2024.11.09(土) 芦ノ湖東岸生情報

○ 天候:晴れ 気温:11℃
○ 参加者2名 (PV2名)
○ 観察テーマ:「セキヤノアキチョウジ」の観察

○ コース:VC〜湖尻〜セラピー通り〜箱根園

10月の自然観察日から2週間を経ての今日の観察日は、本コース年内のフィナーレとして、秋と初冬の過渡期を愛でる絶好の季節でもあると、期待感に胸を膨らませてVCを出発した。千切れ雲の青空をトビが一羽大きく羽を広げて飛来し、歓迎をしてくれた様な気がした。セラピーロードに入ると、セキヤノアキチョウジの残り花が数輪寂しげに咲いて、芦ノ湖対岸は紅葉の始まった西岸コースが目に入る。つい8月までPVとして、コース情報等を笑顔で話し合った、Dさんの在りし日の姿が思い起こされ、信じられない気持ちを抑えながら沿道の観察をした。紅葉も昨年の観察日は月末で,ドンピシャだったことからすれば少し早く、また、この時期ならではの植物等もわずかでもあっても、花を終え、実を付け、そして種を備えて、冬を越す晩秋期の様を観察できる奥深さは、慎重な観察が求められる。例えば、フユノハナワラビとオオハナワラビは私の観察力では甘くて、葉先の尖りをルーペで見て確認するリーダーの指摘に、見分けの初歩を改めて痛感しました。この他にも様々な知識を今後のコース観察に役立てるべく事を、強く感じつつスタート時の期待感に添った自然情報が観察できた今日の観察でした。


《 本日のトップテン 》
@タイワンホトトギス&ホトトギス(花&実) Aセキヤノアキチョウジ(花終盤)Bアオハダ(実)Cオオハナワラビ(胞子葉)Dリンドウ(花)Eアズマヤマアザミ(花終盤)Fツルシキミ(実)Gセンニンソウ(種子)Hキッコウハグマ(種子、閉鎖花)Iヤドリギ(実)

〇観察した主な植物〇       
【花を観察した植物 】
アズマヤマアザミ、アメリカセンダングサ、イヌタデ、ゲンノショウコ、コアジサイ、シロヨメナ、セイタカアワダチソウ、セキヤノアキチョウジ、タイアザミ、ダイコンソウ(花&種子)、タイワンホトトギス、チヂミザサ、ツリガネニンジン、ツルシキミ、ノコンギク、ハキダメギク、ハナタデ、ホソエノアザミ、ホトトギス、ミズヒキ、ミゾソバ、ミヤマタニソバ、ヤマアジサイ、ヤマミズ、リュウノウギク、リンドウ
【種子や実を観察した植物】
アオキ、アオハダ、アズマイバラ、イヌトウバナ、ウバユリ、オニドコロ、ガマズミ、キカラスウリ、キッコウハグマ(種子&閉鎖花)、クサフジ、コアジサイ、シュウブンソウ、センニンソウ、ツルシキミ、テリハノイバラ、ノイバラ、ヘクソカズラ、マツカゼソウ、ミツバウツギ、ムラサキシキブ、ヤドリギ、ヤブタバコ、ヤブムラサキ、ヤブラン、ヤマノイモ、ヤマホトトギス、ヤマホロシ
【葉を観察した植物】
イロハモミジ(紅葉)、オオバウマノスズクサ、オオモミジ(紅葉)、オニシバリ、ニシキウツギ、コクサギ、ノブキ、フッキソウ、ホウチャクソウ、ホソバコガク                 【観察したスゲ類】
カンスゲ、ハコネイトスゲ、ミヤマカンスゲ

2024.08.24(土) 芦ノ湖東岸生情報

○ 天候:曇り 気温:22℃
○ 参加者3名 (PV3名)
○ 観察テーマ:「オトコエシ」の観察

○ コース:VC〜湖尻〜旧坂下門〜箱根園

このところ、足が浮腫み脹脛の周囲が朝晩で二センチほどの差があり、寝起きには骨と皮だけのように細くなり、立つと痛みを感じるほどに。体重は二キロ余り減少している。その分体を軽く感じ、何となくバランスが不安定に。アウトドア活動に何となく?? 体力確認を兼ねて東岸の自然情報に参加。ちょっと不謹慎バスでVCに向かう途中小雨が降りだした。暑さ対策(塩分0.9%の麦茶と塩水=血液の塩分濃度と同じで体内への吸収が速いから) はしてきたが、雨対策は最小限の準備だけ。一寸した油断が裏目に出た、と、緊張感が・・・。幸いスタート時には何とか・・・。私は分類学が得意ではない(他の部分でも変わりがないけれど)ので、と、宣言して、お二人に助けていただいての情報収集にスタート。VCから桃源台までは開けたところで、見慣れた花たち。コバギボウシ、キンミズヒキに加えて、まだ目覚めぬ眠気顔のセンニンソウやオトコエシが 「足は心配するなヨ」 と、やさしく見送ってくれた。桃源台に出ると、ヘソクリの語源になったカラスビシャクは元気いっぱいに、「わたしをつれていって」 と話しかけてくれたが、 「ここは国立公園だから連れて行けないんだよ」 と、宥めて別れた。湖畔に出るとウスバキトンボが雨上がりを嬉しそうに、何かを探して飛んでいる。このトンボは休むことを知らないらしく、遠く、空高く飛んでいく前の体力づくり中といったところだろうか?? 忙しく飛び交っている。湖畔に出ると秋の七草、クズが濃い赤紫の花を咲かせていた。ハナバチの仲間はツユクサやツルボなどの花の周りを忙しく飛び回っている。ネムノキは名残とばかりに精いっぱいの力を振り絞って、数輪の花を咲かせていた。
ここ湖尻までは開けた環境だが、これからセラピー通りと言われている日陰に。植物相が一気に変わる。ミズヒキが寂しそうに小さな花と紅白の実を付けて迎えてくれた。ムカゴイラクサは葉の表面に小さなトゲをちらつかせて誘ってくるが、ここは我慢。砂防用の土嚢先の石垣はコケが多い。私には分類ができない。Sさんにクモノスシダの群れから少し離れて大の字??にゆったりとしている大きな個体のクモノスシダを見つけて教えてもらった。ヤブマオが群生している。ヤブマオやカラムシを見ると、子供のころ、夏休みの小遣い銭稼ぎ(乾燥させた皮10キロとゴムの短靴 一足との交換)に必死になって刈り取ったことを思い出す。二段重ねのような白い花、ヤマホトトギスが迎えてくれた。鳥の名前をそのままもらって咲かせている植物はホトトギスだけ。そういえば犬の部位そのままを名前にする日本固有種で絶滅危惧種のイヌノフグリがあったっけ。長い間通行止めになっていた 「防ノ沢起点」 の手前で、オオハナワラビ、ヤマジノホトトギスに、ヌスビトハギが花と実を、シロヨメナ(日陰に??)、ヒメドコロにナガエオオカモメヅルが迎えてくれるが、このあたりから足元は斜面から流されてくる土砂でヌカってくる。ここが私の住家ヨ、とバカリにヒカゲノカズラがノタリと這い出してきた。「おお、お前も元気だったか」 と声を掛けてナデナデすると、嬉しそうだった。すると、まるで、せせら笑うように、ガビチョウが囀り始めた。ゆっくりと歩いてきたことで、旧坂下門のところで12時前になった。ここで、昼休みに。ここは九頭竜神社への入口の後だからアスファルトで舗装されているところ。コケや雑草と言われている植物が生えているが、雨が降ると流されそうな地形なのにナガサキオトギリが生えているという。今まで確認したところは流されて見当たらない。少し斜面を下った岩陰に、コケに守られてしがみ付くように、アッタ.、ヨカッタ、よかった、と安堵の声を挙げた。食事をしながらもキョロキョロと、必死になって探していると、そこここにと広がっていることが確認でき、うれしくなってきた。これを称えるように、ツクツクボウシが鳴き始めた。フイリホソバテンナンショウ、マツカゼソウの白い花、ウバユリの若い実を見ながら山の手から流れ出した土砂で泥濘と水たまりに行く手を阻まれながら進むと 「 ホトトギス街道.」 に差し掛かり、ヤマジノホトトギス、ホトトギスの群落に。楽しみながら先を急ぐと、目の前にツルニンジンの群落が出て来た。風船のような姿の蕾から釣り鐘のような大きな花が満開。「私たちをよく見て行ってね.」 と。思わず、うれしくなって撮影タイムとなった。ツリバナの実を眺めていると、ミズタマソウの実が目に這入り、やらせの世界でこの若い実に手作りのドクダミスプレーをかけて試ると、名前の由来になった水玉を確認できた。箱根園が望めるあたりまで来ると、コアジサイの実。少し明るくなってくるとゴショミズヒキが目立ち始める。ウドの花に迎えられ、石垣の上にブタナ、ノブドウの蕾と実( 蕾と実が同居しているのは最近刈り取られたかららしい) を眺めているうちに箱根園に辿り着いた。


《 本日のトップテン 》
@ツルニンジン(蕾から花までの連続性が見られた)旧坂下門〜箱根園、Aカモメヅル 二種(満開)(オオカモメヅル旧坂下門〜箱根園・ ナガエオオカモメヅル湖尻〜旧坂下門)Bヤマジノホトトギス(ヤマホトトギスとの花の共演だった)湖尻〜箱根園Cナガサキオトギリ(果実)旧坂下門Dムカゴイラクサ(満開)湖尻〜旧坂下門Eミズヒキ四種〈ができた〉湖尻〜旧坂下門(ミズヒキ〈一株で花と果実の共演〉・ギンミズヒキ〈果実〉・ シンミズヒキ〈果実〉・ゴショミズヒキ〈果実〉)Fキカラスウリ(果実)旧坂下門〜箱根園Gツリバナ(果実)旧坂下門〜箱根園Hテンナンショウ二種〈葉〉旧坂下門〜箱根園(フイリホソバテンナンショウ・ホソバテンナンショウ)Iハシカグサ(満開)旧坂下門〜箱根園

〇観察した主な植物〇       
【蕾を観察した植物】
オオブタクサ、キッコウハグマ、センニンソウ、タイアザミ、ツルニンジン、ノブドウ、ヤブガラシ
【花を観察した植物】
アカソ、アカバナゲンノショウコ、アキノタムラソウ、アレチマツヨイグサ、イタドリ、イヌガラシ、イヌゴマ、イヌトウバナ、イヌホオズキ、イノコヅチ、ウツボグサ、ウド、ウマノアシガタ、オオカモメヅル、オッタチカタバミ、オトコエシ、オニドコロ、カラスビシャク、キツネノボタン、キツネノマゴ、キバナガンクビソウ、キンミズヒキ、クズ、ゲンノショウコ、コアカソ、コアジサイ、コウゾリナ、ゴショミズヒキ、コバギボウシ、コマツナギ、シシウド、シロヨメナ、セイヨウタンポポ、センニンソウ、ダイコンソウ、タマアジサイ、ツユクサ、ツリガネニンジン、ツルニンジン、ツルボ、テバコモミジガサ、ナガエオオカモメヅル、ヌスビトハギ、ネムノキ、ノブキ、ハキダメギク、ハシカグサ、ヒメウワバミソウ、ヒメガンクビソウ、ヒメキンミズヒキ、ヒメドコロ、ブタナ、ヘクソカズラ、ホソバコガク、ホトトギス、マツカゼソウ、マルバハギ、マルバハッカ、ミズヒキ、ムカゴイラクサ、メヤブマオ、ヤブガラシ、ヤブコウジ、ヤブタデ、ヤブマオ、ヤマキツネノボタン、
ヤマジノホトトギス、ヤマニガナ、ヤマノイモ、ヤマホトトギス、ヤマホロシ、ユウガギク
【実を観察した植物】
イノコヅチ、ウバユリ、ウマノアシガタ、ウマノミツバ、オトギリソウ、キカラスウリ、キツネノボタン、キンミズヒキ、ギンミズヒキ、クマシデ、クルマムグラ、コアジサイ、ゴショミズヒキ、シシウド、シンミズヒキ、ツリバナ、ナガサキオトギリ、ナガバハエドクソウ、ヌスビトハギ、ヒメウワバミソウ、ヒメキンミズヒキ、ヒメドコロ、ミズタマソウ、ミズヒキ、ミヤマホウソ、モリイバラ、ヤマキツネノボタン、ヤマジオウ、ヤマノイモ、ヤマホロシ
【葉を観察した植物】
シオデ、ハリギリ、ヒメウワバミソウ、ヒメヨツバムグラ、フイリホソバテンナンショウ、ホソバテンナンショウ、ミヤマタニソバ、モミジガサ、ヤマムグラ
【観察したシダ植物】
オウレンシダ、オオハナワラビ、クモノスシダ、ヒカゲノカズラ、トウゲシバ
〇観察した主な昆虫〇
ウスバキトンボ、スジグロシロチョウ、ツクツクボウシ(声)、ハナバチの仲間、ベニシジミ、
〇観察した主な鳥〇
ガビチョウ、ソウシチョウ

2024.07.27(土) 芦ノ湖東岸生情報

○ 天候:晴れ 気温:31℃ 駒ケ岳山頂 26℃
○ 参加者4名 (PV4名)
○ 観察テーマ:「キオンの花」の観察

○ コース:VC〜湖尻〜駒ケ岳〜坊が沢〜VC

7月19日。待ち焦がれていた駒ケ岳⇔防が沢登山道が再開されました。2015年5月に発生した大涌谷水蒸気噴火以来長らく閉鎖されている神山⇔駒ケ岳登山道の一部です。9年ぶりの登山道開通。感無量です。懐かしさと嬉しさと万感の思いで早速歩いてみました。以前から、藪漕ぎ状態だった両サイドの笹がきれいに刈られていたのは有難さと同時に驚きでもありました。大仕事だったことでしょう。 分岐から防が沢への登山路は長期にわたる閉鎖でかなり傷んでいたはず。風雨により土砂の流出で、階段や登山道そのものが崩れた箇所も多々あったと思われますが、登山道補修隊の皆さま始め関係各所の皆さまのご尽力により開通にこぎつけた事に心から感謝する次第です。
 今回は登山道の状態観察を目的とした自然情報収集でしたが、観察した限りでは植物は例年より種類が少なく状態も思わしくありませんでした(例外はハコネコメツツジやノギラン)。猛暑の影響なのかニホンジカによる食害なのか、あるいは他に起因するのか調査結果が待たれます。ちなみにこの区間は9/17〜27・10/7~18は銃器によるシカ捕獲のために立ち入り禁止となります。
 駒ケ岳山頂では、例年ならばそろそろ始まる「駒ケ岳山頂からのアサギマダラの渡り」が始まったか定かではありません。今日はアサギマダラの姿は皆目見られませんでした。猛暑を避けて樹林下で仮眠しているのか、そもそもの個体が減少してしまったのかも現状ではわからないと伺いました。 予定時刻に駒ケ岳国有林ヒメシャラ群落保護林に到着し、終了。 当コース開通を手始めにして、残る登山道の一日も早い開通を願いながらの終了でした。


《 本日のトップテン 》
@オヤマシモツケ(満開)Aキオン(咲き始め)Bハコネコメツツジ(満開)Cクワガタソウ(満開)Dノギラン(満開)Eマルバダケブキ(咲き始め)Fタンザワイケマ(満開)Gリョウブ(満開)Hノリウツギ(満開)Iウバユリ(満開)

〇観察した主な植物〇       
【湖尻港付近
【主に蕾や花を観察した植物】
アカソ、ウバユリ、エゾタチカタバミ、オッタチカタバミ、オランダミミナグサ、カタバミ、ガンクビソウ、クサコアカソ、クワクサ、シシウド、ダイコンソウ、タケニグサ、タマアジサイ(一部開花)、ツルニガクサ、テバコモミジガサ、ネムノキ、ノブキ、ハキダメギク、マツカゼソウ、ミズタマソウ(花&実)、ミヤマタニソバ、ムカゴイラクサ(花&種子)、ヤマアジサイ、ヤマキツネノボタン、リョウブ
【実や種子を観察した植物】
ツルシキミ、クルマムグラ(実&花)
【その他観察した植物】
ウマノミツバ、セキヤノアキチョウジ

箱根園〜駒ケ岳〜防が沢
【主に蕾や花を観察した植物】
アカバナ、ウツボグサ、ウバユリ、エゾタチカタバミ、オヤマシモツケ、オランダミミナグサ、カタバミ、キオン、クワガタソウ、ゲンノショウコ、コテングクワガタ、シシウド、ダイコンソウ、タニギキョウ、タマアジサイ、タンザワイケマ、ノギラン、ノブキ、ノリウツギ、ハコネコメツツジ、ヒメガンクビソウ、ヒメノガリヤス、ヒメヨツバムグラ、フジアカショウマ、ブタナ、マツカゼソウ、マルバダケブキ、ミミナグサ、ミヤマタニソバ、ムカゴイラクサ、ヤマジオウ、ヤマホタルブクロ、ヤマムグラ、リョウブ
【実や種子を観察した植物】
ツルシキミ、ハウチワテンナンショウ
【その他観察した植物】
トクガワザサ、ハコネアザミ、ハコネトリカブト、ホソバテンナンショウ、ヤマトリカブト
〇声を聴いたり姿を見た野鳥〇
ウグイス、トビ、ホオジロ

2024.06.15(土) 芦ノ湖東岸生情報

○ 天候:曇り時々晴れ 気温:21℃
○ 参加者2名 (PV2名)
○ 観察テーマ:「エゴノキの花」の観察

○ コース:VC〜湖尻〜セラピーロード〜九頭竜の森〜箱根園〜VC

例年より遅い梅雨入り間近の薄曇りに、陽が時々降り注ぐ観察日に恵まれてVCを出発。桃源台の湖岸植地帯ではイワガラミの白花に、足元ではツユクサやカラスビシャク。湖上では2羽のカルガモと出合え、上空ではトビがややスピードをあげながら獲物を探しているようだ。セラピー通りに入り、ホソバコガクと張り合うようにコアジサイが点在して目に留まる。飾り花がつかない総花はむしろ清楚で趣に浸る。また、花期ドンピシャのミヤマハハソの開花に嬉しさがいっぱいに。途中、坊が沢前後でオオバウマノスズクサ、キカラスウリのつる性植物を見上げると、ジャコウアゲハやヒロオビトンボエダシャクが舞い、更に、その頭上にエゴノキの花が雪に覆われたように白一色で、沢山の落下した合弁花の花が舗道を広く埋めて、まるで歩行者に踏まれた絨毯のような気の毒な様が印象的。九頭龍の森の入り口で見たサワギクの頭花の筒状花と周りの舌状花に目をやりながら入園し、見晴らしの良い桟橋付近で遅い昼食をとる。今日も外国人を含めた観光客で賑やかな会話が耳に入る。今日はAコースと決めて出発し、ゆっくりじっくり野趣を感じながら観察できた。セラピー通り最終地点のホテル付近でウドの幼葉を観察。茎又に挟まれた黄緑色の幼葉の瑞々しさに感動し思わずシャッターを押す。最後に今日の結果からトップ10を選択し締めを終えてVCへバスで戻りました。

【その他、葉等を観察した植物】
アオカモジグサ、アカネ、アカメヤナギ、イグサ、イヌムギ、イワタバコ、オオバウマノスズクサ、オニシバリ、カキドオシ、カモガヤ、カモジグサ、カラスムギ、キカラスウリ、ケチヂミザサ、コスズメがヤ、コミヤマスミレ、サルトリイバラ、シオデ、シンミズヒキ、スギナ、スズメノヒエ、タラノキ、チガヤ、ツル二ガクサ、ツルリンドウ、テリハノイバラ、ノブキ、ハコネダケ、ハリガネスゲ、ヒゴクサ、フイリテンナンショウ、フッキソウ、ホソバシオデ、マツカゼソウ、ミズヒキ、ミヤマタニソバ、ムカゴイラクサ、メヤブマオ、ヤブコウジ、ヤブマオ、ヤマノイモ、ヤマミツバ
〇 観察した野鳥類 〇
アカゲラ(声)、ウグイス(声)、カルガモ(姿)、ハシブトガラス(姿&鳴き声)、ソウシチョウ(声)、ガビチョウ(声)、シジュウカラ(声)、トビ(姿)
〇 観察した昆虫類 〇
アワフキムシの泡、ジャコウアゲハ、スジグロシロチョウ、ヒロオビトンボエダシャク

《 本日のトップテン 》
@コアジサイ(満開、多く点在)Aミヤマウコギ(花)Bエゴノキ(満開)Cミヤマハハソ(咲き始め)Dサルナシ(見頃)Eサワギク(見頃)Fホソバコガク(満開)Gアズマイバラ(満開〜終盤)Hモリイバラ(満開〜終盤)Iヤマキツネノボタン(満開)

〇観察した主な植物〇       
【蕾を観察した植物】
ウバユリ、ウマノミツバ、オトギリソウ、クサコアカソ、コアカソ、トチバニンジン、ナガバハエドクソウ、ネズミモチ、ネムノキ,ホトトギス、ミヤマハハソ、メヤブマオ、ヤブマオ
【花を観察した植物】
アカオニタビラコ、アズマイバラ、アレチギシギシ、イヌガラシ、イヌタデ、イボタノキ、イワガラミ、ウツギ、エゴノキ、オオニワゼキショウ、オッタチカタバミ、オヤブジラミ(花&種)、オランダミミナグサ、カタバミ、ガマズミ、カラスビシャク、カントウマムシグサ、クサコアカソ、クルマムグラ(花&種子)、コゴメウツギ、コモチマンネングサ、サルナシ、サワギク、スイカズラ、スイバ、スズメノカタビラ、スズメノヒエ、セイヨウタンポポ、ツルマンネングサ、ツユクサ、ドクダミ、ナガエコナスビ、ニガナ、ニシキウツギ、ニワゼキショウ、ノミノツヅリ(花&種)、ハキダメギク、ハルジオン、ハルノノゲシ、ヒメジョオン、ヒメツルソバ、ブタナ、フランスギク、ヘビイチゴ(花&実)、ヘラバヒメジョオン、ホソバコガク、ミノボロスゲ、ミミナグサ、ミヤマウコギ、ミヤマハハソ(花&蕾)、モモイロハルジオン、モリイバラ、ヤエムグラ、ヤブタビラコ、ヤマアジサイ、ヤマキツネノボタン、ヤマサギゴケ、ヤマボウシ、ヤマホタルブクロ、ヤマムグラ
【花が終盤の植物】
ウラシマソウ、カニツリグサ、ツクバネソウ、フタリシズカ、ホソバテンナンショウ、マルバウツギ
【実や種子を観察した植物)
オオバコ、ツクバネウツギ、ツリバナ、ツルシキミ、ハナイカダ(雌木)、ヒイラギナンテン、ヒメウワバミソウ(実&花)、ホウチャクソウ、ミズキ、モミジイチゴ、ヤマネコノメソウ
【観察したシダ植物】
アスカイノデ、イノデ、キヨタキシダ、クモノスシダ、コケシノブ、ジュウモンジシダ、ナツノハナワラビ、ハコネシケチシダ、ヒメコケシノブ、メヤブソテツ、ヤブソテツ、

2024.05.25(土) 芦ノ湖東岸生情報

○ 天候:曇り 気温:22℃
○ 参加者6名 (PV6名)
○ 観察テーマ:「キンラン」の観察

○ コース:VC〜湖尻〜セラピーロード〜九頭竜の森〜箱根園〜駒ヶ岳

曇り空ですが、自然観察にはちょうど良い気温です。空気に水分を含んでいるのを肌に感じ、梅雨はもうすぐ始まるのかしら、と思わせる朝の様子。ワイワイガヤガヤ・・・メンバー皆さん元気よく出発、本日は駒ヶ岳まで目指しますよ〜と、先を少々急ぎます。春の箱根は可愛い花がたくさん!と期待しましたが、この時期にしてはお花が少ない?湖尻のロックガーデン(勝手に命名)は、多様の花が咲く私のお気に入りの地点ですが、この日は、お花がちょっと寂しかったのが残念、また来月に期待。根元に雑草除けなのか吹付工がされている木の様子も残念・・・。さてさて、セラピーロード、九頭竜の森を抜け、本日のお楽しみ、駒ヶ岳に向けてロープウェイに乗り込みます。山頂付近の気温は14℃とアナウンス、薄着の私は大丈夫かしらと不安になりますが、ロープウェイから木々の様子を上から見られるのもこのコースのお楽しみポイント。今回は、白い花を咲かせる木々があちこちに観察できました。特にホオの花がよく見え、ロープウェイならではの上からの景色を楽しみます。駒ヶ岳の山頂は、風が少なく、涼しく快適!曇り空で富士山は隠れていましたが、散策コースを楽しみ、大文字・ひょうたん焼の様子など山頂からの景色を今日も堪能しました。さて、観察会も終わり、箱根園に降りてくると、乗り場の日本人は私達だけ・・・。外国からの観光客が本当に多い、そして会話が英語ではない!中国語や韓国語でもない、何語か分からない!な様子に、多くの国の人達が箱根を訪れているのねぇ、とインバウンドを実感して本日も終了です。

《 本日のトップテン 》
@マルバウツギ Aヒメレンゲ Bクルマムグラ Cキンラン Dオオバウマノスズクサ Eホオノキの花 Fツリバナ Gミズキ Hナガエコナスビ Iモリイバラ

〇観察した主な植物〇       
【花や果実を観察した植物】    
アオオニタビラコ、アオキ、アカオニタビラコ、イヌガラシ、イボタノキ、ウツギ、ウマノアシガタ、オオイヌノフグリ、オオバウマノスズクサ、オッタチカタバミ、オヤブジラミ、オランダミミナグサ、カタバミ、カモジグサ、カヤラン、カラスノエンドウ、カントウマムシグサ、ギシギシ、キンラン、ギンリョウソウ、クルマムグラ、クワガタソウ、ヤマキツネノボタン、コアジサイ、コゴメウツギ、ナガエコナスビ、コメツブツメクサ、コモチマンネングサ、サワギク、シロツメクサ、タチイヌノフグリ、タニギキョウ、ツクバネソウ、ツリバナ、ツルカノコソウ、ツルニチニチソウ(植栽)、ツルマンネングサ、テッセン(植栽)、ドウダンツツジ、ドクダミ、トチバニンジン、ナツグミ、ニガナ、ニシキウツギ、ツボスミレ、ネコノメソウ、ノイバラ、ハイキンポウゲ、ハコネイトスゲ、ハコネウツギ、ハリガネスゲ、ハルジオン、ハルノノゲシ、ヒメウワバミソウ、ヒメレンゲ、フイリテンナンショウ、ブタナ、フタリシズカ、フランスギク、ヘビイチゴ、ホオノキ、ホウチャクソウ、ホソバコガク、ホソバテンナンショウ、マルバウツギ、ミズキ、ミゾソバ、ミツバウツギ、ミドリハコベ、ミミナグサ、ミヤマイボタ、ミヤマハハソ、ムラサキケマン、モリイバラ、ヤブタビラコ、ヤブデマリ、ヤマグワ、ヤマサギゴケ、ヤマツツジ、ヤマムグラ、ヤマフジ
【穂を観察した植物】         
アオカモジグサ、カニツリグサ、チガヤ、ナガハグサ
【その他観察した植物】
       アカネ、アセビ、イヌタデ、イワタバコ、ウバユリ、ヤブマオ、オヤマシモツケ、カンスゲ、キッコウハグマ、コクサギ、サンショウ、シシウド、セキヤノアキチョウジ、ゼンマイ、タチヤナギ、タマアジサイ、タラノキ、チヂミザサ、ツルシキミ、ツルニガクサ、テバコモミジガサ、ヤマトリカブト、ハコネシケチシダ、ハコネダケ、フッキソウ、ホトトギス、マツカゼソウ、ミズヒキ、ミヤマタニソバ、ヤマジオウ、ワラビ
【観察した鳥、虫】
          ガビチョウ、ソウシチョウ、アワフキムシ
【その他観察した自然の様子】   
イノシシの堀跡、落葉フェノロジー、オトシブミ、カエデのヘリコプター

2024.04.27(土) 芦ノ湖東岸生情報

○ 天候:小雨のち曇り 気温:16℃
○ 参加者4名 (PV3名)
○ 観察テーマ:「ツルカノコソウ」の観察

○ コース:VC〜湖尻〜セラピー通り〜箱根園

小雨降る白百合台を出発。駒ケ岳でのコキクザキイチゲの観察を楽しみにしていたが、今朝の空模様を眺めると諦めざるを得ず、本日の行程は箱根園止まりとした。いつも通り、桃源台を抜け湖岸の木道を通り湖尻へ。セラピー通りの湖尻側入り口にそびえたつケヤキの古木を「十手のケヤキ」と呼ぶそうだ。確かに枝ぶりは「十手」に見えなくもない。ケヤキの古木がそびえる塚の横に空き地がある。ここで、毎春Spring ephemeralを観察するのだが今年はとりわけ凄かった!時はすでに四月下旬。さすがに早春の妖精たちには会えなかったが、石垣の上は勿論のこと地面をも足の踏み場もない程に埋め尽くす可憐な花々。思わず感嘆の声を上げてしまった(余談だが、夢のような景色が忘れられず数日後に再訪した)。ネコノメソウの仲間たちは、その名の由来の黒い種子をしっかり見せてくれた。興奮冷めやらぬまま先に進み、去年と同じ場所に株数を増やしたギンリョウソウを確認。その後はオトメスミレ、タチツボスミレの仲間を観察。数年前まで観察できたヒカゲスミレやシコクスミレは姿を消したが、この先にはコミヤマスミレの群落がある筈だと心が逸る。
坊が沢ではトウゴクサバノオの実を観察。微妙ながら残り花と言えそうな花柄も一輪。イワタバコの葉も展開していて夏の開花が楽しみだ。イワタバコの開花はケイワタバコより遅い。ツルカノコソウは健在。マルバコンロンソウがあちこちで目に入る一方で、今年もミツバコンロンソウに出会えなかった。どこかに秘かに残っていてほしいと願う。タビラコの仲間が増えている。ヤブ、アカオニ、アカオニ、その交雑種も。昼食は満開のカヤランの下で。至福の時間だ。さて、後半。期待のコミヤマスミレは大きく株数を減らしていた。一方で、タビラコ類の増加だ。今春の東岸は例年と違う。が、トウゴクミツバツツジの花が湖面に映え、ハッとするほどあでやかな光景は変わらない。箱根園に到着。湖岸へ直行したがオオシマザクラはすでに散っていた。残念ながら一週間遅かった?芦ノ湖をバックに「湖畔の一本桜」(実際には5本を寄せ植え)を愛でた日が懐かしく思い出された。


【 観察したコケの仲間 】
アラハシラガゴケ、コツボゴケ、シラガゴケ、トヤマシノブゴケ、ネズミノオゴケ、ハイゴケ
〇 鳴き声を聴いたり姿を見た野鳥 〇
ウグイス(声)、コジュケイ(姿)、ソウシチョウ)声&姿)、ドバト(姿)、トビ(姿)

《 本日のトップテン 》
@ギンリョウソウ(開花直後)Aカヤラン(満開)Bマルバコンロンソウ(満開)Cミヤマハコベ(満開)Dオトメスミレ(満開)Eコミヤマスミレ(満開)Fニョイスミレ(満開)Gアカフタチツボスミレ(満開)Hカキドオシ(満開)Iタニギキョウ(満開)

〇観察した主な植物〇       
【蕾を観察した植物 】
コアジサイ、トチバニンジン、マルバウツギ、ヤマジオウ
【 花を観察した植物 】
アイオニタビラコ、アオオニタビラコ、アカオニタビラコ、アカネ、アカフタチツボスミレ、アセビ、イチゴツナギ、イヌハコベ、イロハモミジ、イワニガナ、ウラシマソウ、オトメスミレ、オッタチカタバミ、カキドオシ、カタバミ、カヤラン、カントウヨメナ、キブシ、キランソウ、ギンリョウソウ、クサボケ、クルマムグラ(花&蕾)、クロモジ、コウゾリナ、コクサギ、コミヤマスミレ、サルトリイバラ、ジロボウエンゴサク、スズメノカタビラ、スズメのヒエ、スズメノヤリ、セイヨウタンポポ、セントウソウ(花&種)、タチツボスミレ、タニギキョウ、ツルカノコソウ、ツルシキミ、トウゴクミツバツツジ、ニョイスミレ、ハコネイトスゲ、ハハコグサ、ハルジオン、ハルノノゲシ、ヒイラギナンテン(花終盤)、ヒメオドリコソウ、ヒメウワバミソウ、フイリカントウマムシグサ、フッキソウ、ヘビイチゴ、ホウチャクソウ、ホソバテンナンショウ、マルバコンロンソウ、マルバスミレ、ミズタネツケバナ、ミチタネツケバナ、ミドリハコベ、ミヤマキケマン、ミヤマハコベ、ムラサキケマン、モミジイチゴ、ヤブジラミ、ヤブタビラコ、ヤマサギゴケ、ヤマツツジ、ヤマムグラ
【 実や種子を観察した植物 】
アオキ(実&花)、トウゴクサバノオ(実&花】、ハナネコノメ(種子)、ミチタネツケバナ(種子&花)、マメザクラ【実)、ヨゴレネコノメ(種子)
【 葉を観察した植物 】
アカガシ(落葉)、エイザンスミレ、オオシマザクラ、キッコウハグマ、ツルマンネングサ、テリハノイバラ、ナガサキオトギリ、ヤマウコギ             【 観察したシダ植物 】
アスカイノデ、イヌシダ、イヌワラビ、イノデ、オウレンシダ、キヨタキシダ、クマワラビ、クラマゴケ、クモノスシダ、ジュウモンジシダ、ゼンマイ(栄養葉&胞子葉)、トウゲシバ、ツルデンダ、ノキシノブ、ハコネシケチシダ、ヒメノキシノブ、ベニシダ、ミゾシダ、メヤブソテツ、ヤブソテツ、ワラビ

2024.03.23(土) 芦ノ湖東岸生情報

○ 天候:雨 気温:5℃
○ 参加者4名 (PV3名、お試し1名)
○ 観察テーマ:「タチツボスミレ」の観察

○ コース:VC〜湖尻〜セラピー通り〜箱根園

草木の芽を育み、鳥の囀りを誘う、穏やかな春風の期待とは裏腹に、低気温と雨の中今年度最後の自然情報観察活動を、Iリーダー(代行)の挨拶後、午前9時半にVCをスタートしました。今回は、9期生の初参加でもあり出発地から本コース全般に及び、改めての丁寧な解説がなされ、雨傘の滴を気にしながらも雨で見落としがちな落葉の間を覗きつつ、例年観察する植物の生をさがしました。総じて、花期の植物は少なく、どちらかと言えばまだ開花準備中の殺風景さが、セラピーロード右手に見る芦ノ湖水面の神秘的情景と相まって、伝説の主役達を連想させる独特なムードは、東岸コースの特性でもあり、雨が降ろうが熱心な九頭龍神社巡りの往来の人も多く、挨拶(外国人も少なくありませんでした)しながら行き交うこのコースへの思いは、天候とは逆にホットなものです。残念ながら雨も本降りとなり箱根園で11時40分に切りあげ、昼食は戻ってVCで職員さんが用意して下さった暖房設備で体を温めながら済ませ、纏めをして解散致しました。VCの皆様方、今年度も最後までありがとうございました。


《 本日のトップテン 》
@タチツボスミレ、Aミツマタ、Bオニシバリ、C ハナネコノメ、D アセビ、Eセントウソウ、Fカラスノエンドウ、Gムカゴネコノメ、H クロモジ、Iカキドオシ

〇観察した主な植物〇       
【蕾を観察した植物】
キブシ、クロモジ、コブシ、フッキソウ、ミズキ、リョウブ
【花を観察した植物】
アセビ、オオイヌノフグリ、オニシバリ、カラスノエンドウ、セントウソウ、タチツボスミレ、ツルシキミ、ハコネイトスゲ、ハナネコノメ、ヒイラギナンテン、ミドリハコベ、ミツマタ、ムカゴネコノメ
【観察したシダ類】
オウレンシダ、オクマワラビ、クモノスシダ、ヒメノキシノブ、フユノハナワラビ
※カヤツリグサ科含めています。

【観察した野鳥類】
カルガモ、シジュウカラ、ハクセキレイ、ヒヨドリ、ハシブトガラス

2023.11.25(土) 芦ノ湖東岸生情報

○ 天候:曇り 気温:9℃
○ 参加者4名 (PV4名)
○ 観察テーマ:「セキヤノアキチョウジ」の観察

○ コース:VC〜湖尻〜セラピー通り〜箱根園

この日は前日までと比べて朝からグッと冷えこみました。箱根の10時の気温は9℃、聞くと例年並みだそうですが、今秋の温かさに慣れてしまっているカラダには、いきなりこの気温は寒い!風が殆ど吹いていないのがありがたいですが、お日様も隠れ気味、防寒対策をしていても寒さに少し不安を感じつつ、今期最後の自然観察、箱根園に向けて出発です。植物達の花が咲く様子は、寂しくなりましたが、替わりに種子や実、また、この時期に注目されるシダ植物にいつもより観察に時間をかけて進みます。とはいえ、この時期楽しみなのは、やはり紅葉の様子ですよね。最盛期は過ぎた様子でしたが、美しい箱根の紅葉が迎えてくれました。道中はイロハモミジ、クロモジ、コアジサイ、ウツギなどなど、色とりどりの葉っぱが観察できます。そして、時折、湖越しに観える紅葉にも感動です。対岸に臨む山肌、針葉樹の中にぽっかり浮かぶような広葉樹の紅葉は、周りの深緑色とのコントラストが美しく、こちらも見事です。近くに、遠くにと素敵な紅葉のグラデーションは、いつまででも無心で眺めていられます。ただ、今日は日中でも、ゆっくり進むと体がどんどん冷えてくるような気温です。戻りのバスの時間も気にしつつ、時折、寒い寒いと急ぎ足で先に進みます。セラピーロードの中ほど辺りでしょうか、最近、遊歩道の整備が完了したようで、安全に歩きやすくなりました。道端の植物に寂しい印象を受けたのは、この季節だけの理由ではないよなぁ、、、と来シーズンに植物達が復活してくれることを期待しています。さて、今回はいつもに比べトップテン探しに苦労した回となりました。道中の最後、箱根園駐車場周辺に、リンドウを沢山確認でき、蕾ではありましたが、植わっている斜面にへばりついて喜んだ参加者です、この時はちょっと体温が上がったかも?もちろん、本日のトップテン入りです。



《 本日のトップテン 》
@黄紅葉A芦ノ湖の水面と西岸の黄紅葉と のコラボBホトトギスの花や実 Cアザミの仲間4種 Dノイバラの仲間 4種Eツルリンドウの実 Fヤマホロシの実 Gツルシキミ Hリンドウ Iヨゴレネコノメ

〇観察した主な植物〇       
【花を観察した植物 】
イヌタデ、ゲンノショウコ( 花&果実)、シロヨメナ、セイタカアワダチソウ、タイアザミ( 花&果実)、ダンドボロギク、ナデシコ( 植栽)、ノコンギク、ハキダメギク、ハナタデ、ハハコグサ、ヒイラギナンテン、ヤクシソウ、リュウノウギク
【 果実を観察した植物 】
アオキ、 アオツヅラフジ、アオハダ、アカネ、アズマイバラ( 果実&残り花)、イタドリ( 種子&黄葉)、ウツギ、キッコウハグマ、クサギ、クルマムグラ、コボタンヅル、シロバナセンダングサ( 果実&残り花)、セキヤノアキチョウジ、センニンソウ、ツルシキミ、ツルリンドウ、テリハノイバラ、トゲナシサルトリイバラ、ナギナタコウジュ、ノイバラ、ノハラアザミ( 果実&花)、ノブキ、ヒヨドリバナ、ヘクソカズラ( 果実&黄葉)、 ホソエノアザミ( 果実&残り花)、ホトトギス( 果実&残り花)、メヤブマオ、モリイバラ、ヤブラン、ヤマホロシ
【 観察したシダ植物 】
アスカイノデ、イノデ、オクマワラビ、クマワラビ、クモノスシダ、クラマゴケ、ジュウモンジシダ、ナガバヤブソテツ、ハリガネワラビ
【 観察した苔類 】
ジャゴケ,ゼニゴケ
【 紅葉や黄葉を観察した植物 】
アカネ、イロハモミジ、ウツギ、オニドコロ、クロモジ、ケヤキ、コアジサイ、コクサギ、サンカクヅル、シラキ、ゼンマイ、チドリノキ、ヤマノイモ
【 その他観察した植物 】
イヌツゲ、ウマノミツバ、オオバコ、オニシバリ、カタバミ、カンスゲ、コバノムラサキシキブ、シオデ、セントウソウ、タマアジサイ、ハコネイトスゲ、ホソバコガク、フッキソウ( 蕾)、マツカゼソウ、ミズヒキ、ヨゴレネコノメ、リンドウ( 蕾)、レモンエゴマ

2023.10.28(土) 芦ノ湖東岸生情報

○ 天候:晴れ 気温:14℃
○ 参加者5名 (PV5名)
○ 観察テーマ:「セキヤノアキチョウジ」の観察

○ コース:VC〜湖尻〜セラピー通り〜箱根園

爽やかな秋晴れの中、秋の箱根路へ。芦ノ湖はいつになく穏やかで、湖面にはワカサギ釣りの小舟がいくつも浮かぶ。セラピーロードは相変わらずの賑わいで、海外からも含め多くのビジターが行き交っていた。「何があるんですか。」と声を掛けてくださる方に草花たちをご案内する場面も。道端はシカの食害やイノシシの掘り起こし跡で、いつもより雑然とした印象。特に、九頭龍の森の旧坂下門付近はかなり掘り起こされた様相だった。今回は、花期が終わる植物が多く、木々の鮮やかな実が印象的だった。箱根の山々、芦ノ湖湖畔の木々が色づき始めたが、猛暑の影響か例年より鮮やかさに欠ける気がした。改めて、箱根の環境への野生動物、気候の影響を感じた一日だった。帰路、箱根園から湖尻へのバスに乗ろうとしたところ、渋滞でダイヤが乱れ、いつ到着するかわからないとのこと。紅葉のシーズンとなり、箱根の賑わいが増してきたようだ。



《 本日のトップテン 》
@セキヤノアキチョウジ Aリンドウ Bリュウノウギク Cヤブムラサキ Dムラサキシキブ Eツルニンジン Fミゾソバ Gヤマハッカ Hナギナタコウジュ Iツルシキミ

〇観察した主な植物〇       
【花や花穂を観察した植物】    
アキノウナギツカミ、アキノエノコログサ、アキノタムラソウ、アズマヤマアザミ、アメリカセンダングサ、イタドリ、イヌガラシ、イヌタデ、イヌトウバナ、オヒシバ、キッコウハグマ(閉鎖花)、キンエノコロ、ゲンノショウコ、コセンダングサ、コバノギボウシ、サラシナショウマ、ジシバリ、シロヨメナ、ススキ、スズメノヒエ、セイタカアワダチソウ、セキヤノアキチョウジ、タイアザミ、ダイコンソウ、タマアジサイ、ダンドボロギク、チカラシバ、ツルニンジン、ナギナタコウジュ、ノコンギク、ハキダメギク、ハナタデ、ヒカゲノイノゴズチ、ヒロハホウキギク、ブタナ、ホソエノアザミ、ホトトギス、マツカゼソウ、マルバフジバカマ、ミズヒキ、ミゾソバ、ミヤマタニソバ、メヒシバ、モミジガサ、ヤクシソウ、ヤマハッカ、ヤマキツネノボタン、ヤマムグラ、リュウノウギク、リンドウ、ワレモコウ
【実や種を観察した植物】
アオハダ、アケビ、ウツギ、ウバユリ、オオバジャノヒゲ、オニドコロ、キッコウハグマ、クサギ、ゲンノショウコ、センニンソウ、ツリガネニンジン、ツルシキミ、ツルニンジン、テリノイバラ、ナワシロイチゴ、ノブドウ、ヘクソカズラ、ホオノキ、ホトトギス、マユミ、ムラサキエノコロ、ムラサキシキブ、モリイバラ、ヤブコウジ(十両)、ヤブムラサキ
【 その他観察した植物 】
オトギリソウ、オニシバリ、コアカソ、コボタンヅル、サンカクヅル(紅葉)、シラキ(黄葉)、シロバナイナモリソウ、セントウソウ、ナガサキオトギリ、フイリホソバテンナンショウ、ボタンヅル、ヤブマオ、レモンバーム
【 観察したシダ植物 】
イノデ、オオハナワラビ、クモノスシダ、ゲジゲジシダ、ジュウモンジシダ
【 観察した菌類 】
ナラタケ、ホコリタケ
○ 観察した野鳥類 ○
ソウシチョウ、ヒヨドリ
○ 観察した昆虫類 ○
ヤマトシジミ

2023.09.23(土) 芦ノ湖東岸生情報

○ 天候:雨のち曇り 気温:19℃ 駒ケ岳山頂13℃
○ 参加者7名 (PV7名)
○ 観察テーマ:「ハコネアザミ」の観察

○ コース:VC〜湖尻〜セラピー通り〜箱根園〜駒ケ岳〜VC

雨の朝、一喜一憂しながら空を見上げていたが、結局小雨のなかを出発。長く運休していた駒ケ岳ロープウエイが再開されたと聞き、本日の観察コースは駒ケ岳と決めていた。雨あがりの山頂では目前に雲海や湖面に湧き上がる靄が見られる。刻々と表情を変える絶景は見飽きる事がない。青空に映える眺望も美しいが、雨あがりに雲の流れ行く山並みの美しさは格別だ。山頂ではハコネアザミとハコネトリカブトが盛り。この夏の異常気象が影響しているのだろうか、例年この時期に山頂のお花畑を彩る花の数が今年は少ない。
さて、往路。「九頭竜の森」の旧坂下門付近で二ホンジカ3頭と遭遇した。雨もあがり食事に出てきたのだろうか、遠方から我々の姿を確認しても逃げる様子もない。徐々に距離が縮まっても、落ち着いたもので可愛い目つきでこちらを見つめていた。やがて、林に入っていったが直ぐ近くで鳴き声がきこえる。きっと、我々が遠ざかるのを待っているのだろうと早々とその場を後にした。そこかしこに残る食痕に然もありなんと納得。人間と二ホンジカとの共存。食害と植物の保護。待ったなしの現状だ。一日も早い解決を望む。

〇観察した昆虫類〇
捕食した蝶を運搬中のハチの仲間、コマルハナバチ、ナミハナアブ

〇その他観察したもの〇
二ホンジカ3頭、笹原に縦横にできていた獣道、雲海

《 本日のトップテン 》
@ハコネトリカブト(満開)Aハコネアザミ(満開)Bキオン(花終盤)Cホトトギス(満開)Dオヤマシモツケ(残り花少な目)Eアズマヤマアザミ(満開)Fホソエノアザミ(満開)、Gハコネギク(花少な目)Hセンブリ(咲き始め)Iレモンエゴマ(花終盤)

〇観察した主な植物〇       
【 蕾を観察した植物 】
セキヤノアキチョウジ
【花を観察した植物】
アカネ、アキノウナギツカミ、アキノエノコログサ、アキノノゲシ、アズマヤマアザミ、アマチャヅル、アメリカセンダングサ、イタドリ、イヌガラシ、イヌタデ、イヌトウバナ、イノコヅチ、イワニンジン(花&果実)、エノキグサ、エノコログサ、オオイヌタデ、オオバコ、オオハナワラビ、オオブタクサ、オトコエシ、オニドコロ(花&実)、オヤマシモツケ、カナムグラ、キオン、キンエノコロ、ケチヂミザサ、ゲンノショウコ(花&実)、ゴショミズヒキ、コニシキソウ、コブナグサ、コマツナギ、コマツヨイグサ、コメヒシバ、シロツメクサ、シュウブンソウ、ススキ、スズメノヒエ、センブリ、タイアザミ、ダイコンソウ(花&果実)、タマアジサイ、ノブキ(花&果実)、ダンドボロギク、チカラシバ、チヂミザサ、ツユクサ、ツリガネニンジン(咲き残り)、ツルリンドウ(蕾、花、果実)、ツルボ、ナギナタコウジュ、ニガナ、ヌカキビ、ハグロソウ、ハコネアザミ(白花も確認)、ハコネギク、ハコネトリカブト、ハハコグサ、バライチゴ、ヒナタイノコヅチ、ヒメキンミズヒキ、ヒメジソ、ブタナ、ホソエノアザミ、ホタルブクロ、ホトトギス(白花も確認)、ミゾソバ、ミズヒキ、メヒシバ、ヤブタデ、ヤマキツネノボタン、ヤマトリカブト、ヤマホトトギス、ヨモギ、リンドウ、レモンエゴマ、ワレモコウ
【実や種を観察した植物】
アカガシ、アズマイバラ、ウツボグサ、ウバユリ、クサギ、サルナシ、スギ、センニンソウ(花&種)、ツルシキミ、ノササゲ(実&花)、ハコネハナヒリノキ、フジイバラ、ヘクソカズラ(実&花)、ミズキ、ヤマノイモ、ヤマボウシ
【その他観察した植物】
イワタバコ、ウマノミツバ、キッコウハグマ、キリンソウ、クモノスシダ、クルマムグラ、コケオトギリ(紅葉)、ツルマンネングサ、トクガワザサ、ノギラン、ハコネコメツツジ、(赤茶色の子器をつけた)ハナゴケの仲間、フジアカショウマ、マメグミ、ミツバ、ヤマジオウ、ヨシ
〇鳴き声をきいた野鳥〇

2023.08.26(土) 芦ノ湖東岸生情報

○ 天候:晴れ 気温:27℃
○ 参加者3名 (PV3名)
○ 観察テーマ:「ヤマホトトギス」の観察

○ コース:VC〜湖尻〜箱根園

午後天気が崩れる予報を聞き、少し早めにXCを出発しました。
桃源台近くの駐車場の所で、一面に咲くツリガネニンジンを観察。センニンソウの白い花も目を引きました。先月一輪だけだったツルボも沢山咲いていて、季節が秋に向かっているのを感じます。ワレモコウの赤色も太陽光を浴び鮮やかに輝いていました。ミズキの実は色付き始めていて綺麗なグラデーションです。
セラピー通りに入ると、すぐにヤマホトトギスの花を発見、皆大喜びで観察しました。ヤマホトトギスはその後も行く先々で観察でき大満足。ミズヒキの鮮やかな赤色も印象的でした。いつものクモノスシダも確認。キッコウハグマは蕾。花が見られるかな?と期待が膨らみます。少し行くと、路肩工事個所。手すりは完成のようですが、反対側の道端にも石が敷き詰められていました。
ナガサキオトギリの花を見ながら昼食。昼食後はツルニンジンの花を観察しました。蕾も幾つかあり、来月も楽しめそうです。
九頭龍神社を過ぎると、結構長い距離、下草が刈られていました。通行に支障がなさそうなのに、こんなに刈るのかなと首を傾げることしかり。植物への影響が気になります。
ロープウェイは依然運休中。早い復旧が望まれます。帰りは湖尻までバスに乗り、レイクホテル近くのツルボやワレモコウを見てVCに戻りました。

《 本日のトップテン 》
@ツリガネニンジン( 花)Aヤマホトトギス( 花)Bセンニンソウ( 花)Cミズヒキ( 花)Dナガサキオトギリ( 花)Eワレモコウ( 花)Fマルバハギ( 花)Gツルニンジン( 花)Hクサフジ( 花)Iミズキ( 実)

〇観察した主な植物〇       
【 蕾を観察した植物 】
キッコウハグマ、クロモジ( 芽)、シュウブンソウ、シロヨメナ、タマアジサイ、ツルニンジン
【 花を観察した植物 】
アキノタムラソウ、イタドリ、イヌタデ、ウマノミツバ、エノコログサ、オニノゲシ、カクトラノオ、カタバミ、カラスビシャク、ガンクビソウ、キツネノマゴ、キンエノコロ、キンミズヒキ、ギンミズヒキ、クサギ、クサフジ、ゲンノショウコ、コアカソ、コオニユリ、ゴショミズヒキ、コマツナギ、シシウド、シロヨメナ、ススキ、セイヨウタンポポ、センニンソウ、タイアザミ、ダイコンソウ、タマアジサイ、チヂミザサ、ツクバネウツギ、ツユクサ、ツリガネニンジン、ツルニンジン、ツルボ、ナガサキオトギリ、ヌスビトハギ、ノゲシ、ノコンギク、ノブキ、ハエドクソウ、ハキダメギク、ハグロソウ、ハナタデ、ヒメガンクビソウ、ヒメキンミズヒキ、ブタナ、ヘクソカズラ、ホソバコガク、マツカゼソウ、マルバハギ、ミズヒキ、ムカゴイラクサ、メマツヨイグサ、モミジガサ、ヤブマオ、ヤマキツネノボタン、ヤマノイモ、ヤマホトトギス、ユウガギク、ワレモコウ
【 実を観察した植物 】
ウツギ、フッキソウ、ミズキ、ミズタマソウ
【 観察したシダ類 】
イノデ、クモノスシダ、ジュウモンジシダ、ノキシノブ、ヤブソテツ
【 観察した地衣類 】
ジャゴケ
【 その他観察した植物 】
フイリホソバテンナンショウ、ホソバテンナンショウ
○ 観察した主な野鳥 〇
ガビチョウ( 声)、トビ( 声)、ハシボソガラス( 声)、ヒヨドリ( 声)
○ 観察した主な昆虫類 〇
キチョウ、ジャコウアゲハ、ユウマダラエダシャク、アブラゼミ( 声)、ツクツクボウシ( 声)、ミンミンゼミ( 声)

2023.07.22(土) 芦ノ湖東岸生情報

○ 天候:晴れ 気温:24℃
○ 参加者6名 (PV6名)
○ 観察テーマ:「シロバナノイナモリソウ」の観察

○ コース:VC〜セラピーロード〜箱根園

仙石原高原のススキにシシウドの花がいっぱい咲いていた。秋だと思いVCを出発して桃源台駅駐車場の階段付近でツルボの花が咲いていた。「秋」が現実なのだと植物が教えてくれている。爽やかな風が気持ちの良い箱根の自然を優しく伝えてくれた。湖尻港ではネムノキの花が、ヤマジオウやツルニガクサ・イワタバコの花と共に東岸を楽しませてくれました。シロバナノイナモリソウやヒヨドリバナなどの花々が咲いている中ホトトギスの花も咲いていた。季節が早めに変化しているのかも知れない。駒ヶ岳ロープウェイが運休していた。点検部品交換の遅れが原因らしいが、稼ぎ時に大変だねと思いつつ帰りの箱根園発の高速バスに乗った。桃源台駅迄+桃源台駅発〜新宿駅行きの白百合台迄の乗継時間はピッタリとなっていた。(参考 470円+200円)


《 本日のトップテン 》
@イワタバコ、Aノリウツギ、Bシロバナノイナモリソウ、Cネムノキ、Dナガサキオトギリ、Eホトトギス、Fウツボグサ、Gヤマジオウ、Hムカゴイラクサ、Iツルニガクサ

〇観察した主な植物〇       
【葉を観察した植物 】
キッコウハグマ、クロモジ、コアカソ、サルナシ、セキヤノアキチョウジ、タラノキ、メヤブマオウ、ホソバシオデ、ヤマアジサイ
【 花を観察した植物 】
イタドリ、イワタバコ、ウツボグサ、ウマノミツバ、オオバジャノヒゲ、オカトラノオ、オトギリソウ、オニドコロ、カクトラノオ、カタバミ、カラスビシャク、カワラナデシコ、キキョウ、ギンミズヒキ、クサレダマ、クルマムグラ、コバギボウシ、コマツナギ、シロバナイナモリソウ、シロヨメナ、ダイコンソウ、タケニグサ、タマアジサイ、ツクバネウツギ、ツユクサ、ツルニガクサ、ツルボ、ナガサキオトギリ、ナガバハエドクソウ、ヌスビトハギ、ネムノキ、ノイバラ、ノリウツギ、ハグロソウ、ハシカグサ、ヒメドコロ、ヒメジョオン、ヘクソカズラ、ホトトギス、マツカゼソウ、ミズヒキ、ミツバ、ミミナグサ、ムカゴイラクサ、ヤブコウジ、ヤマアワ、ヤマキツネノボタン、ヤマジオウ、ヤマノイモ、ヤマホタルブクロ、ヤマムグラ、ヤマユリ、ユウガギク、リョウブ
【 実を観察した植物 】
アズマイバラ、アブラチャン、アワブキ、ウツギ、ガマズミ、コアジサイ、タカトウダイ、トゲナシサルトリイバラ、ナワシロイチゴ、フッキソウ、ホオノキ、ミズキ、モリイバラ、ヤマグワ
〇 声を聴いた野鳥 〇
ウグイス
〇 その他 〇
(羊歯)イノデ、オニワラビ、クモノスシダ
(蝉)ヒグラシの声
(蝶)スジグロシロチョウ        (爬虫類)カナヘビ

2023.06.17(土) 芦ノ湖東岸生情報

○ 天候:晴れ 気温:15℃
○ 参加者5名 (PV2名、ビジター3名)
○ 観察テーマ:「サンショウバラ」の観察

○ コース:箱根園〜駒ヶ岳〜九頭竜の森〜セラピーロード〜湖尻

本日はいつもと逆のルートで歩く。
快晴、しかも午前中ということもあり、澄んだ空気の中ロープウェイで駒ヶ岳山頂へ。眼下にはヤマボウシの白、所々にピンク色も見える。富士山は、中腹から8合目付近まで雲が掛かっているものの、山頂と山裾はくっきりと姿を見せている。
山頂に降りると、爽やかな風。エゾハルゼミ、ウグイスの声が響き、時々カエル?の声も聞こえ賑やか。そしてたくさんの人、人、人…ほとんどが海外の方で、聞こえてくるのは外国語ばかり。すっかり観光地らしさが戻ってきた。
小さな花々を観察しながら歩いていると、サンショウバラのピンク!先月はVC周辺で見事に咲いていたが、また会えるとは。
一周してロープウェイ乗り場に戻ってくると、乗車待ちの行列が階段の下まで伸びている。昼食を食べながら、空くのを待っていたが、列が短くなる気配がないので、諦めて並んだ。
箱根園から湖尻までの道々は満開のヤマボウシを満喫。
セラピー通りでは、先月、堪能したコアジサイやヤマアジサイ、サワギクを今回も楽しめた。咲き始めのミヤマホウソに出合えて嬉しい限り。夏を告げるノリウツギも開花寸前。
九頭竜の森では、数年前まで見られたトチバニンジンやツクバネソウの小群落が昨年来復活していないのは何とも残念。
前回から三週間での観察となったが、改めて自然の変化のスピードを感じた。次回の観察時にはどんな景色になっているだろうか。


《 本日のトップテン 》
@ヤマボウシ( 花)Aサンショウバラ( 駒ケ岳、花)Bミヤマホウソ( 開花)Cコアジサイ( 花)Dアズマイバラ( 花、花柄)Eヤマアジサイ( 花)Fヤマキツネノボタン( 花、果実)Gサワギク( 花)Hノリウツギ( 蕾)Iナガエコナスビ( 花)

〇観察した主な植物〇       
【蕾を観察した植物 】
ウマノミツバ、オヤマシモツケ、キリンソウ、シモツケ、ノブキ、ノリウツギ、フジアカショウマ
【 花を観察した植物 】
アカショウマ、アズマイバラ、イヌガラシ、イモカタバミ、オッタチカタバミ、オランダミミナグサ、カタバミ、ゲンノショウコ、コアジサイ、サワギク、サンショウバラ、セイヨウタンポポ、タチイヌノフグリ、テイカカズラ、ドウダンツツジ、トチバニンジン、ナガエコナスビ、ニガナ、ニシキウツギ、ノコギリソウ、ハルジオン、ヒメジョオン、ヒルガオ、ブタナ、ヘビイチゴ、ヘラバヒメジョオン、ミヤマホウソ、モリイバラ、ヤブタビラコ、ヤマアジサイ、ヤマキツネノボタン、ヤマボウシ
【 果実を観察した植物 】
イロハモミジ、ツルシキミ、ヘビイチゴ、ヤブヘビイチゴ
新芽:アセビ

〇 声を聴いた野鳥 〇
ウグイス
〇 声を聴いた昆虫 〇
エゾハルゼミ

2023.05.27(土) 芦ノ湖東岸生情報

○ 天候:晴れ 気温:24℃後
○ 参加者8名 (PV8名)
○ 観察テーマ:「コアジサイ」の観察

○ コース:VC〜湖尻〜セラピー通り〜箱根園〜駒ヶ岳〜箱根園         〜VC

本日は、暑くなく、風もなく穏やかでとても気持ち良い自然観察日和となりました。出発前に、VCスタッフの方が望遠鏡で見せてくださった神山に咲くトウゴクミツバツツジの花に嬉しくなり、はりきって駒ヶ岳を目指します。VC周辺に咲くニシキウツギ、サラサドウダンを見つつ、コース序盤は少し先を急ぎながら進みます。
桃源台を過ぎ、セラピー通りに入ると、アカガシの落葉を見、"落葉フェノロジー"という言葉を新しく教わります。そして木々の葉の様子を見ると、ホオの花やサルナシの実を観察できました。ムラサキケマンの種が飛ぶ様子やコアジサイの花の香を楽しみながら、湖畔の通りを順調に進みます。この日はセラピー通りを楽しむ観光客も多く、一緒に観察、自然観察情報をお話する場面もありました。お昼少し前に箱根園に到着、ちょうど正午発の駒ヶ岳ロープウエイに乗りますと、車掌さんから山頂の気温は17℃とのお話。地上との気温差に驚きますが、山頂の天候も穏やかで爽やかな風を感じながら皆でランチタイムです。楽しみの一つ、富士山の眺めは、多くは雲に隠れていましたが、山頂近くの様子を少し覗くことができました。芦ノ湖の2つのハートの形(箱根公園、箱根やすらぎの森)、外輪山の眺め、沼津アルプスの山並みなどなど贅沢な眺望を楽しみ、昼食後は、ぐるり山頂を回り、クワガタソウ、ヤマサギゴケ、ツクバネソウを観察します。そして、出発時は、遥か遠くにいたトウゴクミツバツツジが、神山に花盛りの様子を正面に見ることができ、またまた嬉しくなります。復路のロープウエイでは眼下にホオノキ、アカガシやクマノミズキなどなど、木々の花が満開な様子に感激です。下山後はバスで桃源台まで戻り、VCへ向かいますが、最後に園内のサンショウバラの花が見事に咲いているのを発見、ここが本日一番の観察タイムだったかも?本日の自然観察無事に終了です。

【観察した昆虫】
ユウマダラエダシャク、ヤマトシリアゲ

《 本日のトップテン 》
@ サンショウバラAコアジサイBハンショウヅルCカヤランDマルバウツギEミツバウツギFホオノキGクワガタソウHクマノミズキIミヤマハハソ

〇観察した主な植物〇       
【蕾を観察した植物】
オヤマシモツケ、カワラマツバ、コアジサイ、ノコギリソウ、ホソバコガク、ミヤマハハソ
【 花を観察した植物】
アオオニタビラコ、アカオニタビラコ、アカガシ、アカバナユウゲショウ、イヌガラシ、イヌトウバナ、イワニガナ、ウツギ、ウマノアシガタ、オオジシバリ、オオバウマノスズクサ、オニノゲシ、オヤブジラミ、オランダミミナグサ、カラスビシャク、カヤラン、カントウマムシグサ、クマノミズキ、クルマムグラ、クワガタソウ、コゴメウツギ、コテングクワガタ、コモチマンネングサ、サワギク、サワハコベ、サワフタギ(花殻)、サンショウバラ、ツクバネソウ、ツリバナ、ツルマンネングサ、トウゴクミツバツツジ(遠望)、トチバニンジン、ナワシロイチゴ、ニガナ、ニシキウツギ、ノミノツヅリ、ハナタデ、ハルジョオン、ハルノノゲシ、ハンショウヅル、ヒゴクサ、ヒメウワバミソウ、ヒメジョオン、ヒメレンゲ、ブタナ、フタリシズカ、ホウチャクソウ、ホオノキ、ホソバテンナンショウ、マルバウツギ、ミズキ(花&果実)、ミツバウツギ、ミツバツチグリ、ミミナグサ、ムラサキケマン、ヤブウツギ(植栽)、ヤエムグラ、ヤブジラミ、ヤブデマリ、ヤマキツネノボタン、ヤマサギソウ、ヤマツツジ、ヤマムグラ、ヤブタビラコ、ヨツバムグラ

【果実を観察した植物】
アオカモジグサ、カモジグサ、カニツリグサ、キブシ、サルナシ、ツルシキミ、チガヤ、トウゴクサバノオ、ヘビイチゴ、ヤマネコノメソウ、モミジイチゴ

【 その他観察した植物】
オウレンシダ、オオバイケイソウ(葉&蕾)ジュウモンジシダ、クモノスシダ、クラマゴケ、サルトリイバラ、テバコモミジガサ、テリハノイバラ、トゲナシサルトリイバラ、ミヤマタニソバ、ナツノハナワラビ、マツカゼソウ、ヤマジオウ
○ 観察した野鳥類 ○
イワツバメ、ウグイス、ガビチョウ、キジ、ソウシチョウ、ヤマガラ

2023.04.22(土) 芦ノ湖東岸生情報

○ 天候:曇りのち雨 気温:14℃後、セラピー通り8℃
○ 参加者4名 (PV4名)
○ 観察テーマ:「ギンリョウソウ」の観察

○ コース:VC→湖尻→セラピー通り→箱根園

どんよりした曇り空を見上げながらVCを出発。先月も悪天候に阻まれ断念した駒ケ岳での観察を今回も諦めざるを得ない程の空模様に思わずピッチを上げて進む。案の定、セラピー通りから雨に見舞われる。濃いガスに覆われた駒ケ岳を見上げ、行くべきか行かざるべきか迷ったが、結局、今月も断念。コキクザキイチゲは満開だろうか?コイワザクラに蕾がついたろうか?山頂のマメザクラの様子はどうだろうか?美しい新緑のオオバイケイソウの群落は相変わらず健在だろうか?等々と駒ケ岳山頂に想いを馳せた。さて、肝心の自然観察は以下の通り。サクラは殆ど花は終わり葉桜。例年ならば、この時期には楽しめる箱根園湖畔のオオシマザクラも葉桜となっていた。スミレの仲間もタチツボスミレ、ニョイスミレ、コミヤマスミレが満開だが、他は終わり。ギンリョウソウを一か所で観察、キヨスミウツボはさすがにまだ早いか?ツルカノコソウも開花。「九頭竜の森」脇の竹林のタケノコがイノシシに食い荒らされ皮が散乱していた。また、園内にいたシカ3頭を樹木越しに観察した。VCへの帰路、レイクホテルから桃源台へ向かう散策路で数本のハルザキヤマガラシに出合った。春風にそよぐかわいらしい黄色い花に心を奪われるが繁殖力の強い外来種。要注意外来植物に指定されている。VCに報告した。

《 本日のトップテン 》
@コミヤマスミレAギンリョウソウBニョイスミレCタニギキョウDハルトラノオEマルバコンロンソウFツルカノコソウGノジスミレHオトメスミレIホウチャクソウ

〇観察した主な植物〇       
【蕾を観察した植物】
マルバウツギ
【 花を観察した植物】
アオキ(雌雄花)、アカオニタビラコ、アカフタチツボスミレ、イワニガナ、ウラシマソウ、オオシマザクラ(残り花)、オトメスミレ(終盤)、カキドオシ、カンスゲ、カントウマムシグサ、キュウリグサ、キランソウ、ギンリョウソウ、クサボケ、クルマムグラ、クロモジ、コミヤマスミレ、サルトリイバラ、サンショウ、ジロボウエンゴサク(終盤)、ズミ(終盤)、セイヨウタンポポ、セントウソウ、ズミ(残り花)、タチツボスミレ、タニギキョウ、ツルカノコソウ、ツルギキョウ、
ツルシキミ、トウゴクミツバツツジ、トキワハゼ、ナズナ、ナツグミ、ナツトウダイ、ニョイスミレ、ニワトコ、ネコノメソウ(花&種子)、ノジスミレ(終盤)、ハコネイトスゲ、ハルザキヤマガラシ、
ハルジオン、ハルトラノオ、ヒメオドリコソウ、ヒメウワバミソウ、フッキソウ、ヘビイチゴ、ホウチャクソウ、ホソバテンナンショウ、ホソバノヨツバムグラ、マメザクラ(残り花)、マルバコンロンソウ、マルバスミレ、ミチタネツケバナ、ミツバツチグリ、ミドリハコベ、ミヤマキケマン、ムラサキケマン、モミジイチゴ、ヤマサギソウ、ヤマツツジ、ヨゴレネコノメ、コクサギ、ヤマブキ、ミヤマヨメナ(カントウヨメナ)、タネツケバナ、カタバミ、ツルニチニチソウ

【種子を観察した植物】
トウゴクサバノオ、フキ

【 その他観察した植物】
シカ3頭目撃、イノシシのタケノコの掘り返し跡
○ 観察した野鳥類 ○
ウグイス、ガビチョウ、キツツキの仲間のドラミング、トビ、ハクセキレイ

2023.03.25(土) 芦ノ湖東岸生情報

○ 天候:雨 気温:7℃
○ 参加者5名 (PV5名)
○ 観察テーマ:「ネコノメソウ類」の観察

○ コース:VC〜湖尻〜セラピー通り入口( 引き返し)

昨日までの暖かさが嘘のような寒い雨の日。4ヶ月ぶりの観察会です。園地を過ぎると、キブシやアセビの花がまず目に飛び込んできました。アオキやクロモジも蕾が膨らんできているのを確認。桃源台に出ると、タチツボスミレやマメザクラが咲き始めていて、春の気配を至る所に感じます。湖尻では、今年も満開のハルトラノオが迎えてくれました。ネコノメソウ類( ヨゴレネコノメ、ハナネコノメ、ムカゴネコノメなど)の可憐な花もたくさん観察。皆大満足しました。ただ、寒さや雨に加え、もの凄い強風が吹いてきて傘を差すのもやっとの状態になったため、やむなくセラピー通り入口で観察会は中止とし引き返すことにしました(傘の骨が折れてしまった人もいるほどの強風でした)。12時前にVCに戻り、本日の観察まとめと昼食をとり、早めの解散となりました。

《 本日のトップテン 》
@ハルトラノオ( 花)Aハナネコノメ( 花)Bアセビ( 花)Cキブシ( 花)Dミツマタ( 花)Eマメザクラ( 花)Fタチツボスミレ( 花)Gムカゴネコノメ( 花)Hクサボケ( 花)Iキランソウ( 花)

〇観察した主な植物〇       
【蕾を観察した植物】
アオキ、クロモジ、マメザクラ、ミズキ
【 花を観察した植物】
アセビ、オニシバリ、カキドオシ、カラスノエンドウ、キブシ、キランソウ、クサボケ、クリスマスローズ( 植栽)、ジロボウエンゴサク、スイセン( 植栽)、スノードロップ( 植栽)、セントウソウ、タチツボスミレ、ツルシキミ、ツルニチニチソウ、ネコノメソウ、ハナネコノメ、ハルトラノオ、ヒイラギナンテン、ヒメオドリコソウ、フキ、フッキソウ、ホトケノザ、マメザクラ、ミチタネツケバナ、ミツバツツジ( 植栽)、ミツマタ、ムカゴネコノメ、ヨゴレネコノメ、レンギョウ
【 葉を観察した植物】
コチャルメルソウ、ツルマンネングサ、トリカブト、ハコネイトスゲ
【 観察したシダ類】
ノキシノブ、ヒトツバ、ヒメノキシノブ
【 観察した地衣類】
ウメノキゴケ
【 その他観察した植物】
スギナ・ツクシ
○ 観察した野鳥類 ○
ウグイス( 声)、ハシブトガラス (姿)、ヒヨドリ(声)

2022.11.26(土) 芦ノ湖東岸生情報

○ 天候:雨のち曇り 気温:10℃
○ 参加者5名 (PV5名)
○ 観察テーマ:「フッキソウ」の観察

○ コース:VC〜湖尻〜セラピーロード〜九頭龍の森〜箱根園

土砂降りの中、VCを出発。湖尻からは傘は不要になり、「 今回は観察する植物が少ないね。 」とセラピーロードの紅葉の絨毯を歩き始めました。すると…青々と茂っていた草花が影をひそめた中、普段は気付かないシダ植物や残り花に目がとまります。鮮やかな赤い実にも吸い寄せられ、いつもよりゆっくりペース。九頭龍の森に着いた時には12時になっていました。箱根の山々、芦ノ湖湖畔の紅葉も素晴らしく、小さな植物から壮大な景色まで、改めて箱根の魅力を感じながら、今期最後となる晩秋の箱根路を満喫しました。フッキソウは蕾を抱き、すでに春に向けて準備をしていました。次回、3月の再会が楽しみです。

《 本日のトップテン 》
@オオハナワラビ( 胞子葉) Aホコリタケ Bツルシキミ( 果実) Cシハイタケ Dゼンマイ( 紅葉) Eフユノハナワラビ( 胞子葉) Fツルリンドウ( 果実)G紅葉(芦ノ湖 湖畔) Hハナゴケの仲間 Iエサキモンキツノカメムシ( ハート型の紋)

〇観察した主な植物〇       
【 観察したシダ植物 】
アカハナワラビ、イノデ、オウレンシダ、オオハナワラビ、オクマワラビ、キヨタキシダ、クマワラビ、クモノスシダ、クラマゴケ、ゲジゲジシダ、シノブ、ジュウモンジシダ、ゼンマイ、ツルデンダ、ナガバヤブソテツ、ハコネシケチシダ、フユノハナワラビ、リョウメンシダ
【 観察した菌類 】
ウメノキゴケ、サルノコシカケ、シハイタケ、ハナゴケの仲間、ホコリタケ
【 観察したコケ植物 】
コウヤノマンネングサ
【 果実を観察した植物 】
アオハダ( 果実)、アズマヤマアザミ( 残り花)、イヌコウジュ、ウマノミツバ、エイザンスミレ、オニシバリ、オニドコロ、カエデドコロ、カンスゲ、キッコウハグマ、クルマムグラ、シロヨメナ( 残り花)、セキヤノアキチョウジ、センニンソウ( 痩果に付く綿毛)、タイアザミ( 残り花)、タネツケバナ( 花)、タマアジサイ、ツゲ、ツルシキミ( 果実)、ツルリンドウ( 果実)、テリハノイバラ( 果実)、ノブキ( 果実)、ネコノメソウの仲間、ハコネイトスゲ、ハナタデ( 残り花)、ヒメガンクビソウ、ヒメドコロ、ヒメヨツバムグラ、フッキソウ( 蕾)、ヘクソカズラ( 種子)、テンナンショウの仲間( 果実)、ミツバ、ムラサキシキブ( 果実)、モリイバラ( 果実)、ヤマアジサイ、ヤマミズ( 果実)、ヨツバムグラ
〇 観察した昆虫類 〇
エサキモンキツノカメムシ

2022.10.22(土) 芦ノ湖東岸生情報

○ 天候:曇りのち晴れ 気温:26℃
○ 参加者4名 (PV4名)
○ 観察テーマ:「アズマヤマアザミ」の観察

○ コース:VC 〜湖尻〜箱根園

曇空ですが、気持ちのよい気候で観察日和です。花の多くは終わりかけや実で、季節はすっかり秋を実感。当初駒ヶ岳までの予定でしたが、花が少ないことから、箱根園までのコースに変更しました。
湖岸に出ると、たくさん咲いているナギナタコウジュを観察。これだけ多く咲いているのを見たのは初めてです。セラピー通りに入ると、満開のセキヤノアキチョウジが迎えてくれました( 期待通りで感激!)。見事な咲き姿で皆写真に収め満悦です。アズマヤマアザミは最盛期を過ぎましたが、鮮やかな紫色が目を引きました。
コロナ禍も落ち着いてきて制限緩和もあり、外国人も含め多くの観光客が訪れていました。セグウェイや多くの自転車ともすれ違いました。多くの人が戻ってきたのは嬉しい限りです。ツルリンドウやツルシキミの鮮やかな赤い実も観察。とても綺麗でした。九頭龍の森を過ぎるとシロヨメナが満開です。ただ、削られた木肌や、食べられ貧素な姿のタマアジサイなどシカの食害も目立っていたのは残念でした。富士山が見える場所で小休憩。観光客にも富士山が見えることを教えると、皆喜んで見ていました。紅葉は始まった所で、これからが楽しみです。箱根園のオオシマザクラの所で昼食をとり、バスでXCに戻りました。

〇 観察した主な鳥類 〇
ソウシチョウ( 声)、ハシブトガラス( 声)、ヒヨドリ( 声)
○ その他観察した物 ○
ゴマダラシロエダシャク、ホシホウジャク、シカ( 声)、ナヨタケの仲間

《 本日のトップテン 》
@セキヤノアキチョウジ( 花)Aツルニンジン( 花)Bナギナタコウジュ( 花)Cシロヨメナ( 花)Dアズマヤマアザミ( 花)Eツリバナ( 実)Fコバノガマズミ( 実)Gツルシキミ( 実)Hツルリンドウ( 実)Iサラシナショウマ( 花)

〇観察した主な植物〇       
【 蕾を観察した植物 】
アセビ、クロモジ、リンドウ
【 花を観察した植物 】
アオミズ、アカバナユウゲショウ、アキノウナギツカミ( 終)、アシボソ、アズマヤマアザミ、イヌタデ、オオハナタデ、ガンクビソウ、キッコウハグマ( 閉鎖花)、キンエノコロ、クサギ( 終)、ケチヂミザサ、ゲンノショウコ、サラシナショウマ、ジシバリ、シラヤマギク、シロヨメナ、ススキ、セイタカアワダチソウ、セキヤノアキチョウジ、センニンソウ( 終)、タイアザミ、ダイコンソウ( 終)、タマアジサイ( 終)、チカラシバ、ツリガネニンジン( 終)、ツルシキミ、ツルニンジン、テリミノイヌホウズキ、ナギナタコウジュ、ノコンギク、ハナタデ、ヒメドコロ( 終)、ブタナ、ホトトギス、マツカゼソウ( 終)、ミズタネツケバナ、ミズヒキ、ミゾソバ、ミヤマハハソ( 花殻)、モミジガサ( 終)、ヤクシソウ、ヤマジオウ( 終)、リュウノウギク
【 実を観察した植物 】
アオハダ、アカソ、アメリカセンダングサ、イタドリ、イヌコウジュ、イヌホウズキ、ウツギ、ウマノミツバ、オトコヨウゾメ、カントウマムシグサ、コアカソ、コアジサイ、コバノガマズミ、コブナグサ、スイカズラ、ツリバナ、ツルシキミ、ツルニンジン、ツルリンドウ、テリハノイバラ、ノブキ、ノリウツギ、ヒカゲイノコヅチ、フッキソウ、ヘクソカズラ、マツカゼソウ、ミズタネツケバナ、ミツバアケビ、ムラサキシキブ、モリイバラ、ヤブコウジ、ヤマノイモ、レモンエゴマ
【 葉を観察した植物 】
シオデ、シラキ、ハリギリ( 黄葉)
【 観察したシダ・コケ類等 】
オウレンシダ、オオハナワラビ、オクマワラビ、キヨタキシダ、クマワラビ、クモノスシダ、クラマゴケ、シノブ、ジュウモンジシダ、ツルデンダ、ノキシノブ、フモトシダ、ミヤマノキシノブ、ヤブソテツ

2022.09.27(火) 芦ノ湖東岸生情報

○ 天候:晴れ 気温:22℃
○ 参加者1名 (PV1名)
○ 観察テーマ:「セキヤノアキチョウジ」の観察

○ コース:VC 〜湖尻〜箱根園

台風15号の影響が出て24日から平日の27日に変更して歩いた。天気が良く気持ちいい中、湖岸からセラピー通りに向かった。セキヤノアキチョウジの蕾の群落の中、一輪の花が咲いていて目立った。町の職員の車が入っていて、台風の影響で道の亀裂補修の対応をしていた。「九頭龍の森」側の倒木で破損した箇所は直しましたと教えてくれた。芦ノ湖が展望できる付近にホトトギスが満開していてアサギマダラが優雅に飛来していた。ツルニンジンも丁度花全体が見える位置に咲いていた。箱根園で忍者バスの芦ノ湖突入を見ながら昼食をして、バス時間の再確認をして芦ノ湖東岸コースを終えた。

【その他観察したもの】                       カワラタケ

〇鳴き声を聴いた野鳥類〇
ハシブトガラス
〇観察した昆虫類〇
アサギマダラ、ベニシジミ

《 本日のトップテン 》
@セキヤノアキチョウジAツルニンジンBアサギマダラCコケオトギリDタマアジサイEセンニンソウFユウガギクGアオハダHレモンエゴマIツリバナ

〇観察した主な植物〇       
【蕾を観察した植物】
セキヤノアキチョウジ
【花を観察した植物】
アカバナユウゲショウ、アキノウナギツカミ、アキノエノコログサ、アメリカセンダングサ、イタドリ、イヌタデ、オオイヌタデ、オオバコ、カゼクサ、カラムシ、ガンクビソウ、キンエノコロ、キンミズヒキ、ゲンノショウコ、コアカソ、コウゾリナ、ゴウソ、コケオトギリ、シマスズメノヒエ、シュウブンソウ、シュウメイギク、シロヨメナ、ススキ、セイタカアワダチソウ、センニンソウ、ダイコンソウ、タマアジサイ、チカラシバ、ツユクサ、ツリガネニンジン、ツルニンジン、ノコンギク、ノリウツギ、ハキダメギク、ハナツクバネウツギ、ヒカゲイノコヅチ、フユノハナワラビ、ホトトギス、ミズヒキ、ミゾソバ、メヒシバ、モミジガサ、ユウガギク、ヨモギ
【果実を観察した植物】
アオハダ、アブラチャン、イヌトウバナ、ウツギ、チヂミザサ、ツリバナ、ツルシキミ、
ノブキ、マツカゼソウ、ミツバウツギ、ムラサキシキブ、ヤマノイモ
【葉を観察した植物】
イヌザンショウ、イワタバコ、キッコウハグマ、クラマゴケ、クロモジ、コアジサイ、コクサギ、スズタケ、セントウソウ、ネムノキ、ハコネイトスゲ、ハコネシケチシダ、ヒイラギナンテン、ヒメウワバミソウ、フッキソウ、ミツバ、ミヤマカタバミ、ヤマムグラ、
レモンエゴマ

2022.08.27(土) 芦ノ湖東岸生情報

○ 天候:晴れ 気温:28℃
○ 参加者5名 (PV5名)
○ 観察テーマ:「キオン」の観察

○ コース:VC 〜湖尻〜箱根園

季節は秋にむかっていますが今日は残暑厳しい一日となりました。
青空の下、駒ケ岳に向けてVCを出発。途中、桃源台ではツリガネニンジンやクサフジ等の秋の草原の花を観察。湖尻湖畔では、数種のタデ類がまるで標本のようにきれいに並んで生えていました。残念ながら、数年前まで湖畔を彩っていたミゾソバ、アキノウナギ
ツカミやママコノシリヌグイの花々は今年もほとんど姿が見られません。セラピー通りに入りヤマホトトギスとヤマジノホトトギスを観察。咲き始めと最盛期、又、終盤期での違いもあるだろう等々と難しい見分け方の話題に花が咲きました。駒ケ岳へのロープウエイの出発時刻を気にしながら急ぎ足で進み無事乗車。駒ケ岳山頂の気温は18℃。爽やかな風を受けながら、眼下の芦の湖をはじめ外輪山、遥か駿河湾や沼津アルプス、そして相模湾に浮かぶ初島などの素晴らしい眺望をごちそうにしてのランチタイム。この眺めもジオサイトです。山頂では、キオン、ハコネアザミはすでに終盤。ハコネトリカブトは蕾。例年より減少しているように見受けられたのはハコネギクです。帰路、ロープウエイの車掌さんのアナウンスの名調子ぶりに(心の中で)拍手喝采。きっと、この車掌さんは箱根が大好きなんですね。下車する乗客へにこやかに挨拶してくれていた車掌さんに思わずおじぎを返してしまった私でした。下山後、箱根園で解散。今日も実り多い情報収集ができ感謝です。

〇鳴き声を聴いた野鳥類〇
ガビチョウ、シジュウカラ、ソウシチョウ
〇観察した昆虫類〇
カノコガ、ジャコウアゲハ、ツクツクボウシの鳴き声、ハムシの仲間、ユウマダラエダシャク、ヒメウラナミジャノメ、モンシロチョウ、スジグロシロチョウ

《 本日のトップテン 》
@ノギラン(果実)Aオヤマシモツケ(花)Bヤマホトトギス(花)Cコケオトギリ(花)Dナガエオオカモメヅル(花)Eヤマノイモ(花)Fツリガネニンジン(花)Gムカゴイラクサ(花)Hハコネギク(花)Iハコネアザミ(花)

〇観察した主な植物〇       
【蕾を観察した植物】
ツルリンドウ、ハコネトリカブト、
【花を観察した植物】
アカバナ、アカバナユウゲショウ、アキノタムラソウ、イタドリ、イヌコウジュ、イヌゴマ、イヌタデ、イワニンジン、ウツボグサ(花&果実)、オオイヌタデ、オオケタデ、オオバコ、オニドコロ(花&果実)、オヤマシモツケ、ガンクビソウ、キオン(花終盤)、キンミズヒキ、クサアジサイ、クサフジ、ゲンノショウコ、コケオトギリ、コバギボウシ、ゴショミズヒキ、コマツナギ、シロバナオオイヌタデ、センニンソウ、タマアジサイ、ツリガネネニンジン、ツルニンジン(花終わり)、ツルボ、ツユクサ、テバコモミジガサ、ダイコンソウ(花&果実)、タマアジサイ、ナガエオオカモメヅル、ナガサキオトギリ、ヌスビトハギ、ネムノキ、ノゲシ、ノブキ、ハキダメギク、ハグロソウ、ハコネアザミ、ハコネギク、ヒカゲノイノコヅチ、ヒナタノイノコヅチ、ヒメキンミズヒキ、ヒメドコロ、ヒヨドリバナ、フジアカショウマ、ブタナ、ホタルブクロ、ホトトギス(咲き始め)、マツカゼソウ、マルバダケブキ、ミズヒキ、ミヤマタニソバ、ムカゴイラクサ、モミジガサ、ヤナギタデ、ヤブハギ、ヤマアジサイ、ヤマニガナ、ヤマノイモ、ヤマジノホトトギス、ヤマホタルブクロ、ヤマホトトギス、ワレモコウ
【果実を観察した植物】
ウツギ、ウバユリ、オトギリソウ、カワラマツバ、クロモジ(果実&冬芽)、ツリバナ、ヌルデ、ノギラン、ノリウツギ(果実&花)、ミヤマハハソ、ムラサキシキブ、リョウブ
【観察したシダ】
イノデ、オウレンシダ、キヨタキシダ、クモノスシダ、シノブ、ジュウモンジシダ、ゼンマイ、ナガバヤブソテツ、ナツノハナワラビ、ハコネシケチシダ、ミドリヒメワラビ
【その他観察した植物】
シオデ、テリハノイバラ、トクガワザサ、フジイバラ、ヤマジオウ

2022.07.18(月) 芦ノ湖東岸生情報

○ 天候:晴れ 気温:22℃
○ 参加者3名 (PV3名)
○ 観察テーマ:「ツルニガクサ」の観察

○ コース:VC 〜湖尻〜箱根園

当初予定の7月16日は豪雨のため中止し、二日後に有志で実施。一昨日の荒天が嘘のように晴天で暑くもなく絶好の観察日和です。タマアジサイやイワタバコが見られるか楽しみに定刻にVCを出発しました。桃源台ではリョウブの花が満開。いい香りを醸していました。セラピー通りに入ると、ツルニガクサを久しぶりに確認。ミズヒキももう咲き始めていました。季節の移り変わりを感じます。ヤマアジサイやホソバコガクを比べながら観察。なかなか区別は難しそうです。イワタバコは今年も花を見ることができ感激。トンボソウが見つからないねと探していると、オオバノトンボソウを見つけ、皆大喜び。観察しました。以外と時間が掛かり、旧坂下門に着いたのは十三時。遅い昼食を迎えてくれたのは、ナガサキオトギリです。見られない時もあり、無くなったのか心配でしたが、数カ所で見られ、増えていて安心しました。タマアジサイは殆どがまだ蕾でしたが、一部咲き始めていてとても綺麗でした。来月が楽しみです。最後に満開のノリウツギも観察し、箱根園に到着。バスでVCに戻りました。

〇 観察した主な野鳥類 〇                        ウグイス( 声)、ガビチョウ( 声)、シジュウカラ( 声)、ハシボソガラス( 声)、ヒヨドリ( 声)
○ その他観察した物 ○
カナヘビ、クロスジシロチョウ、コガネムシの仲間、ニジュウヤホシテントウ、ヒグラシ、ユウマダラエダシャク


《 本日のトップテン 》
@ノリウツギAダイコンソウBタマアジサイCイワタバコDナガサキオトギリEオオバノトンボソウFツルニガクサGサルナシの実HウツボグサIチダケサシ

〇観察した主な植物〇       
【 蕾を観察した植物 】
ウバユリ、タマアジサイ、ヒメガンクビソウ、マツカゼソウ、ヤマユリ
【 花を観察した植物 】
アカソ、アカバナユウゲショウ、イヌタデ、イラクサ、イワガラミ、イワタバコ、ウツボグサ、ウマノミツバ、オオバジャノヒゲ、オオバノトンボソウ、オトギリソウ、クルマムグラ、コバギボウシ、コマツナギ、スズメノカタビラ、ダイコンソウ、タマアジサイ、チダケサシ、ツユクサ、ツルニガクサ、ツルマンネングサ、ナガサキオトギリ、ヌスビトハギ、ネジバナ、ネムノキ、ノコンギク、ノリウツギ、ハエドクソウ、ハキダメギク、ヒメジョオン、ヒヨドリバナ、ブタナ、ヘクソカズラ、ホソバコガク、マツカゼソウ、ミズタマソウ、ミズヒキ、ミツバ、ミミナグサ、ムカゴイラクサ、モリイバラ、ヤブハギ、ヤマアジサイ、ヤマキツネノボタン、ヤマジオウ、ヤマホタルブクロ、リョウブ
【 実を観察した植物 】
オニシバリ、サルナシ、ツルシキミ、フタリシズカ、ヘビイチゴ、ミズキ、ミヤマハハソ
【 葉を観察した植物 】
ホソバシオデ
【 その他観察した植物 】
キッコウハグマ( 閉鎖花)
【 観察したシダ・ コケ類等 】
クモノスシダ、シノブの仲間( 数種)、ジュウモンジシダ、ハコネシケチシダ

2022.06.18(土) 芦ノ湖東岸生情報

○ 天候:曇り一時雨 気温:20℃
○ 参加者4名 (PV4名)
○ 観察テーマ:「エノキ」の観察

○ コース:VC 〜湖尻〜セラピー通り〜箱根園

梅雨期特有の天候の本日ながら、午後3時までは傘の出番はないだろうとの予報頼みの出発。しかし、セラピード通り半ばで見事に期待が裏切られ、なんと土砂降りの雨に見舞われてしまいました。
 遊歩道沿いはヤマアジサイやコアジサイの花盛り。清楚なヤマアジサイや優しい香りのコアジサイには毎年心が癒されます。 箱根園に到着する頃には雨はあがり、一同が真っ白な落花の大絨毯を見つけ歓声をあげました。エノキです。思わず見上げた樹上には今までに見た事のない程に鈴なりの花が咲いていました。見事! 今日の主役はアジサイの仲間たち。マルバウツギやミツバウツギ、又、ニシキウツギやコゴメウツギ等のウツギ類が盛りだった先月から、確実に季節が進んだのを実感した本日の東岸歩きでした。

〇観察した虫えい〇
アオキミフクレフシ、ウツギメタマフシ、ケヤキハフクロフシ
〇観察した昆虫類〇
ウスキツバメエダシャク、カノコガ、ハムシの仲間、ヒョウモンエダシャク、
〇観察した野鳥類 〇
ウグイス(鳴き声)、ソウシチョウ(鳴き声)、トビ

《 本日のトップテン 》
@コアジサイAコバノガマズミ Bエゴノキ CクモキリソウDシラキEサワギクFナルコユリGカサスゲHアズマイバラIハイキンポウゲ

〇観察した主な植物〇       
【蕾を観察した植物】
シラキ、ミヤマハハソ、ムラサキシキブ、ヤブムラサキ
【花を観察した植物】
アカバナユウゲショウ、アズマイバラ、イヌタデ、イヌガラシ、イワガラミ、ウツギ、ウマノアシガタ、エゴノキ、オオニワゼキショウ、オオバジャノヒゲ、オッタチカタバミ、オランダミミナグサ、カキドオシ(残り花)、カラスビシャク、カワラマツバ、カントウマムシグサ、カントウヨメナ、クモキリソウ、コアジサイ、コハコベ、コバノガマズミ、コメツブツメクサ、コモチマンネングサ、サルナシ、サワギク、ジャノヒゲ、シラゲガヤ、スイカズラ、スズメノカタビラ、ツルマンネングサ、トウダイグサ、ナガエコナスビ、ナルコユリ、ナワシロイチゴ、ニシキウツギ(花終盤)、二ワゼキショウ、ネジバナ、ノアザミ、ハイキンポウゲ、ヒメジョオン、ブタナ、フランスギク、ホソバコガク、ホソバテンナンショウ、ホタルブクロ、ミゾソバ、ヤマアジサイ、ヤマキツネノボタン
【果実、種子を観察した植物】
アオカモジグサ、アオキ、イ、オヤブジラミ、カサスゲ、カニツリグサ、カモガヤ、カモジグサ、キブシ、コクサギ、チガヤ、ハコネイトスゲ、ハナイカダ、ヘビイチゴ、モミジイチゴ、ヤマグワ
【葉を観察した植物】
イヌシデ、イワタバコ、ウマノミツバ、オオバウマノスズクサ、カンスゲ、ゴマギ、サルトリイバラ、シオデ、テリハノイバラ、トゲナシサルトリイバラ、ホソバシオデ、ヤマジオウ
【観察したシダ】
イノデの仲間、オウレンシダ、キヨタキシダ、クモノスシダ、ジュウモンジシダ、ゼンマイ、ナツノハナワラビ、ハコネシケチシダ
【その他観察した植物】
タチツボスミレの閉鎖花、ムササビの食痕のある葉

2022.05.28(土) 芦ノ湖東岸生情報

○ 天候:晴れ 気温:23℃
○ 参加者7名 (PV7名)
○ 観察テーマ:「マルバウツギ」の観察

○ コース:XC〜湖尻〜箱根園

雲一つない快晴の観察日和です。でも暑くなりそう。
今回は箱根園までのコースですが、リーダーの提案で、今満開のレイクホテルのサンショウバラを見に行った後、東岸コースの観察を開始しました。湖尻に着くと、サンショウバラ、カヤランの可憐な花が私たちを迎えてくれました。コアジサイはまだ蕾。数週間早かったようで、残念です。定例のクモノスシダも観察。気候のよい季節柄か自転車が多く、時折通り過ぎて行きました。クルマムグラを所々で観察。オクルマムグラとの違いも茎を触って確認しました。紫色のハンショウヅルを発見。皆写真撮影です。イワタバコはまだ葉。葉の色は濃くなってきたので、来月の観察会に期待です。旧坂下門で昼食。昼食後は、ミヤマハハソの蕾やコゴメウツギの花を観察。満開のマルバウツギもあちこちで見られ、まるで「マルバウツギ街道」のようで魅了されました。箱根園にて今日の確認会実施。桃源台までバスに乗り、最後に園地で色の濃いサンショウバラを見て、XCに戻りました。天気も良く楽しい一日を満喫しました。

○ 観察した野鳥類 ○
ウグイス( 声)、シジュウカラ( 姿・ 声)、ヒヨドリ( 声)
○ その他観察したもの ○
ユウマダラエダシャク

《 本日のトップテン 》
@マルバウツギAヒメレンゲBカヤランCサンショウバラDハンショウヅルEミヤマハハソ( 蕾)FコゴメウツギGホオノキHミツバウツギIフタリシズカ

〇観察した主な植物〇       
【 蕾を観察した植物 】
アオハダ、コアジサイ、サルナシ、トチバニンジン、ホオノキ、ミヤマハハソ
【 花を観察した植物 】
アオオニタビラコ、アズマイバラ、イヌガラシ、オオイヌノフグリ、オオバウマノスズクサ、オッタチカタバミ、オヤブジラミ、オランダミミナグサ、カキドオシ、カヤラン、カラスビシャク、カンスゲ、カントウヨメナ、クルマムグラ、コゴメウツギ、コテングクワガタ、サワギク、サンショウバラ、ジシバリ、シラゲガヤ、ツルカノコソウ、ツルニチニチソウ、ドクダミ、トボシガラ、ニガナ、ニワゼキショウ、ネズミガヤ、ノミノツヅリ、ハイキンポウゲ、ハコネイトスゲ、ハルジオン、ハンショウヅル、ヒメウワバミソウ、ヒメレンゲ、フタリシズカ、ホウチャクソウ、ホオノキ、ホソバテンナンショウ、マルバウツギ、ミズキ、ミツバウツギ、ミミナグサ、ムラサキケマン、ヤブタビラコ、ヤブデマリ、ヤマキツネノボタン、ヤマツツジ
【 実を観察した植物 】
キイチゴ、コクサギ、ヘビイチゴ、マメザクラ、ヤマグワ
【 葉を観察した植物 】
イワタバコ、ウラシマソウ、カキドオシ、フイリテンナンショウ、ホトトギス、マツカゼソウ、ヤマジオウ、リョウブ
【 観察したシダ・ コケ類等 】
イヌシダ、イノデの仲間、オウレンシダ、キヨタキシダ、クモノスシダ、コバノヒノキシダ、ジュウモンジシダ、ハコネシケチシダ

2022.04.23(土) 芦ノ湖東岸生情報

○ 天候:晴れ 気温:18℃
○ 参加者6名 (PV6名)
○ 観察テーマ:「コミヤマスミレ」の観察

○ コース:コースBコース
      VC〜湖尻〜神山通り〜箱根園〜駒ヶ岳〜VC

今年も4月20日から二十四節気でいう穀雨、まさしく春本番に入った。今日は雨が続く中での貴重な晴れとなり、まさしく山の木々や植物が新緑に覆われて輝いていた。箱根園では樹齢100年を迎えた、大島桜5本が寄せ植えされた湖畔の一本桜が満開となっていた。そして駒ケ岳山頂付近でも山桜が満開、多くの場所ではスミレが咲き誇り、可憐なキクザキイチゲも我々の目を楽しませてくれた一日であった。

【実を観察した植物】
ホオノキ
【観察したシダ・コケ類等】
クモノスシダ、ジュウモンジシダ
○観察した野鳥類
ホトトギスの声、エナガ、ソウシチョウ

《 本日のトップテン 》
@キクザキイチゲAウラシマソウBコミヤマスミレCオトメスミレDマルバスミレEツボスミレFタチツボスミレGアカフタチツボスミレHヒナスミレIクロモジの花

〇観察した主な植物〇       
【花を観察した植物】
アカフタチツボスミレ、アブラチャン、ウラシマソウ、エイザンスミレ、オオイヌノフグリ、オオシマザクラ、オトメスミレ、カキドオシ、カタバミ、キクザキイチゲ、キケマン、キランソウ、クサボケ、クロモジ、コオニタビラコ、コクサギ、コミヤマスミレ、サルトリイバラ、シキミ、ジシバリ、ジロボウエンゴサク、スミレ、セリ、セントウソウ、タチツボスミレ、タニギキョウ、ツボスミレ、ツルシキミ、ネコノメソウ、ハコネイトスゲ、ハナネコノメ、パンジー、ヒイラギナンテン、ヒサカキ、ヒナスミレ、ヒメウワバミソウ、フッキソウ、ヘビイチゴ、ホウチャクソウ、ホソバテンナンショウ、マメザクラ、マルバスミレ、ミツバアケビ、ミツバツツジ、ミヤマカンスゲ、ミヤマハコベ、ムラサキケマン、ムラサキサギゴケ、モミジイチゴ、ヤマザクラ
【蕾を観察した植物】
ハナイカダ、ミヤマカタバミ
【葉を観察した植物】
アカガシ、イワタバコ、オニシバリ、カジカエデ、クラマゴケ、ゴマギ、バイケイソウ、マツカゼソウ

2022.03.26(土) 芦ノ湖東岸生情報

○ 天候:曇り時々雨 気温:12℃
○ 参加者7名 (PV7名)
○ 観察テーマ:「ヨゴレネコノメ」の観察

○ コース:コースAコース
      VC〜湖尻〜神山通り〜箱根園

どんよりとした雨雲が垂れ込め、時折、雨に見舞われるなかでの出発となりました。本日、観察予定の駒ケ岳は雲の中、やむなく湖岸通りのみの観察に切りかえました。今年の箱根の春の訪れは遅いようです。例年、楽しみにしているスプリング・エフェメラルとの出会いは残念なものとなってしまいました。満開のハナネコノメやムカゴネコノメソウ、又、ヨゴレネコノメが今年も私たちを迎えてくれました。ハナネコノメの赤い葯はいつ見ても目を引く可憐さです。まだまだ小ぶりのハルトラノオの花も見つけました。ミツマタの黄色花やツルシキミの赤い果実が色どりを添えていた今日の東岸。総じて観察植物の少ない道中でしたが、小鳥の鳴き声をバックミュージックに気持ちよく早春の湖岸を歩きました。


《 本日のトップテン 》
@ハナネコノメAカキドオシBオニシバリCタチツボスミレDムカゴネコノメソウEミツマタFシジュウカラ(鳴き声)GハルトラノオHヤマネコノメソウIセントウソウ

〇観察した主な植物〇       
【蕾を観察した植物】
カタクリ(植栽、某ホテル庭園)、フッキソウ
【花を観察した植物】
アセビ、オオイヌノフグリ、オニシバリ、オランダミミナグサ、カキドオシ、カンスゲ、キブシ、コチャルメルソウ、コハコベ、スズメノヤリ、セントウソウ、タチツボスミレ、ツルシキミ、ハナネコノメ、ハハコグサ、ハルトラノオ、ヒイラギナンテン、ヒメオドリコソウ、フキ、フサザクラ、ミチタネツケバナ、ミツマタ、ムカゴエコノメソウ、ヤマネコノメソウ
【果実を観察した植物】
アオキ、ツルシキミ
【観察したシダ類】
オウレンシダ、クマワラビ、クモノスシダ、コバノヒノキシダ、ヒメノキシノブ
【その他観察した植物】
アスナロ、ウメノキゴケ、オオバイケイソウ(新芽)、ヤドリギ
〇確認した鳥類〇
ガビチョウ、カルガモ、キジバト、シジュウカラ、ヒヨドリ

2021.11.27(土) 芦ノ湖東岸生情報

○ 天候:晴れ 気温:6℃
○ 参加者3名 (PV3名)
○ 観察テーマ:「ナギナタコウジュ」の観察

○ コース:コースAコース
      VC〜湖尻〜箱根園〜VC

小田原からの渋滞を見込んで一本早いバスに乗車、途中満席近くになるも観光客は少ない。さほどの渋滞もなく9時前にVCに到着。白百合台で3名下車、VS側の通路に入った方に会釈する(PVかな?)。駐車場がにぎわっている。駐車場横のVC前広場で受付しているがVCの行事ではないとのこと。三名揃ったところで帰路の渋滞を考慮して予定より早く九時に出発した。早く出発したからか神山通り途中まで行きかう人は殆どなかった。ゆっくり観察していると追い越す集団が続く。労組のウオーキング会で開催は2年ぶりとか。暫く進むとセグウェイの集団(6〜7人)がやってくる。中々壮観。紅葉は先月が見頃と聞いた。花も実も少なく鳥の声も聞こえない。旧樹木園のオオモミジの紅葉を下から眺めて木漏れ日の美しさに見惚れた。箱根園で高速バスの時間を確認して早々にランチを湖畔で済ませた。東京オリンピックの聖火台、樹齢百年の大島桜、水陸両車。他のコースとは違う味わいがある。桃源台のレストランでまとめて今年最後の活動を終えた。VSに寄り障子の補修はおまけ。本道は混むからと金太郎ラインを通れたのはご褒美だった。箱根のクマさんどうしているだろう。次回3月は湖尻の駐車場から横道に入り普段見られない植物を少し観察する。

※-湖畔にてオオバンやオオサギなどの水鳥を見ながら湖尻港に行った。ナギナタコウジュの実をみて、オオモミジなどの紅葉を見ながらセラピー通りを進んで初冬の東岸を観察して歩いた。コロナでバス時刻が大幅に変わった為、11時40分発の桃源台行き高速バスに乗り終了。

《 本日のトップテン 》
@オオモミジAツルリンドウBカラスウリCタイアザミDノコンギクEシロヨメナFマツカゼソウGオオサギHサルトリイバラIクモノスシダ

〇観察した主な植物〇       
【 蕾・花を観察した植物 】
オニシバリ(葉)、コクサギ(葉)、シロヨメナ(花)、タイアザミ(花)、タチツボスミレ(葉)、タマアジサイ、チヂミザサ、ツルシキミ、ノコンギク(花)、ハナタデ(花の終わり)、フッキソウ(蕾)、ミツバウツギ

【 実・種を観察した植物 】
アズマヤマアザミ(実)、カラスウリ(青い実)、サルトリイバラ(実)、セキヤノアキチョウジ(種)、ツルリンドウ(実)、
マツカゼソウ(種)、ミズヒキ(種)

【 観察したシダ・コケ類 】
クモノスシダ(葉先と増え方)

【 その他観察した植物 】
オオモミジ(紅葉)

〇観察した主な野鳥〇
ダイサギ、オオバ、カルガモ

2021.10.23(土) 芦ノ湖東岸生情報

○ 天候:晴れ 気温:18℃
○ 参加者6名 (PV6名)
○ 観察テーマ:「ウツボグサ」の観察

○ コース:コースBコース
      VC〜湖尻〜セラピー通り〜箱根園〜駒ケ岳〜VC

 緊急事態宣言が解除され、久しぶりの観察会。昨日の雨も上がり、朝から快晴で、最高の観察会日和です。今日はBコース、駒ヶ岳での景色も楽しみです。定刻に、マスク着用しソーシャルディスタンスも配慮しつつスタート。園地を出ると、アキノキリンソウ、クサギ(実)、ツルウメモドキ(実)を観察、オオハナワラビとフユノハナワラビも見ました。セラピー通りに入るとすぐ、セキヤノアキチョウジを発見。終わりかけの花は、私たちを待っていてくれたかのようです。ナギナタコウジュは満開、とても綺麗で皆写真撮影しました。道端にあちこちで草が抜いてあるのを見ながら進み、クモノスシダもいつも通り観察。アズマヤマアザミ、シロヨメナを観察。シロヨメナはいろいろな所でたくさん見られ、とても印象に残りました。
九頭龍の森を過ぎた所で、ツルニンジン、ツルリンドウ(実)を観察。リンドウは受粉前後の二輪が並んで咲いていて、比較でき勉強になりました。キンミズヒキも観察、種々の鮮やかな色を楽しみました。
ロープウェイで駒ヶ岳へ行き昼食。富士山に雲がかかっていた以外はとても展望がよく、三浦半島の奥にうっすら房総半島も見られました。展望広場では、上昇気流であっという間に雲が上がっていくのも初めて見ました。遠くに東京スカイツリーも見え、皆感激です。花は、ウツボグサ、ハコネアザミ、ハコネギク、ハコネトリカブトなど多くの代表的な花も観察できました。天気もよく、多くの花や素晴らしい景色を満喫できた一日でした

《 本日のトップテン 》
@ナギナタコウジュAウツボグサBリンドウCシロヨメナDツルニンジンEセキヤノアキチョウジF駒ヶ岳・上昇気流GサラシナショウマHハコネアザミIフジイバラ(実)

〇観察した主な植物〇       
【花芽を観察した植物】
アブラチャン
【花を観察した植物】
アキノキリンソウ、アズマヤマアザミ、イタドリ、イヌタデ、ウツボグサ、オニノゲシ、オヤマシモツケ、カキドオシ、カラムシ、ガンクビソウ、キッコウハグマ、キンエノコロ、キンミズヒキ、ゲンノショウコ、コアジサイ、コウゾリナ、サラシナショウマ、シロヨメナ、ススキ、セイタカアワダチソウ、セキヤノアキチョウジ、センニンソウ、タイアザミ、ダイコンソウ、タマアジサイ、チカラシバ、チヂミザサ、ツリバナ、ツルニンジン、ナギナタコウジュ、ノコンギク、ハキダメギク、ハコネアザミ、ハコネギク、ハコネトリカブト、ハナタデ、バライチゴ、ヒメガンクビソウ、ブタナ、フッキソウ、ミズヒキ、ミゾソバ、ミヤマタニソバ、モミジガサ、ヤマキツネノボタン、リュウノウギク、リンドウ
【実・種を観察した植物】
アオハダ、アオミズ、アメリカセンダングサ、クサギ、シュウブンソウ、ツルウメモドキ、ツルシキミ、ツルリンドウ、ナガサキオトギリ、ノイバラ、ノブキ、バライチゴ、フジイバラ、ヘクソカズラ、マルバフジバカマ、ヤマキツネノボタン、ヤマノイモ、レモンエゴマ
【観察したシダ・コケ類等】
オオハナワラビ、クマワラビ、クモノスシダ、ジュウモンジシダ、フユノハナワラビ

○観察した野鳥類
ガビチョウ(声)、ソウシチョウ(声)

2021.07.18(日) 芦ノ湖東岸生情報

○ 天候:快晴 気温:30℃
○ 参加者3名 (PV3名)
○ 観察テーマ:「ハコネメツツジ」の観察

○ コース:コースBコース
      VC〜湖尻〜セラピー通り〜箱根園〜駒ケ岳〜VC

 今年大雨を降らせた梅雨が一昨日明け、避暑地箱根にふさわしい季節になりました。朝から日差しが強く気温はビジターセンターを出発する時点で30度に達していましたが、周囲の植物全てが生き生きとしていました。大湧谷の噴煙も少なく天候の崩れの心配もせず、絶好の観察日和との思いで3人センターを出発ました。本日は駒ケ岳まで足を伸ばすBコースなので、山頂からの景色とハコネメツツジの花を楽しみに速足で先に進みした。ビジターセンターから芦ノ湖畔を通ってセラピー通りに向い、定番のクモノスシダを観察しましたが、見る度に小さくなっていくようでした。たくさんのアジサイもが咲いていて、散策する観光客にその種類や特徴を説明すると興味深く話を聞いていました。先月はまだ咲いていなかったイワタバコの花も見られました。ヒトリシズカとフタリシズカについて話しながら歩いていると、ミンミンゼミやヒグラシの鳴き声が聞こえ、さらに野鳥のソウシチョウ(相思鳥)とウグイスもお互い鳴き交わすように競い合って鳴いていました。途中多くの散策する観光客やランニングするランナーに出会ったことから今が都市部の緊急事態宣言中ということを忘れてしまいそうでした。セラピー通り出口近くにはナラ枯れた大木が3本あり、根元付近が朽ち果て近い将来倒木の危険あるのではと心配しながら先に進みましたが、リーダーがその場所を環境省に報告するとのことでした。駒ケ岳に着くと、東は足柄平野から南の伊豆半島を挟んで西の田方平野、さらに北の富士山とその麓の裾野、さらにそれらの先に相模湾と駿河湾が一望出来ました。加えて満開のテリハノイバラやフジアカショウマ、ハコネコメツツジ他たくさんの花が我々を楽しませてくれました。帰りのロープウェイの車窓からは駒ヶ岳山腹にハコネダケと呼ばれるネザサの仲間が眼下に広がり、その上をイワツバメが気持ちよさそうに飛んでいました。本日の観察会は澄みわたる夏空のもと、多くの花々を満喫した一日となりました。

《 本日のトップテン 》
@フジアカショウマ(花)Aヤマジオウ(花)Bオヤマシモツケ(花)Cシロバナイナモリソウ(花)Dタマアジサイ(花)Eテリハノイバラ(花)Fハコネコメツツジ(花)Gノギラン(花)Hマルバダケブキ(花)Iホソバコガク(花)

〇観察した主な植物〇       
【花を観察した植物】
アカショウマ、アカメガシワ、イタドリ、イワタバコ、オオバジャノヒゲ、オヤマシモツケ、オランダミミナグサ、ガクアジサイ、ギボウシ、ケキツネノボタン、ゲンノショウコ、サワヒヨドリ、シシウド、シロバナイナモリソウ、セイヨウタンポポ、ダイコンソウ、タマアジサイ、ツクバネソウ、テリハノイバラ、ヌスビトハギ、ノギラン、ノコギリソウ、ハエドクソウ、ハコネイトスゲ、マメグミ、ハコネコメツツジ、バライチゴ、ヒメシャラ、ヒメジョオン、ヒヨドリバナ、フジアカショウマ、ホソバコガク、マルバダケブキ、ミズヒキ、ミヤマイボタ、ミヤマタニソバ、ヤエムグラ、ヤマアジサイ、ヤマジオウ、ヤマホタルブクロ、リョウブ
【蕾を観察した植物】
ウバユリ、キッコウハグマ、クサアジサイ、フッキソウ、マツカゼソウ、マムシグサ
【実・種子を観察した植物】
キクムグラ、クルマムグラ、サルナシ、サンショウバラ、トチバニンジン、ミツバウツギ
【葉を観察した植物】
カヤラン、コミヤマスミレ、サルトリイバラ、サンカクヅル、ハコネダケ、ヒトリシズカ、ヒメウワバミソウ、フタリシズカ、ホソバテンナンショウ、マツカゼソウ
【観察したシダ類】
クモノスシダ
〇確認した野鳥類
イワツバメ(姿)、ウグイス(鳴き声)、ソウシチョウ(鳴き声)
〇確認した昆虫
ミンミンゼミ、ヒグラシ

2021.06.26(土) 芦ノ湖東岸生情報

○ 天候:晴れ後曇 気温:22℃
○ 参加者2名 (PV2名)
○ 観察テーマ:「アサギマダラ」の観察

○ コース:VC〜湖尻〜セラピー通り〜箱根園〜VC

 梅雨で毎日一時的な雨が続く中、一転当日は気持ちの良い青空となりました。リーダーは急に都合が悪くなり、参加者2名で、VCを9時半に出発。仙石原等でイワタバコの開花情報もあり、今日イワタバコの花が見れるかなと期待しつつスタートです。
セラピー通りに入ると、ヤマアジサイやホソバコガクを観察。白い萼と緑の葉が雨上がりでとても綺麗に映えていました。タマアジサイも蕾が膨らみかけているのを確認。来月は一面綺麗に咲いている姿が目に浮かび、楽しみです。ニワトコの赤い実を観察し、イワタバコの場所へ到着。ですが、花は一つも見られず、とても残念でした。九頭龍の森付近ではサワギクの黄色い花を観察。
この日は観光客が結構多く、自転車やセグウェイともすれ違いました。リョウブの木の辺りでアサギマダラがペアで長く飛び回っているのを発見。通りがかった観光客に数百キロも飛んできた蝶だと説明すると、熱心に聞いてくれ、スマホで写真を撮って観光客同士で共有するなど、楽しんでいました。
箱根園のオオシマザクラの所で昼食。箱根園のロープウェイは法定点検で運行休止していたので、13時のバスで湖尻まで行き、VCに帰りました。

《 本日のトップテン 》
@アサギマダラAヤマアジサイBホソバコガクCサワギクDニワトコ(実)EナルコユリFジャノヒゲGヤマボウシHヤマキツネノボタンIフタリシズカ

〇観察した主な植物〇       
【蕾を観察した植物】         
ウバユリ、タマアジサイ
【花を観察した植物】
ウワバミソウ、オランダミミナグサ、クルマムグラ、コアジサイ、コゴメウツギ、サワギク、ジャノヒゲ、ドクダミ、ナガサキオトギリ、ナルコユリ、ナワシロイチゴ、ニワゼキショウ、バライチゴ、ハルジオン、ブタナ、フタリシズカ、ホソバコガク、ホソバテンナンショウ、ミヤコワスレ、ヤマアジサイ、ヤマキツネノボタン、ヤマボウシ、ヤマホトトギス、リョウブ
【実を観察した植物】
ツルシキミ(緑)、ニワトコ(赤)、ヒイラギナンテン、ヘビイチゴ、ミズキ、モミジイチ
【観察したシダ・コケ類等】
クモノスシダ、ジュウモンジシダ、ゼンマイ、ヤブソテツ
【観察したカヤツリグサ科の植物】
カンスゲ、ハコネイトスゲ

○観察した野鳥類
ウグイス(声)、シジュウカラ(声)、ヒヨドリ(声)
○観察した主な昆虫
アサギマダラ、ユウマダラエダシャク

2021.05.22(土) 芦ノ湖東岸生情報

○ 天候:曇り 気温:12℃
○ 参加者3名 (PV3名)
○ 観察テーマ:「ハンショウヅル」の観察

○ コース:VC〜湖尻〜セラピー通り〜箱根園〜VC

 前日の雨が止んだ午前9時半、VCを出発。湖畔は鉛色の空で、下に霧がかかった情景の先の自然林は、梅雨入り前の箱根の代表的なピクチャーだ。低山帯の自然林が保存された箱根の植物相が観察できる東岸コースは、標高的には下部の植生(芦ノ湖〜900m位)になり、その魅力はつきない。(因に駒ヶ岳の観察はBコース)。湖尻から湖岸のコースに入って圧倒されるのは、ヒメシャラ、アカガシ、ケヤキ等の大木で、そのケヤキは900m近辺で見当たらなくなる。下木類は豊富で、アブラチャン、キブシ、ミツバウツギ、ツルシキミ等が見られ、その下草には笹類のスズタケ、ハコネダケが、籐本類では、ミツバアケビ、ヤマアジサイ系が育ち、これについで、ハンショウヅル、サルトリイバラのつる性やバラ性の植物が相をなしている。地表付近は、庇陰に適した種類のジュウモンジシダやクマワラビのシダ・コケ類が地被して、昆虫類や野鳥達が安住生息している。この植物相のどこかが乱れて(開発や病気)しまうと、バランスが崩れ、相様が変わってしまうと学んできた。魅力と共に、その保護は大切な行いであると、健気に咲く花を観察する都度強く感じる。それにしても強風雨一過の今日のコースは、大小の落葉・枝、木片が散乱し、大まかに片付けながら観察するものの、中には3人係りで引きずり寄せた大物も。行き交う数十名の歩行者や、サイクリングの人に優しく注意を促し安全を願った。又、観察出来た野鳥が少ないのは、裾野東富士演習場での自衛隊の実弾総合火力演習による轟音が、ドスンドスンと外輪山の内外に響き、野鳥達に恐怖感を与えているからだろう。最後の纏めのミーテイングで、リーダーが植物の生育や開花が、例年より2〜3週間早く進んでいる現状を感想として述べられ、実感を共有しつつ解散となった。

《 本日のトップテン 》
@カヤランAヤマツツジBオオバウマノスズクサ、CヒメレンゲDウツギ類(コゴメ・マルバ・ミツバ・ニシキ・ヤブ)EハンショウヅルFツクバネソウGヤブデマリHフタリシズカIホソバコガク

〇観察した主な植物〇       
【蕾を観察した植物】

ガマズミ、コアジサイ、コゴメウツギ、サワギク、バライチゴ、ホソバコガク、ヤマアジサイ
【花を観察した植物】
アオツヅラフジ、アカオニタビラコ、アカネ、ウツギ、ウマノアシガタ、オオバウマノスズクサ、オニタビラコ、オニノゲシ、カヤラン、キツネノボタン、クマノミズキ、クルマムグラ、サラサドウダン、サンカクヅル、サンショウバラ、スイバ、タチツボスミレ、トチバニンジン、ニシキウツギ、ノイバラ、ハルジオン、ハンショウヅル、ヒメジョオン、ヒメレンゲ、ヒメウワバミソウ、フタリシズカ、フッキソウ、ホオノキ、マルバウツギ、ミツバツチグリ、ミヤコワスレ、ヤブウツギ、ヤブデマリ、ヤマツツジ、ツクバネソウ
【実を観察した植物】
クロモジ、ヘビイチゴ、マメザクラ、モミジイチゴ
【芽・葉・刺・樹形等観察した植物】
アワブキ、イタドリ、イワタバコ、イタヤカエデ、ウド、ウバユリ、カジカエデ、コクサギ、サルナシ、サルトリイバラ、タマアジサイ、ツタウルシ、ツルシキミ、ホソバテンナンショウ、ホウチャクソウ、マツカゼソウ、モミジガサ、ヤマジオウ、リョウブ
【観察したシダ類】
クモノスシダ、ジュウモンジシダ、ナツノハナワラビ、クマワラビ、ヒメノキシノブ、ベニシダ
【観察したイネ科の植物】
カニツリグサ、カモジグサ、スズメノヤリ
【観察したカヤツリグサ科の植物】
ナキリスゲ、ハコネイトスゲ、ジュズスゲ、ミヤマカンスゲ、ミノボロスゲ
【観察した野鳥】
イワツバメ、ウグイス、シジュウカラ、ソウシチョウ、ハシブトガラス
【観察した昆虫】
マダラシリアゲムシ、テントウムシ、ユウマダラエダシャク

2021.04.18(日) 芦ノ湖東岸生情報

○ 天候:晴れ 気温:12℃
○ 参加者5名 (PV5名)
○ 観察テーマ:「オオシマザクラ」の観察

○ コース:VC〜湖尻〜セラピー通り〜箱根園〜VC

 本年度最初の東岸自然情報は、前々日まで大雨予報の中5名の参加者で行いました。VC前は、青空が輝いていました。      「みどりの雨」の中で清々しい気持ちと、春の植物を堪能しようと箱根園に向かいました。芦ノ湖湖岸から外輪山風景を楽しみ、富士山の姿を見たときは、思わず声が出てしまった。遊歩道沿いには、可憐なコミヤマスミレを代表にして多くのスミレの仲間が目立ちました。箱根園近くは、木や笹も切って有り景色が明るく素敵な湖岸のコースに変貌したようでした。「満開のオオシマザクラ」の下で昼食を楽しみました。1956年に5本の苗木を富士山の形の様にして育てたと言われています。四捨五入して約百年前と皆で楽しく語り情報まとめをしました。コロナでバス時刻が大幅に変わった為、14時05分発の午後一で桃源台行き高速バスに乗り終了。

《 本日のトップテン 》
@コミヤマスミレ、Aオトメスミレ、Bクロモジ、Cオオシマザクラ、Dエイザンスミレ、Eトウゴクサバノオ、Fウラシマソウ、Gヨゴレネコノメ、Hサルトリイバラ、Iアカネ

〇観察した主な植物〇       【花を観察した植物】
アオキ(実)、アカオニタビラコ、アカフタチツボスミレ、アセビ、イヌシデ、ウラシマソウ、エイザンスミレ、オオイヌノフグリ、オオシマザクラ、オトメスミレ、オニシバリ、カキドオシ、カンスゲ、キブシ、キランソウ、クサボケ、クロモジ、コクサギ、コハコベ、コミヤマスミレ、コメツブツメクサ、サルトリイバラ、ジロボウエンゴサク、セイヨウジュウニヒトエ、セイヨウタンポポ、セントウソウ、タチツボスミレ、タニギキョウ、ツボスミレ、ツルシキミ、ツルニチニチソウ、トウゴクサバノオ、ナノハナ、ハコネイトスゲ、ハルジオン、ヒイラギナンテン、ヒサカキ、ヒメシャラ、フッキソウ、ヘビイチゴ、ホウチャクソウ、ホソバテンナンショウ、マメザクラ、マルバスミレ、ミチタネツケバナ、ミツマタ、ミヤマキケマン、ミヤマハコベ、ミヤマヨメナ、ムラサキケマン、ムラサキサギゴケ、マルバコンロンソウ、モミジイチゴ、ヤブタビラコ、ヨゴレネコノメ
【蕾を観察した植物】
ミズキ
【葉を観察したもの】
アカネ、アブラチャン、イワタバコ、サワラ、スイバ、ハナイカダ、フタリシズカ、マツカゼソウ、ヤドリギ
ヤマジオウ、リョウブ

【シダ類を観察したもの】
クモノスシダ、ベニシダ
【その他】
(鳥鳴声)
ウグイス、ガビチョウ、キジ、シジュウカラ、ムクドリ(姿)

2021.03.27(土) 芦ノ湖東岸生情報

○ 天候:晴れ 気温:11℃
○ 参加者6名 (PV6名)
○ 観察テーマ:「エイザンスミレ」の観察

○ コース:VC〜湖尻〜セラピー通り〜箱根園〜駒ヶ岳〜VC

 本年度最後の東岸観察会、参加者はリーダー含め6名。定刻の9時30分にVSを出発しました。当日は晴れ時々薄曇り、出発時気温11度。箱根らしく若干、肌寒さは感じるものの「春爛漫」の言葉がふさわしい雰囲気の観察会となりました。園地から湖尻、神山通り経由で箱根園へ、ロープウェイで駒ヶ岳頂上ヘと向かいました。
今回は春を象徴する花々の観察が、主テーマとなり、特に湖尻ターミナルから箱根園まで、スミレ数種、ヤマザクラなど、満開の様子を観察できました。今年は開花のタイミングが早いものが多いのではというのが、メンバー間での感想でした。
駒ヶ谷頂上の箱根神社、本宮で新年度の会の発展と会員・スタッフの健康を祈り、周辺を観察後、帰途に着きました。観察した、主な植物は次の通りです。

《 本日のトップテン 》
@ハルトラノオ AマメザクラBカントウミヤマカタバミCオオバイケイソウ(新芽)DコチャルメルソウEアセビFヨゴレネコノメGエイザンスミレHヒカゲスミレIウラシマソウ

〇観察した主な植物〇
【 花を観察した植物 】
アカフタチツボスミレ、アセビ、ウラシマソウ、エイザンスミレ、オオイヌノフグリ、オトメスミレ、オニシバリ、カキドオシ、カンスゲ、カントウミヤマカタバミ、キブシ、コチャルメルソウ、コハコベ、セントウソウ、タチツボスミレ、ツルシキミ、ハコネイトスゲ、ハナネコノメ、バライチゴ、ハルトラノオ、ヒカゲスミレ、フッキソウ、マメザクラ、ミツマタ、ミヤマハコベ、ムカゴネコノメ、ムラサキケマン、ヨゴレネコノメ、レンギョウ
【 新芽を観察した植物 】
オオバイケイソウ
【 観察したシダ類 】
オオイタチシダ、オオハナワラビ、オクマワラビ、クモノスシダ、ジュウモンジシダ、ヒメノキシノブ、ベニシダ

2020.11.28(土) 芦ノ湖東岸生情報

○ 天候:晴れ 気温:10℃
○ 参加者8名 (PV8名)
○ 観察テーマ:「セキヤノアキチョウジ」の観察

○ コース:VC〜湖尻〜セラピー通り〜箱根園〜駒ヶ岳〜VC

暦の上では小雪を過ぎ、本年最後の芦ノ湖東岸コース自然情報収集は、小春日和の元、9時半にVCを出発しました。湖尻港付近ではオオバンの大群の中、ホシハジロとカルガモが湖上少数ながら混ざり合っており、冬の訪れを感じました。セラピー通りへ入ると、セキヤノアキチョウジ、キッコウハグマ、サラシナショウマは果実へと変化している中、シロヨメナ、ダイコンソウはまだ頑張って咲き残っていました。終わりかけた紅葉の中でもイロハモミジやコアジサイはまだ東岸を彩っており、ジョウビタキ、ヤマガラ、シジュウカラ等の野鳥類の声が心地よく聞こえました。風もなく季候も良かったためか、すれ違う観光客も多く感じられました。箱根園へ11時過ぎに到着し、20分発のロープウエーで気温4℃の駒ヶ岳へ向かいました。山頂からの景色はやや霞んでいましたが、南アルプス、駿河湾、伊豆半島、相模湾、房総半島、横浜から東京に渡るビル群が見えましたが、富士山は山頂部分にのみ大きな雲がかかり見えず残念でした。植物の方は見るものはほとんどなく、ミドリハコベやオオイヌノフグリが早くも咲いている程度でした。12時40分発のロープウエーで箱根園へ戻り、13時のバスで湖尻へ行き、桃源台で本年の活動を振り返り、2020年の活動を締めくくりました。


《 本日のトップテン 》
@水鳥(オオバン、カルガモ、ホシハジロ)Aサルトリイバラ(果実)Bオオイヌノフグリ(花)Cツルリンドウ(果実)Dマユミ(果実)Eヤブムラサキ(果実)Fヤマホロシ(果実)Gオオバジャノヒゲ(果実)Hナギナタコウジュ(咲き残り)Iミドリハコベ(花)

〇観察した主な植物〇
【蕾を観察した植物】

アセビ、オニシバリ、ヒイラギナンテン、フッキソウ
《駒ヶ岳》アセビ
【花を観察した植物】
キツネノボタン、コウゾリナ、シロヨメナ、ダイコンソウ、ツクバネウツギ、ナギナタコウジュ、ノコンギク、ハキダメギク、ブタナ、ホソエノアザミ、ホトトギス、ミドリハコベ、リュウノウギク、リンドウ
《駒ヶ岳》オオイヌノフグリ、コウゾリナ、ミドリハコベ
【果実を観察した植物】
アオキ、イヌタデ、イヌツゲ、ウツギ、オオバジャノヒゲ、カヤラン、キッコウハグマ、キヅタ、クサギ、ゲンノショウコ、サラシナショウマ、サルトリイバラ、ジャノヒゲ、セキヤノアキチョウジ、タイアザミ、ツルシキミ、ツルリンドウ、ヘクソカズラ、ホソバテンナンショウ、マユミ、ヤブムラサキ、ヤマホロシ
《駒ヶ岳》マユミ
【紅葉、黄葉を観察した植物】

チドリノキ、コアジサイ、イロハモミジ、イタヤカエデ、クロモジ、ハリギリ、ナガサキオトギリ
【葉を観察した植物】
ヒサカキ
【観察したシダ植物】
クモノスシダ、ジュウモンジシダ、ノキシノブ、ヒメノキシノブ、ベニシダ
☆観察した野鳥類
○声を観察した野鳥類

シジュウカラ、ジョウビタキ、メジロ、ヤマガラ
○姿を観察した野鳥類
オオバン、カルガモ、ダイサギ、トビ、ハシブトガラス、ハシボソガラス、ヒヨドリ、ホシハジロ

2020.10.25(日) 芦ノ湖東岸生情報

○ 天候:快晴 気温:10℃
○ 参加者5名 (PV5名)
○ 観察テーマ:「セキヤノアキチョウジ」の観察

○ コース:VC〜湖尻〜セラピー通り〜箱根園〜VC

真っ青な空に美しく映える紅葉や木の実に心躍る観察日となりました。今朝の小田原駅や湯本界隈は観光客で賑わいをみせており、このまま以前の賑わいが戻ることを心から祈るばかりです。
 さて、駒ケ岳ロープウエイが運休している事もあり、予定していた観察コースはAコースへと変更になりました。小春日和の箱根。多くのボートが浮かぶ芦ノ湖はまるで一幅の絵のようです。湖尻では今まで気づかなかったコウガイゼキショウやヒメクグを観察。又、紫色に染まったコブナグサの群落も目に留まりました。アキノウナギツカミのコンペイトウのような花は終わり、近くには、あとを引き受けたとばかりにミゾソバが満開でした。
 セラピー通りに入り満開のセキヤノアキチョウジの群落を確認。どの株もこぼれんばかりに花をつけ、まるで、我々を待っていてくれたような風情でした。この数年間は元気がなかったので心配していましたが、危惧に終わり安堵致しました。ノコンギク、シロヨメナ、リュウノウギクの野菊は勢ぞろい。独特な香りを放つナギナタコウジュは以前に比べ数を減らしています。カラスザンショウ、マユミ、ガマズミ、ツリバナ、ヤブムラサキ等の色鮮やかな果実と、シラキを始めとする広葉樹の黄紅葉を愛でながらの観察。今日は、まさに、五感で感じながらじっくりと観察をすることができました。
 最後に、箱根園の石垣に隣り合わせに咲くリュウノウギクとヤクシソウに出合いました。秋の終わりを告げるリュウノウギクとヤクシソウとの出会い。いよいよ箱根の秋も深まります。

《 本日のトップテン 》
@セキヤノアキチョウジ(花) Aナギナタコウジュ(花)Bアキノキリンソウ(花)Cシラキ(紅葉) Dサラシナショウマ(花)Eヤマホロシ(果実)Fリンドウ(花)GヤブムラサキHリュウノウギクIシロヨメナ

〇観察した主な植物〇
【花を観察した植物】
アオミズ、アキノキリンソウ、アキノタネツケバナ、イヌがラシ、イヌタデ、オオイヌタデ、ゲンノショウコ、サラシナショウマ、シロヨメナ、セイタカアワダチソウ、セキヤノアキチョウジ、タイアザミ、ダイコンソウ、タマアジサイ(咲き残り)、ツリガネニンジン、ナギナタコウジュ、ノコンギク、ハキダメギク、ハナタデ、ヒイラギナンテン、ヒメウワバミソウ、ブタナ、ホソエアザミ、ミヤマタニソバ、ヤクシソウ、リュウノウギク、リンドウ、ワレモコウ
【果実を観察した植物】
アケビ(落下果実)、アメリカセンダングサ、イヌコウジュ、ウバユリ、エノキグサ、クワクサ、コチジミグサ、サジガンクビソウ、サルトリイバラ、シュウブンソウ、ツルシキミ、ツルリンドウ、ヌスビトハギ、ノブキ、フッキソウ、ホトトギス、マツカゼソウ、マユミ、マルバハッカ、ミツバウツギ、ヤブムラサキ、ヤマホトトギス、ヤマホロシ、レモンエゴマ
【観察したシダ類、イネ科の植物】
アシボソ、オオハナワラビ(胞子葉)、キンエノコロ、コウガイゼキショウ、クモノスシダ、コチヂミザサ、コブナグサ、スズメノカタビラ、トウゲシバ、ヒメクグ、ヒメノガリヤス、メリケンカルカヤ
【その他観察した植物】
カジカエデ、キッコウハグマ、シラキ、ナガサキオトギリ、ハリギリ、ミヤマハハソ(花芽)
〇観察した主な野鳥〇
【鳴き声を聴いた野鳥】
カケス、ソウシチョウ、ヒヨドリ

2020.09.26(土) 芦ノ湖東岸生情報

○ 天候: 気温:17℃
○ 参加者5名 (PV5名)
○ 観察テーマ:「アキノウナギツカミ」の観察

○ コース:VC〜湖尻〜セラピー通り〜箱根園〜VC

9月になり秋雨前線の影響で雨が多く、今日も雨の中VCを出発しました。今年の夏は猛暑でしたが、秋への季節の変わり目にどのような植物が観察できるのか楽しみでした。この時期は多くのミズヒキが咲いていてヒメキンミズヒキ、ゴショミズヒキ(群生)ギンミズヒキとそれぞれ色の違いを楽しむことが出来ました。 芦ノ湖に出ると、風で波立つ湖面を2羽のマガモが仲良く泳いでおり、岸にカクトラノオがピンクの花を咲かせていました。セラピー通りに入ると、ミズナラの木の根元に、カシノナガキクイムシの幼虫がかじった木屑が地際に降り積もっていて、その様子を観察しました。この昆虫は昔から日本に生息していた、カブトムシの仲間とのこと、樹齢30年以上の老木が被害を受けているようです。山側の石垣沿いでは、毎回クモノスシダを観察しますが、今回わずかしか確認できませんでした。梅雨以降大量の雨の影響で、土砂とともに流されてしまったようです。九頭龍の森では「木葉良橋」から少し寄り道をして、ヒメシャラの林を観察しました。ヒメシャラは暖地性の樹木で箱根山麓が分布の北限となっている為、県指定天然記念物として保護されています。さらに進んでいくと箱根町の狩猟許可証が掲示されたイノシシ用鉄製捕獲箱罠が設置されていました。今は赤い実を付けた植物が多く、ツルシキミ、アオハダ、ヤマボウシなどは雨に濡れてひと際綺麗でした。ヤマボウウシの実は食べごろです。また アキノウナギツカミという聞きなれない花先がピンクの花も咲いていました。
 今回は秋雨の時期でもあり、カワラタケ含む7種のキノコを観察しましたが、名前については調べたもののわかりませんでした。
以上終始雨が降り続く中での植生調査になりましたが、前回参加した時より、セラピー通りを歩く家族連れや若い男女の姿が見られ徐々に観光客が戻っているようでした。

《 本日のトップテン 》
@ホトトギスAツリフネソウBツルニンジンCサラシナショウマの蕾DシロヨメナEトンボソウFカクトラノオGミツバアケビの実Hミツバウツギの実Iヤマホウシの実

〇観察した主な植物〇
【花を観察した植物】
アキノウナギツカミ、アキノタムラソウ、アメリカセンダングサ、イタドリ、イヌゴマ、イヌタデ、イヌヤマハッカ、ウド、エノキグサ、カクトラノオ、カゼクサ、ギンミズヒキ、クサギ、ゲンノショウコ、コアカソ(咲終わり)、ゴショミズヒキ、シロヨメナ、センニンソウ、タイアザミ、ダイコンソウ(残り花)、タマアジサイ、ツリガネニンジン、ツリフネソウ、ツルニンジン、ツルボ、トンボソウ、ヌスビトハギ、ノコンギク、ノブキ、ハナワラビ、ヒメキンミズヒキ、ホトトギス、モミジガサ、レモンエゴマ
【蕾を観察した植物】
アセビ、ウバユリ、オニシバリ、サラシナショウマ
【果実や種を観察した植物】
アオハダ、サジガンクビソウ、サルナシ、シュウブンソウ、ツルシキミ、ホオノキ、マツカゼソウ、ミズキ、ミツバアケビ、ミツバウツギ、ムカゴ、ヤマボウシ
【葉を観察した植物】
イラクサ、イワタバコ、ウマノスズクサ、カジカエデ、カヤラン、サルトリイバラ、ハコネイトスゲ、ホソバコガク、ホンザンショウ、ムカゴイラクサ、ヤマノイモ
【観察したシダ類等】
オオハナワラビ、クモノスシダ、ジュウモンジシダ、ベニシダ
○観察した野鳥類
ガビチョウ(鳴き声)、シジュウカラ(姿)、ソウシチョウ(姿)、マガモ(姿)
○観察した昆虫類
アサギマダラ
○その他観察したもの
倒木や地面から出ているキノコ、カワラタケ他6種(名前不明)

2020.08.22(土) 芦ノ湖東岸生情報

○ 天候:晴れ 気温:33℃
○ 参加者5名 (PV5名)
○ 観察テーマ:「キオン」の観察

○ コース:VC〜神山通り〜駒ヶ岳〜湖尻

朝方は30℃を下回っていた気温も出発時の9時半を過ぎるころには33℃とあがり、今日も暑い一日となる予感のなかVCを出発。本日のコースはBコース。駒ケ岳での「しっかり観察」を目指しピッチをすすめました。セラピー通りで多数のヤマホトトギスを観察。これには感激。「来月にはヤマホトトギスに代わりホトトギス通りに化すね」など話が弾みました。実際、初秋のセラピー通りに群生するホトトギスは一見の価値があります。マツカゼソウの柔らかな葉がやさしくそよぎ、白い小花と隣に咲く真っ赤なミズヒキとのコラボが何とも素敵。ミズヒキの仲間は他にゴショミズヒキやギンミズヒキも見られました。先月に見頃だったイワタバコは花柄が残るのみで来年の出会いが楽しみです。地味ながらも興味深い花をつけるトンボソウも私たちを迎えてくれました。九頭竜の森坂下門で悠然と食事中の雌ジカと遭遇。見た目は可愛い鹿ですが被害は非常に多いのです。この辺りにも生育しているのは承知していましたが出合ったのは初めてでした。一体、現状で箱根における鹿の生息数はどこまで増加しているのでしょうか。対策は急務です。さて、駒ケ岳ロープウエイには11:20に乗り込めました。季節が違うと思わず一枚重ね着するほど涼しい山頂ですが今日は心地よい!山頂を芦ノ湖サイドから半周し、二つのプレートがぶつかっているジオサイトを見下ろしながら昼食。ハコネギク、ハコネアザミ、キオン、ヒヨドリバナ、アカバナ、フジアカショウマ、オヤマシモツケ、マルバダケブキなどで彩られた山頂は何度観ても飽きません。見頃は来月初旬でしょうか?が、昨年からキリンソウの姿が見えないのが気になります。本日、奥宮には箱根神社の神職が詰めておられました。帰路、桃源台でツルボを鑑賞。圧巻です。今日はヌスビトハギやツルボの花のピンク色やヤマノイモの花の白さがひと際目をひきました。珍しい草花に出合う喜びもさることながら、このような野の花とのタイミングの良い出会いにも感動を覚えます。

《 本日のトップテン 》
@ヤマホトトギスAニホンジカBトンボソウCオヤマシモツケDホトトギスEウツボグサFマツカゼソウGハコネアザミHハコネギクIヤマホロシ

 〇観察した主な植物〇
【蕾を観察した植物】
キッコウハグマ、サラシナショウマ、ツルニンジン
【花を観察した植物】
アカバナユウゲショウ、アキノタムラソウ、イタドリ、イヌガラシ、ガンクビソウ、ギンミズヒキ、クサアジサイ、クサギ、ケツユクサ、ゲンノショウコ、ゴショミズヒキ、コウゾリナ、コボタンヅル、シシウド、シュウブンソウ(咲き始め)、センニンソウ、タマアジサイ、ツユクサ、テバコモミジガサ、トンボソウ、ナガサキオトギリ、ヌスビトハギ、ノブキ、ハグロソウ、ハシカグサ、ヒメキンミズヒキ、マツカゼソウ、ミヤマタニソバ、ムカゴイラクサ、ヤマニガナ、ヤマノイモ、ヤマホタルブクロ、ヤマホトトギス、ヤマホロシ
駒ケ岳
アカバナ、イタドリ、ウツボグサ、オヤマシモツケ、オランダミミナグサ、キオン、コウゾリナ、コバギボウシ、シシウド、テンニンソウ、ニシキウツギ(残り花)、ノコンギク、ハコネアザミ、ハコネギク、ヒメキンミズヒキ、ヒヨドリバナ、フジアカショウマ、ブタナ、ホトトギス、マルバダケブキ、モミジガサ、ヤマキツネノボタン、ヤマホトトギス
【果実を観察した植物】
ツルシキミ、フッキソウ、ミズタマソウ、ミツバウツギ
駒ケ岳
イワニンジン、オオバイケイソウ、ツクバネソウ、ノギラン
【その他観察した植物】
チヂミザサの仲間、ヒメヤブラン、ススキ(エノシマススキ?)
【観察したシダ類】
オウレンシダ、オクマワラビ、キヨタキシダ、クマワラビ、クモノスシダ、ジュウモンジシダ、ゼンマイ、トウゲシダ
〇鳴き声を聴いた主な鳥類〇
アオゲラ、ガビチョウ、ヒヨドリ
〇観察した昆虫類〇
スジグロシロチョウ、ハチノジクロナミシャク
〇その他観察したもの〇
ニホンジカ(雌)

2020.07.25(土) 芦ノ湖東岸生情報

○ 天候: 気温:10℃
○ 参加者6名 (PV6名)
○ 観察テーマ:「イワタバコ」の観察

○ コース:VC〜神山通り〜箱根園〜神山通り〜湖尻

 なかなか開けない梅雨、当日も雨で時々強く降る生憎の天気の中、VCをスタートしました。皆、長靴、雨合羽、傘、そしてマスクと重装備です。園地を出てまず目に入ってきたのは、ガクアジサイ、アジサイ。雨に濡れ、とても色鮮やかです。セラピー通りに入ると、タマアジサイが咲き始めていました。クモノスシダを探しながら進むと、雨に濡れて綺麗な木肌のヒメシャラも目を引きました。夏後半から秋の植物であるミズヒキもあちこちで咲いていて、ビックリ。川沿いでは、イワタバコが今年は満開!昨年見れなかったので、皆大喜びです。紅紫色の花と濃緑の葉が雨で一層印象的でした。通りかかったビジターにも説明、興味深く聞いてくれました。クサアジサイの花、サルトリイバラ、キブシ、オオバウマノスズクサの実を観察。トンボソウやヒメガンクビソウは蕾で来月が楽しみです。雨が小康状態になり九頭龍神社に向かう人も増加。頭上でノリウツギが綺麗に咲いていることに気づき、皆一斉に見上げました。昼食は駒ヶ岳ロープウェイ下の休憩場所で。がけ崩れ懸念でVCまで戻るバスが無く、VCまで歩いて帰りました。帰路はまた大雨でしたが、ヒグラシが鳴き続けていて元気づけてくれました。

《 本日のトップテン 》
@イワタバコAノリウツギBハコネイトスゲCタマアジサイDホソバコガクEツルシキミ(実)FクサアジサイGミズヒキHトンボソウIトチバニンジン(実)

観察した主な植物
【蕾を観察した植物】
ウバユリ、タマアジサイ、トンボソウ、ヒメガンクビソウ、マツカゼソウ、モミジガサ
【花を観察した植物】
アカショウマ、アジサイ、イヌタデ、イワタバコ、ウツボグサ、ウマノアシガタ、ウマノミツバ、オオバコ、オオバジャノヒゲ、ガクアジサイ、キクムグラ、キツネノボタン、クサアジサイ、ケキツネノボタン、コウゾリナ、コバギボウシ、サワギク、シシウド、ダイコンソウ、タマアジサイ、ツユクサ、ヌスビトハギ、ノリウツギ、ハキダメギク、ヒメジョオン、ヘクソカズラ、ホソバコガク、ミズヒキ、ミツバ、ミヤマタニソバ、ヤブマオ、ヤマアジサイ、ヤマホタルブクロ、ヤマユリ、リョウブ
【実を観察した植物】
アオキ、アブラチャン、オオバウマノスズクサ、キブシ、クルマムグラ、コアジサイ、サルトリイバラ、ツリバナ、ツルシキミ、トチバニンジン、フッキソウ、ヘビイチゴ、ミズキ、ミツバウツギ、ミヤマハハソ
【観察したシダ・コケ類等】
オオバノイノモトソウ、クマワラビ、クモノスシダ、ジュウモンジシダ、ベニシダ(緑)、ヤブソテツ
○観察した野鳥類
ウグイス(声)、ヒグラシ

2020.06.24(水) 芦ノ湖東岸生情報

○ 天候:晴れ 気温:10℃
○ 参加者:1名 (PV1名)
○ 観察テーマ:「ギンレイカ」の観察

○ コース:箱根園〜神山通り〜九頭龍の森〜神山通り〜湖尻

 「6月歩く人は報告書と機関紙への報告をして下さい」リーダーから登録者へのメールを受け、梅雨の晴れ間をぬって観察してきたので報告させて頂きます。楽しみにしていた駒ヶ岳でしたが6月30日までロープウエイが運休。残念ながら駒ヶ岳を諦めて箱根園から歩きはじめました。箱根園近辺は例年同様ブタナの鮮やかな黄色が草原を彩っていて、目下最盛期のヤマボウシの際立つ白さとの調和が爽やかでした。神山通りに入ってから、途中、九頭龍の森に寄り道。深い緑に包まれた九頭龍の森は静寂そのもの。お宮に参拝後、お目当てのトチバニンジンとヤマトリカブトの群落を確認し神山通りへと戻りました。神山通りでは、ヤマキツネノボタンとホソバコガクが地味ながらも目下の主役。サワギクやムグラ類は少々盛りを過ぎていました。ヤブムラサキ、ナガサキオトギリ、ナガエオオカモメヅル、そして、いよいよ湖尻に近づいた頃にミヤマハハソを確認。通常より薄青色のツユクサ2本(ウスイロツユクサと呼び分けることもあるようです)、フイリホウチャクソウ観察。その後、嬉しい事に昨年確認できなかったギンレイカ確認。消えてしまったかと諦めかけていたギンレイカとの出会いは今日のご褒美でした。
 神山通りは相変わらず自転車がスピードをあげて走り、散歩する人達や九頭龍神社の団体参拝者が多かった事をつけ加えます。

《 本日のトップテン 》
@ヤマボウシ、Aブタナ(群生)、Bヤマキツネノボタン、Cナガエオオカモメヅル、Dナガサキオトギリ、Eトチバニンジン(群生)、Gサワギク、Gヤブムラサキ、Hミヤマハハソ、Iギンレイカ

観察した主な植物
【花を観察した植物】
イヌガラシ、イヌツゲ、イワガラミ、ウツギ、ウマノミツバ、エゾタチカタバミ、オッタチカタバミ、オランダミミナグサ、カタバミ、キクムグラ、ギンレイカ、コモチマンネングサ、サルナシ(残り花)、ジャノヒゲ、シロツメグサ、ツユクサ、ドクダミ、ナガエオオカモメヅル、ナガエコナスビ、ナガサキオトギリ、バライチゴ、フイリホウチャクソウ、ブタナ、ホソバコガク、ミミナグサ、ミヤマハハソ、ヤブムラサキ、ヤマキツネノボタン、ヤマサギゴケ、ヤマトウバナ、ヤマボウシ、ヤマムグラ
【蕾を観察した植物】
ウバユリ、ツチアケビ、トチバニンジン、マツカゼソウ
【果実を観察した植物】
キブシ、コゴメウツギ、ツリバナ、ヘビイチゴ、ホソバテンナンショウ,マルバウツギ、ミツバウツギ、モミジイチゴ
【観察したイネ科の植物】
アオカモジグサ、シラゲガヤ、スズメノカタビラ、ヌカボ、ハコネイトスゲ
【観察したシダ植物】
イヌワラビ、イノデ、イノデモドキ、オウレンシダ、オオバノイノモトソウ、キヨタキシダ、クモノスシダ、ゲジゲジシダ、シノブ、トウゲシバ、ナツノハナワラビ、ヒメノキシノブ、ヘビノネゴザ、ベニシダ、ミゾシダ

2019.11.23(土) 芦ノ湖東岸生情報

○ 天候:小雨 気温:10℃
○ 参加者:7名 (PV7名)
○ 観察テーマ:「センニンソウ」の観察

○ コース(Aコース)VC〜湖尻〜箱根園〜駒ヶ岳〜VC

 雲間から日が射しているのに小雨模様という、不思議な天気の中、VSを出発しました。晩秋の残り花、熟した実を観察しながら園地を抜け、湖尻エリアへ。湖岸の通路に台風19号の影響がみられたため、一部ルートを変更しました。途中、芦ノ湖に大きな虹がかかり、山肌の赤・黄・緑に虹の七色と、とてもカラフルな風景を目にすることができました。神山通りでは天候のせいか、いつもほど自転車にすれ違うこともなく、さながら、紅葉・黄葉の絨毯の上を歩いているようでした。やはり、ぬかるんだ箇所は多々ありましたが、通行にはほとんど支障のないレベルでした。全コースを通じ雨に濡れた木々の美しさに感動した観察会となりました。

※本コース、年内は今回が最後の観察会でした。来年3月の再開が楽しみです!

《 本日のトップテン 》
@ツルリンドウ(実)Aリンドウ(花)Bマルバウツギ・ウツギ(紅葉)Cシラキ(黄葉)Dシロヨメナ(残花)Eアオハダ(実)Fセンニンソウ(花)Gノコンギク(残花)HオオハナワラビIヒメワラビ

観察した主な植物
【花を観察した植物】
クサギ、シロヨメナ、センニンソウ、リンドウ
【実を観察した植物】
アオハダ、アキノキリンソウ、イヌツゲ、オオバジャノヒゲ、サルトリイバラ、セキヤノアキチョウジ、センブリ、ツルリンドウ、トゲナシサルトリイバラ、トンボソウ、ナギナタコウジュ
【紅葉・黄葉を観察した植物】
アブラチャン、アワブキ、ウリハダカエデ、カジカエデ、クロモジ、コミネカエデ、チドリ、ハリギリ、ミズナラ
【シダ類・観察したもの】
アイノコクマワラビ、イワガネゼンマイ、オウレンシダ、オオハナワラビ、オオバノイノモトソウ、キヨタキシダ、クモノスシダ、ゲジゲジシダ、コバノヒノキシダ、シノブ、ジュウモンジシダ、テリハノヤブソテツ、ハリガネワラビ、ヒメノキシノブ、ヒメワラビ、ヘビノネゴザ、ミゾシダ、ヤマイタチシダ
【鳥類・観察したもの】
オオバン、カケス、キンクロハジロ、ダイサギ、トビ、ハシブトガラス、ハシボソガラス、ヒヨドリ

2019.09.28(土) 芦ノ湖東岸生情報

○ 天候:晴れ一時曇り 気温:20℃
○ 参加者:5名 (PV4名ビジター1名)
○ 観察テーマ:「ホトトギス」の観察

○ コース(Aコース)VC〜湖尻〜箱根園〜駒ヶ岳〜VC

 朝方は涼しかった箱根も出発時には気温は上昇し日差しが強く感じられました。園地では色鮮やかなクサギの実,まだ緑色のアオツヅラフジの果実やサンショウの赤い果実、アキノタムラソウ、ヒメジソ等観察しながら桃源台へ抜け、駐車場脇の斜面でツリガネニンジンや季節外れとも思えるクサボケの朱赤の花を観察し湖尻へ。湖畔では可愛いアキノウナギツカミの花が今年も迎えてくれ、湖に目をやればボートが何艘も浮かんでいました。穏やかな秋の芦ノ湖です。澄んだ湖水に魚影を探しながら小橋を渡り湖尻バスターミナルへ。港の植え込みでは、湖からの涼やかな風を受けキンエノコロが黄金色に美しく輝いていました。初秋の最大の楽しみはこの先のセラピー通りにあります。先ずは湖尻側入り口でセキヤノアキチョウジの群落が待っていてくれるはず。そして、箱根園出口も近くなればセラピー通りはホトトギス通りと化すはずです。果たして期待通りとなるか胸弾ませましたが、セキヤノアキチョウジの花を楽しむにはもう少々時間が必要なようです。気を取り直し、ドングリやキノコ類を観察しながら歩みを進めていくうちにいよいよ箱根園も近づきホトトギスが目に入り始めました。期待どおりです!大満足です!見事なホトトギスの群落の根元にはタチツボスミレの夏葉が隠れていて、春になれば選手交代しタチツボスミレが主役になります。さて、天候に恵まれた今日は駒ヶ岳へのぼりました。富士山頂は雲に隠れていましたが眺望を堪能できました。山頂の植物群は、夏のお花畑のような勢いはありませんがハコネトリカブトやキオンが満開を迎えていました。来月はいよいよ例大祭です。やがて、山頂は無彩色の世界に変わります。


*昨夕、桃源台駅傍で子連れのイノシシに出会いました。
 VC周辺には3組の親子がいるそうです。

《 本日のトップテン 》
@ハコネトリカブトAハコネギクBキオンCホトトギスDシュウブンソウEリンドウFウツボグサGナガエオオカモメヅルHミヤマタニソバIアキノウナギツカミ

観察した主な植物
【蕾を観察した植物】

サラシナショウマ、セキヤノアキチョウジ、フッキソウ
【花を観察した植物】
アオミズ、アカネ、アキノタムラソウ、イタドリ、イヌタデ、イヌガラシ、イヌコウジュ、イヌトウバナ、ウシハコベ、ウマノミツバ、エノコログサ、オオハナワラビ、トンボソウ(残り花)、ガンクビソウ、キンミズヒキ、クサボケ、ケチヂミザサ、ゲンノショウコ、コウゾリナ、コブナグサ、ゴショミズヒキ、シラヤマギク、シュウブンソウ、シロヨメナ、スズメノヒエ、セキヤノアキチョウジ、センニンソウ、ダンドボロギク、チカラシバ、ツリガネニンジン、ツリフネソウ、テバコモミジガサ、ダイコンソウ、ツルニンジン、ツルリンドウ、、ナガサキオトギリ、ナガエオオカモメヅル、キンエノコロ、ヌスビトハギ、ノコンギク、ノブキ、ノリウツギ(残り花)、ハキダメギク、ハナタデ、ヒメガンクビソウ、ヒメキンミズヒキ、ヒメジソ、ヒヨドリバナ、ホトトギス、マツカゼソウ、ミズ、ミズヒキ、ミヤマタニソバ、メナモミ、ヤブハギ、レモンエゴマ
駒ヶ岳
アカバナ、イヌコウジュ、ウツボグサ、オヤマシモツケ(残り花)、キオン、コウゾリナ、センブリ、ナギナタコウジュ、ノギラン(花終わり)、ハコネアザミ、ハコネギク、ハコネトリカブト、バライチゴ(果実も)、リンドウ
【果実を観察した植物】
アオツヅラフジ、アメリカセンダングサ、オオブタクサ、キカラスウリ、クサギ、ゲンノショウコ、サンショウ、ツルシキミ、ヌスビトハギ、ホウチャクソウ、テンナンショウの仲間

〇鳴き声をきいた野鳥〇
ミソサザイ
〇観察した昆虫類〇
キタキチョウ、スジグロシロチョウ(?)、トンボ2種

2019.08.24(土) 芦ノ湖東岸生情報

○ 天候:晴れ時々曇り 気温:21℃
○ 参加者:10名 (PV8名ビジター2名)
○ 観察テーマ:「ホドイモ」の観察

○ コース(Bコース)VC〜湖尻〜神山通り

 レギュラーメンバーにゲスト2名を加え、計10名といつもより賑やかにVCを出発。若干、不安定な天気でしたが、夏から秋への移り変わりが感じられる、気持ちのよい一日となりました。観察した植物も、秋の訪れと夏の名残を同時に感じさせてくれるものでした。
コースはVCから園地内を抜け、湖尻、神山通り経由、箱根園まで。途中、
九頭龍神社のエントランス付近でこの時期ならではの、ホドイモ、ハグロソウなどを観察させてもらいました。神山通りでは、近辺でのイベント開催の影響か、いつもより自転車の数が多い気がしました(観察時、気をつけましょう!)。ウォーキングされている方も多く、ルーペ観察している我々に興味を持って、声をかけてくれました。来月は秋の気配がより、強くなるかと思います、変化を楽しみにしたいと思います。

《 本日のトップテン 》
@クサアジサイAホドイモBハグロソウCツルリンドウDトンボソウEツルニンジンFナガエオオカモメヅルGヒメキンミズヒキHタイアザミIヤマホトトギス

観察した主な植物
【花を観察した植物】
イヌトウバナ、ガンクビソウ、キンミズヒキ、クサアジサイ、クサギ、ゲンノショウコ、ゴショミズヒキ、コバギボウシ、シシウド、シラヤマギク、シロヨメナ、ススキ、センニンソウ、ダイコンソウ、タマアジサイ、タムラソウ、ツルニンジン、ツルリンドウ、トンボソウ、ナガエオオカモメヅル、ナガサキオトギリ、ヌスビトハギ、ハグロソウ、ハシカグサ、ヒカゲイノコヅチ、ヒメガンクビソウ、ヒメキンミズヒキ、ヒメドコロ、ホドイモ、マツカゼソウ、ミズタマソウ、ミズヒキ、ムカゴイラクサ、モミジガサ、ヤブハギ、ヤマノイモ、ヤマホトトギス、ユウガギク
【実を観察した植物】
サルトリイバラ、トチバニンジン、ホソバテンナンショウ、ミツバウツギ、ミヤマハハソ
【シダ類・観察したもの】
イワガネゼンマイ、オウレンシダ、オオバノイノモトソウ、キヨタキシダ、クモノスシダ、コバノヒノキシダ、シノブ、ジュウモンジシダ、ナツノハナワラビ、ハコネシケチシダ、ハリガネワラビ、ヒメノキシノブ、ヒメワラビ、ベニシダ、ミゾシダ、ヤマイヌワラビ
【チョウ・その他】
クロアゲハ、コミスジ、シジミチョウ、鳥の巣(VCに持ち込み、鑑定依頼)

2019.07.20(土) 芦ノ湖東岸生情報

○ 天候:曇時々小雨 気温:24℃
○ 参加者:7名 (PV6名ビジター1名)
○ 観察テーマ:「ヤマジオウ」の観察

○ コース(Bコース)VC〜湖尻〜神山通り〜駒ヶ岳

 連日雨模様でしたが、当日は曇空の中、VCをスタートしました。芦ノ湖畔道路の駐車場手前では、ウツボグサが満開。花の紫色は「熱でコバルトブルーに変わる」ことをリーダーがタバコを使い実演して見せてくれ、皆感嘆の声を上げました(冷めると元の色に戻る)。湖畔沿いではイヌゴマやキンシバイの花を観察し、湖尻に到着。セラピー通りに入ると、ギンリョウソウの半透明の白い花が雨上がりに映えて綺麗でした。ヤマアジサイとホソバコガクが近くで咲いていたので、比較し観察しました。クモノスシダ、クマワラビ、ベニシダなどシダ類も観察。先端が二つに分かれた珍しいジュウモンジシダも発見、写真撮影です。小雨が降ってきましたが、ヒメシャラの散った花が道に広がっていて、風情ある中を気持ちよく歩きました。
先月咲いていなかったイワタバコは、花が終わっていて残念でした。ヤマジオウのピンクの可憐な花も観察。タマアジサイは蕾が膨らんできていて、来月が楽しみです(キヨスミウツボは見れず)。
一方、夏後半から秋の植物であるミズヒキが一輪咲いていたり、サラシナショウマの蕾も見られ、驚きました。箱根園の芝生にて昼食。雨が上がったので、駒ヶ岳に向かいました。また小雨が降ってきましたが、雨続きで空気が澄んでいるせいか、富士山がきれいに見えただけでなく、伊豆七島や房総半島の館山までが良く見え、感動しました。山頂の気温は16℃で、オヤマシモツケのピンクの花、バライチゴの白い花がたくさん見られ、また感動です。他にもハコネグミやミヤマイボタ、ハコネコメツツジ、フジアカショウマ、ノギランなど思った以上に多くの花が見られ、楽しく観察しました。帰りは歩いてVCに戻りました。

○観察した野鳥類
ウグイス(声)、コゲラ(声)、ソウシチョウ(声)、ヒヨドリ(声)、ホオジロ(声)
○その他観察したもの
アワフキムシ、オニヤンマ、オバボタル、ヒグラシ、ヒメハルゼミ、モンシロチョウ

《 本日のトップテン 》
@オヤマシモツケAハコネコメツツジBノギランCヤマジオウDギンリョウソウEキリンソウFフジアカショウマGヤマホタルブクロHオオバジャノヒゲIハコネグミ

観察した主な植物
【蕾を観察した植物】
ウバユリ、ガクアジサイ、サラシナショウマ、タマアジサイ、ヒメガンクビソウ、フッキソウ、モミジガサ
【花を観察した植物】
アカショウマ、アカバナユウゲショウ、イヌゴマ、イヌタデ、イラクサ、ウツギ、ウツボグサ、ウマノミツバ、オオイヌノフグリ、オオバジャノヒゲ、オククルマムグラ、オトギリソウ、オヤマシモツケ、オランダミミナグサ、カワラマツバ、キクムグラ、キリンソウ、キンシバイ、ギンリョウソウ、クマノミズキ、ゲンノショウコ、コアジサイ(終)、サワギク、シモツケソウ、シロツメクサ、ダイコンソウ、タケニグサ、タマアジサイ(数輪)、チダケサシ、ツユクサ、テリハノイバラ、トウバナ、ドクダミ、ナガエコナスビ、ナガバノハエドクソウ、ニシキウツギ、ヌスビトハギ、ネズミモチ(終)、ノイバラ、ノギラン、ノコギリソウ、ノリウツギ、ハコネグミ、ハコネコメツツジ、ハコネハナヒリノキ、ハナツクバネウツギ、バライチゴ、ヒメシャラ、ヒメジョオン、ヒヨドリバナ、フジアカショウマ、フジイタドリ、ホソバコガク、ミズヒキ(一輪)、ミツバ、ミヤマイボタ、ムカゴイラクサ、ヤブガラシ、ヤマアジサイ、ヤマキツネノボタン、ヤマサギゴケ、ヤマジオウ、ヤマホタルブクロ、ヨツバムグラ、リョウブ
【実を観察した植物】
ウツギ、エゴノキ、エゾノギシギシ、オニシバリ、ガマズミ、クロモジ、コウグイスカグラ、サルナシ、ツクバネソウ、トチバニンジン、バライチゴ、ヘビイチゴ、ホソバテンナンショウ、ミズキ、ミツバアケビ、ミツバウツギ、ミヤマハハソ
【葉を観察した植物】
イワタバコ、エイザンスミレ、オオバウマノスズクサ、キッコウハグマ、コアカソ、コクサギ、コミヤマスミレ、サルトリイバラ、サンショウ、ミズヒキ、ミヤマタニソバ、ムカゴイラクサ
【観察したシダ・コケ類等】
クマワラビ、クモノスシダ、ジュウモンジシダ、ベニシダ、ヤブソテツ

2019.06.22(土) 芦ノ湖東岸生情報

○ 天候:小雨 気温:20℃
○ 参加者:4名 (PV4名)
○ 観察テーマ:「ホソバコガク」の観察

○ コース(Bコース)VC〜湖尻〜箱根園〜VC

 豪雨の中自宅を出発、ビジターセンターに向いましたが、着いたとき雨は小雨になっていました。その後も小雨模様の一日でしたが、前月僅かに咲いていたイワタバコの花を楽しみにしてVCを出発しました。すぐにスイカズラの花の甘い香りを嗅ぎ、バライチゴの白い花を観察しながら芦ノ湖畔に到着、大涌谷から吹き降ろす風によって湖面全体に穏やかな波が広がっていましたが、その風は火山ガスも運んできていました。湖畔沿いを歩いているとエゴノキに白い花が咲いていましたが、咲き終わった後の実には麻酔効果があり、すりつぶして川に放り込むと魚が浮いてくるといった話を聞きながら歩きました。対岸の亀ケ崎も良く見えました。セラピー通りに入ると小雨に濡れた木々の緑が幻想的な風景に見え、リーダーから藤山一郎の芦ノ湖を歌った唄「みどりの雨」を思い出すといった話がありました。箱根に咲くアジサイの仲間、コアジサイやヤマアジサイが沢山咲いていましたが、その中に「ホソバコガク」という、葉の細い種類のアジサイを確認しました。さらに楽しみにしていたイワタバコを確認、先月より葉の数は大分増えていたものの、残念ながら花はまだ咲いていませんでした。蕾も確認出来ませんでしたが、花が咲くのもあと少しではないかと思われました。その代わり、満開の黄色いサワギクの花が可憐に咲いていました。今回の観察会はミヤマタニソバの見慣れない三角形の葉、植物の茎に付いた沢山のアワフキムシ、そして観察中に出会った家族ずれやグループがリーダーから声を掛けられて、コアジサイの甘い香りやクロモジのハーブのような臭いを嗅いで喜んでいた姿が印象に残りました。雨の観察会となりましたが、日本語には雨を色で表現する言葉があることを知りました。

《 本日のトップテン 》
@サワギクAコアジサイBエゴノキCモリイバラDテリハイノバラEツクバネソウの実FホソバコガクGフタリシズカHオククルマムグラIヤマホタルブクロ

観察した主な植物
【花を観察した植物】
アワブキ、ウツギ、エゴノキ、オオイヌノフグリ、オオバコ、オククルマムグラ、カワラナデシコ、キツネノボタン、キンポウゲ、コアジサイ、コゴメウツギ、サルナシ、サワギク、スイカズラ、テリハノイバラ、ドクダミ、トチバニンジン、ニシキウツギ、バライチゴ、ハルジオン、フッキソウ、ホソバコガク、ホタルブクロ、ツルマンネングサ、ミヤマホウソ、ミヤマヨメナ、モリイバラ、ヤマアジサイ、ヤマキツネノボタン、ヤマボウシ

【実や種を観察した植物】
アオキ、クマシデ、ツクバネソウ、フタリシズカ、ヘビイチゴ、モミジイチゴ、ヤマグワ
【葉を観察した植物】
アブラチャン、イタドリ、ウシミツバ、ウワバミソウ、カエデ、クロモジ、ケイワタバコ、ケチヂミザサ、コバノムラサキシキブ、コミヤマスミレ、サルトリイバラ、シキミ、トンボソウ、ベニシダ、ホオノキ、ホソバテナンショウ、ホトトギス、マツカゼソウ、ウシミツバ、ミヤマタニソバ、ヤブラン、ヤマジオウ
【観察したシダ類等】
オウレンシダ、キヨタキシダ、クモノスシダ、ハコネシケチシダ
○観察した野鳥類
ホトトギス(鳴き声)、コジュケイ(鳴き声)、ソウシチョウ(鳴き声)
○観察した虫
アワフキムシ
○その他観察したもの
死んだ小型のジムグリ
イヨウキランソウ

2019.05.25(土) 芦ノ湖東岸生情報

○ 天候:快晴 気温:26℃
○ 参加者:7名 (PV6名VC1名)
○ 観察テーマ:「コウグイスカグラ」の観察

○ コース(Bコース)VC〜湖尻〜箱根園〜駒ヶ岳〜VC

 このところ、5月とは思えない厳しい暑さが続いています。
今日は箱根の山なみも富士山も殊の外くっきりと見え、足取りも軽くVCを出発しました。この時期は春の花は終盤、そろそろ夏の花を迎えるという端境期でしょうか。総じて心なしか彩り淋しく感じます。しかし、地味ながらもスゲ類やイネ類が花を咲かせていてルーペを通してみると思いがけず美しく大変魅力的です。セラピー通り(前神山通り)を通る際には、10年近く前に観察したキヨスミウツボとの再会を願いタマアジサイの根元に食い入るようなまなざしを向けるのも、この時期の年中行事です。残念ながら今年も空振りでした。キヨスミウツボはイノシシの大好物だそうなので、彼らが私達より先に見つけてしまう可能性もあります。
そして、大ヒットです。嬉しい事に、今回はカヤランを3か所で確認できました。まだまだ小さい株でも素敵なラン特有の黄花をつけており嬉しくなります。来年、再来年と大きく成長してほしいものです。 さて、今月は先月に続き駒が岳へ行きました。山頂の気温は16℃。マメザクラの花がまだ残っていたのも頷けます。可愛い紅色の果実をつけるコウグイスカグラの花は終盤でしたが辛うじて観察できました。ハコネギク、ハコネトリカブト、ハコネハナヒリノキ、オヤマシモツケも元気です。山頂が美しく彩られる季節が待ち遠しい!帰りがけに箱根園でバスを待っていると、遠くから何とも愛らしい動物が走ってきました。動物ランドの飼育員さんでしょうか。一緒に嬉しそうに(そう見えた)駆け寄ってきたのはお散歩中のミニブタ「メリーちゃん」。人懐こいメリーちゃんは私達が撫でても嫌がりません。箱根園の訪問者、特にお子さんたちも喜んでくれることでしょう。とても賢く、目下、人気急上昇中のミニブタちゃんの登場に全員笑顔になりました。

《駒ヶ岳で観察した植物》
【花を観察した植物】
オオアワガエリ、セントウソウ、コウグイスカグラ、マメザクラ、ミツバツチグリ、ミヤマハコベ、ミヤマカンスゲ、メギ、コイワザクラ
【葉を観察した植物】
オヤマシモツケ、ノギラン、ハコネギク、ハコネコメツツジ、ハコネトリカブト、ハコネハナヒリノキ
〇観察した野鳥類〇
アカゲラ、ウグイス、ガビチョウ、ドバト
〇観察した昆虫類〇
クロコノマチョウ、シャクガの仲間、ルリシジミ
〇その他観察したもの〇
イノシシの土耕跡、オトシブミ

《 本日のトップテン 》
@ヒメレンゲ、Aタニギキョウ、Bヤマツツジ、Cコウグイスカグラ、Dホウチャクソウ、Eミヤマハコベ、Fクルマムグラ、Gミズキ、Hオオアワガエリ、Iメギ

観察した主な植物
【蕾を観察した植物】
コアジサイ、サワギク、ハンショウズル、
【花を観察した植物】
アオマムシグサ、アカオニタビラコ、イヌタデ、イワニガナ、ウマノアシガタ、ウワバミソウ、オオイヌノフグリ、オオバウマノスズクサ、オッタチカタバミ、オランダミミナグサ、オヤブジラミ、カキドオシ、カタバミ、カラスビシャク、キクムグラ、キランソウ、クルマムグラ、コゴメウツギ(咲始め)、コテングクワガタ、コミヤマスミレ、コモチマンネングサ、サラサドウダン、セイヨウタンポポ、タチイヌノフグリ、タニギキョウ、ツクバネソウ、ツルカノコソウ、ツルマンネングサ、ナガミヒナゲシ、ニガナ、ニョイスミレ、ハハコグサ、ハルジオン、ヒメウワバミソウ、ヒメレンゲ、フタリシズカ、ヘビイチゴ、フタリシズカ、ホウチャクソウ、ホオノキ、マルバウツギ、ミズキ、ミツバウツギ、ミドリハコベ、ミミナグサ、ミヤマキケマン、ミヤマハハソ、ミヤマヨメナ、ムラサキケマン、ヤブタビラコ、ヤブデマリ、ヤブヘビイチゴ、ヤマサギゴケ、ヤマツツジ、ヤマムグラ、カヤラン
【果実を観察した植物】
キブシ、ツルシキミ、ハナネコノメ、マメザクラ、ミチタネツケバナ、ヨゴレネコノメ
【葉を観察した植物】
アワブキ、イワタバコ、ウシミツバ、ウバユリ、ウラシマソウ、ウリカエデ、エイザンスミレ(夏葉)、オオバノトンボソウ、カントウミヤマカタバミ、サラシナショウマ、シシウド、トンボソウ、ホトトギス、ハルトラノオ、マツカゼソウ、ミヤマタニソバ、ヤマユリ、リュウノウギク
【観察したシダ類】
イノデの仲間、オウレンシダ、キヨタキシダ、クモノスシダ、シノブ、ジュウモンジシダ、ゼンマイ(胞子葉も)、トウゲシバ、ナツノハナワラビ、ハコネシケチシダ、ヒメノキシノブ、ベニシダ
【観察したイネ科の植物】
オニウシノケグサ、カニツリグサ、カモジグサ、スズメノカタビラ、スズメノヤリ、トボシガラ、ミゾイチゴツナギ
【観察したカヤツリグサ科の植物】
ナキリスゲ、ハコネイトスゲ、ヒゴクサ、ミノボロスゲ
【その他観察した植物】
フデリンドウ、セイヨウキランソウ

2019.04.20(土) 芦ノ湖東岸生情報

○ 天候:曇り 気温:11℃
○ 参加者:4名 (PV4名)
○ 観察テーマ:「エイザンスミレ」の観察

○ コース(Aコース)VC〜湖尻〜神山通り〜箱根園

 前日は暑いくらいの陽気でしたが、バスを降りると冷たい風で、どんよりした曇り空。軽装を反省しながら歩きだしました。(皆さんは万全の対策、さすがです。)里はすっかり葉桜になっていますが、箱根の桜は満開です。まずはマメザクラ、オオシマザクラに足を止め、リーダーから蜜腺の位置による品種の見分け方について教えていただきました。先月は咲き始めた数種のスミレを観察出来たので、今回は満開になっていることを期待して、神山通りへ。タチツボスミレ、エイザンスミレの群生は予想を超える豪華さ。カキドオシ、キランソウ、ジロボウエンゴサクも加わり紫の絨毯のようでした。九頭龍の森に咲く枝垂れ桜も素晴らしく、春の花を満喫しました。
雲はなかなか晴れませんが箱根園からロープウェイで駒ヶ岳へ。山頂は7℃で冷たい風が吹き荒び冬に戻ったよう。フキノトウが咲いていて、季節は一ヶ月遅れです。このコースは九頭龍神社に向かう多くのビジターが歩いていますが、小さな花たちには気付かない方がほとんどのようです。リーダーのように「スミレが咲いていますよ」と声を掛け、箱根の自然の素晴らしさを伝えていきたいと思います。

観察した主な植物
【 花などを観察した植物 】
アオキ、アカフタチツボスミレ、アセビ、アブラチャン、イトスゲ、ウラシマソウ、エイザンスミレ、オオイヌノフグリ、オオシマザクラ、オトメスミレ、オニシバリ、オニタビラコ、カキドオシ、カンスゲ、カントウミヤマカタバミ、キブシ、キランソウ、クサボケ、クモノスシダ、クロモジ、コキクザキイチゲ、コクサギ、コブシ、シコクスミレ、ジロボウエンゴサク、スイセン、セントウソウ、タチツボスミレ、タネツケバナ、チャルメルソウ、ツクシ、ツルシキミ、トウゴクミツバツツジ、ナガバノスミレサイシン、ネコノメソウ、ハコネイトスゲ、ハナネコノメ、ハルトラノオ、ヒイラギナンテン、ヒメオドリコソウ、フキノトウ、フッキソウ、フユノハナワラビ、ヘビイチゴ、ホトケノザ、マメザクラ、マルバスミレ、ミチタネツケバナ、ミツマタ、ミヤマカンスゲ、ミヤマキケマン、ミヤマハコベ、ムラサキケマン、モミジイチゴ、ヤマザクラ、ヤマブキ、ヨゴレネコノメ

〇観察した主な鳥類
ウグイス(声)、ガビチョウ(声)

《 本日のトップテン 》
@ミヤマハコベ、Aジロボウエンゴサク、Bウラシマソウ、Cエイザンスミレ、Dナガバノスミレサイシン、Eマメザクラ、Fコキクザキイチゲ、Gアブラチャン、Hコクサギ、Iカントウミヤマカタバミ

2019.03.23(土) 芦ノ湖東岸生情報

○ 天候:曇り 気温:5℃
○ 参加者:7名 (PV7名)
○ 観察テーマ:「早春の植物」の観察

○ コース(Bコース)VC〜湖尻〜神山通り〜箱根園

 2018年度最後の観察会、前日の暖かさから、うってかわって真冬に戻ったような気温の中、VSを出発しました。今回のテーマは「早春の植物」。セントウソウ、コチャルメソウ、ネコノメソウ類、ハルトラノオ、といった繊細な花々をルーぺで、じっくりと観察しました。箱根園まで、通常のコースから若干、寄り道をしながらでしたが、小さな花々を見つける宝探しのような観察会でした。また、数はまだ、少ないもののスミレ類を観察しました。来月の変化が楽しみです。なお、九頭竜の森近辺の道路脇のアオキの食痕は湖側、山側ともに、かなり目立ちました。余談ですが、観察会が終ってから、箱根では雪が降り始め、30分ぐらいの間に積もってきました。帰路、事故車も数台見かけ、箱根の気候の怖さを再認識しました。




≪今月のトップ10≫

@ハルトラノオAハナネコノメBセントウソウCシキミ(花)Dオニシバリ(花)Eジャゴケ(雌器托)FコチャルメルソウGエイザンスミレHムカゴネコノメソウIカンスゲ(花)

観察した主な植物
【蕾を観察した植物】
ニワトコ、ヒサカキ
【花を観察した植物】
アセビ、エイザンスミレ、オニシバリ、カキドウシ、キブシ、カンスゲ、キランソウ、コチャルメソウ、シキミ、セントウソウ、タチツボスミレ、ツルカノコソウ、ツルシキミ、ナガバノスミレサイシン、ナギナタコウジュ、ネコノメソウ、ハハコグサ、ハルトラノオ、ヒナスミレ、フキノトウ、フサザクラ、ホトケノザ、ミチタネツケバナ、ミツマタ、ミヤマカンスゲ、ムカゴネコノメ、ヤマネコノメ、ヨゴレネコノメ
【実を観察した植物】
ヤドリギ
【シダ類・観察したもの】
アイノコクマワラビ、アカハナワラビ、イノデモドキ、イワガネソウ、イワトラノオ、オオイタチシダ、オオハナワラビ、オクマワラビ、クマワラビ、クモノスシダ、コバノヒノキシダ、ツルデンダ、トウゴクシダ、ヒメノキシノブ、フユノハナワラビ、ベニシダ、ヤブソテツ
【コケ類・観察したもの】
ジャゴケ
【鳥・観察したもの】
ジョウビタキ

2018.11.17(土) 芦ノ湖東岸生情報

○ 天候:晴れ 気温:10℃
○ 参加者:5名 (PV5名)
○ 観察テーマ:「クマワラビ3種」の観察

○ コース(Bコース)VC〜湖尻〜神山通り〜箱根園

 快晴の中、太陽の強い日差しを浴びてスタートしました。朝、富士山に笠雲が掛かっていたせいか日向は暖かかったものの、日陰に入ると風もあり肌寒い一日でした。歩き始めてすぐナギナタコウジュの種の良い香りを嗅ぎ、ガマズミの赤い実と青空とのコントラストを眺めながら歩きました。県道75号線に出る手前では木の間伐をしている箇所がありました。県道沿いの大きな木は枝降ろしされて、芦ノ湖を滑るように航行する海賊船が良く見えました。湖畔沿いでは葉が落ちて赤い実だけが残ったアオハダの木や、ゲンノショウコの実、イヌタデの赤い花、カクトラオの花等を観察し湖尻ドライブイン前に到着、ここでケヤキの大木に付着したヤドリギとカヤランを観察しました。 神山通りに入って、スズタケとクマザサ、ハコネダケの見分け方についてYさんより説明を受けながら進みました。途中ジャゴケの青リンゴのような葉の臭いを嗅ぎながら歩いていると、歩道一面落ち葉が埋め尽くした箇所もあり、箱根の紅葉もかなり進んでいる様子でした。しかし何故か昨年のようなどんぐりの実は殆んどありませんでした。ヒメシャラの艶のある木肌や、ヤマボウシの白い斑点のような木肌が太陽を浴びてひと際美しかったです。旧坂下門では特に休憩は取らずそのまま進み、九頭龍の森入口の先で、白い雪をかぶった富士山頂が見えました。歩きながらYさんから多くのシダについて説明を受けましたが、中でもクマワラビ3種(クマワラビ・オオクマワラビ・アイノコクマワラビ)の特徴と違いについての話は参考になりました。 その後エイザンスミレの帰り花や小さな葉のイワトラノオ、赤い実を付けたとげの無いサルトリバラを観察して箱根園に到着。レストラン前のテーブルで昼食を取った後、ショップ建物内2階休憩所に移動し本日の総括をしてVCに高速バスで戻りました。



≪今月のトップ10≫

@エイザンスミレ(帰り花)AトゲナシサルトリバラBイワトラノオCアズマヤマアザミのネバリDムラサキシノブの果実EアオハダF紅葉のヤマボウシGツルマサキの果実Hクマワラビの仲間3種Iツルシキミ

観察した主な植物
【花を観察した植物】
イヌガラシ、イヌタデ、エイザンスミレ、カクトラノオ、キバナガンクビソウ、キンミズヒキ、シラヤマギク、タイアザミ、ダイコンソウ、ナギナタコウジュ、ノコンギク、ハキダメギク、ヒメキンミズヒキ
【蕾を観察した植物】
アケビ、クロモジ
【実を観察した植物】
アオハダ、アズマイバラ、イヌホオズキ、ウバユリ、ガマズミ、ゲンノショウコ、コバギボウシ、チカラシバ、ツルウメモドキ、ツルシキミ、ツルマサキ、ツルリンドウ、テンナンショウ、トゲナシサルトリイバラ、ヘクソカズラ、ムラサキシノブ

【シダ類等観察したもの】
アイノコクマワラビ、アカハナワラビ、イタチシダ、イヌワラビ、イノデ、イワガネゼンマイ、イワトラノオ、オウレンジシダ、オクマワラビ、オオハナワラビ、キヨタキシダ、クマワラビ、クモノスシダ、クラマゴケ、ゲジゲジシダ、コバノヒノキシダ、シノブ、ジュウモンジシダ、ゼンマイ、ヒメワラビ、ベニシダ、ヤブソテツ

【葉を観察したもの】
アオミズ、アキノキリンソウ、アズマヤマアザミ、アワブキ、イタヤカエデ、ウリカエデ、オオバコ、オオバイノモトソウ、オニシバリ、カエデ、カヤラン、カンスゲ、クマザサ、ケヤキ、コクサギ、サラシナショウマ、ジャゴケ、シュウブンソウ、ススキ、スズタケ、セイタカアワダチソウ、セントウソウ、タマアジサイ、ツルシキミ、ニワトコ、ノガリヤス、ノブキ、ハコネイトスゲ、ハコネダケ、ヒメガンクビソウ、ヒメシャラ、ヒメノキシノブ、フッキソウ、ブナ、ホソエアザミ、ホトトギス、マツカゼソウ、マユミ、ミヤマカンスゲ、モミジ、モミジイチゴ、ヤドリギ、ヤマグワ、ヤマボウシ、ヤマミズ、ヨモギ


【鳥・その他観察したもの】
ソウシチョウ(鳴き声・姿)、カラス(鳴き声)

2018.10.28(日) 芦ノ湖東岸生情報

○ 天候:晴れ 気温:14℃
○ 参加者:4名 (PV3名ビジター1名)
○ 観察テーマ:「ウツボグサ」の観察

○ コース(Bコース)VC〜湖尻〜神山通り〜駒ヶ岳

 朝から快晴で絶好の自然観察日和となりました。天気が良いので、先月に続き、駒ヶ岳まで行くことにし、ビジター一名を含めた四名で観察をスタート(ゴミ拾いもしながら観察)。湖畔道路の駐車場付近では、アキノキリンソウやツリガネニンジンの綺麗な花を見つけ、皆、写真に収めていた。湖畔では、ボントクタデやミゾソバの群生を見て湖尻へ。神山通りに入ると、セキヤノアキチョウジの花を観察。キッコウハグマは閉鎖花ばかりで、咲いている花が見れず残念だった。旧坂下門の所では、セイタカアワダチソウが十数本咲き目立っていたので駆除した。また、リンドウが葉を突き抜けて咲いている珍しい光景も見て感動。サラシナショウマやリュウノウギクを観察しながら箱根園に到着した。駒ヶ岳ロープウェイは往復乗車券が10月から大幅な値上げ(1300円→1600円)になっていてビックリ(先月の観察会時に値上げの情報は無かった)。山頂駅内で昼食。午後からは雲も多くなり、富士山は残念ながら見れなかったが、ナギナタコウジュやリンドウなどの花を観察できた。先月多かったトリカブトは今回まったく見られなかった。ビジターとは箱根園で分かれ、紅葉の見ごろはもうすぐと話しつつ、高速バスでVCに戻った。


≪今月のトップ10≫
@セキヤノアキチョウジAナギナタコウジュBサラシナショウマCウツボグサDリンドウEシラヤマギクFツリガネニンジンGアキノキリンソウHミゾソバIゲンノショウコ

観察した主な植物
【花を観察した植物】
アキノキリンソウ、イタドリ、ウツボグサ、オヤマシモツケ、キッコウハグマ(閉鎖花)、ケキツネノボタン、ゲンノショウコ、コウゾリナ、サジガンクビソウ、サラシナショウマ、シラヤマギク、シロヨメナ、セイタカアワダチソウ、セキヤノアキチョウジ、センニンソウ、タイアザミ、ダイコンソウ、タマアジサイ、チヂミザサ、ツリガネニンジン、ナギナタコウジュ、ノコンギク、ハコネアザミ、ハコネギク、ハコベ、ハナタデ、バライチゴ、ボントクタデ、マツカゼソウ、マルバフジバカマ、ミズヒキ、ミゾソバ(ウシノヒタイ)、ミヤマタニソバ、モミジガサ、ヤマアジサイ、ヨモギ、リュウノウギク、リンドウ、レモンエゴマ

【実を観察した植物】
アオキ、ウバユリ、オオバコ、ガマズミ、コブシ、コムラサキ、サルトリイバラ、シュウブンソウ、ツチアケビ、ツルシキミ、テンナンショウの仲間、ナギナタコウジュ、ノイバラ、ノブキ、ハエドクソウ、フッキソウ、マユミ、ムラサキシキブ

【シダ類等観察したもの】
ジャゴケ、フユノハナワラビ、ワラビ

【その他観察したもの】
チカラシバ


【鳥・その他観察したもの】
(鳥・鳴き声)
オオバン、ガビチョウ(声)、ソウシチョウ(声)、ハシブトガラス
(昆虫・他)
ザトウムシ

2018.09.22(土) 芦ノ湖東岸生情報

○ 天候:霧混り曇り 気温:19℃
○ 参加者:5名 (PV5名)
○ 観察テーマ:「ウツボグサ」の観察

○ コース(Bコース)VC〜湖尻〜神山通り〜駒ヶ岳

 昨夜来の雨は止んだものの傘は手離されず、視界20メートル程の霧と、湖畔一面のガスったロケーションでした。芦ノ湖や移りゆく中秋の風景の見拠を隠すかの様に、意地悪なスタートではあったものの、セラピーロードは雨上がりの割に往来の探訪者が思った以上に多かった。相変わらずエリアの人気の高さを感じた。その人達にも丁寧に、明るく楽しそうに自然情報等をガイドされるリーダーの姿には、ボランティア解説員として学ぶべきと記憶にとどめる。
 結果的に今日のトップテンの内、7つが駒ヶ岳山頂での観察によるもので、メンバーの一致した初見であった事は先月、先々月が観察出来なかった分感動も新鮮であった証しでした。
特に山頂駅内で昼食中、濃霧がスーと消え、その眼前に青空と融け込む下界の風景をバックに、突然現れたかの様な箱根元宮の社殿はロマンチックでした。中世鎌倉の人々が主峰の神山を神体山として、山岳信仰の天霊場と考えた神秘さが伝わってきた。又、セラピーロードは実りの秋らしく実を観察出来た事も今回の印象である。

霧もまたよし!

≪今月のトップ10≫
@ホトトギス(ヤマホトトギス共)、Aハコネトリカブト(駒ヶ岳)、Bハコネギク(駒ヶ岳)、Cハコネアザミ(駒ヶ岳)、Dウツボグサ(駒ヶ岳)、Eアキノウナギツカミ(セラピーロード)、Fオヤマシモツケ(駒ヶ岳)、Gバライチゴ(駒ヶ岳)、Hアカスジキンカメムシ(セラピーロード)、Iオオハナワラビ(セラピーロード)

観察した主な植物
【花を観察した植物】
イタドリ、ウツボグサ、オヤマシモツケ、ガンクビソウ、キンミズヒキ、ギンミズヒキ、ゲンノショウコ、コウゾリナ、ゴショミズヒキ、サジガンクビソウ、シシウド、シモツケソウ、シラヤマギク、セイヨウタンポポ、センブリ、タイアザミ、ダイコンソウ、ツリフネソウ、ニシキウツギ、ノギラン、ノコンギク、ノブキ、
ハコネアザミ、ハコネギク、ハコネトリカブト、バライチゴ、ヒメガンクビソウ、ヒメノガリヤス、ホトトギス、マツカゼソウ、マルバフジバカマ、ミヤマタニソバ、ムカゴイラクサ、ヤブマメ、ヤマトウバナ、ヤマホタルブクロ、ヤマホトトギス、リンドウ

【実を観察した植物】
アカガシ(ドングリ)、アカネ、アワブキ(実)、イヌツゲ、ウバユリ、オニドコロ、キブシ、クリ(実)、コブシ、サルナシ、ツチアケビ、ツリバナ、ツルシキミ、ノブドウ、ノリウツギ、ヘクソカズラ、ホソバテンナンショウ、ミツバアケビ、ヤマボウシ

【蕾を観察した植物】
イワニンジン、サラシナショウマ、ツルニンジン

【葉を観察した植物】
オオバウマノスズクサ、オニシバリ、クサアジサイ、クロモジ(虫こぶと冬芽)、サワラ、セキヤノアキチョウジ、トンボソウ、ハコネグミ、ハコネコメツツジ、ヤマジオウ、ヤマノイモ、レモンエゴマ

【シダ類等観察したもの】
オオハナワラビ、クモノスシダ、ノキシノブ、ハコネイトスゲ、ヒメノキシノブ

【鳥・その他観察したもの】
(鳥・鳴き声)
ガビチョウ、ソウシチョウ、ヒヨドリ
(昆虫・他)
アカスジキンカメムシ、アオダイショウ

2018.08.25(土) 芦ノ湖東岸生情報

○ 天候:曇り・霧 気温:22℃
○ 参加者:6名 (PV6名)
○ 観察テーマ:「ホドイモ」の観察

○ コース(Aコース)VC〜湖尻〜神山通り〜箱根園

 9時30分、VCを出発。雨こそ降っていなかったものの、曇り空、濃い霧の中での自然情報収集スタートとなりました。台風20号の影響で風が強かったこともあり、当初予定していた駒ヶ岳コースを九頭竜神社経由箱根園までのコースに変更しました。まず園地内で、VC入口の「告知ボード(黒板)」にあった、「コボタンヅル」「センニンソウ」の見分け方を実践。その他、霧の露に輝く植物を観察しながら湖尻へ。午前中、湖尻から見た芦ノ湖は波が高く、まるで海のようでした。続く神山通りでは、強風のためか普段だと見上げている樹木の枝が、折れて道端に落下していました。おかげで、オオキハダなど、枝に多くの葉や果実が付いた状態が観察可能に。また、ミズタマソウや本コース定番のシダ類なども水滴が着いた美しい様子をルーペで観察できました。昼食後、九頭竜神社入り口付近でホドイモ、ヤマノイモなど、花が盛りの状態を比較しながら観察。コース終盤では風もおさまり無事、帰途に。台風の影響下の不安定な天候ではありましたが、夏から秋への移り変わりが感じられる心地よい自然情報収集となりました。


≪今月のトップ10≫
@ホドイモ、Aツルニンジン、Bヤマホトトギス、Cツリフネソウ、Dオオバキハダ、Eマツカゼソウ、Fツクバネソウ、Gナガエオオカモメヅル、Hトンボソウ、Iムカゴイラクサ

観察した主な植物
【花を観察した植物】
アキノキリンソウ、オニドコロ、キササゲ、キツネノマゴ、キンミズヒキ、クサアジサイ、ゲンノショウコ、コアカソ、ゴショミズヒキ、コボタンヅル、シロヨメナ、セントウソウ、タマアジサイ、タラノキ、ツリフネソウ、ツルニンジン、トンボソウ、ナガエオオカモメヅル、ハナタデ、ヒメキンミズヒキ、ヒメドコロ、ヒヨドリバナ、ホドイモ、マツカゼソウ、ムカゴイラクサ、ヤブタバコ、ヤブハギ、ヤマアジサイ、ヤマカモジグサ、ヤマノイモ、ヤマホトトギス

【実を観察した植物】
アカメガシワ、ウシミツバ、オオバノキハダ、ギンレイカ、クルマムグラ、ツクバネソウ、トチバニンジン、ナガエコナスビ、ナガバノハエドクソウ、フサザクラ、フタリシズカ、ホウチャクソウ、ミズタマソウ
【シダ類等観察した植物】
イヌワラビ、ウスイハナワラビ、オウレンシダ、オオハナワラビ、キヨタキシダ、クマワラビ、クモノスシダ、クラマゴケ、ゲジゲジシダ、シノブ、ジュウモンジシダ、ゼンマイ、ナツノハナワラビ、ハコネシケチシダ、ハリガネワラビ、ヒメノキシノブ、ベニシダ、ミゾシダ、ミドリヒメワラビ、ヤマイヌワラビ

【鳥・その他観察したもの】
(鳥・鳴き声)
ソウシチョウ、カケス、キジバト、コジュケイ、ヒヨドリ、ガビチョウ、ヤマガラ
(昆虫)
エサキモンキツノカメムシ、アサギマダラ、チャバネセセリ

2018.07.28(土) 芦ノ湖東岸生情報

○ 天候:曇りのち小雨 気温:20℃
○ 参加者:4名 (PV4名)
○ 観察テーマ:「ムカゴイラクサ」の観察

○ コース(Bコース)VC〜湖尻〜神山通り〜箱根園〜駒ヶ岳

 台風12号の天気予報を聞きながら、大平台の気温21度、碓氷隧道気温19度と先週より6度以上の差を温度計で見た。仙石原に入るとシシウドがいっぱいにススキ原に咲いていた。もう秋の訪れを感じた。天候を気にしながら、Aコース箱根園を目指してVCを出発した。足早に進みながらも、ウバユリのそばで咲いていたムカゴイラクサの観察をじっくりとした。坊ケ沢登り口付近で、ギンレイカの実を観察、川沿いのイワタバコが満開だったのが印象的だった。ヤマジオウのピンクがかった花を見た。クサアジサイの花、ヤマホトトギス、トンボソウなど見て、箱根園に着いた。駒ヶ岳ロープウェイのケーブルが垂れ下がっていたので運休だねと話しをしながらVCに戻った。

≪今月のトップ10≫
@イワタバコ、Aギンレイカ(実)、Bクサアジサイ、Cヤマジオウ、Dヤマホトトギス、Eヒヨドリバナ、Fムカゴイラクサ、Gアカメガシワ、Hウシミツバ、Iトンボソウ

観察した主な植物
【蕾を観察した植物】
ガンクビソウ、ヒメガンクビソウ
【花を観察した植物】
アカショウマ、アカメガシワ、イワタバコ、ウシミツバ、ウバユリ、
キンミズヒキ、クサアジサイ、ケキツネノボタン、コバギボウシ、シシウド、ダイコンソウ、タマアジサイ、トンボソウ、ヌスビトハギ、ハエドクソウ、ヒメドコロ、ヒヨドリバナ、ブタナ、ヘクソカズラ、ミツバ、ムカゴイラクサ、ヤブハギ、ヤマアジサイ、ヤマジオウ、ヤマノイモ、ヤマホトトギス

【実を観察した植物】
アオハダ、エゴノキ、ギンレイカ、
トチバニンジン、フッキソウ、マユミ、ミズキ、ミズタマソウ、ミヤマハハソ

【葉を観察した植物】
オオバウマノスズクサ、サルナシ

【鳥・その他観察したもの】
(鳥)
ウグイス、ガビチョウ、ソウシチョウ

2018.06.23(土) 芦ノ湖東岸生情報

○ 天候:曇りのち雨 気温:18℃
○ 参加者:8名 (PV6名ビジター2名)
○ 観察テーマ:「オヤマシモツケ」の観察

○ コース(Bコース)VC〜湖尻〜神山通り〜箱根園〜駒ヶ岳

 曇り空の中、(Bコース)駒ヶ岳を目指してVCを出発した。湖尻まではやく進んだが、神山通りで『セラピーロード』と新たに名付けられた看板が目を引き一気にいつものようにゆっくりと観察するようになった。アワブキの花と香りが皆の心を和ませてくれた。
サワギクの花を見た付近から雨が降り出してきた。箱根園から見上げると霧が晴れてきたので食事場所を
駒ヶ岳頂上としてロープウェイに乗った。雨にうたれた樹木が生き生きと映る。富士山もかすかに見え、幻想的な雰囲気でした。頂上では、オヤマシモツケ、ハコネコメツツジ、ハコネハナヒリノキの花が咲いていた。ノコギリソウ、ニシキウツギを見て元宮に行く。開いていて神山が見えた。しばし歩くと霧が出てきたので頂上駅の暖房の前で食事をした。雨が降ってきたが、風が無かったので意外とゆっくりと駒ヶ岳の自然情報をすることが出来た。




≪今月のトップ10≫
@アワブキ、Aハコネコメツツジ、Bオヤマシモツケ、Cニシキウツギ、Dハコネハナヒリノキ、Eヤマボウシ、Fヤマアジサイ、Gサワギク、Hノコギリソウ、Iニワトコ

観察した主な植物
【蕾を観察した植物】
マツカゼソウ、アジサイ
【花を観察した植物】
アワブキ、オヤマシモツケ、オランダミミナグサ、オオバジャノヒゲ、キケマン(実)、ギンレイカ、クルマムグラ、ケキツネノボタン、コナスビ、サラサドウダン、サルナシ、サワギク、シロツメクサ、ドクダミ、ナガエコナスビ、ミヤマイボタ、ニシキウツギ、ノコギリソウ、ハコベ、ハコネウツギ、ハコネコメツツジ、ハコネハナヒリノキ、バライチゴ(実)、ハルジオン、ヒメジョオン、マメグミ、ミミナグサ、フジイタドリ、ヤマアジサイ、ヤマサギゴケ、ヤマボウシ
【実を観察した植物】
アオハダ、オニタビラコ、クロモジ、サルトリイバラ、マユミ、モミジイチゴ、ニワトコ、ネコノメソウ、フタリシズカ、ヘビイチゴ、ヤマグワ
【葉を観察した植物】
ウシミツバ、オオバウマノスズクサ、チジミザサ、ツルカノコソウ、ハコネシケチシダ、ミヤマタニソバ、
【シダ・コケ類等観察したもの】
キヨタキシダ、クモノスシダ、ベニシダ
【虫こぶ】
ウツギメタマフシ
【鳥・その他観察したもの】
(その他)
アワフキムシ、ヒロオビトンボエダシャク
(鳥)
カワウ、ガビチョウ、シジュウカラ、ムクドリ、ウグイス、ツバメ、トビ、ホトトギス

2018.05.26(土) 芦ノ湖東岸生情報

○ 天候:曇り 気温:24℃
○ 参加者:6名 (PV6名)
○ 観察テーマ:「ベニシダ」の観察

○ コース(Aコース)VC〜湖尻〜神山通り〜箱根園

 今後は8期生も含め記録を持ち回りで行うことを確認した後、薄曇りで暖かい気候の中、満開のミズキの下を歩いて自然情報収集を開始した。VCを出るとすぐベニシダの群生を見る。紅褐色と緑色のベニシダが同じ場所で同時に見られ、皆一斉に写真撮影。芦ノ湖湖畔道路では、カモジグサ類の違いの説明など聞きながら湖尻に進んだ。神山通りに入ると、自転車、ランニング、犬の散歩など多くの人が行きかう中、多くのシダ類を観察。クマワラビの裏面を見て説明も受けた。フタリシズカの華麗な花にも堪能する。昼食はカヤランの花の所。近くにハンショウヅルも綺麗に咲いていて外国人観光客も見ていた(リーダーが説明)。
午後は満開のマルバウツギを見ながら箱根園に向かう。エイザンスミレ、コミヤマスミレの大きくなった葉にも驚く。箱根園では、ヤマサギゴケの群生を観察した。水陸両用車の芦ノ湖着水は丁度見れず、高速バスでVCに戻った。


【シダ・コケ類等観察したもの】
オウレンシダ、キヨタキシダ、クマワラビ、クモノスシダ、ジュウモンジシダ、ゼンマイ、ナツノハナワラビ、ハコネシケチシダ、ベニシダ、ミゾシダ、ヤマイヌワラビ
【鳥・その他観察したもの】
アサギマダラ、ウグイス(声)、ガビチョウ(声)、トビ、ハシボソガラス
○観察した動物
ジムグリ(ヘビ)

                     
≪今月のトップ10≫
@ミズキAヒメレンゲBマルバウツギCハンショウヅル

DオオバウアノスズクサEハコネシケチシダFキヨタケシダ

GベニシダHジモグリ(ヘビ)Iキクムグラ

観察した主な植物
【蕾を観察した植物】
アオハダ、ウツギ、エゴノキ、コアジサイ、トチバニンジン、ノビル、ホソバコガク、マサキ、ヤマアジサイ、リョウブ
【花を観察した植物】
アオカモジグサ、アカバナユウゲショウ、イヌガラシ、イワニガナ、ウツギ、ウマノアシガタ、エゾタチカタバミ、オオイヌノフグリ、オオバウマノスズクサ、オニウシノケグサ、オニタビラコ、カタバミ、カモジグサ、カヤラン、カワラスゲ、キクムグラ、キランソウ、クルマムグラ、コウゾリナ、コゴメウツギ、コテングクワガタ、コメツブツメクサ、ジュズスゲ、スズメノヤリ、セイヨウタンポポ、タチイヌノフグリ、タチカモジグサ、テンナンショウの仲間、トボシガラ、ナガエコナスビ、ニガナ、ニシキウツギ、ノミノツヅリ、ハコネイトスゲ、ハコベ、ハナイバナ、ハハコグサ、ハルガヤ、ハルジオン、ハンショウヅル、ヒメレンゲ、ブタナ、フタリシズカ、ホウチャクソウ、ホオノキ、マユミ、マルバウツギ、ミズ、ミズキ、ミツバウツギ、ミミナグサ、ミヤマハハソ、ヤハズエンドウ、ヤブタビラコ、ヤブデマリ、ヤブヘビイチゴ、ヤマキツネノボタン、ヤマサギゴケ、ヤマツツジ、ヤマボウシ、ヤマミズ、ルリニワゼキショウ
【その他観察した植物】
アオキ、アカガシ、アカネ、アワブキ、イタヤカエデ、イノデ、イロハモミジ、イワガラミ、イワタバコ、ウシミツバ、ウラシマソウ、エイザンスミレ、エナシヒゴクサ、オニシバリ、オニノゲシ、オランダミミナグサ、カジカエデ、キブシ、クロモジ、コミヤマスミレ、サルトリイバラ、サンショウ、シノブ、シュウブンソウ、シロダモ、スイバ、スズメノカタビラ、タマアジサイ、タマツリスゲ、タラノメ、チドリノキ、ツタウルシ、ツルカノコソウ、ツルシキミ、テバコモミジガサ、トンボソウ、ニワトコ、ハコネダケ、バライチゴ、ハルユキノシタ、ヒカゲスミレ、フッキソウ、マスクサ、マメザクラ、ミヤマキケマン、ムラサキケマン、ムラサキシキブ、モミジイチゴ、ヤブジラミ、ヤブソテツ、ヤマジオウ、ヤマムグラ、ヨゴレネコノメ

2018.04.28(土) 芦ノ湖東岸生情報

○ 天候:快晴 気温:20℃
○ 参加者:5名 (PV5名)
○ 観察テーマ:「キクザキイチゲ」の観察

○ コース(Aコース)VC〜湖尻〜神山通り〜駒ヶ岳〜箱根園

 快晴の心地よい天気の中、平成30年度最初の自然情報収集に向かった。緑色の景色と芦ノ湖湖畔のマッチした絵のような風景のもと、足元にも釘付けになりながら進んだ。ミヤマキケマンが神山通りの最初の坂道に群生していた。駒ヶ岳を目指していくが、歩く速度遅くなるだけでした。昼食場所は、まだ蕾のカヤランの広場でした。午後、ロープウェイからの風景を楽しみながら頂上へいく。ハコネダケの間にキクザキイチゲが様々な色をして咲いていました。
 
箱根元宮に神官がいて、窓が開いて神山が見えました。箱根園では、水陸両用車がお目見えして、オオシマザクラ通りが、すっかり変化していました。いつもより1時間遅くなってしまいました。が、初夏のような気がする一日を楽しみました。


                     
≪今月のトップ10≫
@キクザキイチゲ、Aアカフタチツボスミレ、Bヒカゲスミレ、Cウラシマソウ、Dハナイカダ、Eタニギキョウ、Fミヤマキケマン、Gジロボウエンゴサク、Hアオキ、Iネコノメソウ

観察した主な植物
【蕾を観察した植物】
イワタバコ、カヤラン、クルマムグラ、サンショウ、ヒメウワバミソウ、フタリシズカ、ホオノキ、ミズキ
【花を観察した植物】
アオキ、アカフタチツボスミレ、ウシハコベ、ウラシマソウ、オオモミジ、カキドオシ、カンスゲ、キクザキイチゲ、キブシ、キランソウ、クロモジ、コクサギ、サルトリイバラ、ジロボウエンゴサク、セントウソウ、タニギキョウ、ツボスミレ、トオゴクサバノオ、ネコノメソウ、ハコベ、ハナイカダ、ハナネコノメ、ヒイラギナンテン、ヒカゲスミレ、フッキソウ、フデリンドウ、ヘビイチゴ、ホウチャクソウ、ホソバテンナンショウ、ミチタネツケバナ、ミツバツチグリ、ミヤマカンスゲ、ミヤマキケマン、ムラサキケマン、モミジイチゴ、ヤマザクラ、ヨゴレネコノメ
【葉を観察した植物】
オニシバリ、ハコネダケ、ヤドリギ
【シダ・コケ類等観察したもの】
クモノスシダ、クラマゴケ
【鳥・その他観察したもの】
(昆虫)
ツチハンミョウ
(鳥の声)
ウグイス、ガビチョウ、
ミソサザイ

(樹皮)
ケヤキ、ヒメシャラ

2018.03.24(土) 芦ノ湖東岸生情報

○ 天候:曇り時々晴れ 気温:6℃
○ 参加者:9名 (PV9名)
○ 観察テーマ:「ハルトラノオ」の観察

○ コース(Aコース)VC〜湖尻〜神山通り〜箱根園

平成29年度最後の自然情報は、大雪の3日後で歩道の心配をしながらのスタートとなった。水を含んだ軟らかい雪の上でアオキの話から盛り上がりアカハナワラビで足が止まった。神山通りに入る前に、ハルトラノオの小道に足を運ぶ。多くの仲間は初めて見たネコノメソウの仲間やスプリング・エフェメラルの植物に見入る。大雪の心配は、吹っ飛んだ。シダやスゲの説明を聞きながらゆっくり進む。アオキがシカに食い荒されている。昼食は、カヤランの広場で一部輪になり暖かい日差しの中で行った。九頭龍の森に入り、その後、箱根園に向かう。タチツボスミレの「タッチャン」とナガバノスミレサイシンの花を見る。年の初めに見た蝶で今年の運を知る。テングチョウを見たので「普通」だそうだ。普通こそ大切なので、次年度も芦ノ湖東岸コースをよろしくと伝えて高速バスに乗りVCに帰った。

                     
≪今月のトップ10≫
@フキノトウ(雄花・雌花)、Aハルトラノオ、Bムカゴネコノメ、Cタチツボスミレ、Dセントウソウ、Eハナネコノメ、Fカキドウシ、Gテングチョウ、Hウメノキゴケ、Iカルガモ、ハコネイトスゲ

観察した主な植物
【花を観察した植物】
アセビ、オオイヌノフグリ、オニシバリ、カキドウシ、カンスゲ、コハコベ、スズメノカタビラ、スズメノヤリ、セントウソウ、タチツボスミレ、ナガバノスミレサイシン、ハナネコノメ、ハルトラノオ、ヒイラギナンテン、ヒメオドリコソウ、フキノトウ(雄花・雌花)、ミチタネツケバナ、ミツマタ、ミヤマカンスゲ、ムカゴネコノメ                     【蕾を観察した植物】        キブシ、コチャルメソウ、ツルシキミ、フッキソウ、モミジイチゴ
【実を観察した植物】
アオキ(雄木・雌木)、キカラスウリ、スギ、ヤマハンノキ
【葉を観察した植物】
アカガシ、カサゴケ、カヤラン、キッコウハグマ、コモチマンネングサ、スズダケ、ムラサキケマン、ホトトギス、ヨゴレネコノメ、ヨツバムグラ、ヤドリギ
【観察したシダ・コケ類】
ウメノキゴケ、カサゴケ、アカハナワラビ、オオハナワラビ、クモノスシダ、ツルデンダ、トウゲシバ、ハコネイトスゲ
【鳥・その他観察したもの】
(蝶)
テングチョウ
(鳥) カルガモ
(動物)トカゲ(尻尾の切れたもの)
(樹皮)アブラチャン、ケヤキ、ヒメシャラ

2017.11.25(土) 芦ノ湖東岸生情報

○ 天候:晴れ 気温:6℃
○ 参加者:12名 (PV12名)
○ 観察テーマ:「オオバウマノスズクサ」の観察

○ コース(Aコース)VC〜湖尻〜神山通り〜箱根園(駒ヶ岳頂上)

自己紹介を済ませ歩き始めると箱根の冷え込みを実感しましたが途中からはあたたくなり一枚脱ぐ気温になりました。歩き始めてまもなくオニシバリの新しい葉やカラスザンショウの果実の匂いを確認しツルリンドウのつややかな果実など観察し秋の終盤を実感しました。新しいホテル「はなおり」前のアオハダに今年は赤い果実がびっしり付いており、葉がすっかり落ちてより果実が目立ち短枝もしっかり観察できました。次はケヤキの大木に足を止め地衣類で環境が良い指標とされているウメノキゴケを観察しました。芦ノ湖畔では名前のわからない魚が群れて泳ぐ姿が見られ、看板を見ながらリーダーが芦ノ湖の形が右足に似ていて標高が725mに位置しているとの説明に頷きながら神山通りに入りました。秋晴れのような青空で紅葉、黄葉の色合いがいっそう輝き際立たせています。参加者は見事な紅葉にこころ奪われて歩きながら空をいく度となく見上げてしまいました。歩く途中では雪化粧の富士山の姿も見ることが出来ました。旧坂下門近くで5分間の水分補給と休息。山側ではけもの道がいく筋もありイノシシの掘り返した後も見られました。沢山のシダを見かけましたがゆっくり観察できず少々心残りでしたが次回の課題になりました。今日はなぜかトリの鳴き声や昆虫など気づきませんでした。



                     
≪今月のトップ10≫
@オオハナワラビ、Aオオバウマノスズクサ、Bツルリンドウ、Cアオハダ、Dツルマサキ、Eエイザンスミレ、Fウリハダカエデ、Gケヤキ、Hチドリノキ、Iヤマボウシ

観察した主な植物
【花を観察した植物】
シロヨメナ、ダイコンソウ(残り花)、ハキダメギク、ベニバナボロギク     【蕾を観察した植物】        キブシ、ツルシキミ
【実を観察した植物】
アオキ、アオハダ、アズマヤマアザミ、オオバウマノスズクサ、オオバジャノヒゲ、カラスザンショウ、キカラスウリ、キッコウハグマ、コアジサイ、コチジミザサ、コバギボウシ、サラシナショウマ、サンショウ、ススキ、セイタカアワダチソウ、ノブキ、タイアザミ、タマアジサイ、ドングリ(アカガシ)、ナギナタコウジュ、ノコンギク、ヘクソカヅラ、ツルシキミ、ツルマサキ、ツルリンドウ、ホトトギス、ブナ、マツカゼソウ、ムラサキシキブ、モミジガサ、ヤマホトトギス、ヨシ、ヨモギ
【葉を観察した植物】
アカガシ、イワタバコ、ウリハダカエデ、エイザンスミレ、エンコウカエデ、カジカエデ、カンスゲ、クマヤナギ、クロモジ、コミヤマスミレ、ナツボウズ、チドリノキ、ハコネイトスゲ、ブナ、フッキソウ、ヒメレンゲ、モトゲイタヤ、ミツバウツギ、ミヤマカンスゲ、モミジイチゴ、ミヤマキケマン、ヤマボウシ
【観察したシダ】
アカハナワラビ、イヌシダ、イヌワラビ、オオハナワラビ、オオバノイノモトソウ、キヨタキシダ、クモノスシダ、ゲジゲジシダ、コバノヒノキシダ、シノブ、
ジュウモンジシダ、ナツノハナワラビ(枯れ)ゼンマイ、ノキシノブ、ハクモウイノデ、ヒメワラビ、ヒメノキシノブ、フユノハナワラビ不明種、ホシダ、ヘビノネゴザ、ベニシダ、ミゾシダ、ワラビ

【その他観察した地衣類】
ウメノキゴケ、ジャゴケの仲間

2017.10.29(土) 芦ノ湖東岸生情報

○ 天候: 気温:12℃
○ 参加者:3名 (PV3名)
○ 観察テーマ:「セキヤノアキチョウジ」の観察

○ コース(Aコース)VC〜湖尻〜神山通り〜箱根園

台風情報を聞きながら雨の中、出発した。雨の中だからこそ見える自然現象を観察する。樹の表面に黒い部分がある。雨水の流れが、たどる様に流れていた。リョウブやヒメシャラの木肌が浮き上がる様に雨水で化粧をしているように見えた。スギの落ち葉がクッションの様になり、水溜まりも歩きやすい。セキヤノアキチョウジの花と実を観察する。この雨の日でも多くの人が九頭龍神社へ向かっていた。足早に歩き箱根園に着くと雨足が強くなった。高速バスに乗ってVCに着き昼食をした。


                     
≪今月のトップ10≫
@タマアジサイ、Aセキヤノアキチョウジ、Bシロヨメナ、Cノコンギク、Dツリバナ、Eダイコンソウ、Fフユノハナワラビ、Gオオバン(水鳥)、Hテンナンショウ、Iミズヒキ

観察した主な植物
【花を観察した植物】
シロヨメナ、セキヤノアキチョウジ、タマアジサイ、ノコンギク、フユノハナワラビ、ミズヒキ
【実を観察した植物】
ウツギ、オオバコ、ガンクビソウ、ツリバナ、ダイコンソウ、ツルシキミ、ツルニンジン、テンナンショウ
【葉を観察した植物】
イワタバコ、ミゾソバ、
【その他観察したもの】
クロモジ、ケヤキ、スギ、ヒメシャラ、リョウブ
【鳥・その他観察したもの】
オオバン

2017.09.23(土) 芦ノ湖東岸生情報

○ 天候:晴れ、時々薄曇り 気温:23℃
○ 参加者:10名 (PV10名)
○ 観察テーマ:「フジアカショウマ」の観察

○ コース(Aコース)VC〜湖尻〜神山通り〜箱根園

8期生の新メンバーを迎えての初観察日の今日、心配していた天候も出発時には青空が見え嬉しい観察日となり、幸先よいと足取りも軽く出発しました。これから、新旧メンバーお互いに助け合いながら楽しく活動していきたいと思います。さて、9月も下旬となり芦ノ湖畔は秋色に染まり始めています。色づき始めた木の実。アケビやサルナシの果実。花の数も少なくなりノギクやアザミ類が遊歩道両側を占領しています。ゾウムシやハイイロチョッキリの仕業でしょう。葉っぱがついたまま落ちているドングリを多く見かけました。心配なのは、すでに早い段階からイノシシに荒らされ傷んではいたもののセキヤノアキチョウジの花がほとんどついていないこと。問題は、この群落地だけでなくて周辺の小径でも花だけでなく姿も見えない事です。(後日、元箱根地区では綺麗に咲いていたので、不調は湖尻地区だけの問題かも知れません。)例年、ホトトギス街道と化す神山通リも不発。不信に思い下草をめくって歩くと理由が判明しました。ホトトギスは数十メートルにも渡る範囲で下草や灌木の葉の下でひっそりと生えていたのです。時間が経過すれば茎ももう少しは上がってくるかもしれませんが、日光不足を始めとする環境の変化は良きにつけ悪しきにつけ植物に大きな影響を及ぼします。神山通りも終盤に近づいた地点で、季節外れの花を見つけ全員で歓声をあげました。ノリウツギです。ノリウツギの大木に大きく美しい白い花が見事に咲いていました。勿論、ノリウツギ談議で一時を過ごし終了致した次第です。


                     
≪今月のトップ10≫
@ツリフネソウ、Aレモンエゴマ、Bツルニンジン、Cホトトギス、Dヒメドコロの果実、Eシュウブンソウ、Fツリバナの果実Gツリガネニンジン、Hヒメキンミズヒキ、Iミズヒキ

観察した主な植物
【蕾を観察した植物】
セキヤノアキチョウジ、カナムグラ、ツルニンジン
【花を観察した植物】
アズマヤマアザミ、アカバナユウゲショウ、アメリカセンダングサ、イヌガラシ、イヌタデ、イヌトウバナ、エゾカタバミ、オオハナワラビ、キバナガンクビソウ、キンミズヒキ、クワクサ、ゲンノショウコ、コウゾリナ、ゴショミズヒキ、コチヂミザサ、コバギボウシ、コメナモミ、サワヒヨドリ、シュウブンソウ、シラヤマギク、セキヤノアキチョウジ、センニンソウ、タイアザミ、ツリフネソウ、ツリガネニンジン、ツルニンジン、ツルボ、ナガボハナタデ、ニガクサ(花終わり)、ヌスビトハギ、ノブキ、ノリウツギ、ハキダメギク、ハシカグサ、ハナタデ、ヒメガンクビソウ、ヒメキンミズヒキ、ヒメジソ、フユノハナワラビsp、ホソバガンクビソウ、ホトトギス、マツカゼソウ、マルバフジバカマ、ミズヒキ、ミゾソバ、ミヤマタニソバ、モミジガサ、ヤブハギ、ヤブマメ、ヤマアジサイ、ヤマハッカ、ユウガギク、レモンエゴマ、ワレモコウ

【実を観察した植物】
アカガシのドングリ、アケビ、ウシミツバ、ウバユリ、オニドコロ、キカラスウリ、キブシ、サルナシ、ツクバネソウ、ツリフネソウ、ツリバナ、ツルボ、テイカカズラ、トンボソウ、ノササゲ、ヒメドコロ、ブタクサ、フタリシズカ、ムカゴイラクサ、ヤマホトトギス
【その他を観察した植物】
アオキの雌雄、キブシの雌雄、キクラゲ、クマヤナギ、クモノスシダ、コバノヒノキシダ、ノキシノブ、ヒメノキシノブ
【鳥・その他観察したもの】
(蝶)
アサギマダラ、ヤマトシリアゲ
(鳥)
ガビチョウ、ソウシチョウ
(その他)
シカの食痕、果実がたわわに実った状態でのサルナシの倒木

2017.08.26(土) 芦ノ湖東岸生情報

○ 天候:晴れ 気温:24℃
○ 参加者:3名 (PV3名)
○ 観察テーマ:「フジアカショウマ」の観察

○ コース(Bコース)VC〜箱根園〜駒ヶ岳〜湖尻

曇り空を見上げながらVCを出発した。桃源台付近の植物群は、ヒメガンクビソウやヒメキンミズヒキなど見分け方の勉強の宝庫でした。秋を感じさせるツルボが満開でした。芦ノ湖湖岸の花々を見、湖尻付近でネムノキの花が咲いていて芭蕉の句の象潟の話しで盛り上がった。神山通りに入っても暗い空は続いていた。クモノスシダを確認しながら明るくなっていく空を見て駒ヶ岳頂上にいく事にした。ハコネギクを見たいと思ったからである。ヤマホトトギス、ツリフネソウ、トンボソウ、レモンエゴマの香りなど確認しながら箱根園に着きロープウェイに乗った。
 頂上周辺を歩いていくうちに、天気は良くなってきた。富士山はみえなかったが、ハコネギク、マルバダケブキ、ノギランの実、イワニンジン、シシウドなどの植物群だけでなく、風景も頬に受ける風も心地良く素敵な自然情報収集となった。

                     
≪今月のトップ10≫
@ハコネギクAマルバダケブキBヤマホトトギスCセンニンソウDツリフネソウEツルリンドウFモミジガサGタマアジサイHトンボソウIネムノキ

観察した主な植物
【蕾を観察した植物】
アレチノギク、ウバユリ、ツルニンジン
【花を観察した植物】
アカバナユウゲショウ、アキノタムラソウ、アベリア、アレチマツヨイグサ、イヌガラシ、イヌゴマ、イヌトウバナ、イヌビユ、イワニンジン、ウシミツバ、ウマノミツバ、エゾタチカタバミ、エノコログサ、オオバコ、オオバノイノモトソウ、オオブタクサ、オニドコロ、オヒシバ、オヤマシモツケ、カクトラノオ、キバナガンクビソウ、キリンソウ、ギンミズヒキ、クズ、クルマムグラ、ゲンノショウコ、コアカソ、コウゾリナ、コチヂミザサ、コバノギボウシ、シュウブンソウ、シロツメクサ、シロバナイナモリソウ、ススキ、セリ、センニンソウ、タイアザミ、ダイコンソウ、タマアジサイ、タラノキ、チダケサシ、ツユクサ、ツリガネニンジン、ツリフネソウ、ツルボ、ツルリンドウ、トンボソウ、ナガサキオトギリ、ネムノキ、ノブキ、ハキダメギク、ハコネアザミ、ハコネギク、ハシカグサ、バライチゴ、ヒカゲイノコズチ、ヒメガンクビソウ、ヒメキンミズヒキ、ヒメコウジュ、ヒメドコロ、ヒメノガリヤス、ヒメムカシヨモギ、ヒメヤブラン、ヒヨドリバナ、フジアカショウマ、ブタナ、ヘクソカズラ、ホソバガンクビソウ、ホソバコガク、ホトトギス、マツカゼソウ、マルバダケブキ、ミズヒキ、ミヤマガンクビソウ、ムカゴイラクサ、メヒシバ、モミジガサ、ヤブラン、ヤマイ、ヤマカモジグサ、ヤマキツネノボタン、ヤマニガナ、ヤマノイモ、ヤマホタルブクロ、ヤマホトトギス、ヤマユリ、ユウガギク、ヨモギ、閉鎖花‐タチツボスミレ
【実を観察した植物】
アキグミ、アブラチャン、オオバジャノヒゲ、キカラスウリ、キブシ、クサアジサイ、クロモジ、サルナシ、シシウド、ジュズスゲ、タケニグサ、タニソバ、ツクバネソウ、ツルシキミ、トチバニンジン、ノギラン、ハコネハナヒリノキ、フタリシズカ、ホウチャクソウ、ミズキ、ミズタマソウ、ミツバウツギ、ヤブデマリ、リョウブ
【葉を観察した植物】
セキヤノアキチョウジ、テンニンソウ、ハコネコメツツジ、フッキソウ、ミヤマキケマン、レモンエゴマ
【シダ類等観察したもの】
イヌワラビ、オウレンシダ、クモノスシダ、シノブ、ジュウモンジシダ、ハクモウイノデ、ハコネシケチシダ、ヒメノキシノブ
【鳥・その他観察したもの】
(蝶)
イチモンジセセリ、キタキチョウ、ジャコウアゲハ、スジグロシロチョウ、ヒョウモンチョウ
(鳥)
ソウシチョウ
(その他)
オニヤンマ

2017.07.22(土) 芦ノ湖東岸生情報

○ 天候:晴れ 気温:22℃
○ 参加者:3名 (PV3名)
○ 観察テーマ:「フジアカショウマ」の観察

○ コース(Aコース)VC〜箱根園〜駒ヶ岳〜湖尻

数日前に梅雨明けが報じられ毎日暑い日が続いています。しかし箱根はきっと快適かと期待しながらビジターセンターに向かいました。今回は湖尻から神山通リに向かう観察でした。歩き始めてすぐにセキヤノアキチョウジがすごく刈られてわずかに残っている状態に驚いてしまいました。神山通りはすっかり掃除されており歩くだけならとても快適なことと思われますが、観察を目的の我々には蕾を見ていて花を確認したかったので残念なことでした。それでもホウノキやオオバキハダの果実が落ちていると樹を見上げて確認しながら歩き、 秋のヤマホトトギスやホトトギスが咲き乱れるような日に歩くのを楽しみです。神山通りの途中では転落防止柵が新しく設置されていました。今日は駒ケ岳にて昼食の予定ですから頑張って歩き、12時20分発のロープウエイに乗車し昭和7年に植樹された国有林を眼下して山肌に目をやると緑のなかにリョウブややノリウツギの白い花がひときわ目に染みるようでした。早々に昼食タイムの後、快適な花々を観察ができ神山通りに比べピンクや黄色、白色と華やかな花模様に出会えました。

                     
≪今月のトップ10≫
@ノギラン、Aキリンソウ、Bハコネコメツツジ、Cイワタバコ、Dハコネハナヒリノキ、Eオヤマシモツケ、Fヒメドコロ、Gフジアカショウマ、Hクサアジサイ、Iリョウブ

観察した主な植物
【花を観察した植物】
イヌガラシ、イワタバコ、エゾタチカタバミ、オオバコ、オオバジャノヒゲ、オニドコロ、クサアジサイ、コアカソ、シロバナイナモリソウ。バライチゴ、ヒメドコロ、ヒメヤブラン、ヒヨドリバナ、ヤブハギ、ヤマアジサイ、ヤマアジサイ、ヤマキツネノボタン、ツユクサ、ドクダミ、トチバニンジン、トンボソウ、ナガバノハエドクソウ、ヌスビトハギ

(駒ヶ岳)アカソ、アワガエリ、ウツボグサ、オオバコ、オノエイタドリ、オヤマシモツケ、キリンソウ、ゲンノショウコ、シシウド、シモツケソウ、セイヨウノコギリソウ、ナガエコナスビ、ニシキウツギ、ノイバラ、ノギラン、ブタナ、、ハコネハナヒリノキ、バライチゴ、ヒメナミキ、ヒヨドリバナ、フジアカショウマ、ブタナ、ミヤマイボタ、ヤマトウバナ、ヤマホタルブクロ、リョウブ

【蕾を観察した植物】
ウシミツバ、ウバユリ、ウマノミツバ、サラシナショウマ、ヒカゲイノコヅチ、ホメガンクビソウ、マツカゼソウ、ミズヒキ、モミジガサ、ヤマジオウ、タマアジサイ、ノリウツギ

(駒ヶ岳)マルバダケブキ
【実を観察した植物】
アブラチャン、ウラシマソウ、オオバキハダ、カラスザンショウ、クルマムグラ、コゴメウツギ、コミヤマカタバミ、サワギク、ジュズスゲ、フタリシズカ、フッキソウ、ヘビイチゴ、ホウチャクソウ、ホウノキ、ホソバコガク、ミツバウツギ、ミヤマハハソ

(駒ヶ岳)シロバナフウリンツツジ、 ニワトコ、マユミ、ミミナグサ
【葉を観察した植物】
オオバウマノスズクサ、キササゲ、キッコウハグマ、セキヤノアキチョウジ、ホトトギス、ツリフネソウ、ツルニンジン、ヤマホトトギス
【シダ類等観察したもの】
アイノコクマワラビ、イヌシダ、イヌワラビ、キヨタキシダ、クマワラビ、クモノスシダ、シノブ、ジュウモンジシダ、ニキシノブ、ハクモウイノデ、ハコネシケチシダ、ヒメノキシノブ
【鳥・その他観察したもの】
(蝶)
アサギマダラ、スジグロシロチョウ、ヤマトシリアゲ
(鳥)ウグイス、ガビチョウ、ソウシチョウ

2017.06.24(土) 芦ノ湖東岸生情報

○ 天候:晴れ 気温:24℃
○ 参加者:6名 (PV4名研修生2名)
○ 観察テーマ:「アズマイバラ」の観察

○ コース(Aコース)VC〜箱根園〜九頭龍の森〜湖尻

8期研修生2名の参加があり、芦ノ湖東岸コースと駒ケ岳方面コースの議論をしながら湖尻バス停から箱根園までバスで行き、九頭龍の森方面へと出発した。逆コースからの歩きは初めてでした。
 ブタナの黄色が目立つ箱根園バス停広場からロープウェイの下の植物観察からスタートしました。ホオノキの咲き方についての話し、エゴノキの花が遊歩道いっぱいに落ちてひろがって話しをして、なかなか先に進まなかった。
アズマイバラのとても綺麗な花を見て観察した。コアジサイの匂いやヤマアジサイの花を楽しむ。ハナイカダに実が付いている。サワギクが可憐に咲いている。
九頭龍の森に入って食事をして、園内を観察する。湖岸に行くとオオバキハダやオオバウマノスズクサ・ミツバウツギなどの実やスイカズラ・イボタの花などが見られた。ナルコユリ・ツチアケビを観察して東岸コースに戻った。
坊ヶ沢登り口付近でツリフネソウにシカの食痕があるのを観察する。テキリスゲの花やアワブキの花を観察してビジターセンターに戻った。Bコースの駒ケ岳へは、駐車場無料日の第二木曜日に、箱根園駐車場9時30分集合・雨天40%ルールで実施し、Aコースの芦ノ湖東岸は、従来通りで歩く事を決めて解散した。なお先月、芦ノ湖畔で見かけたキンポウゲの仲間はハイキンポウゲではないかと思われます。

                     
≪今月のトップ10≫
@コアジサイ、Aアズマイバラ、Bアワブキ、Cシラキ、Dサルナシ、Eモミジイチゴ、Fアサギマダラ、Gヤマボウシ、Hサワギク、
Iツチアケビ

観察した主な植物
【花を観察した植物】
アオホオズキ、アカバナユウゲショウ、アズマイバラ、アワブキ、イ、イヌガヤ、イヌトウバナ、イボタ、ウツギ、ウマノミツバ、エゴノキ、エゾタチカタバミ、カタバミ、カワラマツバ、キランソウ、ゲンノショウコ、コアジサイ、コバノガマズミ、サルナシ、サワギク、ジュズスゲ、シラキ、スイカズラ、ツクバネソウ、ツユクサ、テキリスゲ、ドジョウツナギ、ナガエコナスビ、ナルコユリ、ニガナ、ニワゼキショウ、ノアザミ、ノイバラ、バライチゴ、ヒゴクサ、ヒメジョオン、ブタナ、フランスギク、ホオノキ、マユミ、ムラサキツユクサ、モリイバラ、ヤマアジサイ、ヤマキツネノボタン、ヤマグワ、ヤマサギゴケ、ヤマボウシ、ヨツバムグラ、リョウブ

【蕾を観察した植物】
イボタ、タマアジサイ、ツチアケビ、トチバニンジン
【実を観察した植物】
オオバウマノスズクサ、オオバコ、オオバジャノヒゲ、カニツリクサ、カモジグサ、クサイ、クロモジ、ケナシチガヤ、ツクバネウツギ、ツルウメモドキ、ツルシキミ、ハナイカダ、ヒイラギナンテン、ヒメレンゲ、フタリシズカ、ヘビイチゴ、マルバウツギ、ミズキ、ミツバウツギ、モミジイチゴ、ヤブヘビイチゴ
【葉を観察した植物】
イワタバコ、ウド、オオバノキハダ、オニシバリ、コミヤマスミレ、ジャゴケ、スズタケ、タラ、コチヂミザサ、ツリフネソウ(シカの食痕)、ハイキンポウゲ、ハグロソウ、ヤドリギ
【シダ類等観察したもの】
イノデモドキ、イワガネゼンマイ、ゼンマイ、ハコネシケチシダ、ヤマイヌワラビ
【鳥・その他観察したもの】
(蝶)
アサギマダラ、ジャコウアゲハ
(鳥)ソウシチョウ、ハシブトガラス
(動物)ヒミズ‐死骸
シカの食痕(ツリッフネソウ)

2017.05.27(土) 芦ノ湖東岸生情報

○ 天候:晴れ 気温:20℃
○ 参加者:5名 (PV5名)
○ 観察テーマ:「ウマノアシガタ」の観察

○ コース(Aコース)VC〜湖尻〜九頭龍の森〜箱根園

陽ざしは強いものの木蔭に入れば芦ノ湖からの爽やかな風が吹き抜け、今日は最高の観察日和となりました。今回の東岸は「みん参」にあたり、お二人のPVが参加して下さり心強く元氣にVCを出発しました。ヤブデマリの葉裏の有毛無毛種談議に花を咲かせ、ミヤマヨメナとジュウニヒトエをみつけたり、又、ほんのちょっとだけ開花に早いハンショウヅルの蕾や花と実がつくのが楽しみな素晴らしく立派なツルリンドウに感嘆しながら湖岸の木道に出、木道沿いのムベの花を観察し神山通りへ入りました。砂浜では水際近くに「大」の字がつくのではないかと思うほど大きいウマノアシガタの見つけビックリ!大きくて黄色い花が陽光をあび光り輝き、その華やかさにすっかり見とれてしまいました。(精進池付近にも同様に大きなウマノアシガタが見られると後日聞きました。)神山通りではムグラ類が大変多く、マルバウツギとミツバウツギが満開。数を減らしたヒメレンゲは大変心配ですが、一方で例年に比べカヤランがびっしりと着床しており、こちらは嬉しい誤算でした。九頭龍の森では例年通りのトチバニンジンとツクバネソウ&クルマバツクバネソウの群落を確認でき安堵し、深い森での観察を楽しみました。ところで、湖尻地区でなかなか姿を確認できずにいるサンコウチョウですが、以前に、目の前でスズメとのバトルを繰り広げていたという現場や親子で飛び出てきたという杉林を先輩から教えて頂き、東岸のサンコウチョウの存在を確信した次第です。いつか、きっと東岸のどこかで出会えることを信じつつ…終了致しました。
付記:箱根園から東京への帰宅は高速バスで新宿まで直行できる。小田原へは @箱根園始発の新道経由が渋滞に巻き込まれにくい。A仙石原経由の場合は始発駅桃源台乗車がお勧め。
    (桃源台駅で満席になることがあるので)

                     
≪今月のトップ10≫
1カヤラン 2トチバニンジン 3ヒメレンゲ 4クルマムグラ 5ウマノアシガタ 6マルバウツギ 7ミツバウツギ 8ミヤマハハソ 9ヤブデマリ 10ハンショウヅル

観察した主な植物
【花を観察した植物】
アオカモジグサ、アカバナユウゲショウ、イヌガラシ、ウマノアシガタ、ウラシマソウ、オニノゲシ、オランダミミナグサ、カワラマツバ、カヤラン、キランソウ、クルマバツクバネソウ、クルマムグラ、ケキツネノボタン、コゴメウツギ、コモチマンネングサ、ジュウニヒトエ、スイバ、スズメノヤリ、ツクバネソウ、ツルウメモドキ、テキリスゲ、ドクダミ、トチバニンジン、ナツトウダイ、ニガナ、ニシキウツギ、ニワゼキショウ、ハハコグサ、バライチゴ、ハルジオン、ヒメウワバミソウ、ヒメレンゲ、フジ、フタリシズカ、ホウチャクソウ、ホソバテンナンショウ、ミズキ、ミツバウツギ、ミノボロスゲ、ミミナグサ、ミヤマハハソ、ミヤマヨメナ、ムベ、ヤブジラミ、ヤブタビラコ、ヤブデマリ、ヤマツツジ、ヤマムグラ、ヨツバムグラ
【蕾を観察した植物】
ウツギ、エゴノキ、コアジサイ、サンカクヅル、ハンショウヅル、ヤマアジサイ
【その他観察した植物】
クモノスシダ、サラシナショウマ、ゼンマイの胞子葉、ツルリンドウ、トンボソウ、ナツノハナワラビ、ヤマジオウ
〇観察した野鳥〇
アオゲラ、イカル、ウグイス、オオルリ、コゲラ、コルリ、ソウシチョウ、ハシブトガラス、ホオジロ
〇観察した昆虫類〇
アサギマダラ、コミスジ、シデムシ、ジャコウアゲハ、孵化したばかりの羽蟻の大群
〇その他観察したもの○
シカの食痕(アオキ、ウバユリの根)、ムササビの食痕(アカガシ)

2017.04.22(土) 芦ノ湖東岸生情報

○ 天候:晴れ 気温:14℃
○ 参加者:5名 (PV4名ビジター1名)
○ 観察テーマ:「トウゴクサバノオ」の観察

○ コース(Bコース)VC〜湖尻〜神山通り〜箱根園〜ロープウエイ〜駒ケ岳(半周)

集合時間に間に合うのか?重機を運ぶトラックがのろのろと新道をゆく後ろから車を走らせる。ゆっくり走るお蔭で山肌にヤマザクラやオオシマザクラが咲き誇っているのが見られました。無事、集合に間に合い久しぶりに東岸参加がかないました。歩き始めるとリーダーが今日は盛岡の桜の開花が告げられ箱根は盛岡と同じなのだと教えてくれ、何だか盛岡に親しみを感じました。
 
園地の桜を堪能しながら東岸コースへ向かい湖尻近くの小道に立ち寄りナガバノスミレサイシン、ハルトラノオ、コチャルメルソウ、トウゴクサバノオなど早々と観察しました。神山通りではアカガシの落ち葉の中にムササビの食痕が残るものが見られました。どこかにムササビが生活していることが心躍らせてくれます。
 スミレの仲間は葉のみを含めて9種に出会えました。エイザンスミレの群落、マルバスミレの群落には大興奮。また、今まで箱根ではヒカゲスミレに出会ったことがありませんでしたが今回マルバスミレの横で見つけることが出来ました。何だか大発見のようで嬉しかったです。歩く足元にコブシの白い花びらが散り敷いており見上げるとまだ花が残っており今年も見られて嬉しくなりました。駒ケ岳ではまだ一面枯れ原が広がりコキクザキイチゲが見当たらず残念でした。少し歩くとハナネコノメの赤い葯が見られ青々と芽ぶいたオオバイケイソウが見られ、コキクザキイチゲを探すことが出来ました。箱根にも春が訪れたのを実感できた一日になりました。
    

駒ケ岳で
「花を観察した植物」
アセビ、コキクザキイチゲ、ハナネコノメ、ヨツシベヤマネコノメソウ
「観察したシダ」
ヒカゲノカズラ
                     
≪今月のトップ11≫
1、エイザンスミレ 2、タチツボスミレ 3、ナガバノスミレサイシン 4、コキクザキイチゲ 5、コチャルメルソウ 6、ハルトラノオ 7、トウゴクサバノオ 8、ヨゴレネコノメ 9、ウラシマソウ10、マルバスミレ 11、ハナネコノメ

観察した主な植物
【花を観察した植物】
アオキ、アカフタチツボスミレ、アセビ、ウラシマソウ、エイザンスミレ、オオシマザクラ、オトメスミレ、カキドオシ、カントウミヤマカタバミ、キクザキイチゲ、キブシ、キランソウ、クロモジ、コクサギ、コチャルメルソウ、コハコベ、シダレザクラ、ジロボウエンゴサク、スズメノヤリ、セイヨウタンポポ、セントウソウ、タチツボスミレ、タネツケバナ、ツボスミレ、ツルカノコソウ、ツルシキミ、トウゴクサバノオ、ナガバノスミレサイシン、ハコネイトスゲ、ハナネコノメ、モミジイチゴ、ハルトラノオ、ヒイラギナンテン、ヒカゲスミレ、フッキソウ、ヘビイチゴ、クサボケ、ホソバテンナンショウ、ホンモンジスゲ、マメザクラ、マルバスミレ、ミチタネツケバナ、ミツバコンロンソウ、ミツバツツジ、ミツマタ、ミヤマカンスゲ、ミヤマネコノメ、ミヤマハコベ、ムラサキケマン、ヤブヘビイチゴ、ヤマネコノメソウ、ヤマブキ、ヨゴレネコノメ
【蕾を観察した植物】
アセビ、ニワトコ、ツクバネソウ、フデリンドウ、
【葉のみの植物と果実の植物を観察】
イワタバコ、ウバユリ、コブシ、フキ、テバコモミジガサ、トチバニンジン、ムカゴネコノメソウ

○観察したシダ○          アカハナワラビ、イヌシダ、イノデモドキ、イワトラノオ、キヨタキシダ、クモノスシダ、コバノヒノキシダ、スギナ、ナツノハナワラビ、ノキシノブ、ヒメノキシノブ、ワラビ

2017.03.25(土) 芦ノ湖東岸生情報

○ 天候:曇り時々晴れ 気温:4℃
○ 参加者:3名 (PV3名)
○ 観察テーマ:「ミツマタ」の観察

○ コース(Bコース)桃源台〜湖尻〜神山通り〜駒ヶ岳〜桃源台

4月も間近というのに箱根の山の上では早春の花々との出会いはまだまだ少ないです。今年は春の到来は遅れているようです。
観察できる花の少ないなかでオニシバリの花が最盛期を迎えています。
オニシバリは一般植物とは逆のフェノロジー(葉の季節性)をもっており、真夏には葉を落とし枯れ木のような姿になり、秋に葉を出す冬緑性です。雌雄両性異株であり簡単に雌雄を区別できないので「隠された雌雄異株」とも呼ばれます。神山通りを歩き始めると湖側半分が少々陥没している箇所が続き気になりました。遊歩道下には昭和50年代の公共下水道管が埋められているそうです。
 昼食は駒ヶ岳でとりました。神山を眼前にゆったりした時間を過ごしといると、大涌谷側では未だに強い火山ガスが吹き上げ近辺の山々にも入山規制が敷かれている事が不思議に覚えるほどの静けさで、以前と変わらぬ山容のみが我々の目にはいってきます。
元宮への遊歩道はぬかるみで歩きにくい状況で、このようなぬかるみを「タルドロ」と呼ぶと聞きました。生憎、今日の富士山は裾野がうっすらと見えただけでしたが、幾分霞んだ彼方には駿河湾、相模湾、沼津アルプス,愛鷹連峰をのぞめました。草原には雪が残り歓声をあげ走り回る子供達もいる一方、足下のササの根元の陽だまりには白い花をつけた小さな小さなセントウソウが群生しており季節は確実に進んでいると実感致しました。
              

観察した主な植物
【花を観察した植物】
アセビ、オニシバリ(雌花、雄花)、カキドオシ、セントウソウ、タチツボスミレ、ネコノメソウの仲間(ムカゴネコノメなど)、ヒイラギナンテン、ヒメオドリコソウ、ミチタネツケバナ、ミツマタ、フキタチツボスミレ、フユノハナワラビ、ムスカリ
【蕾を観察した植物】
フッキソウ、モミジイチゴ
【実を観察した植物】
アオキ

○その他観察した植物○      アオキの実、クモノスシダ、シノブ、大木に絡んだ見事なツルアジサイのドライフラワー、ニワトコの幼葉、ノキシノブ、ヒメノキシノブ

2016.10.08(土) 芦ノ湖東岸生情報

○ 天候:気温:24℃
○ 参加者:2名 (PV2名)
○ 観察テーマ:「セキヤノアキチョウジ」の観察

○ コース(Bコース)桃源台〜湖尻〜神山通り〜箱根園〜桃源台

午後から荒れ模様との予報がでていたので、一抹の不安を抱きながらの雨の箱根入りとなった。そんな状況下だったので、安全の為に観察コースを桃源台〜箱根園へと短縮変更した。まずは行けるところまで行こうと意を決して車でVCを出発し桃源台へ向かい、桃源台駐車場に車を止め観察を開始した。湖尻ではセキヤノアキチョウジが満開、近くではナギナタコウジュも咲き始めていた。ホソエアザミやアズマヤマアザミも我々に時を合わせたかのようにこぼれんばかりの花を咲かせていた。先月までのホトトギス街道からアザミ街道へとフル・チェンジだ。この季節の神山通りは両アザミの為にあるといっても過言ではない程だ。坊が沢ではツリフネソウの群落のなかに残り花がないか捜したが見つからなかった。ツルシキミの果実は緑から赤へと変わり始めており、雨に洗われた赤い実は美しい。ハコネシケチシダも健在。だが、今日は、雨に濡れてもシダ本来がもつ美しい緑が冴えない。ハコネシケチシダはシケチシダと東北地方に多いイッポンワラビとの雑種との説が有力で、ハコネの名はついているがどちらかと言うと西日本に多いと聞いたことがある。雨にけむるスギ林の下に真っ白なサラシナショウマの花が浮かび上がり、景色の中で、その抜きん出た白さにドキッとしてしまった。目を転じれば、ツリバナやアオハダの果実が真っ赤な競演。驚くほど大きなエイザンスミレを見かけた。エイザンスミレに限らずスミレ類は花後に想像以上の成長を見せる。そこには可憐な花の姿は連想できない。遊歩道では池のような水たまりができていたが、どなたが置いて下さったのか踏み石代わりの丸太がおかれていて有難かった。ここは、地形のせいか雨が降るたびに水たまりができてしまう。昼前には箱根園へ無事にたどり着いた。キンエノコロが黄金色に輝き草地を美しく染めていた。季節は確実に移り、日頃忙しく動き回っている自分は草花に時の経過を教えてもらうことも多い。時には、気ままに山野を散策し自然と語らい充電する時間も必要だと痛感した。本日は雨天での観察ながら、思ったより多くの草花に出会えたことを感謝して終了した。

○その他観察した植物○
アカネ、アマチャヅル、イロハモミジ、イワタバコ、ウスバヤブマメ、エイザンスミレ、オオチドメ、キカラスウリ、クマヤナギ、クモノスシダ、ゲジゲジシダ、ゲンノショウコ、コバノガマズミ、コバノムラサキシキブ、スズメウリ、ツリフネソウ、ノササゲ、ハグロソウ、ハコネシケチシダ、フッキソウ、ミミナグサ、ヤマニガナ(ムラサキニガナ?)
○本日のトップテン○                        
 セキヤノアキチョウジ、アズマヤマアザミ、ホソエアザミ、ナギナタコウジュ、ヒメジソ、アオハダの果実、ツリバナの果実、オオハナワラビ、シロヨメナ、キンエノコロ(コツブキンエノコロ?)

観察した主な植物
【花を観察した植物】
アカバナユウゲショウ、アキノエノコログサ、アキノキリンソウ、アキノノゲシ、アキメヒシバ、アシボソ、アズマヤマアザミ、イタチガヤ(?)、イヌコウジュ、イヌタデ、イタドリ、ウスアカカタバミ、エゴマ、エノコログサ、オオバコ、オオハナワラビ、オニドコロ、カゼクサ、カタバミ、キツネノマゴ、キバナガンクビソウ、キンエノコロ、キンミズヒキ、ケチヂミザサ、コダイコンソウ、コチヂミザサ、ササガヤ、スズメノヒエ、サラシナショウマ、サワヒヨドリ、シュウブンソウ、シラヤマギク、シロヨメナ、ススキ、セイタカアワダチソウ、セキヤノアキチョウジ、センニンソウ、タイアザミ、タニソバ、タマアジサイ、チカラシバ、ツユクサ、テンニンソウ、ナギナタコウジュ、ネズミノオ、ノコンギク、ハキダメギク、ハナタデ、ヒカゲイノコズチ、ヒナタイノコズチ、ヒメウワバミソウ、ヒメガンクビソウ、ヒメキンミズヒキ、ヒメクグ、ヒメジソ、ヒメノガリヤス、ブタナ、ベニバナボロギク、ホソエアザミ、ホソバガンクビソウ、ホトトギス、ボロギク、マツカゼソウ、マルバフジバカマ、ミズヒキ、ムラサキサギゴケ、メヒシバ、モミジガサ、ヨモギ、ヤブマオ、ヤマアジサイ、ヤマキツネノボタン、ユウガギク、リュウノウギク、
【蕾を観察した植物】
キッコウハグマ
【実を観察した植物】
アオハダ、アメリカセンダングサ、ウマノミツバ、ウツギ、ウバユリ、ウシミツバ、エンコウカエデ、カモジグサ、クワクサ、コブシ、サルトリイバラ、シシウド、ツリバナ、ツルシキミ、ツルニガクサ、ツルニンジン、テンナンショウの仲間、ナガサキオトギリ、ヌスビトハギ、ノブキ、ハシカグサ、ヘクソカズラ、ホドイモ、ミズ、ミズキ、ミツバ、ミツバウツギ、ヤマグリ、ヤマノイモ

2016.08.27(土) 芦ノ湖東岸生情報

○ 天候:曇りのち雨 気温:24℃
○ 参加者:1名 (PV1名)
○ 観察テーマ:「ハコネトリカブト」の観察

○ コース(Bコース)VC〜湖畔道神山通り〜駒ヶ岳〜湖畔道神山通り〜VC

ビジターセンターの多目的ホールで「富士箱根伊豆国立公園指定80周年企画展」を見て日差しが、少し出たころ出発した。芦ノ湖畔を通るとカクトラノオやシュウカイドウ等の花が咲いていた。神山通りに入り上りはミズヒキやヤブマオ・タマアジサイ街道になっていた。下りはマツカゼソウ等の街道となり坊が沢登り口は、ツリフネソウの通りとなった。九頭龍の森を過ぎるとヤマホトトギス街道となっていた。箱根園まで天気がもったので、駒ヶ岳で昼食をとロープウェイに乗った。頂上付近は、濃霧と風と雨の世界であった。数人の観光客は、寒さで震え次の下りで降りた。風雨の強い中、歩くとウツボグサやハコネギク・ハコネトリカブトが咲いているのが見えた。大きなアズマヒキガエルがいた。シモツケソウがきれいに咲いている。マルバダケブキが霧に浮かんで見え幻想的な雰囲気でした。小さなベロニカ、タチイヌノフグリが印象に残った。下りのロープウェイは、一人だけとなったので乗務員の案内を雑談に切替て「雨でも楽しめる箱根の植物を正しく多く知ってもらい、大切にしてもらいたいね」と意見交換をした。帰り道でナンテンハギの花を見た。桃源台付近でツルボの花畑を見ていると、雨足が強くなり急ぎVCに帰った。

○観察した野鳥○
カルガモ、ソウシチョウ、ハシブトガラス
○観察した昆虫類○                         
カラスアゲハ、サトキマダラヒカゲ                    ○観察した両生類○                         アズマヒキガエル

観察した主な植物
【花を観察した植物】
アカソ、アカネ、イタドリ、イヌトウバナ、ウツボグサ、オオバコ、オオバノトンボソウ、オトコエシ、オニドコロ、カクトラノオ、カタバミ、ガンクビソウ、キンミズヒキ、ケキツネノボタン、ゲンノショウコ、コアカソ、コウゾリナ、ゴショミズヒキ、シシウド、シモツケソウ、シュウカイドウ、シュウブンソウ、シュウメイギク、シロツメクサ、シロヨメナ、シンミズヒキ、タイアザミ、ダイコンソウ、タチイヌノフグリ、タマアジサイ、チヂミザサ、ツユクサ、ツリフネソウ、ツルニンジン、トンボソウ、ナンテンハギ、ヌスビトハギ、ノササゲ、ノブキ、ハキダメギク、ハコネオトギリ、ハコネギク、ハコネトリカブト、ハナゾノツクバネウツギ、バライチゴ、ヒカゲイノコズチ、ヒメガンクビソウ、フジイタドリ、ヘクソカズラ、ベニバナボロギク、ホオノキ、ホトトギス、マツカゼソウ、マルバダケブキ、ミズタマソウ、ミズヒキ、ミツバ、ミヤマタニソバ、モミジガサ、ヤブマオ、ヤマノイモ、ヤマホタルブクロ、ヤマホトトギス、ユウガギク、ヨモギ
【蕾を観察した植物】
サラシナショウマ
【実を観察した植物】
アブラチャン、イヌシデ、ウツギ、ウバユリ、エゴノキ、キブシ、クリ、コバノガマズミ、サルナシ、マユミ、ミズキ、フッキソウ、ヤマジオウ、ヤマボウシ

2016.06.11(土) 芦ノ湖東岸生情報

○ 天候:晴れ
○ 参加者:3名 (PV3名)
○ 観察テーマ:「ナツノハナワラビ」の観察

○ コース(Aコース)VC〜湖尻〜神山通り〜箱根園

梅雨時とは思えないほどに太陽が眩しい。空気は爽やかで心地よく、本日参加者の3人が揃ったところで、VCから東岸コースのスタート地点に向かう。途中で枝がしなうほどに実を付けたモミジイチゴを見つけた。ウツギやヤマボウシ、ヤブデマリなどの白い花がひと際多く目にとまり、箱根の初夏を全身で感じる事が出来、幸先の良い一日の始まりに心が弾む。私は久し振りに歩く東岸で、そろそろサンコウチョウに会える時期かと期待して参加した。湖尻の遊歩道入口近くの左側に、以前よく目にしていたセキヤノアキチョウジが土手いっぱいに増えているのにはもうびっくり!嬉しいですね。また、大好きなコミヤマスミレが、勿論花の時期はすでに終えていたが、見事な株の大群落を目にする事が出来、感激する事ひとしお。来春は花を付けたコミヤマスミレを見たいと強く思った。シダやスゲなど普段あまり気にしていなかった植物も、見分け方や名前との繋がりなどを教わり興味深く観察。中でもゲジゲジシダやタマツリスゲなどはなる程と思い、ナギナタガヤはまるで緑のレース編み模様のようで、風に揺れて美しい。またフユノハナワラビはいつもよく目にしていたが、ナツノハナワラビは初めて会う植物でその違いも教わる事が出来た。遊歩道はハイカーも少なく、アカガシやクマシデなどの木々が太陽の光を程よく遮り静かで歩きやすく、観察するには好都合であった。今日はサンコウチョウには会えなかったが、優しく分かりやすく教えて頂き、感謝して一日が終わりました。

○観察した野鳥○
アカゲラ、ウグイス、カケス、ガビチョウ、キビタキ、コゲラ、シジュウカラ、ソウシチョウ、ハシボソガラス、ヒヨドリ、ホオジロ、ヤマガラ
○観察した昆虫類○                         
アサギマダラ、ジャコウアゲハ、ダイミョウセセリ、モンシロチョウ  ○観察した爬虫類○                         ジムグリ

観察した主な植物
【花を観察した植物】
アカバナユウゲショウ、ウツギ、エゴノキ、エゾタチカタバミ、オオチドメ、オニタビラコ、カタバミ、ガマズミ、クルマムグラ、コアジサイ、コゴメウツギ、コモチマンネングサ、サルナシ、サワギク、サワハコベ、シナノキ、シロツメクサ、スイカズラ、ツルマンネングサ、ドクダミ、ナガエコナスビ、ニガナ、ニシキウツギ、ニワゼキショウ、ノアザミ、ヒメヨツバムグラ、マルバウツギ、ミミナグサ、ミヤマハハソ、ムラサキサギゴケ、モリイバラ、ヤマアジサイ、ヤマテリハノイバラ、ヤブタビラコ、ヤブデマリ、ヤマボウシ、ヤマムグラ
【蕾を観察した植物】
オオバジャノヒゲ、オオバノトンボソウ、カヤラン、コテングクワガタ、ナガサキオトギリ、ヤブタバコ
【実を観察した植物】
イヌガラシ、エゾノギシギシ、オオナルコユリ、オヤブジラミ、キクムグラ、キブシ、クマシデ、クロモジ、サルトリイバラ、サワシバ、スイバ、タチツボスミレ、ツルウメモドキ、トチバニンジン、ハナイカダ、バライチゴ、ヒメウワバミソウ、ヒメレンゲ、ヘビイチゴ、ホソバテンナンショウ、マメザクラ、ミズキ、ミツバコンロンソウ、ミヤマキケマン、モミジイチゴ、ヤマキツネノボタン、ヤマグワ
【観察したイネ科・カヤツリグサ・シダ・スゲ類の植物】
アオカモジグサ、アカカモジグサ、イヌシダ、イワガネゼンマイ、イワトラノオ、オウレンシダ、オニウシノケグサ、カニツリグサ、カンスゲ、クマワラビ、クモノスシダ、ゲジゲジシダ、ジュウモンジシダ、ジュズスゲ、タチカモジグサ、タマツリスゲ、テキリスゲ、ドジョウツナギ、トボシガラ、ナギナタガヤ、ナツノハナワラビ、ハコネシケチシダ、ハコネイトスゲ、ヒゴクサ、ヒメノキシノブ、ミゾシダ、ミヤマカンスゲ、ヤブスゲ、ヤマイタチシダ

2016.04.09(土) 芦ノ湖東岸生情報

○ 天候:曇り時々晴れ 気温 14℃
○ 参加者:4名 (PV4名)
○ 観察テーマ:「ヤドリギ」の観察

○ コース(Aコース)VC〜湖尻〜神山通り〜箱根園

まずまずの観察日和。新メンバーも加わりVCを10時にスタート。
桃源台でアオキとオニシバリの雌雄の違いを確認。湖尻バスターミナルのケヤキの大木のヤドリギには黄色の実が残っている。ちなみに箱根には一般的なヤドリギのほかにオオバヤドリギも生育している。神山通りに入ると、いつもは樹木の枝葉越しに見え隠れする湖が、この季節、遊歩道からよく見える。春の水面が穏やかだ。アカガシやヒメシャラの大木に感激したり、落下している花や実から樹木の存在に気付き立木をさがしたり。全員で空を見上げ、やっとのことで見つけると遥か上部で隣りの木より上へ先へと抜きん出ている。光を求めて上へ上へとのびていったのだろう。
 今回は予想以上の早春の花々を観察した。限られた季節、限られた地でしか見られない植物に出会える喜びはひとしおである。
楚々と咲くカントウミヤマカタバミが遊歩道沿いに群生して咲いている。まるで我々を待っていたかのように次々と目に飛び込んでくるまっ白な花には一同大感激。しっかりと目にやきつけた。タチツボスミレを始め、ナガバノスミレサイシン、エイザンスミレ、オトメスミレ、アカフタチツボスミレ等のスミレ類も咲いていたが、コミヤマスミレの葉はまだ小さい。残念なことに、箱根園ロープウエイ駅近くのタンナサワフタギが消えてしまっている。昨年、見事に咲いていた花を想い出しなんとも複雑な気持ちになった。が、一方では新しい出会いもある。ところで、神山通りでは自転車の多さに驚いた。スピードをおとしたり声掛けをする人もいるが、大半は音もなくやってきて猛スピードで歩行者を追い越していく。かたや、のんびり散策を楽しむ老人や子供連れの観光客も多くギャップが気になる。
 今日は風もなく、箱根園から見上げる駒ヶ岳はガスもかからず全容をのぞかせている。山の上ではコキクザキイチゲが咲きだす季節となった。登山道の開通が待たれる。

観察した主な植物
【花を観察した植物】
アカオニタビラコ、アカフタチツボスミレ、アセビ、アブラチャン、ウラシマソウ、エイザンスミレ、オオイヌノフグリ、オトメザクラ、オニシバリ(雌花)、オランダミミナグサ、カキドオシ、カラスノエンドウ、カンスゲ、カントウミヤマカタバミ、キブシ(雌雄花)、キランソウ、コチャルメルソウ、コハコベ、シダレザクラの仲間、シキミ、スズメノヤリ、セントウソウ、タチツボスミレ、ツルシキミ、ツルシロカネソウ、ナガバノスミレサイシン、ネコノメソウ、ナツノハナワラビ、ノボロギク、ノミノツヅリ、ハコネイトスゲ、バッコヤナギ、ハナネコノメ、ハハコグサ、ハルトラノオ、ヒイラギナンテン、ヒメオドリコソウ、フッキソウ、フデリンドウ、ミチタネツケバナ、ミヤマカンスゲ、ムカゴネコノメ、ムラサキケマン、モミジイチゴ、ヤブタビラコ、ヤマネコノメソウ、ヨゴレネコノメ、ヨツシベヤマネコノメソウ
【蕾を観察した植物】
ツルカノコソウ、ニワトコ、ヒサカキ、ミツバツツジ、ミミナグサ
【葉を観察した植物】
アカガシ、アカハナワラビ、カヤラン、サラシナショウマ、タニギキョウ、シチトウハナワラビ、トンボソウ、ハコネオトギリ
【羊歯を観察した植物】
アオキ、ツルシキミ、ヤドリギ
○観察した野鳥、その他
エビゴケ、クモノスシダ、クラマゴケ、ツクシ、ツルデンダ、トウゲシバ
鳴き声を聞いた野鳥
ウグイス、
その他観察したもの
テングチョウ、シマヘビ(大2匹)、トカゲの仲間、ムササビの食痕の残る落ち葉、大量のブナの殻斗
以上

2016.03.26(土) 芦ノ湖東岸生情報

○ 天候:曇り〜晴れ 気温 2℃
○ 参加者:2名 (PV2名)
○ 観察テーマ:「エイザンスミレ」の観察

○ コース(Aコース)VC〜箱根園〜VC

今年始めて歩く芦ノ湖東岸を楽しみにしていました。朝からの小雨はビジターセンター到着時には嘘のように回復していました。今回、初めて車1台を箱根園へまわしスタートしました。春がもうすぐ近くにまで来ている様子を確認しながら歩を進めるとオニシバリが咲きアセビは白く花盛りでした。神山通りはいつもと違い道がきれいに掃除されているような感じがしました。その道にアカガシの葉が面白い形に食べられてあちこちに落ちていました。何者の食べた後なのか知りたいものです。葉が茂る前で大木を観察するのには良い季節です。林の中で目立つヒメシャラの大木やエノキの枝先にヤドリギが沢山ついている中に赤い実のアカミヤドリギも確認できました。ハナネコノメ、ムカゴネコノメ、ヤマネコノメソウ、ヨゴレネコノメの花もまだこれからです。エイザンスミレの小さい花をやっと見つけることができましたがスミレたちの花はこれからです。

観察した主な植物
【蕾や花を観察した植物】
アオキ、アセビ、エイザンスミレ、オオイヌノフグリ、オニシバリ、オランダミミナグサ、カキドオシ、カンスゲ、キブシ、コハコベ、スズメノカタビラ、スズメノヤリ、セントウソウ、タチツボスミレ、タネツケバナ、ツルシキミ、ノボロギク、ハコネイトスゲ、ハナネコノメ、ヒイラギナンテン、ヒメオドリコソウ、フキノトウ、フッキソウ、フデリンドウ、マメザクラ、ミチタネツケバナ、ムカゴネコノメ、ムラサキケマン、ヤマネコノメソウ、ヨゴレネコノメ
【冬芽や葉を観察した植物】
アカガシ、キケマン、キランソウ、クロモジ、サラシナショウマ、サワギク、シュウブンソウ、スイカズラ、ツルカノコソウ、ノブキ、ノリウツギ、ホトトギス、ヤブコウジ、ヤブタビラコ
【実を観察した植物】
アオキ、アカミヤドリギ、オオバノキハダ、オオバジャノヒゲ、ツルシキミ、ヤドリギ
【羊歯を観察した植物】
アカネハナワラビ、アカハナワラビ、イヌシダ、イノデモドキ、オオハナワラビ、オオベニシダ、クモノスシダ、コバノヒノキシダ、シノブ、ツルデンダ、ヒメノキシノブ、ベニシダ、ヤマイタチシダ
○観察した野鳥、その他
ツグミ、ウグイス、ムササビの食痕

2015.11.21(土) 芦ノ湖東岸生情報

○ 天候:快晴 気温 9℃
○ 参加者:2名 (PV2名)
○ 観察テーマ:「ヒメシャラ」の観察

○ コース(Aコース)VC〜湖畔道神山通り〜箱根園〜駒ヶ岳〜箱根園〜九頭龍の森〜湖畔道神山通り〜VC

今日は快晴、風もなく絶好の観察日よりということで今回も駒ヶ岳に再挑戦。前回は強風と濃い霧の中での観察でしたが、今回は空気も澄んでおり、青空にくっきりと富士山が見え、最高の日となりました。ただ残念ながら山頂から見る景色では紅葉は既に終わっており燃えるような山々は見れませんでした。ノイバラ類の赤い実がわずかに観察できる程度でもはや冬支度の様相です。 駒ヶ岳を後にして九頭龍の森では紅葉は残っており、イタヤカエデやケヤキが秋の最後を彩るかのようにまだ黄色く、また赤く色づいていました。それから初めて白いヒメシャラを見たのは驚きでした。ヒメシャラの木肌が殆どはがれて白くなっており、それがまた周囲の色合いとは対照的で鮮やかでした。ただ一本だけでしたが、木の病気かなと心配したほどです。今回は晩秋にきていることから花も終わっているだろうとあまり期待をしなかったのですが、そんな冬が間近になってもしっかりと咲いてる花を見ると「おお、君たちも頑張ってるね」と言いたくなりました。
湖畔道神山通りも明るい日差しに紅葉が美しく映え、往復の道のりも疲れを感じさせないほどでした。

観察した主な植物
【花を観察した植物】
オオハナワラビ、キバナガンクビソウ、ケキツネノボタン、シロヨメナ、シュウブンソウ、タイアザミ、タネツケバナ、ノコンギク、ハキダメギク、ハコベ、ハグロソウ、フユノハナワラビ
【蕾を観察した植物】
アセビ、フッキソウ、ツルシキミ
【実・種を観察した植物】
オオバコ、ゲンノショウコ、サラシナショウマ、サルトリイバラ、チヂミザサ、ツルシキミ、テンナンショウの仲間、ノイバラの仲間、ホトトギス、マツカゼソウ
【葉を観察した植物】
イロハモミジ、イタヤカエデ、オオモミジ、コアジサイ、ケヤキ、ミズキ、ヤマボウシ、
【その他観察した植物】
ススキ、ヒメシャラ、ヤドリギ
○観察した野鳥
ソウシチョウ (鮮やかな黄色の胸元と空色の身体が大変美しかった)

2015.10.24(土) 芦ノ湖東岸生情報

○ 天候:曇り 気温 16℃
○ 参加者:2名 (PV2名)
○ 観察テーマ:「ヤクシソウ」の観察

○ コース(Bコース) VC〜東岸遊歩道〜箱根園〜駒ヶ岳〜箱根園〜九頭龍の森〜東岸遊歩道〜VC

定刻10時より少々早めに出発。今月は、観察順序を変更し、先ずは駒ヶ岳へ向かった。(本日は箱根神社奥宮例大祭)
山頂は強風と濃いガスに見舞われており祭事はお社内で行われていた。この天候のなか、山頂で観察できた植物は、ノイバラ類の赤い実とメギの赤い実。芦ノ湖から吹き上げる霧が猛烈な勢いで陣笠山〜神山〜早雲山方面へと流れ、まるで生き物のように形を変えながら目の前を吹き抜けて行く。(吹き抜ける霧の流れで、ここの地形の特徴がよくわかる。)流れ抜ける霧の合い間に見え隠れする紅葉の山々と白いガスとのコントラストが素晴らしい。
 しばらく見とれていたら、強風に消されるように、とぎれとぎれに山頂駅からのアナウンスが聞こえてきた。「強風のためにロープウエイが運休となる。今度の便が最終便となるので山頂にいる人は至急駅にもどってほしい」という内容だが、風に消されよく聞こえず、ようやく状況をのみ込んだ我々は慌てふためき駅へと急いだ。駅に到着し、ほっとして後ろを振り向くと我々の後には誰もいない。ギリギリのセーフだったと安堵し、ほどなく最終便に乗りこみ山麓駅にむかった。
 箱根園からの帰路はゆっくり観察しながら歩いた。アワブキやシラキの葉も色づき、九頭龍の森ではサラシナショウマの花がまだ盛り。紅葉も美しくなり、同時に目にとまる花は大分少なくなってきているがヤクシソウやリュウノウギクがきれいだ。後日、このふたつを「花じまいの花」と言うと先輩が教えて下さった。秋も深まり、いよいよ花のシーズンも終わりに近づいたということで、「花じまい」とは、なんと、ゆかしくきれいな日本語!
さて、先月報告書に記した植物だが、再調査の結果キセワタ等の誤認が判明した。来年の花の時期に再度きちんと報告したい。

観察した主な植物
〇花を観察した植物:
キバナガンクビソウ、サラシナショウマ、シロヨメナ、セキヤノアキチョウジ、タイアザミ、ノコンギク、ヤクシソウ、リュウノウギク、リンドウ
〇実を観察した植物:
アオハダ、アズマノイバラ、ウスバヤブマメ、サラシナショウマ、サルトリイバラ、ノイバラSP、ホトトギス、ミヤマイボタ、メギ
〇その他観察した植物:
アワブキ、コブシ、シラキ、フユノハナワラビ

観察した野鳥類
鳴き声を聞いた野鳥:
ソウシチョウ

今月の TOP10
@シラキ〈紅葉〉Aサラシナショウマ(花,実)Bリンドウ(花) 
Cセキヤノアキチョウジ(花)Dタイアザミ(花)Eノコンギク(花)
Fシロヨメナ(花)Gヤクシソウ(花) Hキバナガンクビソウ(花)
Iメギ(実)

2015.09.26(土) 芦ノ湖東岸生情報

○ 天候:曇り 気温 17℃
○ 参加者:2名 (PV2名)
○ 観察テーマ:「セキヤノアキチョウジ」の観察

○ コース(Bコース) VC〜芦ノ湖東岸(神山通り)〜九頭龍の森〜箱根園〜駒ヶ岳〜箱根園〜VC

今年度から、九頭龍の森(旧樹木園)の観察を再開した事もあり、より魅力ある自然情報コースとなったこのコース。観察できる植物も大分少なくなってきている昨今、さて、どんな植物に出会えるだろうか。湖尻では、先週末にはまだ咲いていなかったセキヤノアキチョウジが咲き始めていた。反面、去年まで向かいの道端に咲いていたナギナタコウジュの姿が全く見えない。坊が沢付近ではツリフネソウの群落に出会い感嘆の声をあげてしまった。大人しい佇まいながら、これだけ集まるとその姿は大変目立つ。ミズヒキ類も健在。ミズヒキ、ゴショミズヒキ、シンミズヒキ、ギンミズヒキ、キンミズヒキ、ヒメキンミズヒキとあるけれど、残念ながら、今日は6種全部の観察はできなかった。そして、期待どおり、今年もホトトギスの群落に再会できた。「去年のほうがきれいだったし本数も多かった」など言いながらも写真撮影。九頭龍の森では、先月観察したハグロソウやハシカグサはすでに花の時期は過ぎてしまっていた。代わりに、トチバニンジンの赤い実やフユノハナワラビの胞子葉がそこかしこに出現している。もう、そんな季節になってしまったのかと時の流れの速さを痛感しながらランチタイム。おむすびを頬張りながら、すぐ横にある九頭龍神社お社のハートマークを数えてみた。先月のカウント数と数が合わない…うーん、数え違いか??
 昼食後、箱根園へ向かう。幸運にも、風もない今日は、駒ヶ岳ロープウエイが運行している。天候次第の運行なので涙をのむことが時々あるのに、今日はついている。
湖岸からは、ガスがかかり見えなかった駒ヶ岳山頂だったが、なんと到着した途端に視界がひらけた。これは、予想通りでリーダーの読みが当たった結果だ。思わずガッツポーズ!山頂をぐるっと一周してから笹原を下ってみた。露でぐっしょり濡れてしまったが、久しぶりに歩けた気分は爽快!「登山道立ち入り禁止」規制はほんの少々だが緩められたのだ。100メートル程だろうか?それでも動きまわることができて嬉しい。山頂は秋の草花が最後の輝きを放っていた。斜面に広がる笹原の濃い緑のなかで花ひとつぶん抜きん出て群生しているヤマトリカブトの青紫の花は美しく、見入ってしまった。ハコネギク、ハコネトリカブト、ハコネアザミ、ハコネコメツツジ、キオンなどを観察した。さて、箱根神社奥宮例大祭が例年どおり今月24日に執り行われると伺っている。この駒ヶ岳山頂で厳かな神事が行われるのも、もうすぐのことだ。

○観察した主な植物○      
{花を観察した植物}
(東岸)
アカネ、アカバナユウゲショウ、アキノウナギツカミ、アズマヤマアザミ、アゼリア、アメリカセンダングサ、イタドリ、イヌコウジュ、ウド、オオバコ、オトコヨモギ、オニノゲシ、キセワタ、キバナガンクビソウ、キンミズヒキ、ケチヂミザサ、ゲンノショウコ、ゴショミズヒキ、コチヂミザサ、コヤブタバコ、サジガンクビソウ、シソ、シュウブンソウ、シラヤマギク、シロヨメナ、シンミズヒキ、セキヤノアキチョウジ、センニンソウ、タイアザミ、タチフウロ、ツユクサ、ツリフネソウ、ツルニンジン、ツルマメ、ノコンギク、ノブキ(終わり)、ハキダメギク、ハコネオトギリ(残り花)、ハナタデ、ヒカゲノイノコヅチ、ヒナタノイノコヅチ、ヒメガンクビソウ、ヒメムカシヨモギ、フジテンニンソウ、ベニイタドリ、ホソエアザミ、ホトトギス、マツカゼソウ、マルバフジバカマ、ミズヒキ、メマツヨイグサ、ヤブハギ、ヤマキツネノボタン、ヨモギ、ワレモコウ
(九頭龍の森)
アカネ、サラシナショウマ、シソ、シンミズヒキ、ノコンギク、マツカゼソウ、ミズヒキ
(駒ヶ岳)
イタドリ、ウツボグサ(残り花)、キオン、ケブカオオバコ、シモツケ、シモツケソウ、タイアザミ、ナギナタコウジュ、ノコンギク、ハコネアザミ、ハコネギク、ハコネトリカブト、ハコネヒヨドリ(?)、ヒヨドリバナ、フジテンニンソウ、ベニイタドリ、ヤマトリカブト、リンドウ
{その他観察した植物}
(東岸)
アカガシ、アキノエノコログサ、アセビ、ウツギ(実)コボタンヅル、サルナシ、ススキ、チカラシバ、ツルシキミ、フッキソウ、ヘクソカズラ、ボタンヅル、ミズキ(実)、リョウブ
(九頭龍の森)
アカガシ、アセビ、キレハノブドウ、チカラシバ、ツルシキミ、ツルマメ(実)、トチバニンジン(実)、ハグロソウ、ハシカグサ、フユノハナワラビ、ヘクソカズラ、リョウブ(実、残り花)
(駒ヶ岳)
イワニンジン(実)、ハコネコメツツジ、ハコネハナヒリノキ、トクガワザサ、ミヤマクマザサ
〇観察した主な野鳥〇
ソウシチョウ〈鳴き声〉
〇その他、観察した生き物等〇
クロアゲハ(SP)、ミミズ、モグラ塚

2015.08.29(土) 芦ノ湖東岸生情報

○ 天候:晴れ、曇り。雨 気温 22℃
○ 参加者:3名 (P3V名)
○ 観察テーマ:「ナメラツルフネソウ」の観察

○ コース(Aコース) VC〜湖尻〜九頭龍神社〜箱根園〜VC

天候を心配しましたが3時までは大丈夫でしょうとのことで出発時間前に歩き始めました。
桃源台からの街路樹がイノシシに掘り起こされて大きな穴がところどころに見られ樹木は横に倒れているのを見たのは初めてのことです。今日は何に出会えるのか発見があるのか心躍らせながら道の右左に目をきょきょろと。シロバナイナモリソウの花が一輪まだ残っていました。何度も歩くコースで初めて目にするフタバハギの花が目に飛び込んできました。数種類のフユノハナワラビがもう見られました。ツルニガクサの花はすでに終わっていましたが増えていたのが嬉しいことでした。クモノスシダに近づいてよく観察しました。
長く伸びた葉の先がつる状に伸び新しい芽をつけて増えている様子を確認しながら坊が沢登り口の下ではナメラツルフネソウの花が見られましたが鹿の食べたような痕が見られショックでした。箱根でもシカが増えてきているようです。今年はトンボソウの花が例年いなく沢山見られ何度も写真を撮りました。樹木園ではハシカグサの群落が見られこのコースでは初めてのハグロソウやホドイモの花に出会うことが出来ました。園内ではクリンユキフデ、マルバフユイチゴやコチャルメルソウなどの東岸では出会えない植物も確認できました。九頭龍神社のハートマークはご存知でしょうが今回15個もあるのを確認しました。長くお参りしている女性に教えてあげたくなりましたがここで雨が降って来ました。今日は優しい雨で箱根園から歩くカップルが多く声掛けをし挨拶を交わして歩きました。

ベスト10
1、トンボソウ 花  東岸いたるところ
2、ツルニンジン 花  箱根園近く
3、ハグロソウ  花  樹木園内
4、ヒメガンクビソウ 花 東岸いたるところ
5、マツカゼソウ  花  東岸いたるところ
6、フタバハギ   桃源台近く
7、ヤマホトトギス 花  東岸いたるところ
8、トチバニンジン 樹木園内
9、クモノスシダ  東岸アカガシ大木近く
10、ナメラツリフネソウ  坊が沢登り口

○観察した主な植物○      
【花を観察した植物】
アカネ、アカバナユウゲショウ、イタドリ、イヌゴマ、イヌトウバナ、エダウチヒヨドリバナ、オオアレチノギク、オオバコ、オオブタクサ、オトギリソウ、オトコエシ、ガンクビソウ、クズ、ゲンノショウコ、ゴショミズヒキ、コチヂミザサ、シュウブンソウ、シロヨメナ、ススキ、センニンソウ、タマアジサイ、タラノキ、チドメグサ、ツユクサ、ツルニンジン、ツルマメ、トンボソウ、ヌスビトハギ、ハキダメギク、ヒカゲイノコズチ、ヒナタイノコズチ、ヒメガンクビソウ、ヒメキンミズヒキ、ヒメジョオン、ヒメドコロ、ヒヨドリバナ、ブタクサ、フタバハギ、マツカゼソウ、ミズヒキ、ムラサキニガナ、メマツヨイグサ、モミジガサ、ヤブガラシ、ヤブハギ、ヤブラン、ヤマトウバナ、ヤマノイモ、ユウガギク、ヨモギ、ワレモコウ
ロバナイナモリソウ、ツルニガクサ、トンボソウ、ナメラツルフネソウ、ハグロソウ、ハシカグサ、フタバハギ、ホドイモ、マルバフユイチゴ、
【蕾を観察した植物】アズマヤマアザミ、アセビ、キッコウハグマ、サラシナショウマ、タイアザミ、ノブドウ
【実、種子を観察した植物】
アオキ、イヌガラシ、ウシミツバ、ウツギ、ウド、ウバユリ、オオハナワラビ、オオバノトンボソウ、クサイ、クロモジ、コウゾリナ、コダイコンソウ、シシウド、シロバナイナモリソウ、セリ、ダイコンソウ、タニタデ、ツチアケビ、ツルシキミ、ツルニガクサ、フユノハナワラビ、フタリシズカ、マユミ、ミズタマソウ、ヤブデマリ、ヤブムラサキ、ヤマアジサイ、ヤマカモジグサ、ヤマキツネノボタン、ヤマジオウ、ヤマハッカ
「九頭龍の森」
「花を観察」
カタバミ、ガンクビソウ、ツルリンドウ、ナガボハナタデ、ノブキ、ハグロソウ、ハシカグサ、ヘクソカズラ、ホドイモ、マツカゼソウ、ミズヒキ、メヒシバ、リョウブ
「つぼみを観察」
アズマヤマアザミ、サラシナショウマ、センニンソウ、フジテンニンソウ、
「葉や果実を観察」
アセビ、クサアジサイ、コダイコンソウ、コチャルメルソウ、マルバフユイチゴ(別名コバノフユイチゴ)ゴマキ、サルトリイバラ、ツルニガクサ、バライチゴ、ホウチャクソウ、ホオノキ、ヤマボウシ、ヤマトリカブト(枯れ)
「その他」
ソウシチョウ、アサギマダラ
【葉を観察した植物】
コチャルメルソウ、クリンユキフデ、
【その他観察した植物】クモノスシダ、フユノハナワラビ、

2015.06.27(土) 芦ノ湖東岸生情報

○ 天候:霧・小雨 気温 21℃
○ 参加者:5名 (PV5名)
○ 観察テーマ:「アワブキ」の観察

○ コース(Aコース) VC〜芦ノ湖東岸〜九頭龍の森〜箱根園〜VC


今日は霧で暑くもなくまた寒くもなく、そして小雨の中の自然観察となりました。晴天時とは違い霧の中の観察もまた大変趣きのあるものでした。木々の葉や道端の草花も緑が生き生きしてる感じで輝いていました。また蜘蛛の巣に小雨の雫がかかり、周りの緑と対照的に糸の白さを浮立たせて見事なコントラストを醸し出していました。
そんな中を歩いているとほのかな淡い匂い、上をみるとアワブキの白い花が見事に満開に咲いておりました。また道端ではオニシバリの鮮やかな赤い実が廻りの緑の中で一際輝いているのには感激しました。毎年この季節に歩いていましたが、なぜか全員初めて気が付いたのはなぜなのでしょうか?
エイザンスミレやコミヤマスミレの夏葉は今年も見ることが出来、来年の春が楽しみです。そして九頭龍の森の入り口を入って広場に目をやると、まるでヤマボウシの木に雪が積もっているような白さ、九頭龍の森の方も「今年は本当に見事に咲きました。」と仰っていました。思わず近くに行って見とれていました。今回は九頭龍の森の中は半分も観察できませんでしたが、それでもフッキソウやトチバニンジンの群生やフタリシズカ、ヒメガンクビソウ等々。次回もっと奥まで行くともっと色んな発見があるのではと期待と楽しみを胸に九頭龍の森をあとにしました。

【九頭龍の森で観察した植物】
(花)

イヌツゲ、オオバジャノヒゲ、クモキリソウ、コモチマンネングサ、トチバニンジン、ツクバネソウ、バライチゴ、ヤマボウシ、ヤマムグラ、
(蕾)
ヒメガンクビソウ、フッキソウ、モミジガサ
(実・種)
キブシ、サルトリイバラ、ツルシキミ、フデリンドウ、ホウチャクソウ、ヤブニンジン、
(その他)
コケシノブSP、コチャルメルソウ、テンニンソウ、ホソバテンナンショウ、ヤドリギ、ヤマトリカブト

○観察した主な植物○      
【花を観察した植物】
アカショウマ、アザミ、アワブキ、イヌガラシ、イヌタデ、エゾタチカタバミ、エゾギシギシ、ウマノミツバ、オオチドメグサ、オトギリソウ、オオバコ、カワラスゲ(終わり花)、キクムグラ(終わり花)、クサイ、クモキリソウ、ケキツネノボタン、コモチマンネングサ、サワギク、シノブ、シラキ、スズメノカタビラ、ツユクサ、ツメクサ(終わり花)、ツルマサキ、ドクダミ、ドジョウツナギ(終わり花)、ナガエコナスビ、ナツノハナワラビ、ニワゼキショウ、ハコネオトギリソウ、ハキダメギク、ヒメジョオン、ヒルガオ、ブタナ、ミズキ(終わり花)、ミヤマヨメナ、ムカゴイラクサ、ヤマキツネノボタン、ヤマホタルブクロ、ヤマアジサイ、ヤブムラサキ
【蕾を観察した植物】オオバジャノヒゲ、オオバノトンボソウ、ウバユリ、コアジサイ、タケニグサ、タマアジサイ、ノブドウ、ヒメガンクビソウ、ヒヨドリバナ、ミズタマソウ、ミヤマハハソ、ムラサキニガナ、モミジガサ、ヤマユリ、ヤブハギ、リョウブ
【実、種子を観察した植物】アオハダ、クルマムグラ、コゴメウツギ、サルトリイバラ、ツルウメモドキ、ツルカノコソウ、ナギナタガヤ、ナワシロイチゴ、ニワトコ、ヒイラギナンテン、ヒゴクサ、フタリシズカ、ホウチャクソウ、マルバウツギ、ミミナグサ、ミヤマガマズミ、ヤブデマリ
【葉を観察した植物】アオハダ、クルマムグラ、コゴメウツギ、サルトリイバラ、ツルウメモドキ、ツルカノコソウ、ナギナタガヤ、ナワシロイチゴ、ニワトコ、ヒイラギナンテン、ヒゴクサ、フタリシズカ、ホウチャクソウ、マルバウツギ、ミミナグサ、ミヤマガマズミ、ヤブデマリ
【その他観察した植物】オウレンシダ、クモノスシダ、ジュズスゲ、テキリスゲ

2015.05.23(土) 芦ノ湖東岸生情報

○ 天候:晴れ 気温 22℃
○ 参加者:4名 (PV4名)
○ 観察テーマ:「カヤラン」の観察

○ コース(Aコース) VC〜湖尻〜箱根園〜VC

5月の東岸コースの見どころは、カヤランと沢沿いに咲くヒメレンゲ、そして遊歩道沿いに咲くツルカノコソウ等です。天候にも恵まれて今日は良い予感!と生き揚々と歩を進めた先で見たものは、ミヤマヨメナと今秋は鈴なりの赤い実を楽しめそうなアオハダでした。ミヤマヨメナはこのコースでは初見です。残念なのは、去年から気になり様子を見ていたカナウツギがやはり消えてしまっていたことです。カナウツギはフォッサマグナ要素の植物で、他の地区では目下蕾か咲き始めといったところです。
 シラキ、アワブキの葉をゆっくり観察できました。双方とも淡い新緑の葉もきれいですが、なんと言っても秋に黄色く色づく葉は思わず拾い集めたくなるほどの美しさです。湖側のアカガシの大木はこの時期はかなり落葉していますが、立派な枝ぶりはいつ見ても惚れ惚れしてしまいます。
 ヒメレンゲは例年ほどの勢いはありませんが、かわいい黄色い小花をつけています。せせらぎの苔むした小岩に咲いているヒメレンゲは今が盛りで、流れに寄り添うように咲く姿は健気で愛おしく感じます。同じ沢に生育しているイワタバコですが、こちらの開花にはまだ時間がかかりそうです。
 ツルカノコソウは生育場所を増やしていますが花は終盤でした。
 そして、そして、アオホオズキを見つけ皆で写真撮影。標高的にアオホオズキが生育するにはぎりぎりの地でしょうか?一方、毎年楽しみにしている神山のアオホウズキですが、今年はハイキングコースは立ち入り禁止ですから残念ながら会いにいけません。が、いずれにせよ、どの地であれ、上品なこの花に出会えるのは本当に嬉しいことです。元気でいてくれたかと心からほっと致します。
 リーダーが目をさらのようにして見つけてくれたアオホウズキでしたが、同じく探していたキヨスミウツボには今年も縁がありませんでした。なかなか難しいものですね。
 花の時期は過ぎてしまいましたが、コンロンソウもマルバコンロンソウとミツバコンロンソウ両方が生育していました。総体的にはこんなにもあったかしらと思うほどにネコノメソウ類が頑張っていたのが印象に残りました。
昼食場所は見事なカヤランの広場です。今年のカヤランの花つきはどうか?とか例年はどうか?とか毎年この時期この場所でカヤラン談議に花が咲きます。GW活動最終日に観察したカヤランよりも花がしっかりしてきていて見応え十分。今年もカラヤンの花に会えて一同大満足です。
今が見ごろと咲き誇るモリイバラをルーペで観察しました。花柄に赤い腺毛や腺点がはっきり確認でき、これは他のイバラ類との比較、同定時の決定打となると教えて頂きました。
ちょっと濃めな赤色のヤマツツジも今年もきれいに咲いていて健在です。ナツノハナワラビも何本も確認。
箱根園ロープウエイ駅脇で満開のサワフタギの真っ白な花を愛でての往路終了となりました。
来年も又同様の出会いがありますように!

*姿形は小さくてかわいく5センチにも満たない外来種の「コテングクワガタ」を見つけました。樹木園近くでです。箱根の地にも進出してきているのですね。箱根とは遠く離れていますが、長野の山奥の路傍にも一面に咲いているのを見かけました。かなりの勢いで生育地を広げています。

○観察した主な植物○      
【花を観察した植物】
アオキ(残り花)アカバナユウゲショウ、アオホオズキ、イヌガラシ、ウシハコベ、ウスアカカタバミ、ウマノアシガタ、オオイヌノフグリ、オオニワゼキショウ、オッタチカタバミ、オランダミミナグサ、カキドオシ(残り花)、カヤラン、キクムグラ、キンミズヒキ(咲き始め)、クルマムグラ、ケナシヤブデマリ(?)コハコベ、コテングクワガタ、コミヤマスミレ(残り花)、サワフタギ、ジシバリ、スイバ、タニギキョウ、ツボスミレ、ツメクサ、ツクバネソウ、ツルカノコソウ、ツルニチニチソウ、ナガエコナスビ、ニワゼキショウ、ノミノツヅリ、ハルジオン、ヒメジョオン、ヒメレンゲ、フタリシズカ、ホウチャクソウ、ホオノキ、ホソバテンナンショウ、ミズキ、ミツバウツギ、ミミナグサ、ミズ、ミヤマキケマン、ミヤマヨメナ、ムラサキケマン(残り花)、モリイバラ、ヤエムグラ(SP)、ヤブタビラコ、ヤブデマリ、ヤマサギゴケ、ヤマツツジ、ヤマボウシ
【蕾を観察した植物】コアジサイ、コゴメウツギ、サワギク、ウツギ、ヤマアジサイ
【実、種子を観察した植物】オニタビラコ、マルバコンロンソウ、ミツバコンロンソウ、モミジイチゴ、
ヤマムグラ
【葉を観察した植物】アカガシ、アワブキ、オオバウマノスズクサ、オオバギボウシ、オトメアオイ、クロモジ、コバギボウシ、コミヤマスミレ、シラキ、ニガクサ(?)、ハコネオトギリ
【観察したイネ科の植物】オニウシノケグサ、カニツリグサ、カモジグサ、トボシガラ
【観察したスゲ類】カワラスゲ(?)、カンスゲ、ジュズスゲ、タマツリスゲ、ナキリスゲ、ハコネイトスゲ、ヒゴクサ、ミノボロスゲ
【観察したシダ類】アイノコクマワラビ、オウレンシダ、クモノスシダ、クラマゴケ、シノブ、ツルデンダ、
ナツノハナワラビ、ハコネシケチシダ、ヒメノキシノブ、
〇観察した主な野鳥〇
【鳴き声を聞いた野鳥】
ウグイス、ソウシチョウ、ミソサザイ
〇その他観察した生物〇       ジムグリ(ヘビ)、シャクガの仲間(蛾)、ジャコウアゲハ

2015.04.25(土) 芦ノ湖東岸生情報

○ 天候:晴れ 気温 18℃
○ 参加者:3名 (PV1名ビジター2名)
○ 観察テーマ:「ハルトラノオ」の観察

○ コース(Aコース) VC〜箱根園〜VC

Aコースの箱根園までの芦ノ湖東岸情報収集をビジターと共にスタートした。
 桃源台付近のクロモジやカキドウシの香りを楽しんで九頭龍の森ロードに入った。ミヤマキケマンやタチツボスミレやタニギキョウなどの花を観察する。箱根の位置関係や芦ノ湖の話をしながら進んだ。ウラシマソウやコミヤマスミレなどじっくりと見た。ソウシチョウやウグイス・シジュウカラなどの鳥たちの姿も観察できた。樹上のカヤランは、まだ蕾であった。
 箱根火山の話や箱根ジオパークの特徴や箱根神社・歴史などいろいろと話をしながら歩いていると昼までに箱根園につかなかった。雨が降りそうな気配になり急ぎ足で箱根園のロープウェイ駅にいった。箱根園のオオシマザクラ満開の下で太鼓演奏をしていて、その付近で昼食をすることにした。芦ノ湖の遊覧船のこと足元のオオバコの話などしながらサクラの葉の蜜腺のことを話して食事をしているとまた陽射しが戻りサクラの花がすばらしく輝いた。
 帰りはまた違った目線でスミレの花などを観察して芦ノ湖湖岸も歩いて東岸の自然を満喫した。

○観察した主な植物○      
アカフタチツボスミレ、アセビ、ウラシマソウ、オニシバリ、オオイヌノフグリ、オオシマザクラ、オトメスミレ、カキドウシ、カヤラン(蕾)、キブシ、キランソウ、クサボケ、クロモジ、コハコベ、コミヤマスミレ、シコクスミレ、セイヨウタンポポ、セントウソウ、タチツボスミレ、タニギキョウ、タネツケバナ、ツルシキミ、テンナンショウ、ハコネイトスゲ、ハルジオン、ヒイラギナンテン、ヒメオドリコソウ、フッキソウ、ヘビイチゴ、マメザクラ、マルバスミレ、ミツバツツジ、ミヤマキケマン、ムラサキケマン、モミジイチゴ

【その他観察】
シジュウカラ、ソウシチョウ、ウグイス

2015.03.28(土) 芦ノ湖東岸生情報

○ 天候:晴れ 気温 9℃
○ 参加者:3名 (PV1名7期生2名)
○ 観察テーマ:「ハルトラノオ」の観察

○ コース(Bコース) VC〜駒ヶ岳〜坊が沢〜VC

年度最後の自然情報なのでBコースの駒ヶ岳・坊が沢下り芦ノ湖東岸情報収集でスタートした。
 湖岸から黒岳方向が良く見えた。穏やかな芦ノ湖と木道の先に湖尻の船着き場がある。まだ、花には早いと思ったがタチツボスミレは咲いていた。満員の駒ヶ岳ロープウェイから富士山の全景が見えた。春霞がかかってはいたが美しい。駒ヶ岳を一周して下りに入ったが、道はぬかるみ歩き難かった。期待した植物に出会うことは無かった。
坊が沢分岐付近で食事をした。清水平へ行く道から少し下った辺りでキクザキイチゲの花二輪みつけた。鮮やかな青がかった花と白色の対比も見て嬉しかった。
東岸付近まで下るとハルトラノオの群生している場所に出会えた。雪の富士山とスプリング・エフェメラルの世界を楽しめた一日でした。箱根は、湯本手前で道路整備され非常に混むようになった。旧道経由の道に行き帰った。

○観察した主な植物○      
アセビ、オニシバリ、オオイヌノフグリ、オオバイケイソウ(葉)、カキドウシ、キクザキイチゲ、キブシ、クロモジ(新芽)、ジャゴケ(葉)、スイセン(八重咲)、セントウソウ、タチツボスミレ、タネツケバナ、ハコネザサ(葉)、ハコベ、ハコネイトスゲ、ハナネコノメ、ハルトラノオ、ヒイラギ、ヒコサンヒメシャラ(木肌)、ヒメシャラ(木肌)、ヒノキ、フッキソウ(蕾)、ブナ(葉)、ネコノメソウ、ムスカリ、ホオノキ(実)、リョウブ(木肌)

【その他観察】
シジュウカラ、ウグイス(声)



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