黒川眞頼(まより、1829〜1906) |
文政12生。 没年: 明治39歿。 江戸末明治の国学者。幼名嘉吉、名寛長、真頼、号荻斎。上野国山田郡桐生(群馬県)生まれ。父金子吉右衛門、母るい。13歳で黒川春村に入門、『三代集拾玉抄』『新勅撰集愚考』を著して春村に高く評価された。春村の遺言により養子となって黒川家の学統を継承、維新後は文部省、元老院、内務省、農商務省の文官として活躍、帝国大学文科大学でも教鞭をとり、博物館行政にも重要な働きを示した。典籍、史料についての該博な知識に基づく著述に富んでおり、主なものは『黒川真頼全集』(全6巻)に収録される。 (kotobank:久保田啓一) |
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