乾清花苑  太白廡  略伝引得

岩波其殘(1815〜1894)
 江戸後・明治の俳人。文化12年生。信濃高島藩士久保島若人にまなぶ。明治22年「曾良叟」を編集。多芸で、俳画、楽焼きなどもよくした。明治27年4月5日死去。80歳。信濃出身。本姓は山田。通称は鉄三。別号に喜山、喜全、雪散屋など。句集に「水せゝり」など。
 「穂屋三光」の用印は、諏訪神社七不思議のひとつ穂屋野の三光から。諏訪神社の狩猟の神事のうち、最重要の祭りの御射山御狩神事の終るとき、日月星を同時に拝むことができるというもの。