ドナウ川のさざなみ
『ドナウ河の漣(さざなみ)』は、1889年開催のパリ万国博覧会で演奏され、一等賞を獲得し世界的に有名になったイヴァノヴィッチ(イヴァノヴィチ)作曲のワルツ。

イヴァノヴィッチIvanovici/1845-1902は、ルーマニアの作曲家・指揮者で、軍楽隊の隊長を務め、ワルツ、ファンファーレ、行進曲や民謡に基づく作品などを数多く作曲したとされるが、現在ではそのほとんどが紛失し、残っているのは『ドナウ川のさざなみ』と『カルメン・シルヴァ』の2曲のワルツだけだとか。

 

田村貞一が作詞し、明治35年に慶應大学ワグネル・ソサエティー(男声合唱団)が第一回演奏会で初演の斉唱をしたとか、その歌詞を紹介して曲紹介とします、唄ってみてください♪


「ドナウ河の漣」    田村貞一作詞

月は霞む 春の夜
岸辺の桜 風に舞い
散りくる花の ひらひらと
流るる川の 水の面(おも)

棹さすささ舟 砕くる月影
吹く風さそう 花の波

調べゆかし 笛の音(ね)に
横雲垂れて 波ゆるぐ
流れのままに 河舟の
そのゆく末や 春おぼろ

 

 

ウィンナワルツの名曲ゆえに、いろんなアレンジで演奏されていますが、

変わり種で、ベンチャーズスタイルで「二つのギター」のエレキ版などもヒットさせた、ベルギーのエレキ・グループ“Jokers”によるRock版をおき聴きください、ワルツといえど四拍子ですが♪

 

THE JOKERS "DANUBE WAVES"  http://www.youtube.com/watch?v=0AcDwKkOM4s