乾清花苑  太白廡   略伝引得

大沼氏
大沼又吉---竹溪---枕山
大沼竹渓(1762〜1827)

 宝暦12年生、文政10年12月24日没。江戸幕府の幕臣で漢詩人でもある。元は尾張の鷲津家(永井荷風の外祖父の家系)の生まれで、鷲津幽林の長男。名典、字伯経、通称は次右衛門、竹渓と号した。のちに幕府御広敷添番衆大沼又吉の養嗣になった。(国書人名辞典)

大沼枕山(1818〜1891)
 
 江戸後期-明治の漢詩人。文化15年3月19日生。幕臣大沼竹渓の子。10歳で父と死別、尾張の叔父鷲津松隠にやしなわれる。のち江戸で梁川星巌の玉池吟社に参加。嘉永2年下谷吟社をひらき、明治にかけての漢詩壇の中心となった。明治24年10月1日死去。74歳。名厚。字子寿。通称捨吉。別号に台嶺。著作に「房山集」「江戸名勝詩」など。


枕山

















  日本武尊 東京詞 「登嶽」七律



詠筆 「題古松」七對 「詠鷹」七絶 合作




暢懷冊 「林和靖」七絶