乾清花苑  太白廡  略伝引得

尾口雲錦(1836〜1879)
  明治の画家、名重毅、通称千代太、雲錦は号。天保7年生、大久保家支族宇津釟之介家中。江戸西ノ久保八幡門前住。八歳にして小田原藩絵師岡本秋暉に師事、のち秋暉は女を配したが、明治12年8月歿。広尾光琳寺に葬る。作はフェノロサ収蔵に一点(「尾口雲錦の伝記と作品」成澤勝嗣)。