水戸藩伊藤家系図（Wikiより作成)
○甲州伊藤玄蕃？・・・・
　　　　　　　　　　　　　　　┏祐了　　　　 　　　┏三木高之←
○伊藤友祐━━清重━╋━━━━友玄　┣友貞(夭)　
　　　　　　　　　　　　　　　┃　　　　　　　 ┝━╋友次━┳友嵩──友益──友之━┳友摂
　　　　　 　　　 　　　　　　┃　　　　　　┏志保┃(之昌) ┣友益↑　　　　　　　　　　　 ┗友滿
　　　　　　　　　　　　　　　┃三木之次┼高之┃　　　　 ┗女　　　　　　　　　　　　　　　　　↓
　　　　　　　　　　　　　　　┃　　　　　　└之昌┣甚十郎(夭)　　　　　　　　　┏友之↑　　　
　　　　　　　　　　　　　　　┗友近━┳某　　　┣友親━━友輔━━友賢━┸友滿　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　┃　　　　┗林續耕齋(羅山の子)室　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　┗友清・・・・伊藤文之進(高松藩士)　

關友祐、称玄蕃、武田信玄に仕える。

關清重(1562〜)、越前松平家祖結城秀康に仕える。

關友玄(1594〜1655)　徳川頼房の近習、水戸藩で最初の大老となる。(『近世能書傳』に思恭の「先祖は武田信玄の家来で、玄蕃友祐といった曽祖父もやはり玄蕃といひ名は友玄」として友祐友玄を混同している）

關友近、傳左衛門、仕水戸家、新番帥。晩號一齋。友玄の弟(『近世能書傳』では思恭の「祖父」=友玄の子としている）

關祐宗、號道祐、一生處史の人。思恭の父。

丹崖無染　僧、名淨善、関其寧の兄、住洛西樫木原善雲庵、居を如々室と号す（近世能書傳）。

關鳳岡（1697〜1765）
　江戸の書家。名は思恭、通称源内、字子肅、鳳岡は號、一に指墨生。細井広沢の門人。浅草金龍山の額を代筆して著名（近世能書傳）。

關其寧（1733〜1800）
　江戸後期の書家。姓は落合、字は子永、通称は源蔵、南樓と号する。横山秀久(のちに幕府持弓組濱名隆邑養子となる人)の子。関鳳岡に学び、その嗣子となった。土浦侯に仕えた。寛政12年歿、68才。法名至道院釋成正大居士（思文閣、近世能書傳）

關克明（1768？〜1835）、字子徳、通称忠藏、號潢南。妻今井氏、天保6年4月28日歿(68歳)

關思亮(1795？〜1830)、號東陽、字世達、通称現吉、別號海棠庵。妻は柳川の西原氏。西原梭江の縁で馬琴らの耽奇会同人となる。天保元年9月27日、父に先立ち亡くなる

七家合作

關雪江（1827〜1877）
　幕末・明治の書家。文政10年生。関思亮の子。常陸土浦藩士。代々書家としてつかえ、詩もよくした。慶応3年江戸で家塾雪香楼をひらいた。明治10年11月24日死去。51歳。江戸出身。名は思敬。字鉄卿。通称は鉄蔵、忠蔵。別号に弘道、雪香楼。編著に「六書十体考」、詩集に「雪香楼詩鈔」など。書丹碑あり。

「待雪」七律

關琴山(〜1837)、潢南孫、稱金藏、下谷泉橋通の住人。天保8年9月9日没、享年25、一に15という

關南陽、稱鐵藏、名弘道、字子毅、東陽の男、泉橋通住人。別號雪江。

關徳堂、稱禮一郎、名思明、字義卿、御徒町(泉橋通)住人、『近世能書傳』に「雪江の弟で舊居にゐたのであらう」とする。

關雪嶺、名思聰、中御徒町四ノ廿住、明治の人

關雪山、名亨、相州大磯住人、明治の人

關千代子、箖箊女史、明治の人

關柳雨、思孝、明治の人

關其昔、關家との関係未詳。青山霊園「従七位尾藤行雅墓」を書丹(行雅は明治14年没、撰は友人井上毅、刻は中村豊房、碑像マップ159510)

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