乾清花苑  太白廡  略伝引得

煮石 竺静

 不詳。別号如竹、左琴右書窟。江戸末の人。篆刻に長ず。 

  南部の人。久しく西遊、常に篾器(竹ひごの器)を編み、売って自給した。至る所文学の名士と遊ぶこと磊落奇偉であったが、それは篾器の内に秘めていた。岡松甕谷(1820〜1895)は甲寅(嘉永7・安政元=1857)4月、療養先の安東子益のところで煮石道人と再会、「贈煮石道人序(『甕谷遺稿』)」を記している。


煮石山人
如竹

印譜暦