乾清花苑  太白廡  略伝引得

阿部
 
阿部良山(1773-1821)
 安永2年生まれ。木田郡六條村の人。名は世良、字は良年。良山堂と号した。篆刻家で、詩書画もよくし、墨竹を得意とした。細川林谷の師として知られる。文政4年、49歳で死去した。
阿部絹洲(1793-1862)
 寛政5年生まれ。大坂の人。阿部良山の長男。名は温、字は伯玉、または玉清、通称は信次郎、のちに良平。縑洲とも署す。別号に介庵がある。篆刻のほか詩画もよくし、墨竹を得意とした。文久2年、70歳で死去した。

七絶
阿部鹿城
 
阿部絹洲の二男。山水をよくした。