乾清花苑  太白廡  略伝引得

服部
 柏園---耕雨---耕石
服部耕雨(1852〜1917)

 明治・大正の俳人。嘉永5年生。養父の服部柏園にまなぶ。正岡子規の俳句革新に応じて,明治30年月刊誌「俳諧評論」を創刊した。大正6年2月14日死去。66歳。下総海上郡出身。名は治左衛門。別号に指頭庵、香樹園(kotobank)。
 千葉県旭市琴田海宝寺に頌徳碑「香樹園耕雨碑」がある。

服部耕石(畊石、1875〜1939)

 俳人で篆刻家。本名服部治左衛門、号は畊石、車前子、金剛纂廬等。耕雨の子。千葉県生、東京住。耕雨刊行の『俳諧評海』を編集し、牧野望東と共に『高潮』を創刊、主幹となる。日本美術協会委員兼審査員・東方書道会董事兼審査員を務めた。著書に『高潮俳句鈔』『篆刻字林』等がある。昭和14年(1939)歿、65才(kotobank)。

短冊落款二種(旧蔵)