乾清花苑  太白廡  略伝引得

奥原 晴湖(1837〜1913)

 幕末〜明治の画家。野口小蘋とともに明治の女流南画家の双璧といわれ、また安田老山と関東南画壇の人気を二分した。
 本名は池田せつ(節)、通称せい子。はじめ石芳と号するが、のちに秋琴・珠琴・蘭瑛・雲錦・静古・星古などとした。堂号(居宅・画室)に墨吐煙雲楼・繍水草堂など。下総古河町(茨城県古河市)の人。 養女に奥原晴翠がある。