乾清花苑  太白廡  略伝引得

中川
 〇中川勝久━━━乙由━━━麥浪
中川乙由(1675〜1739)
 江戸前・中期の俳人。延宝3年伊勢川崎生。材木商ののち伊勢神宮の御師。14歳の時参宮に来た芭蕉に接し、のち岩田涼菟の門人として伊勢風俳諧をひろめた。各務支考としたしい。性豪放にして世事に拘らず。船江の新屋と号する豪商であったが一代で傾けた。吟もまた放逸。元文4年8月18日死去。65歳。名宗勝。通称は利右衛門。別号に梅我、麦林舎。家集に「麦林集」など。



大雪のふる日
中川麥浪
 乙由の子。衣鉢を伝えてまた名あり。