湯の町別府には、何と競輪場にまで温泉があります。 競輪場に温泉があるのは、日本で唯一、“別府けいりん”だけなのです。 しかも、競輪開催日の7:00〜17:00には無料で入れるという太っ腹です。 温泉は駐車場の真ん中にあるので、競輪場に入らずとも入浴出来ます。

競輪開催日に訪れたので、温泉には受付の人もおらず、料金箱などもありませんでした。 開催日以外には料金を徴収するので、何らかの方法で料金を支払う仕組みの筈です。 競輪温泉は、建物自体が思っていたよりとても綺麗です。 賭博場は汚いというイメージがあるので、ちょっと意外でした。

競輪開催日なので、温泉も混んでいると思いきや、女湯の入浴客は私の他に一人だけでした。 賭博場なので、圧倒的に男性の方が多いのでしょうね。
脱衣所には備え付けの脱衣棚と、コインロッカーがあります。 このコインロッカーは、100円を入れて利用しますが、何度でも出し入れ自由で、 最後にボタンを押すと100円が戻って来るという珍しいロッカーでした。

浴室はタイル張りで、真ん中に8人くらいは入れそうな浴槽が1つあります。 浴槽の中もタイル張りで、縁は御影石(？)らしい縁取りです。 お湯は単純温泉で、無色透明で全く濁りのない透き通った綺麗なお湯、匂いも特にありませんでした。 源泉は浴槽の奥、側面から投入されている様で、かなり熱いです。 浴槽に付いている蛇口は加水する為の水で、蛇口は開きっぱなし、水が大量投入されています。 これだけ水を出していて適温なのですから、もともとの源泉は高温の筈です。

お湯そのものは単純温泉の宿命で、特徴のない物でしたが、 珍しいので話のタネに良いのではないでしょうか。 また共同浴場では珍しく、駐車場が広い事や、競輪開催日なら食事処もあるというのは、 車で訪れる温泉ファンには有難い温泉かもしれませんね。
ただし、競輪開催日の男湯はかなり混んでいる模様です。

また、温泉道のスタンプや合言葉は、別府競輪場の入場門案内所に用意されています。 勿論番台に人がいるときは、番台にあります。

◆ じゃらん
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