讃美歌206番 「主のきよきつくえより」
イギリス国教会の礼典觀を反映した敬虔な陪餐の歌である。原作者エドワード・ビカーステス(1825-1909)は、国教会の司教であり多くの詩歌集を
編纂した。彼の歌は、主題を強く捉え、詩的に表現し、純粋なリズムを持ち、さわやかな感情をたたえているところに長所があるが、会衆的であるよりも個人的
であることが短所であると言われる。
作曲者ジェイムズ・ラングラン(1835-1909)は、もともとこの旋律を「日くれて四方はくらく」”Abide with me”讃美歌39番のた
めに作曲しEVENSONGという曲名で発表したが、その後、ビカーステスの歌詞の曲として、又その他の曲としてもひろく愛唱されるようになり曲名も
LANGRAN(作曲者の名前)に変えられた。尚、讃美歌39番には別の旋律がつかわれている。
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