世知原炭鉱資料館
長崎県佐世保市世知原町(せちばるちょう)は長崎県の北部に位置する山間部にあります。
かつては北松炭田(ほくしょうたんでん)からの石炭産出で栄えた町でした。
また世知原には明治から昭和初期にかけて造られた石橋が17基点在しており、石橋の町としても知られています。
世知原炭鉱資料館は、1975(昭和50)年に旧松浦炭鉱事務所を歴史民俗資料館として開館したものです。
外観の洋風石造物は明治末期から大正初期に建設された県北地区に現存する唯一の石造洋館で、県の有形文化財に指定されています。
世知原の炭鉱は、1891(明治24)年に採掘が始まって以降、発展を続け高島炭鉱に次いで県内第2位の採炭量を誇り、
掘り出された総量は約800万tであったとも言われています。
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