乾清花苑 太白廡 仮名扇
「かたつぶり角ふり分よ須磨明石」とこの句のさまをおもへば、鍬形打たる兜をさし母衣をおひて、波うち際に打出たる無官の太夫を、はるかに童書ける心地をくる 梅室 印: 引首: 蝸牛 あふぎ鳴くせば けりかへる
「かたつぶり角ふり分よ須磨明石」とこの句のさまをおもへば、鍬形打たる兜をさし母衣をおひて、波うち際に打出たる無官の太夫を、はるかに童書ける心地をくる 梅室 印: 引首:
蝸牛 あふぎ鳴くせば けりかへる