2016.08.08(月) 湯本駅〜搭の峰・明星ケ岳生情報
○ 天候:晴れ 気温 28℃
○ 参加者:1名(PV1名) ○ 観察テーマ:「オトメアオイ」の観察
箱根外輪山を4回ほどに分けて歩いてみようと思った。夏に搭の峰まで登って小田原まで歩いたのは数年前である。大文字焼きを見に行くことになり、付近を歩いて見たくなった。
9時15分、湯本駅でポケモンGOのレベルを4に上げての出発となった。阿弥陀寺の看板を見て男坂方面から登っていった。31分に山門に着いた。オトメアオイの花やヒメガンクビソウやムラサキニガナの花が咲いていた。阿弥陀寺の周利槃特の碑の前に46分に着いた。お坊さんが車の掃除をしていたので軽く挨拶をして奥の院方面に向かった。
竹が無造作に遊歩道を覆っている。沢沿いに木が倒れかけていた。ブヨ等の虫が耳元でうるさく汗も噴き出て早足となった。ヤブラン等の花も咲いていた。小田原方面分岐10時23分に着いた。倒木等もあったが37分に搭の峰に着いた。風が爽やかでした。
搭の峰からの稜線は、草刈りもしてあり快適な遊歩道となっていた。アキノタムラソウ、キンミズヒキ、サジガンクビソウなどの花が目を楽しませてくれた。下って林道に出ると、通行止めの場所から単車が出て来た。一言注意して聞くと、入口には注意看板無かったとの事でした。この付近は、車でよく通過する場所でいつも人の動きで不思議に感じていた場所でもある。看板はあるが、不親切である。目の前に登り口らしい階段があるが、違うのは知っている。通知しているような看板が無いので行くことにして見た。水源の森林、小田原市外二ケ所組合の看板が有り沿って歩いた。倒木や急傾斜地などが有り、時々道に迷いながら本来の遊歩道に出る事が11時33分やっと出来た。bS5の位置である。bR5で消えたので約500m迷ったことになる。
ツリガネニンジンやエゴノキの実を見ながら明星ケ岳の中腹辺りで12時32分に昼食休憩を20分ほどした。明星ケ岳には、13時16分に着いた。
御嶽大神の碑に手を合わせて4時間の行程を振り返った。ナツトウダイ、シオデ、ウツボグサやツルボの花などが咲いていてヤマガガシも出て来た。大文字山の別名を持つ山で山焼きする分岐点で周りの景色を堪能した。
奥和留沢分岐点は、矢佐芝の尊徳芝刈りコースから来た事のある道である。この時には、明神ケ岳には向かわなかった。鞍部には13時43分に着いた。リョウブの花とサルナシの実が見えた。雲のかかった富士山が、涼しそうでうらやましく思えた。
下りは、環境省の植生調査などでも来た事もある道であるが荒れていた。特に、別荘地に車を止めて登るが宮城野に下る道は酷いものだった。段差も大きく狭く深い歩道であった。
宮城野には15時01分に着いた。帰りのバスは立ち席であった。汗びっしょりで乗ったので周りには迷惑だったと思う。振り返り感じた事は、稜線はとても整備されていた。ハチが近づき注意しながらも秋風(ツルボ花)に助けられた。湯本駅からの登りは長い距離だと感じた。 |
○観察した主な植物○
【咲いていた植物】
アキノタムラソウ、イヌツゲ、イヌトウバナ、ウツボグサ、オオバコ、オカトラノオ、オトメアオイ、オニタビラコ、オミナエシ、カタバミ、キンミズヒキ、ゲンノショウコウ、サジガンクビソウ、シオデ、シシウド、シャガ、シロバナイナモリソウ、ソバナ、ダイコンソウ、タマアジサイ、ツリガネニンジン、ナツトウダイ、ヌスビトハギ、ヌマトラノオ、ハエドクソウ、ヒメガンクビソウ、ヒメハギ、ヒメムグラ、ヒヨドリバナ、ヘクソカズラ、マツカゼソウ、マルバハギ、ミズヒキ、ミツバ、ムラサキニガナ、モミジガサ、ヤブラン、ヤマノイモ、ヤマユリ、リョウブ
【観察した実】
アブラチャン、エゴノキ、クサボケ、クリ、クロモジ、コゴメウツギ、サルナシ、テキリスゲ、バライチゴ、ハリギリ、ヒノキ、ヘビイチゴ、マユミ、ミズキ、ミツバウツギ、ムラサキシキブ
【閉鎖花】
タチツボスミレ
【葉】
マルバダケブキ
【爬虫類】
ヤマカガシ
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