我が玩具人生に一片の悔いなし!

CM’s BRAVE合金 闘士ゴーディアン

シーエムズコーポレーションのBRAVE合金シリーズから発売となったゴーディアン、発売が延びに延びようやくの発売となりましたが、その分品質が良くなっている事を期待しつつレビューしていきたいと思います。

以前シーエムズから発売されたMASシリーズのメカンダーロボが、昔のブルマァク製合金玩具を意識しまくったパッケージだったのは記憶に新しいところですが、今回のゴーディアンも昔のポピー製「DX超合金・分身合体ゴーディアン」をバリバリ意識したモノとなっている様です。 


思い出の小箱

私はアニメの方は時間帯の関係で(うちの地域では土曜の朝、学校行く時間でした)見たくても見れない悲しい事情の為、全くと言っていいほど思い入れがありません。 しかしおもちゃの方のゴーディアンは雑誌やCM等で知っていたしその合体方法の斬新さゆえすぐに私の欲しい物リストのNo.1にランクされました。 雑誌(テレビマガジンとかね)に載っているのを食い入る様に眺めたものです。 当初は恐らく試作品と思われる物の写真が掲載されていましたが、ほどなくして実際の製品の写真が使われる様になりました。 試作品(?)ではダイゴの収納は確か無かった筈で、製品版を見た時はプロテッサーにも収納ギミックが与えられるのか!とちょっとした感動があったのを思い出しますし、腕のギミックには子供ながらに関心したものです。
そんな欲しくて堪らなかったゴーディアンですが、当時で定価5800円の高額なDX合体セットで当然子供にとっては高嶺の花、半分諦めていたゴーディアンでしたが何と!誕生日に買って貰える事に! 親に雑誌の広告を見せながら「これが欲しいんだ!」「5800円なんだ!」と嬉しさを隠し切れなかった私でしたが、値段を言ってしまったのが仇となってしまいました・・・。
誕生日の数日前に母親が、出かけたついでにおもちゃ屋に立ち寄り5800円のおもちゃと言ってしまった様なのです。 おもちゃ屋のオヤジさんが「人気が有ってなかなか入荷しないんだよ」的な事を言っていたらしいのですが、あれ?その店のショーウィンドウに前から展示してあった筈だが・・・? と思った私でしたがまさかその時に重大な勘違が発生していようとは・・・。

待ちに待った誕生日当日、親が買って来たのは小さな小さな箱。 「へっ!?」 「何!?」 「何なんこれ!?」 「ゲームウォッチぃ??」そう、店のオヤジはロボット玩具ではなく同じ値段のゲームウォッチだと勘違いしていたのだ! 当の私は放心状態・・・恐らく最終回の矢吹丈か弐号機を降ろされた惣流・アスカ・ラングレーかはたまた最終回のカミーユ・ビダンの様だったのは確かです(笑)。 まあ精神崩壊は何とか免れ、その後程なくしてゲームウォッチは大ヒットしてそのゲームウォッチでも散々遊んだんですけどね^^; (そのゲームウォッチはシリーズ中傑作とも言われる任天堂の名機「マンホール」、これもまた今となってはもう一度手に入れてみたい思い出深いゲームとなった訳ですが・・・そのうちこのサイトで採り上げてみたいところです。)


PROTECTORの画像が残ってたので載せときます。

月日は過ぎ、インターネットを始めた頃ヤフオクで手に入れたのが台湾製の偽者「PROTECTOR」、本物よりはかなり安く手に入ったとは思いますが品質は劣悪でした。 不覚にも本物もこんなものか・・・と思ってしまったのですが、その後本物を手にした事の有るゴッドシグマの偽者「GODBOT」を手にした際に本物とは品質に雲泥の差が有った事に気付き、何とか本物のゴーディアンを手にしたいと思っていました。 そこへシーエムズからBRAVE合金でゴーディアンが発売になると言う朗報が! 悔しい思いを強いられたゴーディアン、しかも発売が私の誕生月に発売と30年越しのバースデープレゼントとなりました(自分で買ったんだけどね・・・)。 はてさてBRAVE合金版でリベンジを果たす事が出来るでしょうか!?

思い出話が長くなってしまいましたが・・・そろそろBRAVE合金・ゴーディアンを見ていきましょう ε=ε=ε=ヘ( ^^)ノ♪


パッケージ

まずは外箱、大きさは345×470×75mm位で、表面積は結構有るのですが厚みが無いのであまり大きく感じない箱ですね。 パッケージに使われている写真は特にポピー版を意識した感じではありませんね、「分身合体」とか書いてあるそっくりなのをちょっと期待してました^^ 定価は24780円(税込み)・・・高いです(汗)。 他にも顔の造形等がアニメ後期バージョンとなっている限定版も発売予定の様です。 既に予約・支払いした後に発売が発表されましたが何れにしろ顔が好みじゃないのでまあいいか^^; こちらは定価25830円(税込み)もっと高いです・・・。

中箱は発砲スチロールとなっており、如何にも合金トイといった雰囲気がワクワクさせます。 外箱がポピー版を意識した物ではないのに対して、中箱はポピー版と酷似したパーツの配置となっていますね、どうせならガービンの頭の両脇に大の字のダイゴとクリントを配置してほしかったかな^^ ここまで似せるなら徹底的に似せればいいのに・・・。

BRAVE合金は幾つか購入してきましたが、いずれも発砲スチロールに繊維状の付着物が有り今回のゴーディアンでも懸念していたところなのですが、残念ながら今回も付着が見られました・・・。 何だか体にも悪そうなので辺りに散乱しない様そ〜っと箱から取り出し、掃除機を傍らに慎重に取り出しました。 ガービンの腰の辺りは離型剤によってビニールがくっ付いてます(泣)。 相変わらず汚い未使用品です・・・早く改善を!


プロテッサー

まずは小型ロボのプロテッサー。 身長は7cm弱と非常に小さくポピー製より更に小型になっています。 試作品の写真ではちょっと塗装が汚い感じに見えて心配だったのですが、実際の製品は比較的キレイだったのでちょっと安心。 顔もちょっとカッコ良く修正されている様です。

可動範囲はこの程度、首・肩・肘・手首・足の付け根・膝・足首・爪先が可動します。 足の付け根は左右に展開出来るだけ。 肩は前と横に水平付近まで上がる程度、肘はボールジョイントですが動かしていると少し外れ易い感じ。 爪先はデリンガーに格納する際に使用する可動です。 足首が小さく接地もイマイチの為ちょっと立たせ難いのが難点。

気を付けなければいけないのが肩の可動、腕の先の方を持ってグイッ!っとやるとすぐにポキッ!っと折れてしまいそう、力の掛かり具合を考えて慎重に動かす必要があります。 この辺は、この手のトイに慣れているかプラモデル等を作り慣れている人じゃないと壊してしまう可能性が有ります。 恐らくこれを買うのはどちらかと言うとマニアックな方ではないかと思いますが、そうじゃない人が「懐かし〜!」なんて感じで買う事だってあると思います。 そう考えると強度的に心配な感が否めません。 もうちょっと金属パーツ等で強度を確保してくれると有り難いかな。 

ダイゴには「ウィッシュ」のポーズの物も付属、クリントも付いてます。

これはコピー品「PROTECTOR」のダイゴ(?)です。 PROTECTORには何故かクリントが付いてない妙な中途半端さ。


セットガードプロテクション!

プロテッサーにはダイゴだけではなくサオリ(ダイゴの姉)を収容する事も可能です。 ダイゴ・サオリの大きさは3cm程度。 試作品ではプロテッサーの内部がガンメタで塗られていましたが、製品版ではオミットされています。

プロテッサーに収容時は頭部・胴体・上腕・腿のカバーを開きます。 ポピー製では腿のカバーのヒンジ部が折り曲げただけの材質の弾力を利用した物でしたが、これはきちんとヒンジになっています。 折り曲げただけだとそのうち切れてしまいそうに思えて嫌なので嬉しい処置、って思ってたら上腕が折り曲げでした^^; とは言えポピー製では上腕の開閉は省略されていたので進化した部分かな?

ダイゴを入れるかサオリを入れるかはお好みですが、サオリの方が僅かに腕が短く体が細いのでプロテッサーの可動が若干楽かも知れません。

ダイゴを収容した状態、腕を下げるとポピー製と同様にダイゴの腕も少し曲げる状態になりポージングが若干し難くなります。 昔から友達とゴーディアンの話をすると話題に上るのが「プロテッサーが動いたらダイゴの足折れるよね」ってのが定番でした(笑)。

PROTECTORのダイゴの状態。 本物のポピー製もほぼ同様です。 ダイゴやクリントは塩ビ製なのでパッケージの発砲スチロールを侵食します。 所有してる方は注意ですよ^^


武装

握り手・開き手・武器持ち手がそれぞれ左右付属し、各種武器類も付属しています。

ゴーディアンボム

アニメに関しては全くと言っていいほど知らないので説明のし様が無いんですがこれはどう見ても投擲武器、ボムって事は爆弾として使うのかな?

ボムドリル

ゴーディアンボムからドリルと柄が出現した状態の武器。 ボール部分は抜き取る事が出来ます。

緑光剣

これもゴーディアンボムが変形し剣型となった武器。 アメフトを思わせるデザインのプロテッサーだけにボールをメイン武器としているのかな? ダイアポロンなんかもボールを変形させて武器としていましたね。

プロテッサーは小さいながらに良く動くとは思いますが、ちょっと自立し難いのが欠点、もうちょっと接地を良くしてほしいところ、あと肘のボールジョイントが外れ易いのと肩の強度を改善してくれればもっと遊び易くなる様に感じます。

デリンガーへ


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