高千穂神社 
高千穂神社
高千穂神社は宮崎県高千穂町に鎮座する神社で、創建は不明ですが、垂仁天皇(すいにんてんのう)時代の創建と伝えられています。 古来より十社(じっしゃ)大明神や十社宮などと称され、明治4年に三田井神社と改称、 明治28年(1895年)に現在の高千穂神社に改名されました。

縁結び、夫婦円満、諸願成就に御利益があるとされています。
毎年旧暦12月3日に、神楽の始まりとされる笹ふり神楽の奉納があります。 また、4月16日には春の例祭として、高千穂峡への浜下り神事が行われます。
現在の本殿は明和7年(1770年)に延岡藩主・内藤氏が造営したもので、国指定重要文化財に指定されています。

  ▲ ここを真っ直ぐ進むと高千穂峡

  ▲
主祭神は一之御殿(いちのごてん)の高千穂皇神(たかちほすめがみ)と二之御殿の十社大明神です。

高千穂皇神 は、日本神話の日向三代と称される“皇祖神とその配偶神” で、以下の6柱の総称です。
 Г天津彦火瓊瓊杵尊(あまつひこひこほのににぎ)<ににぎのみこと>
 木花開耶姫命(このはなのさくやひめのみこと)
 Г彦火火出見尊(ひこほほでみのみこと)<山幸彦で知られる>
 豊玉姫命(とよたまひめのみこと)
 Г彦波瀲武鸕鷀草葺不合尊(ひこなぎさたけうがやふきあえずのみこと)
 玉依姫命(たまよりひめのみこと)
十社大明神 は神武天皇の皇兄、三毛入野命(みけぬのみこと)とその妻子神の総称で、以下の10柱です。

 Г三毛入野命(みけぬのみこと)
 鵜目姫命(うのめひめのみこと)<三毛入野命の妃神>
   御子太郎命(みこたろうのみこと)<以下、上の両神の御子神>
   二郎命(じろうのみこと)
   三郎命(さぶろうのみこと)
   畝見命(うねみのみこと)
   照野命(てるののみこと)
   大戸命(おおとのみこと)
   霊社命(れいしゃのみこと)
   浅良部命(あさらべのみこと)
   

  ▲ 2匹の子を抱く狛犬

  ▲ 2匹の子を抱えた狛犬

  ▲ 高千穂神社前の高千穂神楽・うづめの像

  ▲ 手水舎
高千穂神社の狛犬は、左右共に2匹の子供を抱いています。珍しいですね。

高千穂神社には杉の巨樹が茂っています。 本殿前にみやざきの巨樹百選に選ばれている「秩父杉」や、 根元が繋がった一対の杉「夫婦杉」があります。

  ▲ 荘厳な空気に包まれる

  ▲ 拝殿前の秩父杉
「夫婦杉」はの本がひとつになって如何なることがあっても別れられない形をしています。 この廻りを手を繋いで3回廻ると、夫婦・友人仲睦まじく、家内安全・子孫繁栄の3つの願いが叶うと伝わっています。

  ▲ 拝殿

  ▲ 拝殿

  ▲ 夫婦杉
安永7年(1778年)に建て替えられた本殿は、国の重要文化財に指定されています。 九州南部を代表する大規模な五間社本殿建築で、地方色も顕著に有しています。

本殿の東側回廊奥には、高千穂神社の御祭神である三毛入野命が、 霜宮鬼八荒神を退治したという伝説を表した彫刻が施されています。
荒振神どもを平らげ農業や産業の道を開拓した三毛入野命は、 厄払いや産業の神としても深い信仰があり、 鬼八退治に因んだ猪懸祭(ししかけまつり)が12月3日に行われ、 神道祭祀の原型をとどめた古事として有名です。
また、鬼八塚は町内に3ヶ所あり、そのなかの首塚は、現在ホテル神州の東北にあります。

  ▲ 国指定重要文化財の本殿

  ▲ 三毛入野命が鬼八を退治する彫刻

 ▲ 神楽殿

  ▲ 四皇子社
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高千穂神社 DATA
住所宮崎県西臼杵郡高千穂町大字三田井1037
電話番号0982-72-2413
時間
公式HP
備考
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last visited : 2013/05/15