篠崎八幡神社は、北九州市小倉北区にある神社で、篠崎八幡宮とも呼ばれています。
神社伝記、小倉市誌によると、
仲哀(ちゅうあい)天皇が筑前国
香椎宮 で崩御された後、
神功(じんぐう)皇后が指揮を取り三韓征伐を成し遂げ、
凱旋して筑前国宇美で皇子(応神天皇)を出産されました。
翌年、穴門(長門)の豊浦宮に向かう途中、鷹尾(高尾)山にさしかかると、山頂の大石に皇子(応神天皇)をたたせ、
遥かに長浜や文字ヶ関(門司)から穴門の方を望み、「穴門は近し」といわれたといいます。
この故事に基づき、
敏達天皇12年(584年)、鷹尾(高尾)山の麓に応神天皇、神功皇后、仲哀天皇を祀り、
葛城小藤丸に奉祭させたのが篠崎神社の創始とされています。