ゆのき 柚木玉邨(1865〜1943) |
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南画家。享年79。名は方啓、字は子爰、梶雄と称し、玉邨と号したが、別に瓊島仙客、鋤雲館主人、双壁斎主人等の号もある。慶応元年岡山に生れ、明治23年駒場農大を卒業、後実業に従事し、岡山県農会の技師となつた。20歳頃から清人胡鉄梅について学び、その後独学して宋元の古法を研究、大正年間には中国に遊んで得る所があつた。日本美術協会、泰東書道院、平安書道会などの審査員となり、著書に「玉邨画話」「瓊島仙館画存」「西来亭墨縁」「玉邨蘭竹」等の多数がある。なお洋画家柚木久太はその子息にあたる。昭和18年10月25日逝去。享年79。『日本美術年鑑』昭和19・20・21年版 | ||||||
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