乾清花苑  太白廡  略伝引得

波木井昇齋(1808〜1863)
 江戸後期の彫刻家。淺野藩篆刻師。文化5年生。通称は南部総之助。初め五峰と号した。 別号勃溪。家は代々甲斐身延山の数珠商。江戸にでて彫刻の技術をおさめる。安政3年から広島藩主の命で広島にすむ。木彫を得意とし、大吽律師の紹介で宮島をたびたびおとずれ、木彫技術をつたえたという(宮島彫の祖)。文久3年7月1日死去。56歳。