蒲原雪譜
蒲原鉄道は、かつて信越本線加茂から磐越西線五泉まで20km余りを結んだ、新潟県のローカル私鉄だ。

越後平野の最奥部に位置する蒲原地方は有数の豪雪地として知られ、一夜にして背丈を超すような雪に覆われることも珍しくない。風雪と共に生きる鉄道とそれをとりまく人々、日本の原風景を思わせる蒲原の里に魅せられ、結局風太郎は1981年から1985年にかけ、20回以上この地に通うことになった。

1985年早春、全路線のうち加茂〜村松間が廃止となリ、この雪国の小私鉄
の大部分は地図から消えた。           
                                                              
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   (目次)
  夜明け前 
  深雪の里へ 
  大雪の日  
  雪降り止む  
  大蒲原駅 
  蒲原の里
  七谷駅 
  雪の回廊 
  高松駅  
   
   
   
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