熊本県阿蘇郡小国町下城にある滝です。 国道212号を車で走っていると、下城の滝の上流にある滝が車窓からでも見えます。

国道212号沿いに広い駐車場が整備されており、滝の周りに遊歩道もあります。 また「下城の大イチョウ」の近くにも駐車場があります。
右写真の落差30mの「下城の滝」は、「下城の大イチョウ」の駐車場付近から見たところです。
草木が生い茂っていて、遠景でもある為、少し迫力に欠けますが、 立派な滝です。

国道212号沿いにある駐車場から伸びる遊歩道を歩くと、「下城の滝」を真上から見下ろすことになり、 その全景を見る事は出来ませんが、上流にある 「霧通しの滝」、「なべかまの滝」は間近に見る事が出来ます。

下城の滝のすぐ近くに、とても大きなイチョウの木が1本立っています。 この下城の大イチョウは、熊本県で最大のイチョウで、幹まわり約12m、高さ25m、樹齢1000年以上と言われており、 国の天然記念物に指定されています。

このイチョウは、下城上総介経賢の母妙栄尼の墓標と伝承されています。
また、 同じ小国町の「鏡ヶ池」の伝説となっている、 醍醐天皇の孫娘・小松女院の乳母の墓標とも伝えられています。

また、このイチョウはチコブサンと呼ばれ、乳の少ない女性が祈願をこめて樹皮を煎じて飲むと、 乳が出るとの言い伝えもあります。

イチョウが黄金に染まる秋にはライトアップが行われます。

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