我が玩具人生に一片の悔いなし!

メディコムトイ RAH ウルトラマンタロウ

今回はメディコムトイのリアルアクションヒーローズ(RAH)からウルトラマンタロウです。 気が付けばアクションフィギュアのコンテンツは、RAHばかりになってますが気にしない^^;

実は私、長年ウルトラマンタロウが嫌いで・・・テレビでやっていれば見てはいましたが、決してお気に入りになる事のないウルトラマンでした。 要因は色々有りますが、多分より子供向けでコミカルとなった内容が気に入らなかった事、そして度々助けにやってくるウルトラ兄弟とウルトラの母の存在が逆にタロウをやたらカッコ悪く見せてしまった様に感じられます。 そこに「甘えん坊の末っ子」と言う台詞は止めを刺した感があります。 ウルトラ戦士のサラブレッドにして最強のウルトラマンといったイメージの裏に育ちの良いお坊ちゃんってイメージも同時に脳裏をよぎる訳です。 現場の叩き上げとも言うべきウルトラマンレオが好きなくらいですから、やたら恵まれたタロウには何か「気に入らない」って感覚が働いていた様です。

そんな大嫌いなタロウなので(笑)、当然フィギュアを手に入れるなんて事も皆無でした。 しかし時が経った今となってはこれはこれで面白いと思える様になったしウルトラマンタロウ自体はなかなかにカッコイイと素直に思える様になりました。 そう思えてくると無性にタロウのフィギュアが欲しくなりこのRAHのタロウを購入した次第。 ではそんな大好きなウルトラマンタロウを紹介していきましょう! テキトーでゴメン^^;


パッケージ

大きさは360×200×90mm位、正面に貼られている丸いシールはウルトラの父の購入チケットが同梱されているのを明示するもの。

正面はマジックテープ付きの扉になっていて中を見る事が出来ます。 店頭で購入出来るならしっかりチェックしましょう! 相変わらず私は勇者なので通販で! うちの勇者シリーズも6体目、偶然ですが購入No.6となりました。

付属品はウルトラの父購入チケット(期限切れてますが)といつものディスプレイスタンド。 それからハンドパーツ各種、握り手・開き手・平手がそれぞれ左右付属し右手には変身シーンで印象的な大きく開いた手首が付属します。


スタイル

若干首が短いかな?って気もしますがスタイルは良好ではないでしょうか、なかなか良い感じです。

タロウはスラリと長身でスマートなイメージが私の中には有るのですが、RAHはなかなかの再限度ではないでしょうか。 ウィキ調べでは東光太郎役の篠田三郎氏は身長178cmらしいのですが、その篠田氏とタロウが一緒に写っているスチールでは篠田氏よりタロウがずっと背が高いので、タロウを演じた長沢寛氏は185cmくらいあるのではないかと想像したり。 ちょっと首を延長して他のRAHより背を高くしようかと企んでます。

頭部アップ、ウルトラセブン系の顔ですが眼にセブンの様な白目部分はありません。 額のビームランプは別パーツとなっていてクリアーグリーンで再現されています。 しかし折角クリアなのに黒にしか見えません・・・淵もちょっと出っ張り過ぎでちょっぴり残念な部分。

タロウの特徴とも言える左右の大きな角・ウルトラホーン。 中央の角はセブンのアイスラッガーの様に分離して武器になるという機能は無いようです。 番組後期はこのウルトラホーンが少し開いた角度になっています。 なんでだろ?破損して修正して取り付けたらそうなっちゃったのかな?事実ロードラ戦で折れたりしてますからね。 でも私、後期版の角がとっても嫌です。

後頭部はスーツと一体の筈ですが、タロウでは別パーツとして再現しています。 この後頭部のスーツ部とマスクの境目の処理はこのシリーズの課題の一つのようで大きく隙間が開いていたりジッパー隠しのヒレ部分も個体差が出易い部分でした。 このタロウの後頭部はその解決策として考案されたものなのかも知れませんね、しかし後頭部とスーツの境目が不自然になってしまう為かウルトラの父や母では採用されていませんね・・・メーカー側でもここは苦労しているのかな? 劇中のスーツの後頭部は時期によってラインが入っていたりとバリエーションが有るようです。

カラータイマーの色はちょっと濃い目のブルーとなっています。 タロウのカラータイマーはピコンピコンと言うよりブーピーブーピーって感じの音でした。

ブーツはウルトラの父と同じく接地がイマイチ、ちょっと足を開くと外側が浮き気味になってしまいます。

やっぱり後頭部とスーツの継ぎ目は不自然ですね^^; どうせなら頭部はキッチリ胴体と分けて可動に振っても良かったかも知れません。 胸のプロテクターは軟質素材ですが背面の淵がちょっと浮き気味。 ちょっと後ろ姿は微妙・・・正面から見ればカッコイイからまあイイかな?

左手首にはバードン戦でウルトラの母から贈られたキングブレスレットを装着した中盤以降のタロウとなっています。 初期は頭部や胸部プロテクターと同じ意向のデザインが施されたタロウブレスレットを装着していました(これもブレスレットランサーに変化したりと武器になります)。
出来ればタロウブレスレットや大型化した状態のキングブレスレット、ブレスレットランサー等が付属してると嬉しいんですけどね。


アクション


タローーーーーー!!!

開き手の指はもうちょっと長いと雰囲気出たかも、ちょっと大げさってくらいでも良かった気がします。 変身シーンで使われているパース付きの人形が飛行シーンで使われたのにはビックリ!


シュピピッ!


シュピピッ!


スワローキック!!(ちょっと無理のあるポーズ)

以下テキトーにポージングしてみます。 タロウらしくないポーズもありますが気にしない。


タァーー!


ストリウム光線


まず右手をかざし


次に左手をかざし右手に重ねる


エネルギーを充填し


発射!

ウルトラマンタロウの必殺技にして最もポピュラーな技。 一定の動作をしながら「ストリウム光線」と技の名前を言うのが特徴。 発射ポーズもスペシウム光線やワイドショット・メタリウム光線のポーズとは異なる新しいポーズを目指したのか、左のコブシに水平にした右手を添えるという独特のものとなっています(タロウのTの字?)。 破壊力も相当なものの様で設定値だけ見ると他の兄弟達の追随を許さない強力な光線となっています。 ただ光線自体はあんまりキレイなじゃないのよねぇ〜^^; エースのメタリウム光線はとってもキレイだったんですけどね。

ウルトラダイナマイト

全身が燃え上がり自らが爆弾となり敵に突進するというかなりえげつない技。 心臓さえ無事なら再生できるって・・・一応ヒーローなので・・・^^; まるでピッコロ大魔王のような再生能力。 そう言えばタロウにピッコロという宇宙人が出てきますが、ピッコロ大魔王の名前のルーツってこれではないかと思ったり・・・Drスランプによくウルトラマンとかウルトラ怪獣が出てましたよね^^


タロウ死す・・・


イィヤアァーーー!!! グサッ!! テゥァッ!テァッ!

バードンのクチバシがタロウの胸を刺す!(バードン役は気にしない・・・) しかしバードンの声って耳に付きますね、野太く捻り出すような力強い鳴声はバードン独特のものでバードンの凶暴さを表現するのに一役買っていたと思います。


ピープーピープーピゥ・・・・・

バードンの執拗なクチバシ攻撃によって立ち上がる事ができないタロウ、力を振り絞り立ち上がろうとしたその時カラータイマーの光りが消える・・・。


タロウが死んだ!?

最強のウルトラ戦士とも言われるタロウが死んだ、しかも血まみれで! バードンのクチバシで串刺しにされ這いずっている時に、カラータイマーが力なく消えるという生々しいこのシーンは結構ショッキングでした。 それまでもウルトラ戦士の敗北するシーンは有りましたがここまで残酷なものは初めてで、しかもより子供向けとなっていたウルトラマンタロウで展開したこのエピソードは非常にインパクトの強いものとなりました。

その後ゾフィーがバードンと戦うも、M78星雲間の往復での疲れなのか弟の冠番組で勝つわけにもいかないと大人の判断をしたのか? 結局はゾフィーもバードンのクチバシの餌食に。 この時のゾフィーの頭が燃えてしまうシーンは有名ですが、これはアクシデントなのか演出なのか? どちらにしても湖のセットが有って良かったねゾフィー兄さん!

何気にバードンに串刺しにされたりエンマーゴに首を落とされたり(!)散々な目にあってるタロウ、剣を振り回し丸腰のタロウを追い詰めるエンマーゴは今見ても結構怖いです。 しかもタロウの生首が御経をバックに浮遊してるし・・・その後お地蔵様の力?でタロウは復活する訳ですが、お地蔵様と閻魔様は同一の存在という伝承も有る様でエンマーゴとお地蔵様の関係が気になるところです。


僕も一人の人間として生きていくぜ!

という訳でRAHウルトラマンタロウを紹介してきましたが、なかなかカッコ良く何気に気に入ってます。 足の可動範囲はイマイチですが腕は割と自由に動かせます。 欠点は足首の接地の悪さと後頭部の不自然さ辺りでしょうか、しかしタロウが好きなら楽しめるのではないかと思います。


ウルトラのバッジを捨てた光太郎 しかし自分の生きる道を見つけた彼は爽やかでした

最終回で人間として生きて行く道を選び旅立ってゆく東光太郎、何気に渋いラストでした。 「ウルトラマンタロウ」はここで既に完結しているのかも知れません。 最近ではまたその勇姿を見せてくれていますが、私はあくまでパラレルな世界として受け取っています。 タロウは東光太郎という一人の人間として何処かで生きているのだろうと・・・。





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