榎木堂

榎堂バス停付近のエノキ

神奈中のバス停にもなっている榎堂。隣の六反地とならんで、由来がわかりにくくなってしまった地名です。
(ひとつ秦野駅側の停留所は「宮上」なので名前のままという感じ。)
実はここは今あるバスが通る県道ともう一本、戸川・三屋からの道とがY字型に合流する地点でした。
もう一本の道は現在の高等職業技術校の敷地を斜めに切る形で通っていましたが、今ではもう見ることができません。
ただ訓練校の西側の住宅地と工場の敷地界を、航空写真などで見ると、
この道の跡が斜めの境界線となって見ることができます。

わかるかな

分かりにくいけど、運送屋さんの社屋と倉庫の間のこの隙間が古い道のコースです。

榎堂バス停付近のお堂

お堂はあるんだけど、工場の敷地内だし、木からは少し離れています(エノキの写真に写っている建物の後ろ側にあります)。
地名の由来とは関係ないのかも。
ちなみに、榎堂を少し上がったところの東京電力前の交差点を南北に通る道はそれほど古い道ではありません。
南側へ向かうのは都市計画道路の峰-榎戸線で昭和35年の着工、完成は同40年3月の富士見大橋開通を以てのこと。
北側は、昭和60年の葛葉大橋開通でようやくでき上がりました。



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☆参考文献
『秦野の近代交通』秦野市教育研究所