日奈久温泉 
日奈久温泉
熊本県八代市にある、熊本県下で最も古い歴史を持つ温泉街で、 応永16年(1409年)、浜田六郎が父の刀傷を癒そうと神に祈り、夢のお告げにより発見したと伝えられています。 江戸時代には細川家の藩営温泉に指定されました。 泉質は弱アルカリ単純泉です。
放浪の詩人・種田山頭火がこよなく愛したことでも知られます。
天草諸島を望む不知火海(八代海)の海岸沿いを走る国道3号線より、 山側に旅館街があります。 温泉街には、日奈久の名産「日奈久ちくわ」の販売店が立ち並んでいます。

車で訪れる場合は、国道3号線沿いに 『日奈久温泉街』『日奈久温泉センター・ばんぺい湯』の案内表示があるので分かり易いでしょう。
右写真の「ようこそ日奈久温泉」と書かれたものは、からくり灯籠です。 ここから真っ直ぐ入ると、「日奈久温泉センター ばんぺい湯」です。 ばんぺい湯には割と大きな駐車場があります。

 ▲ 国道3号線沿い、からくり灯籠。ここから入ると「ばんぺい湯」
では、からくり灯籠のある広場から、日奈久温泉街へと入ってみましょう。 この広場には種田山頭火の句碑や足湯があります。 広場正面にはさっそく日奈久ちくわのお店があります。

右手の細い路地には、国の有形登録文化財に指定されている 「金波楼」があります。明治43年創業の老舗旅館です。

からくり灯籠からほんの200mくらいで「日奈久温泉センター ばんぺい湯」ですが、 それまでに3件のちくわ屋さんがあります。 日奈久ちくわを頬張りながらの温泉街散策も楽しいですね。

私のお気に入りは、「とらや」のちくわサラダです。 「ちくわサラダ」は熊本県内の定番のお惣菜で、ちくわの中にポテトサラダを詰めて揚げたものです。 福岡県内にも進出している「お弁当のヒライ」が発祥店らしく、 福岡でもたま〜に見かける、好きなお惣菜なのですが、それを日奈久ちくわで作っているから、めちゃウマいのです。

 ▲ 種田山頭火の句碑

 ▲ 奥の木造建築が金波楼

 ▲ 日奈久ちくわ・とらや

 ▲ 日奈久ちくわの元祖・岩崎水産

 ▲ 日奈久温泉センター ばんぺい湯
日奈久温泉センター ばんぺい湯」は2009年にリニューアルオープンしました。 1階は公衆浴場の「本湯」、2階は大浴場「ばんぺい湯」、2階には家族湯があります。 1階の公衆浴場「本湯」のみ入口が別にあり、建物の横から入る様になっています。

「ばんぺい湯」の正面には、日奈久温泉を発見したとされる浜田六郎の石像があります。

「ばんぺい湯」の左側の道を真っ直ぐ進むと、 「温泉神社」の参道です。 温泉神社の鳥居をくぐり、石段を上って行くと、肥薩おれんじ鉄道の線路の上を横断します。 温泉神社の石段を上り詰めると、日奈久の町が見下ろせ、遠く天草の島を望めます。

 ▲ ばんぺい湯正面の六郎の湯碑

 ▲ ばんぺい湯左手の恵比寿様

 ▲ ばんぺい湯右手の恵比寿様と

 ▲ 温泉神社

 ▲ 日奈久温泉 西湯
日奈久温泉の共同温泉は、「日奈久温泉センター ばんぺい湯」の他に、 「東湯」「西湯」「松の湯」があります。
日奈久温泉センターから少し西へ行くと、 明治の頃に佐敷警察署日奈久分署として利用されていた建物である「松の湯」があります。 松の湯から西湯へと続く路地には、恵比寿様が祀られています。 日奈久地区には温泉センターの両脇など、合計7つもの恵比須様が祀られています。

日奈久温泉センターより、東側、日奈久温泉駅方面へ歩くと、白壁の建物が目に付きます。 日奈久のお母さん達が切り盛りする「食事処なかはら」も“なまこ壁”の古民家を改良した建物です。 そのすぐ近くの「村津邸」は、日奈久温泉の町並みを代表する建物です。

日奈久の東側にある「東湯」のすぐ近くには、金毘羅様と目の神様が祀られています。 日奈久温泉には、様々な神様がお祀りされた小さな祠が沢山あり、 路地裏散策が楽しくなります。

 ▲ 西湯横の恵比寿様

 ▲ お食事処なかはら

 ▲ 日奈久温泉 東湯

 ▲ 東湯近く金毘羅様と目の神様
日奈久温泉センターより、東側、日奈久温泉駅方面へ歩いてすぐにある、立派な“なまこ壁”の建物が「村津邸」で、 日奈久温泉の町並みを紹介する写真に良く使われる建物です。 “なまこ壁”とは、黒い平瓦の目地に、白く漆喰を盛った物で、防火、防湿用に普及した建築様式です。 日奈久では江戸時代に大火災が度々あったそうなので、防火の為になまこ壁が使われたのでしょう。


 ▲ 村津邸

 ▲ 足手荒神

 ▲ 日奈久温泉ご案内
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日奈久温泉 DATA
住所熊本県八代市日奈久
電話番号
公式HP
備考
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last visited : 2013/02/20