョウ、クツワムシ、ザトウムシの仲間、シオカラトンボ、ツクツクボウシ、ヒメキマダラセセリ、ベニシジミ、ミヤマアカネ |
2017.08.11(金) ビジターセンター周辺生情報 あいにくの雨の中、環境省自然事務所横の道から観察スタートしました。ここはシロバナイナモリソウ、モミジガサ、アキノタムラソウ、ダイコンソウなど多くの植物が観察できる穴場です。コバギボウシも咲いていました。ビジターセンター周辺では、今、コバギボウシが見頃です。自然学習歩道では、サンカクヅル、ゴマギ、サルナシ、エゴノキなど多くの植物が立派な実を付けていました。野鳥観察小屋の小池にはサンカクイが群生して実(小穂)をつけていました。オオシオカラトンボの雄がなわばりを持ってサンカクイの苞先端に止まり、雌の飛来を待っているのを観察する予定でした。雨のため残念ながらオオシオカラトンボには会えませんでした。夏の花から秋の花に変わり始め、多くの立派な実ができ始めて、しだいにに空きに変わりつつある園地でした。 《本日のトップテン》 【植物】サンカクイ(小穂)、コボタンヅル、サルナシ、サンカクヅル(実)、ゴマギ(実)、コバギボウシ、リョウブ 【野鳥】ノスリ、キジ 【昆虫】オオシオカラトンボ(羽化) |
◎観察した主な植物 【蕾を観察したもの】アカネ、タケニグサ、マツムシソウ、モミジガサ 【実を観察したもの】イヌザンショウ、イワガラミ、エゴノキ、オオバヤシャブシ、ガマズミ、カラスウリ、キツネノボタン、キブシ、ゴマギ、コバノガマズミ、コマユミ、サルナシ、サンカクヅル、サンショウバラ、ズミ、ダイコンソウ、ツチアケビ、ツルウメモドキ、ナナカマド、ヌスビトハギ、ノイバラ、ノリウツギ、ハナイカダ、バライチゴ、ハンショウズル、ホソバコガク、ミズキ、ヤブデマリ、ヤマボウシ 【その他を観察した植物】サンカクイ(小穂) (虫えい)ウツギメタマフシ、エゴノキハイボフシ、エゴノネコアシ、クマヤナギハフクロフシ ○ 観察した鳥類 ○ 〇観察した主な昆虫〇 エンマコオロギの幼虫、オオシオカラトンボ(羽化)、キタキチョウ、コミスジ、シャクガの仲間、スジグロシロチョウ、ダイミョウセセリ、ルリシジミ |
2017.07.28(金) ビジターセンター周辺生情報 初夏から盛夏にかけては白い花が多いような気がする。リョウブが真っ盛りで、ノリウツギも見頃だ。ウバユリ、ヤマユリも咲き始めた。そんな中でネムノキの淡いピンクの花が目立った。細く長い多数の雄しべと1個の雌しべからなる花がたくさん集まって1つの花序をつくっているが、花序の真ん中に1〜2個の「特別の花」があって、蜜はこの花にある。花粉を媒介するには、長い口吻をもち、ホバリングしながら蜜を吸うスズメガの仲間だ(今回は観察できなかったが)。他の花では蜜だけ吸って花粉を運ばず無銭飲食の厄介者だが、ネムノキでは役割を果たしているらしい。ネムノキも「特別の花」でのみ蜜を提供し、周りの花でもチャッカリ花粉を媒介してもらっているらしい。子孫を残すための巧妙な仕組みをじっくりと観察した。また、花は少なめだが虫はたくさんいて、夏休みで訪れた子供たちにも十分楽しんでもらえたようだ。 |
◎観察した主な植物 【実を観察したもの】ナワシロイチゴ、ハンショウズル、ヤブデマリ ○ 観察した鳥類 ○ 〇観察した主な昆虫〇 アオカミキリモドキ、アカハナカミキリ、アサギマダラ、ウスバキトンボ、エゴツルクビオトシブミ、エサキモンキツノカメムシ、エンマコオロギ、オオセンチコガネ、オオヒラタシデムシ、オバボタル、キタキチョウ、キマワリ、コアオハナムグリ、コマルハナバチ、コメツキムシの仲間、サカハチチョウ、ジャコウアゲハ、スジグロシロチョウ、センチコガネ、タンザワフキバッタ、トラマルハナバチ、ナナフシ、ヒグラシ、ヒメウラナミジャノメ、ヒメギス、ベニシジミ、ミヤマカラスアゲハ、ヤマトシジミ、ユウマダラエダシャク、ヨツスジハナカミキリ ○その他観察したもの○ (虫えい)エゴノキハイボフシ、ヘクソカズラツボミマルフシ オニグモの仲間 |
2017.07.14(金) ビジターセンター周辺生情報 梅雨明けも間近かと思われる、青空の広がる暑い箱根です。今の時期は春の花も咲き終わり、周囲万緑の中に目立たないが木々の果実がそれぞれ実り初めています。ビジターセンターから県道を渡り、ニシキギ、コマユミ等の青い実を観察。学習歩道では、ミツバウツギが折り紙の奴さんの袴のような果実をつけていました。また、今日のテーマであるオオバウマノスズクサを観察。果実と、葉の裏側にジャコウアゲハの幼虫をみんなで夢中で探しました。幸いに中齢、終齢の個体を見つけることができました。お菊虫(怪談「皿屋敷」のお菊に由来しているそうです)と呼ばれる特異な姿をした蛹は残念ながら見つけることができませんでしたが…。野鳥観察小屋近くのムラサキシキブは満開。名の由来の紫色の果実は晩秋の頃よく目立ちます。今の時期、花も同じような色合いできれいですが、周囲の新緑に埋もれてあまり気づかれないことの多い花です。至る所でヤマホタルブクロが風に揺れ、朝からヒグラシの鳴き声の絶えることのない園地内でした。 《本日のトップテン》 @イワガラミ、Aヤマホタルブクロ、Bニワトコ(赤い実)、Cムラサキシキブ、Dウツボグサ、Eコジュケイ、Fホオジロ、Gヒグラシ、Hエゾハルゼミ、Iジャコウアゲハの幼虫 |
◎観察した主な植物 【蕾を観察したもの】ネムノキ 【実を観察したもの】オオバウマノスズクサ、オオバノキハダ、コマユミ、サルナシ、サンカクヅル、サンショウバラ、ニガイチゴ、ニシキギ、ニワトコ、ハナイカダ、ハンショウズル、ミツバウツギ、モリイバラ、ヤマグワ ○ 観察した鳥類 ○ 〇観察した主な昆虫〇 アオスジアゲハ、エゴツルクビオトシブミ、エゾアオカメムシ、エゾハルゼミ、オオシオカラトンボ、オバボタル、カノコガ、カミキリモドキの仲間、キイロスズメバチ、キタキチョウ、コフキゾウムシ、コマルハナバチ、シオヤアブ、ジャコウアゲハ(幼虫も)、スジグロシロチョウ、スジコガネ、トンボエダシャク、トゲカメムシ、ヒグラシ、ヒョウモンエダシャク、ルリタテハ ○その他観察したもの○ オオシオカラトンボの抜け殻、ヒグラシの抜け殻 |
2017.06.23(金) ビジターセンター周辺生情報 箱根も緑が濃い季節になりました。この時期の葉っぱは元気できれいです。花やタネにいろいろな作戦があるように、葉っぱにも作戦があるようです。例えば形には、種類や季節が変わっても変わらない大事な共通点があります。(※答えは文末)そこでルーペをもっていただき、葉っぱの形・厚さ・大きさ・香り・色・毛などについて観察しました。イロハモミジ、オオモミジの葉は下から見上げると明るい緑色がきれいです。ルーペで見ると葉には毛がなく、厚さも薄いので光をよく透します。オオシマザクラの葉っぱも毛はなくてつるつるしています。雨にぬれて茶色になった落ち葉を拾ってかぐと、桜餅の香りがしました。これは抗菌作用があるクマリンという物質で、落ち葉が本体をカビや菌から守っているそうです。サンショウを太陽に透かすと油点が見えました。またエゴノキやウツギの葉の星状毛をルーペで探してみました。カツラの木の周りを皆で歩き回ると、キャラメルのような甘い香りがしました。枯れた葉っぱから香るこの香りも抗菌作用があるそうです。カツラの葉っぱは毛がなく厚さは薄く、光を透かしてきれいでした。お天気も良く暑いくらいの日で、参加した皆さんはルーペ片手に葉っぱを観察し、油点や毛、鋸歯などを見つけると「これかな?」「あったあった!」とにぎやかな観察会となりました。 《本日のトップテン》 【植物】オオシマザクラ(落葉)、カツラ(葉)、サラサウツギ、シモツケ、スイカズラ、ヤマグワ(実)、ヤマボウシ(実) 【野鳥】ウグイス、ホトトギス 【昆虫】エゴシギゾウムシ ※多くの葉っぱの形の共通点:平たいこと |
◎観察した主な植物 【蕾を観察したもの】イワガラミ、ウメモドキ、リョウブ 【実を観察したもの】アブラチャン、イロハモミジ、オオシマザクラ、オオモミジ、カジカエデ、コブシ、ゴマギ、サワフタギ、サンショウ、ヒノキ、ヘビイチゴ、マメザクラ、モミジイチゴ、ヤブデマリ、ヤマグワ、ヤマボウシ 【葉を観察した植物】イロハモミジ、ウツギ、エゴノキ、オオシマザクラ、カツラ、クロモジ、コブシ、サンショウ、ツバキ、トチノキ、ニワトコ、ネムノキ、ヒノキ、ヒメシャラ、ミズキ ○ 観察した鳥類 ○ 〇観察した主な昆虫〇 アオスジアゲハ、ウリハムシ、エゴシギゾウムシ、エサキモンキツノカメムシ、オバボタル、キタキチョウ、クロウリハムシ、コアオハナムグリ、コミスジ、コメツキムシの仲間、シャクガの仲間、スジグロシロチョウ、セマダラコガネ、テントウムシの仲間、ヒシバッタの仲間、ヒメウラナミジャノメ、ヒラタアブの仲間、ベニシジミ、マルハナバチ、ムーアシロボシテントウ、ムシヒキアブの仲間、モンキチョウ、ヤツメカミキリ、ルリハムシ ○その他観察したもの○ クワハミャクコブフシ |
2017.06.09(金) ビジターセンター周辺生情報 関東地方は梅雨に入ったと発表がありました。梅雨の中休みとしては早すぎますが、今日はさわやかな風を肌に感じる良い天気でした。そのためかビジター、PV総勢32名と沢山の方が参加されました。サンショウバラが満開でした。このサンショウバラが蕾の時に、2種類の昆虫(ハチの仲間のハコネバラハバチとガの仲間のハコネバラハマキ)が食べて蕾を落とすため大きな花が咲きます。その大きな花に昆虫が花粉と蜜を求めて集まります。丁度アオハムシダマシが花に止まって花粉を食べているところを観察しました。青、緑、赤、紫などに輝く虫でタマムシと並んで、国内で最も美しい甲虫と言われています。その美しさを皆で観察しました。リョウブの葉に卵を産み、幼虫は葉を食べて育つキンモンガというガがリョウブの周りに現れます。昼間飛ぶガでチョウと間違えるほど綺麗です。今回の観察会では現れてくれませんでした。リョウブを見つけたら探してみてください。ヤマボウシは総苞片が現れていましたが、花は蕾でした。ホオノキの花は終わりに近づいていましたが、未だほのかな香りがしていました。今日はサンショウバラと昆虫、リョウブと昆虫の関わりをはじめ、ハチやハエが形成する虫えい、チョッキリが作る揺籠も観察し、昆虫と植物の不思議な関係を楽しんだ観察会でした。 《本日のトップテン》 【植物】サンショウバラ、ニシキウツギ、エゴノキ、ホオノキ、ヤマボウシ、リョウブ 【野鳥】ホオジロ 【昆虫】アオハムシダマシ、ヒメアシナガコガネ 【揺籠】ドロハマキチョッキリ |
◎観察した主な植物 【蕾を観察したもの】カナウツギ、カワラマツバ、ミヤマイボタ、ヤマボウシ、リョウブ 【実を観察したもの】ウリハダカエデ、オオシマザクラ、オオモミジ、サラサドウダン、マメザクラ、ヤブデマリ、ヤマグワ ○ 観察した鳥類 ○ 〇観察した主な昆虫〇 アオハムシダマシ、アカハネムシ、オオヒラタシデムシ、キタキチョウ、クワキジラミ、コガタルリハムシ、コマルハナバチ、コメツキムシの仲間、ジャコウアゲハ、スジグロシロチョウ、ツマグロオオヨコバイ、トホシカメムシ、ハコネキジラミ、ハサミムシの仲間、ヒメアシナガコガネ、ヒメキマダラセセリ、ビロウドコガネ、ベニキジラミ、ヤマトシリアゲ、イタヤハマキチョッキリ(揺籠)、エゴツルクビオトシブミ(揺籠)、ドロハマキチョッキリ(揺籠)、ルイスアシナガオトシブミ(揺籠)、アケビハオレフシ(虫えい)、ウツギメタマフシ(虫えい)、エゴノキツボミフクレフシ(虫えい)、ケヤキハフクロフシ(虫えい) ○その他観察したもの○ ニホンカナヘビ |
2017.05.26(金) ビジターセンター周辺生情報 虫えいは、植物の生長が旺盛な当年枝や当年葉など新しくできた器官や組織の一部に多く見られ、虫えい形成昆虫の多くは、特定植物の特定部位にユニークな形や色の虫えいを形成する。今の時期、それらを探して植物の新葉や新梢を探索した歩くと、どのように作られるのか不思議な揺籠も自然に目に入る。そのため観察会テーマを「初夏の昆虫たちのマジック:虫えい(虫こぶ)・揺籠」とした。 当日は、天気予報の通り箱根を雨雲がすっぽり覆うが、雨も覚悟の熱心なビジターも参加する。3つのエリアの観察コースを2つに短縮し、準備した雨具を身に着け、昆虫たちの作品の観察会をスタートした。花の広場では、新葉に形成されたリョウブハタマフシ、エゴノキハイボフシ、エゴノキハウラタマフシ(仮称)、エゴノキハヒラタマルフシ、ヒメシャラハミャクコブフシ及びケヤキハフクロフシの虫えいと頂芽に形成されたイヌシデメフクレフシを観察する。観察場所の移動途中、ミツバアケビの葉に寄生するハコネキジラミのコロニーと羽化したばかりの成虫を観察。こんな小さな昆虫にも箱根の名前が付いて何か感慨すら湧いてくる。子供の広場周辺では、新葉に形成されたエゴノキハツボフシ、新芽に形成されるクリメコブズイフシ、ウツギメタマフシ、腋芽や頂芽に形成されるエゴノキメフクレフシ、果実に形成されるアオキミフクレフシを観察する。今年は、未だにVC周辺でサクラやヨモギに虫えいが見られない。しかし数多くエゴノキを観察して歩くと、タマバエの仲間が新葉に形成した虫えい4種類(未解明種含む)、腋芽/頂芽に形成した虫えい1種類を探し出すことができ、エゴノキに形成される虫えいの種類の多さに改めて驚く。また今年は、ケヤキヒトスジワタムシがケヤキの新葉に形成した虫えいが大発生。虫えいの重さで枝ごと垂れ下がりオブジェのようで見事?である。さらにエゴノキやケヤキだは揺籠が形成され、新葉に目を凝らすと製作者と思われるオトシブミが休息中。カメラのピント合わせも四苦八苦のこの小さなオトシブミが、1枚の葉を“ゆりかご”に加工するとは不思議でならない。カジカエデやエンコウカエデでは葉が何枚も巻かれたイタヤハマキチョッキリの揺籠が提灯のようにぶら下がり、イタドリでは奇妙に葉を巻いたドロハマキチョッキリの揺籠の生産が開始され、できたての4つの揺籠を観察。まさに昆虫たちの作品作りのマジックを垣間見たようで、得した気分の観察会であった。 |
◎観察した主な植物 【蕾を観察したもの】エゴノキ、サンショウバラ、ホオノキ、ハンショウズル、ミズキ、ヤマボウシ、リョウブ 【実を観察したもの】カジカエデ、キブシ、ヤマグワ 【その他観察した植物】エンコウカエデ、ミズナラ ○ 観察した鳥類 ○ 〇観察した主な昆虫〇 エゴツルクビオトシブミ、ジョウカイボン、ハコネキジラミ、ヒラズネヒゲボソゾウムシ、ルイスアシナガオトシブミ ○観察した虫えい○ アオキミフクレフシ、イヌシデメフクレフシ、ウツギメタマフシ、エゴノキハイボフシ、エゴノキハウラタマフシ(仮称)、エゴノキハツボフシ、エゴノキハヒラタマルフシ、エゴノキメフクレフシ、クリメコブズイフシ、ケヤキハフクロフシ、ヒメシャラハミャクコブフシ、リョウブハタマフシ ○観察した主な揺籠○ イタヤハマキチョッキリ、エゴツルクビオトシブミ、ドロハマキチョッキリの揺籠 《本日のトップテン》 【植物】ヤブデマリ、サラサドウダン、ウマノアシガタ 【野鳥】キジ、ホトトギス 【虫えい】エゴノキの虫こぶたち、ケヤキハフクロフシ、クリメコブズイフシ 【揺籠】イタヤハマキチョッキリ、エゴツルクビオトシブミ |
2017.05.12(金) ビジターセンター周辺生情報 「目に青葉 山ホトトギス…」箱根は素晴らしい新緑に包まれています。5月5日の下見でうれしい出会いがありました。子供の広場林内で、チゴユリの群落を見たのです。清楚で白く可愛い小ぶりの花が、やや広範囲で咲いています。自然学習歩道入口ではヤマブキが満開です。鮮やかな黄色の花が印象的です。毎年このヤマブキが咲くと頭に浮かぶ歌があります。「七重八重 花は咲けども 山吹の 蓑(実の)一つだに 無きぞ悲しき」 シロヤシオ咲き始め、ヤマツツジは蕾です。そして1週間後。花たちの咲き進む様子に驚きました。ヤマブキ・チゴユリは少しの花が残っている状態です。朱色のヤマツツジは満開です。固い蕾だったズミは赤く彩り、ヤブデマリ・ドウダンツツジなど次々と咲き始めています。VC周辺では目に染みる素晴らしい新緑と皐月の花たちの季節を実感する観察会でした。 《本日のトップテン》 【植物】ウラシマソウ、オトコヨウゾメ、シロヤシオ、ズミ、チゴユリ、ハナイカダ、ヤマツツジ、ヤマブキ 【野鳥】ウグイス、ホオジロ |
◎観察した主な植物 【蕾を観察したもの】ゴマギ、サラサドウダン、ズミ、ニシキギ、ヤブデマリ 【実を観察したもの】アオキ、オオシマザクラ 【その他観察した植物】ツチアケビ(芽だし) ○ 観察した鳥類 ○ 〇観察した主な昆虫〇イタドリハムシ、スジグロシロチョウ、チャバネアオカメムシ、ツマグロオオヨコバイ、ヒラズネヒゲボソゾウムシ、ヤマトシリアゲ、ハバチの仲間、ハナアブの仲間 |
2017.04.28(金) ビジターセンター周辺生情報 穏やかな天候にも恵まれて、絶好の観察日和となった。例年に比べて春の訪れが遅れていた箱根にも、ようやく花の季節がやってきた。今日のテーマはスミレとしたが、さまざまな花も咲きそろった。林内で見ごろとなったエイザンスミレは、薄紅色で大型の花がひときわ美しい。わずか3株だったが、VC周辺では初めてのオトメスミレも観ることができた。地べたにへばりついてニオイタチツボスミレのほのかなにおいに歓声を上げた。イノシシに掘り返された草地の隅では、諦めかけていたニリンソウが難を逃れて、密生した葉の上に上品な白い花をひらいて迎えてくれた。サクラ類も見頃だが、ソメイヨシノに天狗巣病が蔓延し今後が心配だ。ミツバツツジやジロボウエンゴサクも満開だ。盛りだくさんで慌ただしく、花々で満腹の観察会だった。 |
◎観察した主な植物 【蕾を観察したもの】トウゴクミツバツツジ ○ 観察した鳥類 ○ 〇観察した昆虫類〇クロマルハナバチ、コガタルリハムシ、ニワハンミョウ、ヒシバッタの仲間、ヒラタアブの仲間、ビロードツリアブ |
2017.04.14(金) ビジターセンター周辺生情報 数日前の冬の寒さから一変、ぽかぽか陽気のミニ観察会です。本日のテーマはこの季節にだけ見られる「アブラチャン」と「ヒナスミレ」です。ビジターセンター近くの花の広場ではアブラチャンが満開でした。例年ならもう咲いているマメザクラは、数個だけ花を付けていました。子供の広場では「スミレのプリンセス」と言われるヒナスミレが咲き始めていました。透明感のある薄紅紫色の花は楚々として魅力的です。自然学習路では、クロモジの蕾が展開し始めていました。バッコヤナギの雄花序も青空の中で輝いていました。キブシもあちこちで花をつけていました。園地にもようやく春が到来したようです。 《本日のトップテン》アブラチャン、ヒナスミレ、バッコヤナギ、キブシ、コブシ、マメザクラ、ビロードツリアブ、アオゲラ、ノスリ |
◎観察した主な植物 【つぼみを観察したもの】オオシマザクラ、クロモジ、ニワトコ、ヤマザクラ 【その他を観察したもの】フサザクラ(花殻)、スギナ(胞子茎:ツクシ) ○ 観察した鳥類 ○ 〇観察した昆虫類〇ビロードツリアブ、オオヒラタシデムシ、キタテハ、テングチョウ、クロモジメウロコフシ(虫えい) 〇その他観察した生物〇ヤマアカガエルの幼生(オタマジャクシ)、ヒキガエルの卵塊 |
2017.03.24(金) ビジターセンター周辺生情報 平成28年度最後のVC周辺観察会となりました。例年ならばこの時期は、タチツボスミレをはじめ、春の到来を知らせてくれるいろいろな花が咲いていて、大変楽しい観察会になるのですが、今年は3月に入ってから低温の灯が続き、気象庁の報告では気温が20℃を超えた日が一日もなかったとのこと。草花の成長がピタッと止まってしまい、春を告げる草花は殆ど見られませんでした。今日の天気はうす曇りで真冬の寒さ、おまけに途中では雪も降りだすという状態の中で行われました。草花は少なくても木の花や新芽は見られましたが、それも2週間前の3月10日に観察した状況とあまり変わっていないようでした。途中でやっと見つけた草花は、ミチタネツケバナ、オオイヌノフグリ、タチツボスミレだけ、木ではアセビ、ヒイラギナンテン、ミツマタが花を付けていました。白百合台園地でケヤキに着いたヤドリギが黄色い花をたくさん咲かせていたのを観察できたのは収穫でした。野鳥の森の池で前回は卵魂だったヤマアカガエルが一斉にオタマジャクシになっているのを見てやっと春の到来を感じました。VCトイレの前の階段周辺では、暖かいのかキランソウやヒメオドリコソウが見られました。次回4月には花いっぱいの観察会が出来ることを期待します。 ※イノシシによる掘り返しがいたるところで見られ、糞も転がっていました。さらに自然薯を取ったとみられる人間による堀跡も数か所あって、深く掘ったまま埋め戻しも無い跡を見て、マナーの悪さを嘆かわしく感じました。 《本日のトップテン》ヤドリギの花、ニワトコの蕾と若葉、ミツマタの花、ヒイラギナンテン、ケヤマハンノキ、ツルマサキ、ウグイス、カケス、アトリ、ヤマアカガエル(オタマジャクシ) |
◎観察した主な植物 【つぼみを観察したもの】アオキ、アブラチャン、オオバヤシャブシ、キブシ、クロモジ、ツルマサキ、ニワトコ、バッコヤナギ、ヒサカキ、フサザクラ 【冬芽を観察したもの】サンショウバラ、ミズキ 【蔓を観察したもの】イワガラミ、サルトリイバラ、ツルアジサイ、ツルマサキ、ボタンヅル ○ 観察した鳥類 ○ 〇その他観察した物〇イヌシデメフクレフシ(虫えい)、ヤマアカガエルのオタマジャクシ、イノシシの糞 |
2017.03.10(金) ビジターセンター周辺生情報 VC周辺を下見し、シキミの多い事にに気付き、今回の観察会の資料にしました。気温は3℃ですが、風も無く、やさしい陽射しの中、参加者30名がのんびり春を探して歩きました。桃源台付近まで歩き、眼下に広がる芦ノ湖とそこを行きかう遊覧船の姿に感嘆の声をあげました。レイクホテル付近ではアトリの大隊群がヒメシャラの木の下で遊び、暫し観察することができました。野鳥の森では、ヤマアカガエルの卵。黒い部分が微かにビクッと動いている様に見えたのは気のせいだったのでしょうか?その他にシキミ、ボケ、アセビの花々、バッコヤナギの蕾なども観察出来、この時期としては充分、春を探せた一日でした。 《本日のトップテン》1.アトリ2.イカル3.シロハラ4.ツグミ5.シキミ6.ボケ7.アセビ8.オニシバリ9.バッコヤナギ10.アカガエルの卵 |
◎観察した主な植物 【つぼみを観察したもの】バッコヤナギ 【冬芽や花芽を観察したもの】クロモジ、ニワトコ、フサザクラ、ミズキ 【実を観察したもの】アオキ 【ロゼットを観察した植物】スイバ、タイアザミ、ヒメオドリコソウ 【その他観察した植物】オランダミミナグサ、ツルリンドウ、ハコネイトスゲ ○ 観察した鳥類 ○ |
2017.02.24(金) ビジターセンター周辺生情報 前回に引き続きテーマは「箱根のシカ」。箱根のシカの生息数や被害状況、どのようなシカ対策が行われているか、箱根のシカ対策の問題点について、ビジターセンター館内でレクチャーを行う。その後、前回は積雪のために行くことができなかった、シカの食痕の多く残る谷を目指して歩く。園地の北端に位置するその谷は、シカの冬季の主要な餌植物であるアオキや大好物のミズナラ(どんぐり)が多く、食痕や角擦り跡(ミズキ)などを多数確認することができた。途中、ヤマアカガエルの声や卵魂、オオイヌノフグリやヒメオドリコソウ等の春の花、アトリ等の冬の鳥も観察し、冬と春の間を行き来する箱根の自然を満喫した。シカを含めた箱根の自然がいつまでも健全であるために、シカが増えすぎることのないように、みんなで意識を持って対策に取り組んでいきたいと思う。 《本日のトップテン》ヤマアカガエル、シカの痕跡、オニシバリ、キクラゲ、ヒメシロモンドクガ、テンニンソウクキコブフシ、アオゲラ、アトリ、エナガ、カケス |
◎観察した主な植物 【つぼみを観察したもの】ケヤマハンノキ、ニワトコ、ヒイラギナンテン 【冬芽を観察したもの】クロモジ 【実を観察したもの】ミズナラ ○ 観察した鳥類 ○ 〇その他観察した物〇ヤマアカガエル(声・姿・卵魂)、シカの食痕(アオキ・イヌツゲ)、シカの角擦り跡(フサザクラ・ミズキ)、キクラゲ(ニシキウツギ・フサザクラ)、ヒメシロモンドクガ(卵魂)、クワコ(繭)、虫こぶ(イヌツゲメタマフシ・クロモジメウロコフシ・テンニンソウクキコブフシ)、モグラ塚、キツネの糞 |
2017.02.10(金) ビジターセンター周辺生情報 雪上りの晴天、ビジターセンター周辺の山々が白く輝いてとても美しい。早速、雪上の宝物探しに出かけたい気持ちを抑えて、前半はビジターセンター館内で「ニホンジカ」についてレクチャーを行う。ニホンジカは、日本全国で分布を広げ、自然生態系及び人間生活に多大な影響を与えている。近年、箱根でもその姿を見かけるようになったが、その存在に気付いている人は少ない。そこで、今回は「シカはどんな動物でなぜ増えたのか、増えるとどうなるのか」について話しをした。後半は、ビジターセンター周辺をシカの生活痕を探しながら歩いた。すると、雪上の足跡やアオキの葉を食べた跡などが見つかった。実際に姿を見ることはなくても確実に存在することが分かった。次回は「箱根のシカの現状と具体的なシカ対策」について話しをして、箱根の大切な自然生態系(シカを含めた)を守るためにはどうしたらいいか、みんなで話し合いたいと思う。 |
○ 観察した鳥類 ○ 《本日のトップテン》雪景色・ウソ(ソメイヨシノの花芽を採食)・カシラダカ・ホオジロ・雪上の足跡(イノシシ・キツネ・シカ・シロハラ・ネズミ…)・アオキ(シカの食痕) |
2017.01.27(金) ビジターセンター周辺生情報 気温は4℃と高めながら、強風が吹き荒れる中での観察となった。葉や花や果実のない真冬の樹木を、いつもの冬芽の観察とは違った視点から観察した。今の時期に観察できる樹木の成長には伸長成長(背が高くなる、枝を広げる)と肥大成長(幹や枝が太くなる)がある。枝ぶり、芽鱗痕、冬芽等を注意深く観察すると、どのようにして伸びてきたかが推察できる。多様な伸長パターンに興味を持ってもらえたのか、質問が飛び交う。答えに窮する場面も(わかりません!)。肥大成長の理解には横断面の構造が不可欠だが、詳細な観察は困難なので、やむを得ず文献の図を引用した。樹皮表面の形態が樹種によっても樹齢によっても変わること、皮目などが肥大に伴って横に伸びることなどをじっくり観察した。 |
◎観察した主な植物 【樹皮、皮目、切株等】オオバノキハダ、ケヤキ、シロヤシオ、ネジキ、ヒノキ、ヒメシャラ、マユミ、ヤマザクラ ○ 観察した鳥類 ○ |
2017.01.13(金) ビジターセンター周辺生情報 鏡開きを終えたばかりの13日、寒波の襲来で気温は1℃、風もあって体感温度は氷点下だ。そんな中15名もの熱心なビジターが参加された。新年らしい華やかな話題もなく、正月飾りに使われるウラジロのめでたさにかこつけてシダ植物をとりあげた。およそ4.3億年前に初めての維管束植物として誕生したシダ植物が大繁栄し、その後裸子植物、次いで被子植物が主体となってきたことを紹介した。シダ特有の用語などを解説したのち、いざフィールドへ。しょっぱなに夏緑生のためすっかり枯草になっているゲジゲジシダをとりあげたら、エッ!こんなものを観るの?と言わんばかりの呆れ顏。ヘビノネゴザの鱗片のツートンカラーでご機嫌回復。ベニシダの仲間、オオイタチシダの仲間で「最下羽片の下向き第一小羽片」などをじっくり観察してもらう。ノキシノブ類、ハナワラビ類、シシガシラなど、シダ植物の多様な形態・生態を紹介し、トウゲシバでは同じ仲間(科)が巨大化して大繁栄した太古の昔をしのんだ。 |
◎観察した主な植物 【果実を観察した植物】キッコウハグマ、コボタンヅル、ツルシキミ、ナガバジャノヒ、ボタンヅルゲ 【蕾を観察した植物】ミツマタ ○ 観察した鳥類 ○ |
2016.12.23(金) ビジターセンター周辺生情報 静かな冬の季節、ビジターセンター周辺でも、薄く透き通ったドライフラワーになった装飾花がまだ落ちないで残っています。花の広場ではノリウツギやイワガラミのドライフラワーを観察しました。一緒に参加のビジターセンターの方が、ケヤキにぶら下がっているウスタビガの繭を見つけました。幼虫はもういなくて中には抜け殻だけが残っていました。ロープウェイ下十字路にはオニシバリの雄花が開花していました。例年よりも2か月ほど早い開花です。子供の広場展望台横ではアセビの白い花がもう開花していました。こちらも例年より1週間ほど早い開花です。子どもの広場では、ノハナショウブの枯れた果実の種子や、ツグミがツルウメモドキの果実を食べているのを観察しました。この季節ならではの見どころが一杯の観察会でした。 《本日のトップテン》 【植物】ノリウツギ、イワガラミ、オニシバリ、タマアジサイ、コアジサイ、ノハナショウブ、ツルリンドウ 【野鳥】ツグミ、ウソ 【その他】ウスタビガの繭 |
◎観察した主な植物 【ドライフラワーを観察した植物】イワガラミ、コアジサイ、タマアジサイ、ノリウツギ 【実を観察した植物】アオツヅラフジ、ウツギ、ガマズミ、カラスザンショウ、コボタンヅル、サラサドウダン、サルトリイバラ、センニンソウ、ツルウメモドキ、ツルリンドウ、ニシキウツギ、ノハナショウブ、ムラサキシキブ 【冬芽を観察した植物】エゴノキ、サラサドウダン、ニワトコ、ヒメシャラ ○ 観察した鳥類 ○ ○ その他観察した物 ○ 【虫えい】 イヌツゲメタマフシ、コナスビメタマフシ、ウスタビガの繭、キクラゲ |
2016.12.09(金) ビジターセンター周辺生情報 VC周辺には色々な果実が沢山あります。本日のテーマは野鳥と果実の関係です。野鳥が果実を食べる行動は3パターンあります。果肉ではなく種子を食べる、種子ではなく果肉を食べる、果実を丸呑みする。さらに果実を丸呑みするには2パターンあります。丸呑みして種子を口から吐き出す、種子を糞として出す。植物にとってはどのパターンがよいのでしょうか。果実を丸呑みして糞として種子を出すのが有り難いでしょう。なぜなら種子を遠くに運んで散布してくれるからです。オオモミジとアトリ、カラスザンショウとルリビタキ、エゴノキとヤマガラ、ニシキウツギとウソ、オオバヤシャブシとマヒワ、ヤドリギとレンジャク等の植物と野鳥の関係を果実のある所で、皆で考えてみました。実際にオオバヤシャブシ、オオモミジ、ニシキウツギ等の種子を取り出して野鳥が食べるものを観察しました。あいにく、果実を食べている野鳥は観察できませんでしたがアトリ、マヒワが大群で姿を現してくれました。今日は風の冷たい寒い日でしたが、沢山のビジターが参加され、PVも大勢参加し賑やかな観察会でした。 《本日のトップテン》 【植物】オオバヤシャブシ、カラスザンショウ、ツルウメモドキ、ツルマサキ、ニシキウツギ、ヤドリギ 【野鳥】アトリ、ジョウビタキ、ツグミ、マヒワ |
◎観察した主な植物 【その他観察した植物】エゴノキ、カナウツギ(紅葉)、コブシ(冬芽)、ズミ、ナナカマド(冬芽)、ハコネグミ、マメザクラ(冬芽) ○ 観察した鳥類 ○ ○ その他観察した物 ○ 【虫えい】 イヌツゲメタマフシ、クロモジメフクレフシ、ケヤキハフクロフシ |
2016.11.25(金) ビジターセンター周辺生情報 昨日は11月としては54年ぶりの大雪です。スタッドレスタイヤに急きょ取替えました。本日は快晴のもと、雪化粧した真っ白な富士山と箱根連山が朝日に照らされてとてもきれいです。道路の凍結などを考慮し9時に無事ビジターセンターに着くと積雪10p以上あります。温度計は3℃でしたが、日差し暖かでそれほど寒くなく、ビジターセンター周辺は最高の冬景色です。ヒメシャラの枝に積もった雪が太陽に反射してキラキラと光り、青空とのコントラストが何とも言えない美しさを際立たせてくれます。参加者全員長靴を履いて足元に注意しながら雪の中を花の広場横道から湖尻方面に歩きます。日差しの中マユミの実と雪の競演は見事な光景です。湖尻ふれあい園地、雪の中のイロハモミジの紅葉はなかなか見られない景色です。湖尻園地では、アトリの群をじっくり観察することができ、スポッティングスコープで♂と♀2羽並んでいるのを見ることもできました。芦ノ湖キャンプ村では水辺の鳥の観察です。芦ノ湖には多くの水鳥が来ていますが、岸部の草木が刈り取られてしまい、今年は水鳥たちが岸部にあまりこないようなので、スポッティングスコープでも観察しました。つどいの原っぱ〜白百合台園地へと自然の雪景色は素晴らしい眺めです。この季節の雪もなかなか楽しいもので、一直線に進むキツネの足跡がありました。本日のお目当てのベニマシコの姿を目視できませんが鳴声は聞けました。白百合台園地ではムラサキシキブの実が雪の中で、それは美しく清楚に輝いていました。白百合台ではカシラダカの群が雪の中に落ちた木の実を食べていました。スコープ持参のKさんの誘導でほぼ予定どうりのコースを雪道でしたが安全に回ることが出来ました。ありがとうございます。『人生で一度の最高の雪景色を見られた』と言われた常連ビジターさんの言葉が耳に残ります。 |
◎観察した主な植物 ○ 観察した山野の鳥類 ○ ○ 観察した水辺の鳥類 ○ アオサギ、オオバン、オカヨシガモ、キンクロハジロ、ヒドリガモ、ホシハジロ 《本日のトップテン》 【植物】ムラサキシキブ、マユミ、ツルリンドウ【野鳥】アトリ、カシラダカ、ツグミ、ベニマシコ、オオバン、ヒドリガモ、ホシハジロ |
2016.11.11(金) ビジターセンター周辺生情報 このところの冷え込みで箱根の紅葉も一気に色付き幸運にもちょうど見ごろの時にあたりました。天気予報では午前中雨と云うことで早朝は雨が降っていましたが、観察をスタートするころには雨も上がり途中では薄日もさすほどで、紅葉の時期とともに天候にも恵まれ、紅葉真っ盛りの箱根を楽しむことが出来ました。自然観察歩道には紅葉(黄葉)する木がいっぱいです。大木のオオモミジ、エンコウカエデ、黄色が眩しく輝いているウリカエデ、美しい配色のウリハダカエデ、真っ赤に紅葉しているツタウルシやサンカクヅルなど見ていると時間の経つのを忘れてしまいそうです。レイクホテル前の庭は箱根の紅葉の集大成で、その美しさに歓声が上がりました。庭の奥にはイヌブナがあり山に生える木のイヌブナの紅葉が観察できました。花の広場にはイロハモミジ、オオモミジ、カジカエデ、エンコウカエデ、ケヤキなど紅葉する木の代表格が勢ぞろい。今日の観察会の復習をしながらVCへ戻りました。 《本日のトップテン》 【植物】イロハモミジ、オオモミジ、ウリハダカエデ、ウリカエデ(黄葉)、カジカエデ(黄葉)、ケヤキ(黄葉)、イヌブナ(黄葉)、ジョウビタキ、モズ、アトリ |
◎観察した主な植物 【紅葉(黄葉)を観察した植物】アオハダ、アカメガシワ、アブラチャン、イタドリ、エンコウカエデ、イヌブナ、イロハモミジ、ウリカエデ、ウリハダカエデ、オオモミジ、オカトラノオ、カジカエデ、カナウツギ、カマツカ、クロモジ、ケヤキ、コシアブラ、コナラ、サラサドウダン、サンカクヅル、ダンコウバイ、チドリノキ、ツタウルシ、ニシキギ、ヒメシャラ、フサザクラ、ブナ、ホソエカエデ、ミズキ、ヤマボウシ 【実を観察した植物】アオツヅラフジ、ウリハダカエデ、オニドコロ、ガマズミ、カマツカ、ケヤキ、コボタンヅル、ゴマギ、サラサドウダン、サルトリイバラ、サルナシ、サンカクヅル、スイカズラ、ズミ、センニンソウ、ツチアケビ、ツリバナ、ツルウメモドキ、ツルマサキ、ツルリンドウ、ニシキギ、マユミ、ミズキ、ミヤマガマズミ、ムラサキシキブ 【冬芽を観察した植物】 クリ、クロモジ ○ 観察した鳥類 ○ ○ 観察した昆虫類 ○ キシャヤスデ、ケヤキヒトスジワタムシ |
2016.10.28(金) ビジターセンター周辺生情報 実りの秋となり、ビジターセンター周辺でもいろいろな木の実が色をつけています。今回のミニ観察会は、初夏に観察した「いろいろな木の実」の秋バージョンとしてテーマを設定しました。サンショウの実は、赤く熟して二つに裂け、中から黒くてつやのある種子があらわれていました。クサギも星形の赤い萼片の中に濃い藍色の実が輝いていました。ビジターセンター周辺の多くの場所でムラサキシキブの上品な紫色の実が見られました。実がついて初めてここにもムラサキシキブがあると気付かされました。ガマズミも多くの場所で赤い実をつけていました。ケヤキの紅葉(黄葉)も真っ盛りです。ウリハダカエデの紅葉もちょうど始まり緑の葉とのグラデーションがとても美しくなっています。雨の中の落ち葉、紅葉の始まり、木の実の輝きと秋の見どころがいっぱいの観察会でした。 《本日のトップテン》 【植物】サンショウ(実)、クサギ(実)、カマツカ(実)、アオツヅラフジ(実)、ガマズミ(実)、リュウノウギク(花)、リンドウ(花)【鳥】ヤマガラ 【昆虫】キシャヤスデ(節足動物) 【虫えい】イヌシデメフクレフシ |
◎観察した主な植物 【葉を観察した植物】 ウリハダカエデ、ケヤキ 【実を観察した植物】アオツヅラフジ、アセビ、イヌザンショウ、ウツギ、ウド、エゴノキ、ガマズミ、カマツカ、キブシ、クサギ、ゲンノショウコ、コボタンヅル、サラサドウダン、サルトリイバラ、サンカクヅル、サンショウ、スイカズラ、ズミ、ツルウメモドキ、ツルシキミ、ニシキギ、ヒメシャラ、ヘクソカズラ、ホトトギス、マツムシソウ、マユミ、ミズキ、ミヤマガマズミ、ムラサキシキブ、ヤマノイモ、ヤマボウシ 【冬芽を観察した植物】 キブシ、クロモジ、コブシ ○ 観察した鳥類 ○ ○ 観察した昆虫類 ○ アザミオオヒゲナガアブラムシ、イタドリオマルアブラムシ、キシャヤスデ、クサギカメムシ、ザトウムシの仲間 〇観察した虫えい〇 イヌシデメフクレフシ、イヌツゲメタマフシ |
2016.10.14(金) ビジターセンター周辺生情報 夏のような暑さの箱根から涼しいと思える秋を通り越し、一挙に冬へ移り変わったような寒さに、上着を一枚増やさなければと迷うような陽気。しかし陽射しに恵まれ、多くのビジターが参加し、初夏に実施した「虫えい(虫こぶ)を探そう」の秋版として「秋の虫えいとそれらの形成者たち」をテーマに観察会をスタートした。本日の観察対象の一つ、虫えい形成者や関連する昆虫の体長は概(おおむ)ね4mm以下、肉眼では判断不能のため皆でルーペをポケットに観察ポイントへ向かう。アブラムシが形成する虫えい「エゴノネコアシ」、「ヌルデミミフシ」では、アブラムシが有性生殖する一次寄生から単為生生殖する二次寄生へ寄生転換する移住性アブラムシの生活環を観察する。然(しか)しながらその形成者である「エゴノネコアシアブラムシ」や「ヌルデシロアブラムシ」の個体は見当たらず、近くのタイアザミに寄生する「アザミオオヒゲナガアブラムシ」のコロニーをルーペで調査。このアブラムシは虫えいを形成せず寄生転換もしないが、子孫を多く産出する無翅型成虫と新しい株に移動し子孫を残すため翅を持った有翅型成虫を探し、アブラムシの生態を観察する。アブラムシ=害虫というイメージがあるが、ルーペの世界では口吻(こうふん)で師管液を吸汁する滑稽な姿、また地上でのプランクトン的な存在で生態系に寄与しているアブラムシを少しでも理解してもらえたようだ。「ウコギトガリキジラミ」が形成する「ウコギハグキツトフシ」では、ウコギの葉柄に形成された虫えいが数多く見られた。裂開した虫えい近辺の葉で羽化したばかりの成虫を発見、セミにも似た姿をルーペで観察し、昆虫であることを再認識する。タマバエの仲間が形成する虫えいは数多くあるが、生活史が不明なものが多い。タマバエの虫えいはタマバエによる植物の腋芽、花芽、葉芽、蕾、幼果への産卵刺激により各々の部位に虫えいの形成が始まり、幼虫の成長とともに虫えいも成熟するという。今回は5種類のタマバエの虫えいを観察できたが、虫えいに残った萼片から花托部の肥大と考えられる「アキノキリンソウミフクレフシ」、クロモジの花芽が大きな蕾のように肥大した「クロモジメウロコフシ」にビックリしながら興味津々、そして大喜び。虫えいについて興味を深めてもらえたようだ。観察ポイントへの移動途中、恒例となった“くちなおし”。ツリバナ、コマユミ、ミヤマガマズミ、ウメモドキ、ニシキギなど秋を彩る赤い果実やサラシナショウマ、アキノキリンソウ、タムラソウ、ヤマラッキョウ、ユウガギクなどの優しさに心を癒され、秋を満喫した楽しい観察会は、あっという間に終了した。 |
◎観察した主な植物 【実を観察した植物】アオキ、アカネ、ウメモドキ、エゴノキ、オニドコロ、ガマズミ、クサギ、ゲンノショウコ、コブシ、コボタンヅル、コマユミ、サルトリイバラ、サワフタギ、サンカクヅル、シキミ、センニンソウ、ツリバナ、ツルウメモドキ、テンニンソウ、ニシキギ、ノブドウ、マユミ、ミツバアケビ、ミヤマガマズミ、ヤマボウシ ○ 観察した鳥類 ○ ○ 観察した昆虫類 ○ アカスジキンカメムシの幼虫、アザミオオヒゲナガアブラムシ、イタドリオマルアブラムシ、イチモンジセセリ、ウコギトガリキジラミ、ウラナミシジミ、キタキチョウ、ツマグロヒョウモン、ツマグロオオヨコバイ、トラマルハナバチ、ドロハマキチョキリ、ヨモギハムシ 〇観察した虫えい〇アカネツボミフクレフシ、アキノキリンソウミフクレフシ、イヌツゲメタマフシ、ウコギハグキツトフシ、エゴノネコアシ、クロモジメウロコフシ、ヌルデミミフシ、ノブドウミフクレフシ 《本日のトップテン》 【植物】サラシナショウマ(花)、ツリバナ(果実)、ユウガギク 【虫えい】アカネツボミフクレフシ、アキノキリンソウミフクレフシ、ウコギハグキツトフシ、クロモジメウロコフシ 【野鳥】キビタキ 【昆虫】アカスジキンカメムシの幼虫、ドロハマキチョキリ |
2016.09.23(金) ビジターセンター周辺生情報 今年は実りの秋です。VC周辺には赤い色、黒い色の果実が沢山あります。そこで本日のテーマは「果実の色」です。果実の色の役目は何でしょうか。鳥や動物に見つけてもらい、種子を遠くに運んでもらって子孫を増やすためでしょう。赤い色の果実の代表はヤマボウシです。ヤマボウシは集合果です。落ちている果実を解剖してどのような構造か調べました。黒い色の果実の代表はミズキです。ミズキを見つけて果実の黒い色と花柄の赤い色を観察しました。黒い色の果皮は紫外線を反射します。鳥は紫外線が見えるので黒い色の果実は良く見えます。また黒い果実と赤い色の花柄は緑の葉の中では非常に目立ちます。これは二色効果と言われています。サンカクヅルの黒い実が沢山なっていました。ブドウみたいで鳥や動物は美味しく食べているのでしょう。その他、際立って赤く見える果実はガマズミ、ヤブデマリでした。今日の天気予報は大雨でしたが、観察を始める時には雨は降っていませんでした。暫くして雨が降り始め、傘を片手に観察しました。雨の中、赤い色及び黒い果実を探す観察会でした。 《本日のトップテン》 【植物】ガマズミ、カラスザンショウ、サルナシ、サンカクヅル、サンショウ、ホトトギス、ミズキ、ミツバアケビ、ヤマボウシ【虫えい】ノブドウミフクレフシ |
◎観察した主な植物 【蕾を観察した植物】キッコウハグマ、センブリ 【実を観察した植物】アオキ、アセビ、イヌザンショウ、イヌツゲ、エゴノキ、オオバギボウシ、オオモミジ、ガマズミ、カマツカ、カラスザンショウ、キハダ、クロモジ、ゲンノショウコ、コボタンヅル、ゴマギ、コマユミ、サルナシ、サンカクヅル、サンショウ、スイカズラ、ズミ、ツチアケビ、ツルリンドウ、ネムノキ、ノブドウ、ヒメシャラ、ミズキ、ミツバアケビ、ミヤマイボタ、ミヤマガマズミ、ヤブデマリ、ヤマボウシ ○ 観察した鳥類 ○ ○ 観察した昆虫類 ○ イチモンジセセリ、ウスバキトンボ、キタキチョウ、ザトウムシの仲間、シリアゲムシの仲間、ツマグロヒョウモン、トホシカメムシ、ハムシの仲間、ミドリヒョウモン 〇観察した虫えい〇アカガシハイボケフシ、ガマズミミケフシ、ノブドウミフクレフシ、ノリウツギミフクレフシ |
2016.09.09(金) ビジターセンター周辺生情報 今日の観察会は、環境省事務所北側の路地で、テーマの一つであるオニドコロとヤマノイモの雌花探しからはじめました。ヤマノイモ科の雌花は花の下に緑色の子房がついているので、雄花とは見分けることができます。特に今の時期は、3枚の羽根を貼り合わせたような果実が出来始めているので、簡単に探すことができるので、ビジターさんはじめ皆で熱心に観察することが出来ました。県保全センター出張所の駐車場までの短い距離の区間ですが、他にホトトギス、ツルニンジン等、満開です。その後、県道を渡り子供の広場では、マルバハギ、ハイメドハギが満開。ワレモコウ、ススキ、オミナエシ等も箱根に秋を運んできてくれています。そしてこれらの花に群がる蝶、ハチ類も園地に秋を添えています。「箱根の秋」を満喫した観察会でした。 〇観察した虫えい〇 コアカソミトゲフシ、ノリウツギミフクレフシ 《本日のトップテン》 ホトトギス(花)、シロヨメナ(花)、ノコンギク(花)、マルバハギ(花)、ハイメドハギ(花)、ヤマノイモ(実)、オニドコロ(実)、サカハチチョウ、ツバメシジミ、ノリウツギミフクレフシ(虫えい) |
◎観察した主な植物 【実を観察した植物】コマユミ、サンカクヅル、ノハナショウブ、ハンショウヅル、ミズタマソウ、ミツバアケビ、ヤマノイモ、ヤマボウシ ○ 観察した鳥類 ○ ○ 観察した昆虫類 ○ イチモンジセセリ、ウスバキトンボ、エンマコオロギ、オナガアゲハ、カバイロトゲマダラアブラムシ、キタキチョウ、サカハチチョウ、ジカバチの仲間、スジグロシロチョウ、ススキアブラムシの仲間、ツクツクボウシ、ツバメシジミ、ツマグロヒョウモン、トラマルハナバチ、ナミハナアブ、ベニシジミ、マルカメムシ、ミヤマアカネ、ヤマトシリアゲ |
2016.08.26(金) ビジターセンター周辺生情報 残暑が厳しい中、素晴らしい青空のもとで少し早いのですが「秋の七草」を求め、32名がゾロゾロと賑やかにVC周辺を散策しました。萩、尾花(ススキ)、撫子(カワラナデシコ)は満開でした。藤袴(フジバカマ)はヒヨドリバナで、女郎花(オミナエシ)はオトコエシを観察したことで良しとしました(!?)朝顔(今のキキョウ)と葛(クズ)は観察出来ませんでした。アリーナ付近では、サンカクヅルの実が見事な葡萄の房になり、重たそうに垂れ、サルトリイバラもビッシリと実をつけていました。ビジターの方がいつもより多く参加して下さり、PVも嬉しい悲鳴。大変お疲れ様でした。なお、初参加8名の方々からは、「楽しかった」「勉強になった」などの感想をいただきました。 《本日のトップテン》 カワラナデシコ、マツムシソウ、クサギ、サンカクヅルの実、サルトリイバラの実、センニンソウ、コゲラ、タカネトンボ、ゴマダラカミキリムシ、ミドリヒョウモン |
◎観察した主な植物 【実を観察した植物】エゴノキ、ガマズミ、キツネノボタン、クロモジ、サルトリイバラ、サンカクヅル、ツチアケビ、マユミ、ミズタマソウ、ムラサキシキブ、ヤマキツネノボタン、ヤマボウシ ○ 観察した鳥類 ○ ○ 観察した昆虫類 ○ イチモンジセセリ、ウスバキトンボ、オオシオカラトンボ、オニヤンマの仲間、カラスアゲハ、キタキチョウ、コバネイナゴ、ゴマダラカミキリムシ、コミスジ、シオカラトンボ、ジガバチの仲間、ススキアブラムシの仲間、センノカミキリ、ダイミョウセセリ、タカネトンボ、ツクツクボウシ、ツマグロヒョウモン、トラマルハナバチ、ヒメウラナミジャノメ、ホソヒラタアブ、ベニシジミ、ミドリヒョウモン、モンキチョウ、ヤマトシジミ、ヤマブドウ葉コブフシの仲間 |
2016.08.12(金) ビジターセンター周辺生情報 今日は、曇り空で日差しこそありませんが、蒸し暑い観察会でした。この10日間ビジターセンター周辺は、職人さんが入り、ビジターさんが観察、散策しやすいように草刈りをしたばかりでした。頭を刈った草丈の短い草原を避け、風の通る樹木の下をゆっくり歩きながら高い梢、足元の草花を観察しました。 《本日のトップテン》 タマアジサイ、コボタンヅル、ギンミズヒキ、サルナシ、ツリガネニンジン、ヌスビトハギ、コバギボウシ、コミスジ、イカル、メジロ |
◎観察した主な植物 【蕾を観察した植物】コシアブラ、シラヤマギク、センニンソウ 【実を観察した植物】アセビ、イヌザンショウ、エゴノキ、オオバノキハダ、オオバヤシャブシ、カマツカ、クロモジ、ゴマギ、コマユミ、サルナシ、サンカクヅル、ツチアケビ、ヤブデマリ、ヤマボウシ 【葉を観察した植物】ウリハダカエデ、ウリカエデ、センブリ ○ 観察した鳥類 ○ ○ 観察した昆虫類 ○ カラスアゲハ、キタキチョウ、コマルハナバチ、コミスジ、クロマルハナバチ、ジガバチの仲間、スジグロシロチョウ、ダイミョウセセリ、ヒラタアブの仲間、ミンミンゼミ ○その他観察した物○ 虫えい=エゴノキハヒラタマルフシ、イヌツゲメタマフシ、ヘクソカズラツボミマルフシ |
2016.07.22(金) ビジターセンター周辺生情報 梅雨明けが待ち遠しい、肌寒い雨の箱根です。今日のテーマは「富士箱根要素(フォッサマグナ要素)の植物」ということで、ビジターセンター内で「フォッサマグナ」の話を少しした後、子供の広場手前にある2本のハコネグミを観察。花の時期はすでに過ぎているが、特徴である波打つ葉、枝・葉等に見られる星状毛を観察。いつも少ししか実らないという果実を皆で探したが、やはり見つからなかった。この後、子供の広場横の小道を、ツチアケビ、シロバナイナモリソウ等を観察しながら歩く。野鳥の森の池では、サンカクイの茎に止まり羽化中のオニヤンマを観ることができた。後半は自然学習歩道をまわり、ウツボグサ、ノリウツギ、開き始めたタマアジサイ等を観察しながらVCに戻った。終始止むことなく降り続いた雨、青空を待ってオニヤンマは飛び立って行くのかな?などと思いつつ観察会を終了しました。 《本日のトップテン》 ハコネグミ(葉)、キハダ(実)、ノリウツギ(花)、タマアジサイ(花)、ウツボグサ(花)、ネムノキ(花)、ツチアケビ(花と実)、サルナシ(実)、羽化中のオニヤンマ、ヘクソカズラツボミマルフシ(虫こぶ) |
◎観察した主な植物 【蕾を観察した植物】ウバユリ、カナウツギ 【実を観察した植物】オオバヤシャブシ、キハダ、サルナシ、サンカクイ、サンカクヅル、ツチアケビ(花)、ハナイカダ、ミツバアケビ、ムラサキシキブ、ヤブデマリ 【葉を観察した植物】センブリ、ハコネグミ、シュウブンソウ、ダンコウバイ ○ 観察した鳥類 ○ ○ 観察した昆虫類 ○ エンマコオロギ(幼虫)、オニヤンマ(羽化中、ヤゴの抜け殻)、キタキチョウ、シオカラトンボ、ヒグラシ、ツユムシの仲間 ○観察した虫こぶ○ ウツギメタマフシ、ハナイカダミフクレフシ、ヘクソカズラツボミマルフシ ○その他観察した物○ イノシシの土耕跡 |
2016.07.8(金) ビジターセンター周辺生情報 昨日までの猛暑から梅雨空に戻りほっとした観察日和になりました。本日のテーマは「VC周辺初夏・見頃の花」です。箱根の山で一番似合う木はヒメシャラだと思っています。今年はそのヒメシャラがツバキに似た白い小さな花を沢山咲かせました。子供の広場ではカキラン・ノハナショウブ・オカトラノオ・クサレダマなど初夏の花々が清々しく咲いています。野鳥の森ではホタルブクロとヤマホタルブクロが歩道隔て見事に咲いています。ガク片の湾入部の違いなどをしっかりと観察できました。白百合台園地から花の広場へと「五感で観察」を念頭に、野鳥の囀りに耳を傾けながらVC周辺で次々と咲き競う初夏の花を楽しめた観察会でした。やっぱり、日本の野草はいいですね。大事に見守って行きたいと思います。 《本日のトップテン》 【植物】オカトラノオ、カキラン、クサレダマ、ノハナショウブ、ヒメシャラ、ほたるムラサキシキブ、ヤマホタルブクロ 【鳥】アオジ、ホオジロ 【虫えい(虫こぶ)】エゴノネコアシ |
◎観察した主な植物 【蕾を観察した植物】ウバユリ、タマアジサイ、ネムノキ、リョウブ 【実を観察した植物】アセビ、カマツカ、ケキツネノボタン、コブシ、サンショウバラ、チガヤ、ノアザミ、ハナイカダ、ホソバテンナンショウ、ヤブデマリ、ヤマオダマキ、ヤマボウシ 【葉を観察した植物】クサコアカソ、タイアザミ、マルバハギ ○ 観察した鳥類 ○ ○ 観察した昆虫類 ○ アカクビナガハムシ、アジアイトトンボ、ウスバキトンボ、エサキモンキツノカメムシ、オオスジコガネ、オオヒラタシデムシ、オバボタル、カノコガ、キタキチョウ、クロマルハナバチ、スジグロシロチョウ、チュウレンジバチの幼虫(カマツカの葉)、トンボエダシャク、マメコガネ ○観察した虫えい○ ウツギメタマフシ、エゴノキハヒラタマルフシ、エゴノネコアシ |
2016.06.24(金) ビジターセンター周辺生情報 梅雨に入り雨が心配でしたが、幸い曇り空の中、風も心地よく観察会にはちょうどいい天候でした。初夏のこの季節は、花から果実に代わり始めたいろいろな植物が観察できます。ウツギは、花の終わりかけで、お椀(果実)の中心から数本の箸(雌しべ花柱)が付だしていました。アセビやエゴノキも花が実になりかけていました。花の広場では、ノリウツギの木にイワガラミがよじ登っていました。イワガラミが、茎から付着根を出して巻き付けている様子を観察しました。野鳥の森の外周路ではツチアケビの花が見られました。赤いウインナーのような実は見る機会があるのですが、このような花の季節に巡りあう機会は少ないのでビジターさんも喜んでいました。梅雨の季節ですが、いろいろな木の実が出始め、ヤマボウシが一段と美しく感じられる初夏の箱根でした。 《本日のトップテン》 【植物】イワガラミ(花)、ツチアケビ(花)、ヤマボウシ(花)、ウツギ(実)、ミツバアケビ(実)、サルトリイバラ(実)、 【鳥】ホトトギス、ホオジロ 【昆虫類(蛾)】ウスキツバメエダシャク、トンボエダシャク |
◎観察した主な植物 【蕾を観察した植物】イワガラミ、タマアジサイ、ツチアケビ、ヤマアジサイ、リョウブ 【実を観察した植物】アケビ、アセビ、ウツギ、エゴノキ、オオシマザクラ、オオバノキハダ、カジカエデ、ガマズミ、カマツカ、キブシ、クロモジ、コブシ、サルトリイバラ、サンショウ、サンショウバラ、ニワトコ、ハナイカダ、ヘビイチゴ、マユミ、ミズキ、ミツバアケビ、ミツバウツギ、モミジイチゴ、ヤマグワ、ヤマザクラ、ヤマボウシ 【葉を観察した植物】サンカクヅル、スズタケ、ノリウツギ 【その他観察した植物】ツチグリ ○ 観察した鳥類 ○ ○ 観察した昆虫類 ○ ウスキツバメエダシャク、オバボタル、カノコガ、クヌギカメムシの仲間、クロヤマオオアリ、クワキジラミ、クロジョウカイ、コイチャコガネ、コメツキムシの仲間、ジャコウアゲハ、ジョウカイボン、スジグロシロチョウ、ダイミョウセセリ、ドロハマキチョッキリ(揺籃)、トンボエダシャク、ハネカクシの仲間、ヒシバッタの仲間、ヒメアシナガコガネ、ハラズネヒゲボソゾウムシ、モンキチョウ、ヒョウモンエダシャク、ヨコバイの仲間 |
2016.06.10(金) ビジターセンター周辺生情報 今回、虫こぶに親しみ楽しんで観察して戴くことを目的として、標記のテーマを選定した。しかしVC周辺では、虫こぶの観察ポイントが散在している。少しでも多くの虫こぶをビジターに楽しんで観察して戴くためには、観察ポイント間の移動を速やかに誘導する必要がある。そのため、ビジターを含めた事前ミーティングで、「虫こぶとはどのようなものか?」、「どのような場所?」の「どのような植物?」の「どのような部位に形成されるのか?」を説明。また少し早いペースでの歩行も要求されるため、「歩行中の安全」などの注意事項と、虫こぶ内の生物たちの生態を知って戴き、「生物の生命を大切に」することをお願いして出発する。屋外は梅雨の合間の晴天で、陽射しは強いが日陰の風がとても心地よく、足取り軽く観察ポイントへ向かう。自然学習歩道では、葉表に逆さのトリックが載ったように見える「ケヤキハフクロフシ」、タマバエが脱出した穴に生命の気配が感じられる「ウツギメタマフシ」、葉脈の間が葉表側につまんだように膨れ、その中の生物が気になる「クマヤナギハフクロフシ」、葉がイボイボで一寸不気味な「アカガシハイボケフシ」、野鳥の森では、未だに青く未成熟な実のような「アオキミフクレフシ」など、次々と見つけて興味津々で観察ポイントする。移動距離が長い観察ポイント間は、エゴノキ、コアジサイ、ノアザミ、ヤマボウシなどの花や、ドロハマキチョッキリの揺籃など観察し、虫こぶ探しはさらに続く。花の広場へ向かう途中、まるで実のような「イヌツゲメタマフシ」、葉の表裏についたボタンのような「エゴノキハヒラタマルフシ」、今はドライフラワーのような昨年の「エゴノネコアシ」を見つけ、さらに興味は深まる。花の広場では、箱根が宮崎県に次いで2番目の報告例という「ヒメシャラハミャクコブフシ」、頂芽の鱗片の肥大が実と勘違いしそうな「イヌシデメフクレフシ」などにビックリ。葉表に鶏のトサカ状の「サクラハトサカフシ」では、虫こぶ内の「サクラフシアブラムシ」を葉裏スリットからルーペで観察。「本当に居た、見えた」と大喜び。最後は、葉表に鎮座した紫の鳥帽子状の「ヨモギハエボシフシ」で締め括り、12種類の虫こぶを観察したミニ観察会は、賑やかで楽しい雰囲気の中で無事に終了した。 |
◎観察した主な植物 【蕾を観察した植物】ウメモドキ、コゴメウツギ、サンカクヅル、ムラサキシキブ 【実を観察した植物】オオシマザクラ、コバノガマズミ、サラサドウダン、スズメノヤリ、ニワトコ、モミジイチゴ、ヤマグワ ○ 観察した鳥類 ○ ○ 観察した主な虫えい(虫こぶ) ○ アオキミフクレフシ、アカガシハイボケフシ、イヌシデメフクレフシ、イヌツゲメタマフシ、ウツギメタマフシ、エゴノキハヒラタマルフシ、エゴノネコアシ、クマヤナギハフクロフシ、ケヤキハフクロフシ、サクラハトサカフシ、ヒメシャラハミャクコブフシ、ヨモギハエボシフシ 《本日のトップテン》 【植物】エゴノキ(花)、コアジサイ(花)、ノアザミ(花)、ヤマボウシ(花) 【虫えい(虫こぶ)】イヌシデメフクレフシ、クマヤナギハフクロフシ、サクラハトサカフシ、ヒメシャラハミャクコブフシ、ヨモギハエボシフシ 【昆虫類】ドロハマキチョッキリの揺籃 |
2016.05.27(金) ビジターセンター周辺生情報 本日のテーマは「黄色い花」です。花の色の役目は何でしょうか。虫を呼んで受粉させるためかもしれません。黄色い花は人間にとってもよく目立ちますが、虫にとっても黄色は目立つ色なのでしょう。受粉を昆虫に依存する植物は昆虫が来てくれる確率の高い黄色の花を咲かせるように進化したのかもしれません。今日は朝方からの雨で花や葉が濡れて、グリーンの葉を背景にした黄色い花は際立って見えました。VCの周辺及び花の広場で黄色い花を皆で探しました。探せば沢山あるものです。16種の黄色い花を見つけました。ウマノアシガタ、コウゾリナ、ニガナ、ジシバリは沢山咲いていて直ぐに見つかりましたが、数輪しか咲いてないハナニガナ等もありました。小雨の残るなか予定通り10時から観察を始めました。しばらくして雨も上がり、黄色い花を探す楽しい観察会でした。 《本日のトップテン》 【植物】ウマノアシガタ、コウゾリナ、ジシバリ、ニガナ、ニシキウツギ、ハンショウヅル、ミズキ、ヤブデマリ 【鳥類】ホトトギス 【昆虫類】ヒメアシナガコガネ |
◎観察した主な植物 【蕾を観察した植物】コアジサイ、エゴノキ、ノリウツギ、ハコネウツギ、ヤマボウシ 【実を観察した植物】コブシ、ヘビイチゴ、マメザクラ、ヤブヘビイチゴ 【その他観察した植物】ツチグリ ○ 観察した鳥類 ○ |
2016.04.22(金) ビジターセンター周辺生情報 昨夜の雨が上がり、晴天にも恵まれた絶好の観察日和。競い合うように咲き誇ったヤマザクラやオオシマザクラは早くも花が散り始めているが、この時期は赤茶色や緑色の葉で直ぐに識別できる。その見事な大木の葉でそれぞれの花外蜜腺を目視観察した。小さな花を下向きに咲かせるマメザクラは楚々として愛らしく春の到来を告げている。ミツバツツジは満開、トウゴクミツバツツジは咲き始め、その鮮やかな紅紫花は新緑により一層引き立ち、美しい景観だ。それぞれ近づいて雄しべを教える。子供の広場見晴らし台からは、箱根外輪山がくっきりと姿を見せて爽やかな眺め。山の上ではまもなくトウゴクミツバツツジやシロヤシオなどが咲き登山者を楽しませてくれる。ウグイスなど野鳥の囀りに耳を傾けながら、VC周辺で次々と咲き競う春の花を満悦した観察会でした。 《本日のトップテン》 【植物】ミツバツツジ、トウゴクミツバツツジ、ヤマザクラ、オオシマザクラ、マメザクラ、クサボケ、ニリンソウ 【鳥類】シジュウカラ、ヤマガラ 【昆虫類】ベニヒラタムシ |
◎観察した主な植物 【葉を観察した植物】ワラビ、ツルマサキ、ヒメノキシノブ ○ 観察した鳥類 ○ ○ その他観察した物 ○ ヤマアカガエルの幼生(オタマジャクシ) |
2016.04.08(金) ビジターセンター周辺生情報 前日は春の嵐が吹き荒れましたが、当日は青空で風もなく、安心して始められました。しかし途中から曇ってしまいました。湿った散策路、風雨で落ちた小枝に気を配る注意をビジターさんに伝え、私も気を配りました。学習路はどなたかのご配慮でしょうか、驚くほど片付き、歩きやすくなっていました。キブシの花の垂れ下がりを、みんなでのぞき込んで観察。進んですぐ右折、別のキブシを見て驚きです。雌花と雄花の違いがはっきりと分かりました。淡い黄色の総状花序は雌花でした。自然の樹形ではさらに、両者の小さな花の中を見比べてみて違いを実感しました。観察会ならではの感動の初当番でした。また、その近くではカントウミヤマカタバミ、子供の広場に出てヒナスミレなどに出会い、野鳥の森では皆さん夢中で植物観察しておりました。自然学習路ではナナカマドやシカの食痕が残るアオキを観察、アオキの上部に近い葉はしっかり食べられていました。ここでシカ害をそれぞれの参加者に考える提案をしました。道路横断、最後にオオイヌノフグリ観察で終了。ここで解散しました。 《本日のトップテン》 【植物】オオイヌノフグリ、カントウミヤマカタバミ、キブシ、ナナカマド、ヒナスミレ、マメザクラ 【鳥類】カケス、カワラヒワ 【昆虫類】ビロードツリアブ 【その他】ヤマアカガエルの幼生(オタマジャクシ) |
◎観察した主な植物 【葉を観察した植物】ガマズミ、カマツカ、ズミ、フサザクラ、ヨモギ ○ 観察した鳥類 ○ ○ その他観察した物 ○ スギナ(胞子茎)、ヒキガエル、ヤマアカガエルの幼生(オタマジャクシ) |
2016.3.25(金) ビジターセンター周辺生情報 ○ 天候: 曇り 気温 2℃ ○ 参加者:27名 (PV9名ビジター18名) ○ 観察テーマ:「フサザクラ」「ヒイラギナンテン」 ○ 観察コース VC〜自然学習路〜野鳥の森〜白百合台園地〜花の広場〜VC 東京や横浜では桜が開花したというのに、真冬に逆戻りしたかのような寒さ。冠ケ岳の"クマさん"も"白クマさん"に変身していた。そんな中、18名ものビジターが参加され、うれしい悲鳴である。咲き始めた早春の花々のつくりや、花粉の媒介などに着目して観察した。早くも満開に近いアセビはしたたかだ。体に有害成分をもって外敵からの食害を免れるばかりでなく、下向きに咲く壺型の花の中には、昆虫に確実に花粉を運ばせるための仕掛けが隠されているとか。バッコヤナギの花芽のほとんどはフカフカの銀色の絹毛に覆われていたが、いくつかは絹毛の間から雄しべが顔をのぞかせ、黄色くなっていた。VC周辺に1ケ所しかないフサザクラがちょうど見ごろだ。葉が出る前に暗紅色の花が房状になって咲くのでこの名がついたそうだ。ヒイラギナンテンはVC周辺の林縁に散在する。黄色く咲いた花穂からいいにおいが漂ってくる。ハナバチやハナアブになったつもりで花の奥を刺激してやると、雄しべがギュッと内側に曲がる。こうして昆虫に花粉をつけて運ばせるのだそうだ。動いた!動いた!と興味津々。春の味覚フキノトウもすっかり開いて花束状態になっていた。フキには雄株と雌株があって、それぞれの花のつくりや役割が複雑で巧妙だ。1週間前にはもっとたくさんあったのに…、食い気に走って収穫した人がいたようだ。あとから訪れた人も、みんなが楽しめるように、独り占めはしないでほしいものだ。ものがフキだけに、ほろ苦い。 |
◎観察した主な植物 【花を観察した植物】アセビ、オオイヌノフグリ、ケヤマハンノキ、シキミ、ヒイラギナンテン、フキ、フサザクラ、ミツマタ、ヤブツバキ ○ 観察した鳥類 ○ ○ その他観察した物 ○ ウスバカゲロウ |
2016.3.11(金) ビジターセンター周辺生情報 ○ 天候: 晴れ 気温 -1℃ ○ 参加者:17名 (PV13名ビジター4名) ○ 観察テーマ:「ヤマハンノキ」「バッコヤナギ」 ○ 観察コース VC〜自然学習路〜野鳥の森〜白百合台園地〜花の広場〜VC 昨晩からの雪で辺り一面冬景色、箱根は冬に逆戻りしていました。横断歩道を渡ってすぐ、ミズキの冬芽を観察しました。鹿の角状に分枝した枝の先についた芽鱗は赤くツヤがあり美しいです。雪が積もったアオキに形がいびつな実が残っていました。これはタマバエ(アオキミタマバエ)の幼虫が中にいる「アオキミフクレフシ」という名前の「虫こぶ」です。自然学習路では、ニシキウツギの枝にキクラゲが出ていました。アセビは白い釣鐘状の花に雪が積り美しいです。昨年の茶色の実も一緒についています。アセビは今頃から、少しずつ実の開口部を広げ、長さ2oほどの細かい種を順次送りだしていきます。ニワトコも冬芽が膨らみ、芽鱗を押し開いて、葉芽がダイナミックに開きながら躍り出てきています。いつもの早春の光景です。野鳥の森では、本日の観察テーマであるバッコヤナギが芽鱗を脱いで銀白色に輝いていました。花の広場には、雪上にキツネの足跡とタヌキの足跡がありました。冬景色の中にも春の訪れをあちこちに感じられる観察会でした。 《 本日のトップ10 》 【植物】ヤマハンノキ(雄花穂、雌花穂)、バッコヤナギ(雄花穂)、フサザクラ(蕾)、アセビ(花)、ニワトコ(混芽展開) 【野鳥】イカル、ウソ、キジ 【その他】アオキミフクレフシ(虫こぶ)、雪上の足跡(キツネの足跡、タヌキの足跡) |
◎観察した主な植物 【花を観察した植物】アセビ、オニシバリ、ヤドリギ、ヒイラギナンテン、ヤブツバキ、ミツマタ 【その他観察した植物】キクラゲ ○ 観察した鳥類 ○ ○ 観察した虫こぶ ○ アオキミフクレフシ、アカガシハイボケフシ ○ その他観察した物 ○ ホオジロの巣、キツネの足跡、タヌキの足跡 |
2016.2.26(金) ビジターセンター周辺生情報 ○ 天候: 晴れ 気温 -1℃ ○ 参加者:31名 (PV14名ビジター17名) ○ 観察テーマ:「オオイヌノフグリ」 ○ 観察コース VC〜子供の広場〜野鳥の森・小鳥の池〜白百合台園地〜レイクホテル周辺〜花の広場〜VC 昨夜降った雪が心配でしたが、うっすらと芝に積もる程度で、10時の出発ころには青空と暖かな陽射しがいっぱいの観察会日和になりました。久し振りにビジターセンターの玄関前でご挨拶と、資料「オオイヌノフグリ」の説明をしました。今日の観察会は今まで観察してきた冬芽の復習と観察、ヤマアカガエルの卵の観察も楽しみに、リピーターのビジターの皆さんの持っている知識を十分に出してもらう事をお願いして出発しました。ヤマアカガエルの卵は野鳥の森の小鳥の池で沢山観察することができましたが、キャラキャラキャラ♪と鳴き合う声は残念ながら聴くことができませんでした。ヤマアカガエルは一度に千個以上の卵を産み、産卵後はまた暖かくなるまで冬眠するそうです。31名幾つかの班になったり、一緒になったり野鳥観察・冬芽観察をして、2時間楽しいお喋りと美しい景観を楽しんだ観察会でした。 《 本日のトップ10 》 【植物】1-オオイヌノフグリ、2-オニシバリ、3-コブシ、4-オオバヤシャブシ、5-ヤマハンノキ、6-シキミ、 【野鳥】7-ルリビタキ、8-シメ 【その他】9-ヤマアカガエル(卵塊)、10-雪上の足跡(ニホンジカ、ノウサギ) |
◎観察した主な植物 【実をつけていた植物】アオキ、キハダ、ヒサカキ 【その他観察した植物】カラスザンショウ、ヤドリギ ○ 観察した鳥類 ○ ○ その他観察した物 ○ イノシシ土耕跡、雪上の足跡(ニホンジカ、ノウサギ)、モグラ塚、ヤマアカガエル卵塊 |
2016.2.12(金) ビジターセンター周辺生情報 ○ 天候: 曇り 気温 2℃ ○ 参加者:21名 (PV12名ビジター9名) ○ 観察テーマ:「動物たちのごはん」 ○ 観察コース VC〜子供の広場〜自然学習歩道〜野鳥の森〜高原ホテル桜並木〜VC 一見、何もなさそうに見える冬枯れの野山で、動物達は一体、何を食べているのでしょう?お腹を空かせた動物達の気持ちになって、食べ物探しに出かけました。「五感」を使って歩くていくと、キハダの実の独特な香り、雪上にはオオバヤシャブシやニシキウツギの実を食べた跡、ソメイヨシノの冬芽を食べた跡などが見つかりました。『フィーフィー』口笛のような声がして、ソメイヨシノの枝先を見るとウソの雌が花芽を啄(ついば)もうとしているところでした。動物の種子や冬芽は小鳥たちの大切な食料になっています。雪上の足跡を追いかけていくと落とし穴のようなイノシシの食事跡(土耕跡)に続いていました。芝生の上の盛り土はモグラが土の中でエサを探した跡(モグラ塚)です。森の中に入ると、アオキの葉やハナイカダの芽が同じ高さで食べられていました。これはここ数年箱根でも見かけるようになったニホンジカの食事跡です。動物たちの気持ちになって野山を歩いてみたら、今まで気づかなかった沢山の発見がありました。みなさんも是非、試してみて下さい。 《 本日のトップ10 》 【植物】2-アオキ(実)、3-キハダ(実)、4-ウツギ(実)、5-アセビ(実、蕾) 【野鳥】6-アオゲラ、7-アオジ、8-ウソ 【その他】1-動物達の食痕(アオキ、オオバヤシャブシ、ソメイヨシノ、タマアジサイ、ニシキウツギ、ハナイカダ)、9-イノシシ(足跡、土耕跡)、10-モグラ塚 |
◎観察した主な植物 【蕾を観察した植物】アセビ、ヒイラギナンテン 【その他観察した植物】アオキ、オニシバリ、ハナイカダ、ヤマグワ ○ 観察した鳥類 ○ ○その他観察した物 ○ イノシシ(雪上の足跡、土耕跡)、キツツキ(ヤマグワに巣作り中?)、ニホンジカ(アオキ・ハナイカダ食痕)、モグラ塚、鳥類食痕(アオキ、オオバヤシャブシ、ソメイヨシノ、タマアジサイ、ニシキウツギ)、ウツギメタマフシ(虫こぶ) |
2016.1.22(金) ビジターセンター周辺生情報 ○ 天候: 晴れ 気温 0℃ ○ 参加者:15名 (PV7名ビジター8名) ○ 観察テーマ:「ニワトコ」「リョウブ」「冬芽の図各種」「樹の花写真各種」 ○ 観察コース VC〜子供の広場〜花の広場〜VC ビジターセンター周辺は白く雪に覆われ積雪15cmほどもあり、所々クラストして雪上を歩けそうでも、踏み込むと急に潜り込み大変歩きにくい。それでも足元に気を付けながら、フィールドに出ました。葉を落とした冬の木々は枯れているように見えますが、枝をよく見るとつやがあり触れると弾力があります。冬の寒さに耐えて生き抜いていることが分かります。ノリウツギやエゴノキは枝につく小さな芽を固くし、コブシは毛皮様の芽鱗をまとい寒さから芽を守ります。サラサドウダンの冬芽は赤く色づき始めました。トチノキは赤い大きな頂芽を艶のある粘液で覆い冬の寒さから芽を守ります。芽鱗痕や葉痕、維管束痕の標準的な見本としてビジターへの良き観察対象になりました。ニワトコの冬芽は、花芽と葉芽が径2cmほどの球形芽の中に混芽となり、別の細い葉芽と対生しています。観察を通して、やがて、新緑を展開し花が咲くその時まで、身を固め着実に準備している木々の躍動が感じ取れます。ヤマザクラとオオシマザクラは古来より愛されてきた桜の自生種です。冬芽の芽鱗がはっきりしていて、両者を比較してみると芽鱗の先の開き具合の微妙な違いがよく分かります。豪快に大きな美しい花を咲かせるホオノキは、この時期、冬芽を皮革様の2枚の托葉と1個の葉柄が合着した芽鱗に包まれて、筆先の様な形で春の開花を待っています。クロモジの花芽と葉芽のセットになった組み合わせは特徴的です。一見殺風景な冬でも、冬芽観察を通して自然の営みを理解し、冬ならではの楽しみのあることをビジターに感じ取っていただけただろうか。歩きにくいためコースを縮小し、ビジターとの再会を約し観察会を少し早めに終了しました。 《 本日のトップ10 》 【植物】エゴノキ、オオシマザクラ、トチノキ、ニワトコ、ホオノキ、ヤマザクラ、リョウブ、 【野鳥】カケス 【その他】虫こぶ(イヌツゲメタマフシ、ウツギメタマフシ) |
◎観察した主な植物 【冬芽を観察した植物】アオキ、アセビ、アブラチャン、エゴノキ、オオシマザクラ、オオバヤシャブシ、ガマズミ、キハダ、キブシ、クロモジ、コクサギ、コブシ、サンショウバラ、サラサドウダン、トチノキ、ニワトコ、ヒメシャラ、ホオノキ、ミズキ、ヤブデマリ、ヤマザクラ、リョウブ ○ 観察した鳥類 ○ ○ 観察した昆虫類(虫こぶ) ○ イヌツゲメタマフシ、ウツギメタマフシ |
2016.01.08(金) ビジターセンター周辺生情報 ○ 天候: 晴れ 気温 2℃ ○ 参加者:25名 (PV12名ビジター13名) ○ 観察テーマ:「ロゼット」 ○ 観察コース VC〜花の広場〜ホテル前〜花の広場〜VC 新年初の観察会。観察植物は、あちこちで見かける「ロゼット」。軽い気持ちで決めたのが苦労のはじまりでした。数多くある植物を、この時期だけで判断するのは難しいことでした。 幸い、ボランティアのOさんがロゼット図鑑を持っておられ、なんとか10数種類のロゼットを観察することができました。これらの植物は今後も続けて観察していきたいと思います。この日、鳥も多く見られました。ホテル前の広場では、数羽のホオジロが長い間歩き回り、餌を啄(ついば)んでいました。また、帰り道、花の広場では、コゲラ、シジュウカラ、ジョウビタキなどの混群を間近で観察することができました。こうして2016年初の観察会も賑やかに楽しく終える事が出来ました。 《 本日のトップ10 》 【植物】アカハナワラビ、アセビ、オニシバリ、タンポポ、ツルシキミ、ハルジョオン 【野鳥】コゲラ、シジュウカラ、ホオジロ、ヤマガラ |
◎観察した主な植物 【花を観察した植物】アセビ、オオイヌノフグリ、オニシバリ 【冬芽を観察した植物】アジサイ、オオモミジ、コブシ、シキミ、ミツバツツジ、ノリウツギ 【その他観察した植物】アカハナワラビ、イロハモミジ、ウメノキゴケ、エゴノキ、キハダ、ケヤキ、スイカズラ、トチノキ、ヒメシャラ、ヒメノキシノブ、ヒメオドリコソウ、ニシキウツギ、フユノハナワラビ、メギ ※折れたキハダの枝から黄色の木肌を観察した。 ○ 観察した鳥類 ○ ○ 観察した昆虫類 ○ イヌツゲメタマフシ |
2015.12.25(金) ビジターセンター周辺生情報 ○ 天候: 晴れ 気温 8℃ ○ 参加者:24名 (PV10名ビジター14名) ○ 観察テーマ:「ヤドリギとクリスマスの関わり」「常緑樹とクリスマスの関わり」 ○ 観察コース VC〜子供の広場〜野鳥の森〜白百合台園地〜花の広場〜VC 今日はクリスマスです。クリスマスに関連する常緑樹とヤドリギが本日のテーマです。クリスマスツリー、リースには必ず常緑樹を使います。常緑樹は冬の間も緑を保つため人々は生命力を感じ使用したようです。そこでVC周辺で見られる常緑樹を観察しました。クリスマスツリーに適した常緑樹は観察は観察できませんでしたが、アオキ、イヌツゲ、アカガシ、ウラジロガシ、シラカシ、スギ、ヒノキ等の常緑樹を観察しました。あわせて日本に目を向け神棚、仏壇に関係するヒサカキ、シキミも観察しました。アセビに花が見られました。冬になっても暖かい日が続くので、春と勘違いしたのでしょうか。ヤドリギはクリスマスの日に「ヤドリギの下でキスをしたカップルは永遠に結ばれる」「ヤドリギの下を通れば幸福、安全、安心をもたらす」等、北欧で言い伝えのある樹です。白百合台園地でケヤキについているヤドリギを観察し、幸福、安全、安心を願ってヤドリギの下を通りました。日本ではヤドリギは宿主が葉を落としても、青々としていることから、神が宿る依代(よりしろ)とされています。東西を問わず人々は、常緑樹の寒い冬に緑を保つ姿に生命力を感じ、ヤドリギには神聖視したように思います。古の人々の常緑樹、ヤドリギへの想いを訪ねる観察会でした。 《 本日のトップ10 》 【植物】アカガシ、イヌツゲ、ウラジロガシ、シキミ、シラカシ、ツルマサキ、ヒサカキ、ヤドリギ 【野鳥】カケス 【その他】虫こぶ(イヌツゲメタマフシ、アカガシハイボケフシ) |
◎観察した主な植物 【蕾を観察した植物】アセビ、ヒイラギナンテン、ヒサカキ、ミツマタ、ヤブツバキ 【冬芽を観察した植物】オオバヤシャブシ、キブシ、クロモジ、シキミ、ニワトコ、ノリウツギ、ヒメシャラ、ミズキ 【その他観察した植物】 アカガシ、ウラジロガシ、ウリハダカエデ、エノキ、サンショウバラ、シラカシ、スギ、ニシキウツギ、ハナイカダ、ヒノキ、ヒメノキシノブ、モミジイチゴ ○ 観察した鳥類 ○ ○ 観察した昆虫類 ○ アザミオオヒゲナガアブラムシ、イチモンジセセリ、キタキチョウ、キバラヘリカメムシ、ツマグロオオヨコバイ ○ その他観察した物 ○ イヌツゲメタマフシ(虫こぶ)、アカガシハイボケフシ(虫こぶ) |
2015.12.11(金) ビジターセンター周辺生情報 ○ 天候: 雨、強風、霧、嵐 気温 15℃ ○ 参加者:16名 (PV10名ビジター6名) ○ 観察テーマ:「常緑針葉樹」「スギ(杉)とヒノキ(檜)」 ○ 観察コース VC〜子供の広場〜自然学習歩道〜野鳥の森〜VC ビジターセンター周辺の落葉樹はすっかり葉を落とし、常緑樹の緑の葉が目立つようになりました。本日は常緑樹を観察する予定でしたが、嵐のように風は唸り、雨・霧の悪天候になってしまいました。それでも6名のビジターさんが参加してくれました。先ずは、VC館内で「常緑樹はなぜ緑を保っているか?」「常緑樹の葉の寿命は?」や、資料の杉と檜の説明、ビジターセンター周辺の常緑樹の説明等、30分程お話しをしました。その後、雨が小降りになり、ビジターさんの希望もあったので子供の広場〜自然学習道で常緑樹を中心に観察をしました。アオキは観察路脇に多く、茎に残る芽鱗痕等を観察しました。館内での説明だけでなく屋外で実物を観察でき、「強風の中を歩く観察も楽しかった」との声を聞き、ホッとした観察会でした。 《 本日のトップ10 》 【植物】アオキ、スギ、ツルマサキ、ツルリンドウ、ヒサカキ、ヒノキ 【野鳥】セグロセキレイ、カワウ、ノスリ、ホオジロ |
◎観察した主な植物 【蕾を観察した植物】 アセビ、ヒサカキ |
2015.11.27(金) ビジターセンター周辺生情報 ○ 天候: 晴れ 気温 4℃ ○ 参加者:23名 (PV11名ビジター12名) ○ 観察テーマ:「アトリの仲間」「ホオジロの仲間」 ○ 観察コース VC〜子供の広場〜自然学習歩道〜花の広場〜VC この週の前半は雨が多く、前日まで曇っていました。その上、当日は気温が低く冷めたい風吹く野鳥観察会としては条件が悪い日になりました。観察会の前半をビジターセンターで野鳥観察の基礎を学ぶ「座学」を行い、後半は野外で野鳥観察を行いました。冬季、箱根で観察できる野鳥は、1年中生息する『留鳥』と、夏季、亜高山帯周辺で繁殖したものが低山帯及びそれ以下に国内移動する『漂鳥』・ユーラシア大陸東北部から避寒のために日本に移動する「冬鳥」で構成されています。ただ、このところ続く暖冬のため到着が遅れているのか、冬鳥が極端に少なく、観察できた野鳥はヒヨドリ・シジュウカラ・ヤマガラ・ムクドリ・ハシブトガラス・ホオジロと「冬鳥観察会」とは名ばかりの「留鳥観察会」になってしまいました。 《 本日のトップ10 》 【植物】トチノキ、コブシ、キハダ、コボタンヅル、センニンソウ 【野鳥】カシラダカ、ジョウビタキ、ベニマシコ、ルリビタキ 【昆虫】アザミオオヒゲナガアブラムシ |
◎観察した主な植物 【蕾を観察した植物】 オニシバリ 【実をつけていた植物】 オオバヤシャブシ、カエデ類、コボタンヅル、ズミ、センニンソウ、ツルウメモドキ、マユミ ○ 観察した昆虫類 ○ アザミオオヒゲナガアブラムシ |
2015.11.13(金) ビジターセンター周辺生情報 ○ 天候: 曇り 気温 9℃ ○ 参加者:26名 (PV11名ビジター15名) ○ 観察テーマ:「ニシキギ」「ツルリンドウ」 ○ 観察コース VC〜自然学習歩道〜野鳥の森〜白百合台園地〜VC 曇り空でやや肌寒いなか、初めて参加のビジターさんも4名参加され、総勢26名のミニ観察会を開催した。最初に、ビジターセンターの近くで、今日の観察テーマであるニシキギの紅葉と赤い実を観察した。自然学習路では、クロモジがあちらこちらで美しく黄色に紅葉している。ウリハダカエデはもう落葉していたが、イロハモミジ、オオモミジなどは紅葉の盛りである。ウメモドキ、ニシキギ、マユミ、コマユミなどの果実も色づき、コボタンヅルとセンニンソウも羽状になった種(実)をつけており、いつもの箱根の秋らしい風景である。高原ホテルへの道路右側では、今日の2つ目のテーマであるツルリンドウが赤い実をつけて群生していた。キッコウハグマも観察できた。色とりどりの紅葉と果実、秋の見どころが一杯の観察会でした。 《 本日のトップ10 》 【植物】ツルリンドウ(実)、ニシキギ(紅葉)、コマユミ(紅葉)、カエデ類(紅葉)、ツルマサキ(実) 【野鳥】ホシハジロ、ヒドリガモ、ジョウビタキ、アオサギ 【昆虫】キバラヘリカメムシ(ニシキギについていた) |
◎観察した主な植物 【蕾を観察した植物】 アセビ 【実をつけていた植物】ウメモドキ、オオバヤシャブシ、カマツカ、キッコウハグマ、クサギ、コボタンヅル、コマユミ、スイカズラ、ズミ、センニンソウ、センブリ、ツルマサキ、ツルリンドウ、ニシキギ、ヘクソカズラ、ホソバテンナンショウ、マユミ、ミヤマイボタ、ムラサキシキブ、モリイバラ、ワレモコウ ○ 観察した昆虫類 ○ アザミオオヒゲナガアブラムシ、イチモンジセセリ、キタキチョウ、キバラヘリカメムシ、ツマグロオオヨコバイ |
2015.10.23(金) ビジターセンター周辺生情報 【その他観察した地衣類】ウメノキゴケ |
◎観察した主な植物 ○ 観察した昆虫類 ○ アブラムシ、アザミオオヒゲナガアブラムシ、ザトウムシの仲間(ダニの仲間に近い)、タンザワフキバッタ、ナミハナアブ、ヒシバッタの仲間、ルリシジミ |
2015.10.09(金) ビジターセンター周辺生情報 ○ 天候: 晴れ 気温 15℃ ○ 参加者:32名 (PV10名ビジター22名) ○ 観察テーマ:「ヤマボウシの果実」「野菊各種」 ○ 観察コース VC〜子供の広場〜花の広場〜VC 秋晴れの好天に恵まれ、大涌谷から続く冠ガ岳と神山、そして三国山から黒岳への外輪山がくっきり見渡せ爽やかである。気になる大涌谷からの噴煙は見た目では平常と変わらない。斜面の広葉樹はうすく色づき秋の到来を感じさせる。しかし本格的な紅葉はまだ先だろう。 観察資料として取り上げた「やまぼうしの果実」は残念ながら先日の強風で殆んど落果してしまったが、残っている 熟した赤い果実を見つけて味わってみると、甘味が柔らかく口に広がり、ビジターともども皆で秋を共有することが出来た。 今は何よりも野菊の花が大変綺麗だ。白やうす紫に、小さな花が太陽を求めて懸命に開いている。ビジターセンター周辺ではシロヨメナやノコンギク、リュウノウギクやシラヤマギクそしてユウガギクと種は多彩である。 ウメモドキやガマズミは、赤い小さな丸い実を沢山つけて鳥たちを懸命に誘い込む。観察路沿いの草地にリンドウの花が大きく開く。センブリの花も開き始めるが、まだ蕾が多い。全部開花するのは1週後ぐらいだろうか。アキノキリンソウの黄色い花が草地を飾っていた。 《 本日のトップ10 》 【植物】アキノキリンソウ、シロヨメナ、ナギナタコウジュ、ノコンギク、ホトトギス、 ユウガギク、リンドウ 【野鳥】コジュケイ 【昆虫】カンタン、ツマグロヒョウモン |
◎観察した主な植物
○ 観察した昆虫類 ○ アサギマダラ、イチモンジセセリ、ウスバキトンボ、エンマコオロギ、オオマルハナバチ、カンタン、キイロスズメバチ、キタキチョウ、コアオハナムグリ、シオカラトンボ、スジグロシロチョウ、センチコガネ、ツマグロヒョウモン、ナミハナアブ、ヒメアカタテハ、ヒカゲチョウ、ベニシジミ、ミツバチ、ルリシジミ |
2015.09.25(金) ビジターセンター周辺生情報 ○ 天候:雨 気温 15℃ ○ 参加者:10名 (PV5名ビジター5名) ○ 観察テーマ:「ビジターセンター周辺のタデ」 ○ 観察コース VC〜自然環境保全センター〜ホテル箱根パウエル〜箱根高原ホテル〜白百合台園地〜VC あいにくの雨模様で傘を差し、長靴を履いての観察会となった。今日のメインテーマは、タデの仲間。道端や草地など、ごく身近なところにたくさんあるのにあまり注目されていない。しかし、ぐっと近づいてよく見ると大変きれいな花だ。総状花序に多数の花をつけるが、いっせいには開花せずパラパラと散発的に咲く。しかも花被は花後も残り痩果を包むので、パッと見にはいつまでたっても同じように見える。イヌタデ属で○○タデと名のつくものがVC周辺に6種類あった。ネバリタデは珍しく、ベトベトの茎に触れて粘りを確かめた。○○タデと名のつかないイヌタデ属(ミズヒキ、ミゾソバなど)も見頃だ。イヌタデ属の他には野菊類をはじめ、ツユクサ類、ホトトギス、アキノキリンソウなどが見ごろを迎えていた。悪天候の中、小人数ながら充実した観察ができた。 |
◎観察した主な植物 ○ 観察した昆虫類 ○ アザミオオヒゲナガアブラムシ |
2015.09.11(金) ビジターセンター周辺生情報 ○ 天候:晴れ 気温 21℃ ○ 参加者:24名 (PV11名ビジター13名) ○ 観察テーマ:「秋の七草」「ヤマハギ・マルバハギ」「キントキヒゴタイ・ワレモコウ」「オオルリ・キビタキ」 ○ 観察コース VC〜子供の広場〜野鳥の森〜白百合台園地〜花の広場〜VC 日本列島を襲った記録的豪雨翌日の観察会です。箱根も連日雨でしたが、足元はそれほど悪くなく、青空も出て10時スタートです。子供の広場入口は、マツムシソウが満開でセンブリは蕾です。子供の広場見晴らし台は、ススキの穂がなびき初秋の爽やかな眺めです。しかし、楽しみにしていたオミナエシの黄色花が見あたりません。年々減少しています。ヤマハギは咲き終わり、花序の短いマルバハギは見頃です。キントキヒゴタイは蕾で総苞の毬栗頭が可愛い。シラヤマギク・シロヨメナが並んで咲き、ツルボ・ツリガネニンジン等涼やかに咲いています。ワレモコウの有限花序も観察。野鳥の森では、ヤマボウシ実の一部色付き始めを身近で眺め、カケスを目視。エゴノキの実もたくさんぶら下がっています。「エゴノキ花の蜂蜜はすごく美味しい」5人組初参加ビジターの言葉です。白百合台園地からはツルリンドウ・ツリフネソウ開花を確認し花の広場より12時VCに戻りました。初秋の草花と実の彩りを楽しめたミニ観察会です。 《 本日のトップ10 》 【植物】 花:マルバハギ、ススキ、ワレモコウ、ツルリンドウ、ツルボ 蕾:キントキヒゴタイ 実:エゴノキ、ヤマボウシ 【野鳥】カケス 【昆虫】アサギマダラ |
◎観察した主な植物 【蕾を観察した植物】 アセビ、キントキヒゴタイ、シロヨメナ、センブリ、テンニンソウ 【花を観察した植物】 ○ 観察した昆虫類 ○ アサギマダラ、イチモンジセセリ、キタキチョウ、スジグロシロチョウ、ベニシジミ、モンキチョウ、ヤマキマダラヒカゲ、ルリシジミ アオハナムグリ、ウスバキトンボ(♂♀)、エンマコオロギ、オニヤンマ、シオカラトンボ(♂♀)、ツクツクボウシ、ナナホシテントウ |
2015.08.28(金) ビジターセンター周辺生情報 ○ 天候:晴れ 気温 21℃ ○ 参加者:22名 (PV11名ビジター11名) ○ 観察テーマ:「コボタンヅル」「アキノタムラソウ(シソ科の植物)」 ○ 観察コース VC〜学習歩道〜子供の広場〜お手植えの檜〜レイクホテル下〜VC 暑かった夏も一段落、早や初秋の箱根です。春以来通行車両の少ない車道を渡り、学習歩道のコボタンヅルを観察。ボタンヅル(葉は1回3出複葉の変種)のコボタンヅルは葉が2回3出複葉だが、中間型も有り、この場所はこれら3種をそれぞれ見ることができます。次は子供の広場に添う林間の小径でミズタマソウ、フユノハナワラビ等をじっくり観察しながら進み、お手植えの檜付近では今日のもう1つのテーマである、シソ科のアキノタムラソウ、クルマバナ、イヌコウジュ等を観察してビジターセンターに戻りました。最後にビジターセンター南側の満開のセンニンソウを観察して、今回のミニ観察会を締めくくりました。 《 本日のトップ10 》 【植物】アキノタムラソウ、クサギ、コボタンヅル、センニンソウ、マツムシソウ、マルバハギ、ミズタマソウ 【野鳥】アオゲラ 【昆虫】アジアイトトンボ、イチモンジセセリ |
◎観察した主な植物 ○ 観察した昆虫類 ○ アジアイトトンボ、イチモンジセセリ、ウスバキトンボ、キタキチョウ、キマダラセセリ、コオロギ、スジグロシロチョウ、ツクツクボウシ、ツマグロヒョウモン、ナミテントウ、ハサミムシの仲間、ルリシジミ、ユウマダラエダシャク |
2015.08.14(金) ビジターセンター周辺生情報 ○ 天候:晴れ 気温 24℃ ○ 参加者:22名 (PV5名ビジター17名) ○ 観察テーマ:「ホトトギスの托卵」「VC周辺見頃の花や実」「タマアジサイ」「マツムシソウ」「ツチアケビ」 ○ 観察コース VC〜子供広場〜野鳥の森〜白百合台園地〜花の広場〜VC お盆休みです。大涌谷の影響で閑古鳥だったビジターセンターも今日は少し賑やかになりました。ミニ観察会もビジター13名は、初参加の皆様です。5感で自然観察を念頭に10時スタートです。子供の広場入口では、マツムシソウ、ツルボ、コバギボウシが涼やかに咲いています。少し先には2種のアジサイが並んで咲いています。テカテカのガクアジサイの葉とザラザラのタマアジサイの葉を見比べ触りビジター納得の笑顔。野鳥の森周回路は、タマアジサイロードです。蕾、咲き始め、満開と色々です。足元を見ればマツカゼソウ、ミズタマソウ、モミジガサ等咲いています。そして見つけたツチアケビの実。今年も会えてよかった。白百合台園地では、シシウドの多くの虫が集まっています。ツリガネニンジンも見頃です。2日前の下見では蕾のコオニユリとカワラナデシコは見事に開花です。そして1月前に刈り取られた芝生の中から小さな丈のノアザミが可憐に咲いています。花の広場への道は、ヒメシャラなど大きな木々がほっと一息つかせてくれます。花の広場では最後にアカハラを目視。12時ミニ観察会終了。スタート時の曇り空から青空です。今年の夏の箱根は特別の日々ですが、ビジターセンター周辺の豊かな自然はそのままです。 《 本日のトップ10 》 【植物】カワラナデシコ、コオニユリ、シシウド、タマアジサイ、ツリガネニンジン、ツルボ、マツカゼソウ、マツムシソウ 【植物(実)】ツチアケビ 【野鳥】カワラヒワ |
◎観察した主な植物 (声)イカル、ウグイス、カワラヒワ、メジロ ○ 観察した昆虫類 ○ アカハナカミキリ、シオカラトンボ、ツクツクボウシ |
2015.07.24(金) ビジターセンター周辺生情報 ○ 天候:晴れ 気温 25℃ ○ 参加者:16名 (PV12名ビジター4名) ○ 観察テーマ:「ネムノキ」「リョウブ」 ○ 観察コース VC〜花の広場〜野鳥の森〜子供の広場〜VC 今日の観察会のテーマはリョウブとネムノキです。リョウブの花は満開でした。リョウブの花は蜜を沢山出し、昆虫を誘いますが、今日はアサギマダラ、トラマルハナバチが盛んに吸蜜していました。ネムノキの花は例年、梅雨明けのこの時期は満開なのですが、今年は遅いようで咲き始めでした。なんとか手に届く所に咲いている花を見つけ、ブラシのような形態がどのようになっているか観察しました。沢山の雄しべの中に雌しべがひとつあるのを皆で確認しました。ネムノキの花はピンク色で夕刻に咲き始め、柔らかな香りを発生してガを誘うと言う。何だか妖艶に感じる。万葉集にそのような詩があるようです。 VC周辺の草刈りが行われており、綺麗に刈られていました。綺麗になるのは良いのですが、前回まで観察できたヌマトラノオ等も刈られ、ちょっと寂しい気持ちになりました。 《 本日のトップ10 》 【植物】クサレダマ(花)、タマアジサイ(花)、チダケサシ(花)、ネムノキ(花)、ノリウツギ(花)、リョウブ(花) 【野鳥】ホオジロ、ホトトギス 【昆虫】アサギマダラ、ヒグラシ |
◎観察した主な植物 ○ 観察した昆虫類 ○ |
2015.07.10(金) ビジターセンター周辺生情報 ○ 天候:晴れ 気温 19℃ ○ 参加者:21名 (PV11名ビジター10名) ○ 観察テーマ:「イワガラミ」 「キハダ」 ○ 観察コース VC〜花の広場〜レイクホテル下〜お手植えの檜〜野鳥の森〜子供の広場〜VC 昨日までの梅雨空とは打って変わり晴れ間が広がり、大涌谷の噴気も何のその、万緑が眩しい箱根です。 ビジターさん10名も加わり、花の広場の通常は高木になるオオバノキハダの奇数羽状複葉の葉の出方、青い実を直に触り、ミカン科である事等を目の高さで観察する事が出来ました。 また、その近くのイワガラミの付着根(気根)もじっくり観察。合理的な?生育方法に驚かされました。 レイクホテル下からお手植えの檜、子供の広場周辺では、今初夏の箱根の花、クサレダマ、オカトラノオ等が満開です。 《 本日のトップ10 》 【植物】イワガラミ、オオバノキハダ(実)、オカトラノオ、クサレダマ、ヌマトラノオ、ネジバナ、ノリウツギ 【鳥類】キビタキ(さえずり) 【昆虫】ウラギンヒョウモン、トンボエダシャク |
◎観察した主な植物 【実を観察した植物】 ○ 観察した鳥類 ○ ○ 観察した昆虫類 ○ |
2015.06.26(金) ビジターセンター周辺生情報 ○ 天候:曇りのち雨 気温 19℃ ○ 参加者:23名 (PV11名ビジター12名) ○ 観察テーマ:「イボタノキ」「ヤマグワ」 ○ 観察コース VC〜環境省事務所駐車場〜花の広場〜展望台〜VC 梅雨の空模様、雨を心配しながらの観察会。観察植物はちょっと地味な「イボタノキ」と「ヤマグワ」。VC前の県道沿いに「ミヤマイボタ」が白く満開に咲いていた。「ヤマグワ」の観察は黒く熟した実を皆で味わった。「ニワトコ」は真紅の実をたわわにつけていた。花の広場では、白い「ウツギ」とうすいピンクの「サラサウツギ」が隣り合って咲いていた。「ヤマボウシ」も満開だ。近頃よく見かける淡いピンクのヤマボウシは園芸種だと思っていたが、人の近づけない山中でも見かける。「ヤマボウシ」あ白だけ・・・ではなさそうだ。花の少ない時期「ドクダミ」や「シモツケ」が観察路を楽しませてくれた。観察会がはじまって1時間余り、ポツリポツリと雨が降り出した。11時30分、雨足が早くなってきたので、本日の観察会を終了し、自主学習(!?)とした。 《 本日のトップ10 》 【植物】ミヤマイボタ、ヤマグワ、ニワトコの実、サラサウツギ、シモツケ 【鳥類】イカル、ホトトギス、コゲラ 【その他】チュウレンジバチの幼虫、ウツギメタマフシ |
◎観察した主な植物 ○ 観察した昆虫 ○ ウスキツバメエダシャク、ウリハムシ、コウマダラエダシャク、コマルハナバチ、チュウレンジバチの幼虫、ムシコブ(ウツギについていた:ウツギメタマフシ) |
2015.06.12(金) ビジターセンター周辺生情報 ○ 天候:晴れ 気温 18℃ ○ 参加者:15名 (PV9名ビジター6名) ○ 観察テーマ:「ヤマボウシ」「サンショウバラ」 ○ 観察コース VC〜花の広場〜自然学習歩道〜野鳥の森〜VC 梅雨に入り時折小雨がぱらつく中での観察会であった。サンショウバラはもう終わりかけていたが、花の広場の近くに数輪だけ残っていた。自然学習路ではハコネウツギが満開に咲き誇っていた。ニシキウツギとハコネウツギの見分け方(葉裏の主脈の毛の付き具合の違い)をベテランの解説員のかたから教えていただいた。ここでは、カナウツギ、スイカズラ、ハンショウヅル、コアジサイなど多くの花を観察した。野鳥観察小屋の小池には、今年もモリアオガエルが産卵し、ニシキウツギの枝に卵塊を付けていた。野鳥小屋横のマメザクラは、今年は不作の年のようで、黒い実はほとんど付いていない。ここから白百合台方向への道では、ヤマボウシが満開であった。エゴノキは、花とオシベがだいぶ落花しており、残ったメシベの実になる部分を観察した。雨に降られたが、新緑がとても美しく、多くの花をゆっくりと観察できた2時間であった。 《 本日のトップ10 》 【植物】エゴノキ、カナウツギ、スイカズラ、ハコネウツギ、ヤマグワ、ヤマボウシ 【鳥類】カケス、サンコウチョウ、トラツグミ 【その他】モリアオガエルの卵塊 |
◎観察した主な植物 【花を観察した植物】 アズマイバラ、ウツギ、エゴノキ、カナウツギ、ガマズミ、コアジサイ、コマユミ、サルナシ、サンショウバラ、スイカズラ、ツルアジサイ、ナガエコナスビ、ノイバラ、ハコネウツギ、ハンショウヅル、ヤマオダマキ、ヤマボウシ 【蕾を観察した植物】 イボタノキ、サンカクヅル、ミヤマイボタ 【実を観察した植物】 ニワトコ、モミジイチゴ、ヤブデマリ、ヤマグワ【葉を観察した植物】 ミズナラ ○ 観察した主な鳥類 ○ アオゲラ、アオサギ、アカゲラ、イカル、ウグイス、カケス、カッコウ、ガビチョウ、カワウ、カワセミ、カワラヒワ、キジ、キジバト、キビタキ、クロツグミ、コゲラ、コジュケイ、サンコウチョウ、シジュウカラ、スズメ、セグロセキレイ、センダイムシクイ、ソウシチョウ、ツツドリ、ツバメ、トビ、トラツグミ、ハシブトガラス、ハシボソガラス、ヒヨドリ、ホオジロ、ホトトギス、ムクドリ、メジロ、ヤブサメ、ヤマガラ |
2015.05.22(金) ビジターセンター周辺生情報 ○ 天候:晴れ 気温 15℃ ○ 参加者:24名 (PV9名7期生2名ビジター13名) ○ 観察テーマ:「箱根で夏に見られる野鳥」 ○ 観察コース VC→子供の広場・自然学習歩道→野鳥の森→花の広場→VC 21日明け方4時前、寒冷前線の通過による激しい雷雨、15ミリもの雹が降り、屋根を叩く大きな音でたたき起こされ、「あっ、噴火がはじまったか?」と仰天した一日が過ぎ、明けた今朝はすっきりとした天気、清澄で冷涼な空気の中、滴るような新緑に囲まれてのミニ観察会となりました(平穏な日で幸せ!)。皆様が集合してのご挨拶にさなか、遠くでホトトギス・ツツドリ・キビタキの懐かしいような軽やかなさえずりが聞こえていました。出発して間もなく、自然学習歩道でシジュウカラの声を聞いている時、クロツグミに声に誘われて道を急ぎましたがそのかいも無く会えませんでした。その後、気温が低いせいか余り野鳥は活発でなく、ようやくホオジロの姿と声を堪能して少し盛り上がりました。 《 本日のトップ10 》 サワフタギ、ヤブデマリ、サラサドウダン、ミズキ、ヒメアシナガコガネ、シロジュウシホシテントウ、アオサギ、アオバト、キビタキ、クロツグミ |
◎観察した主な植物 ○ 観察した物主な昆虫 ○ |
2015.05.08(金) ビジターセンター周辺生情報 【昆虫】 ツマキチョウ、アカハネムシ |
◎観察した主な植物 ○ 観察した物主な昆虫 ○ ○ 観察した主な鳥類 ○ |
2015.04.24(金) ビジターセンター周辺生情報 【昆虫】 スジグロシロチョウ |
◎観察した主な植物
○ 観察した主な鳥類 ○ |
2015.04.10(金) ビジターセンター周辺生情報 ○ 天候:曇り 気温 5℃ ○ 参加者:22名 (PV8名7期生2名環2名VC1名ビジター9名) ○ 観察テーマ:「ヒナスミレ」「カントウミヤマカタバミ」 ○ 観察コース VC〜花の広場〜子供の広場〜野鳥の森〜VC 今週初めは、ポカポカ陽気で箱根も暖かったようですが観察前の週半ばに雪が降り、観察日は肌寒い日でした。しかもお昼前後に雨が降る予報でした。本日の観察資料は「ヒナスミレ」「カントウミヤマカタバミ」です。初めにカントウミヤマカタバミの群生を見にいきましたが、晴れてないために花も葉も休眠状態でした。地味ですが、花は純白で清楚な感じです。開いているところを是非見て頂きたいです。マルバスミレ、ミチタネツケバナ、及びマメザクラ等のサクラを観察し、子供の広場に向かいました。その途中に地味なイネ科の花のコウボウが咲いていました。香りを嗅ぐと甘い匂いがします。ヒナスミレはスミレのプリンセスです。日陰が好きだがある程度の光が入らないと花が咲かないのは、じゃじゃ馬娘ですが楚々として魅力的です。落ち葉に埋もれて見つけにくいですが、一輪みつけると次から次と見つけられるのは不思議です。ヒナスミレに堪能して野鳥の森の池に向かいました。2週間前に池の清掃をし、その後のヤマアカガエルのオタマジャクシが気になりましたが、元気に泳いでいました。アズマヒキガエルの卵魂もありこの池はカエル池そのままでした。4月にしては寒い日でしたが、春の花は咲き始め、ヤマアカガエルのオタマジャクシが泳いでいることに生命の息吹を感じた観察会でした。 《 本日のトップ10 》 【植物】 アブラチャン、カントウミヤマカタバミ、キブシ、クロモジ、ヒナスミレ、マメザクラ、マルバスミレ 【鳥】 アオゲラ、アカゲラ、コゲラ |
◎観察した主な植物 ○ その他観察した物 ○ ツチグリ(キノコ(菌類))、ヤマアカガエルの幼生(オタマジャクシ)、アズマヒキガエル卵魂、ムササビの食痕 ○ 観察した主な鳥類 ○ |
2015.03.27(金) ビジターセンター周辺生情報 ○ 天候:雨 気温 8℃ ○ 参加者:27名 (PV9名7期生6名VC1名ビジター11名) ○ 観察テーマ:「コケリンドウ」「フサザクラ」 ○ 観察コース VC〜花の広場〜レイクアリーナ〜野鳥の森〜VC 快晴の爽やかな天候に恵まれ観察会をスタートした。箱根に春の訪れを告げるコケリンドウとフサザクラを観察会テーマに取り上げた。ビジターセンター近くで出始めたフキノトウを観察した。大涌谷への観察路途中、アオキの雄株と雌株を比較観察した。アオキ雄株の混芽がちょうど開き始めており春の息吹を感じる。レイクアリーナ横の芝生では、いつものように、全員が這いつくばってコケリンドウの開花を探した。子供の広場では、アセビの白い花にヒオドシチョウとテングチョウが来ていた。今頃見られるチョウは成虫で越冬したチョウとの解説があった。14℃ぐらいになるとチョウが飛び始めると言われており、ようやく箱根にもチョウが見られる季節になった。野鳥小屋の池では、前回は卵魂だったヤマアカガエルが、オタマジャクシに成長していた。野鳥の森では、本日の観察テーマであるフサザクラが“束ねた線香花火”のような不思議な花を咲かせていた。道をはさんでその反対側にはバッコヤナギが芽鱗を脱いで銀白色に輝いていた。春の訪れをあちらこちらに感じられる観察会だった。 《 本日のトップ10 》 【植物】 コケリンドウ、フサザクラ、バッコヤナギ、フキ、ニワトコ 【鳥】 ツグミ、シロハラ、アカハラ 【昆虫】 テングチョウ、ヒオドシチョウ |
◎観察した主な植物 ○ その他観察した物 ○ ○ 観察した主な鳥類 ○ ○ 観察した物主な昆虫 ○ |
2015.03.13(金) ビジターセンター周辺生情報 ○ 天候:晴れ 気温 2℃ ○ 参加者:24名 (PV9名7期生3名ビジター12名) ○ 観察テーマ:「ヤブツバキ」「サザンカ」 ○ 観察コース VC〜花の広場〜子供の広場〜野鳥観察小屋〜御手植の木〜白百合台園地〜VC 資料はヤブツバキでしたが、始めにビジターセンターの石原さんがオニシバリの雌雄花の違い、見分け方をとてもわかりやすく説明して下さり、貴重な資料も配って頂き、参加者一同、感謝、納得。和やかに観察会が始まりました。 花の広場でヤブツバキ、オニシバリ、アセビ、オオシマザクラの蕾を見て桜餅を連想。子供の広場でムササビの食痕(オオシマザクラの切れた様な小枝)、野鳥観察小屋付近の池でヤマアカガエルの卵とオタマジャクシを観察しました。バッコヤナギが白い、フサザクラが赤い蕾をつけていました。 白百合台園地のヤドリギにもしかして、もしかしてキレンジャクが・・・と行ってみましたが、やはりそう簡単に姿を見せてはくれませんでした。 気温は低く2℃でしたが風も無くやさしい太陽の光につつまれ、この日の観察会を終えました。 《 本日のトップ10 》 【植物】 @ヤブツバキAオニシバリBフサザクラCバッコヤナギDコブシEオオバヤシャブシFミツマタ 【鳥】 GウソHアオジ 【その他】 Iヤマアカガエルの卵とオタマジャクシ |
◎観察した主な植物 ○ その他観察した物 ○ ○ 観察した主な鳥類 ○ |
2015.02.27(金) ビジターセンター周辺生情報 ○ 天候:晴れ 気温 6℃ ○ 参加者:24名 (PV10名7期生3名ビジター11名) ○ 観察テーマ:「冬芽の中身・ビジターセンター周辺で見つけた春」 ○ 観察コース VC〜花の広場〜標本園〜子供の広場〜野鳥の森〜VC 観察会の前半は、前回の「実体顕微鏡を使った冬芽の観察」の補足で「冬芽の中身」についてレクチャーが行われた。その後、ビジターセンター周辺の「春」を探しに出かけた。先ずは、ビジターセンター周辺の「春一番の花」オオイヌノフグリ・オニシバリ・アセビ・バッコヤナギの花を探す。途中、モグラ塚でミミズを探すツグミに出会う。 野鳥の森の小さな池に産み落とされたヤマアカガエルの卵塊を探しに行くと、側溝から出られなくなったヒヨドリを見つけ無事救出することができた。 オオシマザクラの下に短い枝が落ちているのはムササビが好物の花芽を食べたのだろう。森の中の道を歩いていくとアオキの若葉がむしり取られるように無くなっていた、これはニホンジカの食べ方だ。 前方のマメザクラに夢中で花芽を啄ばむウソを見つけた。「道教え」のように私たちの前へ前へと飛んで行くので雄のピンク色の頬っぺたもゆっくり見ることができた。 冬と春、両方の自然を感じることのできた楽しい観察会だった。 |
◎観察した主な植物 ○ 観察した主な鳥類 ○ ○ その他観察した物 ○ 《 本日のトップ10 》 |
2015.02.13(金) ビジターセンター周辺生情報 今回は冬芽観察のため、特別に採集の許可を得ています。 |
◎観察した主な植物 ○ 観察した主な鳥類 ○ * 本日のトップ10 * |
2015.01.23(金) ビジターセンター周辺生情報 ○ 天候:晴れ 気温 3℃ ○ 参加者:19名 (PV9名環境省1名ビジター9名) ○ 観察テーマ:「植物の越冬あれこれ Part U 草本」 ○ 観察コース VC〜子供の広場〜自然学習歩道〜VC 暦の上では大寒だが、晴天・ほぼ無風でこの季節にしては申し分ない。テーマは12月第4週の続きで「草本の越冬」だ。思いっきり地味で、しかも難しい。土の中〜地際につくる休眠芽は樹木の"冬芽"に相当するが、地下茎類にできるなど、"冬芽"とは様子が違う。ウバユリの鱗茎、ノコンギクやヒナタイノコヅチの根茎を掘って観察した。初めて見た人も多かったようだ。ロゼットは樹木にはない越冬策だ。地べたに張り付くように葉をまんべんなくひろげて、寒風を避け、天気の良い日には太陽光を"葉いっぱい"受けて光合成し、できた栄養分を根に蓄える。休眠はしない。暖かくなったら、その蓄えを使って、他に先駆けて一気に花をつける作戦だ。オオアレチノギク、セイヨウタンポポ、ハルジオン、メマツヨイグサなど、よく見ればいろいろある。しかし、ヒメオドリコソウ、ヤエムグラや早くも花をつけていたオオイヌノフグリなど、越冬策の解釈が難しい草本が沢山あり、「わかりません」を連発しながら、いささか無責任な持論を皆さんに問いかけてタイムアップとなった。 |
◎観察した主な植物 ○ 観察した主な鳥類 ○ |
2015.01.09(金) ビジターセンター周辺生情報 ○ 天候:晴れ 気温 0℃ ○ 参加者:29名 (PV8名VC1名ビジター20名) ○ 観察テーマ:「ヤマザクラ」「オオシマザクラ」「冬芽の図各種」 ○ 観察コース VC〜花の広場〜子供の広場〜VC 葉を落とした冬の木々は枯れているように見えますが、枝をよく見るとつやがあり触れると弾力があります。冬の寒さに耐えて生き抜いていることが分かります。ノリウツギやエゴノキは枝につく小さな芽を固くし、コブシは毛皮様の芽鱗をまとい寒さから芽を守ります。サラサドウダンの冬芽は早や赤く色づき始めました。アセビの花芽も小さく細かいながら赤く膨らみを増して春を待っています。冬芽の観察を通して、やがて、新緑を展開し花が咲くその時まで、身を固め着実に準備している木々の躍動が感じ取れます。ビジターともどもルーペを覗き、芽鱗、芽鱗痕、葉痕等についても種による違いを調べました。ヤマザクラとオオシマザクラは古来より愛されてきた桜の自生種です。冬芽の芽鱗がはっきりしていて、両者を比較してみると芽鱗の先の開き具合の微妙な違いがよく分かります。豪快に大きな美しい花を咲かせるホオノキは、この時期、冬芽を皮革様の2枚の托葉と1個の葉柄が合着した芽鱗に包まれて、筆先の様な形で春の開花を待っています。クロモジの花芽と葉芽のセットになった組み合わせや、キハダの葉柄内芽の形態も面白い。一見殺風景な冬でも、冬芽観察を通して自然の営みを理解し、冬ならではの楽しみのあることをビジターに感じ取っていただけただろうか。寒い日でしたが風は無く快晴に恵まれ、ビジターと再会を約し観察会を終了しました。 |
◎観察した主な植物 ○ 観察した主な野鳥 ○ ○ その他観察した物 ○ *本日のトップ10* |