乾清花苑  太白廡  略伝引得

川村驥山(1882〜1969)
 大正・昭和の書家。明治15年5月20日生。父東江に、のち太田竹城にまなぶ。戦前は書道作振会、東方書道会などに所属。戦後は日展に出品。昭和23年から同展の審査員をつとめる。鍾繇風の楷書や懐素風の草書、狂草に独特のおもむきがあった。26年芸術院賞。37年芸術院会員。晩年は疎開先の長野市篠ノ井で過ごした(現驥山館)。昭和44年4月6日死去。86歳。静岡県出身。本名慎一郎。別号に酔仏居士、酔驥。