大山道
大山道は秦野以外にもあり、名前の通り各地と大山を結ぶ道です。



一つ目のこの道標は市内ではかなり目立つものではないでしょうか。日立製作所の整備された芝生の上にあります。
もともとは大山道とともに現在の日立工場敷地内にあったものがここに移されました。
かつてはこの上に不動明王像が乗っていたといいます。
寛永4年(1751年)の造立で、施主は堀山下村。右面に「そんふつミち」、左に「ふしみち」とあります。
この道は、千村の峠方面から、東地区を抜けて蓑毛から大山を目指すものです。
そんふつみちは「尊仏山」(塔ノ岳)を目指す道かな。
かつて塔ノ岳の頂上には尊仏岩がありましたが関東大震災で崩れてしまったそうです








さて二つ目のこちらは藤棚バス停の近くにある坂本道の道標です。


坂本は今の伊勢原市子易あたりのことで、この道は現在の県道秦野清川線と、701号大山秦野線に近いものです(貫通してないけど)。
「さ可本道」と「ミの毛道」とあります。この道標がいつできたかは調べてません。いつか調べます。
ちなみに藤棚には道の反対側にも、こんなものが








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☆参考文献
『秦野誌並震災復興誌』秦野町
『秦野市史項目辞典』秦野市
『秦野の近代交通』秦野市教育研究所
『秦野ふるさとめぐり改訂版』秦野市教育研究所
『ふるさと秦野景観100選』秦野市まちづくり推進課
「秦野市観光協会ウェブサイト」