熊本県小国町のわいた温泉郷・山川温泉 は、小国町を走る国道212号線を、 「道の駅 おぐに」のある国道387号へ入り、大分県九重町方面に走ります。 国道387号線に山川温泉の案内標識が出ているので、その通り右折するとすぐに見えるのが上の写真の風景です。 遠くに涌蓋山を望み、 その手前には小国町に点在する旧国鉄宮原線のアーチ橋(写真に写っている橋と、これより左手にもうひとつあります)、 そして棚田の風景が広がっています。

国道387号から山川温泉の方へ曲がると、最初に見える2つのアーチ橋の手前にあるのが、「ホタルの里温泉」です。 山川温泉で最初に見える温泉なので、分かり易いです。 駐車場もあり、建物は比較的新しい綺麗な温泉です。 温泉の横には公民館があり、公民館で宿泊(1人2600円)や休憩(1人800円)が出来ます。
こちらの温泉は、2005年の水害で流されてしまいましたが、翌年には以前と同じ建物が再建されたそうです。

ホタルの里温泉のドアを開けると、硫黄の匂いが漂っています。 正面に番台があり、無人のときは備え付けの料金箱にお金を入れて入湯します。 左右に男湯、女湯のドアがあります。 脱衣所には簡素な洗面台、トイレ、脱衣棚があります。

浴室のドアを開けると、更にきつめの硫黄臭が漂い、 思ったより大きな石造りの湯船があります。 湯船の底の石がくっきり見えるクリアなお湯で、 湯口からザバザバとかけ流され、 浴槽から惜しげもなくどんどん溢れ出ています。 湯口の下には白い湯の花が付着しています。 浴槽の横はガラス戸で、外の光が入って来るので明るいです。 外は棚田なので、農作業をしていたら見えてしまいそうですね。 カランは3つありますが、石鹸・シャンプー類はありません。

お湯は少し熱めで、光の加減か少し青みかかって見えました。 ツルヌル感は余りありませんが、とても気持ちの良いお湯です。 飲泉用のコップが置いてあるので、飲める様です。 飲んでみると、ほのかな温泉の味でした。

組合の方の名前なのか？名前の書かれた札が掛けてありました。 こんな素晴らしい温泉を観光客にも入りやすく提供して下さって、有難い限りです。
駐車場完備で場所も分かり易い為か、平日にも関わらず車が立ち替わり来ていました。 また来たい！と思わせるとても良い温泉でした。

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