乾清花苑 太白廡 略伝引得
江戸後期の画家。文化4年生。石黒政美の子。母方の姓をつぎ、相模小田原藩主大久保家につかえる。はじめ大西圭斎に、のち渡辺崋山に師事した。写実的な花鳥画を得意とし、代表作に「四季花鳥図屏風」「二宮尊徳画像」がある。文久2年9月24日死去。56歳。江戸出身。名は隆仙。字柏樹。通称は祐之丞。別号に秋翁。