乾清花苑  太白廡  略伝引得

 
┏八幡某━━━━━氷湖
┗八幡某弟━━━┳郊處
            ┗竹邨
八幡郊處(1866〜1932)
 明治、大正の篆刻家、信州の人。名仙太郎。郊處は号。農業の傍ら、漢学を八幡氷湖に学び、後に上京し、篆刻を五世・浜村蔵六に師事した。帰郷後西堀村に居住し、長野県内の文人墨客と交わり、呉昌碩に私淑し詩酒生涯の人生を全うした文人。墓は堂庵墓地、中村不折の題字。

(金泥書)




印譜幅
八幡竹邨
 郊處の弟。当時詩は信州随一と言われた。兄に篆刻を学び、詞は結城蓄堂に学ぶ。