乾清花苑  太白廡  略伝引得

三浦
 〇三浦梅園━━━〇━━━梅癡
三浦梅園(1723〜1789)
 江戸中期の哲学者。享保8年8月2日生。豊後国東郡富永村の庄屋、医師。綾部絅斎、藤田敬所にまなぶ。独創で天地造化の「条理」をきわめ、梅園三語とよばれる「玄語」「贅語」「敢語」をあらわした。仕官せず、郷里で門人を教育し、思索と著述の生涯をおくった。寛政元年3月14日死去。67歳。名は晋。字は安貞。
 
三浦梅癡
 明治〜昭和初の漢詩人。豊後の人、梅園の孫。名は豊、字士緊、号梅痴、別号香夢。生没年不詳。野村藤陰・安田鳥林より漢詩文を学ぶ。京都商工銀行支配人大阪支店長。『株式会社京都商工銀行沿革史』(大6.8)を編修・刊行。ほかに『香夢楼詩鈔』(大15.8)、『田中源太郎翁伝』(昭9.3)。京都市上京区新烏丸頭町に所在(蔵書印DB)。

三浦豊印

士緊
墨竹圖