石井柏亭(1882〜1958)
明治15年東京生、本名石井満吉。鼎湖の長男。1897年浅井忠に入門し、太平洋画会に参加。1904年東京美術学校に入学するが、眼病のため中退。雑誌『明星』に挿絵を描いたり、また詩作を発表した。1907年、美術雑誌『方寸』を創刊。1908年木下杢太郎、北原白秋ら文学者とパンの会を結成。 1910年12月、私費でヨーロッパ外遊、1912年帰国。1914年(大正3年)には有島生馬らとともに二科会結成。22年東京帝国大学工学部講師。文化学院に招かれて教壇に立った。 1928年フランス政府よりレジオン・ドヌール勲章受章、29年『中央美術』を創刊、35年帝国美術院会員となり二科会を辞す。36年一水会を結成、37年帝国芸術院会員、49年日展運営会理事、没後正四位勲二等旭日重光章受章。
山中古刹圖
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