長崎市神ノ島町に建つカトリックの教会堂で、長崎湾を見下ろす高台に建っています。
神ノ島は、1960年代に海面埋め立てで九州本土と繋がるまでは、直径1kmほどの離島で、禁教時代にキリシタンが潜伏した島でした。
禁教令が解かれた後の1876(明治9年)にブレル神父により仮の聖堂が建ち、
1881年(明治14年)に、ラゲ神父によって木造の聖堂が建てられました。
その後1897年に、デュラン神父が私財を投じて現在の煉瓦造りの教会堂を建てました。
ドーム型の鐘塔が印象的な白亜の建物で、外壁はペンキ吹き付け仕上げになっており、煉瓦は表面に見えていません。
内部はゴシック様式のリブ・ヴォールト天井で、
それを支える柱は石製の台座と柱頭を有する八角柱で、各面に半円形の付柱を持つ束ね柱になっています。
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