乾清花苑  太白廡  略伝引得

守村抱羲(1805〜1862)

 江戸後期の豪商、俳人。文化2年生。鶯卿の兄。江戸浅草蔵前の札差。俳諧を成田蒼虬、絵を酒井抱一、詩文を中村仏庵にまなび、天保二十四詩家のひとりにかぞえられる。小沢何丸の後援者だったが、豪華な生活で家産をかたむけた。文久2年1月16日死去。58歳。名約。通称は次郎兵衛。別号に鷗嶼など。著作に「うみみぬ旅」など。

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