4chデータロガー Velleman PCS10 

[新兵器登場!]
 K7の修理に意外と手間取ってしまい、手持ちの機器では原因の推定はできても確証を得るのが難しいと思ったので、新兵器を購入しました!

 本来ならオシロスコープが欲しいトコですが、クランク信号を基準としてカムとプラグとインジェクターくらいは拾いたいとなると4chが必要になる訳で、 とてもじゃ無いけど手が出ません!(2chなら入門用の安い奴があるんだけど…)

 そこで使える物が無いかと探し回った結果、見付けたのがコイツ!

 コレは、Vellemanってベルギーの会社製の電圧用データロガーで実売価格1万円程度の安物ながら、4ch×毎秒100個の電圧データをサンプリン グして、USB経由でそのデータテキストをパソコンに取り込んでくれる優れ物!

 パルス信号を拾うので、できれば1千個/秒くらいは拾って欲しいトコだけど、ま、値段を考えれば仕方無いですよね〜…(マトモなオシロみたいに何十メガ Hzなんてのは不用だから、何処かそんな低価格オシロを作ってくれんもんか?)

 とは言え、オシロスコープなんぞを使ったのは、25年も昔にフルノ電気へ派遣で行ってた時に触っただけだし、そもそもパルス幅が狭くて拾えない可能性も ある訳で、果たして使い物になるのやら…?



2011/06/17[新兵器到着!]

 心待ちにしていた 割に、届いたのはブリスターパックに入った実に安っぽくて軽い機械で、この段階での期待度20%以下!

 解析がし易い様にと中古のミニノートパソコンも購入したのだが、この解析画面の大きさならネットブックで充分だったかな…?<解像度下げたら?

 でも、ネットブックじゃCDドライブが付いて無いし外付けドライブを買うのも無駄だし、メーカーHPも見つからなかったんで読み取りソフトは付属CDか らインストールするしか無いしで、ま、仕方があるまい…

 早速、ソフトのインストールと接続を済ませて、何か適当な信号でテストをしてみようと考えた結果、以前、アクティブの速度計を付けた時に細かいパルスが 出ている事が判明した12V用の充電器を繋いでみる事に決定!

 これなら約120Hzの凸凹した波形が出ている筈なんで、サンプリングのチェックには丁度良いのでは無いかと?


 で、その充電器の 電圧を計ってみたのが左の波形!

 100Hzのサンプリングでは、120Hzは拾い切れないだろうから、ある程度の凸凹が拾えていればイイや…と思っていたのだが、実際には結構キチンと 拾っていて驚いた!

 これならバイク用の簡易型オシロスコープとして充分使える!

 テスターで計ってみると、せいぜい14V程度しか出ていないのだが、実際のピーク値は20V以上が出てたのね〜…

 1種類だけのデータじゃ不安なんで、念の為にと9Vの乾電池を繋いでみたのが下側の波形で、コチラは実に安定している。<当り前だ!

 勿論、4chなので同じ画面に出す事も可能なのだが、それをやると12Vのギザギザで9Vのラインが潰れてしまうので、画像を分けた。

 セル始動時での回転数なんぞ、せいぜい300rpm(5rps)程度だろうから、これならほぼ確実に拾える筈!

 後、写真下側がコントロール画面全体なのだが、下のボタンで各チャンネルに対してスケール値が設定でき、又、表示/非表示も切り換えられるし、右ボタン で時間軸の設定も換えられるしでカナリ使い易い!

 敢えて難を上げると、[Run]ボタンがスタートとストップを兼ねていた為、当初は戸惑った事くらいか?


 続いて左がパソコ ンにセーブされたテキストのデータで、これはコントロール画面のFileメニューからSaveを選ぶ事で書き込まれる。

 画像ではカットしてあるが、右側にCH4までのデータと、下にはセーブした量だけ延々とログが続いている。

 更に嬉しい事に同じメニューの中で、Autosaveまでサポートされており、それを選択しておくと[Run]でサンプリングを開始したと同時にテキス トファイルを作成してくれる!

 勿論、このデータをエクセルで読み込んで、もっと見易いグラフにする事も可能!

 以上、その価格と外観からは想像もできない程の優れ物で、コストパフォーマンスは滅茶苦茶高い!

 今後、ますますバイクや車のコンピューター制御が進んで行く事を考えれば、我々、貧乏なサンデーメカに取って必要不可欠なツールだと言えよう!

 当初は到着後、直ちにK7のトラブル解析に取り掛かるつもりだったが、余りに良く出来ているので修理は後日に延期して、紹介記事を書くのに専念しちまっ たい…(^^;;;

 土日は出勤なもんで、K7にブチ込むのは、又、月曜に…と言いたい所だが、マダCMPセンサーが届いてないんだった…(;_;)

 ま、取り敢えず、怪しいCMPセンサーを繋いでデータだけ取っとこ!


2011/06/18 再度検索した所、[Velleman本社のHP]を発見! どうやら先は、スペルを間違っていた様だ…(^^;;;(ココから読 み取りソフトの最新版がダウンロードできる!)



2011/06/20[データ取り!]

 マズはテストがて ら、完調な響子さんに取り付けてのデータ取り!

 信号は当初、コイルとクランク信号のカプラーから取るつもりだったが面倒臭くなってしまい、両方が同時に取り出せるイグナイターユニットのカプラーに細 い針金を突っ込んで、そこから取り出した。(写真の右下にぶら下がっているのがイグナイター!)

 接続は、ch1:クランクパルス、ch2:1−4番イグニッションコイル、ch3:バッテリー電圧。

 この状態で作業開始! と、意外にスンナリと3個のデータが画面に表示されて拍子抜け…(普通なら小さなトラブルが色々と起こるモンだが…)

 一度エンジンを止めて、データーがセーブされているかを確認してから、もう一度同じ様にデータを取って取り敢えず、一旦、作業終了。

 でもって、セーブ したデータをエクセルで整理したのが左のグラフ!(黄色:バッテリー電圧、赤:1−4番イグニッションコイル、青:クランクパルス)

 残念ながらパルス幅が狭くて上手く拾えていない部分も多いのだが、ま、1万円でこれだけ分れば御の字だろう。(できればマトモなオシロが欲しいが…)

 後、始動時に12Vあった電圧が一気に7Vにまで落ちているのが興味深い。


 昼飯の後、いよい よK7の測定!

 コッチは、ECUのコネクター端子数が半端じゃ無いのと細いのとで、センサーのコネクターから端子を抜いて接続する事にした。

 左上がカムポジションセンサー、真ん中がスティックコイル、右がクランクポジションセンサー(燃料タンク下の緑の配線のカプラー)の各取り出し部。(イ ンジェクターもあるのだが、写真取るの忘れた…)

 左下がスティックコイルの♀コネクターで、下のゴムシールを外し、真ん中のプラチップを外すと端子をロックしている爪が見える。

 右下が全体図。


 とまあ、取るには 取ったんだが、大きなグラフに展開してみると、どう見てもオカシイ!(-"-)(黄色:インジェクター、赤:1番イグニッションコイル、緑:カムポジ、 青:クランクパルス)

 基準となるクランクパルスが規則正しく並んでいるのは良いのだが、カムのパルスが同じタイミングで毎回出る訳が無い!

 イグニッションとインジェクターは、そのカムのパルスで誤動作している様に思える。

 となると、やはりCMPセンサーの故障か?

 でも、毎回、点火と噴射が行われているのなら、少なくともミスファイアくらいはしてもイイと思うのだが…???

 まぁ、配線ミスをした可能性もあるが、各々の電圧が違うのと2回取ったデータの両方が同じ波形だったしな〜…

 後はもう、CMPセンサーを新しくしてみるしか無いが、それでダメならECU自体を疑うしか無いな〜…


2011/06/22 先のグラフの全体が見たくなって、大きく展開してみて驚いた!(エクセルファイルはコチ ラ!

 先のグラフでも、クランクとFI、それにカムとIGNの波形が似ている事には気付いていたが、これが2.4秒を過ぎた辺りから、カムとFIの波形が極端 に変化して、今度はFIとIGNの波形が完璧に一致してやがる!

 単なるセンサーの故障じゃ、こんな波形の変化が起きる筈が無いので、やはりECUっぽい!(IGNの波形が上に尖っているのもヘンだよな。)

 CMPセンサーがマダ入荷しないので、次は4個のイグニッション信号を取ってみるか?



2011/06/25[データ取り2!]

 左上が新しく届い た、モード切り替えSWとCMPセンサー!

 モードSWは、これで800円!(コネクターとトグルSWだけでそのくらいはすると思うので、スズキに感謝しましょう!)

 SWの接続は、バッテリーの後にあるゴムキャップを被ったコネクターに接続する。(写真右上)

 SWをONにすると、それまでのユーザーモードからディーラーモードへと切り替って下段の写真の様に、水温が表示されていた部分に故障した部分 のNoが表示される訳だが、御覧の通りで"C00"、つまり、『何処も故障してまへんで!』とECU様は仰っておられる…(-"-)ナメトンカ!?

補足: C00の横に"_"と出ているのはTPSがズレてる表示で、正しくは中央に"−"と出ないといけないそうです…(^^;;;サンキュ!(そう言 や、インジェクターからの噴射を確認するのにチト無理に指を突っ込んじまって、バルブに妙な感触があったんだよね…)

 C00が表示されたのを確認後、CMPセンサーを交換して再びデータ取り!


 って、前と全然 ちゃうやんけ!

 一瞬、やった〜っ!と思ったのだが、良く見るとインジェクションが動いてない!

 それにこれだとカムシャフト1回転に付き、クランクは4回も回ってる事になる!

 とは言え、まるで滅茶苦茶だった前回の波形にくらべると遥かにマシで、ちゃんとIGNが下向きに尖ってる!

 やっぱコレが正しい向きだし、カム1回転に付き1回点火しているのも正しい姿!(小さな3個の谷は、他の気筒の点火パルスの影響と思われる。)

 クランクセンサーも一応は疑ってみたのだが、時間軸から考えると約8rps=480rpmで、セルモーターでのクランキングならほぼ妥当な値。

 と言った次第で、明日、もう一度、古いCMPセンサーに戻してデータ取りをしてみて、前回と同じなら、やはり原因はECUだと断定してRBにクレーム交 換を依頼するつもり。

P.S …のつもりだったのだが、グラフを眺めていたらカムポジ信号とイグニッションがとても規則正しく並んでいるのに比べて、クランク信号が微妙に前後 にズレてるのに気付いてしまい、なんとな〜くクランクセンサーを換えたらどうなるのかな〜…?なんて思ったりなんかしたりして…(笑)


2011/06/26 今朝、昨日のままの状態でもう一度取ってみたら、今度はカムパルスが消えており、その他の波形も少し違ってた…(;_;) 流石に 疲れてきたし、この際だからクレームの出ているECUとISCの対策部品も手に入れておきたいので、RBに電話して部品の取り寄せと、車両を持ち込めない ので自分で交換をしたい旨を申し入れておいた。



2011/07/03[ECU交換&データ取り3!]

 昨日、RBから新しいECUとISCが届いたと連絡があったので、朝一で引き取ってきた!

 クレーム対応品なので、当然ながら無料である!(正規に買えば7万程するらしいんで助かった…(^^;;;)

 マニュアルを読むと、ISCの取り付けor交換時には、SDSツールでプリセットを行う様に書いてあるが、今回はECU自体が新品で学習領域が全てクリ アなのでプリセットは必要無く、単にアイドリング状態で数分間置いておけば良いそうな。


 で、早速交換して みたら、今までの苦労がまるで嘘みたいに実に呆気なく復活しちまってなんだかな〜…(;_;)

 ついでに、ズレていたTPSの調整と、ついウッカリと間違えて動かしてしまったSTPの再調整をやったのだが、コレが凄く微妙でマイッタ!


 で、今後の為に と、正常な状態での波形を取ったのが左のグラフなんだが、スグにエンジンが掛かっちまうんでサンプリングが間に合わず、拾い切れて無い!

 そりゃ、エンジンが掛からない様にしてから取れば良いのは分っているが、暑くて気力が続かねんだよ…(;_;)

 大体の傾向は、先のグラフとほぼ同じで、インジェクションが動いてない様に見えるが、なんでこれだと掛かるのだろう?

 もちっと厳密なタイミングを見たいのだが、やはり100Hzでは遅すぎるな…

 せめて、1kHzでサンプリングできれば全然違うんだろうけどな〜…(;_;)

 ま、贅沢を言っても始まらないし、取り敢えず直った事で良しとしておこう!

 


オシロスコープ OWON PDS5022S 

2011/12/11[オシロスコープ到着!]

 と言う訳で遂に買ってしまった!\(^_^)/>オシロスコープ(米国からの輸入だが、製造は中国だ…(;_;))

 旋盤と同じく、コイツもその存在を知ってから、ずっと欲しかったんだよね〜…(K7でのトラブルが背中を押してくれたな…(^^;;;)

 オシロとしては初心者用の安物だけど、車やバイクで使う分には超絶スペックとも言えるので、これでもう怖い物は無い!…事も無いか…?<おい!

 購入は勿論個人輸入で、アマゾンUSAで見付けた、T&M Atlantic ってお店からなのだが、本体が$252(19725円)で、送料が$55(4312円)、日本の関税&通関手数料が700円の、総合計:24737円也! (国内価格は、平行輸入品が3.1万、日本語取り説付きの正規品が5万程。)

 取り説が英語なのは少々痛いが、文面が響子さんのサービスマニュアルに近いのと、検索を掛けたら使い方を載せてくれてるHPが沢山ヒットしたので、ま、 何とかなりそう!

 しかし安物とは言え、デジタルストレージオシロが2.5万だなんて、凄い世の中になったもんだ…

 20年以上前に、ソフト屋の派遣で古野電気に行ってた時に使わせて貰ってた奴は、スペックはコレより低くて値段は100倍くらいしてた筈!

 因みに写真は、音楽信号を拾ってみた所なのだが、25MHz帯域が拾えるオシロなんで、音声信号レベルなら超余裕である。

 只、残念ながら、PCS10みたいにデータをCSV形式でパソコンに送る事はできないそうだ。(画面の画像をUSBで送る事は可能なので、この辺りの使 い分けが鍵になりそう。)

 取り敢えず、響子さんのクランクとイグニッションの信号を拾ってみるつもりだが、ま、暖かくなってからだな…<こらこら


2011/12/12 eBayを探してみたら、本体$240、送料$40の店があった…(;_;) 約2千円の損だな… 探せばもう少し安い店が見つか るかも?

2011/12/13 [日本語マニュアル]見っけ! \(^_^)/



2011/12/17[テスト其の壱]
 PCS10の時と 同じく、バッテリー充電器を繋いで計測!

 PCS10だと単なるギザギザだったが、 実はこんな波形だったのね…(^^;;;

 オシロ本体には、最大電圧:22.6V、周波数:60Hz、平均電圧:16.2Vってのが表示されており、成る程これならACTIVEの速度計が 120Hzの信号だと思って誤作動した訳が納得できる!

 ま、それは良いのだが、オシロから波形データをWin機に送り、BMPデータでセーブして、それをMacに移してHPを更新…ってのがカナリ面倒臭いん だよね…

 パソコン側のソフトで何とでもなりそうなんで、バージョンアップを期待したい所だが、中国の会社なんで迅速な対応は無理だろうな…(^^;;;

 因みに、MFバッテリー用に使っているACアダプターの波形を見てみたら、まるで電池みたいな一直線のラインで、最大電圧16V、周波数:?Hz、平均 電圧:15.6Vと出ていて感心した!(流石は電子機器用!)

2011/12/18[補足] 比較的新しい(と言っても10年くらい前だが…)MFとの切り替えSWの付いた充電器を計ってみたら、周波数は共に 20Hzだったが、電圧は、MF:14.5V、開放:15.3Vだった。 波形も少し凸凹しているだけなんで、これだと速度計は動かないと思う。



2011/12/24[テスト其の弐]
 K7での今年最後 のガソリン補給のついでに、トリガの実践テスト!

 USB経由で画面データを画像に変換するのが面倒なんで、今回はデジカメで直接オシロ画面を撮ってみたのだが、思っていたよりも綺麗なんで以後はコレで 行くつもり!

 写真の波形は、エンジン始動時のバッテリー電圧を拾った物で、トリガ設定を10Vの立ち下がりエッジにして、シングルモードで取ってみた物。(車庫で データを取ってメモリにセーブし、部屋で再表示させた物なので先の画像とは色が変わっている。)

 表示では、最大電圧:12.40V、最小電圧:7.12Vと出ていたが、最小電圧(電圧降下)は0.02秒以下の短い時間なんでテスターじゃ拾えないだ ろうな。(横1目盛が0.1秒、縦1目盛が2V。)

 数回繰り返してみても安定して起動時の波形が拾えたので、このバッテリー電圧を外部トリガに使う様にすれば、クランク信号とイグニッション信号(又はイ ンジェクション信号)と言った2系統が拾える訳なんでカナリ使えそう!


2011/12/25[テスト其の弐’]
 同じやり方で、響 子さんのバッテリー電圧を取ってみた画像!

 同じく表示では、最大電圧:13.9V、最小電圧:6.08Vと出ており、バッテリーを小型化(14AH→9AH)した事で負荷が大きくなっているのが 分る。

 K7と比べて電圧降下後の立ち上がりが鈍く、エンジン始動後の電圧が高いのが印象的…



2012/05/?? 久しぶりで使おうとしたら、電源は入らない(叩けば入る!(^^;;;)、画面の中央部が曇ってる…で、使えなくなってました…(;_;)




2012/03/01[直流安定化電源 A&D AD−8723D]

 電気系トラブルへの対応の弱さを少しでもカバーすべく、新たに購入した直流安定化電源装置!(A&D製 AD−8723D)

 これがあると、0〜30V、0〜1.5Aの直流が自由に取り出せる為、写真の様なレギュレーターの動作チェックからバッテリーの充電に至るまで、実に多 用途に使える!

 オシロスコープとコイツ、それにPCS10があれば、電装系のトラブルのほぼ全てに対応が可能になる!…筈なのだが、マダ使いこなせるだけのウデは無 い…(^^;;;

 使ってみて少し気になったのが、付属の電源ケーブルやハーネスの固さで、特に電源ケーブルは曲がり癖が全然取れなくて止むなく別の手持ちのケーブルを使 用した。

 ま、A&D自体は日本の会社なんだが、昨今の例に漏れず中国での製造なんで、この程度は仕方が無いか?



2012/03/22[電圧、一体どれが正しい???]

 ヨシムラ油温計の 電圧表示が、どうもテスターでの測定値と異なるので、どっちが正しいのかチェックしてみたくなった!

 とは言え、絶対に正しい電圧を出している機器なんて持ってる訳が無いので、この3月に購入したばかりの直流安定化電源装置(A&D AD−8723D)を基準にして、それに電圧測定のできる手持ちの機器全てを繋いで測定値の違いを調べてみる事に…

 発生させる電圧は、リフェバッテリーでも安心できる電圧14.4V(3.6V×4セル)にして測定してみた結果は下記の通り。

 

測定機器名称
表示電圧(V)
データロガー(PCS10)

 14.41

オシロスコープ(PDS5022S)

 14.40

テスター1(kaise SK6511)

 14.65

テスター2(HIOKI 3243)

 14.52

ヨシムラ油温計

 15.2


 データロガーとオシロは合格だが、ハンドテスターは誤差が大きく、油温計に至っては殆ど意味を持たない程に酷い結果となった!

 まぁ、可能性としては、定電源装置や1&2の機器が狂っている事も考えられる訳だが、これらの機器は全て購入してからマダ1年も経っていないのに対し て、3、4、5の機器は、どれも購入後20年に近いか、それ以上を過ぎたロートル品ばかりなので、コチラがオカシイと考えるのが妥当だろう。

 今後は、油温計の表示データから、0.8Vを引いてから考えないと…

 それとテスターが狂っていたとなると、昨年のK7でのトラブル発生時にSTP(セカンダリー・スロットル・ポジションセンサー)を調整(0.5±0. 02V)したのが、全然調整できていなかった…と言うよりも、まるで滅茶苦茶な設定にしちまったって事だ!凸(-"-)

 いちいちオシロやPCS10を繋ぐのも面倒だし、新しくマトモなテスターを買うか?

※2012/03/24[補足]
 アクマで定電源装置が正しいと仮定した上での話だが、電圧の値次第で誤差にバラ付きが出る事が判明。 特に、0.5Vなんて低電圧になるとオシロですら 0.1V以上の誤差が出るし、逆にPCS10の方が誤差が少なかったりして、カナリいい加減! どう考えても、テスターしか持ってない町のバイク屋が、 0.5V±0.02Vなんて精度を出せるとは思えないのだが…?



2020/01/20[新しい溶接機!]



 新しく買った、SUZUKID の STK-80 って直流インバーター溶接機が凄く使い易かったので動画にまとめました。

 前の溶接機は、30年も前に買った古い交流アーク式だったので、音も火花も大きく、少し無理をするとスグにブレーカーが飛んでしまう、カナリ扱い難い代 物でした。




2020/02/02[ホイールバランサー作成!]

 ガラクタ入れに手頃な鉄骨(t5)があったので、上で買った溶接機でホイールバランサーを作ってみた。

 当初は、しっかりした物を作るつもりだったが、それだと場所を取るので、左右の支柱は個々で自立させて、上部にM8ボルトでベアリングを固定してある。

 溶接してあるのは、支柱下部のL字状に組んだ補助脚の接合部だけなので、コンパクトに収納が可能。

 只、鉄骨の厚みが5mmもあるので、念の為にバーナーで軽く余熱しておいてから溶接を行った。(Φ2.0の溶接棒を使い、電流値を約60Aに設定したの でブレーカーが心配だったが問題無し!)

 今までは、車体に取り付けた状態でキャリパーだけを外してバランスを取っていたのだが、これで精度がカナリ上がると思う。

P.S  ブレーカーが落ちなかったので確認したら、20Aのブレーカーだった。





2021/06/08[USB4chオシロスコープ POS−4の紹介]

 10年前に買ったオシロスコープを久し振りで引っ張り出したら… 壊れてました…(;_;)

 新しいオシロは欲しいけど金は無いし、でもどうせ買うなら4chのが欲しいしで探した結果、USB接続でタブレットに表示する事が出来る安価な4chオシロがあったので買ってしまいました。

 サンプリングは遅いし、操作SWやボタンがタッチ画面なので物理SWのオシロから買い換えるとカナリ戸惑いますが、この値段で4chが拾えれば買いかと…