乾清花苑  太白廡  略伝引得

駒新(駒屋新兵衛)
 尾張の人。名は益甫※、俗称は駒屋新兵衛。駒新、益甫と称す。作画期は寛政から文化にかけてとされ、肉筆美人画及び劇場の看板絵を描いたという。滝沢馬琴の『覊旅漫録』に名古屋名物のひとつに数えられている。門人に山本蘭亭がおり、中林竹洞も若いころ駒新に学んだと伝わる。門人に山本蘭亭ほか多数、その門人に鈴村景山がいる(wiki、kotobank、UGA)。
 ※「蛙戯画」扇面落款に「正篤・益甫」とあれば益甫は字であろう。