讃美歌 20番  「主よほめよ、わがこころ」

 このメロデイは、17世紀中頃、ドイツの讃美歌集に取り入れられ(原作者不明)、爾来、ドイツの最もポピュラーなコラールの一つとなった。英米でも広く 歌 われ、米国の讃美歌集でも”one of the most brilliant gems in our chorale treasury”と書かれ ているように、非常に重要なコラールである。現在の歌詞とメロデイはドイツ敬虔運動が盛んであった18世紀初頭、Johann  Freylinghausenによって編纂されたルーテル派讃美歌集(Geistreiches Gesangbuch Spiritual  Hymnal)によるものである。尚、和声付けはB.Zorn(旧ドイツ帝国の帝室音楽指揮者兼ゼミナール指揮者)の編集したChoralbuch、 1891のものが採用された。

歌詞はドイツ敬虔運動の初期に熱心な敬虔派であった神学学者Johann Hernschmidt(1675-1723)が詩篇146編をもとに作詩され た。

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