乾清花苑  太白廡  略伝引得

五井 
〇五井持軒━━━━蘭洲
五井蘭洲(1697〜1762)
 江戸中期の儒者。元禄10年4月8日生。五井持軒の子。父に朱子学、国学をまなぶ。享保11年中井甃庵にまねかれ大坂懐徳堂の助教となる。陸奥弘前藩につかえるが、懐徳堂にもどる。堂の基礎を確立し、中井竹山・履軒をそだてた。「非物篇」をあらわし、徂徠学を批判した。宝暦12年3月17日死去。66歳。大坂出身。名純禎。字子祥。通称は藤九郎。著作はほかに「古今通」「承聖篇」など。
 墓は大阪天王寺区上本町の実相寺、中井竹山の撰。

印文不鮮明
「一二三四」七絶