乾清花苑  太白廡  略伝引得

沈萍香()

 19世紀前半の来泊人。浙江乍浦の人。長崎歴博蔵自筆書簡には自ら蘇州の人、名は鳳翔、號は萍香とする。『玄玄瓷印譜』題詞落款に、呉門沈萍香(刻印「沈鳳翔印」「字于岡号蘋薌」)。
 道光17(1837)年〜弘化3(1846)年まで船主などで九度長崎に来航。丸山の芸者花絹と親しく天保13(1843)年に男児友吉をもうけたが、花絹の母せつの人別に入れられた。この間日本文人らと交流書画詩文清樂を紹介。また頼山陽の『日本樂府』を本国に紹介している。


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沈鳳翔印


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于岡

字于岡号蘋薌

湖上雜詠 1831

「花見」句 玄玄瓷印譜題詞(版)