大原桂南(1880〜1961) | |
瀬戸内市邑久町下笠加生。名専次郎、号を桂南・菫明・保静堂などと称した。岡山師範学校で書を学び、磯山天香・加納星南に師事した。邑久高等学校などの講師を歴任し、生涯を書道教室に尽くした。大正11年に黄微書道会を創設し会長となる。日下部鳴鶴、近藤雪竹の教えを受ける一方、中国古文字を学び、「金石法帖」の研究をし、独特の書風を樹立した。 記念碑の揮毫も多く、山陽新聞の題字は有名。県書道協会会長等を歴任、書道の振興に尽くし、岡山県文化賞、山陽新聞社賞などを受賞。瀬戸内市名誉市民で、井上桂園の師でもある。(好古齋ほか) |
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