乾清花苑  太白廡  略伝引得

森 琴石(1843〜1921)

 天保14年摂津国(兵庫県)有馬郡に生まれる。旧姓梶木。幼時に森家の養子となる。名は熊。字は吉夢。鉄橋道人とも号す。はじめ鼎金城に師事して南画の手ほどきを受け、文久元年金城の没後は忍頂寺靜村に師事、南画を学ぶ。28年の第4回内国勧業博覧会に「秋景山水」で妙技三等賞を受賞するなど内国勧業博覧会や日本絵画協会・日本美術院連合絵画共進会、日本美術協会展などで受賞を重ねる。 大正10年2月24日大阪市で没。享年79才。

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