[マフラーウダウダ]

 と言う訳で今回、アクラポヴィッチ以来、7年振りに新しいマフラー(ヨシムラ)を購入しましたので、当ページを全面的に更新しました… (^^;;;、


フィール

1.ヨシムラ・デュプレックス・サイクロン(4-2-1反転膨張室型)
 ノーマルよりも音が静かで、トルクの谷をまるで感じさせない実にスムーズなフケ上がりなんだが、パワー的には???

2.テックサーフ・チタン(4-1ストレート構造、消音器のみBITO製)
 音はノーマルより少しうるさくなり、町中では気兼ねする。 2千〜6千rpmに掛けてのトルクが太いので、6千rpm以下しか使わない様な狭いワイン ディングでは(その軽さも手伝って)とても気持ち良く走れるが、6千〜8千rpm辺りに酷いトルクの谷がある為、サーキットでフルに回す様な走り方をする とカナリ辛い。 

3.アクラポビッチ・SPレーシング(4-2-1ストレート構造)
 部品精度、取付精度共に凄く、ヨシムラよりも上!(う〜む、スロベニア 侮りがたし…) ストレート構造の癖に音量はノーマル並み。 トルクの谷を殆ど感じさせないフケ上がりを見せる。(パワー特性では、ヨシムラにとても近 い。) しかし、4-2-1の悲しさか高回転域での音はやや濁った音で、2の澄んだ共鳴音と比べればカナリ劣る。

4.ヨシムラ・チタン・サイクロン(4-2-1ストレート構造)
 エキパイとテールパイプはチタンなのだが、集合部が分厚いステンで重い (880g)のが気になる。 消音器もキャタライザー(触媒)が内蔵されていてカナリ重く(3.3kg)重量的にはチタンの意味が無い… 今回は、ヨシム ラの製造が終了した事と、練習会に参加する為(<JMCA対応品で無いと参加できない。)に購入。 1.と比べると音が少し大きくて迫力のある音質になっ ているが、特性等は全くと言って良い程同じ。<当たり前! 


採寸データ


ヨシムラ(旧)
テックサーフ
アクラポヴィッチ
ヨシムラ(新)
エキパイ外径
34
42
38
38
テールパイプ外径
55
60
52
54
  〃  長さ
530
520
600
690
消音器長さ
420
450
485
508
主な材質
ステン
チタン
ステン
チタン+ステン
総重量(kg)
7.8
3.5
5.2
5.5

 取り敢えずの採寸結果ですが、実際これほどの差があるとは想像だにしていませんでした。 ま、材質の違いからくる重量的な差は当然としても、AV のテールパイプの細さや、新ヨシムラの消音器部分の長さは実に驚異的!

 果たしてこう言った寸法差が、パワー特性にどう影響するものなのか、実に興味深いです。(考えると夜も眠れない…(^^;;;)


パワーチェック(1998/12/20)

アクラポビッチ
  残念ながら、目標の140PS台をクリアできませんでした。 ま、キャブセッティングが前のマフラーのままなので、MJを詰めてやれば140台には乗るで しょうが、基本的に[吸排気系をいじっていないノーマルエンジン用のマフラー]なので、MAXパワーにはそれほど期待できないのかも?

 とはいえ店の人も、『これだけ綺麗なカーブを描いているのは仲々無い。』と言っていたので、トルクカーブに付いては太鼓判が押せそうです。

テックサーフ

 一応、キャブセッティングはコイツに合わせてあったし、測定時 の音は明らかにコチラの方が大きかったので、MAXパワーでは勝つだろうと思っていたのですが、僅かに勝る程度でした。(<殆ど誤差の範囲)

 それに加えてトルクの谷は予想していた以上に酷い物で、コレではいくら軽くてもサーキットでは使い物にならんでしょう…(;_;)(ま、山が鋭い 分、気分的にはコッチの方が盛り上がるんだが…(^^;;;)


  で、どうも馬力曲線だけではトルクの違いが分り難いので、各回転数におけるトルクを計算で求めてみました。(会社で暇な時間に、1-2-3で打ち出した… (^^;;;) これを見ると中回転域でのトルクの差がどれだけ凄いかが分ると思います。(酷い所では、ほぼ2kg-mもの差がある。) ※回転数に付い ては、トップ3000rpm≒70km/hとして計算

 それから、このグラフを見る限りに於ては、「テックサーフは低回転域のトルクが太い。」と思っていたのは単なる錯覚だったようで、かろうじて2千 rpm以下なら勝ってるかな〜?といった程度ですね…

ヨシムラ(気が向いたら測定の予定)

測定後記

 どうもMAXパワーが予想していたよりも伸びないので、帰宅後、MJを5番上げてみようとキャブのボトムキャップを外してみたら、なんと1番キャ ブのMJが外れてた…(;_;)ナンデヤネン?

 タイミング的に見てパワー測定後に外れたとはマズ考えられないし、ここ1年程の間はMJを触っていないので、多分、カナリ前から外れていたんだろ うが、何とも情けない限り。 ってこりゃ〜もう一回測り直すしか無いわな〜…(^^;;;23ニイッテコヨウ


アクラポビッチ再チャレンジ!(1998/12/23)

 という訳で、なんとか目標の140PS台をクリ ア!\ (^_^)/ 前回に比べて、キャブのセッティングを全体的に濃くしたのも良かったみたいで、全回転域に渡って数馬力上乗せされていたものの、低回転域が 少し濃かったのか、プラグにカーボンを被ってたのがタマにキズ…

 次回は、もっと寒くなって空気密度が上がった頃に、ホイールもテクマグ(<慣性モーメントが減るので、もう数馬力は上がる筈!)に換えて、再トラ イしてみるつもり! ってコリャ絶対にハマるな〜…(^^;;;(パワーチェックの回数券を造ってくれんかな?>RB)

 あ、それから蛇足ですが、RB神戸東店では、H11/12/10までは特別割引価格と言う事で、パ ワーチェックを1回3000円でやってくれます。(通常は4000円!)


んなアホな〜…(^^;;;>165PS!(2001/02/17)

 実に10ヶ月振りでオイル交換をしたついでに、エンジンを目一杯回してやろうと思い、近所 のBE−LANDって店にパワーチェックに行ってきました。

 本当なら今までと同じRBで計った方がデータとして信頼できる訳ですが、先日、RBで愛人のチェックを行った所、タイヤが滑ってマトモに計れな かった為、こっちの店に換えてみた次第です。(チェック料が3000円と、RBより1000円安い事も大きい!)

 ま、ダイノジェットなら世界的に有名なので、かなり信頼できるデータが取れると思ったんですが〜… [165PS]ってア〜タ、いくらなんでも出 過ぎです…(^^;;; これがせいぜい148PSくらいだったら嬉しかったんでしょうが、こんなもんクランク軸出力に換算したら185PSくらいになり まっせ…

 目一杯チューンした水冷GSX−R1100ならともかく、この程度のチューンで油冷エンジンが185PSも出た日にゃ〜、チューニングショップな んか不用です。

 で、今後どうするかが問題なんですよね〜… これまで通りRBで4千円払うか、それとも3千円のBLで計って補正するか? 補正するならするで、 もう一度RBで計ってBLとの測定比率を求める必要があるしで、何だかな〜…(;_;)


アクラポヴィッチ・エボリューションライン(1999/12/15) [但し、愛人用]

 マダ来たばかりなので、写真のみ。 エキパイのみステン で、それ以外はオールチタン。 重量は、ノーマルマフラー:8.5kgに対し、4.6kg。(エキパイもチタンだったら良いのに…)

 エキパイだけで無く、テールパイプまでもがテーパー形状になっており、その途中には空燃比計を取り付ける為のメクラ蓋が付いている。 実に凝った 造りだが、やはり値段が値段なので割高感は否めない。

※2000/06/22 R 7に、アクラポヴィッチのR1用スリップオンを付けた人の情報では、後輪で126PS出たそうだ。 と言う事は、R 7専用に造られたコイツを付けた場合、上手く行けば130PS以上をクリアできるかも!?


ヨシムラ・チタンサイクロン購入(2005/10/30)


 なんか過剰包装の様な気がする程に厳重な梱包でした…(^^;;;ココマデセンデモ

 昔のデュプレックスサイクロンに比べると、仕上げが格段に良くなっていて、特に溶接部の丁寧さは凄い!


 のだが〜… 残念だったのは、写真の集合部が分厚いステンレス(チタン?)製で880gもあった事!

 特に右側の写真の様に、パイプとパイプの隙間までもが埋められているのには驚いた! ま、ゴミが溜らない事はメリットだがカナリ重くなるし、正直、そこ までせんでも…(^^;;;(<鋳造なんだそうです。)

 旧デュプレックスサイクロンもそうだったのだが、ヨシムラの特徴として、左写真の上端部が内径33mmにまで絞ってある事が上げられる。 これ のおかげでキャブセッティングが不用な訳だが、当然ながら排気抵抗になる為、FCR等を入れていてパワーを追求するのならカットした方が良い。(今回は、 練習会への参加がメインなので、このままにしておくつもりだが、馬力を計ってみて余りにも落ちる様ならカットをするかも?)

 後、消音器部分もキャタライザー(触媒)が内蔵されていて非常に重い!>3.3kg(長さもこれまでで一番長いが、やはりストレート構造で音量を下げる 為には、これくらいの長さが必要だと言う事かな…?)[採寸データ表参照


ヨシムラ取り付け(2005/11/06)


 取り付けは(アクラポヴィッチに比べると…)非常に厄介です。 他社の様に、フランジだけをヘッドにボルト固定し、エキパイはスプリング固定にしくれれ ば楽なんですが、何故か未だにエキパイのボルト固定に拘ってますな…>ヨシムラ(何か論理的な優位性でもあるんでしょうかね?)

 今はマダ新品なので、エキパイを一本づつ取り付けて、後から集合部に差し込む事ができるので良いのですが、パイプが焼けてくると集合部の脱着が困難に なって、4本同時にヘッドに取り付ける羽目になります。

 そうなると、もう、ガスケットは落ちるわ、フランジも落ちるわで、正直キレるんですよ…(;_;)

 後、取り付け精度は良いのですが、御覧の通り、集合部とオイルパンのクリアランスがキツイです… 多目に見ても2mm無いくらいで、ギャップで跳ねたら 多分当たるでしょうな…

 それと、Rサスが伸び切った状態だと、テールパイプとRブレーキ・トルクロッドが僅かに干渉しますが、これはマア、マフラーブラケットを社外品に換えて いる性だと思っておきましょう…(^^;;;(個人的には、とてもそうとは思えないが…)


 で、装着完了! と言いたい所ですが、実はヨシムラの場合、テールパイプをフレーム下の純正マフラーステーに固定する様になってます… でも、私はス テーなんぞ軽量化の為にとっくに撤去してしまっており、パーツも残っていません。

 ま、時速200kmでギャップに乗る様な真似さえしなければ問題は無いと思うので、作業は又、後日…

 で、エンジン始動!!

 なんですが〜… 『えっ! これでJMCAなの???』と思う程の音量でした…(^^;;;(旧デュプレックス・サイクロンとは、エラい違いだ!) ほ ぼ、アクラポヴィッチと同等の音質/音量で、CRS(<練習会:JMCAのマフラーでないと参加できない!)に申し込みに行ったら蹴られそうです…(; _;)(来週申し込みに行って、もしもダメ!って言われたら、何の為に買ったのか分らんよな〜…)

※シートレールのマフラーブラケット取り付けナット(二つの内の前の方)がバカになってるのを発見。 ヘリサートで済めば良いが、ブラインドナットになっ ていて肉厚が薄い為、最悪、シートレールに貫通穴を開けないとならないかも?(こちらは、又、介護日記にて…)


ヨシムラインプレ(2005/11/13)

 車庫内でエンジンを掛けた時は、結構大きな音だと感じたのですが、外に出して走り始めてみるとカナリ静かでした。(周波数帯域が車庫の共鳴周波数に近 かったのかな?) これならCRSも問題無いでしょう。(ヨシムラさん、ごめんなさい…(^^;;;)

 トルク特性は、旧デュプレックスと同じく滑らかで谷の無い物ですが、やはり8千rpmから上辺りがチト重いです。(思い切って絞りをカットしてみる か?) 反面、3千〜6千rpm辺りのトルクが増えて、前が浮き易くなりました。

 後、少し気になったのが匂いで、キャタライザーの性なのか停めた後もずっとマフラーから焦げた様なイヤな匂いがするんですね…(排気口を覗き込むと目に しみて涙が出てくる。 ま、犬猫避けには良いかも?) 特に問題は無いと思いますが、車庫が臭いんだよな〜…

※ ネジが馬鹿になっていたマフラーブラケットをヘリサートで確実に固定できる様にした所、各部のクリアランスが適正値になりました。(ヨシムラさん、ご めんなさい…(^^;;;)


エンジン下ステー追加(2005/11/23)


 その重量とエキパイの固定方法を考えると、やはりステーが無いのは不安なので、取り敢えずのステーを作成しました。(ホームセンターで売っている、厚さ 2mm×幅20mmの鉄板を切って45度捻って曲げて穴を開けただけの超手抜き…(^^;;;)

 ま、正直言って強度不足なので、無用な振動を押さえる程度の効果しか無いでしょうが、無いよりは遥かにマシ!(だと思う…(^^;;;) 後日、また暇 を見付けてキチンと作ろうと思います。(とかかんとか言いながら、結局は邪魔臭くてそのままになるんだろうな〜…<おい!)