双子キャラに50の質問

(注)本編完結直後の2人です。

01 お二人のお名前は?

クリスター「クリスター・オルソン」
レイフ「レイフ・オルソン」

02 お互いをどう呼び合っていますか?

クリスター「普通に、レイフって、呼んでいるよ」
レイフ「クリスターとか、兄貴、兄さん…その時のノリや気分で、違うみたい」

03 性別をお願いします

レイフ「男だけど…」
クリスター「それが何か?」

04 誕生日はいつですか?

クリスター「6月6日」
レイフ「ホロスコープも双子座なんだ」

05 目と髪はどんな色ですか?

レイフ「赤毛で目はアンバーだよ」
クリスター「母さん譲りなんだ」

06 どんな声をしてますか?声優さんで近い声の人はいますか?

レイフ「兄貴の声は、低くて、よく通って、なんつーかセクシーなんだ。耳元で囁かれたら、腰のあたりがもぞもぞするような…」
クリスター「同じ声質のはずだけど、別に僕は、おまえの声を聞いて腰がおかしくなった覚えはないけどねぇ…声がでかくてうるさいとか、僕よりも甲高くてよく裏返るなって思うことはあるけれど」

(声優さんについては作者が応えますね)
レイフには、小野大輔さんなんかいいかなぁと思っとります。可愛い声からかっこいい声まで、表現の幅がすごい広そうなので。
基本同じ声ということを無視してキャラのイメージだけでいうなら、クリスターには子安武人さんもいいかしら…クールなS系キャラということで。

07 どんな趣味をお持ちですか?

クリスター「休みに1人で何をするとなったら、本を読むことが多いかな。ああ、ちょっと前まで付き合っていた年上の彼女の影響で最近オペラに興味を覚えてCDを聞いたりはしているよ」
レイフ「昔ならフットボールって即答するところだけど、今は正直興味なくしちまったからなぁ…他は、柔道とか格闘技? 趣味っていうか、今はほとんど仕事の一部だけどさ」

08 特技はなんですか?

レイフ「スポーツ全般。格闘技。後、犬の相手」
クリスター「…セックス」
レイフ「えーっ?!」

09 どんな異性が好みですか?


クリスター「どうも僕はマザコンらしいので、年上のしっかりした、知的な感じの女性なら、結構あうような気がするよ」
レイフ「自分で言うなよ、それ。オレは…明るくて、しっかりしてて、結構はっきりものを言う子が好きかなぁ」
クリスター「そして、尻に敷かれるんだね」

10 何か病気持ってますか?


レイフ「生まれてこの方、病気らしい病気なんかしたことないよ」
クリスター「脱臼した肩がずっと不安だったけれど、軍隊に入って結構ハードな訓練にも耐えられる辺り、どうやら完治したみたいだね」

11 憧れの人、尊敬する人はいますか?


レイフ「クリスターかなぁ。オレがずっとこうなりたかった『クールでタフな理想の男』って奴が、傍にいるこいつだったんだ」
クリスター「僕みたいにならなくて、おまえはむしろ幸運だったと思うけれどね。僕にとって尊敬できる人は…そうだね、今なら、アイヴァースと言うところだね」
レイフ「えっ、何で?! あんな変態ドクターのどこがいいんだよっ?」
(クリスター、無言でレイフの足を踏みしめる)

12 恋人・配偶者はいますか?

レイフ「うん」
クリスター「そうだな」
(ちらっと視線を交わして微笑む)

13 理系・文系・体育会系…どれですか?

レイフ「オレは百パーセント体育系だぜ」
クリスター「僕は理系だね。何事も冷静に分析し考察したがるところがね」
レイフ「オレのことも、そういう目で見てるのか?」
クリスター「ははは。おまえに理論は通用しないよ」

14 虫とか動物、触れますか?大丈夫ですか?

レイフ「オレ、平気」
クリスター「僕も別に苦手じゃないよ。レイフみたいに、初対面の犬に懐かれるようなことはないけれどね」

15 異性の扱いは得意ですか?

レイフ「それは、ちょっと苦手かも。クリスターと違って、オレ、女の子相手に何を話したらいいか、どうしたら相手を喜ばせられるのかなんて、分からないもん」
クリスター「どうだろう…年の割にはたくさん女の子と付き合ってきたから、どう扱ったらいいかなら分かる気はするけれど、長続きした試しはないからね」

16 アウトドア派インドア派、どっちですか?

レイフ「オレは、絶対アウトドア派だな。家の中でじっとしてるなんて性に合わないよ」
クリスター「僕は、別にどちらでも楽しめるよ」

17 自分のチャームポイントをどうぞ

レイフ「うーん、人懐っこい笑顔が可愛いって、昔アルバイト先のおばちゃん達に言われてたよ」
クリスター「鋭利で力のある目の印象とか、自分では結構好きかな」

18 職業はなんですか?それともまだ学生さんですか?

クリスター「米国陸軍、第82空挺師団に所属する兵士だ」
レイフ「輸送機からパラシュート降下して、戦闘展開する部隊のことだよ」
クリスター「初めてあれをやった時は、何が悲しくてこの僕が、別に高い場所が好きなわけでもないのに、わざわざこんな所から飛び下りなければならないのだろうと人生の不思議を噛みしめていたよ」

19 将来の夢はありますか?あるのであれば、それはどんな夢ですか?


レイフ「今は軍隊に入ったばかりで、何年も先のことまでなかなか考えられないな。ただ、こいつとずっと一緒にいたいとは思ってる。それだけは譲れないよ」
クリスター「取りあえず任期が終わるまでの3年は軍隊でやるとして…その先どうするかはまだ分からないな。奨学金を得て、できれば大学くらい出たいという気持ちはあるよ。その方が、将来何をするにしろ有利だからね。大学で学びながら、軍の将校を目指せるコースもあるから、ずっと軍でやっていくなら一兵卒よりはそっちの方がいいかもしれないな。ただ、将校となると命令次第でどこにやられるか分からないからね…将校同士の夫婦だってばらばらに暮らすことを余儀なくされる場合があるんだ。そんな状況は、僕達にとって望ましくない」
レイフ「オレ、やっぱり、がんばって獣医になろうかな…? クリスターは人間を診る医者になれよ。そんで、一緒のクリニックを作るんだ。『あなたと一緒にあなたのペットも診ます』ってね。ダメ?」
クリスター「動物と人間をいっしょくたにするのはまずくないか…?」

20 家族構成はどうなってますか?

クリスター「父は先日亡くなったので、今は母が実家にいるだけだよ」
レイフ(しょんぼりする)

21 好きな食べ物と嫌いな食べ物をどうぞ


レイフ「特に、食べられないものはないけど…好きなのは、やっぱ肉…? それから、チョコレートとか甘いものも好きだよ」
クリスター「肉体的にハードな仕事だから、体が求めるんじゃないかなぁ。僕も肉はよく食べるよ…でも、余分なカロリーは取りたくないから、赤身の部分を選ぶね。甘いものは、僕はちょっと苦手かな。ビターなチョコレートなら、結構好きだけど」

22 好きな色と嫌いな色をどうぞ

クリスター「好きな色は海の青。黄色とかは、あまり好きじゃない」
レイフ「空の青って、好きな色だよ。後、夕焼けの赤も好きかなぁ。紫はあんまり好きじゃないな」

23 ボケとツッコミの担当は決まってますか?


クリスター「ボケ担当は、やっぱりおまえだろ」
レイフ「そんなつもりは、オレ、ないけど…そんなにしょっちゅうボケたこと言ってたっけ?」
クリスター「むしろ天然かな」

24 コンビネーションはいいですか?

レイフ「それゃ、もう、こいつとは何をしても一番息があうんだ」
クリスター「フットボールやってた時も、こいつとの連携プレーはすごく楽だったな。ほとんど見ないで投げても、嘘みたいにボールが通って、キャッチしてくれる時もたまにあったくらいだよ」
レイフ「だから、いつか同じチームになって作戦行動できたらいいなと思うよ。絶対やりやすいから」

25 仲はいいですか?

クリスター「はたから見たら、気持ち悪いくらい仲はいいだろうね」
レイフ「もうラブラブだよ」

26 どちらか一人しか生き残れないとなったら、どういう行動に出ますか?

レイフ「1人だけ生き残るって状況がもうありえないけど…クリスターには生きてほしいって思ったら、オレ、死ぬかなぁ」
クリスター「それじゃあ、生き残った方が辛いだろ。僕なら、お前を殺して、その後で自分の始末を自分でつけるね」

27 お互いに似てますか?似ている場合は見分けるポイントをお願いします

レイフ「一時、似なくなったこともあったけど、今はまたそっくりだよな」
クリスター「フットボールをやめた後、僕は痩せたからね。今は、2人とも顔も体格もあまり変わらないし、軍服も同じとなると、よく知らない人間にとって、見分けるのは至難の業じゃないかな。雰囲気は違うから、ある程度近い距離にいれば、見分けはつきそうだけれどね」
レイフ「セクシーで、女にもてそうなのがクリスター」
クリスター「からかうとすぐに顔を赤らめるのがレイフだよ」

28 双子でよかったことはありますか?

クリスター「そうだね…別に双子だからというわけではないかもしれないけれど、悲しい時や辛い時、ただ黙って寄り添い合っているだけで心が癒される…同じ感情を共有できる相手が傍にいるというのは、とても幸せなことだと思うよ」
レイフ「こいつといるとすごく安心するんだ。まるで自分が倍に大きく強くなったような気分になって、何があっても大丈夫、2人でならきっと切り抜けられると思える…オレ達は2人で1つの生き物なんだよ。こんな相棒がいるってことは、すごく幸せなことじゃないか。とにかく、クリスターと一緒に生まれてきてよかったって思うよ」

29 反対に、双子で嫌だったことはありますか?

レイフ「何かにつけ比較され評価されるのは、昔は、すごくしんどかったかなぁ。クリスターがあんまりできすぎたせいで、オレは変なひがみや劣等感を覚えて、萎縮してたんだ。どうせ何をやっても、クリスターには敵わないなんて思いこんで、努力する前から諦めてた…オレ達がもし双子でなかったら、もう少し楽にやれるのにって思ったことも確かにあったよ」
クリスター「僕は僕で、レイフをずっと意識していたよ。身体能力に関してはこいつの方が上だということを、僕は早くから見抜いていたから、いつレイフが自分の実力に気がつくか、僕を追い抜いて、手の届かない所に1人で行ってしまうのではないか、不安だったんだ」
レイフ「こんなお互いの本音をもっと早くに、言葉にして打ち明け合ってたら、何もかもうまくいったかもしれないよなぁ。黙っていても気持ちは伝わり合うからって、オレ達、その点、つい手を抜きすぎるんだよ」
クリスター「今は反省して、もっとまめにコミュニケーション取ってるよね」

30 自分から見た片割れの長所と短所をどうぞ

レイフ「長所は、すごく意志が強いところかな。無理だと思う目標でも、こいつは、最後には必ず達成しちまう。一見クールに楽々とこなしているようで、ほんとは陰で血の吐くような努力を重ねてるんだよ。オレには、絶対まねできない、こいつの凄さなんだ」
クリスター「先に頭で考えてしまう僕と違って、直感と本能で瞬間的に動くこいつは、いざという時に素早く行動して、うまく対処できるように思うよ。考えすぎてフリーズしてしまった時は、こいつの柔軟さと瞬発力が羨ましいな」
レイフ「クリスターって何でも複雑に考えすぎるんだよな…挙句の果てに煮詰まって、自分でも何がしたいか分からなくなってくるんだぜ。そのくせ、自分の考えは絶対正しいって思いこんで、何でも独断で決めちまうの。これだけは、絶対改めた方がいいって思うな」
クリスター「何につけ、大雑把で、いい加減、その時の気分次第でやることにむらがあるというか…傍で見ていると、いらっとすることがあるね」
レイフ゛もひとつ欠点見つけた。細かいの、こいつ」

31 自分で思う長所と短所をどうぞ

クリスター「冷静で、感情に左右されないところかな。かなり怒っていても、頭の芯は逆に冷たくて、客観的に状況を分析している別な自分がいるんだ。でも、それが高じると冷淡になりすぎて、思いもよらず、人を傷つけてしまうこともある。だから僕には、本当に近しい友達は少ないんだよ」」
レイフ「ハートが熱いっていうか…愛情深くて、感情が豊かなところかなぁ…でも、感情的になりすぎると周りが見えなくなって、つい暴走しちまう。それがもとで失敗することも多いと思うよ」
クリスター「僕がお前の欠点をカバーして、おまえが僕をカバーしてくれたら、万事うまくいきそうだね」

32 どちらの方がもてますか?

レイフ「圧倒的にクリスター」

33 どちらの方が賢いですか?

レイフ「議論の余地なくクリスター」

34 どちらの方が運動神経がよいですか?

クリスター「レイフ。僕がどんなに努力しても、天才には太刀打ちできないって痛感するよ」

35 どちらの方がツイてますか?

クリスター「レイフじゃないかな…? そもそもジェームズみたいな奴に見込まれて付きまとわれた僕は、よほどツイてないんだと思うよ」

36 どちらの方がタフですか?


クリスター「肉体的にはたぶんレイフの方が、僕よりタフだろうね」
レイフ「でも、精神的には、兄貴の方がタフだろ?」

37 喧嘩して勝つのはどちらの方が多いですか?

クリスター「本気でやればレイフの方が強いはずなのに、なぜか僕の方が勝つんだよね」
レイフ「オレがクリスター相手に完勝したのって、記憶にある限り、本編でのあの一回だけだよ。クリスター相手だと、オレ、戦う前から戦意喪失してるからなぁ…兄貴を本気でぶん殴るなんて、よほど追いつめられないとできないよ」

38 片割れのここが許せない!ってところはありますか?

レイフ「オレを騙したり、隠れてこそこそと勝手なことをやっちまうところかな」
クリスター「天然も過ぎれば、可愛さ余って憎さ百倍。人の苦労も知らないでと、たまに、ひどく苛めたくなることがあるね」
レイフ「え…」

39 片割れと立場を入れ替えることができたら、どんなことがしたいですか?

クリスター「今、入れ替わっても、それほど大差ないよね」
レイフ「入れ替わって、同じ小隊の連中が気づくかどうか、ちょっと試してみたいかな」

40 片割れに隠していることはありますか?どんなことを隠してますか?

レイフ「オレは、クリスターに対して秘密なんかないぜ。いつだって、まっすぐ正直でいたいんだ…まあ、隠し事したって、どうせすぐに見抜かれちまうしな」
クリスター「ブラック邸で僕がジェームズにされた、あれこれは、こいつには口が裂けても言えないかな…?」
レイフ「な…一体何されたんだよ、クリスター?!」

41 今だから言える片割れに謝りたいことをどうぞ


クリスター「僕は、ずっと自分の判断が絶対正しいと思いこんで、おまえの気持ちなどお構いなしに、勝手に設定したおまえの将来や幸せを押し付けようとしてきた。そのせいで、結局、僕ばかりかおまえの夢までも台無しにしてしまった。どうして、もっと素直におまえの訴えに耳を傾けて、ちゃんと向き合って話し合おうとできなかったのかな…本当なら、おまえは今頃、カレッジ・チームで大活躍して、スターになっていたかもしれないのに…」
レイフ「もう、そのことはいいよ…オレの方こそ、クリスターに対して謝りたいよ。今更だけど、こんな所におまえを引きずりこんでよかったのかなって…オレは、すごく幸せだけれど、クリスターなら、軍隊になんか入らなくたって、何にだって好きなものになれたはずなのに…」
クリスター「すまなく思う必要なんてないよ、レイフ、僕は、何よりもおまえの『相棒』にこそ、なりたかったんだからね」

42 片割れがいないと生きていけませんか?


レイフ「うん」
クリスター「弟は僕の命だから、こいつなしで生きることは不可能だよ」

43 作者さんへ:この双子、目に入れても痛くないですか?

 ええ。痛くないほど可愛いです。親ですから。

44 作者さんへ:この双子、書きやすいですか?

書きやすいし、書いてて楽しかったです。

45 作者さんへ:この双子、どっちの方が書きやすいですか?

レイフかしら…? この子は、深く考えなくても勝手にすいすい動きまわってくれますから。

46 作者さんへ:この双子、こいつらだけで勝手に暴走したりしますか?

そうですね時々…プロットで考えていた以上のことをしでかしてくれることがあります。

47 作者さんへ:この双子、誕生秘話とかありますか?

「愛死」の敵役として考えていた当初は、こんな美形双子にするつもりはありませんでした。
私の双子キャラ萌えは、昔二次創作をやってた頃からで、クールで曲者の兄とやんちゃな弟って組み合わせは、十八番だったんですね。
だから、初登場からすごく書きやすくて筆が進みすぎ、しまいには主役2人を食っちまうような勢いでした。
レイフがあんなことになった後、クリスターが復讐に燃え狂ったハンターと化してカーイを執拗に付け回すというパターンも美味しいかと思ったんですが、話が本筋から逸れそうだし、何よりレイフなしのクリスターは可哀そう過ぎると早々に後を追わしてあげたんです。
その代わり、描ききれなかった部分を、『双子』で思い切り描くことになりました。

48 作者さんへ:この双子、一家に一組いたらどうですか?

いや、日本の狭い家屋では、オルソン兄弟をセットで住まわせることはなかなか難しいですね。

49 作者さんへ:この質問に答えさせてみてどうでした?新たな発見とかありました?

全てのしがらみが解き放たれて愛する人と一緒になれた2人は、本当に幸せそうで良かったです。
レイフはあんまり変わらないけど、何か吹っ切れたような素のクリスターは、意外とこんな冗談も言う人なんですね。

50 最後まで読んでくださった読者さんに何か一言どうぞ

レイフ「ここまで付き合ってくれて、ありがとうよ。オレ達は、この通り元気で、幸せにやってるから、心配しないでくれよな」
クリスター「ここまで読んでくれたのは、よほど僕達に関心を持ってくれた人達だろうから、長い間見守ってくれたことに素直に感謝したいと思うよ。本当にありがとう」



この質問は、こちらから頂きました。



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