乾清花苑  太白廡  略伝引得

野村文舉(1854〜1911)
 画家。京都の商家生まれ。浮世絵師梅川東挙の門に入り、その後に塩川文麟に師事して四条派、森寛斎に円山派を学んだ。明治早期には、京都画壇の中堅作家となり、京都府画学校設立に出仕し、各種展覧会で評価された。日本美術協会に先行した東洋絵画展覧会では最高賞の銀章を受け、上京して学習院大学教授となった。日本美術協会、日本絵画協会、各種万国博覧会で受賞を重ね。文展では審査員も務めた(飯田市美術博物館)。

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