乾清花苑  太白廡  略伝引得

大橋醒仙
 仏師。若松城下滝沢村生。幼名忠蔵、名知信、のち知伸と改名。水香、醒仙とも号した。先祖は加藤明成に仕え、4代から仏師となる。知伸の作品には仏像、福神が多い。宇賀神堂の白虎隊自刃19像を田中治八とともに製作。幼少から文芸に親しみ、漢学は安部井帽山、絵は萩原盤山、書は星研堂、墨画は長谷川蘭渓、遠藤香村に学び、独学で篆刻を学び、奥義を極めた。墓は福島県会津若松市行仁町浄土真宗真龍寺にある(幕末会津藩人名辞典、会津の著名人)。