峯坂

峯坂は平沢峯から平沢字小原へ上っていく坂です。
現在の道で言うと、県道平塚線の「震生湖入口」からの登り坂です。
関東大震災の時には震生湖ができただけでなく、この道も大きな影響を受けました。
それまでは現在ある道を串刺しにするような、斜面を掘り割りにした幅1mほどの道でした。
これが地震で崩壊してしまったのです。
現在の道は県の補助や、有志からの寄付金で昭和5年に開かれました。
また、昭和46年に拡幅がなされ、バスも通れるようになりました。
この2回の工事はそれぞれ震生湖駐車場付近に記念碑が立っています。

新道開通記念碑
昭和5年、「小原○○記念」碑(右書き、読めない)


改良工事記念
昭和46年の碑

また、その近くには地震で犠牲になった、2人の少女の供養塔もあります。

改良工事の際に旧道の大部分は埋められたようですが、現在も一部は農作業用に残っています。

碑の付近の旧道切り通し





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☆参考文献
『秦野の近代交通』秦野市教育研究所
『秦野市史 近代2』秦野市